JPH02206301A - 自動車の発電制御装置 - Google Patents

自動車の発電制御装置

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JPH02206301A
JPH02206301A JP2402789A JP2402789A JPH02206301A JP H02206301 A JPH02206301 A JP H02206301A JP 2402789 A JP2402789 A JP 2402789A JP 2402789 A JP2402789 A JP 2402789A JP H02206301 A JPH02206301 A JP H02206301A
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cage induction
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孝幸 鈴木
Tetsuo Koike
哲夫 小池
Atsumi Obata
篤臣 小幡
Hiroshi Uchino
内野 広
Koji Sasaki
幸治 佐々木
Kozo Kawada
耕三 河田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、トラック、バス等に利用する自動車の発電制
御装置に係わり、特に内燃機関の主軸に交流機を接続し
制動時にこの交流機から発生する電力を二次電池に充電
し、この電池電圧を車両用電源に用いる自動車の発電制
御装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、内燃機関の主軸にかご形誘導機およびインバータ
等を設け、このインバータの制御によりかご形誘導機か
ら得られる電気エネルギーを有効に利用するものとして
リターダ装置が開発されている(特願昭62−3627
8号〜特願昭62−36281号)。以下、このリター
ダ装置を説明するに先立ち、自動車の回転伝達系とかご
形誘導機との機械的接続構造(第3図、第4図参照)を
述べ、その後、従来のリターダ装置(第5図参照)につ
いて説明する。先ず、自動車の回転伝達系は、第3図に
示すように内燃機関1の回転軸にフライホイール装置2
、クラッチ装置3、トランスミッション装置4およびプ
ロペラシャフト5の順序で接続され、このクラッチ装置
3のクラッチペダルの踏込み操作によって内燃機関1の
回転軸を一時切り離した後、トランスミッション装置4
で回転速度比を変えてクラッチペダルの踏込み操作を解
除することにより、内燃機関1の回転をトランスミッシ
ョン装置i14で定めた速度に調整してプロペラシャフ
ト5へ伝達する構成となっている。
このような回転伝達系においてかご形誘導機は特にフラ
イホイール装置2の内部に装着されるものであり、具体
的には第4図に示す如くフライホイール装置2のフライ
ホイールノ1ウジング1112で形成された空間部分に
かご形誘導機の固定子部Aおよび回転子部Bが収納され
ている。この固定子部Aはステータ鉄心13、このステ
ータ鉄心13のコイル溝に挿入されたステータ巻線14
、口出線15およびステータリング16からなり、この
ステータリング16の前記フライホイール!−ウジング
11.12間への嵌合によって固定子部Aはフライホイ
ール装置2に固着される。一方、回転子部Bはロータ鉄
心17、このロータ鉄心17のコイル溝に挿入されたか
ご形巻線18、この巻線18のエンドリング19に嵌着
された保持環20からなり、この回転子部Bは内燃機関
1の主軸21で回転駆動されるフライホイール22の外
縁部に固着されている。
次に、従来のリターダ装置は、第5図に示すように内燃
機関1の主軸21に接続されたかご形誘導機31と、ダ
イオード321,322.二次電池323.リアクトル
324.  トランジスタ325およびチョッパ制御回
路326等の二次電池回路32と、前記かご形誘導機3
1と二次電池回路32との間に設けられたインバータ3
3とを有し、更に前記かご形誘導機31に該誘導機31
の回転速度を検出する回転センサ34が設けられ、この
回転センサ34の出力がインバータ制御回路35へ送出
される。このインバータ制御回路35は回転センサ34
の出力を基準として前記インノくり33の交流側電圧の
周波数を制御するものである。従って、インバータ33
はインバータ制御回路35の制御に基づいて例えば二次
電池回路32の直流電圧を交流電圧に変換してかご形誘
導機31へ回転磁界を与え、またかご形誘導機31から
の交流電力を直流電力に変換する。すなわち誘導機31
の発電電力を制御して前記二次電池323へ回生充電を
行うものである。さらに、インバータ33の直流電源ラ
イン間に直流側電圧を平滑化するコンデンサ36が設け
られ、また抵抗器37およびスイッチ回路38等の熱エ
