JPH02205851A - 光重合性組成物及びそれを用いた画像形成方法 - Google Patents

光重合性組成物及びそれを用いた画像形成方法

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JPH02205851A
JPH02205851A JP2525289A JP2525289A JPH02205851A JP H02205851 A JPH02205851 A JP H02205851A JP 2525289 A JP2525289 A JP 2525289A JP 2525289 A JP2525289 A JP 2525289A JP H02205851 A JPH02205851 A JP H02205851A
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group
compounds
substituted
compd
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JP2525289A
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Shintaro Washisu
信太郎 鷲巣
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、新規な光重合性組成物及びそれを用いた画像
形成方法に関するものである。更に詳しくは、平版印刷
、樹脂凸版、プリント基板作成用レジスト又は7オトマ
スク、白黒又はカラーの転写発色用シートもしくは発色
シート作成等に用いることができ、しかも、使用直前ま
で明室で取り扱い可能な、新規な高感度かつ分光増感さ
れた光重合性組成物及びそれを用いた画像形成方法に関
するものである。
「従来の技術」 光重合性組成物は、基本的に光重合開始剤と分子中にエ
チレン性不飽和結合を2個以上含有する付加重合可能な
化合物(以下「多官能性モノマー」と称する)を含み、
光を照射すると硬化し、粘着性が変化したり、溶媒に不
溶化する。これらの性質を利用して、写真、印刷、金属
表面加工、インキ等に広く利用されている。考え方や応
用例は多くの成書に記載されている6例えば、ノエー・
コーサーsrライト センシチブ システムズ」ノエイ
・ウィリー アンド サンズ、ニューヨーク(J、にo
sar rLight 5ensitive Syst
emsJ J、Hiley、55ons、 New Y
ork)  1965年の158−193頁やケー・ア
イ・ジャコブソン、アール・イー・クヤコブンン着の「
イメージングシステムズ」ノエイ・ウィリー アンド 
サンズ、ニューヨーク(K、I、Jacobson、 
R,E、Jacobson ’IIの 「1magiB
SystemsJ  JJiley 、55onsv 
New York) 1976年の181〜222頁等
に詳しい。
また、近年光重合性組成物を利用した画像形成法として
、光重合性組成物をマイクロカプセルに内包した感光性
マイクロカプセル利用の画像形成システムが提案されて
いる0例えば特開昭57−124343号、同57−1
79836号、同57−197538号にはビニル化合
物及び光重合開始剤よりなる光重合性組成物と色素を含
むマイクロカプセルを塗設した発色シートを露光後受像
シートと重ねて全体に圧力を加えることによる色素画像
の形成法が開示されている。
また、近年、これらの光重合性+lI成物を可視光領域
にまで分光増感しレーザーを光源としてデジタル画像を
形成する試みやフルカラー感光材料への応用が検討され
てきている。
例えば、日本写真学会誌4983号230頁(1986
)や機能材料1983年9月号48〜60頁にはレーザ
ー記録に用いるための光重合性組成物の分光増感法が記
載されいている。*た、vt開昭59−189340号
には有機過酸化物開始剤を有機色素で分光増感する方法
が、特開昭62−143044号には、新規の光重合開
始剤として、有機カチオン性色素の有機硼素アニオン塩
が開示されている。
特に、この有機カチオン性色素化合物の有機硼素化合物
アニオン塩を感光性開始剤として用いる方法は、カチオ
ン性色素化合物の選択範囲が広く、任意の波長に感光す
る光重合性組成物を設計できる点で有用な方法である。
しかし、これらの方法では可視光領域にまで感光性を有
する光重合開始剤組成物を用いているか故に、より長波
長にまで分光増感すればするほど製造の段階から使用時
に至るまでより完全な遮光状態を保って取り扱わなけれ
ばならない。
従って、暗室使用や遮光手段の準備等が必要であり、こ
れは、取り扱い性及びコスト上の観1点からは、大きな
問題であった。
[発明が解決しようとする問題点」 本発明の目的は、可視光以上の光源に感光性を有しかつ
、明室上使用可能といった相反する要求を満たし得る光
重合性組成物及びそれを用いた画像形成方法を提供する
ことである。
更に詳しくは、高感度かつ可視光感光性でありながら明
室で取り扱いが可能な、平版印刷版、樹脂凸版、プリン
ト基板作成用レジストやフォトマスクに有利に使用でき
る光重合性組成物、更には白黒もしくはカラー画像形成
用の感光性マイクロカプセル、及びこれらを用いた画像
形成方法を提供することである。
「問題を解決するための手段」 本発明者等は鋭意研究の結果、本発明の目的が、少なく
とも、エチレン性不飽和結合を有する重合可能な化合物
、下記A及びB成分、を含有することを特徴とする光重
合性組成物、ただし、A成分:イオン解裂型フオトクロ
ミツク性を有する化合物 B成分:下記一般式(I)で示される有機硼素化合物ア
ニオン塩 により達成されることを見いだした。
本発明のA成分であるイオン解裂型フォトクロミック性
