JP2003221303A - 農薬組成物 - Google Patents

農薬組成物

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JP2003221303A JP2002367194A JP2002367194A JP2003221303A JP 2003221303 A JP2003221303 A JP 2003221303A JP 2002367194 A JP2002367194 A JP 2002367194A JP 2002367194 A JP2002367194 A JP 2002367194A JP 2003221303 A JP2003221303 A JP 2003221303A
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フレデリック・エス・セダン
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N59/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing elements or inorganic compounds
    • A01N59/02Sulfur; Selenium; Tellurium; Compounds thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピレトリンおよび/またはピレスロイドと混
合したイオウの混合物を含有している環境に対して安全
な農薬用の液体懸濁状組成物を提供する。 【解決手段】 上記農薬用組成物は植物の病気、並び
に、虫およびダニの有害生物を管理するために有効であ
る。この組成物は濃縮状態の配合物または即時使用用の
配合物として調製できる。これらの配合物は、室内およ
び屋外の両方において、各植物に供給して、植物の病気
および虫およびダニの有害生物を管理し、これら有害生
物による植物の損傷を減少することができる。これらの
配合物は最少の植物に対する毒性(植物の損傷)を伴っ
て各植物に供給することができ、許容し得ない量の目に
見えるイオウの残留物を残さない。

Description

【発明の詳細な説明】
関連出願に対するクロス−リファレンス 本特許出願は、明白に本明細書に参考文献として含まれ
る、「農薬組成物(Pesticidal Composition)」を発明
の名称とする2001年12月19日に出願されている
米国特許出願第60/341,941号による優先権を
主張する。
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は環境的に安全な農薬
に関し、特に、植物の病気、害虫、およびダニ類の管理
のためのピレトリンおよび/またはピレスロイドと混合
されているイオウを含有している農薬配合物に関する。
【0002】
【従来の技術】環境的な安全性に関する関心の高まりと
共に、農薬としての、植物油およびこれらの誘導体を含
む天然の物質の使用に対する関心が再び現れてきてい
る。キクの花から誘導されるピレトリン、インドセンダ
ンの木からのアザジラクチン(azadirachtin)、および
デリスの木からのロテノンのような物質が種々の害虫に
対する一般的な管理用の活性物質になっている。クリサ
ンセマム・シネラリアエホリウム(Chrysanthemum cine
rariaefolium)から得られる除虫菊抽出物は広範囲の害
虫に対する極めて効果的な殺虫剤である幾種類かのエス
テルを含有している。これらのエステルは、集合的にピ
レトリンと呼ばれており、芝生および庭用の農薬の市場
において最も一般的な植物用の農薬である。このピレト
リンは接触性の殺虫剤であり、極めて低い濃度において
虫を迅速に弱めて死に至らしめる。これらの特徴および
比較的安全な哺乳類動物に対する毒物学的特性は市場に
おけるその成功に起因しており、これらを合成の炭化水
素物質に対して競争し得る物にしている。ピペロニル・
ブトキシド(PBO)等の合成薬物は特に除虫菊抽出物
およびピレスロイド等の殺虫剤の市販の配合物における
殺虫性を高めるために一般的に用いられている。しかし
ながら、有機栽培によるガーデニングおよび最近の薬局
方の有機物に対する保証処置に対する関心の増大と共
に、農薬配合物にいて自然の成分のみを用いることが要
望されてきている。ピレスロイドはピレトリンの合成類
似体である。これらは多くの場合においてピレトリンよ
りも毒性が強く環境において長く存続する。また、ピレ
スロイドは広範囲の虫に対して効果的である。1000
種類を超える開発されたピレスロイドの内で、10種類
が現在において米国で使用されている。これらのピレス
ロイドは基本的な構造および毒の症候における違いに基
づいてI型(Type I)またはII型(Type II)として
分類されている。
【0003】既知の最も古い殺虫剤の一例であるイオウ
もまたウドンコ病、サビ病、黒葉枯れ病および果実腐敗
病の管理用の農薬として今日において広く用いられてい
る。アグリオス,G.N.(Agrios, G.N.),プラント
・パソロジー(Plant Pathology),第4版,208
頁。イオウは真菌類の代謝過程を中断して胞子の発芽を
阻害することにより植物を病気から保護する。エリス,
B.W.(Ellis, B.W.)およびF.マーシャル・ブラ
ッドレー(F. Marshall Bradley)編集,ナチュラル・
インセクト・アンド・ディズィーズ・コントロール(Na
tural Insect andDisease Control),369頁。ま
た、イオウは殺ダニ薬としても用いられている。例え
ば、クムラスDF(Kumulus DF)という、水分散性の顆
粒状の殺虫剤はサビダニに対して使用するための定評の
ある農薬である。イオウ配合物に伴う問題は鑑賞的に見
苦しい残留物および液体の形態におけるイオウの析出の
傾向を含む。オルコウスキー(Olkowski, W)他、コモ
ン・センス・ペスト・コントロール(Common Sense Pes
t Control),109頁。また、一部の植物はイオウに
対して過敏であり、供給中の温度が30℃を超える場合
に植物の損傷が生じる可能性がある。
【0004】近年において、消費者は農薬の供給のため
に比較的に少ない時間消費の方法を求めてきた。この結
果、混合を必要としない即時に使用できる配合物が現在
において極めて人気がある。さらに、多くの消費者はそ
れぞれの問題に対して異なる製品を別々に供給すること
を必要とするよりも、彼らの植物における全ての害虫に
関連する問題を管理できる1種類の製品を選ぶと考えら
れる。真菌類、虫および病気の管理のために幾つかの組
み合わせの製品が現在において販売されているが、これ
らの製品は3種類の達成目標の群の全てに対して常に効
果的であるとは限らない。
【0005】
【非特許文献1】アグリオス,G.N.(Agrios, G.
