JPH02208A - 噴霧乾燥イブプロフェン - Google Patents

噴霧乾燥イブプロフェン

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JPH02208A
JPH02208A JP63309756A JP30975688A JPH02208A JP H02208 A JPH02208 A JP H02208A JP 63309756 A JP63309756 A JP 63309756A JP 30975688 A JP30975688 A JP 30975688A JP H02208 A JPH02208 A JP H02208A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、イブプロフェンの新規な治療用無味噴霧乾燥
粉末に関する。さらに詳しくは、本発明は、例えば、米
国特許第4305502号および第4371516号に
記載されているような咀しやく錠および速やかに溶解す
る投与形に処方できる無味な新規治療形の噴霧乾燥イブ
プロフェンに関する。さらに詳しくは、本発明は、可塑
剤を溶解または懸濁させた水中のイブプロフェンおよび
エチルセルロースの分散液を噴霧乾燥することにより形
成される無味な噴霧乾燥粉末に関する。無味とは、粉末
が本質的に味がなく、甘くも苦くもないことを意味する
発明の背景 広(鎮痛薬および解熱薬として用いられるイブプロフェ
ンは、固体型投与形をそのまま飲み込むことのできない
人にとって、咀しゃ(型錠剤に用いるには十分に味の良
いものではない。
フレーバー剤、例えば、チョコレート、バナナ、オレン
ジ、レモン、リコリス、ルートビアーおよびラズベリー
の使用が、特に、苦味のある薬剤用に提案されている。
これらのフレーバー剤はたよりになるマスキング成分で
はない。ミントフレーバー剤は、パサパサした呈味特性
を改良するのに有用である。しかしながら、苦味特性は
、特に、フレーバー剤の期待される本来の味に似せるこ
とのできない場合、それを大いにマスクすることは非常
に困難である。
口あたりを包含する他の特性もまた、明しゃ(錠または
咀しゃく型錠剤の経口許容性を考慮することが必要であ
る。
米国特許第4305502号および第4371516号
に記載されている速やかに溶解する投与形は、水中にて
10秒以内またはそれ以下で崩壊するように製造されて
おり、そのため口中の唾液に迅速に溶解する。以前は、
かかる投与形の使用は、無味なまたはフレーバー剤によ
りマスクできる程度の僅かに不快な味である薬剤に限定
されていた。そのため、アセトアミノフェンおよびイブ
プロフェンのような苦味のある薬剤はかかる投与形で用
いることができなかった。
発明の開示 本発明によれば、イブプロフェンの新規な治療用無味噴
霧乾燥粉末が提供され、それを咀しやく錠等に処方でき
る。該粉末は、可塑剤を溶解または懸濁させた水中のイ
ブプロフェンおよびエチルセルロース分散液を噴霧乾燥
することにより形成される。該分散液中にイブプロフェ
ンを懸濁させるのに、少量の沈澱防止剤を用いることが
好ましい。
本発明のもう1つの態様によれば、固体としての経口投
与用医薬投与形が提供され、該投与形は、37°Cにて
水により10秒以内に崩壊され、その中に配合される医
薬剤としては、本発明のイブプロフェンの無味噴霧乾燥
粉末からなる。
本発明において有用であるイブプロフェンは、微細に粉
末化された形態または微粉形の医薬グレードである。本
発明において有用であるエチルセルロースもまた、ナシ
ョナル・フォーミ5ラリ−(National For
mulary)または医薬グレードである。
適当なグレードは、プラウエア州、ニューアークのエフ
・エム・シー・コーポレーション(P MCCorpo
rat 1on)により市販されているアクアコート・
ブランド(AQUACOAT brand)およびペン
シル“ベニア州、ウェスト・ポイント、カラーコン・イ
ンコーポシーテイッド(Colorcon [ncor
porated)により市販されているスリリース・ブ
ランド(Surelease brand)である〇本
発明において有用である可塑剤は、セバシン酸ジブチル
、グリセリン、プロピレングリコール、トリアセチン、
クエン酸トリエチルおよびコネチカノト州、タンバリー
のユニオン・カーバイド・コーポレーション(UNIO
N CARBIDE C0RP、)により市販されてい
るカーボワックス600 (CARBOWAX600)
のような低分子量ポリエチレングリコールを包含する。
適当な可塑剤は、フロリダ州、ジャクソンビルのユニオ
ン・カンブ嗜コーポレーション(UNIONCamp 
Corp、 )により市販されているユニフレックス・
ブランド(UNIFLEX brand)のセバシン酸
ジブチルである。
噴霧乾燥する前にイブプロフェンを分散液中に懸濁させ
る沈澱防止剤は、通常のタイプの微結晶セルロース、ポ
リビニルピロリドン等である。無味粉末中のイブプロフ
ェンのfflffi%は約63重量%から77重量%ま
で、好ましくは63%〜73%であり、エチルセルロー
スの重量%は約25重量%から40重量%まで、好まし
