JP2783523B2 - 情報記録媒体の原盤記録方法および記録再生方法 - Google Patents

情報記録媒体の原盤記録方法および記録再生方法

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JP2783523B2
JP2783523B2 JP7243522A JP24352295A JP2783523B2 JP 2783523 B2 JP2783523 B2 JP 2783523B2 JP 7243522 A JP7243522 A JP 7243522A JP 24352295 A JP24352295 A JP 24352295A JP 2783523 B2 JP2783523 B2 JP 2783523B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、デジタルデータファイ
ルなどの装置において、TeOxや屈折率変化記録方法
など、光学的手段により情報記録層に形状の変化無しに
情報を記録し、または記録された情報を再生あるいは消
去する為の、情報記録媒体の原盤記録方法、およびその
原盤を用いて複製された情報記録媒体の記録再生方法に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の情報記録媒体の構成の模式図を図
5に示す。同図で1は情報記録再生領域の空溝部を示
し、2は位置情報などのフォーマット用の信号領域を示
す。3は記録/再生ビームを示す。情報記録再生領域及
び位置情報などのフォーマット用信号領域の溝深さは、
ファーフィールド法によるトラッキング誤差の検出信号
が最大となるλ/8程度で構成されている。 【0003】このように構成された情報記録媒体を光学
的に読み出す際においては、フォーマット信号が空トラ
ックを断続する形で形成されてるため、記録/再生ビー
ムがトラックを追従しながらトレースする方向に走行し
た場合は、トラッキング誤差信号に対してはトラッキン
グ誤差信号を発生するトラックが無い部分が周期的に現
れ検出感度が下がり、フォーマット信号による断続面は
トラッキング誤差信号とは異なる回折、散乱などを発生
するためにノイズを発生し、またフォーカス誤差信号に
対しても同様の理由でノイズを発生するという悪影響を
与える。さらに、記録/再生ビームがフォーマット信号
をトラックの半径方向に横切った場合も、トラッキング
誤差信号やフォーカス誤差信号に対して、フォーマット
信号による断続面はトラッキング誤差信号とは異なる回
折、散乱などを発生するためノイズを発生し、ランダム
アクセスの際のトラック計数の精度を下げ、フォーカス
制御に対してもノイズによる悪影響が発生しやすいとい
う問題点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、情報の記録
再生の特性に最適な溝構成を実現するとともに、従来問
題であったフォーマット用信号領域のフォーカス及びト
ラッキング誤差信号への悪影響を、フォーマット用信号
領域を情報記録再生領域と分離することにより解決し、
所望の情報を、安定なサーボ条件下で、所望のアドレス
に確実に記録再生でき、かつC/Nの向上がはかれる情
報記録媒体の原盤記録方法および記録再生方法を提供せ
んとするものである。 【0005】特にプリフォーマットされた情報記録媒体
において、ユーザーにより使用される情報記録再生領域
と、ランダムアクセスなどに使用される位置信号である
アドレス情報などのフォーマット信号領域との、好適な
構成を提供するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、所望の情報を情報記録層の形状の変化なしに
光学的に記録し、または記録された情報を再生あるいは
消去するための情報記録媒体用の原盤を作成するに際
し、同一の光源から分割された2つの原盤記録光ビーム
のうち、トラックガイドを形成するための第1の原盤記
録光ビームを第1の光変調器を経由した後ディスク原盤
上に集光して露光し、第2の原盤記録光ビームを、情報
ピットを形成するための第2の光変調器を経由した後
に、第1の原盤記録光ビームの入射角に対し傾斜させ前
記原盤上で構成されるトラックガイドの幅方向に所定量
ずらして集光して前記第1の原盤記録光ビームと同時に
露光することで、前記情報記録媒体に、同心円状もしく
はスパイラル状の一定深さを有する連続したトラックガ
イドを形成させ、半径方向に隣り合うトッラクガイド間
における円周方向に、所望の情報を記録する記録区間と
位置情報等のための第2の情報区間とを形成させ、前記
第2の情報区間を前記トラックガイドと異なる深さのプ