N.),プラント・パソロジー(Plant Pathology),第
4版,208頁
【非特許文献2】エリス,B.W.(Ellis, B.W.)お
よびF.マーシャル・ブラッドレー(F. Marshall Brad
ley)編集,ナチュラル・インセクト・アンド・ディズ
ィーズ・コントロール(Natural Insect and Disease C
ontrol),369頁
【非特許文献3】オルコウスキー(Olkowski, W)他、
コモン・センス・ペスト・コントロール(Common Sense
Pest Control),109頁
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、植物の病気お
よび虫およびダニの有害生物の同時的な管理のための効
果的で、環境的に安全である、使用の容易な殺虫剤が要
望されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はピレトリンおよ
び/またはピレスロイドと混合したイオウの混合物を含
有している環境的に安全な農薬の液体懸濁組成物に関す
る。この組成物は随意的に酸化防止剤も含有できる。使
用において、この農薬組成物は植物の病気、並びに、虫
およびダニの有害生物を管理するために効果的である。
【0008】上記組成物は濃縮物または即時使用用の配
合物として調製できる。これらの配合物は、室内および
屋外の両方において、植物に供給して植物の病気および
虫およびダニの有害生物を管理し、これら有害生物によ
る植物の損傷を減少することができる。これらの配合物
は最少の植物に対する毒性で植物に供給することがで
き、許容し得ない量の目に見えるイオウ残留物を残さな
い。
【0009】特別に断らない限りにおいて、全てのパー
セント値は重量%値である。
【0010】
【発明の実施の形態】ピレトリンは多くの化合物に対し
て相容性が無く、劣化しやすい。酸化、アルカリ加水分
解および微生物による分解は全て一般的な劣化の様式で
ある。このような劣化はピレトリンを含有している配合
物、特に水性配合物の安定化を困難にしている。嫌気性
のバクテリアは一般に各種イオウ配合物中において見ら
れ、さらにピレトリン劣化の可能性を増大すると考えら
れる。このようなイオウおよびピレトリンの化学的性質
はこれら2種類の物質を含有する液体配合物の存在を阻
止および/または妨げてきた。イオウもまたピレトリン
の劣化を実際に加速する。除虫菊抽出物は油溶性または
親油性であるので、一定の液体系の中に添加すると必然
的に乳化する。一方、イオウは粒子状であるので、一定
の液体系の中で必然的に懸濁する。粒子状の殺虫剤を油
性の殺虫剤と混合することは困難であるだけでなく、イ
オウを油性の活性成分と混合することに付随する別の付
加的な問題が存在する。すなわち、油はイオウの植物に
対する毒性を高めることが知られている。この結果、市
場におけるイオウのラベルはイオウを油と混合すること
に対する注意を含み、「オイル・スプレーの30日以内
に使用しないこと、および油と混合しないこと」等の警
告も含んでいる。
【0011】一般に、本発明は植物における病気、およ
び虫およびダニの有害生物を管理するための効果的で、
環境的に安全である、使用の容易な液体懸濁状の農薬配
合物を提供する。この農薬配合物はピレトリンおよび/
またはピレスロイドと混合したイオウの混合物を含有し
ており、この組み合わせは植物の管理、並びに、虫およ
びダニの有害生物の駆除において特に有利である。ま
た、この組成物は好ましくは酸化防止剤も含有してお
り、これらの酸化防止剤は上記配合物の安定化のために
効果的である。
【0012】3種類のイオウ配合物、すなわち、イオウ
粉末、湿潤性イオウおよびコロイド状イオウが一般に利
用可能である。湿潤性イオウは微細にすり潰したイオウ
粒子および湿潤剤により構成されており、2種類の配合
物、すなわち、湿潤性の粉末および水分散性の顆粒状配
合物が利用可能である。コロイド状イオウは湿式ペース
トとして配合されている極めて小さい粒度により構成さ
れており、液体流動性の配合物の形態で利用可能であ
る。本発明は湿潤性の粉末、水分散性の顆粒、および液
体流動性のイオウ配合物を利用することが好ましい。水
分散性の顆粒の例はBASF社(BASF Corp.)(マウン
ト・オリーブ,ニュージャージー州)からのクムラス
(Kumulus)であり、湿潤性の粉末はドレクセル社(Dre
xel)からのスッファWP90(Suffa WP 90)である。
また、液体流動性の配合物の例はインターナショナル・
サルファー社(International Sulfur Inc.)(マウン
ト・プレザント,テキサス州)からのレッド・ボール・
サルファー(Red Ball Sulfur)、およびストラーズ・
ケミカル社(Stoller’s Chemical Co.)(ヒュースト
ン,テキサス州)からのザット・サルファー(THAT sul
fur)を含む。
【0013】上記イオウ活性成分は好ましくは約0.0
25%乃至1.0%(250ppm乃至10,000p
pm)の範囲の最終用途の濃度で、さらに好ましくは約
0.2%乃至0.4%(2000ppm乃至4000p
pm)の範囲の濃度で使用される。濃縮状態の配合物は
明らかにそれだけ多量の活性成分を含有しているが、一
般的に使用の前に希釈される。この希釈率により、濃縮
物は約2%のイオウ乃至40%のイオウ(20,000
ppm乃至400,000ppm(ai(活性成分))
のイオウ)の範囲内で、好ましくは約4%のイオウ乃至
20%のイオウ(40,000ppm乃至200,00
0ppm(ai)のイオウ)の範囲内で含有できる。以
下の開示に基づいて、当該技術分野における通常の熟練
者であれば、上記イオウの濃度が目標の有害生物、供給
様式および供給速度に応じて幾分変更可能であることが
容易に理解できる。
【0014】既に述べたように、上記組成物はさらにピ
レトリン、ピレスロイド、またはこれらの組み合わせ物
とすることのできる第2の成分を含有している。種々の
適当な除虫菊抽出物が本発明によるピレトリンの適当な