を有する化合物とは、その着色時において、イオン解裂
状態を有する化合物である。このような化合物としては
、スピロピラン系化合物、スピロオキサジン系化合物、
ジヒドロインドリジン系化合物、ジアリールメタン系化
合物及びトリアリールメタン系化合物等が挙げられ、以
下に代表例を記す。
スピロピラン系化合物(P −No、 )ジ了り−ルメ
タン及びトリアリールメタン系化合物(T−No、) (P−1 本発明において用いることのできるスピロピラン系化合
物の具体例として代表的なものは前記化合物(P−/)
の他、 (OX−/) ジヒドロインドリジン系化合物(I−No。)(I−/
) (p−r) (P−−t ) (P−10) 等を挙げることができる。
ジヒ ドロインドリジン系化合物の具体例として代表的なもの
は、 前記化合物( ■−/ )の他、 等を挙げることができる。
スピロオキサジン系化合物の具体例として代表的なもの
は、 前記化合物(Ox−/ )の他、 等を挙げることができる。
ジアリールメタン及びトリアリールメタン系化合物の具
体例として代表的なものは、化合物(T−1)の他、 等を挙げることができる。
本発明のB成分である有機硼素化合物アニオン塩とは、
前記一般式(1)に示すごとく、を個の炭素−硼素結合
を有するテトラ(ヒドロカルビル)ボレートアニオンと
任意のカチオンとの塩化合物である。ここでカチオンと
しては有機カチオン、アルカリ金属カチオンの他、弘級
アンモニウムカチオ°ンが特に有用である。
このような有機硼素化合物アニオン塩は前記特開昭12
−/’A304t≠号等を参考に合成することができ、
具体例としては、 (B−/) (B−2) (B−J) (B−4’) (B−A) (B−7) (B −4) (B−タ) B成分においてX+は任意のカチオンで良いが、アルカ
リ金属カチオン(N&”、Li+、に十) 、有機カチ
オン、例えば一般式(II)で表される4級アンモニツ
ムカチオン等が好ましい。
(B−10) R7 (B−//) 等を挙げることができる。
(B−/λ) 具体的には、N (Bu ) 4”、N (Me ) 
4”、N(Et)<十等が挙げられる。
本発明におけるA成分とB成分はそれぞれ1種もしくは
それ以上を組み合わせて用いることができ、A成分に対
しB成分は0.1〜10倍モル量で用いることが好まし
い。更に好ましくは、1〜4倍毫ル量の範囲である。
本発明におけるA成分及びB成分の固有吸収は基本的に
は両者共可視光域よりも短波長側に在るため、通常は紫
外線をカットした明室下で取り扱いが可能である。そし
て、使用前に、A成分のフオトクロミツク化合物を着色
状態にイオン解裂させることで初めで、A成分とB成分
との組み合わせが可視光以上に感光性を有する光重合開
始剤としての機能を発現することになる。すなわち、前
記特開昭62−143044号の他、特願昭62−16
8195号、同228032号、同63−129047
号、同63−257661号、同63−261205号
等に記載された、有機カチオン性色素増感剤−有機硼素
化合物アニオン塩系と類似の光重合開始剤系を形成させ
ることによるものである。
本発明の組成物におけるエチレン性不飽和結合を有する
重合可能な化合物とは、その化学補遺中に少なくとも1
個のエチレン性不飽和結合を有する化合物であって、モ
ノマー、プレポリマー、すなわち21体、3量体及び他
のオリゴマーそれらの混合物ならびにそれらの共重合体
などの化学的形態をもつものである。それらの例として
は不飽和カルボン酸及びその塩、脂肪族多価アルコール
化合物とのエステル、脂肪族多価アミン化合物とのアミ
ド等が挙げられる。
不飽和カルボン酸の具体例としては、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタフン酸、クロトン酸、イソクロトン酸、
マレイン酸等がある。
不飽和カルボン酸の塩としては、前述の酸のナトリウム
塩及びカリツム塩等がある。
脂肪族多価アルコール化合物と不飽和カルボン酸とのエ
ステルの具体例としてはアクリル酸エステルとして、エ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールトリアクリレート、1゜3−ブタンジオールノアク
リレート、テトラメチレングリコールノアクリレート、
プロピレングリコールジアクリレート、トリノチロール
ブロバントリアクリレート、トリメチロ、−ルエタント
リアクリレート、1.4−シクロヘキサンノオールノア
クリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート
、ペンタエリスリトールノアクリレート、ペンタエリス
リトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテト
ラアクリレート、ジペンタエリスリトールジアクリレー
ト、ジペンタエリスリトールトリ7クリレート、ジペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ンルビトールト
リアクリレート、ソルビトールテトラアクリレート、ソ
ルビトールペンタアクリレート、ソルビトールへキサア
クリレート、ポリエステルアクリレートオリゴマー等が
ある。メタクリル酸エステルとしてはテトラメチレング
リコールジメタクリレート、トリエチレングリコールノ
メタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリ
レート、トリメチロールエタントリツタクリレート、エ
チレングリコールジメタクリレート、1.3−ブタン7
オールジイタコネ−ト、ベンタエリスリトールノメタク
リレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジ
ペンタエリスリシールジメタクリレート、ゾルビトール
