JPH02207942A - 高クロム鋼精密鋳造品用鋳型の製造方法 - Google Patents

高クロム鋼精密鋳造品用鋳型の製造方法

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JPH02207942A
JPH02207942A JP2589789A JP2589789A JPH02207942A JP H02207942 A JPH02207942 A JP H02207942A JP 2589789 A JP2589789 A JP 2589789A JP 2589789 A JP2589789 A JP 2589789A JP H02207942 A JPH02207942 A JP H02207942A
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JP
Japan
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mold
refractory slurry
casting
slurry
sio2
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Pending
Application number
JP2589789A
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English (en)
Inventor
Koji Nishikawa
浩二 西川
Kenichiro Suzuki
健一郎 鈴木
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野[ 本発明は、5C51,5KD1等のような高C「含有鋼
の精密鋳造品を製造するときに用いるロストワックス鋳
型の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 13Cr等の高Cr鋼の精密鋳造品においては、鋳造時
にその表面に黒いあばた状のクロムピッチングと呼ばれ
る表面欠陥が発生するにの表面欠陥をショツトブラスト
等で除去するとその部分に四部が残り、平滑な鋳肌をそ
の特徴の一つとする精密鋳造品においては不良品となり
、不良率が著しく増大する。
この表面欠陥を防止することを目的に、■ 注湯直後の
鋳型周囲を非酸化性雰囲気にしたり。
■ 注湯前の鋳型内にArガスを充満させ、かつ溶湯流
をArガスで保護したり、あるいは■ 鋳型温度をでき
る限り低くおさえる、ことが開示されている(例えば、
松野−弘、大浜信−:石用島播磨技報1ユ(1981)
、p328)、しかし、これらの方法によってもいずれ
も十分な効果を上げておらず、クロムピッチングは完全
には防止されていない。
〔発明が解決しようとする課題1 本発明は、13Crのような高Cr鋼の精密鋳造品の製
造にあたって、クロムピッチングの発生のない平滑な鋳
肌が得られる精密鋳造品用鋳型の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決するために、蝋型の表面に、耐
火物スラ刃を塗布しさらに塗布された耐火物スラリの表
面にスタッコを付着させるコーティングを2回以上行っ
たのち、脱蝋する精密鋳造鋳型の製造方法において、S
iO2含有量が耐火物スラリの乾燥重量に対しO,1重
量%以下の耐火物スラリを調整し、該耐火物スラリを用
いて第1回目のコーティングを行うことを特徴とする高
Cr14精密鋳造品用鋳型の製造方法を提供するもので
、耐火物としてランクノイド元素の酸化物。
ZrO2,AJQ203およびY2O3の中から選ばれ
た1種以上が好適に使用される。
【作用] 本発明者らはl 3Cr等の高Cr鋼の精密鋳造品に発
生するクロムピッチングの原因について鋭意研究した結
果、クロムピッチングは溶鋼中のCrおよびFeがその
冷却過程において酸化し。
それらと鋳型材料中のSiO2とが低融点の複合酸化物
を生成することによるという知見を得た。
そこで本発明者らは鋳型に注目しクロムピッチングを防
止する鋳型の製造法を見出したもので、本発明ではCr
およびFeの酸化防止に十分留意したうえで、さらに溶
鋼に接する鋳型材料のSiO2含有量を限定して鋳型を
製造することにより、クロムピッチングのない平滑な鋳
肌を有する高Cr114精密鋳造品を製造しようとする
ものである。
従来、CrとFeについてはその酸化防止策が種々とら
れているが、鋳型材料中のSiO2については考慮され
ることがなかった。精密鋳造鋳型を製造する際の耐火物
スラリに含有させるバインダとしてS i 02ゾルが
一般に使用されているが、それは所定の鋳型強度が簡単
に得られること、取扱い易さの点で優れているためであ
る。
本発明者らはこれに対して、S i 02ゾルの前記特
徴を損なうことなく、溶鋼と接触する第1回目のコーテ
ィングに用いる耐火物スラリのSiO2含有量を限定し
、バックアップと呼ばれる強度保持を目的とする鋳型部
分には従来通りSiO2を使用するロストワックス鋳型
製造法を開発した。
具体的には、ロス、トワックス精密鋳造法の適法に従い
、蝋でできた製品部分と湯口、湯道、堰等を接合してい
わゆるツリーを形成し、これに第1回目の耐火物スラリ
を塗布し、さらにこれが乾燥しない前にスタッコ粒子を
振りかけるいわゆるコーティングを施す。
本発明の要点はこの第1回目の耐火物スラリの塗布にあ
り、第1回目の塗布に用いる耐火物スラリのSiO2の
含有量を該耐火物スラリの乾燥重量に対するO、 1重
量%以下に限定することにより、CrおよびFeの酸化
物と5j02との複合酸化物の生成を回避し、クロムピ
ッチングを防止することができる。
上記SiO2含有量がO,1重量%を越えるとクロムピ
ッチングを生じ易くなり、上記SiO2含有量の下限は
特に限定されるもものではな(、該耐火物スラリのSi
O2含有量は経済性などを考慮して選定される。
該耐火物スラリに含有される耐火物(フィラー)および
バインダは、高Cr溶鋼に対して適切な耐火性を有する
と共に、耐火物スラリを調整した時に、耐火物スラリの
上記S i 02含有量が前記限定Inとなるように選
定され、耐火物としてはランクノイド元素の酸化物、Z
rO2、Ag2O3およびY2O3の中から選ばれた1
種以上が、バインダとしてはAJ22oaゾル、酢酸ジ
ルコニウム水溶液が好適に用いられる。
スラリの具体的な製法としては1例えばバインダとして
のAβ203ゾルにフィラーとして350メツシユ以下
のAl2203微粉を混合攪拌したり、あるいは酢酸ジ
ルコニウム水溶液に350メツシユ以下のZrO2扮末
を混合撹拌する。いずれにしてもゾルからゲル、あるい
は脱水によるバインダの粘結力によりフィラー同士を結
合し、その後の焼成工程において焼結による一層の結合
強度が得られる。
スタッコとしては、粒径の適当なジルコンサイド、Ca
O安定化ジルコニア、アルミナサンド等が用いられる。
上記の如く、第1回目のコーティングを施したものは、
次にロストワックス精密鋳造法の適法に従い、S i 
02ゾルを用いたバックアップコティングが施され、脱
蝋、焼成後、高Cr鋼溶湯が鋳込まれる。
前記により製造された鋳型は、溶湯と接する内面がSi
O2を実質的に含まないので、高Cr鋼の表面酸化によ
り生成したCr2O3とFeOが存在したとしてもCr
203−FeO−3i 02の生成によるクロムピッチ
ングなる表面欠陥を生じない。
[実施例] 第1図に縦断面説明図を示すように、試験片の蝋型を含
むツリーに第1表に示す第1回目のコーティングを施し
た。
第1回目のコーティングを1昼夜乾燥させた後、エチル
シリケート加水分解液をバインダとしジルコンサイドを
フィラーとするスラリと、モロカイトサンドをスタッコ
とするバックアップコーティングを8回繰力し、十分な
乾燥の後、オートクレーブにて脱蝋し、さらにt oo
o℃にて2時間焼成して、セラミックシェル鋳型を得た
前記鋳型を1000℃の焼成炉から取出した直後に出湯
温度1650℃の13Cr鋼(SC5I)を鋳込み、直
ちにおがくずを湯口部分に振りかけ、鉄製箱をかぶせて
非酸化性雰囲気とし、そのまま常温まで冷却した。
冷却後鋳型を取外し、試験片表面のスケール等をサンド
ブラスト処理し、鋳肌のクロムビ・ンチングの程度を肉
眼にて検査し、比較例(No、l)を100として比較
例と共に第2表に示した6註) 本 比較例 第1回目に塗布する耐火物スラリのSiO2含有IをC
11重量%以下とすることにより、高Cr鋼114密鋳
造品のクロムピッチングを防止できた。
〔発明の効果J ロストワックス精密鋳造鋳型の内面のSiO2含有量を
0,1重量%以下とし得る本発明により、Cr203−
FeO−SiO2複合酸化物の生成に起因する高Cr鋼
精密鋳造品のクロムピッチング欠陥を防止することが可
能となり、これによる不良率の低減あるいは手直し工数
の削減等の産業上の有用性があった。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例における鋳型の製造方法を示す
縦断面説明図である。 l・・・試験片の蝋型 2・−第1回目コーティング 3・−バックアップコーティング 4・・・ツリー 出 代 願 理 人 入 川崎