供給源として使用できる。除虫菊抽出物はクリサンセマ
ム・シネラリアエホリウム(Chrysanthemum cinerariae
folium)のドライ・フラワーから得られる植物生成物で
ある。除虫菊抽出物が抽出されるこの花の主な部分は痩
果、花弁、花床、芽鱗、および中心花を含む。これらの
除虫菊抽出物はケニア除虫菊市場取引委員会(Pyrethru
m Marketing Board of Kenya)およびミネソタ州、ミネ
アポリスのMGK社(MGK Company)を含む多数の供給
源から市販されている。これらの除虫菊抽出物の活性成
分は集合的に「ピレトリン(pyrethrins)」と呼ばれ
る。これらのピレトリンはピレトリンI、ピレトリンI
I、シネリンI、シネリンII、ジャスモリン(jasmol
in)I、ジャスモリンIIを含む。これら市販の除虫菊
抽出物の全体のピレトリン成分は約15%乃至65%の
範囲内である。さらに一般的には、上記除虫菊抽出物は
約20重量%乃至50重量%の範囲内の全体のピレトリ
ン含有量で利用されている。
【0015】I型(Type I)およびII型(Type II)
の両方のピレスロイドが本発明によるピレスロイドの適
当な供給源として使用できる。I型ピレスロイドの例は
アレスリン、ビフェントリン(Bifenthrin)、ペルメト
リン、フェノトリン(Phenothrin)、レスメスリンおよ
びテトラメスリン(Tetramethrin)を含む。一方、II
型のピレスロイドはデルタメトリン(Deltamethrin)、
フェンバレレートおよびフルバリネート(Fluvalinat
e)を含む。ペルメトリンは最も一般的なピレスロイド
の一例であり、アンブッシュ・アンド・パウンス(Ambu
sh and Pounce)を含む幾つかの商品名で販売されてい
る。また、各種ピレスロイドがICI・アグリカルチュ
ラル・プロダクツ(ICI Agricultural Products)、フ
ェアフィールド・アメリカン・コーポレーション(Fair
field American Corporation)およびミネソタ州、ミネ
アポリスのMGK社(MGK Company)を含む多くの異な
る会社により製造されている。
【0016】上記ピレトリンの活性成分(ai)は好ま
しくは約25ppm(ai)乃至1000ppm(a
i)のピレトリン成分(0.0025%乃至0.1%)
の範囲内、さらに好ましくは約50ppm乃至200p
pm(ai)のピレトリン成分(0.005%乃至0.
02%)の範囲内の濃度における、例えば、即時使用用
の配合物または希釈した濃縮配合物において、一定の最
終用途の濃度で使用される。濃縮状態の各配合物は明ら
かにそれだけ多量の活性成分を含有しているが、一般的
に使用の前に希釈される。この希釈率に応じて、各濃縮
物は約0.05%のピレトリン乃至1.0%のピレトリ
ン(500ppm乃至10,000ppm(ai(活性
成分))のピレトリン)の範囲内、好ましくは約0.1
%のピレトリン乃至0.5%のピレトリン(1000p
pm乃至5000ppm(ai)のピレトリン)の範囲
内で含有できる。以下の開示に基づいて、当該技術分野
における通常の熟練者であれば、上記ピレトリンが目標
の有害生物、供給様式および供給速度に応じて幾分変更
可能であることが容易に理解できる。なお、残留性また
は比較的に長い持続性の農薬作用が望まれる場合に必要
な濃度よりも高い濃度を供給することも可能である。
【0017】合成のピレスロイド活性成分は好ましくは
約10ppm(ai(活性成分))乃至400ppm
(ai)のピレスロイド成分(0.001%乃至0.0
4%)の範囲内の最終用途の濃度において、さらに好ま
しくは約20ppm乃至250ppm(ai)のピレス
ロイド成分(0.002%乃至0.025%)の範囲内
の濃度において使用される。濃縮状態の配合物は明らか
にそれだけ多量の活性成分を含有しているが、一般的に
使用の前に希釈される。それゆえ、この希釈率に応じ
て、各濃縮物は約0.02%のピレスロイド乃至1.0
%のピレスロイド(200ppm乃至10,000pp
m(ai)のピレスロイド)の範囲内、好ましくは約
0.04%のピレスロイド乃至0.5%のピレスロイド
(400ppm乃至500ppm(ai)のピレスロイ
ド)の範囲内で含有できる。以下の開示に基づいて、当
該技術分野における通常の熟練者であれば、上記ピレス
ロイドが目標の有害生物、供給様式および供給速度に応
じて幾分変更可能であることが容易に理解できる。な
お、残留性または比較的に長い持続性の農薬作用が望ま
れる場合に必要な濃度よりも高い濃度を供給することも
可能である。
【0018】既に上記において述べたように、上記組成
物は好ましくは1種類以上の酸化防止剤も含有してい
る。これらの酸化防止剤はピレトリンの酸化作用を低下
するための上記組成物において有用な添加物になり得
る。イオウはピレトリン/ピレスロイドの劣化を加速す
る可能性があるので、酸化防止剤がこの配合物を安定化
するために効果的である。適当な酸化防止剤の例はブチ
ル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキ
シ・アニソール(BHA)、没食子酸プロピル、および
ビタミンE、混合トコフェロール、α−トコフェロー
ル、エトキシキンおよびアスコルビン酸等の天然の酸化
防止剤を含む。例示的な実施形態において、上記組成物
は約0.001%乃至2.0%の範囲内の濃度で存在し
ている酸化防止剤を含有している。例示的な実施形態に
おいて、上記酸化防止剤は約0.001%乃至0.5%
の範囲内の濃度で即時使用用の配合物内に存在してお
り、約0.01%乃至2.0%の範囲内の濃度で濃縮状
態の配合物内に存在している。
【0019】上記の各成分は上記組成物における各活性
成分であるが、界面活性剤、懸濁剤、保存剤、消臭剤、
およびキレート化剤等の別の成分も当該組成物に添加で
きる。乳化剤を含む界面活性剤は親油性の各化合物の水
中への混合を可能にし、その作用が葉および有害生物の
