JPH02206027A - プリグルーブ横断信号検出装置 - Google Patents

プリグルーブ横断信号検出装置

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JPH02206027A
JPH02206027A JP2572489A JP2572489A JPH02206027A JP H02206027 A JPH02206027 A JP H02206027A JP 2572489 A JP2572489 A JP 2572489A JP 2572489 A JP2572489 A JP 2572489A JP H02206027 A JPH02206027 A JP H02206027A
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crossing
laser beam
light
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Kaoru Yasukawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、光ディスク等の光記録媒体に半導体レーザ
ー、ガスレーザー等の収束光を照射させて光学的に情報
の記録・再生、あるいは記録・再生・消去を行う光学的
記録再生装置に使用されるプリグルーブ横断信号検出装
置に関する。
[従来の技術] 従来、上記光学的記録再生装置に使用される光記録媒体
としては、例えば第11図に示すようなものがある。こ
の光記録媒体100は、片面側に記録層を備えるタイプ
のものであり、プリグルーブ101が施された透明基板
102と、この透明基板102の全面に設けられた記録
層103と、この記録層103の全面に設けられた保;
11層104とでその主要部が構成されている。そして
、上記プリグルーブ101には、第12図に示すように
、ピット105が記録情報に対応して設けられている。
このピット105は、再生専用の光記録媒体100の場
合には、光記録媒体100の製造と同時に記録情報に対
応した平面略円形状の溝として形成される。また、記録
・再生が可能な光記録媒体100の場合には、第13図
に示すように、光学ヘッド106に搭載された図示外の
集光レンズによって集光された半導体レーザー等の光源
からの記録用収束光107をプリグルーブ101内の記
録層103に照射し、記録用収束光107が照射された
記録層103に相変化あるいは変形等を起こさせること
によって、非照射部位とは反射率等が異なる記録ビット
105を形成する。
一方、上記光記録媒体100に記録された情報を再生す
るには、第12図に示すように、再生用集光108を光
記録媒体100の記録面に照射し、この反射光を光ダイ
オード等の受光素子へ入力させて記録情報の再生を行う
ところで、上記光記録媒体の目的のトラックを呼出し、
ぞの目的のトラックのプリグルーブに記録された記録情
報を再生する場合には、第13図に示すように、光学ヘ
ッド106をプリグルーブ101を横切るように移動さ
せ、再生用集光108がプリグルーブ101を横断する
信号を検出する。そして、このプリグルーブ横断信号の
数を計数し、光学ヘッド106を目的のプリグルーブ1
01に移動させる。
このプリグルーブ横断信号を検出するだめの装置として
は、第14図に示すようなものがある。
すなわち、このプリグルーブ横断信号検出装置は、半導
体レーザー110から出射されたレーザービムをコリメ
ータレンズ111によって平行光に変換し、この平行光
化されたビームをビーム整形プリズム112によって円
形のビームに整形する。
そして、この円形ビームをビームスプリッタ113及び
1/4波長板114を通して対物レンズ115によ)で
、第15図に示すように、プリグルーブ101の幅より
やや大きい直径の円形のビームに絞って光記録媒体10
0に照射する。
次に、光記録媒体100からの反射光を上記と同じ光路
を通して戻し、ビームスプリッタ113によって側方に
反射して、この反射されたビームをレンズ116及びシ
リンドリカルレンズ117を介して二分割受光素子11
