JPH02206500A - 衣類乾燥機の稼動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、ガスバーナ等のヒータ、ファン、回転ドラム
、温度検知手段（例えばサーモ、サーミスタ）を用いた
衣類乾燥機の稼動方法に関する。

（ロ）従来の技術 この種の衣類乾燥機の一例が特開昭６３−２２９０９９
号公報に開示されている。このものは、乾燥用の温度検
知手段（サーモ）が乾燥風温度を維持すべく断続的に作
動してヒータを０Ｎ−ＯＦＦし、この断続回数が基準回
数に一致すると、時間制御に移行し、この問温度検知手
段がヒータを０Ｎ−ＯＦＦ［、、しかる後に乾燥行程を
終了する。そして、終了後はヒータを完全にＯＦＦして
クールダウンを行なうものである。

（ハ）　発明が解決しようとする課題 しかし、ジーンズ等の衣類を乾燥する場合は斯る乾燥制
御だけでなく、種々の乾燥制御を行なっても、なかなか
充分には乾燥しきれない。従って、従来例にあっては、
乾燥行程後に直ぐにクールダウンを行なうので、取出し
の際に少し生がわきの冷い衣類を取出すことになり、こ
の場合に使用者に乾燥機能の低下、故障と云う誤った認
識を与える惧れがある。

特に、コインランドリー等に設置した場合は、オーナー
とのトラブルの原因になりかねない。

本発明は、斯る点に鑑み、乾燥行程が実行されたことを
確実に認識させ得るようにしたものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明による解決方法は、設定された運転時間中、回転
ドラムにヒータ及びファンによる高温の乾燥風を供給す
る乾燥行程と、この乾燥行程の後に上記乾燥風より低温
で常温より高温の保温風を供給する保温行程とを実行す
ると云う構成である。

運転時間の設定は、例えばコインの投入によって行なわ
れ、その投入数によって保温行程の時間が変化すること
になる。

また、乾燥行程の時間を乾燥用温度検知手段（例えばサ
ーモ）の断続回数に応じて決める。

（ホ）　作用 高温で乾燥を行なった後の残り時間中、例えば４０℃〜
５０℃程度の温度で保温を行ない、運転時間経過後に取
出される衣類を暖めておく、従って、ジーンズ等の乾燥
しにくいものでは表面が暖かいので、一応乾燥行程は実
行したと云う認識を与えることができ、乾きが悪ければ
再度乾燥させると云うことになる。

（へ）実施例 以下、コインランドリーで多用されるガス式の衣類乾燥
機を、マイクロコンピュータ（以下マイコン）によって
運転制御する例を図面に基づいて説明する。

第３図に於いて、衣類乾燥機の機体１は、上部にガスバ
ーナ２及び燃焼室３（ヒータ）を内装し、中段に横軸型
の回転ドラム４を回転自在に内装し、下段には横向きの
フィルター５及び排気用のファン６を内装している。そ
して、機体１は、上部前面にマイコン７等の制御系やコ
イン投入口を組込んだパネル８を設け、下部後面に排気
ダクト９を突設し、中段前面に衣類出入口を開閉する扉
１０を設けている。

上記回転ドラム４及びファン６は、共通のモータ１１に
よって適当な速度で回転される。これらを回転してガス
バーナ２を点火すると、燃焼熱気が高温（例えば７０℃
〜８０℃）の乾燥風として中段に流下し、回転ドラム４
に多数の入口１２・・・から入って衣類を乾燥させ、下
段ではフィルター５を通って排気ダクト９に至る。

機体１内の中段から下段には、回転ドラム４から出た乾
燥風等の温度を検知して接点等を開閉させる乾燥用サー
モ１３と保温用サーモ１４が配設されており、これらが
温度検知手段を構成している。

次に第１図の制御ブロック図に基づいて説明すると、マ
イコンマは乾燥用サーモ１３と保温用サーモ１４とから
夫々ＯＮ信号とＯＦＦ信号を入力すると共に、コイン投
入検知手段１５がらコイン投入の検知信号を入力し、ス
タートキー１６からの操作信号を得てガスバーナ２等の
ヒータ、モータ１１を制御する。この第１図では、マイ
コン７がサーモ１３．１４がら直接入力しているが、こ
れらのサーモ１３．１４をヒータやモータの電源路に介
挿して制御することもできる。