各表面に広がることを可能にする。また、懸濁剤、保存
剤およびキレート化剤は上記組成物の物理的および化学
的な安定性を高めるために用いられる。
【0020】界面活性剤は上記配合物中において除虫菊
抽出物および/またはピレスロイドを水性成分に対して
乳化(混合)するために効果的であるので、本発明の組
成物において有用である。さらに、これらの界面活性剤
は配合物が容易に噴霧されて目標の植物表面上に十分に
分布されて広がることを確実にすることにおいても効果
的である。アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、およびこ
れらの混合物を含む種々の界面活性剤が本発明による組
成物において使用できる。好ましくは、これらの界面活
性剤は植物に対する毒性を生じることなくピレトリンを
乳化することができる。好ましい非イオン性界面活性剤
はエトキシル化ソルビタン誘導体、エトキシル化脂肪
酸、およびこれらの混合物を含む。例示的なエトキシル
化ソルビタン誘導体はユニケマ社(ICI・サーファク
タント)(Uniqema(ICI Surfactants))(ウィルミン
トン,デラウェア州)から入手可能なトゥイーン(TWEE
N)界面活性剤を含む。さらに、別の適当なソルビタン
誘導体はユニケマ社(ICI・サーファクタント)(Un
iqema(ICI Surfactants))(ウィルミントン,デラウ
ェア州)からのシラソールG−1086(Cirrasol G-1
086)、およびヘンケル社(Henkel Corp.)(シンシナ
ティー,オハイオ州)からのエムソーブ(Emsorb)界面
活性剤を含む。さらに別の有用な活性剤はオレイン酸カ
リウムおよびカリウム−ココネート石鹸(potassium co
conate soaps)等の各種脂肪酸の塩類を含む。なお、当
該技術分野における通常の熟練者であれば、上記のよう
な各種脂肪酸の塩類が各種脂肪酸のけん化により調製可
能であることが容易に認識できる。
【0021】上記組成物はまたキレート化剤を含有する
ことができ、これらのキレート化剤は酸化反応に対して
触媒作用する金属イオンを分離するために有用である。
適当なキレート化剤の例はエチレンジアミン四酢酸(E
DTA)、または当該EDTAのナトリウム塩、カリウ
ム塩またはカルシウム塩を含む誘導体を含む。別の適当
なキレート化剤はナトリウム三リン酸等のリン酸塩系の
キレート化剤およびクエン酸およびアスコルビン酸等の
天然化合物を含む。
【0022】懸濁剤は上記組成物の安定性および保存寿
命を改善するために添加できることが望ましい。適当な
懸濁剤の例はアラビア・ゴム、グアー・ゴム、カゼイン
酸ナトリウム、ポリビニル・アルコール、ケイ酸マグネ
シウム・アルミニウム(例えば、コネチカット州、ノー
ウォークのR.T.バンダービルト社(R.T. Vanderbil
t Co. Inc.)により提供されているバン・ゲルB(Van
Gel B)(登録商標))、イナゴマメ・ゴム、キサンタ
ン・ガム、ケルガム、セルロース誘導体、およびこれら
の混合物を含む。さらに、上記組成物は、例えば、オハ
イオ州、ブレックスビルのBF・グットリッチ社(BF G
oodrich Corp.)により提供されているペムレン(Pemul
en)(登録商標)およびカルボポル(Carbopol)(登録
商標)等のポリアクリル酸ポリマーを含む増粘剤も含有
している。
【0023】微生物管理剤等の保存剤または防腐剤もま
た各配合物におけるバクテリアおよび真菌類の不所望成
長を管理するための組成物に対する有用な添加物となり
得る。適当な微生物管理剤の例はエタノールおよびイソ
プロピル・アルコール等のアルコール、安息香酸、安息
香酸の各種塩類、プロピオン酸、プロピオン酸の各種塩
類、ソルビン酸、ソルビン酸の各種塩類、パラベン、ベ
ンズイソチアゾリン−3−オン保存剤(例えば、デラウ
ェア州、ウィルミントンのゼネカ社(Zeneca)により提
供されているプロキセル(Proxel)(登録商標))、イ
ソチアゾリン−3−オン保存剤(例えば、ペンシルバニ
ア州、フィラデルフィアのローム・アンド・ハース社
(Room and Haas)により提供されているレジェンド(L
egend)(登録商標))、1−(3−クロロアリル)−
3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタン・ク
ロリド保存剤(例えば、ミシガン州、ミッドランドのダ
ウ・ケミカルズ社(Dow Chemicals)により提供されて
いるダウシル(Dowicil)(登録商標)保存剤)、およ
びo−フェニルフェノールのナトリウム塩保存剤(例え
ば、ミシガン州、ミッドランドのダウ・ケミカルズ社
(Dow Chemicals)により提供されているダウシド(Dow
icide)(登録商標)保存剤)を含む。
【0024】溶媒もまた使用されており、水、エタノー
ル、イソプロピル・アルコール、グリセロール、プロピ
レン・グリコール、またはその他の水混和性の各種溶媒
を含むことができる。これらの溶媒は単独または互いに
組み合わせて用いることができる。
【0025】上記イオウ/ピレトリンの液体懸濁組成物
のpH値は化学的および物理的な安定性に影響を及ぼ
す。理想的には、上記組成物は約pH3乃至pH9の範
囲内のpH値を有している。配合物の調製後において、
このpH値が測定され、必要があれば調節される。基本
的な配合物は塩酸(HCl)等の酸により調節すること
が考えられる。また、3よりも低いpH値を有する各配
合物は水酸化ナトリウム(NaOH)等の塩基性物質に
より調節可能であると考えられる。
【0026】本発明の殺虫剤組成物は噴霧可能な液体お
よびエアゾール等を含む種々の形態で調製できる。な
お、噴霧可能な液体懸濁物の形態が好ましい。このよう
な液体の懸濁組成物は濃縮された形態または即時使用用
の形態のいずれにおいても調製可能である。
【0027】上記組成物は虫およびダニ等の有害生物が
群生している各領域、庭の各領域、および/または樹
木、植物および潅木の各領域に供給できる。この組成物