トリメタクリレート、ソルビトールテトラアクリレ−ト
、ビス−[p−(3−メタクリルオキシ−2−ヒドロキ
シプロポキシ)フェニル1ツメチルメタン、ビス−[p
−(アクリルオキシエトキシ)フェニル1ツメチルメタ
ン等がある。イタコン酸エステルとしては、エチレング
リコールシイタコネート、ブロビレングリコールノイタ
コネート、1,3−ブタン7オールジイタコネート、1
,4−ブタンノオールノイタコ冬−ト、テトラメチレン
グリコールノイタコネート、ペンタエリスリトールシイ
タコネート、ソルビトールテトライタコネート等がある
。クロトン酸エステルとしては、エチレングリコールジ
クロトネート、テトラメチレンゲ1ノコールシクロトネ
ート、ベンタエリスリトールシクロトネート、ンルビト
ールテトラクロトネート等がある。イソクロトン酸エス
テルとしては、エチレングリフールジインクロトネート
、ベンタエリスリトールノイソクロトネート、ソルビト
ールテトラインクロトネート等がある。マレイン酸エス
テルとしては、エチレングリコールシマレート、トリエ
チレングリコールツマレート、ペンタエリスリ)−ル9
マレート、ソルビトールテトフマレート等がある。
更に、前述のエステルの混合物も挙げることができる。
脂肪族多価アミン化合物と不飽和カルボン酸との7ミド
の具体例としては、メチレンビス−アクリルアミド、/
チンンビスーメタクリル7ミド、1.6−ヘキサメチレ
ンビス−アクリルアミド、1.6−ヘキサメチレンピス
ーメタクリル7ミド、ノエチレントリアミントリスアク
リルアミド、キシリレンビスアクリルアミド、キシリレ
ンビスメタクリルアミド等がある。
その他の例としては、特公昭48−41708号中に記
載されている1分子中に2種以上のイソシアネート基を
有するポリイソシアネート化合物に、下記の一般式(I
II)で示される水酸基を含有するビニルモノマーを付
加せしめた1分子中に2個以上の重合性ビニル基を含有
するビニルウレタン化合物等が挙げられる。
CHz=C(Ri+)COOCHzCH(R4z)OH
(III) (ただし、R11及びR<zはHあるいはCH3を示す
、) また、ビニル基またはビニリデン基を有する高分子化合
物、例えば、側鎖にヒドロキシル基、アミノ基、エポキ
シ基、ハロゲン原子、スルホニルオキシ基を有する高分
子化合物とアクリル酸、メタクリル酸あるいはこれらの
誘導体との縮合物等も本発明に利用できる。
更に、色画像形成物質、例えば色素またはロイコ色素の
分子中にビニル基を含有する化合物も重合性化合物とし
て利用できる。
以上に例示した光重合性化合物100重1部に対し、本
発明における前記A及び日成分は各々0.01〜50f
i量部の範囲で添加することが好ましい。
また、本発明の光重合性組成物は、高感度かつ可視光に
感度を有するfJC1更に重合を促進するだめの助剤と
して、還元剤例えば酸素除去剤(oxygen sca
venger)および活性水素ドナーの連鎖移動剤、更
に連鎖移動的に重合を促進する、その他の化合物を併用
することもできる。有mであることの見いだされている
酸素除去剤は、ホスフィン、ホスホネート、ホスファイ
ト、第一錫塩および酸素により容易に酸化されるその他
の化合物である0例えばN−7二エルグリジン、トリメ
チルバルビッール酸、N、N−ジメチル−2,乙−ジイ
ンプロピルアニリン、N、N、N−x、4t。
6−はンタメチルアニリン等である。さらに以下に示す
ようなチオール類、チオケトン類、トリハロメチル化合
物、ロフィンダイマー化合物、ヨードニウム塩類、スル
ホニウム塩類、アジニウム塩類、有機過酸化物等も重合
促進剤として有用である。
チオール類としては、 チオケトン類としては、 トリハロメチル−5−)リアジン類としては、ドニウム
塩類としては、 スルホニウム塩類としては、 アジニウム塩類としては、 ロフィンダイマー化合物としては、 R=α F3 有機過酸化物としては、 等を用訪ることかできる。
これらの重合促進剤は、前記B成分の0.1〜10倍モ
ル量の範囲で用いるのが好ましい。
本発明の光重合性組成物は、目的に応じてさらに様々な
添加剤を添加することもできる。例えば、熱重合防止剤
、色画像形成物質(色素もしくは色素プレカーサーもし
くは顔料)等を添加することができる。
熱重合防止剤は主に保存中の光重合組成物の重合を防止
する目的で添加する。熱重合防止剤の具体例としては、
例えば、p−メトキシ7エ/−ル、ハイドロキノン、ア
ルキルもしくはアリール置換ハイドロキノン、し−ブチ
ルカテコール、ピロπロール、塩化第1銅、フロラニー
ル、ナフチルアミン、 β−す7)−ル、2,6−ジー
t−ブチル−p−クレゾール、ピリジン、ニトロベンゼ
ン、ジニトロベンゼン、p−トルイジン、メチレンブル
ー有機銅、サリチル酸メチルなどが挙げられる。
これらの熱重合防止剤はエチレン性不飽和化合物100
重i部に対して、0.001〜5重量部の範囲で含有さ
れるのが好ましい。
本発明の組成物では前記A成分のフオトクロミツク化合
物をそのまま色画像形成物質として利用することが可能
であるが、さらに色画像形成物質を含有させて未重合の
部分を除去した後、重合部分を着色したり、未重合部分
を受像要素に転写して色画像を形成させることもできる
本発明に利用できる色画像形成物質には種々のものがあ
る0例えば、それ自身が着色しているものとして染料や
顔料が挙げられる。染料や顔料は市販のものの池、各種
文tX等(例えば「染料便覧」有機合成化学協会編集、
昭和45年刊、[最新顔料便覧」日本顔料技術協会編集
、昭和52年刊)に記載されている公知のものが利用で
きる。これらの染料又は顔料は、溶解ないし分散して用
いられる。
一方、着色していない色画像形成物質としては、それ自
身は無色ないし淡色であるが、別の成分と接触すること