8上に照射する。そして、この二分割受光素子118の
出力信号の差分信号を増幅して、第16図に示すように
、プリグルーブ101を光学ヘッド106が横切るとき
に発生するプリグルーブ横断信号119を検出し、この
検出されたプリグルーブ横断信号119の個数をカウン
トして、光学ヘッド106の位置を制御する方法がとら
れている。
この場合、目的のトラックに光学ヘッド106を移動さ
せるシーク動作中において、光学ヘッド106から出射
されたビームは、第15図に示すように、プリグルーブ
101と同時にこのプリグルーブ101内に記録された
ビット105をも横切る。そのため、ビームによってプ
リグルーブ101の横断信号を検出する際に、プリグル
ーブ101だけでなく、記録ピット105の部分でも信
号が発生ずることになる。
しかし、上記光記録媒体100は回転しており、光学ヘ
ッド106がプリグルーブ101を横切る間に、このプ
リグルーブ101に記録された多数の記録ピット105
を読取ることになる。そのだめ、記録ピット105の部
分で発生する信号は、1〜5M1−1z程度の周波数成
分を有する高周波信号となる。これに対し、トラックア
クセス中に発生するプリグルーブ横断信号119は、上
記プリグルーブ101を横切るときに発生ずるもので、
100〜300KHz以下の程度の低周波の信号である
従って、上記プリグルーブ横断信号検出装置では、光学
ヘッド106の出力信号をローパスフィルタ等で周波数
的に分離し、低周波成分を取出すことによって、第16
図に示すようにプリグルーブ横断信号119のみを抽出
し、プリグルーブ101の横断を正確に検出可能となっ
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来技術の場合には、次に示すような問題
点を有している。すなわち、上記シーク動作時における
光学ヘッド106の移動速度を高速化し、トラックアク
セス時間の短縮を図った場合には、第17図に示すよう
に、光学ヘッド106がプリグルーブ101を横切ると
きに発生するプリグルーブ横断信号119の周波数が高
くなり、記録ビット105部分で発生する信号120と
の周波数差が少なくなって両信号を周波数的に分離する
ことが困難となる。そのため、ブリグルーブ横断信号を
正確に検出することができなくなり、アクセスエラーを
起こし易クイ【す、光学ヘッド106移動の高速化に対
応することができないという問題点があった。
[課題を解決するための手段] そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、光学
ヘッドの移動速度を高速化してトラックアクセス時間の
短縮を図った場合でも、プリグルーブ横断信号を確実に
検出することが可能なプリグルーブ横断信号検出装置を
提供することにある。
すなわち、この発明は、プリグルーブに沿って記録ピッ
トを有する光記録媒体に収束光を照射して、この光記録
媒体からの反射光を光学系を介して受光素子によって受
光し、この受光素子からの出力信号によって、上記収束
光がプリグルーブを横断するときの信号を検出するプリ
グルーブ横断信号検出装置において、上記収束光の形状
を、同時に複数のピットが照明されるようにプリグルー
ブに沿って細長い形状とするように構成されている。
上記光記録媒体としては、プリグルーブの内部に記録ピ
ットを有するものでもあるいはプリグルーブ以外の部分
に記録ピットを有するものでもどちらでも良い。
また、上記記録ピットとしては、例えば光記録媒体を製
造する時に同時に形成された溝が挙げられるが、これに
限定されるものではなく、記録ピットとしでは、光記録
媒体の記録層に記録用の収束光を照射して、記録用収束
光が照射された記録層に変化あるいは変形等を起こさせ
ることによって、非照射部位とは反射率等が異なるよう
に形成したものでも勿論良い。
さらに、上記収束光を細長い形状にするには、例えば円
形状に整形された収束光をシリンドリカルレンズと凸レ
ンズを介して照射することによって、収束光を細長い形
状にしたものが用いられる。
しかし、これに限定されるものではなく、収束光を細長
い形状にできる手段であれば、どのような手段を用いて