は低い植物に対する毒性を示すので、種々の植物、花、
樹木、潅木、および草に供給することができる。また、
この組成物は人間または動物に対して実質的に無毒であ
るので、各居住区域の周辺を含む家庭内の各領域におい
て供給可能である。
【0028】本発明の組成物はアリマキ、ヨコバイ、コ
ナジラミ、ハバチ、各種幼虫、毛虫、甲虫、ハダニおよ
びサビダニを含むがこれらに限らない広範囲は虫および
ダニの有害生物に対して有効である。また、この組成物
はウドンコ病、バラ黒点病、リンゴ瘡痂病、黒葉枯れ
病、サビ病および果実腐敗病を含むがこれらに限らない
多くの植物の病気に対して有効でもある。
【0029】以下の非限定的な各実施例は本発明をさら
に説明するために役立つ。
【0030】実施例1:各配合物の調製(即時使用用お
よび濃縮物) 即時使用用(RTU)の液体懸濁組成物の場合におい
て、増粘剤(バン・ゲルB(Van Gel B)+キサンタン
・ガム)を水中に溶解した後に、イオウ(レッド・ボー
ル(Red Ball)を添加する。液体の除虫菊抽出物および
界面活性剤(トウィーン81(Tween 81))を溶媒(I
PA)中に溶解した酸化防止剤(BHT)を入れた別の
容器の中に加える。さらに、このピレトリン混合物を上
記イオウ混合物に加えて、数分間にわたり攪拌する。必
要であれば、この時のpH値をHClまたはNaOHに
より約pH3乃至pH9の一定範囲に調節する。
【0031】液体懸濁状の濃縮配合物の場合において
は、増粘剤(バン・ゲルB(Van GelB))を水に加えて
数分間にわたり高剪断混合処理を行なう。その後、保存
剤(プロピオン酸ナトリウム)を加えた後に、除虫菊抽
出物および界面活性剤(シラソール1086(Cirrasol
1086))の混合物を加える。次に、イオウ(レッド・
ボール(Red Ball))をこの主容器に加える。最後に、
溶媒(IPA)中の酸化防止剤(BHT)および溶媒
(プロピレン・グリコール)中のゴム(キサンタン・ガ
ム)をこの主容器に加えて、このバッチを約1時間にわ
たり攪拌する。必要であれば、この時のpH値をHCl
またはNaOHにより約pH3乃至pH9の一定範囲に
調節する。
【表1】
【0032】実施例2:ナミハダニに対する効力 成育したナミハダニ(Tetranychus urticae Koch)を一
定のコロニーから入手し、1枚の葉あたりに25匹のダ
ニをツルナシインゲンマメの苗木に配置した(1枚の葉
/1回の反復実験)。これらのダニを一晩にわたり自然
に放置した後に、手持トリガー式の噴霧器により葉の上
面および下面を濡らすまで各処理物を供給した。処理後
に、各苗木を無作為化したブロック設計様式で実験台の
上に無作為化した。各処理はそれぞれ1個の苗木におけ
る9回の反復実験により構成されていた。死亡率を処理
の2日後に評価した。
【表2】
【0033】イオウ/ピレトリンの即時使用用(RT
U)の配合物はピレトリンを含まないイオウのRTU仕
様物よりもわずかに高いナミハダニの死亡率を示した。
全てのイオウ/ピレトリンのRTU配合物はそれぞれ同
等の濃度における乳化除虫菊抽出物および粉末状イオウ
の単独の場合における各死亡率の合計値に比して協働作
用を示している。
【0034】実施例3:ナミハダニに対する効力 成育したナミハダニ(Tetranychus urticae Koch)を一
定のコロニーから入手し、1枚の葉あたりに25匹のダ
ニをツルナシインゲンマメの苗木に配置した(1枚の葉
/1回の反復実験)。これらのダニを一晩にわたり自然
に放置した後に、手持トリガー式の噴霧器により葉の上
面および下面を濡らすまで各処理物を供給した。処理後
に、各植物を無作為化したブロック設計様式で実験台の
上に無作為化した。各処理はそれぞれ1個の苗木におけ
る9回の反復実験により構成されていた。死亡率を処理
の2日後に評価した。
【表3】
【0035】イオウ/ピレトリンの即時使用用(RT
U)の配合物はピレトリンを含まないイオウのRTU仕
様物よりもわずかに高いナミハダニの死亡率を示した。
全てのイオウ/ピレトリンのRTU配合物はそれぞれ同
等の濃度における乳化除虫菊抽出物および粉末状イオウ
の単独の場合における各死亡率の合計値に比して協働作
用を示している。
【0036】実施例4:グリーン・ピーチ・アリマキに
対する効力 グリーン・ピーチ・アリマキ(Myzus persicae)(サル
ツァー(Sulzer))による群生のために4日間にわたり
一定のコロニー内にハツカダイコンの苗木を置いた。そ
の後、各処理物を全ての葉の表面が濡れるまで手持トリ
ガー式の噴霧器により供給した。処理後に、各苗木を完
全に無作為化したブロック設計様式で実験台の上に無作
為化した。各処理はそれぞれ1個の苗木における8回の
反復実験により構成されていた。全ての葉におけるアリ
マキの生死の計数により2日後に死亡率を評価した。
【表4】
【0037】高い死亡率がグリーン・ピーチ・アリマキ
に対する全てのイオウ/ピレトリンの即時使用用(RT
U)の配合物においてそれぞれ観察された。一方、除虫
菊抽出物を含まないイオウRTU仕様物は大幅に低い効
率であった。また、50ppm(ai)のピレトリンに
おいて、イオウ/ピレトリンのRTU配合物はそれぞれ
同等の濃度における粉末状イオウおよび乳化除虫菊抽出
物の単独の場合における各死亡率の合計値に比して協働
作用を示している。
【0038】実施例5:タバコ・アリマキに対する効力 タバコ・アリマキ(Myzus nicotianae)(ブラックマン
(Blackman))による群生のために6日間にわたり一定
のコロニー内にハツカダイコンの苗木を置いた。その
後、各処理物を全ての葉の表面が濡れるまで手持トリガ
ー式の噴霧器により供給した。処理後に、各苗木を完全
に無作為化したブロック設計様式で実験台の上に無作為
化した。各処理はそれぞれ1個の苗木における10回の
反復実験により構成されていた。全ての葉におけるアリ
マキの生死の計数により2日後に死亡率を評価した。
【表5】
【0039】高い死亡率がタバコ・アリマキに対する各
イオウ/ピレトリン濃縮物において観察された。殺虫石