により発色するものがある。すなわち、2種以上の成分
の間の酸塩基反応、酸化還元反応、カップリング反応、
キレート形成反応等により発色する種々のシステムが包
含される0例えば、感圧紙等に利用されているラクトン
、ラクタム等の部分構造を有する発色剤と酸性白土や7
エ/−ル類等の酸性物質(9色剤)から成る発色システ
ム;芳香族ジアゾニウム塩やジアゾタート、ノアジスル
ホナート類とす7トール類、アニリン類、活性メチレン
類等のアゾカップリング反応を利用したシステム;ヘキ
サメチレンテトラミンと第2鉄イオン及び没食子酸との
反応やフェノール7タレインーコンプレクソン酸とアル
カリ土類金属イオンとの反応などのキレート形成反応;
ステアリン酸第2鉄とピロπロールとの反応やベヘン酸
銀と4−7トキシー1−す7トールの反応等の酸化還元
反応などが利用できる。
以上に示したような本発明の新規な光重合性組成物は様
々な用途に利用することができる。
例えば、この光重合性組成物とバインダーポリマーとを
含む層を支持体上に設け、米国特許@4604.342
号、同4587199号、同4629680号、同44
15652号、同4431723号、同4550073
号、特開昭61−285444号、同61−21321
3号等を参考にして、印刷版やプリント基板作成用のレ
ノスト材料に、特開昭62−67529号、米国特許第
4604340号等を参考にカラープルーフ材料に等、
業界公知の方法に従い多くの分野に適用できる。
また、本発明の光重合性m酸物は、高感度でかつ可視光
に感光性があるため、マイクロカプセルを利用した画像
形成システム用として待に有利に用いることができる。
マイクロカプセルを利用した画像形成システムに利用す
るには、例えば、特開昭57−197538号、同61
−130945号、同58−88739号、同58−8
8740号、欧州特許第223587A1号等を参考に
できる。この画像形成方法は例えば、エチレン性のビニ
ル化合物及び光重合開始剤から成る光重合性m酸物と色
素プレカーサーを含むマイクロカプセルを支持体に塗設
し、この感光シートを画像様露光して露光部のマイクロ
カプセルを硬化させた後、顕色剤シートを重ねて全面加
圧することにより、未露光部のマイクロカプセルを破壊
し、色画像形成物質(例えば色素プレカーサー)を受像
要素(例えば顕色剤N)に松写し、発色させる方式であ
る。
以下このマイクロカプセルを利用した画像形成システム
を例に挙げ本発明を説明する。
マイクロカプセルを利用した画像形成システムとして用
いる際の色画像形成物質は、前述の発色剤/顕色剤シス
テムが特に有用であり、より詳細に示すと、発色剤とし
ては、 (1))リアリールメタン系、(2)ジフェニ
ルメタン系、(3)キサンチン系、(4)チアノン系、
(5)スピロピラン系化合物等があり、具体的な例とし
ては、特開昭55−27253号等に記載されているも
の等が挙げられる。中でも (1)トリアリールメタン
系、 (2)キサンチン系の発色剤はカブリが少なく、
高い発色濃度を与えるものが多く好ましい。
具体例としては、クリスタルバイオレットラクトン、3
−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−(β−エトキシエ
チルアミ/)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チルーフ−アニリノフルオラン、3−トリエチルアミ7
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−シクロへ
キシルメチノアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−ノエチルアミノー7o−クロロアニリノフル
オラン等があり、これらは単独もしくは混合して用いら
れる。
顕色剤としては、フェノール系化合物、有機酸もしくは
その金属塩、オキシ安息香酸エステル、酸性白土等が用
いられる。
7工ノール化合物の例としては、4,4゛−イソプロビ
リデンーノ7工/−ル(ビスフェノールA)、p−te
rL−ブチルフェノール、2.4−ジニトロフェノール
、3.4−ノクロロフェノール、4.4゛−メチレン−
ビス(2,6−シーtert−ブチルフェノール)、p
−7二二ルフエノール、1.1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−エチルヘキサン、2,2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2.2’−メチレン
ビス(4−t e r t−ブチルフェノール)、2゜
29−メチレンビス(α−フェニル−9−9レゾール)
チオジフェノール、4,4゛−チオビス(6−t e 
r L−ブチル−m−クレゾール)、スルホニルノ7工
/−ルーホルマリンffi合物、p  7工二ルフエノ
ールーホルマリン縮合物等がある。
有8!酸もしくはその金属塩としては、7タル酸、無水
7タル酸、マレイン酸、安息香酸、没食子酸、0−)ル
イル酸、U−)ルイル酸、サリチル酸、3  Lcrt
−ブチルサリチル酸、3,5−クーtert−ブチルサ
リチル酸、5− a−メチルヘンシルサリチル!、3,
5− (α−メチルベンノル)サリチル酸、3−ter
t−オクチルサリチル酸及1その亜鉛塩、鉛塩、アルミ
ニウム塩、マグネシウム塩、ニッケル塩等が有用である
。特にサリチル酸誘導体及びその亜鉛塩もしくはアルミ
ニウム塩は、顕色能、発色像の堅牢性、記録シートの保
存性などの点で優れている。オキシ安息香酸エステルと
しては、p−オキシ安息香酸エチル、p−オキシ安息香
酸ブチル、p−オキシ安息香酸ヘプチル、p−オキシ安
息香酸ペンシル等がある。 本発明の色画像形成物質で
ある発色剤は、重合性化合物100重量部に対して0.
