JPH02206421A - 内視鏡湾曲装置 - Google Patents

内視鏡湾曲装置

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JPH02206421A
JPH02206421A JP1028038A JP2803889A JPH02206421A JP H02206421 A JPH02206421 A JP H02206421A JP 1028038 A JP1028038 A JP 1028038A JP 2803889 A JP2803889 A JP 2803889A JP H02206421 A JPH02206421 A JP H02206421A
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JP
Japan
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magnetic fluid
endoscope
curved
fluid actuator
bellows
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JP1028038A
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Mitsugi Nagayoshi
永吉 貢
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医療、工業用内視鏡の湾曲部を湾曲させる内
視鏡湾曲装置に閃する。
〔従来の技術〕
一般に、内視鏡における挿入部の先端部分には手元の操
作によって所望の方向に湾曲可能な湾曲部が設けられて
いる。従来、こうした湾曲部構造には実開昭61−18
8701号公報等において示されるように、複数の節輪
を直列に回動自在に連結するとともに、この節輪列の内
側に端部が先端構成部(または最先端の節輪)に固定さ
れた操作ワイヤを挿通し、この操作ワイヤを押し引き操
作することにより、その操作ワイヤを介して湾曲部を遠
隔的に湾曲させる技術が実施されている。
ところで、特にジェットエンジン、各種産業機械および
送油パイプ等の内部を検査するための工業用内視鏡にあ
ってはその挿入部が非常に長いものがある。しかし、挿
入部が長くなれば操作ワイヤも長くなり、そのため挿入
部の長さが一定以上となった場合、長尺となった操作ワ
イヤの伸び縮みによって押し引き量が吸収され、結果と
して挿入部の長さが長くなれば長くなる程、湾曲部の湾
曲操作が困難となっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述したように、操作ワイヤの押し引きによって湾曲部
を湾曲させる従来の構成では挿入部の長さが長くなれば
長くなる程、湾曲部の湾曲操作が困難となる欠点があっ
た。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、長尺の挿
入部であっても湾曲部の湾曲を容易かつ確実に行なうこ
とができる内視鏡湾曲装置を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段および作用〕上記課題を解
決するために、本発明の内視鏡湾曲装置は、内視鏡挿入
部内に配設された磁性流体を充填する駆動室と、この駆
動室を伸縮するように磁性流体に磁気をかける磁気発生
手段と、この磁気発生手段を駆動制御する制御装置とを
具備する。
このような構成において、磁気発生手段に通電すると、
駆動室内に充填された磁性流体に磁気がかかり、その磁
性流体が駆動室内を流動して、駆動室が伸縮する。した
がって、駆動室を内視鏡挿入部の湾曲部内に長軸方向に
沿いかつ挿入部の軸中心に対して偏心させて設けること
により、その湾曲部を自在に湾曲させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の第1の実施例を第1図ないし第6図を参
照して説明する。
第3図は内視鏡装置1全体の概略構成を示し、2は操作
部である。この操作部2の先端には長尺の挿入部3が連
結され、この挿入部3は可撓管部4と、この可撓管部4
の先端部分に設けられた湾曲部5および硬性の先端構成
部6からなる。湾曲部5はたとえばゴム等の可撓性およ
び所定の弾性を有する部材から形成されている。また、
操作部2の後端には図示しない接眼レンズを収納した接
眼部7が設けられているとともに、操作部2の側部には
