JPH03225787A - 遠赤外線放射複合材 - Google Patents

遠赤外線放射複合材

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JPH03225787A
JPH03225787A JP1953590A JP1953590A JPH03225787A JP H03225787 A JPH03225787 A JP H03225787A JP 1953590 A JP1953590 A JP 1953590A JP 1953590 A JP1953590 A JP 1953590A JP H03225787 A JPH03225787 A JP H03225787A
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JP
Japan
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far
infrared
composite material
far infrared
infrared radiation
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Application number
JP1953590A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nishino
敦 西野
Kosei Kajiwara
梶原 孝生
Masaki Ikeda
正樹 池田
Kunio Kimura
邦夫 木村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は40〜250℃の温度領域で遠赤外線を豊富に
放射することの可能な遠赤外線放射耐熱性複合材に関す
るものである。
従来の技術 生活様式の多様化、製造装置の多様化により、様々な機
能を有する複合材が要望されている。特に近年、遠赤外
線の応用機器がブームとなり、各種の遠赤外線放射材料
や遠赤外線放射発熱体が開発されている。
これまでは、遠赤外線材料としてアルミナ、シリカまた
は、これらを豊富に含有するコージェライト系、ムライ
ト系のセラミックスが工業的に利用されていた。これら
の材料はいずれも硬く、もろいため、取扱が困難であっ
た。したがって、これらのセラミックス材料は単体で、
一般家庭用や工業用として用いられておらず、耐熱塗料
中に分散する方法、プラズマ溶射法で溶着被覆する方法
、あるいは、ホーロにより被覆する方法などで用いられ
ていた。しかしながら、シーズヒータや石英ヒータなど
の発熱体表面に上記の遠赤外線材料を塗装や溶射法で被
覆した遠赤外線放射発熱体の場合、発熱体のオン−オフ
サイクルで、比較的短期間に遠赤外線被覆層が刺離する
問題が生じた。これは、遠赤外線放射被覆層と発熱体と
の界面で、両者の熱膨張率の整合性が極めて悪いためで
ある。
この対策として、遠赤外線放射被覆層の厚みを薄くして
、発熱体の熱膨張に整合させようとする試みもなされた
が、遠赤外線被覆層が薄すぎて発熱体の熱エネルギーを
充分に遠赤外線に波長変換させることができないという
問題点が生じた。
また、現在、上述の遠赤外線材料やその応用機器は、主
に使用温度域が400〜900℃の比較的高温域のもの
が多く、40〜250℃の室温から中温度域で使用する
材料やその機器は、現在のところ適当なものがない。特
に、ホームサウナ用、家庭用の各種乾燥機用、システム
バス用等に新しい遠赤外線放射複合材の開発が要望され
ている。
発明が解決しようとする課題 一般に、遠赤外線放射に優れたセラミックスは硬くて、
もろく、かつ、加工性に乏しい材料である。前述の如く
、遠赤外線複合材の加工法として、塗装法、溶射法、ホ
ーロ法等が用いられていたが、それぞれ、一長一短があ
った。
本発明は上記問題点にもとづき、家庭用として、広範に
利用されている40〜250℃の低温から中温の温度域
での、遠赤外線放射に優れた新複合材を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、放射率0.4以上の遠赤外放射材料と耐熱性
樹脂とで構成されたことを特徴とする遠赤外線放射複合
材である。
作用 本発明で用いる遠赤外線放射材料は、公知のAl2O5
1s102 +ZrO21TI02を主成分とし、さら
にFe 、Go 。
Nl、Cr、Zn、Sn等の遷移金属の酸化物を含有し
た複合酸化物からなるセラミックス、またはガラスで、
粒径が0.11〜1hの比較的大きな破砕粒を用いる。
さらに、これらの遠赤外線放射材料を不飽和ポリエステ
ル系、アクリル系などの耐熱性、寸法安定性、接着性、
コスト力等に優れた樹脂を用いて遠赤外線放射性を有す
る複合材を提供できる。
実施例 まず各構成要素について述べる。