5〜20重量部、好ましくは2〜7重量部の割合で用い
られる。顕色剤は発色剤1重量部に対して約0.3〜8
0重量部の割合で用いられる。
本発明の光重合性組成物をマイクロカプセル化する場合
は当業界公知の方法で作ることができる。
例えば、米国特許第2800457号、同280045
8号に見られるような親木性壁形成材料のコアセルベー
ションを利用した方法、米国特許第3287154号、
英国特許第990443号、特公昭38−19574号
、同42−446号、同42−771号に見られるよう
な界面重合法、米国特許第3418250号、同366
0304号に見られるポリマーの析出による方法、米国
特許第3796669号に見られるインシアネートポリ
オール壁材料を用いる方法、米国特許第3914511
号に見られるイソシアネート壁材料を用いる方法、米国
特許第4001140号、同4087376号、同40
89802号に見られる尿素−ホルムアルデヒド系、尿
素ホルムアルデヒドーレゾルシ/−ル系壁形成材料を用
いる方法、米国特許第4025455号に見られるメラ
ミン−ホルムアルデヒド樹脂、ヒドロキシプロピルセル
ロース等の壁形成材料を用いる方法、特公昭3(3−9
168号、特開昭51−9079号に見られるモノマー
の重合による1nsitu重合法、英国特許第9528
07号、同965074号に見られる電解分散冷却法、
米国特許第31!1・;07号、英国特許m93042
2号に見られるスプレードライング法等がある。これら
に限定されるものではないが、芯物質を乳化した後マイ
クロカプセル壁として高分子膜を形成することが好まし
い。
本発明のマイクロカプセル壁の作り方としては待に油滴
内部からのりアクタントの重合によるマイクロカプセル
化法を使用する場合、その効果が大きい。即ち、短時間
内に、均一な粒径を持ち、生保存性にすぐれた記録材料
として好ましいカプセルを得ることができる。
例えばポリウレタンをカプセル壁材として用いる場合に
は多価インシアネート及びそれと反応しカプセル壁を形
成する第2の物質(例えばポリオール、ポリアミン)を
カプセル化すべき油性液体中に混合し水中に乳化分散し
次に温度を上昇することにより、油滴界面で高分子形成
反応を起こして、マイクロカプセル壁を形成する。この
とき油性液体中に低沸点の溶解力の強い補助溶創を用い
ることができる。
この場合に、用いる多価インシアネート及びそれと反応
する相手のポリオール、どリアミンについては米国特許
第3281383号、同3773695号、同3793
2G8号、特公昭48−40347号、同49−241
59号、特開昭48−80191号、同48−8408
6号に開示されており、それらを使用することもできる
多価インシアネートとしては、例えば、τn7二二レン
ジイソシアネート、p −フェニL/ン;)イソシアネ
ー)、2.(5−)リレンツインシアネート、2.4−
)リレンジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイ
ンシアネート、ジフェニルメタン−4,4゛−ジイソシ
アネート、3,3゛−ツメ)キシ−4,4゛−ビフェニ
ル−ジイソシアネート、3.3゛−ツメチルジフェニル
メタン−4,4゛−ジイソシアネート、キシリレン−1
,4−ノイソシ7ネー)、4.4’−ジフェニルプロパ
ンジイソシアネート、トリノチレンノイソシ7ネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、プロピレン−1゜2
−ジイソシアネート、ブチレン−1,2−ジインシアネ
ート、シクロヘキシレン−1,2−ジインシアネート、
シクロヘキシレン−1,4−ジイソシアネート等のジイ
ソシアネート、4.4’、4“−トリフェニルメタント
リインシアネート、トルエン−2,4,6−)ツインシ
アネートのごときトリインシアネート、4,4゛−ツメ
チルジフェニルメタン−2,2’、5.5 ’−テトラ
イソシアネートのごときテトラインシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネートとトリメチロールプロパンの
付加物、2.4−)リレンジイソシアネートとトリメチ
ロールプロパンの付加物、キシリレンツインシアネート
とトリメチロールプロパンの付加物、トリレンツイソシ
アネートとヘキサントリオールの付加物のごときイソシ
アネートプレポリマーがある。
ポリオールとしては、脂肪族、芳香族の多価アルコール
、ヒドロキシポリエステル、ヒドキシポリフルキレンエ
ーテルのごときものがある。
特開昭GO−49991号に記IIRされた下記のポリ
オールも用いられる。エチレングリコール、1.3−プ
ロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1.5−ベ
ンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−
へブタンジオール、1,8−オクタジノオール、プロピ
レングリコール、2,3−ジヒドロキシブタン、1,2
−ジヒドロキシブタン、1,3−ジヒドロキシブタン、
2.2−ジメチル−1,3−7’ロパンジオール、2,
4−ベンタンジオール、2.5−ヘキサンジオール、3
−メチル−1,5−ベンタンジオール、1,4−シクロ
ヘキサンノメタ/−ル、ノヒドロキシシクロヘキサン、
ジエチレングリコール、1,2.6−)リヒドロキシヘ
キサン、2−フェニルプロピレングリコール、1,1.