も良いことは勿論である。例えば、半導体レーザーから
出射されるレーザービームは、本来楕円形状をしている
ので、このレーザービームをそのまま用いるようにして
も良い。
[作用] この発明においては、収束光の形状を、同時に複数のピ
ットが照明されるようにプリグルーブの長手方向に沿っ
て細長い長円形状とすることにより、上記収束光がプリ
グルーブを横断するときに、この収束光によって常時複
数のピットが照明される。そのため、記録情報の相違に
より、収束光がプリグルーブを横断するときに、収束光
が照明するピットの数が変化しても、そのことによって
反射光は、はとんど影響を受けない。従って、ブリグー
ブの横断を検出づるための収束光は、プリグルーブの横
断のみによって影響を受け、プリグルーブの内部等に形
成されたピットの数の変化によってはほとんど影響を受
けないため、収束光を照射する光学ヘッドの移動速度を
高速化した場合でも、プリグルーブ横断信号には、ピッ
トを横切る際の信号がほとんど混入しないので、プリグ
ルーブの横断を正確に検出することができる。
[実施例] 以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第3図はこの発明に係るプリグルーブ横断信号検出装置
を適用した光学的記録再生装置を示すものである。
この光学的記録再生装置1は、第3図に一点鎖線で囲ん
で示すように、フォーカシングエラー信号を得るための
光学系2を備えている。この光学系2は、波長λ1のレ
ーザービームを出射する半導体レーザー3と、この半導
体レーザー3がら出射された楕円形状のビームを平行光
に変換するコリメータレンズ4と、このレーザー光を断
面円形状の光に整形するビーム整形プリズム5と、ビー
ムを分割するビームスプリッタ6と、直線偏光の光と円
偏光の光を相互に変換する1/4波長板7と、波長λ1
のレーザービームを反射し、しかも後述する波長λ2の
レーザービームを透過するダイクロイツクミラ−8と、
対物レンズ9と、ビームスプリッタ6によって分離され
たビームを集光する集光レンズ10と、シリトリカルレ
ンズ11と、四分割受光素子12とから構成されている
上記光学的記録再生装置1によって情報の記録・再生が
行われる光記録媒体としての光ディスク13は、第4図
に示ずように、プリグルーブ14が施された透明基板1
5と、この透明基板15の全面に設けられた記録層16
と、この記録層16の全面に設【プられた保護層17と
でその主要部が構成されている。そして、上記プリグル
ーブ14には、第2図に示すように、記録情報に対応し
て平面略円形状の溝からなるピット18.18・・・が
形成されている。
そして、上記光学系2においては、半導体レザー3から
出射された楕円形状のレーザービームが、]コリメータ
レンズによって平行光化された後、ビーム整形プリズム
5によって円形のビームに成形される。その後、このビ
ームは、ビームスプリッタ6及び1/4波長板7を通り
、ダイクロイックミラー8によって反射され、対物レン
ズ9によって絞られて光ディスク13に照射される。
この光ディスク13からの反射光は、上記と同じ光路を
戻り、ビームスプリッタ6で反射されて集光レンズ10
及びシリンドリカルレンズ11によって、四分割受光素
子12上に結像される。シリトリカルレンズ11と四分
割受光素子12は、非点収差法とよばれる焦点エラーを
検出する方法によって焦点のエラーを検出し、図示しな
いアクチュエータに信号を送って対物レンズ9を上下さ
せ、光ディスク13に対して正しい焦点の調整を行うサ
ーボ制御が行われる。
ところで、この実施例に係るプリグルーブ横断信号検出
装置は、次に示すように構成されている。
すなわち、上記光学的記録再生装置1は、上記フォーカ
シングエラー信号を得るための光学系2の他に、トラッ
キングエラー信号を得るための別の光学系20を備えて
いる。
この光学系20は、第5図に示すように、波長λ2のレ
ーザービームを出射する半導体レーザー21と、この半
導体レーザー21から出射された楕円形状のビームを平
行光に変換するためのコリメータレンズ22と、このレ
ーザービームを断面円形状の光に整形するビーム整形プ