湾曲操作ダイヤル8および照明光伝送用の図示しないラ
イトガイドケーブルを収納したユニバーサルコード9が
接続されている。このユニバーサルコード9の自由端は
コネクタ10を介して光源装置11に着脱自在に接続さ
れている。
また、上記挿入部3内には、第1図に示すように光学繊
維束によって構成されたイメージガイドファイバ12お
よびライトガイドファイバ13が挿通されている。イメ
ージガイドファイバ12の先端は先端構成部6の先端面
に開口する透孔14内に設けられた対物レンズ系15と
対向して配置され、後端は上記操作部2に設けた接眼部
7の接眼レンズに接続されている。一方、ライトガイド
ファイバ13の先端は同じく先端構成部6の先端面に開
口する透孔16内に設けられた配光センダ17と対向し
て配置され、後端はユニバーサルコード9のライトガイ
ドケーブルを介して光源装置11に接続されている。し
たがって、光源装置11から出力された照明光はユニバ
ーサルコード9のライトガイドケーブル、ライトガイド
ファイバ13を介し配光レンズ17を通して出射され、
先端構成部6の前方を照明するようになっている。
そして、その照明光によって照らし出された観察部位の
像が対物レンズ系15によってイメージガイドファイバ
12の先端面に結像され、これを接眼部7にて観察でき
るようになっている。
さらに、上記内視鏡装置1の湾曲部5は伸縮動型アクチ
ュエータ装置18によって湾曲させられるようになって
いる。すなわち、湾曲部5の外周部には収容部19が形
成されており、この収容部19内のたとえば周方向に1
80°ずらした部分には複数の磁性流体アクチュエータ
20を直列に接続してなる一対の磁性流体アクチュエー
タ列21.22が拮抗型に対設されている。これら磁性
流体アクチュエータ列21.22の両端はそれぞれ収容
部19の両端に対設された内壁23.24に固定されて
いる。また、個々の磁性流体アクチュエータ20は、T
S2図に示すように両端が開口された本体25の先端開
口部に、先端が密閉され後端が開口された蛇腹部26の
上記後端開口部を接続するとともに、本体25の外周部
に弾性を有し膨縮自在なリザーバタンク27を設けてそ
の連通口28を本体25の後端開口部に接続し、さらに
蛇腹部26の先端部外周に磁気発生手段としてのコイル
29の先端部分を巻回して固若することにより形成され
ている。上記蛇腹部26はその長軸方向、つまり第2図
中入方向に伸縮可能となっている。そして、本体25お
よびリザーバタンク27内には収容室30が、蛇腹部2
6内には駆動室31が形成され、これら収容室30、駆
動室31内には磁性流体32が充填されている。さらに
、蛇腹部26に巻回されたコイル29の両端には、第4
図に示すようにリード線3Bの一端が接続されている。
これらリード線33の他端は挿入部3内を通り、操作部
2、ユニバーサルコード9内を経て光源装置11内に設
けられた通電装置34に接続されている。また、操作部
2に設けた湾曲操作ダイヤル8には操作部2内において
これと同軸上にエンコーダ35が設けられている。この
エンコーダ35は光源装置11内に設けられた制御装置
36に接続され、この制御装置36は光源装置11内に
おいて上記通電装置34に接続されている。
つぎに、上記構成の作用について述べる。まず、内視鏡
装置1の挿入部3にアングルをかける場合には湾曲操作
ダイヤル8を第8図中C方向に回転させる。すると、こ
れと一体にエンコーダ35の軸が回転し、その回転方向
および回転量が制御装置36へ電気信号として送られる
。制御装置36はその信号を受けて通電装置34にたと
えば一側方の磁性流体アクチュエータ列21の各コイル
2つへ通電するよう命令を送る。こうして−側方の磁性
流体アクチュエータ列21の各コイル29に通電される
と、そのコイル29の周辺部、つまり各蛇腹部26内の
駆動室31に磁界が発生し、本体25およびリザーバタ
ンク27内の収容室30に充填されている磁性流体32
が蛇腹部26内に流動する。これにより、蛇腹部26内
の容積が増大し、その蛇腹部26は第5図に示すように
長軸方向に伸長する。このとき、リザーバタンク27は
弾性を有し収縮するため、磁性流体32の流動を妨げる
ことはない。
しかして、直列に接続された一側方の磁性流体アクチュ
エータ列21の各蛇腹部26が−様に長軸方向へ伸長さ
れる。そして、その力によって湾曲部5の一側方の面が
伸びようとするが、その伸びが規制されるため、湾曲部
5は第6図に示すように所望の方向に湾曲する。したが
