JPH02206477A - ステンレス浴槽 - Google Patents

ステンレス浴槽

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Publication number
JPH02206477A
JPH02206477A JP1026554A JP2655489A JPH02206477A JP H02206477 A JPH02206477 A JP H02206477A JP 1026554 A JP1026554 A JP 1026554A JP 2655489 A JP2655489 A JP 2655489A JP H02206477 A JPH02206477 A JP H02206477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathtub
stainless steel
pigment
paint
infrared rays
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1026554A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Takahashi
高橋 登志雄
Kyoji Mizutani
水谷 京二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIZUTANI PAINT KK
SILVER KOGYO KK
Silver Industries Inc
Original Assignee
MIZUTANI PAINT KK
SILVER KOGYO KK
Silver Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by MIZUTANI PAINT KK, SILVER KOGYO KK, Silver Industries Inc filed Critical MIZUTANI PAINT KK
Priority to JP1026554A priority Critical patent/JPH02206477A/ja
Publication of JPH02206477A publication Critical patent/JPH02206477A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ステンレス鋼板を屈曲成形してなる浴槽の内
面に遠赤外線を放射するルチル型酸化チタン(TiO2
)を顔料として含有する合成樹脂塗料を塗布して入浴感
を改善するようにしたことを特徴とするステンレス浴槽
に関する。
〈従来の技術〉 周知のように、錆が発生しない等の利点を有する従来の
ステンレス浴槽は、ステンレス鋼板をプレス成形して構
成したものである。
また、このステンレス浴槽には浴槽の表面を研磨加工し
たり、エツチング加工して装飾模様を描いたものもある
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、従来のステンレス浴槽は、ステンレス鋼の地金
が露出しているので、入浴者の触感或いは視感において
冷たい感覚を起想させる。
また、ステンレスにかかわらず従来の強化プラスチック
浴槽の内壁面は、壁面に発熱体を構成したものを除いて
、単に湯を保持するためものでしかな(、内壁面の断熱
効果を向上させる程度の作用を有するにすぎないもので
あった。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記に鑑み提案されたもので、入浴至適温度
帯における放射エネルギーが最大になる波長6〜15μ
mの遠赤外線を放射するルチル型酸化チタン(Ti02
)を顔料として含有する合成樹脂の塗料を、浴槽内面に
塗布するようにしたことを特徴とするステンレス浴槽に
関するものである。
本発明のステンレス浴槽は、合成樹脂溶液に顔料を含有
させた塗料を浴槽の内面に塗布して乾燥させるものであ
って、顔料としてルチル型Ti0iを使用すると、この
ルチル型Ti0iが、ブランクの法則から人体に吸収さ
れやすい波長6〜15μmの遠赤外線を浴槽表面から放
射することにより、入浴者の身体をより深く暖めること
ができるものである。
上記した本発明のステンレス浴槽は、浴槽を従来と同様
にステンレス鋼板をプレス成形して形成し、この浴槽の
内面に上記した塗料を塗布して乾燥させ、浴槽の内面に
塗料の乾燥被膜を形成して構成するものである。
上記した塗料は、合成樹脂分が約22重量%、顔料が約
40重量%、溶剤が約38重量%のものである。そして
、合成樹脂としてはポリシロキサンを使用することがで
き、また顔料は約95重量%が酸化チタン(TiO2)
で、残部はアルミナと硫酸バリウムであり、溶剤として
はトルエンとキシレンとの混合物を使用したものである
また、この塗料は合成樹脂と顔料との混合割合が、塗膜
ペースで合成樹脂が10〜70重量%、顔料が90〜3
0重量%程度が望ましい。
顔料が30重量%以下では熱放射率が小さくなり、また
90重量%以上では塗膜の光沢低下や、ステンレス基材
との付着力低下を来す欠点がある。
上記した本発明のステンレス浴槽の構成において、必須
条件であるルチル型TiO□は、入浴至適温度帯におい
て波長6〜15μmの遠赤外線を優先的に放射する物質
として、見い出されたものであり、同じTi0iでもエ
イスイ石型TiO□では遠赤外線を放射する物質として
の効果が著しく低下する。
このルチル型TiO□を塗料用の顔料として使用するに
は、例えば三本ロール練り、ボールミル等の方法により
粒径数μmの粉体としたルチル型TiO□の顔料を合成
樹脂溶液に混合して塗料を作製するのであって、この塗
料を浴槽の特に内面に所望の厚みで塗布して乾燥させれ
ばよい。そして、塗料の顔料としては、ルチル型Ti0
i以外に無機或いは有機顔料を併用することもできる。
以下に、上記した遠赤外線を放射するルチル型Ti1t
について説明する。
一般に、物質は、その温度・に応じてエネルギーを電磁
波として放射し、ブランクの法則に従う波長分布でエネ
ルギーを放出していることが知られている。
ブランクの法則によれば、黒体の表面の単位面積が単位
時間に放射する放射エネルギーEは、E = (2x 
C”h/λ’)−(dλ/eCR/!″−T−1)とな
る(但し、C:光速、hニブランク定数、k:ボルツマ
ン定数、λ:波長、T;絶対温度)。
また、絶対温度Tにおける最大エネルギーの波長λ1.
8は、ウィーンの変位則により、見、、、 =2897
/T から求めることができる。
そして、浴槽内面の至適温度帯を40〜45℃とし、ス
テンレス浴槽を完全黒体とみなせば、放射エネルギーは
