JPH02208219A - 食塩の固結防止方法 - Google Patents
食塩の固結防止方法Info
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- JPH02208219A JPH02208219A JP1027705A JP2770589A JPH02208219A JP H02208219 A JPH02208219 A JP H02208219A JP 1027705 A JP1027705 A JP 1027705A JP 2770589 A JP2770589 A JP 2770589A JP H02208219 A JPH02208219 A JP H02208219A
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- salt
- common salt
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- sodium alginate
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Landscapes
- Seasonings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野Ｊ
本発明は、食塩を大気中で保管する際の固結防止方法に
関するものである。
関するものである。
［従来の技術１
食塩の品質上の大きな問題は、大気中で保管する際に固
結することで、長い間に食塩が硬く固まってしまい１品
だしい時には石のようになる。
結することで、長い間に食塩が硬く固まってしまい１品
だしい時には石のようになる。
食塩の臨界湿度はＲ，８，７５％であり、Ｒ，Ｈ，７５
％以上で吸湿し、食塩の表面は溶解する。
％以上で吸湿し、食塩の表面は溶解する。
次に、湿度がＲ，８，７５％未満になると放湿し、吸湿
していた水分が蒸発し、その際、食塩の表面で食塩の結
晶が成長し、この時に出来た結晶が、食塩の粒子間を繋
ぐ役目をする。
していた水分が蒸発し、その際、食塩の表面で食塩の結
晶が成長し、この時に出来た結晶が、食塩の粒子間を繋
ぐ役目をする。
従って、固結を防ぐには、臨界湿度を上下反復すること
のない保管環境とするか、食塩の夾雑物量の加減により
、日本の気象条件下では常に吸湿…１１となるようにす
ることが考えられる。
のない保管環境とするか、食塩の夾雑物量の加減により
、日本の気象条件下では常に吸湿…１１となるようにす
ることが考えられる。
しかし、保管中に食塩表面での結晶の成長を防ぐため、
一定湿度条件に保つことは、大量の流通品である食塩の
場合、実用上不可能であり、また、常に吸湿側とするこ
とは、固結防止のためには効果があったとしても、その
ために食塩の流動性を大きくそこない作業性の面で実用
に耐えない。
一定湿度条件に保つことは、大量の流通品である食塩の
場合、実用上不可能であり、また、常に吸湿側とするこ
とは、固結防止のためには効果があったとしても、その
ために食塩の流動性を大きくそこない作業性の面で実用
に耐えない。
また、フェロシアン塩の添加は微量で卓越した効果のあ
る固結防止方法であるが、フェロシアン塩は日本では食
品添加物に指定されておらず食用に使う食塩には使用で
きない。
る固結防止方法であるが、フェロシアン塩は日本では食
品添加物に指定されておらず食用に使う食塩には使用で
きない。
〔発明が解決しようとする課題１
本発明は、上記従来技術の欠点を解決し、特に、食用塩
にも使用し得る食塩の固結防止方法を提供しようとする
ものである。
にも使用し得る食塩の固結防止方法を提供しようとする
ものである。
［課題を解決するための手段１
本発明は上記課題を解決するために、食塩にそのＮａＣ
２分に対し５〜５００ｐｐｍのアルギン酸ナトリウムを
添加することを特徴とする食塩の固結防止方法を提供す
るものである。
２分に対し５〜５００ｐｐｍのアルギン酸ナトリウムを
添加することを特徴とする食塩の固結防止方法を提供す
るものである。
［作用１
食塩はＲ，８，７５％近くの雰囲気を上下することで、
表面にて食塩の溶解と析出が生じ結晶が成長し、食塩粒
子が相互に接触する近傍ではこの結晶が食塩粒子間を繋
ぐ役目をする。この場合の食塩結晶の成長は立方体とな
り柱状に伸延し、従って、成長する結晶同志は一体とな
り固結が進む。
表面にて食塩の溶解と析出が生じ結晶が成長し、食塩粒
子が相互に接触する近傍ではこの結晶が食塩粒子間を繋
ぐ役目をする。この場合の食塩結晶の成長は立方体とな
り柱状に伸延し、従って、成長する結晶同志は一体とな
り固結が進む。
湿度の上下によっても食塩の固結を防止し得る固結防止
剤について、本発明者らは種々研究の結果、アルギン酸
、アルギン酸のＮａ、に、ＭｇＣａおよびＦｅ塩等に効
果がある知見を得た。
剤について、本発明者らは種々研究の結果、アルギン酸
、アルギン酸のＮａ、に、ＭｇＣａおよびＦｅ塩等に効
果がある知見を得た。
食塩表面にアルギン酸等の固結防止剤が存在すると、成
長する結晶は柱状に大きく成長することはなく、結晶成
長は著しく抑制され、樹枝状結晶、膜状結晶となって析
出する。
長する結晶は柱状に大きく成長することはなく、結晶成
長は著しく抑制され、樹枝状結晶、膜状結晶となって析
出する。
従って、結晶が析出する条件となった場合でも、その結
晶体は小さな力で容易に壊れ、食塩が固結することはな
い。
晶体は小さな力で容易に壊れ、食塩が固結することはな
い。
しかし、これ等の固結防止剤のうち、アルギン酸ナトリ
ウムは安価であり、水溶性で食塩への添加作業が容易で
あるので、本発明においてはアルギン酸ナトリウムを使
用する。
ウムは安価であり、水溶性で食塩への添加作業が容易で
あるので、本発明においてはアルギン酸ナトリウムを使
用する。
アルギン酸ナトリウムは日本では食品添加物に指定され
ているので、本発明は食用塩の固結防止に好適である。
ているので、本発明は食用塩の固結防止に好適である。
アルギン酸ナトリウムの食塩に対する添加量は、食塩の
ＮａＣρ分に対し５ｐｐｍ未満では効果が不十分で、５
００ｐｐｍを越えて添加しても効果の増進がないばかり
でなく、持込み水分が多くなるため５〜５００ｐｐｍと
する。
ＮａＣρ分に対し５ｐｐｍ未満では効果が不十分で、５
００ｐｐｍを越えて添加しても効果の増進がないばかり
でなく、持込み水分が多くなるため５〜５００ｐｐｍと
する。
アルギン酸ナトリウムの食塩への添加方法は特に限定さ
れるものではないが、水溶液として添加するのが食塩表