ネルギー放出回路が設けられている。このスイッチ回路
38は、大きなブレーキ力が発生して、かご形誘導機3
1の発電電力を二次電池323への回生充電で吸収しき
れないときに抵抗器37で熱エネルギーに変換して放出
する機能をもっている。
なお、二次電池回路32は充電制御機能およびかご形誘
導機31への誘起電圧確立機能をもっている。前者の充
電制御機能は、かご形誘導機31の発電制御時、チョッ
パ制御回路326にてトランジスタ325のオン・オフ
時間比を変えることにより、そのオン時に二次電池32
3−リアクトル324−トランジスタ325の回路を形
成し、一方、オフ時にはダイオード321−二次電池3
23−リアクトル324より成る閉回路を形成すること
により二次電池323への充電制御を行い、誘起電圧確
立機能は電動機として用いるときにかご形誘導機31が
無励磁のときにダイオード322−リアクトル324−
二次電池323の回路を形成し、二次電池323からの
電流をインバータ33を介してかご形誘導機31に供給
して誘起電圧を確立する。
次に、以上のように構成されたリターダ装置の動作につ
いて説明する。先ず、内燃機関1の回転はこの内燃機関
1の主軸21を介してかご形誘導機31の回転子部Bに
伝達され、さらにクラッチ装置3、トランスミッション
装置4、プロペラシャフト5およびディファレンシャル
ギア(図示せず)を通して車輪に伝達される。
ところで、以−にのような回転伝達系を持つ自動車にお
いて走行制動を行う場合、インバータ制御回路35はブ
レーキ指令を受けると回転センサ34の検出速度よりも
遅くなる様にインバータ33の交流側電圧の周波数を制
御する。ここで、インバータ33はインバータ制御回路
35の制御に基づいて二次電池回路32からかご形誘導
機31のステータ巻線14へ回転子部Bより遅い速度の
回転磁界を与えるので、かご形誘導機31は発電機とし
て動作する。その結果、前記回転伝達系の機械エネルギ
ーは電気エネルギーに変換され、この電気エネルギーが
二次電池回路323に回生充電される。
なお、この走行制動時、自動車の運転状況に応じて一時
的に大きなブレーキトルクを発生する場合があるが、こ
のときかご形誘導機31から発生した電気エネルギーの
全部を二次電池回路32に回生ずることが難しいので、
スイッチ回路38をオンにして抵抗器37から熱エネル
ギーとして放散することにより、大きなブレーキトルク
を得るようにしている。
従って、このリターダ装置は、本来のリターダ動作を行
っていないとき、すなわち自動車の制動を行わない時に
かご形誘導機31を発電機として動作させると共にスイ
ッチ38をオフ状態に設定することにより、このかご形
誘導機31からの発電電力、つまりインバータ33の直
流出力電圧をチョッパ制御回路326の制御により二次
電池323へ充電することができる。このようにしてリ
ターダ装置は発電機能を兼ねることにより、従来用いら
れていたオールタネータを省略できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、本発明者等において上記リターダ装置を用い
て実車走行による各種の試験を行ったところ、かご形誘
導機31をリターダとして動作させずに単に発電機とし
て動作させてその発電電力を二次電池323へ充電する
場合、そのかご形誘導機31は非常に効率の悪い状態で
使用されていることが分った。その理由は、大きなブレ
ーキ力発生時、かご形誘導機31は発電機として動作し
てその発電電力を抵抗器37に流して熱エネルギーに変
換しているが、そのためにかご形誘導機31は従来のオ
ールタネータに比べて強力なブレーキ力を得る必要上例
えば100馬力もの大容量機を使用する必要がある。そ
の結果、かご形誘導機31が抵抗器37を用いずに二次
電池323に充電を行っているときその大容量機の励磁
に伴う損失が非常に大きく、いわゆる従来のオールタネ
ータの代用として軽負荷で使用する時に非常に効率の悪
い状態で使用せざるを得なかった。
本発明は以上のような問題を解決するためになされたも
ので、自動車の制動時、かご形誘導機から得られる発電
電力を第1の二次電池に貯えこれを車両用電源に利用す
ることにより、発電運転時のかご形誘導機の損失をなく
し、よって、燃費の向上を図り得る自動車の発電制御装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本発明による自動車の発電制御装置は上記目的を達成す
るために、内燃機関の主軸に接続された交流機と、この
交流機にインバータを介して接続された第1および第2
の二次電池と、制動時に前記インバータを制御して前記
交流機を発電機として動作させるインバータ制御手段と
、前記インバータと第1の二次電池との間に設けらガ前
記交流機が発′!3.機として動作しているときにその
発電電力を第1の二次電池に回生充電する第1の充電制
御回路と、前記インバータと第2の二次電池との間に設