リズム23と、レーザービームを分割するためのビーム
スプリッタ24と、直線偏光の光と円偏光の光を相互に
変換する1/4波長板25と、前記対物レンズ9ととも
に作用してレーザービームを長円形状にりるためのシリ
ンドリカルレンズ26と、前記ダイクロイックミラー8
と、前記対物レンズ9と、二分割受光素子27とから構
成されている。上記ダイクロイックミラー8と対物レン
ズ9は、前記フォーカシングエラー信号を得るための光
学系2と共通して用いられているものである。
そして、光ディスク13を走査する光学ヘッド28には
、上記部材のうち対物レンズ9と光路を変更する図示し
ないミラーのみが搭載され、他の部材は、装置本体側に
固定して設Cノられる。この光学ヘッド28は、目的の
トラックに光学ヘッド28を移動させるシーク動作時に
は、光ディスク13のプリグルーブを横切るように移動
する。
なお、この実施例では、ダイクロイックミラー8を用い
ているが、これに限定されるものではなく、このダイク
ロイックミラー8の代りに効率は多少低下するがハーフ
ミラ−を用いても良い。
また、この実施例では、光学系20にビーム整形プリズ
ム23を介装した場合について説明したが、この光学系
20は、トラッキングエラー信号を得るためのものであ
るので、必ずしもビーム整形プリズム23を用いる必要
はない。
このトラッキングエラー信号を得るための光学系20に
おいては、半導体レーザー21から出射されたレーザー
ビームをコリメータレンズ22によって平行光化された
後、ビーム成形プリズム23によって断面円形状に成形
される。この整形されたビームは、ビームスプリッタ2
4をそのまま通過して1/4波長板25によって円偏光
に変換された後、シリンドリカルレンズ26によって一
方向のみ絞られる。このシリンドリカルレンズ26によ
って一方向のみ絞られたビームは、ダイクロイックミラ
ー8を通過し、対物レンズ9によって絞られ、光ディス
ク13に照射される。
この実施例では、上記光ディスク13に照射される収束
光の形状が、同時に複数のピットが照明されるようにプ
リグルーブの長手方向に沿って細長い長円形状となるよ
うに構成されている。すなわち、ビーム成形プリズム2
3によって断面円形状に成形されたレーザービームBは
、ビームスプリッタ24及び1/4波長板25を通過し
た後、第6図に示すように、シリンドリカルレンズ26
に入射する。従って、このシリンドリカルレンズ26に
入射した光は、シリンドリカルレンズ26の長手方向く
第6図中のY軸方向)と直交する方向の光のみが絞られ
るとともに、X軸方向のレーザービームは、シリンドリ
カルレンズ26によって絞られることなく、そのまま対
物レンズ9に入射する。そのため、X軸方向のレーザー
ビームは、対物レンズ9によって始めて絞られ、対物レ
ンズ9の焦点位置に結像する。このX軸方向のレーザー
ビームは、光ディスク13のプリグルーブの幅よりわず
かに広い幅を有する光として、光デイスク13上に照射
される。
一方、Y軸方向のレーザービームは、すでにシリンドリ
カルレンズ26によって絞られているため、対物レンズ
9によってさらに絞られ、光ディスク13の手前側で焦
点を結んだ後、さらに広がって光デイスク13上に照射
される。なお、このY軸方向は、光ディスク13に形成
されているプルグループの方向と一致するように設定さ
れている。
そのため、シリンドリカルレンズ26及び対物レンズ9
によって光デイスク13上に照射されるビームは、X軸
方向に細く絞られ、しかもY軸方向に長く伸びた長円形
状となり、このレーザービームによって、第1図及び第
2図に示すように、同時に複数のピットが照明されるよ
うになっている。上記光デイスク13上に照射されるレ
ーザービームの長さは、例えば30〜100μmに設定
されるが、これに限定される訳ではなく、これより短く
てもあるいは長くても良いことは勿論である。
上記長円形状のレーザービームの長さを変化させるには
、例えばシリンドリカルレンズ26と対物レンズ9の間
の距離などを変化させれば良い。
そして、光ディスク13によって反射された光は、上記
と同じ経路通り、ビームスプリッタ24によって反射さ
れて、二分割受光素子27上に結像する。この二分割受