リフォーマット信号として形成させ、かつ前記第2の情
報区間の記録幅を、半径方向に隣り合うトラックガイド
どうしの間隔よりも狭く形成させるための情報記録媒体
用の原盤を作成するものである。 【0007】すなわち本発明は、上記記録媒体を複製す
るための原盤を、2つの原盤記録ビームを用いて同時に
記録するものである。 【0008】さらに本発明は、所望の情報を情報記録層
の形状の変化なしに光学的に記録し、または記録された
情報を再生あるいは消去するために、同心円状もしくは
スパイラル状の連続したトラックガイドを位相深度π/
2ラジアンで形成し、半径方向に隣り合うトラックガイ
ド間における円周方向に、所望の情報を記録する記録区
間と、位置情報などのための第2の情報区間とを形成
し、前記第2の情報区間を、位相深度πラジアンのプリ
フォーマット信号として形成し、かつ前記第2の情報区
間の記録幅を、半径方向に隣り合うトラックガイドどう
しの間隔よりも狭く形成した情報記録媒体の記録再生を
行うに際し、少なくとも2つの光ビームを形成し、第1
の光ビームの中心をトラックガイドの中心上に照射し、
前記第1の光ビームを照射しているトラックガイド間の
アドレス等の情報ピットのある部分に第2の光ビームを
照射して、情報の記録、再生もしくは消去を行うもので
ある。 【0009】 【作用】かかる構成により、強度による記録深度および
変調方法の異なる同時露光方式の2つの原盤記録用ビー
ムを安定に制御し、連続したトラックガイドと半径方向
に隣り合うトラックガイドとの間における円周方向に、
所望の情報を記録する記録区間と位置情報等のための第
2の情報区間とを形成し、第2の情報区間をトラックガ
イドと異なる深さのプリフォーマット信号として形成
し、第2の情報区間の記録幅を、半径方向に隣り合うト
ラックガイドどうしの間隔よりも狭く形成するという、
サーボ信号並びに記録再生特性の安定性を確保するため
の複雑な構造の媒体用記録原盤を、一度の記録動作で同
時にかつ安定に作ることができる。さらに、トラッキン
グ用再生光ビームと情報の記録再生用光ビームを1個づ
つ照射位置を少しずらした位置に設け、トラッキング用
再生光ビームがプリフォーマットのピットに掛からない
ようにすることにより、複製された媒体に後から記録し
た情報信号やプリフォーマットの第2の情報区間におい
ても、トラッキング信号やフォーカス信号の検出光がプ
リフォーマットのピットで散乱されないため、安定なサ
ーボ信号を得ることができ、安定な記録、再生装置を実
現することができる。したがって本発明によれば、簡単
な構成で情報記録媒体の原盤を作成できる。しかも、フ
ォーカスやトラッキングサーボにフォーマット信号の影
響を及ぼすことがなく、複製された情報記録媒体を用い
た記録再生動作の際に、フォーカスやトラッキングサー
ボにフォーマット信号の影響を及ぼすことがなく、また
情報の記録再生特性においてC/Nの向上を図ることが
でき、特にプリフォーマット化された情報記録媒体上に
情報を追記録、再生する場合に有利である。 【0010】 【実施例】溝の位相深度と、ファーフィールド法による
トラッキング誤差信号出力と、位相型で記録されたアド
レス信号出力との関係を図2に示す。同図で、縦軸は相
対出力、横軸は位相深度を示す。位相深度ψと実際の溝
深さdとの関係は、基板の使用波長λでの屈折率をnと
すると、反射再生の場合は次式で与えられる。 【0011】ψ=2nd・2π/λ 図2より、位相型で記録されたアドレス信号は、位相深
度ψ=πラジアンでピークとなり、ファーフィールド法
により検出する誤差は、位相深度ψ=π/2、3π/2
ラジアンでピークとなる。ただし、トラッキング誤差信
号はπ/2、3/2πラジアンでは位相が反転する。ま
た、情報記録媒体の溝部よりの反射率は、図中破線で示
すように、 アドレス信号出力と逆の関係にあり、位相深
度ψ=0.2 πラジアンで最大となる。 【0012】情報記録層として、TeOxなどの屈折率
変化型の材料を用いる場合には、情報の記録再生信号の
C/Nは、反対率の高い溝部に記録再生することが望ま
しい。従って、位相深度ψ=0.2 πラジアンが望ましい
ものとなる。 【0013】次に光学系の簡易性を考慮すると、トラッ
キング検出方法はファーフィールド法が望ましく、高い
相対出力を得る為には、位相深度ψ=π/2ラジアンが
最適である。 【0014】また、フォーマット信号は、記録位置の確
実なアクセスを考慮すると、信号出力が高いことが望ま
しく、位相深度ψ=πラジアンが最適となる。 【0015】以上の条件を満足する溝構成の一例の模式
図を図3に示す。同図(a)において、10は情報記録媒