1−)リメチロールプロパン、ヘキサントリオール、ペ
ンタエリスリトール、ペンタエリスリトールエチレンオ
キサイド付加物、グリセリンエチレンオキサイド付加物
、グリセリン、1.4−ノ(2−ヒドロキシエトキシ)
ベンゼン、レゾルシノ−ルノヒドロキシエチルエーテル
等の芳香族多価アルコールとアルキレンオキサイドとの
縮合生成物、p−キシリレングリコール、l−キシリレ
ングリコール、 α、α°−ジヒドロキシーp−ノイソ
ブロビルベンゼン、4.4’−ノヒドロキシーノフェニ
ルメタン、2   (p ?+) ’−ノヒドロキシジ
フェニルメチル)ベンノルアルコール、ビスフェノール
Aにエチレンオキサイドの付加物、ビX7.lu/−ル
Aにプロピレンオキサイドの付加物等が挙げられる。ポ
リオールはインシアネート基1モルに対して、水酸基の
割合が0.02〜2モルで使用するのが好ましい。
ポリアミンとしてはエチレンジアミン、トリメチレンツ
アミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、p−7二二レンジアミ
ン、ll1−フェニレンジアミン、ビベラノン、2−メ
チルビベラノン、2,5−ジメチルビベラノン、2−ヒ
ドロキシトリメチレンジアミン、クエチレントリアミン
、トリエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
ジエチルアミ/プロピルアミン、テトラエチレンペンタ
ミン、エポキシ化合物のアミン付加物等が挙げられる。
多価インシアネートは水と反応して高分子物質を形成す
ることもできる。
マイクロカプセルを作るときに、乳化分散物の保護コロ
イドとして水溶性高分子を用いることができるが、水溶
性高分子は水溶性のアニオン性高分子、/ニオン性高分
子、両性高分子のいずれでも良い、アニオン性高分子と
しては、天然のものでも合成のものでも用いることがで
き、例えば−coo 、−so、基等を有するものが挙
げられる。具体的なアニオン性の天然高分子としてはア
ラビヤゴム、アルギン酸、ペクチン等があり、半合成品
としてはカルボキシメチルセルローズ、7タル化ゼラチ
ン、硫酸化デンプン、硫酸化セルローズ、リグニンスル
ホン酸等がある。
また、合成品としては無水マレイン酸系(加水分解した
ものも含む)共重合体、アクリル酸系(メタクリル酸系
も含む)重合体及び共重合体、ビニルベンゼンスルホン
酸1?、重合体及び共重合体、カルボキシ変性ポリビニ
ルアルコール等がある。
/ニオン性高分子としては、ポリビニルアルコール、ヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロース等がある
両性の化合物としてはゼラチン等がある。
これらの水溶性高分子は0.01〜10重1%の水溶液
として用いられる。マイクロカプセルの粒径は20 μ
鰺以下に調整される。
本発明に用いるカプセルの大きさは80 μl以下であ
り、特に保存性、取り扱い性の点から20 μm以下が
好ましい、またカプセルが小さすぎる場合には基質の穴
または繊維中に消去する恐れがあるが、これは基質又は
支持体の性質に依存するので一概にはいえないが、0.
1 μm以上が好ましい。
本発明に用いるカプセルは圧力的10Kg/cI62以
下では実質的に変化が無く、これより大きな圧力を加え
られた時には破壊が起こることが好ましい。この破壊の
起こる圧力の大きさは用途に応じて変えることができる
ものであり特定の数値に限定されるものではないが、約
500 Kg /cm2程度以下の圧力で破壊すること
が好ましい。
カプセルの粒径、カブセル壁の厚さ、用いる壁剤の種類
により、これらの圧力特性を制御することができる。
本発明に係る、重合性組成物、重合助剤、色画像形成物
質等の各種添加剤のカプセル化に際して溶媒を併用する
こともできる。また、還元剤や顕色剤等をカプセル中に
導入する場合にも溶媒を用いることができる1例えば水
または親水性有機溶媒に溶かした溶液を必要に応じてバ
イングーと共に直接支持体上に塗設することもできるし
、米国特許第2322027号記載の方法等の公知の方
法によりカプセル中に導入することができる。マイクロ
カプセル中に溶媒を併用することにより加圧の際のカプ
セルの破壊の程度及びカプセル内の色画像形成物質の受
像要素への移動ヱをコントロールすることもできる。カ
プセル内に併用する溶媒の量は重合性化合物100重量
部に対して1〜500重量部の割合が好ましい。
本発明において用いられる溶媒として天然油または合成
油を併用することができる。これら溶媒の例として例え
ば、綿実油、灯油、脂肪族ケトン、脂肪族エステル、パ
ラフィン、ナフテン油、アルキル化ビフェニル、アルキ
ル化ターフェニル、塩素化パラフィン、アルキル化す7
タレン及び1−フェニル−1−キシリルエタン、1−フ
ェニル−1−p−エチルフェニルエタン、1.1’−ノ
トリルエタン等のごときジアリールエタン。
フタール酸アルキルエステル(ノブチル7タレート、ジ
オクチル7タレート等)、リン酸エステル(ノフェニル
ホス7エート、トリフェニルホスフェート、トリフレノ
ルホスフェート、ノオクチルブチルホスフエート)、ク
エン酸エステル(例えばアセチルクエン酸トリブチル)
、安息香酸エステル(安息香酸オクチル)、アルキルア
ミド(例えばジエチルラウリルアミド)、脂肪酸ニスチ
ル類(例えばジブトキシエチルサクシネート、ジオクチ
ルアセレート)、トリメシン酸エステル類(例えばトリ
ノシン酸トリブチル)、酢酸エチル、酢酸ブチルのごと
き低級アルキルアセテート、プロピオン酸エチル、二級
ブチルアルコール、メチルイソブチルケトン、 β−エ
トキシエチルアセテート、メチルセロソルブアセテート
、シクロヘキサノン等がある。
本発明の組成物を用いた感光要素と共に用いる受像要素