光素子27の出力信号は、差動増幅器29によって差分
をとることによって、プリグルーブ横断信号30が得ら
れる。このプリグルーブ横断信号は、通常トラッキング
エラー信号と呼ばれているものと同じ信号である。
以上の構成において、この実施例に係るプリグルーブ横
断信号検出装置においては、次のようにして、プリグル
ーブ信号の検出が行われる。すなわち、目的のトラック
に光学ヘッド28を移動させるシーク動作時には、第3
図に示すように、光学ヘッド28を図示しない駆動手段
によって光ディスク13の半径方向外側から内側へ向け
て、あるいは半径方向内側から外側へ向けて移動させる
このとき、光ディスク13は、回転しているため、光デ
イスク13上に固定した座標から見た場合、光学ヘッド
28は、第7図に示すように、光ディスク13に形成さ
れたプリグルーブ14を斜めに横切ることになる。
このように、光学ヘッド28が光ディスク13のプリグ
ルーブ14を横切る際に、光学系20の半導体レーザー
21からプリグルーブ横断信号を検出するためのレーザ
ービームLBが出射される。
この半導体レーザー21から出射されたビームLBは、
コリメータレンズ22によって平行光束となり、この平
行光束となったビームLBは、ビーム整形プリズム23
によって断面円形状のビームに整形される。その後、こ
の円形ビームLBは、第1図及び第6図に示すように、
シリンドリカルレンズ26及び対物レンズ9によって、
同時に複数のピット18.18・・・が照明されるよう
にプリグルーブ14の長手方向に沿って細長い長円形状
となって、光ディスク13に照射される。
そして、光ディスク13からの反射光は、第3図に示す
ように、対物レンズ9によって集光され、上記と同じ経
路を通り、ビームスプリッタ24により二分割受光素子
27上に照射され、この二分割受光素子27によって電
気信号に変換される。
この二分割受光素子27からの出力信号は、差動増幅器
29によって差分が増幅されてプリグルーブ横断信号3
0が得られる。
その際、光学ヘッド28から出射される長円形状のレー
ザービームLBが、光ディスク13のプリグルーブ14
を横断Jる際に、二分割受光素子27がそれぞれ受光す
る光聞に変化が生じるため、プリグルーブ横断信号30
は、周期的に変化する。
ところが、プルグループ14内には、ピット18.18
・・・が記録情報に応じて形成されているため、上記光
学ヘッド28から出射されるレーザービームがピット1
8.18・・・を横切る際にも、他の領域と反射率等が
異なるピット18.18・・・によってレーザービーム
LBが散乱等の影響を受ける。
ところが、上記レーザービームLBは、第2図に示すよ
うに、同時に複数のピットが照明されるようにプリグル
ーブ14の長手方向に沿って細長い長円形状に形成され
ている。そのため、記録情報に応じてプリグルーブ14
の内部に記録されたピット18.18・・・の数や位置
にばらつきがあっても、レーザービームLBは、常時複
数のピット18.18・・・を照射するため、プリグル
ーブ14内のピット18.18・・・からの反射光は、
複数のピット18.18・・・及びその間に存在するピ
ット以外の領域によって平均化される。従って、上記光
ディスク13から反射されるレーザービームl−Bは、
プリグルーブ14内に形成されたピット18.18・・
・を横切る際に、これら複数のピッI〜18.18・・
・及びその間に存在するビット以外の領域によって平均
化され、プリグルーブ14内に存在するピット18.1
8・・・の数や位置によっては、はとんど影響を受けず
略一定の値となる。
その結果、レーザービームLBが光ディスク13のプリ
グルーブ14を横断する際に、このレーザーご一ムLB
は、プリグルーブ14によってのみ影響を受け、プリグ
ルーブ14の内部に形成されたピット18.18・・・
の存在によってはほとんど影響を受けない。
そのため、目的のトラックに光学ヘッド28を移動させ
るシーク動作を高速化してアクセスタイムを短縮し、レ
ーザービームLBがプリグルーブ14を横切る際に得ら
れるプリグルーブ横断信号30の周波数が、従来の円形
のレーザービームがプリグルーブ14内のピット18.