鹸は比較的に低い死亡率を示した。上記イオウ/ピレト
リンの各配合物により処理したハツカダイコンの各苗木
において植物に対する毒性は全く見られなかった。
【0040】実施例6:バラ・ハバチ幼虫に対する効力 バラ・ハバチの幼虫(ローズ・スラグ(rose slugs))
(Endelomyia aethiops(Fabricus))をバラの苗木か
ら集めた。処理のために、これらの幼虫を各スタイロフ
ォーム・プレート上に置いて、手持トリガー式噴霧器に
より処理物を供給した(2回の通過/1回の反復実
験)。噴霧処理後に、全ての虫をペーパー・タオルの上
に移してから、湿らせた濾紙および食物供給源としての
バラの葉を入れたペトリ皿の中に移した。各処理はそれ
ぞれ1匹の幼虫における2回の反復実験により構成され
ていた。以下の処理の1日後に死亡率を評価した。
【表6】
【0041】イオウ/ピレトリンの即時使用用(RT
U)の配合物に対する直接的な接触の後にバラ・ハバチ
の幼虫の完全な死亡率(100%)が観察された。
【0042】実施例7:バラにおけるウドンコ病の管理 ウドンコ病に罹りやすい小型のバラの苗木(「リトル・
ホワイト・ライズ(Little White Lies)」変種)を手
持トリガー式噴霧器による処理により合計で14回の供
給において弱く処理した。各苗木の活発な発育を促進す
るためにこれらに定期的に施肥を行なった。各処理は4
回の反復実験により構成されていた。各評価をウドンコ
病を全く表示しない0点からウドンコ病により完全に被
覆された状態を示す10点までの0点乃至10点の評価
点により行なった。
【表7】
【0043】全ての処理は未処理の対照の処理物よりも
優位差をもって低いウドンコ病(の評価点)を示した。
上記イオウ/ピレトリンの即時使用用(RTU)の処理
は最も低いウドンコ病の評価点を示している。また、全
てのイオウの処理はオルテネクス・3−イン−1・プロ
ダクト(Orthenex 3-in-1 product)よりもバラ・ウド
ンコ病に対してさらに効果的であった。また、セイファ
ーズ・ガーデン・フンジサイド(Safer’s Garden Fung
icide)の場合にへりのネクローシス、葉のゆがみおよ
び白化の形態である程度の植物に対する毒性が見られ
た。一方、上記イオウ/ピレトリンのRTU仕様物の場
合には植物に対する毒性は全く観察されなかった。
【0044】実施例8:ズッキーニにおけるウドンコ病
の管理 完全に無作為化した実験的設計により、畑の中の「ズッ
キーニ・セレクト(Zucchini Select)」種のズッキー
ニの各苗木に対して各処理物を供給した。これらの苗木
に対して、合計で9回の噴霧処理にわたり、手持ポンプ
式噴霧器により7日乃至14日おきに噴霧処理を行なっ
た。各処理はそれぞれ1個の苗木における6回の反復実
験により構成されていた。各苗木を葉の上面においてコ
ロニー化された領域を決定することによりそのズッキー
ニ・ウドンコ病(Sphaerotheca fuliginea)について定
期的に評価した。
【表8】
【0045】上記の各イオウ/ピレトリン配合物はズッ
キーニにおけるウドンコ病をそれぞれ効果的に管理して
いる。
【0046】実施例9:スグリにおけるサビ病の管理 完全に無作為化した実験的設計により各処理物を黒スグ
リの苗(Ribes nigrum)に供給した。これらの苗木に対
して、合計で11回の噴霧処理にわたり、手持ポンプ式
噴霧器により7日乃至14日おきに噴霧処理を行なっ
た。各処理はそれぞれ1個の苗木における12回の反復
実験により構成されていた。評価において、サビ病の胞
子嚢群(Cronartium accidentale)の数を記録した。
【表9】
【0047】上記の各イオウ/ピレトリン配合物は未処
理対照物に比べてスグリのサビ病の胞子嚢の数を優位差
をもって減少している。
【0048】実施例10:バラにおける黒点病の管理 完全に無作為化した実験的設計により、各処理物を畑の
中の「アルティッシモ(Altissimo)」種のバラの苗に
供給した。これらの苗木に対して、合計で15回の噴霧
処理にわたり、手持ポンプ式噴霧器により7日乃至14
日おきに噴霧処理を行なった。各処理はそれぞれ1個の
苗木における12回の反復実験により構成されていた。
各苗木について、黒点病を有する葉の数および葉の減少
によりバラの黒点病の感染(Diplocarpon rosae)につ
いて定期的に評価した。
【表10】
【0049】上記のイオウ/ピレトリン即時使用用およ
び濃縮物の各配合物はバラの黒点病を効果的に管理して
いる。これらのイオウ/ピレトリン配合物の場合には、
上記イオウのみの殺虫剤(セイファーズ・サルファー・
ガーデン・フンジサイド)よりも少ない葉の減少が見ら
れた。
【0050】実施例11:ナミハダニに対する効力 成育したナミハダニ(Tetranychus urticae Koch)を一
定のコロニーから入手し、1枚の葉あたりに25匹のダ
ニをツルナシインゲンマメの苗木に配置した(1枚の葉
/1回の反復実験)。これらのダニを一晩にわたり自然
に放置した後に、手持トリガー式の噴霧器により葉の上
面および下面を濡らすまで各処理物を供給した。処理後
に、各苗木を無作為化したブロック設計様式で実験台の
上に無作為化した。各処理はそれぞれ1個の苗木におけ
る10回の反復実験により構成されていた。死亡率を処
理の2日後に評価した。
【表11】
【0051】上記において示されているように、イオウ
/ピレトリンの即時使用用(RTU)の配合物およびイ
オウ/ペルメトリンのRTU配合物の両方の場合におい
て高いナミハダニの死亡率が見られた。また、イオウ/
ペルメトリンのRTU配合物はそれぞれ同等の濃度にお
ける乳化ペルメトリンおよび粉末状イオウの単独の場合
における各死亡率の合計値に比して協働作用を示してい
る。
【0052】実施例12:グリーン・ピーチ・アリマキ
に対する効力 グリーン・ピーチ・アリマキ(Myzus persicae)(サル
ツァー(Sulzer))を一定のコロニーから入手して、処
理用のガラス・プレートに移した。その後、各処理物を
