JPH02208483A

JPH02208483A - 自動販売機

Info

Publication number: JPH02208483A
Application number: JP2370389A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Tamiya; 田宮　光雄; Hideaki Kawarazuka; 河原塚　秀明
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1989-02-03
Filing date: 1989-02-03
Publication date: 1990-08-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は収蔵温度が異なる商品収納室が隣接している構
造の自動販売機に関する。

（ロ）従来の技術一般に、実開昭５６−１６３２９１号公報のように一方
の部屋よりＣ０ＬＤ商品（例えば冷たいコーヒ）、他方
の部屋よりＦＩＯＴ商品（例えばホットコーヒ）を販売
可とする自動販売機においては、本体ケースの外部断熱
壁と両室を仕切る中間の断熱仕切壁とは一体化して形成
し、画室は断熱仕切壁で完全に断熱された独立した商品
収納室となるよう構成している。また、隣接する商品収
納室内の温度が上記したものほど、大きな差がなくて、
販売される商品、例えば冷酒と燗酒の併売できる酒自動
販売機に於いても、冷酒と燈゛酒の各収納室はそれぞれ
別個に独立して形成し、これら各収納室を適宜な結合部
材で連結４合し、一体化して両商品収納室の断熱性も万
全な本体ケースを組立構成していた。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかしながら、上記した酒自動販売機のように、隣接す
る商品収納室の温度差があまりなく、両家の断熱性を十
分としなくても良いと考えられる種類の自動販売機であ
っても、従来は各商品収納室は確実に断熱してしまうよ
うな構造で仕切壁を形成しており、その為に、部品点数
も多く、また組立工数も多く要していた。

本発明は上記点に鑑み成されたもので隣接する商品収納
室の仕切壁を簡素な構成で達成し、断熱性も必要最小限
の効力は得られるようにした構造の商品収納室を備える
自動販売機を提供することを目的とする。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、外箱と内箱との間に断熱材を充填した本体ケ
ース内に、断熱性の仕切壁を設けて商品収納室を分割形
成した自動販売機において、内箱の前記仕切壁が取付け
られる取付部分に、適当間隔を置いて複数の穴を形成し
、この穴を仕切壁の端面で閉塞するように断熱性の仕切
壁を内箱内面に固着したものである。

（ホ）作　用仕切壁にて分割された商品収納室間の熱伝導は、この仕
切壁が取り付けられている内箱部分の穴により熱伝導の
低い空間層が存在することにより、熱は専らこれら穴の
接合部分を介してのみ伝達されることとなる。これによ
り穴のない内箱に比べて熱伝導は遥かに小さくすること
ができ、簡素な構造の仕切壁で両室の温度差が少ないタ
イプの自動販売機にとっては十分な断熱性を得ることが
できる。

（へ）実施例以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図は自動販売機の平断面図、第２図は仕切壁の取付構造
を示す外観構造図である。１は自動販売機の本体ケース
にして、外箱２と内箱３との間に発泡ウレタン等の断熱
材４を充填している。

５は本体ケース１の前面開口を閉塞する開閉自在な扉体
で裏面側に断熱ドア部６が設けられ、その中は断熱材７
で充填されている。そして、前記内箱３の開口端側には
外箱２あるいはこの断熱ドア部６への熱伝導を防ぐため
プラスチック材等の熱伝導率の低いブレーカ−８，８が
設けられ、断熱ドア部６とはパツキン９，９を介して接
している。