って、工業用内視鏡のように挿入部3が非常に長いもの
であっても、従来技術のように操作ワイヤの伸び縮みに
よって押し引き量が吸収され、湾曲部5の湾曲操作が困
難となるようなことはなく、湾曲操作ダイヤル8を−様
な力で軽く回転させることにより、その操作に応じて湾
曲部5を容易かつ確実に湾曲させることができる。また
、制御装置36はエンコーダ35の検出する角度に合せ
、電流の大きさを変えることにより、コイル2つに発生
する磁界の強さを制御し、磁性流体32の移動量を変え
て、湾曲量を調整できる。さらに、−度湾曲させると、
従来技術のように操作ワイヤを押し引きする場合と違っ
て湾曲状態を続けるため、内視鏡装置1のアングル操作
を容易かつ確実に行なうことができる。
なお、湾曲部5の湾曲を解除する場合は湾曲操作ダイヤ
ル8を逆方向に回転させればよい。すると、エンコーダ
35が逆回転し、それにもとづき制御装置36が通電装
置34を制御して他側方の磁性流体アクチュエータ列2
2(蛇腹部26が収縮している側)の各コイル29に通
電させ、それによって他側方の磁性流体アクチュエータ
列22の各蛇腹部26が一側方の磁性流体アクチュエー
タ列21にうちかって長軸方向に伸長する。これにより
、自画部5は湾曲状態から直線状に復帰することになる
。そして、その湾曲操作ダイヤル8の逆方向への回転を
続け、原点(湾曲部5が直線状になった時点)を越える
と、他側方の磁性流体アクチュエータ列22が一側方の
磁性流体アクチュエータ列21よりも伸長し、それによ
って湾曲部5が逆方向に湾曲することになる。
第7図ないし第12図は本発明の第2の実施例を示す。
この実施例は湾曲部5を湾曲させるための磁性流体アク
チュエータ41の構造が上記第1の実施例のものとは若
干穴なる。すなわち、磁性流体アクチュエータ41は、
第8図に示すように両端が開口された比較的長尺で可撓
性を有する円筒体42の先端開口部に、先端が密閉され
後端が開口された同じく長尺で可撓性を有する蛇腹部4
3の上記後端開口部が接続されている。また、円筒体4
2内にはスライダ44が長軸方向、つまり第8図中C方
向に沿って摺動自在、かつ液密的に収容されている。さ
らに、蛇腹部43の先端部外周に第1のコイル45の先
端部分が巻回して固着されている他、円筒体42の後端
部外周には第2のコイル46の先端部分が巻回固着され
ている。そして、蛇腹部43内の駆動室47および円筒
体42内のスライダ44によって仕切られる収容室48
間には磁性流体49が充填されている。こうした磁性流
体アクチュエータ41は、第7図に示すように湾曲部5
の外周部内に長袖方向に沿いかつその軸中心を湾曲部5
の軸中心に対して偏心させて設けられている。つまり、
湾曲部5の外周部−側方において湾曲部5に接する先端
構成部6の内周と同じく湾曲部5に接する可撓管部4の
内周とに対設された内壁23.24に両端を固定して設
けられている。また、この磁性流体アクチュエータ41
は、その自由状態(湾曲部5の非湾曲状態)においては
第7図および第8図に示すように蛇腹部43が全伸長量
の1/2だけ伸びた状態にある。
つまり、スライダ44は円筒体42内の中間部に位置し
ている。その他の基本構成は上記第1の実施例と同様で
あり、その説明は省略する。
しかして、内視鏡装置1の挿入部3にアングルをかける
場合には上記第1の実施例と同様に湾曲操作ダイヤル8
(第3図および第4図参照)を回転させる。すると、エ
ンコーダ35が回転し、それにもとづき制御装置36が
通電装置34を制御して磁性流体アクチュエータ41の
蛇腹部43に設けた第1のコイル45に通電して磁界を
発生させ、それによって円筒体42内の磁性流体49が
蛇腹部43内に流動する。これにより、蛇腹部43は第
9図に示すように長袖方向にさらに伸長し、湾曲部5を
第10図に示すように所望の方向に湾曲させる。このと
き、磁性流体49の移動とともに、スライダ44も円筒
体42の先端側に移動し、磁性流体アクチュエータ41
全体の容積は等しく、よって磁性流体4つの移動を妨げ
ることはない。
また、湾曲部5を逆方向に湾曲させる場合は湾曲操作ダ
イヤル8を逆方向に回転させればよい。
すると、エンコーダ35が逆回転し、それによって制御
装置36が円筒体42の後端部に設けた第2のコイル4
6に通電するよう通電装置34に信号を送る。すると、
蛇腹部43内の磁性流体49が円筒体42内に流動し、
蛇腹部43は第11図に示すように収縮する。そして、
原点である1/2伸長状態以下に収縮すると、湾曲部5
は第12図に示すように逆方向に湾曲する。このとき、