面への均一な添加および作業性より好適で、アルギン酸
ナトリウム水溶液の濃度は、０．５重量％未満では水の
持込みが多く、１０重量％を越えると水溶液の粘度が上
昇し作業に支障を生ずるので、０．５〜ｌＯ重量％とす
るのが好ましい。
れるものではないが、水溶液として添加するのが食塩表
面への均一な添加および作業性より好適で、アルギン酸
ナトリウム水溶液の濃度は、０．５重量％未満では水の
持込みが多く、１０重量％を越えると水溶液の粘度が上
昇し作業に支障を生ずるので、０．５〜ｌＯ重量％とす
るのが好ましい。
［実施例］
日本たばこ産業が販売している食塩に、食塩を撹拌しな
がら、そのＮａＣ，９分に対し５〜５００ｐｐｍのアル
ギン酸ナトリウムを２．５重量％水溶液として噴霧し、
１０５℃で２４時間乾燥を行った。乾燥後の含水率は、
処理前と同じ０．１重量％であった。乾燥した食塩を深
さ３０ ｍ ｍの上部が開放されたガラス容器に入れ、
２５°ＣでＲ，８゜８０〜４０％間を１サイクルを１２
時間として２サイクル処理した後に保管し、固結の進み
方を調べた。固結の程度を測定するのにビカー針（ＪＩ
ＳＲ５２０１）の貫入長さの値（ｍ ｍ ）を用いた。
がら、そのＮａＣ，９分に対し５〜５００ｐｐｍのアル
ギン酸ナトリウムを２．５重量％水溶液として噴霧し、
１０５℃で２４時間乾燥を行った。乾燥後の含水率は、
処理前と同じ０．１重量％であった。乾燥した食塩を深
さ３０ ｍ ｍの上部が開放されたガラス容器に入れ、
２５°ＣでＲ，８゜８０〜４０％間を１サイクルを１２
時間として２サイクル処理した後に保管し、固結の進み
方を調べた。固結の程度を測定するのにビカー針（ＪＩ
ＳＲ５２０１）の貫入長さの値（ｍ ｍ ）を用いた。
試験結果を、アルギン酸ナトリウムを加えなかった食塩
（比較例）と共に第１表に示した。
（比較例）と共に第１表に示した。
アルギン酸ナトリウムを添加した食塩は長期間にねたり
固結防止効果を持続し、かつ、着色、味覚上の変化は全
く認められなかった。
固結防止効果を持続し、かつ、着色、味覚上の変化は全
く認められなかった。
本発明により、食塩に着色および味覚上の変化を全く与
えることな（、大気中の保管に際しても長期間にわたり
食塩の固結を防止することができる。
えることな（、大気中の保管に際しても長期間にわたり
食塩の固結を防止することができる。
Claims (1)
- １ 食塩にそのＮａＣｌ分に対し５〜５００ｐｐｍのア
ルギン酸ナトリウムを添加することを特徴とする食塩の
固結防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1027705A JPH02208219A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 食塩の固結防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1027705A JPH02208219A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 食塩の固結防止方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02208219A true JPH02208219A (ja) | 1990-08-17 |
Family
ID=12228407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1027705A Pending JPH02208219A (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 食塩の固結防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02208219A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5250312A (en) * | 1991-12-02 | 1993-10-05 | Kraft General Foods, Inc. | Process for retaining moisture in meat, poultry and seafood |
| US5380545A (en) * | 1991-12-02 | 1995-01-10 | Kraft General Foods, Inc. | Coating mix and process for retaining moisture in comminuted meat products |
| CN112409508A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-02-26 | 中盐金坛盐化有限责任公司 | 二价海藻酸盐的制备方法及其作为抗结块剂的应用 |
| CN112586718A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-02 | 湖北省益欣盐产业技术研究院有限公司 | 一种富硒食用盐及其制备方法 |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1027705A patent/JPH02208219A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5250312A (en) * | 1991-12-02 | 1993-10-05 | Kraft General Foods, Inc. | Process for retaining moisture in meat, poultry and seafood |
| US5380545A (en) * | 1991-12-02 | 1995-01-10 | Kraft General Foods, Inc. | Coating mix and process for retaining moisture in comminuted meat products |
| CN112409508A (zh) * | 2020-11-24 | 2021-02-26 | 中盐金坛盐化有限责任公司 | 二价海藻酸盐的制备方法及其作为抗结块剂的应用 |
| CN112586718A (zh) * | 2020-12-18 | 2021-04-02 | 湖北省益欣盐产业技术研究院有限公司 | 一种富硒食用盐及其制备方法 |
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