濡れた状態になるまで手持トリガー式の噴霧器により供
給して、アリマキをその各処理物に対して曝露した状態
に60秒間にわたり維持した。この処理の後に、アリマ
キをペトリ皿に貼り付けた濾紙に移して、各皿を完全に
無作為化した設計で実験台の上に無作為化した。各処理
はそれぞれ10匹のアリマキにおける10回の反復実験
により構成されていた。1日後に死亡率を評価した。
【表12】
【0053】グリーン・ピーチ・アリマキに対する高い
死亡率が上記全てのイオウ/ピレトリンおよびイオウ/
ペルメトリンの即時使用用(RTU)および濃縮物の各
配合物において見られた。
【0054】当該技術分野における熟練者であれば、日
常的な実験の及ぶ範囲において、本明細書において記載
されている本発明の特定の各実施形態に対する多くの等
価物を認識し、確認することができる。これらのおよび
これら以外のすべての等価物は本明細書において記載さ
れている特許請求の範囲に含まれると考えられる。な
お、上記従来の技術(BACKGROUND OF THE INVENTION)
の部分における刊行物および参考文献を含む本明細書に
おいて引用されている全ての刊行物および参考文献はそ
れぞれの内容において本明細書に参考文献として明白に
含まれる。
【0055】
【発明の効果】従って、本発明によれば、植物の病気お
よび虫およびダニの有害生物の同時的な管理のための効
果的で、環境的に安全である、使用の容易な殺虫剤が提
供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 37/06 A01N 37/06 37/10 37/10 43/08 43/08 H 43/16 43/16 C 43/80 102 43/80 102 43/90 105 43/90 105 53/08 59/06 Z 59/06 61/00 D 61/00 65/00 C 65/00 Z 53/00 508C (72)発明者 ダイアナ・エル・パーカー カナダ国、ブイ8エム・2エイチ6 ブリ ティッシュ・コロンビア、ブレントウッ ド・ベイ、ガーデン・ゲート・ドライブ 1244 (72)発明者 ジョージ・エス・パリッチ カナダ国、ブイ8エム・1エス1 ブリテ ィッシュ・コロンビア、サーニックトン、 トムソン・プレイス 8120 (72)発明者 デイビッド・エス・アーモンド カナダ国、ブイ8ゼット・2ゼット6 ブ リティッシュ・コロンビア、ビクトリア、 ローエンホルム・ロード 1144 (72)発明者 フレデリック・エス・セダン カナダ国、ブイ8エム・1ティー7 ブリ ティッシュ・コロンビア、サーニックト ン、マウント・セイント・マイケル・ロー ド 2415 (72)発明者 キャメロン・ディー・ウィルソン カナダ国、ブイ9ビー・5ティー8 ブリ ティッシュ・コロンビア、ビクトリア、デ ューク・ロード 3733 Fターム(参考) 4H011 AA01 AC01 AC04 BA04 BA05 BA06 BB15 BB18 BB22 BC03 BC06 BC10 BC19 BC20 BC22 DA15 DD03 DH08 DH14

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体懸濁状の農薬組成物において、イオ
    ウ、およびピレトリン、ピレスロイドおよびこれらの混
    合物から成る群から選択される第2の成分を含有してお
    り、当該組成物が環境に対して相容性を有していて、植
    物に対する毒性をほとんどまたは全く有していない農薬
    組成物。
  2. 【請求項2】 さらに、前記第2の成分の酸化を減少す
    るために有効な酸化防止剤を含有している請求項1に記
    載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記組成物が即時使用用の配合物であ
    り、前記酸化防止剤が約0.001%乃至0.5%の範
    囲内の一定濃度で存在している請求項2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記組成物が濃縮状態の配合物として調
    製されており、前記酸化防止剤が約0.01%乃至2.
    0%の範囲内の一定濃度で存在している請求項2に記載
    の組成物。
  5. 【請求項5】 前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシト
    ルエン、ブチル化ヒドロキシ・アニソール、没食子酸プ
    ロピル、およびビタミンE、混合状態のトコフェロー
    ル、α−トコフェロール、エトキシキン、およびアスコ
    ルビン酸等の天然の酸化防止剤から成る群から選択され
    る請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の組成
    物。
  6. 【請求項6】 前記組成物が即時使用用の配合物である
    請求項1に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 前記第2の成分が約25ppm乃至10
    00ppmの一定濃度で存在しているピレトリンである
    請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記第2の成分が約50ppm乃至20
    0ppmの一定濃度で存在しているピレトリンである請
    求項7に記載の組成物。
  9. 【請求項9】 前記第2の成分が約10ppm乃至40
    0ppmの一定濃度で存在している合成ピレスロイドで
    ある請求項6に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記第2の成分が約20ppm乃至2
    50ppmの一定濃度で存在している合成ピレスロイド
    である請求項9に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記イオウが約0.025%乃至1.