運転制御について、第１図及び第２図のフローチャート
に基づいて説明する。主制御部１７は、ＲＯＭ１８の記
憶データや各種の信号に基づいて各制御部等に制御信号
を出力するものであり、コイン投入検知手段１５からの
検知信号を判別すると、ＲＡＭ１９の断続フラグ及び断
続カウンタ２０の内容をクリアし、運転時間タイマ２１
にコインの投入数に応じた運転時間を設定する。そして
、主制御部１７は、スタートキー１６から操作信号が入
力されると、運転時間タイマ２１のカウントを開始する
と共に、カウントアツプしていないことを条件に乾燥制
御部２２により乾燥行程を実行させる。

この９２煤行程は乾燥制御部２２がガスバーナ２を点火
、燃焼させ、モータ１１を駆動させてドラム４を反転さ
せ、ファン６を高速回転させることである。

而して、主制御部１７は、ドラム４通過後の乾燥風の温
度が７０℃に到達する毎に乾燥用サーモ１３が０ＦＦＬ
、ヒータ（ガスバーナ２）を止める回数、即ち断続回数
を断続カウンタ２０でカウントさせており、カウントす
る度に、デイツプスイッチ等で予め自由に設定され且つ
記憶させてある基準回数と判別部２３で比較、判別させ
る０本実施例に於ける基準回数は春秋では６回、夏では
５回、冬では７回とするのが望ましいが、上述のとおり
、オーナー（所有者）が１〜１５の間で自由に設定する
ことができる。

かくして、断続回数が一致するまではヒータを乾燥用サ
ーモ１３の０Ｎ−ＯＦＦと共に断続的に作動させ、約７
０°Ｃの加熱乾燥を進行する。その内に断続回数と基準
回数が一致すると、主制御部１７はこの一致信号により
５分タイマ２４による時間制御を行なう。

この５分間の時間制御中にも乾燥用サーモ１３は断続し
、加熱乾燥が進行し、５分間経過時点では少量負荷にあ
っては２回程断続して吃燥率１００％に到達し、定格負
荷にあっては３回程断続して乾燥率約９３％に到達する
。

斯る５分タイマ２５のタイムアツプにより、タイマ出力
を受けた主制御部１７は運転時間タイマ２１の残り時間
を見ながら保温行程に移行させる。

この保温行程は、本質的には乾燥行程と同じであるが、
制御温度を保温用サーモ１４で規定する約４０℃として
いる点で異なる。

而して、主制御部１７は、ドラム４通過後の乾燥風の温
度が約４０℃に下って、保温用サーモ１４がＯＮし、約
４０℃より少し昇温してＯＦＦする度に保温制御部２５
によってヒータを０Ｎ−ＯＦＦさせ、この保温用の温度
を維持する。

このように保温している間に運転時間タイマ２２がタイ
ムアツプすると、主制御部１７は、終了制御部２６によ
ってヒータを０ＦＦ１．、、保温用サーモ１４がＯＮす
るのを調べさせる。即ち、温度が約４０℃に低下するの
を調べ、それまでは運転時間が経過してもモータ１１を
駆動し続け、ドラム４及びファン６を回転させる。ファ
ン６による排気を継続させていると、温度低下が円滑に
進み、サーモ１４が比較的短時間でＯＮする。すると、
終了制御部２６は、ここでモータ１１を停止してドラム
４及びファン６の回転を止めるのである。従って、この
終了時点では、衣類中の蓄熱に基づく自然発火の惧れが
無くなる。

（ト）発明の効果 本発明に依れば、運転時間中に乾燥行程が実行されて終
了した後には、残り時間に自動的に保温行程を実行させ
たので５終了後の衣類取出し時に衣類が生乾きで冷えき
っていると云うことが無く、乾燥８！能の低下、故障と
云う誤認識を与えることがないので、信頼性の秀れた衣
類乾燥機を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による衣類乾燥機の制御ブロック図、第
２図は動作説明のためのフローチャート、第３図は側断
面図である。 ２・・・ガスバーナ（ヒータ）　、４川回転ドラム、６
・・・ファン、７・・−マイコン、１３・・・乾燥用サ
ーモ（乾燥用温度検知手段）、１４・・・保温用サーモ
（保温用温度検知手段）、１７・・・主制御部。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）設定された運転時間中、回転ドラムにヒータ及び
   ファンによる高温の乾燥風を供給する乾燥行程と、この
   乾燥行程の後に上記乾燥風より低温で常温より高温の保
   温風を供給する保温行程とを実行する衣類乾燥機の稼動
   方法。
2. （２）上記乾燥行程を、乾燥用温度検知手段の検知信号
   に基づいて終了させたことを特徴とする第１項記載の衣
   類乾燥機の稼動方法。