けられ第1の二次電池に蓄えられた電圧を第2の二次電
池に充電する第2の充電制御回路とを備えたものである
〔作用〕
従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより
、自動車の制動時にブレーキ指令値を受けるとインバー
タ制御手段は内燃機関の回転速度に応じて磁界がインバ
ータを制御し、交流機を発電機として動作させる。そし
て、この発電機の発電電力を第1の充電制御回路により
第1の二次電池へ回生充電する。このようにして第1の
二次電池に蓄えられた電圧は交流機の無励磁時に第2の
充電制御回路を用いて第2の二次電池へ充電し、専ら第
2の二次電池の電圧を車両用電源として用いるものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。第1図は本発明装置の全体構成を示す図であって、第
3図ないし第5図と同一部分には同−符号を付してその
詳しい説明は省略する。すなわち、この装置は、内燃機
関1の車軸21にかご形誘導機31が接続されている。
このかご形誘導機31は、固定子部Aおよび回転子部B
を有し、その固定子部Aのステータ(固定子)巻線14
にインバータ33が接続され、一方、回転子部Bに回転
センサ34が設けられている。
このインバータ33はインバータ制御手段40からの制
御信号に基づいてかご形誘導機31のステータ巻線14
に供給する交流側電圧の周波数を制御する。このインバ
ータ33の直流側出力端にはインバータ33の直流電圧
を平滑化するコンデンサ36のほか、第1の二次電池4
1に対し充電制御を行う第1の充電制御回路42、第2
の二次電池43に対して充電制御を行う第2の充電制御
回路44および熱エネルギー放出回路45が設けられて
いる。
この第1の充電制御回路42は、第1の充電基準電圧設
定部421、第1の二次電池41の電圧を検出する電圧
検出器422、これら設定部421と電圧検出器422
の両電圧差に基づいてオン・オフ時間比の異なるオン・
オフ制御信号を出力するチョッパ制御回路423、この
チョッパ制御回路423からのオン・オフ制御信号に基
づいてインバータ33の直流出力電圧を第1の二次電池
41に充電するトランジスタ424.ダイオード425
.リアクトル426等で構成されている。つまり、トラ
ンジスタ424のオン時にインバータ33の直流出力電
圧をトランジスタ424およびリアクトル426を通し
て第1の二次電池41へ充電し、オフ時にダイオード4
25−リアクトル426−二次電池41からなる閉ルー
プを形成する。一方、第2の充電制御回路44は第1の
二次電池41の電圧を第2の二次電池43へ充電するも
ので、第1の充電制御回路42と同様に第2の充電基準
電圧設定部441、電圧検出器442、チョッパ制御回
路443、このチョッパ制御回路443からのオン・オ
フ制御信号に基づいて第1の二次電池41の電圧をダイ
オード46を介して第2の二次電池43へ充電するトラ
ンジスタ444.ダイオード445.リアクトル446
等で構成されている。また、ダイオード46はかご形誘
導機31が無励磁のときに第1の二次電池41からの電
流をインバータ33を介してかご形誘導機31に供給し
て誘起電圧を確立するために用いられる。また、前記熱
エネルギー放出回路45は、相当大きなブレーキ力のと
きには第1の二次電池41への回生充電だけで吸収しき
れないのでオン指令を受けてオン制御信号を出力するス
イッチ制御回路451、この制御回路451のオン制御
信号でオンしてブレーキ力の一部を抵抗器452で熱エ
ネルギーとして放出させるトランジスタ453で構成さ
れている。47は第2の二次電池43の電圧を必要な機
器へ車両用電源として出力する出力端子である。
前記インバータ制御手段40は、ブレーキ力指令値演算
手段50から送られてくるインバータオフ指令511を
受けてリダーダとして動作させない時にインバータ33
をオフしてかご形誘導機31を無励磁とし、またブレー
キ力指令値512を受けてインバータ33の出力周波数
を制御するものであって、これには回転センサ34、イ
ンバータ33の交流側電流を検出する電流検出器48お
よびインバータ33の直流出力を検出する電力検出器4
9が接続されている。すなわち、このインバータ制御手
段40は、ブレーキ力指令値512を受けると回転セン
サ34からの回転速度を基準にしてこれよりもステータ
巻線14の回転磁界が遅くなるようにインバータ33の
交流電圧の周波数を制御して発電制御を持続させ、また
電流検出器49からのインバータ交流側電流が定格値を
越えないように各相電流をフィードバック制御する。さ
らに、インバータ33および誘導機31の損失を無視す
れば、電力検出器49で検出したcL流出力をかご形誘
導機31の回転速度で除した値がブレーキ力となるので
、この除算によって得られたブレーキ力とブレーキ力指
令値512とからインバータ33の直流出力を制御すれ