a)遠赤外線放射材料 本発明で用いる遠赤外線放射材料は、AbOs、510
2 、Zr o2 、r 10a +または、ガラスを
主成分とし、さらに、Fe、Go、N1 、Or、Zn
、Sn等の遷移金属の酸化物を含有した複合酸化物から
なるセラミックまたはガラスを用いる。
b)ガラス系遠赤外線放射材料 遠赤外線放射材料としてのガラスは、石英ガラス、ソー
ダ石灰ガラス、鉛アルカリガラス、アルミナ硼硅酸ガラ
ス、硼硅酸ガラスを用いる。また、これらのガラスを主
成分として、Fe、Co、旧、Or、Zn、Sn等の遷
移金属イオンまたは遷移金属の酸化物をコロイド吠でガ
ラス主成分中に分散した着色ガラスを遠赤外線材料とし
て用いることも可能である。
C)遠赤外線放射材料の粒度 一般に、遠赤外線放射材料は細かく粉砕すると粒子の大
きさに比例して、放射する遠赤外線の波長は1〜5μ−
の長波長側にシフトする。長波長側にシフトする程、単
位時間当りの伝熱輸送量はそれだけ小さくなる。  し
たがって、遠赤外線放射材料の破砕径は重要なファクタ
ーとなり、0.1〜10謡mの比較的大きな破砕状の材
料を遠赤外線放射材料として用いることを特徴とする。
上記a)、b)で述べた遠赤外線放射材料はジョークラ
ッシャーのような粗粉砕機で破砕し、0.1〜10mm
の大きさの破砕粒子に粒度調製する。
遠赤外線放射材料の破砕径が0.1wn+よりも細かな
粒子は、次の二つの観点から好ましくない。
イ)前述の如く、遠赤外線への波長変換に際して、長波
長側にシフトし、単位時間当りの伝熱輸送量も小となる
口)不飽和ポリエステル系、アクリル系耐熱性樹脂の硬
化養生時に、上記破砕材料が一種の触媒として作用し、
樹脂の異常硬化や硬化遅延、さらには樹脂が全く硬化し
なくなる等の問題点が発生し、量産性の観点から0.1
1以下の破砕粒子は好ましくない。
また、破砕径が10mm以上の場合、後述する複合材用
樹脂との接合強度に問題があり好ましくない。
d)遠赤外線放射材料の表面処理 遠赤外線放射材料の破断面の触媒活性は、遠赤外線放射
材料の種類、樹脂との配合比率、粒度等により影響され
る。このため遠赤外線放射材料の破断面と樹脂との接着
強度を安定化し、樹脂の硬化養生時間を一定化させる方
法として、樹脂と破砕粒を混練する前に、着色ガラスの
破断面に予めシリコーン樹脂系のカップリング剤で表面
処理を施す。この表面処理により、遠赤外線放射材料の
破断面と樹脂の界面との接合時間、結合強度等を安定化
させ、さらに気泡発生、複合材の美観等を総合的に改善
できる。
e)複合材用樹脂 本発明の遠赤外線放射複合材は、常用使用温度が40〜
250℃の温度域で使用されるため、この使用温度域で
、表面軟化、臭気発生、寸法変化等があってはならない
。例えば、弗素樹脂は200℃以上で表面軟化し、ポリ
カーボネート系は耐水性、寸法安定等で問題があり、好
ましくない。また、ウレタン系はCN基を有し、生産時
・使用時に危険で、好ましくはない。また、フェノール
系は低コスト、強い接着性を有するが、長期間の使用時
にホルマリン臭を発生し、ホルマリンアレルギーの問題
を生起し、家庭用、建材用、家電機器用としては、好ま
しくはない。このよみに複合材の生産性、安全性、量産
性、コスト性等を墾々勘案して、本発明を構成する複合
材用樹脂として、不飽和ポリエステル系または、アクリ
ル系樹脂が好ましい。
したがって、上記の二種類の樹脂の少なくとも一種を遠
赤外線放射複合材用の合成樹脂と巳゛ζ用いることが出
来る。
f)樹脂と遠赤外線放射材料との配合比複合材中の樹脂
の配合比は15〜90重量%が適当である。15重量%
以下は強度が問題となり、90重量%以上では遠赤外線
放射量が少なくなり問題となる、目的用途により任意に
15〜90重量%の範囲を選択して用いることができる
次に、本発明の具体的実施例を述べる。
〈実施例1〉 l)不飽和ポリエステル樹脂(大日本インキ化学工業(
株)製ポリライト)・・25重量部2) アルミナ系シ
ャモット(アルミナ成分65%、シリカ成分20%、そ
の他Fe、Mn、 Znの酸化物からなる複合酸化物、
平均放射率: 0.fi5、   粒度 6〜9mm:
 40%、l〜BIIll: 30%、0.1〜1: 
30%)・・15重量部 3)表面処理:信越化学(株)製、KBM−5034)
触媒二日本油脂(株)製、パーメックNとBPO・・0
.2重量部 〈実施例2〉 I)不飽和ポリエステル樹脂(大日本インキ化学工業(
株)製ポリライト)・・25重量部2) ソーダ石灰ガ
ラス(A、B)・・25重量部[透明ソーダ石灰ガラス
(軟化点ニア30℃、粒径:1〜3mm)・・15重量
部、ソーダ石灰ガラスを母ガラスにしてCoOを0.5
重量%を添加した青色ガラス(平均放射率:0.52、
粒径l〜3mm)・・lO重量部コ3)表面処理:実施
例1と同じ 4)触媒:実施例1と同じ 実施例1.2の混練物を遠赤外線放射複合材の肉厚10
m+aとなるよう型に注ぎ、100℃で20分間、熱プ