体基板で、その表面には、例えばTeOxなどの情報記
録層が形成されている。11は記録領域で、図にはトラッ
クガイド12〜15だけを示してある。半径方向に隣り合う
各トラックガイド12〜15間には、図中16〜18で示す第2
の情報区間としてのフォーマット用信号領域が、円周方
向の所望の区間に形成されている。本図では8セクター
/トラックの場合を示している。フォーマット用信号領
域16〜18は所望のセクター数だけ形成すれば良い。ま
た、必要に応じて、トラックアドレスなどを含むフォー
マット用信号領域も存在する。 【0016】同図(b)は同図(a)のA−A領域を拡
大して示したもので、各番号は同図(a)と同様に付与
されている。ここで、19は情報記録再生領域(情報の記
録区間)に記録された情報ピットで、20、21、22は、そ
れぞれ、記録スポット、トラッキング検出用スポット、
再生スポットを示す。 【0017】このような構成の情報記録媒体において、
トラックガイド12〜15を位相深度ψ=π/2ラジアンで
形成し、かつ各トラックガイド12〜15間のフォーマット
用信号領域16〜18を位相深度ψ=πラジアンの凹凸信号
で形成し、各トラックガイド12〜15間のフォーマット用
信号領域16〜18以外の領域を位相深度ψ=0ラジアンの
情報記録再生領域として使用することにより、前述の最
適位相深度をすべて満足する情報記録媒体を提供するこ
とが可能となる。 【0018】また、このような構成の情報記録媒体にお
いて、情報記録再生スポットと、フォーカス誤差および
トラッキング誤差の検出スポットとを分離することによ
り、フォーマット信号のフォーカス及びトラッキング誤
差信号への悪影響を完全になくすことも可能となり、所
望の情報を安定なサーボ条件下で所望のアドレスに確実
に記録再生することが可能となり、かつ高いC/Nを有
する情報の記録再生が可能となるものである。 【0019】各トラックガイド12〜15間のフォーマット
用信号領域16〜18の半径方向の記録幅は、トラッキング
検出スポットへのフォーマット信号の干渉を避ける為
に、図3(b)に示すように、隣り合うトラックガイド
12〜15間の距離の約半分よりも短く形成されている。 【0020】また、記録材料及び記録方法は、TeOx
や屈折率変化記録方法などの、情報記録層の形状の変化
を伴うことなしに情報を記録あるいは再生するものを採
用するが、このTeOxや屈折率変化記録方法に限ら
ず、本発明の目的を満足するものであればどのようなも
のでも適用できる。 【0021】本発明による情報記録媒体の原盤を作成す
るための装置の一例を図1を用いて説明する。レーザ光
源30よりの光束は、ハーフミラー31により所望の比率で
光束31a、31bに分割される。分割された光束31aは光
変調器32に導かれ、所望の露光量になるように減衰され
た後、全反射ミラー33により反射され、さらに全反射ミ
ラー34で反射される。その後、レンズ35、36で構成され
るビームエキスパンダー系に導かれ、所望のビーム径に
拡大された後に全反射ミラー37により反射されて、ボイ
スコイル38にマウントされた記録レンズ39により集光さ
れ、記録原盤40上の位置Aにスポットを形成する。例え
ば、このスポットにより前述のトラックガイドを露光す
る。 【0022】一方、ハーフミラー31で分割された他方の
ビーム31bは、全反射ミラー41で全反射され、第2の光
変調器42で所望の情報にもとづき強度変調される。ここ
で光変調器42への入力電気信号としては、信号エンコー
ダよりの信号48が、ゲート回路45がONの間のみ供給さ
れる。一方ゲート回路45は、記録系のターンテーブル駆
動信号47と同期して所望の期間のみ信号を出力するゲー
トコントロール回路46により制御される。光変調器42と
しては、AO光変調器やEO光変調器を使用できる。 【0023】第2の光変調器42からの出力光は、シャッ
ター43に導かれ、所望の期間のみ全反射ミラー44に導か
れ、全反射される。全反射ミラー44は、光束31bの光軸
が光束31aの光軸に比べてわずかに傾くように設置され
ている。全反射ミラー44で全反射された光束31bは、次
いで光束31aと同じ光学系を通過し、その後に記録レン
ズ39に導びかれ、記録原盤40上の位置Bにスポットを形
成することで、トラックガイド間にフォーマット信号を
露光する。 【0024】記録原盤40上のA−B間の距離Lは約0.8
μm程度が望ましく、このLは次式で与えられる。 L=fθ ここでfは記録レンズの焦点距離、θは記録レンズへの
光束31の入射角である。L=0.8 μm、f=3mmとする
と、θ≒0.3mrad となる。 【0025】このような光学系を有する原盤記録装置に