ば、それはブレーキ力を制御することになる。
次に、ブレーキ力指令値演算手段50はプレーキカ発生
手段とクラッチ踏込み全信号発生手段とからなり、前者
のブレーキ力発生手段は次のように構成されている。す
なわち2図中、51は直流制御電源、N1はトランスミ
ッションの非ニュートラル時に閉じる接点、A1はアク
セルペダルを踏んでいるときに閉じる接点、A2はアク
セルを踏んでいるときに開く接点、Slは補助加速指令
スイッチ、B2は補助加速指令が無いときに閉じる接点
、B3はブレーキ指令スイッチであって異なるブレーキ
力を設定する複数のブレーキ指令接点BO−84からな
り、そのうちBOはブレーキ力零指令、B1はブレーキ
力1ノツチ指令、B2はブレーキカ2ノツチ指令、B3
はブレーキ力3ノツチ指令、B4はブレーキ力4ノツチ
指令である。B4は排気ブレーキ指令、52は排気ブレ
ーキオン・オフ回路である。
そして、これら補助加速指令スイッチS1およびブレー
キ指令スイッチS3と前記回転センサ34との間に、所
定のプログラム制御を実行するマイクロコンピュータ5
3、ブレーキ力特性信号54(第2図参照)を記憶する
メモリ55、I10インタフェース56およびD/A変
換回路57等が設けられている。すなわち、このブレー
キ力発生手段は、CPU53がブレーキ指令接点BO−
84のオン信号と回転センサ34の出力。
つまり内燃機関の回転速度とを取込んで予めメモリ55
に記憶されている第2図のブレーキ力特性信号54を読
出してI10インタフェース56を通してD/A変換回
路57へ送出し、ここでアナログブレーキ力信号に変換
して出力する機能を持っている。なお、ブレーキ力特性
信号54は、例えば内燃機関の回転速度が0〜dまでの
速度範囲ではかご形誘導機31の磁束を一定に制御して
定トルク特性を得、かつ、内燃機関の回転速度がdを越
えたときには回転速度の上昇に伴ってブレーキ力を徐々
に減少させてかご形誘導機31の磁束を弱めて出力電圧
を一定に制御する。いわゆる定出力特性を得るようなブ
レーキ力信号を出力する。
一方、前記クラッチ踏込み全信号発生手段60は、クラ
ッチペダル61と、このクラッチペダル61の踏込み角
度に応じて変化する電気信号を出力するポテンシオメー
タ62と、このポテンシオメータ62の出力に応じた「
0」〜「1」の倍率信号、つまりブレーキ力低減信号6
3を発生するブレーキ力低減信号発生部64とで構成さ
れている。このブレーキ力低減信号63は例えばクラッ
チペダル61を踏込み川めた8点から徐々に弱まり初め
、クラッチが離れるb点で零となるパターンである。ク
ラッチペダル61の0点はクラッチペダル61のストロ
ークエンドである。そして、前記ブレーキ力発生手段の
出力とクラッチ踏込み全信号発生手段の出力とが乗算部
65に送られ、ここで両信号を乗算して前記ブレーキ力
指令値512としてインバータ制御手段40へ送出する
構成となっている。
次に、以上のように構成された装置の動作について説明
する。自動車の走行時、トランスミッションがニュート
ラルでなく従って接点N1が閉の状態で、かつ、アクセ
ルペダルを踏んでいないときつまり接点A2が閉の状態
において、運転者がブレーキ指令スイッチS3の何れか
の接点81〜B4を選択した時、CPU53はその選択
接点B1またはB2.B3.B4のオン信号と回転セン
サ34のエンジン回転速度とに基づいてメモリ55のブ
レーキ力特性信号54からブレーキ力を読出してI10
インタフェース56およびD/A変換回路57を介して
乗算部65へ送出する。このとき、クラッチペダル61
を踏んでいないので、クラッチ踏込み全信号発生手段の
ブレーキ力低減信号発生部64から倍率「1」なるブレ
ーキ力低減信号が出力されているので、乗算部65から
はD/A変換回路57からの出力がそのままブレーキ力
指令値512としてインバータ制御手段40へ送出され
る。
このインバター制御手段40は、ブレーキ力指令値51
2を受けて回転センサ34の回転速度よりも遅い回転磁
束をステータ巻線14に供給するように制御すれば、か
ご形誘導機31は発電機として動作する。このとき、電
力検出器49でインバータ33の直流出力を検出しこの
直流出力を回転センサ34の回転速度で除して得たブレ
ーキ力とブレーキ力指令値512とに基づいてフィード
バック制御すれば、ブレーキ力を制御できる。
しかして、以上のような装置を用いて大形自動車に適用
して実車走行によるテストを行ったところ、その制動時
にインバータ制御手段40によりインバータ33を制御
してかご形誘導機31を発電機として動作させたとき、
その発電電力は最大120Kw〜150Kw発生してい
ることが確められた。そこで、この発電電力は第1のチ
ョッパ制御回路423を用いてトランジスタ424を制
御することにより、第1の二次電池41へ回生充電する
。この第1の二次電池41に充電しきれない電力はオン