レスし、厚み10+a++の複合材を得る。
〈実施例3〉 1)25℃で溶液粘度が1ポイズの25%メチルメタク
リレート重合体と75%のメタクリル酸メチルよりなる
アクリルシロップ・・25重量部2) ムライト(3ム
1ass・2S10□)系シャモット(ムライト系シャ
モット成分90%、残部FeJn、Zr、Mgの酸化物
からなる複合酸化物、平均放射率:0.58、粒径:1
〜9mm均等分布)・・15重量部3) カップリング
剤二同上 4)触媒:過酸化ベンゾイル他 上記混合物を充分混練して、複合材の肉厚が10mmに
なるよう型に注ぎ、100℃で20分間、熱プレスして
遠赤外線放射複合材を得る。
〈実施例4〉 実施例1〜3で得た遠赤外線放射複合材を、肉厚1.5
mm厚に切断し、さらに両面を研磨して、150℃で3
〜25μ■の平均遠赤外線放射率を測定した。
次に、市販の衣類乾燥機(松下電器産業製NH−D−1
50)の内壁面に、これらの遠赤外線複合材を設け、従
来品と比較のためにステンレスを用いた場合とステンレ
スに市販の遠赤外線塗料を塗布したものとを比較対象さ
せ、壁面材料の平均放射率、15枚のワイシャツ(約3
kg)の乾燥時間、ワイシャツの乾燥風合とを比較した
。これらの結果を表に表示した。
これらの結果か呟 150℃での平均遠赤外線放射率は
従来例のものより著しく改善され、衣類の乾燥時間も短
縮されることが判明した。さらに、遠表 家庭用乾燥機の乾燥試験 赤外線放射複合材を用いたものはワイシャツの乾燥時の
風合が天日乾燥に近い出来映えとなり、風合は良好であ
った。しかし、ステンレスの内壁材を用いたものは、シ
ワが発生し、また遠赤外線塗料を用いたものもステンレ
ス製の従来品と同様の結果が得られた。
〈実施例5〉 本発明の遠赤外線放射複合材を市販のホームサウナ(松
下電器産業(株)製NK−[1000)の熱源として装
着し、従来の木製壁面のものと比較した。本発明の複合
材は、壁面からの放射率が従来品より2〜4倍改善でき
、使用後の満足感が良好で、人体の体温維持効果が優れ
ていた。
発明の効果 上述したように、本発明の遠赤外線放射複合材は、40
〜250℃の温度域で遠赤外線放射特性が優れ、種々の
製品の応用展開が可能で、工業的価値が極めて大である

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)放射率0.4以上の遠赤外放射材料と耐熱性樹脂
    とで構成されたことを特徴とする遠赤外線放射複合材。
  2. (2)放射率0.4以上の遠赤外線放射材料が少なくと
    もAl_2O_3、SiO_2、ZrO_2、TiO_
    2またはガラスを含有することを特徴とする請求項1記
    載の遠赤外線放射複合材。
  3. (3)放射率0.4以上の遠赤外線放射材料がFe、C
    o、Ni、Cr、Zn、Snからなる遷移金属の酸化物
    の少なくとも一種以上を含有した複合酸化物であること
    を特徴とする請求項1または2記載の遠赤外線放射複合
    材。
  4. (4)耐熱性樹脂が少なくとも不飽和ポリエステル系、
    アクリル系の一種であることを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の遠赤外線放射複合材。
  5. (5)遠赤外線放射材料が0.1〜10mmの粒子であ
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載の遠
    赤外線放射複合材。
  6. (6)遠赤外線放射材料の粒子の表面をカップリング剤
    で被覆し、その後、該耐熱性樹脂を混練し、所望の形状
    に成形されることを特徴とする請求項5に記載の遠赤外
    線放射複合材。
JP1953590A 1990-01-30 1990-01-30 遠赤外線放射複合材 Pending JPH03225787A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100428393B1 (ko) * 2001-08-08 2004-04-27 김영두 위생기구제조방법
US6787068B1 (en) 1999-10-08 2004-09-07 E. I. Du Pont De Nemours And Company Conductor composition
JP2008186789A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Fukuju Sangyo Kk 面状発熱体及びその製造方法
CN103738022A (zh) * 2014-01-16 2014-04-23 柯瑞林 一种导热绝缘复合材料及其制备方法

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