くは28重量%〜40重■%、さらに好ましくは25%
〜35%である。エチルセルロース約25重量%にて、
苦味はなく、粉末は無味である。無味粉末中の可塑剤の
重量%は、約2重量%から7重量%までであ噴霧乾燥器
は、通常の実験用または商業型でよい。適当な噴霧乾燥
器は、ブチ・ラボラトリウムーテクニックΦニー・ジー
(Buchi LaboratorismusTech
nik AG、)、?ffユーセッ7州、アトレホロの
アニードロ・カンパニー(八nydro Compan
y)、メリーランド州、コロンビアのニー・アトマイザ
−・インコーボシーティッド(N iro A tom
izerI nc、 )製のものである。以下の実施例
において用いる噴霧乾燥器は、モデル番号21231−
0001の=o−ポータプル(N iro Porta
ble)噴霧乾燥器である。操作条件は、可変空気入口
温度、可変出口温度、アトマイザ−・ホイールを推進す
る圧縮空気の可変空気圧および可変供給速度を包含する
以下の実施例は、本発明のイブプロフェンの無味噴霧乾
燥粉末の処方を示している。これらの実施例において、
イブプロフェンはルイジアナ州、バトンルーシュのエチ
ル・コーポレーション(E thyl Corpora
tion)から入手し、エチルセルロースはプラウエア
州、ニューアークのFMCコーポレーションからアクア
コートとして入手した。
それは、エトキシ含ff148.0%〜49.5%を有
する標準型の30%固形分水性分散液であった。
実施例 次に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 この実施例における噴霧乾燥器への供給混合物は、以下
の材料からなる。
ブランド) 脱イオン水   −tto。
合計     100%  1512.4 g   2
72.4微細化したイブプロフェン約200gを、20
メッシ:L(ティラー)(Tyler)スクリーンに通
し、スクリーンされたイブプロフェン200gが残留し
た。脱イオン水1200gを、ライトニンミキサー(L
 ightnin m1xer)を備えたステンレスス
チール製の混合容器に入れた。ポリビニルピロリドンお
よびイブプロフェン粉末を混合しながら、該水にゆっく
りを加えた。混合を30分間続けた。
ライトニンミキサーを備えた分離ステンレススチール製
の混合容器にて、セバシン酸ジブチルとアクアコートブ
ランドのエチルセルロースを30分間混合t、た。つい
で、エチルセルロース−セバシン酸ジブチル混合物をイ
ブプロフェン懸濁液に加え、30分間混合した。ついで
、該分散液をニー・ポータプル・噴霧乾燥器のフィード
ホッパーに移し変えた。
噴霧乾燥器は、運転中を通して、約37℃〜39℃の空
気出口温度、32〜35酎/分のスプレー速度を維持す
るように操作した。
22%エチルセルロースコートト共に噴i 乾燥した粉
末は、僅かに苦味を有した。該粉末の水分含量は0.3
6〜0.50%であった。
実施例2 この実施例における噴霧乾燥器への供給混合物は、以下
の材料からなる。
微結晶セルロース3.54   5    5脱イオン
水   −494 合計      10.0%  705g   141
30%固形物水性分散液として、ライト二ンミキサーを
備えた混合容器に入れられたアクアコードブランドのエ
チルセルロース100gに、セバシン酸ジブチル6gを
添加し、分散液を30分間混合した。予め20メツシユ
(ティラー)を介してスクリーンしたイブプロフェンl
ongを、ライトニンミキサーを備えた分離混合容器中
の前もって微結晶セルロースを加えである脱イオン水4
94gに加工た。ついで、エチルセルロース−セバシン
酸ジブチル分散液を、イブプロフェン懸濁液と共に30
分間混合した。イブプロフェン懸濁液が、噴霧乾燥器の
フィードホッパーにて沈降しなイヨウに、微結晶セルロ
ースをイブプロフェン懸濁液に加え、イブプロフェンの
懸濁状態をi(I 持させた。ついで、分散液をニー・
ポータプル・噴霧乾燥器のフィードホッパーに移し変え
た。該噴霧乾燥器の操作条件は実施例1と同じであった
噴霧乾燥した粉末は僅かに苦味を有し、それは無味生成
物を得るにはさらにエチルセルロースが必要であること
を示した。
実施例3 この実施例における噴霧乾燥器への供給混合物は、以下
の材料からなる。
SP (シトロフレックスー2ブランド) 微結晶セルロース 1.66  2.5  2.5ポリ
ビニルピロ  0.15  0.225  0.225
リドン 脱イオン水       760.8 合計       100.02 1004.825 
150.72530%固形物水性分散液として、ライト
二ンミキサーを備えた混合容器に入れられたアクアコー
トブランドのエチルセルロース133.3gに、シトロ
フレックス−2(C1troflex−2)8 gを加
え、分散液を30分間混合した。予め20メツシユ(テ
ィラー)を介してスクリーンしたイブプロフェン100
gを、前もって微結晶セルロースおよびポリビニルピロ
リドンを加え、混合した水760゜8gに加えた。エチ
ルセルロース分散液を、イブプロフェン懸濁液に加え、
均質な懸濁液を形成するまで30分間混合した。ついで