    0%の一定濃度で存在している請求項6に記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】 前記イオウが約0.2%乃至0.4%
    の一定濃度で存在している請求項11に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記組成物が濃縮状態の配合物である
    請求項1に記載の組成物。
  14. 【請求項14】 前記第2の成分が約500ppm乃至
    10,000ppmの一定濃度で存在しているピレトリ
    ンである請求項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記第2の成分が約1000ppm乃
    至5000ppmの一定濃度で存在しているピレトリン
    である請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記第2の成分が約200ppm乃至
    10,000ppmの一定濃度で存在している合成ピレ
    スロイドである請求項13に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記第2の成分が約400ppm乃至
    5000ppmの一定濃度で存在している合成ピレスロ
    イドである請求項16に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 前記イオウが約2%乃至40%の一定
    濃度で存在している請求項13に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記イオウが約4%乃至20%の一定
    濃度で存在している請求項18に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 前記イオウが元素状態のイオウ、イオ
    ウ粉末、湿潤性イオウ、水分散性の顆粒状イオウ、湿潤
    性の粉末イオウ、コロイド状イオウ、液体流動性イオ
    ウ、およびこれらの混合物から成る群から選択される請
    求項1に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 前記組成物が約3乃至9の範囲内の一
    定のpH値を有する請求項1に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 さらに、植物に対して毒性を生じるこ
    となく前記第2の成分を乳化できる界面活性剤を含有し
    ている請求項1に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 前記界面活性剤がアニオン性界面活性
    剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両
    性界面活性剤、およびこれらの混合物から成る群から選
    択される請求項22に記載の組成物。
  24. 【請求項24】 さらに、前記イオウ成分を前記配合物
    中に懸濁するために有効な懸濁剤を含有している請求項
    1に記載の組成物。
  25. 【請求項25】 前記懸濁剤がアラビア・ゴム、グアー
    ・ゴム、カゼイン酸ナトリウム、ポリビニル・アルコー
    ル、ケイ酸マグネシウム・アルミニウム、イナゴマメ・
    ゴム、キサンタン・ガム、ケルガム(kelgum)、セルロ
    ース誘導体、ポリアクリル酸ポリマー、およびこれらの
    混合物から成る群から選択される請求項24に記載の組
    成物。
  26. 【請求項26】 さらに、前記配合物中における不所望
    なバクテリアおよび真菌類の成長を管理するために有効
    な微生物に対する保存剤を含有している請求項1に記載
    の組成物。
  27. 【請求項27】 前記微生物に対する保存剤がアルコー
    ル類、安息香酸、安息香酸の塩類、プロピオン酸、プロ
    ピオン酸の塩類、ソルビン酸、ソルビン酸の塩類、パラ
    ベン類、ベンズイソチアゾリン−3−オン保存剤、イソ
    チアゾリン−3−オン保存剤、1−(3−クロロアリ
    ル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタ
    ン・クロリド保存剤、o−フェニルフェノールのナトリ
    ウム塩保存剤、およびこれらの混合物から成る群から選
    択される請求項26に記載の組成物。
  28. 【請求項28】 不所望な虫の有害生物、ダニの有害生
    物、および植物の病気を管理するための方法において、 イオウ、およびピレトリン、ピレスロイドおよびこれら
    の混合物から成る群から選択される第2の成分を含有し
    ている組成物を備える工程と、 前記組成物の農薬として有効な一定の量を植物の病気、
    虫の有害生物、およびダニの有害生物が望まれていない
    一定の領域に供給する工程を含む方法。
  29. 【請求項29】 前記組成物が、さらに、前記第2の成
    分の酸化を減少するために有効な酸化防止剤を含有して
    いる請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記組成物が即時使用用の配合物であ
    り、前記酸化防止剤が約0.001%乃至0.5%の範
    囲内の一定濃度で存在している請求項29に記載の方
    法。
  31. 【請求項31】 前記組成物が濃縮状態の配合物として
    調製されており、前記酸化防止剤が約0.01%乃至
    2.0%の範囲内の一定濃度で存在している請求項29
    に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記酸化防止剤がブチル化ヒドロキシ
    トルエン、ブチル化ヒドロキシ・アニソール、没食子酸
    プロピル、およびビタミンB、混合状態のトコフェロー
    ル、α−トコフェロール、エトキシキン、およびアスコ
    ルビン酸等の天然の酸化防止剤から成る群から選択され
    る請求項29乃至請求項31のいずれか1項に記載の方
    法。
  33. 【請求項33】 前記組成物が即時使用用の配合物であ
    る請求項28に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記第2の成分が約25ppm乃至1
    000ppmの一定濃度で存在しているピレトリンであ
    る請求項33に記載の方法。
  35. 【請求項35】 前記第2の成分が約10ppm乃至4
    00ppmの一定濃度で存在している合成ピレスロイド
    である請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記イオウが約0.025%乃至1.
    0%の一定濃度で存在している請求項33に記載の方
    法。
  37. 【請求項37】 前記組成物が濃縮状態の配合物である
    請求項28に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記第2の成分が約500ppm乃至
    10,000ppmの一定濃度で存在しているピレトリ
    ンである請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記第2の成分が約200ppm乃至
    10,00ppmの一定濃度で存在している合成ピレス
    ロイドである請求項37に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記イオウが約2%乃至40%の一定
    濃度で存在している請求項37に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記イオウが元素状態のイオウ、イオ
    ウ粉末、湿潤性イオウ、水分散性の顆粒状イオウ、湿潤
    性の粉末イオウ、コロイド状イオウ、液体流動性イオ
    ウ、およびこれらの混合物から成る群から選択される請
    求項28に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記組成物が約4乃至9の範囲内の一
    定のpH値を有する請求項28に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記組成物が、さらに、植物に対して
    毒性を生じることなく前記第2の成分を乳化できる界面
    活性剤を含有している請求項28に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記界面活性剤がアニオン性界面活性
    剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両
    性界面活性剤、およびこれらの混合物から成る群から選
    択される請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記組成物が、さらに、前記イオウ成
    分を前記配合物中に懸濁するために有効な懸濁剤を含有
    している請求項28に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記懸濁剤がアラビア・ゴム、グアー
    ・ゴム、カゼイン酸ナトリウム、ポリビニル・アルコー
    ル、ケイ酸マグネシウム・アルミニウム、イナゴマメ・
    ゴム、キサンタン・ガム、ケルガム(kelgum)、セルロ
    ース誘導体、ポリアクリル酸ポリマー、およびこれらの
    混合物から成る群から選択される請求項45に記載の方
    法。
  47. 【請求項47】 前記組成物が、さらに、前記配合物中
    における不所望なバクテリアおよび真菌類の成長を管理
    するために有効な微生物に対する保存剤を含有している
    請求項28に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記微生物に対する保存剤がアルコー
    ル類、安息香酸、安息香酸の塩類、プロピオン酸、プロ
    ピオン酸の塩類、ソルビン酸、ソルビン酸の塩類、パラ
    ベン類、ベンズイソチアゾリン−3−オン保存剤、イソ
    チアゾリン−3−オン保存剤、1−(3−クロロアリ
    ル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタ
    ン・クロリド保存剤、o−フェニルフェノールのナトリ
    ウム塩保存剤、およびこれらの混合物から成る群から選
    択される請求項47に記載の方法。
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