ｌＯは前記本体ケース１の内箱３内に設けられて、内箱
３内を２つの商品収納室１１ａ、　ｌｌｂに区割する断
熱性の仕切壁で、２枚の仕切板１２．１２の間に断熱材
１３が挾まれ、一方の側端間口には断面Ｈ壁のプラスチ
ック材等の熱伝導率の低いブレーカ−１４が介在されて
、ビス１５．１５でこのブレーカ−１４と仕切板１２．
１２とを結合している。そして、前記仕切板１２．１２
の上端、下端及び後端にはそれぞれ外方に折曲形成され
た張出縁１６．１６．１６が設けられており、各張出ｌ
＃１６．１６．１６には、この仕切板１２゜１２を内箱
３内面に取付る為の取付用ビス１７．１７゜・・・のビ
ス孔１８．１８．・・・が設けられている。一方、この
仕切壁１０が取付けられる内箱３の取付部分、即ち仕切
壁１０の上端面、奥端面、下端面に夫々対応する取付箇
所の面部分には、一定間隔毎に角穴１９、１９．・・・
が切欠形成されている。そしてこの内箱３は角穴１９．
１９．・・・があけられていても、組み立てられる迄は
十分な強度を有した角穴１９．１９゜・・間の接合部２
０．２０．・・・で継っている。更にこの角穴１９．１
９．・・・の四方に、前記取付用ビス１７．１７゜・・
の取付孔２１．２１．・・・が設けられている。従って
第２図に示すように仕切壁１０の上下端、奥端の各取付
端面で、内箱３に設けた角穴１９．１９．・・・を塞ぐ
ように当接した後、取付用ビス１７．１７．・・・をビ
ス孔１８．１８．・・・より挿入し、取付孔２１．２１
．・・・に締着する。これによって仕切壁１０は内箱３
内面に固着され、内箱３の強度は十分に確保されると共
に、内箱３内を二つの商品収納室１１ａ、　ｌｌｂに区
割形成することとなる。２２．２２は商品を収納するラ
ックを示す。なお扉体５にはその閉塞時、仕切壁ｌＯの
ブレーカ−１４端面と当接し両数納室１１ａ、　ｌｌｂ
間の断熱を成すパツキン２３をも備えている。

こうして５本体ケース１内に２つの区割された商品収納
室１１ａ、　ｌｌｂを備える自動販売機が構成される。

今、この自動販売機を冷酒、燗酒の酒自動販売機とした
場合、一方の商品収納室１１ａを１０℃前後に保冷して
冷酒用に、他方の商品収納室１１ｂを３０数℃程度に保
温して燗酒用とする。両商品収納室１１ａ、　ｌｌｂの
温度差は２０数℃はどあり、両室１１ａ、　ｌｌｂの間
を断熱性の仕切壁１０で断熱をしているが、両室１１ａ
、　ｌｌｂの間は内箱３が継っている為、熱の伝導は生
じる。しかし、その境界部分は角穴１９、１９．・・・
の形成によって空間層を介在させているので熱伝導が行
われ難く、熱は専らこの角穴１９゜１９、・・・間の狭
い接合部２０．２０．・・・部分を介してのみ伝達して
行くので熱伝導は遥かに小さい。即ち。

角穴１９．　＋９．・・・を設けることによって伝熱面
積を減らし、熱伝導を少なくしている。よって、両室ｌ
ｅａ、　ｌｌｂの温度が著しく乱れることはなく、はぼ
所定の設定温度に維持することが可能となる６なお、穴
の形状は角穴１９に限らず、長円孔、円孔等、適宜な形
状を採用し得る。

（ト）発明の効果以上のように、本発明によれば、内箱の仕切壁が取付け
られる部分に、穴を適当間隔を置いて複数個設けたので
、この仕切壁にて分けられる両商品収納室間の内箱を介
する熱伝導は、この角穴の存在によりその伝熱面積が減
らされ、穴間の接合部よりのみの少ない熱伝導しか行な
われない。よって、この穴を塞ぐように仕切壁を固着す
る簡易な構造で、画室の断熱を十分に成せた自動販売機
とすることができるので、冷酒や燗酒を併売する酒自動
販売機のように、両商品収納室内の温度差があまりない
タイプの自動販売機に本発明の簡易な断熱構造を採用す
ることで、従来のような独立した完全なる断熱構造の内
箱に比較して、部品点数を削減し得ると共に、組立に要
する工数を少なくでき、更に低価格化を図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動販売機の平断面図、第２図は
本発明に係る自動販売機の商品収納室の組立外観構造図
である。２・・・外箱、３・・・内箱、１０・・・仕切壁、ｌｌ
ａ、　ｌｌｂ・・・商品収納室、１９．１９・・・角穴
。第１図第２図１゜

Claims

【特許請求の範囲】

外箱と内箱との間に断熱材を充填した本体ケース内に、
断熱性の仕切壁を設けて商品収納室を分割形成し、隣接
する商品収納室内の温度差が少ない自動販売機において
、前記内箱の前記仕切壁が取付けられる取付部分に適当
間隔を置いて複数の穴を形成し、この穴を仕切壁の端面
で閉塞するように前記仕切壁を内箱内面に固着したこと
を特徴とする自動販売機。