、分散液をニー・ポータプル・噴霧乾燥器のフィードホ
ッパーに移し変えた。
噴霧乾燥器は、運転中を通して、空気入口温度か約80
°C1空気出口温度が37°C〜39°Cに維持される
ように操作した。スプレーノズルへの供給速度は約32
〜35mQ1分であった。
噴霧乾燥した粉末は、水分含ff10.5%を有し、無
味であった。数秒後、口の奥で僅かな苦味感を生じ、そ
れは完全に満足のい(製品を得るにはさらに少量のエチ
ルセルロースが必要であることを示した。
実施例4 この実施例は、実施例3のイブプロフェンの無味噴霧乾
燥粉末および以下の池の成分を用い、速やかに溶解する
投与形の調製物を示す。
ゼラチン、BY 19150  4.00  20.0
0マンニトール、顆粒 3.00  15.00脱イオ
ン水    67.50 337.50ウム 実施例3の粉末  22.80 114.00合計  
    100.00 500.00前記懸濁液のバッ
チ製造方法は、2段階、すなわち、ゼラチンベースの製
造および医薬剤の添加で行う。
ゼラチンベースは、ゼラチンを30°Cにて脱イオン水
に加え、ゼラチンが溶解するまで混合することにより調
製する。ついで、溶液を25°Cに冷却し、マンニトー
ル、ラウリル硫酸ナトリウム、甘味剤およびフレーバー
剤を別々に加え、溶解させる。
この実施例において用いたフリーズドライヤーは、バー
チイス・25・SRC・モデノいフリーズドライヤー(
Virtis 25  SRCModel Freez
eD ryer)であった。速やかに溶解する投与形は
、トレイ1個に付き10個のウェルを有する加熱成形さ
れたブリスタートレイの各ウェルにイブプロフェン懸濁
液500mgを入れることにより製造する。装填したト
レイを、ドライアイス−メタノール混合物を含有するよ
り大きなトレイに入れる。
ウェルの懸濁液を凍結させる際、試料を、−45℃の棚
温度にてフリーズドライヤーのトレイ上に置く。
ウェルにおけるプルーブにより測定されるように、試料
が一45°Cの温度に到達した後、コンデンサーの電源
を入れ、フリーザーの電源を切る。
コンデンサー温度を−40および一45℃の間にセット
し、バキュームを50と60ミリトルの間にセットする
。ついで、ヒーターの電源を入れ、棚温度を50〜55
℃に調整する。加熱−ドライのサイクルを4時間続ける
。バキューム、コンデンサーおよびヒーターの電源を切
り、試料を取り出す。各バッチからのウェファースをト
レイのウェルから取り出す。それらは白色であり、各々
は約165mgであって、その約80mgはイブプロフ
ェンである。舌の上に置かれた時の各バッチからのウェ
ファースは、後味にほとんど苦味のないフルーツ風味を
示す。37°Cにて水中に置いた場合、ウェファースは
10秒以内に崩壊する。
実施例5 この実施例は、実施例3の噴霧乾燥した無味イブプロフ
ェンおよび以下の他の成分を用いている咀しやく錠の調
製物を示す。
欣 実施例3の粉末、70% マンニトール粉末、USP 粉砂糖、6XSRF ステアリン酸マグネシウム 電量 120.50mg 120.50mg 60.25mg 2.00mg ソルビトール      500.0Oa+gに調整合
計           500.00mg実施例3の
粉末は、66.4 ffi量%または80mgのイブプ
ロフェンを含有する。該成分を適当なミキサー中で混合
し、錠剤を形成させる。日中で咀しやくした場合、錠剤
は無味および良好な口あたりを有する。風味は、ミント
フレーバー剤のような適当なフレーバー剤を錠剤に組み
入れることにより改善することができる。
特許出願人 アメリカン・ホーム・プロダクツ・コーポ
レイション 代理人弁理士 前出 葆 はか1名

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)粉末の重量に基づいて、イブプロフェン約63重
    量%〜77重量%、エチルセルロース約25重量%〜4
    0重量%および可塑剤約2重量%〜7重量%からなり、
    該粉末が可塑剤を溶解または懸濁させた水中のイブプロ
    フェンおよびエチルセルロースの分散液を噴霧乾燥した
    ものであることを特徴とするイブプロフェンの治療用無
    味噴霧乾燥粉末。 (2)エチルセルロースの量が約28重量%〜40重量
    %である前記第(1)項の粉末。(3)可塑剤がセバシ
    ン酸ジブチルである前記第(1)項または第(2)項の
    粉末。 (4)可塑剤がクエン酸トリエチルである前記第(1)
    項または第(2)項の粉末。 (5)医薬物質として前記第(1)項〜第(4)項のう
    ちいずれか1つのイブプロフェンの治療用無味噴霧乾燥
    粉末を配合したことを特徴とする水による崩壊時間10
    秒以内の固体の経口投与用医薬投与形。 (6)医薬物質として前記第(1)項〜第(4)項のう
    ちいずれか1つのイブプロフェンの治療用無味噴霧乾燥
    粉末を配合したことを特徴とするイブプロフェン含有経
    口投与用固体咀しゃく無味錠。
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