より、情報記録媒体の原盤を記録できる。このようにし
て記録した原盤を現像し、金属膜を蒸着後、ニッケルメ
ッキによりマスター、マザー、スタンパーを作成し、そ
れを型にして基板をプレスすることにより、アドレス等
のファーマット用信号とトラッキングガイドを同時に形
成することが可能である。 【0026】 【0027】上記以外にも、例えばプラズマエッチング
による方法や、金属膜を使用する方法など種々の実施方
法が考えられる。 【0028】再生光学系は、少なくとも2つのビーム
を、情報記録媒体上のトラックガイド領域とトラックガ
イド間とにそれぞれ照射する手段を有するものであれ
ば、どのような構成をとるものであってもよい。図3で
は再生スポット22が存在する例を示したが、さらに消去
スポットが存在してもよいし、さらに複数の記録再生ス
ポットが存在してもよい。 【0029】この再生光学系の一例を図4を用いて説明
する。ここで50は半導体レーザアレーで、例えば2つの
発光点を有し、発光点50Aは光軸中心に位置し、ビーム
出射方向も光学系の光軸と同方向とされている。一方、
同一平面上にある他の発光点50Bは、ビーム出射位置が
例えば光軸と45度方向に少し離れて位置するなど、その
ビーム出射方向が光軸に対してθだけ傾けて配置され
る。この半導体レーザアレー50からの出射光は、コリメ
ートレンズ51により所望のビーム径に広げられた後、偏
光ビームスプリッター52とλ/4板53とを通過し、再生
レンズ54により、情報記録媒体55上における光軸中心か
らわずかに離れた位置(例えば、円周及び半径方向に各
々0.8 μm)に集光される。情報記録媒体よりの反射光
は入射時と同光路を各々戻り、λ/4板53の作用により
偏光ビームスプリッター52にて全反射され、アスティグ
マフォーカスレンズ56、57を通過して、光電変換素子58
上に集光される。光電変換素子58は、例えば、4分割P
INフォトダイオードにより構成される。この場合、ト
ラックガイドを照射するビームは光学系の光軸中心を通
り、4分割PINフォトデテクター上に集光され、フォ
ーカス及びトラッキング誤差信号を検出する。一方、ト
ラックガイド間を照射するビームは、独立したPINフ
ォトダイオード上に集光され、情報の記録/再生とフォ
ーマット信号の再生に利用される。あるいは、光軸中心
を通るビームを情報の記録/再生用ビームとすることも
可能である。 【0030】また、半導体レーザアレー50を用いなくと
も、独立した半導体レーザを用いることも可能である
し、1つの半導体レーザのビームを分割することも可能
である。 【0031】どのような光学系であっても、トラックガ
イドどうしの間にビームを照射する手段と、各々のビー
ムを独立に検出する手段とを有する記録再生光学系であ
れば、本発明に適用できるものである。 【0032】 【発明の効果】以上の如く、本発明によると、トラック
ガイドの幅方向に所定量ずらした各1つづつの2つの独
立して変調した光ビームで、トラックガイドとプリピッ
トによるフォーマット情報とを同時に記録して原盤を作
成するため、連続トラックガイドと、連続トラックガイ
ドで囲まれた領域におけるトラックガイドとは深さの異
なるプリフォーマット用信号とを同時に記録でき、また
再生用の光学系ではトラックガイド上とトラックガイド
間とで独立した光ビームを照射することにより、どの位
置でも記録再生ができ、かつトラック幅が多少異なる媒
体でも記録位置が少しずれるだけで対応できる。したが
って、本発明によると、(1) 記録深度および変調方法の
異なる2つの原盤記録用ビームを安定に制御することに
より、連続したトラックガイドと、半径方向に隣り合う
トッラクガイド間における位置情報等のための第2の情
報区間とを同時に形成し、第2の情報区間をトラックガ
イドと異なる深さでかつ半径方向に隣り合うトラックガ
イドどうしの間隔よりも狭く形成するプリフォーマット
信号を安定に形成し、サーボ信号並びに記録再生特性の
安定性を確保するための複雑な構造の媒体用記録原盤を
安定に作ることができる。(2) トラッキング用再生光ビ
ームと情報の記録再生用光ビームとを1個づつ照射位置
を少しずらした位置に設けることにより、複製された媒
体に後から記録した情報信号のための記録区間やプリフ
ォーマットのための第2の情報区間においても、トラッ
キング信号やフォーカス信号の安定な再生装置を実現す
ることができる。このため、本発明によると、情報の記
録再生あるいは消去機能を有する光ディスクシステムに
おいて、特にプリフォーマット化された情報記録媒体上
に情報を追記録、再生する場合に、フォーマット信号が
フォーカスやトラッキングサーボに影響を与えることが