スライダ44も円筒体42の後端側に移動する。
このような構成によれば、単体の磁性流体アクチュエー
タ41を湾曲部5の外周部−側方に偏心させて設ければ
よいので、第1の実m例に比べて部品点数が少なく、構
造が簡単であり、また湾曲部5の内部スペースを広くと
れる。
第13図ないし第15図は本発明の第3の実施例を示す
この実施例も磁性流体アクチュエータ51の構造が上記
第1の実施例のものとは若干具なる。すなわち、磁性流
体アクチュエータ51は、第14図に示すように先端が
開口され後端が密閉された本体52の上記先端開口部に
、先端が密閉され後端が開口された蛇腹部53の上記後
端開口部が接続されている。また、湾曲部5の外周部内
において拮抗型に対設された一対の磁性流体アクチュエ
ータ列54.55の互いに対向する各本体52a152
b間には一対の弾性を有する円弧状挿通管56.56が
磁性流体アクチュエータ51の正面視で円形となるよう
に架設されている。したがって、−側方の磁性流体アク
チュエータ51aの本体52a内と、他側方の磁性流体
アクチュエータ51bの本体52b内とは円弧状挿通管
56.56によって相互に連通されている。さらに、蛇
腹部53の先端部外周にはコイル57の先端部分が巻回
して固着されているとともに、蛇腹部53内の駆動室お
よび本体52、円弧状挿通管56.56内の収容室(い
ずれも図示せず)間には磁性流体(図示せず)が充填さ
れている。その他の基本構成は上記第1の実施例と同様
であり、その説明は省略する。
しかして、上記第1の実施例と同様の操作によって一側
方の磁性流体アクチュエータ51aの蛇腹部53aに設
けたコイル57に通電されると、そのコイル57が磁界
を発生し、それによって−側方の本体52a、円弧状挿
通管56.56内の磁性流体はもとより、他側方の磁性
流体アクチュエータ51b内の磁性流体までもが円弧状
挿通管56.56を通じて一側方の蛇腹部53a内に流
動する。これにより、その−側方の蛇腹部53aは長軸
方向に伸長して湾曲部5を第15図に示すように所望の
方向に湾曲させる。このとき、対設されている他側方の
磁性流体アクチュエータ51bから磁性流体が円弧状挿
通管56.56を通じて一側方の磁性流体アクチュエー
タ51a内に流動するため、その−側方の蛇腹部53H
の伸長を妨げることはない。また、そのとき、対設され
ている他側方の蛇腹部53bおよび円弧状挿通管56.
56は収縮する。
このような構成によれば、たとえば−側方の磁性流体ア
クチュエータ51aの蛇腹部53aが伸長したとき、こ
れと同時に他側方の磁性流体アクチュエータ51bの蛇
腹部53bが収縮するため、結果として他の実施例に比
べ、湾曲部5の湾曲量が大きくとれる。
第16図および第17図は本発明の第4の実施例を示す
この実施例も磁性流体アクチュエータ61の構造が上記
第1の実施例のものとは若干光なる。すなわち、磁性流
体アクチュエータ61は、第16図に示すように両端が
開口された有底円筒体62の先端開口部に、先端が密閉
され後端が開口された円筒形ピストン63の上記後端開
口部側がシール部材64を介して液密的に挿通されてい
る。また、有底円筒体62の後端開口部には膨縮自在な
弾性膜65が液密的に固岩されている。さらに、有底円
筒体62の先端開口部から外部に突出されたピストン6
3の外周部にはバイアスばね66が嵌挿されており、そ
のバイアスばね66の先端はピストン63の外周部に固
定されているとともに、後端は有底円筒体62の底部6
7に固定されている。したがって、ピストン63は有底
円筒体62の長軸方向、つまり第16図中り方向に沿っ
て摺動自在に設けられているが、自由状態においてはバ
イアスばね66によって第16図に示す状態きなるよう
に保持されている。また、ピストン63の先端部内周に
はコイル68の先端部分が巻回して同右されているとと
もに、ピストン63内における有底円筒体62の先端開
口部から外部に突出された部分の駆動室69、ピストン
63内の他の部分および有底円筒体62内の収容室70
には磁性流体71が充填されている。そして、こうした
磁性流体アクチュエータ61は内視鏡装置1の湾曲部5
内に上記第1の実施例と同様に配置されている。その他
の基本構成は上記第1の実施例と同様であり、その説明
は省略する。
しかして、上記第1の実施例と同様の操作によってピス
トン63に設けたコイル68に通電されると、そのコイ
ル68が磁界を発生し、それによって有底円筒体62内
の磁性流体71がピストン63内の先端側に移動しよう
