JPH02207009A - 油脂乳化殺虫組成物の製造法 - Google Patents

油脂乳化殺虫組成物の製造法

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JPH02207009A
JPH02207009A JP1029262A JP2926289A JPH02207009A JP H02207009 A JPH02207009 A JP H02207009A JP 1029262 A JP1029262 A JP 1029262A JP 2926289 A JP2926289 A JP 2926289A JP H02207009 A JPH02207009 A JP H02207009A
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emulsified
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Noriyoshi Taguchi
田口 知徳
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KIYOUSEISHIYA SEIKATSU KYODO KUMIAI KUMAMOTO
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、取扱いが容易で残留毒性がなく、しかも家庭
並びに工業用廃棄物である廃油脂を有効に利用した油脂
乳化殺虫組成物に関するものである。
〔従来の技術〕
殺虫剤として現在多くの種類のものが研究、開発され、
実用に供されている。
特に農業害虫、衛生害虫に対し使用されている殺虫剤は
、天然物の抽出物3合成化合物の毒性を害虫に経口的に
、接触的に又は呼吸によって体内にti取させるかによ
って、毒物が害虫の器官に作用し、中毒死、麻痺列等を
起こさせる形態の、所謂、負毒剤、接触毒剤、燻蒸毒剤
が主体で、この毒物を如何に人、家畜に低毒性にし、昆
虫に有毒性を持たせるか、対象の植物、i!境に悪影響
を与えない毒物、製剤形態等の研究開発が盛んに行われ
ている。
一方、毒物の摂取以外の殺虫剤として、油膜によって害
虫体を被覆し、窒息死させたり、気門。
皮膚等から侵入し殺虫効果を与える形態の殺虫剤は、鉱
物油乳剤がマシン油乳剤として知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
マシン油乳剤にあっては、鉱物油が直接作物に触れると
薬害を起こし易く、散布前に油の分離している散布液の
使用は禁忌とされている。また、粘度の調整も種々困難
な点があった。
本発明は油膜によって害虫体の表面を被覆し、窒息死さ
せる形態の殺虫剤として、被膜形成成分を動植物油脂、
特に動植物廃油脂を用い、乳化性が良く取扱いが極めて
容易である油脂乳化殺虫組成物を提供することを目的と
するものである。
油脂類はそのまま農業用、N主用殺虫剤として一般の扱
い、例えば噴霧機等により噴霧するには粘性があり、散
布が困難である。また、動植物油脂を高濃度で散布する
と、植物に対して悪影響を及ぼすおそれがある等の種々
の問題点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、動植物油脂、特に工業、家庭で廃棄される
動植物廃油能を水で希釈して乳剤とし、農業、衛生用殺
虫組成物を得る目的で研究を重ねた。
油脂類は水に不溶性であるから、これを水に希釈する時
は乳化剤を用いる必要がある。そこで、一般に農薬剤等
で使用されている界面活性剤を用いると、合成界面活性
剤の場合は分解性が悪く、使用後いつまでも乳化力が持
続され、また毒性の強いものも多く、界面活性剤の選択
、使用量等に特に配慮が必要である。また、乳化力が残
存することは、この殺虫剤を散布漫画等の水の供給があ
ったら、再び油脂が再乳化されてこの殺虫剤の機能であ
る膜の生成が妨げられる欠点があった。
そこで、散布後直ちに乳化が破壊され油脂が塗膜として
残り、更に使用した乳化剤が短時間に分解してその効力
を失い油脂の再乳化を起こさない乳化剤として石鹸類を
試みた。
しかしながら、石鹸類は乳化力が弱く、水中の金属塩類
により妨害を受は易い等の点があって使用し難いもので
あった。
本発明者は、石鹸類の乳化力を利用した油脂類の被膜に
よる殺虫剤を得る目的で研究を重ねた。
そして、通常の石鹸類、ソーダ石鹸、カリ石鹸等の水溶
液中に油脂類を分散させる方法、或いは、油脂類中に石
鹸類の水溶液を加えていく方法等を試みたが、何れも相
当多量の石鹸を必要とするばかりか、数時間後相が分離
して長時間安定な乳化液を得ることができなかった。
そこで、油脂類中に石鹸を生成させて順次乳化させる方
法により、上記課題を解決することができた。
本発明は動植物油脂の一部を鹸化し、残りの未鹸化油脂
を乳化させてなる油脂乳化殺虫組成物である。
本発明に使用する動植物油脂は、一般の牛脂。
ラード、大豆油、ナタネ油、パーム油、ヤシ油。
魚油、羊油、馬油、チキン油、ヌカ油等の油脂類である
。また、学校、外食産業その他の食品工業等からの動植
物廃食油、家庭用廃食油であってもよく、特に酸化分解
物が含有されている廃食油は殺虫効果が良いので好適で
ある。
本発明の油脂乳化組成物を得るには、前述の動植物油脂
を水酸化カリウム、水酸化す) +Jウム等の一般に油
脂を鹸化するときに使用するアルカリ金属水酸化物の水