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蝋型の表面に、耐火物スラリを塗布しさらに塗布さ
    れた耐火物スラリの表面にスタッコを付着させるコーテ
    ィングを2回以上行ったのち、脱蝋する精密鋳造鋳型の
    製造方法において、SiO_2含有量が耐火物スラリの
    乾燥重量に対し0.1重量%以下の耐火物スラリを調製
    し、該耐火物スラリを用いて第1回目のコーティングを
    行うことを特徴とする高Cr鋼精密鋳造品用鋳型の製造
    方法。 2 耐火物が、ランクノイド元素の酸化物、ZrO_2
    、Al_2O_3およびY_2O_3の中から選ばれた
    1種以上である請求項1記載の高クロム鋼精密鋳造品用
    鋳型の製造方法。
JP2589789A 1989-02-06 1989-02-06 高クロム鋼精密鋳造品用鋳型の製造方法 Pending JPH02207942A (ja)

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JP (1) JPH02207942A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014525839A (ja) * 2011-08-19 2014-10-02 インスティチュート オドレウニクトワ インベストメント鋳造の製造方法
CN104388656A (zh) * 2014-12-09 2015-03-04 西南铝业(集团)有限责任公司 一种skdi进口钢生产模具热处理工艺

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JP2014525839A (ja) * 2011-08-19 2014-10-02 インスティチュート オドレウニクトワ インベストメント鋳造の製造方法
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