とする。これにより、ピストン63をバイアスばね66
の付勢力に抗して第17図に示すように前進させ、湾曲
部5を所望の方向に湾曲させる。このとき、ピストン6
3の前進にともない密性状態にあったバイアスばね66
が伸び、また有底円筒体62の後端開口部に設けた弾性
膜65が有底円筒体62内へと収縮する。
この後、湾曲部5の湾曲角を0°、すなわちコイル68
への通電を止めた場合、伸長していたバイアスばね66
がその付勢力によってピストン63を有底円筒体62内
へと引き戻し、それによって磁性流体71は有底円筒体
62へと流動して弾性膜65を元の状態に膨出させる。
このような構成においても本発明の所期の目的を達成で
きる。
第18図および第19図は本発明の第5の実施例を示す
この実施例は上記第2の実施例において、挿入部3の湾
曲部5をアングルワイヤ75を用いて湾曲させるように
したものである。すなわち、挿入部3における湾曲部5
の近傍には一対の磁性流体アクチュエータ41がたとえ
ば周方向に180゜ずらして拮抗型に対設されている。
これら磁性流体アクチュエータ41の円筒体42はそれ
ぞれ内壁23.24に支持されている。また、これら磁
性流体アクチュエータ41における蛇腹部43の先端に
はそれぞれアングルワイヤ75の一端が接続され、アン
グルワイヤ75の他端は先端構成部6の内壁76に固若
されている。その他の基本構成は上記第2の実施例と同
様であり、その説明は省略する。
しかして、上記第1の実施例と同様の操作によって希望
する湾曲方向の磁性流体アクチュエータ41の第2のコ
イル46に通電し、その蛇腹部43を収縮させることに
より、そのアングルワイヤ75を引張り、湾曲部5を第
19図に示すように所望の方向に湾曲させる。このとき
、対設されている磁性流体アクチュエータ41の蛇腹部
43は伸長することになる。
したがって、このような構成においても本発明の所期の
目的を達成できる。なお、アングルワイヤ75を引くこ
とによって湾曲させることは、他の実施例の磁性流体ア
クチュエータを使用しても行なうことができる。
第20図ないし第23図は本発明の第6の実施例を示す
この実施例も磁性流体アクチュエータ81の構造が上記
第1の実施例のものとは若干異なる。すなわち、柔軟な
膜を球状に成形してなる駆動室82内にコイル83が埋
設され、かつこのコイル83が通電により発生する磁界
の向きに係止ばね84の一端がコイル83を挟んで対称
にそれぞれ1つずつ取付けられている。係止ばね84の
他端は駆動室82の内壁に取付けられている。また、駆
動室82内には磁性流体85が充填されている。
そして、こうした磁性流体アクチュエータ81が上記第
1の実施例と同様に湾曲部5の収容部19内に複数配設
され、一対の磁性流体アクチュエータ列86を形成して
いる。
しかして、上記第1の実施例と同様の操作によって一方
の磁性流体アクチュエータ列86の各コイル83に通電
すると、第22図に示すようにコイル83に発生する磁
界と同方向に駆動室82が磁性流体85の界面現象によ
り伸長する。このとき、コイル83に取付けられた係止
ばね84により、コイル83の取付位置は一定の位置に
固定される。そして、この現象がそれぞれの磁性流体ア
クチュエータ81に発生し、湾曲部5を第23図に示す
ように所望の方向に湾曲させる。
なお、本発明は上記第1〜第6の実施例に限定されるも
のではない。たとえば上記第6の実施例において、第2
4図に示すように、予め駆動室82をコイル83の磁界
方向と直交する方向に長い楕円形としてもよい。このよ
うにすれば、駆動室82が磁界方向に伸長したときのス
トロークを大きくすることができる。また、第25図な
いし第27図に示すように、コイル83を十字形にし、
その各コイル83a、83bに独立して通電できるよう
にする。第1のコイル83aに通電すれば、第26図に
示すように駆動室82が縦長に伸長し、第2のコイル8
3bに通電すれば、第27図に示すように横長に伸長す
る。この場合、磁性流体アクチュエータ81は拮抗型に
配置する必要はないし、挿入部3の軸中心に対して偏心
させて設けることにより、1本の列により2方向への湾
曲が可能となる。
さらに、上記第1の実施例において、湾曲操作ダイヤル
8の回転により制御装置36への信号を変える方法とし
てエンコーダ35を使用したが、これに代えて湾曲操作
ダイヤル8の同軸上に可変抵抗器を取付け、その抵抗値
変化によって制御装置36が湾曲角を制御する方法が考
えられる。また、磁性流体アクチュエータ20を拮抗型
にしたものを湾曲部5の外周部内に4列以上配置し、そ