なく、また情報の記録再生特性におけるC/Nなどの点
において、最適な情報記録の構成とその記録再生方法を
提供することが可能となる。 【0033】また、特にコンピュータなどのデータファ
イルとして光ディスクシステムを使用する場合、ホスト
コンピューターの指示するアドレスに情報を確実に記録
することは非常に重要である。本発明によれば、フォー
マット信号中のアドレス検出において、トラッキング及
びフォーカス誤差検出信号中にフォーマット信号の影響
を全く受けない為、外乱に対してより確実な動作を保証
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にもとづく情報記録媒体の原盤のための
記録光学系の構成図である。 【図2】溝の位相深度と、トラッキング誤差信号、溝部
よりの反射率、アドレス信号との相対出力の関係を示す
図である。 【図3】本発明にもとづく情報記録媒体の模式図であ
る。 【図4】本発明にもとづく情報記録媒体の再生光学系の
構成図である。 【図5】従来の情報記録媒体の模式図である。 【符号の説明】 10 情報記録媒体基板 11 記録領域 12、13、14、15 トラックガイド 16、17、18 フォーマット用信号領域(第2の情報区
間) 19 情報ピット 20 記録スポット 21 トラッキング検出用スポット 22 再生スポット 30 レーザ光源 31 ハーフミラー 32 光変調器 40 記録原盤 A 位置 B 位置 42 第2の光変調器 50 半導体レーザアレー 50A 発光点 50B 他の発光点 58 光電変換素子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−133646(JP,A) 特開 昭59−52439(JP,A) 特開 昭57−74835(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.所望の情報を情報記録層の形状の変化なしに光学的
    に記録し、または記録された情報を再生あるいは消去す
    るための情報記録媒体用の原盤を作成する方法であっ
    て、同一の光源から分割された2つの原盤記録光ビーム
    のうち、トラックガイドを形成するための第1の原盤記
    録光ビームを第1の光変調器を経由した後ディスク原盤
    上に集光して露光し、第2の原盤記録光ビームを、情報
    ピットを形成するための第2の光変調器を経由した後
    に、第1の原盤記録光ビームの入射角に対し傾斜させ前
    記原盤上で構成されるトラックガイドの幅方向に所定量
    ずらして集光して前記第1の原盤記録光ビームと同時に
    露光することで、前記情報記録媒体に、同心円状もしく
    はスパイラル状の一定深さを有する連続したトラックガ
    イドを形成させ、半径方向に隣り合うトッラクガイド間
    における円周方向に、所望の情報を記録する記録区間と
    位置情報等のための第2の情報区間とを形成させ、前記
    第2の情報区間を前記トラックガイドと異なる深さのプ
    リフォーマット信号として形成させ、かつ前記第2の情
    報区間の記録幅を、半径方向に隣り合うトラックガイド
    どうしの間隔よりも狭く形成させるための情報記録媒体
    用の原盤を作成することを特徴とする情報記録媒体の原
    盤記録方法。 2.所望の情報を情報記録層の形状の変化なしに光学的
    に記録し、または記録された情報を再生あるいは消去す
    るために、同心円状もしくはスパイラル状の連続したト
    ラックガイドを位相深度π/2ラジアンで形成し、半径
    方向に隣り合うトラックガイド間における円周方向に、
    所望の情報を記録する記録区間と、位置情報などのため
    の第2の情報区間とを形成し、前記第2の情報区間を、
    位相深度πラジアンのプリフォーマット信号として形成
    し、かつ前記第2の情報区間の記録幅を、半径方向に隣
    り合うトラックガイドどうしの間隔よりも狭く形成した
    情報記録媒体の記録再生を行うに際し、少なくとも2つ
    の光ビームを形成し、第1の光ビームの中心をトラック
    ガイドの中心上に照射し、前記第1の光ビームを照射し
    ているトラックガイドと隣接するトラックガイドとの間
    でアドレス等の情報ピットのある部分に第2の光ビーム
    を照射して、情報の記録、再生もしくは消去を行うこと
    を特徴とする情報記録媒体の記録再生方法。
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