指令によりスイッチ制御回路451からオン制御信号を
出力してトランジスタ453をオンすることにより、抵
抗器452で熱エネルギーとして放出する。
次に、以上のようにして第1の二次電池41に充電した
後、接点S2を閉じ、かつ、ブレーキ指令スイッチS3
の接点OFFを選択操作してオフノツチとすると、CP
U53はそのオフノツチ信号を検出してI10インタフ
ェース56からインバータオフ指令511が発生され、
インバータ制御手段40に送出される。ここで、インバ
ータ制御手段40はインバータ33をオフ制御すれば、
かご形誘導機31は無励磁となる。そして、このかご形
誘導機31が発電機として動作していないとき、チョッ
パ制御回路443からオン・オフ制御信号をトランジス
タ444に与えると、第1の二次電池41の電圧はりア
クドル426.ダイオード46およびトランジスタ44
4を通り、更にこのトランジスタ444.ダイオード4
45およびリアクトル446の降圧チョッパ機能により
第2の二次電池43へ充電を継続させることができる。
そして、この第2の二次電池43の電圧は出力端子47
から車両用電源として出力する。
従って、以上のような実施例の構成によれば、自動車の
制動時にかご形誘導機31を発電機として動作させると
共に第1の充電制御回路42で発[電力を第1の二次電
池41に回生充電し、かつ、第1の二次電池41の電圧
を第2の充電制御回路44を用いて第2の二次電池43
に充電するようにしたので、この第2の二次電池43に
より容易に車両用電源を得ることができ、従来熱エネル
ギーとして捨てていた車両制動時のエネルギーを有効に
活用できる。また、通常の走行時にかご形誘導機31を
無励磁とすることにより、走行時にかご形誘導機31に
損失が生じない。従って、燃費を大幅に低減できる。
なお、上記実施例では交流機としてかご形誘導機31を
用いたが、同期機を用いてもよい。その他、本発明はそ
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
〔発明の効果〕
以上詳記したように本発明によれば、自動車の制動時、
交流機から発電電力を得てその電力を車両用電源に利用
することにより、発電運転時の交流機およびインバータ
の損失をなくし、よって、燃費の向上を図り得る自動車
の発電制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明装置の一実施例を説明する
ために示したもので、第1図は装置全体の構成図、第2
図はブレーキ力指令値演算手段の動作を説明する図、第
3図ないし第5図は従来装置を説明するもので、第3図
は自動車の回転伝達系を示す図、第4図は回転伝達系と
かご形誘導機との関係を示す図、第5図は従来のリター
ダ装置の構成図である。 1・・・内燃機関、31・・・かご形誘導機、33・・
・インバータ、34・・・回転センサ、40・・・イン
バータ制御手段、41・・・第1の二次電池回路、42
・・・第1の充電制御回路、43・・・第2の二次電池
、44・・・第2の充電制御回路、45・・・熱エネル
ギー放出回路、48・・・電流検出器、4つ・・・電力
検出器、50・・・ブレーキ力指令値演算手段、54・
・・ブレーキ力特性信号、55・・・メモリ、61・・
・クラッチペダル、63・・・ブレーキ力低減信号、6
4・・・ブレーキカ低減信号発生部、65・・・乗算部
、S3・・・ブレーキ指令スイッチ、511・・・イン
バータオフ指令、2・・・ブレーキ力指令値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 内燃機関の主軸に接続された交流機と、この交流機にイ
    ンバータを介して接続された第1および第2の二次電池
    と、制動時に前記インバータを制御して前記交流機を発
    電機として動作させるインバータ制御手段と、前記イン
    バータと第1の二次電池との間に設けられ前記交流機が
    発電機として動作しているときにその発電電力を第1の
    二次電池に回生充電する第1の充電制御回路と、前記イ
    ンバータと第2の二次電池との間に設けられ第1の二次
    電池に蓄えられた電力を第2の二次電池に充電する第2
    の充電制御回路とを備えたことを特徴とする自動車の発
    電制御装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132926A (en) * 1974-09-14 1976-03-19 Kogyo Gijutsuin Fukusudenchi no haiburitsudoseigyohoshiki
JPS63206101A (ja) * 1987-02-18 1988-08-25 Hino Motors Ltd 補助加速機能を有する車両用リターダ

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