の湾曲部5を4方向に湾曲させるようにしてもよい。さ
らに、上記第4の実施例において、弾性膜65を蛇腹部
材、ピストン等に構成を代えても同様に磁性流体アクチ
ュエータ61の容積を調整できる。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論で
ある。
〔発明の効果、〕
以上説明したように本発明によれば、長尺の1−17人
部をもつ内視鏡であってもその湾曲部を湾曲させること
か可能である。また、−度湾曲させると湾曲状態を続け
るため、内視鏡のアングル操作を容易かつ確実に行なう
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1の実施例を示し、第
1図は内視鏡挿入部の先端部分の側断面図、第2図は磁
性流体アクチュエータの側断面図、第3図は内視鏡装置
全体の概略的な構成図、第4図は湾曲機構のシステム図
、第5図は磁性流体アクチュエータの変形状態の説明図
、第6図は内視鏡湾曲部の湾曲状態の説明図、第7図な
いし第12図は本発明の第2の実施例を示し、第7図は
内視鏡挿入部の先端部分の概略的な側断面図、第8図は
磁性流体アクチュエータの側断面図、第9図は磁性流体
アクチュエータの変形状態の説明図、第10図は内視鏡
湾曲部の湾曲状態の説明図、第11図は磁性流体アクチ
ュエータの変形状態の説明図、第12図は内視鏡湾曲部
の湾曲状態の説明図、第13図ないし第15図は本発明
の第3の実施例を示し、第13図は内視鏡挿入部の先端
部分の概略的な側断面図、第14図は磁性流体アクチュ
エータの斜視図、第15図は内視鏡湾曲部の湾曲状態の
説明図、第16図および第17図は本発明の第4の実施
例を示し、第16図は磁性流体アクチュエータの側断面
図、第17図は磁性流体アクチュエータの変形状態の説
明図、第18図および第19図は本発明の第5の実施例
を示し、第18図は内視鏡挿入部の先端部分の側断面図
、第19図は内視鏡湾曲部の湾曲状態の説明図、第20
図ないし第23図は本発明の第6の実施例を示し、第2
0図は内視鏡挿入部の先端部分の側断面図、第21図は
磁性流体アクチュエータの側断面図、第22図は磁性流
体アクチュエータの変形状態の説明図、第23図は内視
鏡湾曲部の湾曲状態の説明図、第24図は本発明の変形
例を示す磁性流体アクチュエータの側断面図、第25図
ないし第27図は本発明の他の変形例を示し、第25図
は磁性流体アクチュエータの側断面図、第26図および
第27図はそれぞれ磁性流体アクチュエータの変形状態
の説明図である。 20.41,51,61.81・・・磁性流体アクチュ
エータ、29,57,68.83・・・コイル、30,
48.70・・・収容室、31,47゜69.82・・
・駆動室、32,49,71.85・・・磁性流体、3
4・・・通電装置、36・・・制御装置、45.838
−・・第1のコイル、46,83b−・・第2のコイル
。 第 7 図 1M8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内視鏡挿入部内に配設された磁性流体を充填する駆動室
    と、この駆動室を伸縮するように磁性流体に磁気をかけ
    る磁気発生手段と、この磁気発生手段を駆動制御する制
    御装置とを具備したことを特徴とする内視鏡湾曲装置。
JP1028038A 1989-02-07 1989-02-07 内視鏡湾曲装置 Pending JPH02206421A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005888A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Fujifilm Corp 流体アクチュエータ、および内視鏡
JP2012075595A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Tottori Univ 流体による自己推進機能を有するダブルバルーン式内視鏡装置

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JP2008005888A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Fujifilm Corp 流体アクチュエータ、および内視鏡
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