は感光性マイクロカプセルから放出される色画像形成物
質を発色及V/もしくは固定するための要素である。感
光性マイクロカプセルと受像要素は同一支持体上の同一
層中にあってもよく、同一支持体上の別の層にあっても
よく、また、感光性マイクロカプセルを含む層を支持体
上1こ有する感光シートと受像要素を含む層を支持体上
に有する受像シートの組み合わせのごとく、別々の支持
体上にあってもよい。
更に、本発明の受像要素は必要に応じて、例えばアニオ
ン性ポリマー又はカチオン性ポリマー等の媒染剤を含ん
でいても、これらのアニオン性ポリマーとカチオン性ポ
リマーとを併合していてもよい。
本発明の感光材料及び受像材料に用いられるバインダー
は、単独であるいは組み合わせて含有することができる
。親水性バイングーとしては、透明か半透明の親水性バ
イングーが代表的であり、例えばゼラチン、ゼラチン誘
導体、セルロース誘導体等のタンパク質や、デンプン、
アラビヤゴム等の多糖類のような天然物質と、ポリビニ
ルピロリドン、アクリルアミド重合体等の水溶性のポリ
ビニル化合物のような合成重合物質を含む、他の合成重
合物質には、ラテックスの形の分散状ビニル化合物があ
る。
また、有機溶剤可溶性のビニル付加重合体のバインダー
も用いることができる。
本発明に於ける感光材料及び受像材料に使用される支持
体は、処理圧力もしくは処理温度に耐えることのできる
ものである。−殻内な支持体としては、ガラス、紙、上
質紙、コート紙、アート紙、合成紙、金属及びその類似
体が用いられるばかりでなく、アセチルセルローズフィ
ルム、セルローズエステルフィルム、ポリビニルア七タ
ールフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム及び
それらに関連したフィルムまたは樹脂材料が含まれる。
またポリエチレン等のポリマーによってラミネートされ
た紙支持体も用いることができる。米国特許第3634
089号、同3725070号記載のポリエステルフィ
ルムは好ましく用いられる。
本発明の感光材料は必要に応じて保護層、帯電防止層、
カール防止層、剥離層もしくはマット剤層等の補助層を
設けることができる。特に保護層は接着防止の目的で有
機、無機のマット剤を含ませるのが望ましい。
また、感光材料、受像材料には必要に応じてカブリ防止
剤、蛍光増白剤、褪色防止剤、ハレーションやイラジェ
ーション防止染料、顔料(酸化チタン等の白色顔料も含
む)、材料の色を整える又は着色する色素、熱重合防止
剤、界面活性剤、分散状ビニル化合物等を含んでいても
よい。
本発明の光重合性m酸物には種々の露光手段を用いるこ
とができる0通常使われる光源例えば太陽光、タングス
テンランプ、水銀灯、ヨードランプ等のハロゲンランプ
、キセノンランプ、CRT光源、プラズマ光源、蛍光管
、発光ダイオード等を光源として使うことができる。更
に高照度・短時間記録に適した光源、例えばストロボ、
フラッシュ、レーザーの他、LCD(fi品)やPLZ
T(ランタンをドープしたチタンジルコニウム酸鉛)等
を利用したマイクロシャッターアレイと線状光源もしく
は平面状光源を組み合わせた露光手段を用いることもで
きる。
また、以上に例示した光源の波長をコントロールするた
めに、本発明においては、種々の光学フィルターを介し
て露光を行うことが可能であり、かつ、極めて有効であ
ることは言うまでもない。
以下に本発明を実施例によって説明するが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
「実施例」 実施例1 第1表に示す光重合開始剤溶液(a )〜 <g )を
用いて、以下に示す光重合性組成物を調製した。
ペンタエリスリトールテ)       1.0gラア
クリレート メタクリル酸ベンジル/       0.8 gメタ
クリル酸共重合体 (モル比73/27) アセトン             5gメチルエチル
ケトン       108プロピレングリコールモ/
      5gメチルエーテルアセテート 光重合開始剤溶液(第1表に示す)  Xg得られた光
重合性組成物を100 μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム上に2 μm11の膜厚に塗布し、温度1
00℃で2分間化′fJ4させ、更に下記処方のオーバ
ーコート層を1 μmの膜厚に塗布し、温度100℃で
2分間乾燥させて感光シート (a゛)〜 (go)を
得た。
オーバーコート層用塗布液処方 水                     98゜
ポリビニルアルコール       1.7gヒドロキ
シプロピルメチル     1.7gセルロース ポリビニルピロリドン       8.7g第 1 
表 (単位二g) 露光は以下の様にして行った。1次露光として、IKw
の超高圧水銀灯を光源として用い、東芝色ガラスフィル
ターUV−D2  (300−400n噛の範囲の光を
透過)を介して、前記感光シート(a゛)〜 (go)
を全面露光した1次に、2次露光として、ステップウェ
ッジ(濃度段差o、is。
濃度段数0〜15段)及びシャープカットフィルター5
C46(460r+m以上の光のみ透過、富士写真フィ
ルム(株)製)を通して500Wキセノンランプにより
光を照射したゆ 露光後、下記処方の現像液を用いて現像を行った。
現像液処方 無水炭酸ソーダ          10gブチルセロ
ソルブ          5ε水         
               11現像後、露光量の
少ないウェッジの段は溶出されてポリエチレンテレフタ
レート面が現れるのでステップウェッジに対応する最高
段数を感光材料の段数として求めた6段数が高い程、感
度が高いことを意味する。結果を第2表に示す。