波長4〜30μm帯域に分布し、最大エネルギー波長は
約9μmとなる。また、波長6〜15μmの帯域が、最
も放射エネルギーが強いことが理解できろ。
一方、熱エネルギーとして放射される電磁波は、赤外線
または熱線と呼ばれ、その中でも特に人体に強い浸透力
をもつ波長は、6〜15μmの遠赤外線と呼ばれる帯域
である。また、上記6〜15μmの波長帯域をもつ遠赤
外線には、水分子による吸収帯がないので、水或いは水
蒸気中であっても効率良く人体に作用し、人体に吸収さ
れて熱感を刺激する。
したがって、浴槽の内面が完全黒体に表面処理されてい
るならば、浴槽内面から放射する遠赤外線が、浴湯或い
は水蒸気に吸収されることなく入浴者に到達し、入浴者
に体の芯から暖まるという感覚を起想させる。
また、一般に、金属は熱エネルギーの放射率が低(、例
えば、研磨されたステンレス鋼の放射率は全波長に亙っ
て、0.1〜0.2である。このことは、完全黒体に比
べて10〜20%しかエネルギーを放射していないこと
を意味する。そして、ステンレス浴槽が、入浴者に冷た
い触感を与える原因がここにあるといえるが、本発明で
は前記したように、ルチル型TiO□を顔料として含有
する塗料の塗膜を浴槽の内面に形成することにより、外
観的にも、実際の入浴時にも、暖かみをもたらせるもの
である。
〈実施例) 以下に、本発明のステンレス浴槽を実施例により説明す
る。
本発明のステンレス浴槽を、以下のように作製して実施
例とした。
無処理のステンレス浴槽の内面に、以下に示す組成の塗
料を、乾燥塗膜が30μmとなるように塗布した。尚、
塗料中の顔料の粒度分布も以下に示した。
(塗料組成) 樹脂   100重量部 顔料       100重量部 (その他        1重量部 (顔料の粒度分布) 3μm以下・・・90% 3〜8μm・・・ 7% 8μm以上・・・ 3% また、比較例として、無処理のステンレス浴槽を用いた
上記した本発明の実施例及び比較例の浴槽の内面から放
射される遠赤外線の、それぞれ41.6℃、42.4℃
における分光放射強度と、完全黒体に対する熱放射率を
測定した。
実施例の分光放射強度の結果を第1図に示し、完全黒体
に対する熱放射率の結果を第2図に示した。
又、比較例の分光放射強度の結果を第3図に示し、完全
黒体に対する熱放射率の結果を第4図に示した。
各図面において、横軸は波長(単位μm)、第1図およ
び第3図における縦軸は分光放射強度(単位訃cm−”
5tr−” μm−’ ;ただし、Wはワット、 st
rはステラジアン)、第2図および第4図における縦軸
は熱放射率(%)である。
〈発明の効果〉 以上要するに本発明によれば、人体に強い浸透力を有す
る6〜15μmの波長を含有する遠赤外線を放射するル
チル型TiO□を顔料として塗料に混合し、該塗料を浴
槽の内面に塗布したので、入浴至適温度帯において浴槽
内面から波長6〜15μmの遠赤外線を優先的に放射さ
せることができ、放射した遠赤外線により体の芯から暖
めると共に、塗装による装飾により金属色の冷たい色感
を生じさせることがない。
そして、本発明は、入浴者に体の芯から暖まったという
快適な満足感を与え、ストレス解消、温熱療法など医療
や健康増進に役立つ実用的価値の極めて高いものである
なお、ルチル型Ti0aの顔料を含有する塗料で処理し
たステンレス鋼板を、浴室ユニットの壁部分、天井部分
、洗い場の床部分などに使用すると、湿気の高い浴室内
でも水蒸気に吸収されることなく放射熱が身体に到達す
るので、暖かみを感じることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の分光放射強度の結果を示した
グラフ、第2図は実施例の完全黒体に対する熱放射率の
結果を示したグラフ、第3図は比較例の分光放射強度の
結果を示したグラフ、第4図は、完全黒体に対する熱放
射率の結果を示したグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 入浴至適温度帯における放射エネルギーが最大になる波
    長6〜15μmの遠赤外線を放射するルチル型酸化チタ
    ン(TiO_2)を顔料として含有する塗料を、浴槽内
    面に塗布するようにしたことを特徴とするステンレス浴
    槽。
JP1026554A 1989-02-07 1989-02-07 ステンレス浴槽 Pending JPH02206477A (ja)

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JP1026554A JPH02206477A (ja) 1989-02-07 1989-02-07 ステンレス浴槽

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JP1026554A JPH02206477A (ja) 1989-02-07 1989-02-07 ステンレス浴槽

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JPH02206477A true JPH02206477A (ja) 1990-08-16

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ID=12196749

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JP1026554A Pending JPH02206477A (ja) 1989-02-07 1989-02-07 ステンレス浴槽

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JP (1) JPH02206477A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04106134A (ja) * 1990-08-25 1992-04-08 Souwa Kagaku Sangyo Kk 繊維強化プラスチックス用表面処理材

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5727944A (en) * 1980-07-22 1982-02-15 Kubota Ltd Enameled bathtub
JPS61288862A (ja) * 1985-06-13 1986-12-19 松下電工株式会社 浴槽の構造

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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