18・・・を横切るときに発生する信号に近いあるいは
同程痕の周波数となった場合でも、レーザービームLB
は、プリグルーブ14内に存在するピット18.18・
・・によってはほとんど影響を受けない。従って、二分
割受光素子27からの出力信号を差動増幅したプリグル
ーブ横断信号30は、第8図に示すように、レーザービ
ームLBがプリグルーブ14を横断することによっての
み出力されるため、このプリグルーブ横断信号3oには
、レーザービームLBがプリグルーブ14内のピット1
8.18・・・を横断することによる成分が含まれない
。上記プリグルーブ横断信号30を比較器等を介して2
値化することによって、第9図に示すように、レーザー
ビームLBのプリグルーブ横断をカウントする信号が得
られる。
よって、光学ヘッド28の移動速度を高速化してトラッ
クアクセス時間の短縮を図った場合でも、プリグルーブ
横断信号30にレーザービームLBがプリグルーブ14
内のピット18.18・・・を横断することによる成分
が含まれないので、レーザービームLBがプリグルーブ
を横断したときに出力される横断信号を確実に検出する
ことができる。
本出願人は、この発明の効果を確認するため、第5図に
示すような装置を試作し、レーザービームが照射するピ
ットの数、ブなわら長円形状のレーザービームの長さを
10μm130μm、60μmと変化させて、実際にプ
リグルーブの検出を行う実験を行った。
第10図(a)、(b)、(C)はこの実験の結果を示
すものであり、第10図(a)はレーザービームの長さ
を10μm1・(b)はレーザービームの長さを30μ
m1 (c)はレーザービームの長さを60μmに設定
した場合の測定結果を示すものである。
この図から明らかなように、レーザービームの長さが1
0μmあれば効果が現れるため、レーザービームの長さ
は、10μm以上であれば良いと思われる。
なお、上記の実施例では、プリグルーブ横断信号を得る
ために、レーザービームをシリンドリカルレンズ及び対
物レンズによって長円形状に形成した場合について説明
したが、従来がら記録r−夕の消去用に用いられて長円
ビームを、そのままプリグルーブ横断信号検出用のビー
ムとしで兼用させるようにしても良い。
[発明の効果] この発明は以上のように、プリグルーブの横断を検出す
るための収束光の形状を、同時に複数のピットが照明さ
れるようにプリグルーブの長手方向に沿って細長い長円
形状としたので、光学ヘッドの移動速度を高速化してト
ラックアクセス時間の短縮を図った場合でも、プリグル
ーブ横断信号を確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るプリグルーブ横断信号検出装置
の一実施例を示す要部斜視図、第2図は光ディスクの要
部平面説明図、第3図はこの発明に係るプリグルーブ横
断信号検出装置を適用し得る光学的記録再生装置を示す
構成図、第4図は光ディスクを示す説明図、第5図はこ
の発明に係るプリグルーブ横断信号検出装置の一実施例
の光学系を示す斜視図、第6図は同光学系の要部の作用
を示す斜視説明図、第7図は光学ヘッドの移動経路を示
す説明図、第8図はプリグルーブ横断信号を示すグラフ
、第9図はプリグルーブ横断信号からプリグルーブの横
断を検出した信号を示すグラフ、第10図(a)、(b
)、(C)は実験結果を示すそれぞ植グラフ、第11図
は光記録媒体を示す説明図、第12図は光記録媒体に照
射されるビームを示す斜視図、第13図は記録動作を示
す斜視説明図、第14図は従来のプリグルーブ横断信号
検出装置を示す構成図、第15図は光記録媒体を示す説
明図、第16図及び第17図はプリグルーブ横断信号の
それぞれ異なった状態を示すグラフである。 [符号の説明コ 9・・・対物レンズ 13・・・光ディスク 14・・・プリグルーブ 18・・・ピット 26・・・シリンドリカルレンズ 27・・・二分割受光素子 LB・・・レーザービーム 特 許 出 願 人  富士ゼロックス株式会社代 理
 人 弁理士  中村 智廣(外1名)1゛\:=・ 
ミン\’G    ’[”\堅\旨iLlひ90口)第
10図 第11 図 第12 図 ブ 第15図 第16図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プリグルーブに沿つて記録ピットを有する光記録媒体に
    収束光を照射して、この光記録媒体からの反射光を光学
    系を介して受光素子によって受光し、この受光素子から
    の出力信号によって、上記収束光がプリグルーブを横断
    するときの信号を検出するプリグルーブ横断信号検出装
    置において、上記収束光の形状を、同時に複数のピット
    が照明されるようにプリグルーブに沿つて細長い形状と
    したことを特徴とするプリグルーブ横断信号検出装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6045944A (ja) * 1983-08-22 1985-03-12 Nippon Kogaku Kk <Nikon> 長円ビ−ム照射方式光学再生装置
JPS62229548A (ja) * 1986-03-31 1987-10-08 Hitachi Ltd 光ディスク装置および光ディスク
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