第2表 感光シート         段 数 (a’)           10段(b’)   
      10段 (c ’)            9段(d’)  
          8段(e’)         
  12段Dり)           12段 (g’)           14段12表から判る
様に、本発明の感光シー)  (u゛)〜 (go)は
明らかに可視光以上の光で分光増感され光重合が起こっ
ていることが判る。また、(e゛)と(Fi’)の比較
より、助剤の重合促進効果も明らかであった。
比較例1 実施例1で得た感光シー)(a’)〜(go)に対し、
実施例1における2次露光のみを佇い、同様の検討を行
った。しかし、現像により感材は流れてしまい、全く画
像が得られなかった。即ち、1次露光を行わない感光シ
ートは、可視光領域では全く感光性を示さないことが判
る。
実施例2 A成分/B成分より成る第3表に示す光重合開始剤溶液
(h )〜(k >に、N、N−ツメチル−2,6−ジ
イツブロビルアニリン0.35g及びポリイソシアネー
ト [スミジュールN−75(住人化学(株)製)13
.3gを添加し、この溶液に発色剤としてのPersc
ripL  Red   ニー6−B(チバガイギー社
製)12gをトリメチロールプロパントリアクリレート
50gに溶解した溶液と混合した。この混合液を水15
4gにポリスチレンスルフオン酸ソーダ(ナショナルス
ターチ社製 パーサTL502)4.3gを溶解し、次
いでペクチン5.1gを更にこの中に溶解した後、pH
を6.0に調整した水溶液に加え乳化分散した。この分
散液に水44g、メラミン3.9g137%ホルマリン
6.5gをあらかじめ60℃、30分間反応させた反応
液を添加し、混合後p)(を6.0に調整した。その後
65°Cに昇温し、3時間授袢下反応させた。この反応
液に尿素7゜07Fiを添加し、そのあとNa OH液
でpHを9゜5に調整し、粒径3.5 μmのマイクロ
カプセル液(1+’)〜 (k゛)を得た。
第3表     (単位=g) [感光シート及び受像シートの作成] こうして得たカプセル液(1+’)〜 (k゛)のそれ
ぞれ4.5gに、15%ポリビニルアルコール水溶液1
.53g S蒸留水3.47g 、澱粉O,S7gを加
え塗布液とした。これをコーディングロッド10を用い
て、アー)It上に塗布し、50℃で15分間乾燥させ
感光シート (h ”)〜(k ”)を得た。
一方21.8gの水に48%のSBRラテックス0.6
8.10%エーテル化澱粉水溶液4g。
炭酸亜鉛2.1g 、ケイ酸ソー750%水溶液1゜3
8、ヘキサメタリン酸ソーダ0.1g、酸性白土粘土1
3gを加え、ホモジナイザーで15分間攪伸した。
これをコーディングロッド18を用いてアート紙に塗布
し、100℃で2分間乾燥し、受像シートを得た。
[画像の再生及び結果] 実施例1と同様の方法で1次及び2次露光を行った。た
だし、2次露光ではステップウェッジの代わりに、各種
細線、網点、文字等を含むテストチャート用マスクフィ
ルムを用いて画像露光を佇った。
露光後これらの露光済み感光シートと受像シートの塗布
面が対向するように重ねて、線圧100Kg/cmの加
圧ローラーに通した。その結果未露光部のカプセルは破
壊され、受像シートに転写された。転写された部分は、
細線、網点、文字等すべてマスクフィルムと同等の鮮明
な画像が再現された。即ち、発色部分の最大発色1貫度
は反射)1度で1.5以上、未発色部分は0.1以下で
あり、十分コントラストのある画像が得られた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも、エチレン性不飽和結合を有する重合
    可能な化合物、下記A及びB成分、を含有することを特
    徴とする光重合性組成物。 A成分:イオン解裂型フオトクロミツク性を有する化合
    物 B成分:下記一般式( I )で示される有機硼素化合物
    アニオン塩 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ここで、X^+は任意のカチオンを;R_1、R_2
    、R_3及びR_4は同じでも異なっても良く、アルキ
    ル基、置換アルキル基、アリ ール基、置換アリール基、アラルキル基 置換アラルキル基、アルカリール基、置 換アルカリール基、アルケニル基、置換 アルケニル基、アルキニル基、置換アル キニル基、アリサイクリツク基、複素環 基、置換複素環基から選ばれる基であり ;R_1、R_2、R_3及びR_4はその2個以上の
    基が結合している環状構造であっても良 い。〕
  2. (2)請求項(1)において、該成分Aが、スピロピラ
    ン系化合物、スピロオキサジン系化合物、ジヒドロイン
    ドリジン系化合物、シアリールメタン系化合物及びトリ
    アリールメタン系化合物から成る群より選ばれた1種も
    しくはこれらの混合物であることを特徴とする光重合性
    組成物。
  3. (3)請求項(1)〜(2)において、エチレン性不飽
    和結合を有する重合可能な化合物をマイクロカプセルに
    内包することを特徴とする光重合性組成物。
  4. (4)請求項(1)〜(3)記載の光重合性組成物を、
    紫外線で全面露光した後、可視光以上の波長の光で画像
    露光することを特徴とする画像形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04271352A (ja) * 1990-08-27 1992-09-28 E I Du Pont De Nemours & Co 光重合性組成物のためのボーレートコイニシエーター
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