溶液を加え、鹸化しつつ鹸化された石鹸を乳化剤として
、未鹸化の油脂を乳化させる方法によって行う。
この場合油脂の鹸化の程度は、原料油脂類の2〜50%
が石鹸となる程度が良い。従って、使用するアルカリ金
属水酸化物が水酸化カリウムの場合は油脂に対し0.5
〜15%程度、水酸化ナトリウムの場合は油脂に対し0
.3〜10%程度使用すると良い。
本発明の油脂乳化殺虫組成物を製造するには、原料油脂
を水酸化ナトリウム、水酸化カリウド等の鹸化剤により
約30〜100 ℃に加温下で油脂の一部を鹸化しつつ
、鹸化されない油脂を石鹸により乳化することにより行
われる。
このようにして得られた乳化組成物は粘稠な液であり、
長時間開いても安定な乳化状態を維持する液である。
この乳化液を殺虫剤として使用する場合は、この液を使
用する対象環境、害虫の発生度に応じて、水で100〜
1000倍程度に希釈して噴霧使用する。
水で100〜1000倍程度に希釈した液は全く粘性が
なく、しかも、常に安定な状態で油脂が乳化されている
から、一般に使用される噴霧機により容易に散布するこ
とができる。
以上の如く、本発明の油脂乳化殺虫組成物は、乳化剤と
して金属石鹸を使用しているため、散布後の分解性が良
好で、散布後本発明の乳化組成物が付着した箇所で油脂
類が直ちに被膜を形成し、後の降雨等の水によっても再
乳化することはない。
また、金属石鹸は人畜に無害であり、また植物に対して
も薬害を与えることがない等の種々の利点を有する。
次に本発明の油脂乳化殺虫組成物の製造例並びにその効
果を示す試験例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する
〔実施例〕
例1 家庭廃食油100部に水酸化カリウムの30%水溶液1
.6部を100℃加温下に徐々に加える。添加終了後、
更に水50部を徐々に加えて鹸化率2%の油脂乳化殺虫
組成物を得る。
例2 水酸化カリウムを40部加える他は例1と同様に処理す
ると、鹸化率50%の油脂乳化殺虫組成物を得る。
例3 ラード1:米ヌカ1の混合油100部に水酸化ナトリウ
ムの30%水溶液1部を50℃に加温下に徐々に加える
。添加終了後、更に水50部を徐々に加えて鹸化率2%
の油脂乳化殺虫組成物を得る。
例4 水酸化ナトリウムを26部加える他は例3と同様に処理
すると、鹸化率50%の乳化殺虫組成物を得る。
試験例 例1:水稲散布試験 lOアールの水稲圃場を4区画に等分し、1区画に無散
布(コントロール)、他の3区画に実施例1で得られた
乳化殺虫組成物の100倍水希釈液。
500倍水希釈液、 1000倍水希釈液を、田植え後
2週間、5週間、10週間毎に、各区画1001を噴霧
機により散布した。
各区画を散布の翌日に観察し、各区画の圃場に落下死滅
しているツマグロヨコバイの数を数えた。
無散布区(コントロール) にふいては数匹であったの
に対して、他の本発明の殺虫組成物散布区に右いてはl
 mI当たり100匹前後が水に浮き、死滅していた。
例2:野菜散布試験 10アールの畑地に大根の種を約15畝播き、充分葉が
伸び、油虫が葉の裏面についたことを確認して、この畑
地を4区画に等分し、1区画は無散布区画(コントロー
ル)、他の3区画に実施例3で得られた乳化殺虫組成物
の100倍、500倍、 1000倍の水希釈液を1区
画光たり50j!噴′n機により散布した。翌日試験畑
地を観察したところ、無散布区画以外の本発明の乳化殺
虫組成物を散布した区画は、上類が油に濡れた状態で死
滅しているのを観察した。
例3:果樹散布試験 ミカンの成木10本を選び、これに貝殻上が発生するよ
うにし、2本に実施例4で得られた乳化殺虫組成物の水
希釈液の100倍水希釈液を、2本に同500倍水希釈
液を、2本に同1000倍水希釈液を、12月、2月の
2回に分けて1本当たり51散布した。
散布後2週間に貝殻上の生息状態を観察した。
100倍、500倍の水希釈液を散布した樹の貝殻上は
、樹の表面から浮いた状態で死滅し、1000倍の水希
釈液を散布した樹の貝殻上は、1/lOは少し生きてい
る状態、他は死滅していた。なお、無敗布の4本の樹の
貝殻上は生息していた。
〔発明の効果〕
本発明は、油脂、特に工業、家庭で廃棄する廃油を原料
とし、これを有効に取扱い容易な乳化液とし、この液を
散布すると油膜を形成し、農業。
衛生害虫の殺滅に有効に作用し、しかも毒性がなく、環
境衛生上極めて有用な発明である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、動植物油脂の一部を鹸化し、残りの未鹸化油脂を乳
    化させてなることを特徴とする油脂乳化殺虫組成物。 2、動植物油脂が工業、家庭用廃油脂である請求項1記
    載の油脂乳化殺虫組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008505908A (ja) * 2004-07-06 2008-02-28 ファーム ソリューションズ インコーポレイテッド 殺虫、殺ダニ、および殺真菌の組み合わせ活性を有する多機能組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56140911A (en) * 1980-04-07 1981-11-04 Nisshin Oil Mills Ltd:The Miticide

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