JPH0220556Y2 - - Google Patents

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JPH0220556Y2
JPH0220556Y2 JP15195385U JP15195385U JPH0220556Y2 JP H0220556 Y2 JPH0220556 Y2 JP H0220556Y2 JP 15195385 U JP15195385 U JP 15195385U JP 15195385 U JP15195385 U JP 15195385U JP H0220556 Y2 JPH0220556 Y2 JP H0220556Y2
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JP
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conductive
packing
rubber
fabric
sealing
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JP15195385U
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JPS6259387U (ja
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、静電気あるいは誘導電流の蓄積によ
る事故及び障害を発生する溶剤輸送パイプライ
ン、クリーンルーム配管あるいは光フアイバーケ
ーブルの保護パイプ等のジヨイント部に使用され
る導電性パツキンに関する。
〈従来の技術〉 通常、静電気の蓄積防止のためのパツキンとし
105Ω−cm前後の体積固有抵抗をもつ汎用的な静
電防止材料で充分機能するが、光フアイバーケー
ブル保護管あるいは燃料輸送パイプライン等の導
電機能としては100Ω−cm以下の体積固有抵抗の
性能を必要とする。
一般に従来この種の導電機能を保持するパツキ
ンとしては、(1)導電性カーボンブラツクその他導
電性付与剤をパツキンの材料に高充填したもの、
(2)汎用ゴムパツキンと銅線によるジヤンプ方式の
併用したもの、(3)ゴムパツキンの円周上の数個所
に導電機能を持たせるためにアルミニウムあるい
は黄銅等の金属チツプまたは金属泊を加硫接着さ
せたものが知られている。
しかしながら、前記(1)のものは加工性が悪い上
に製品硬度もシールパツキンの性能限界を超えた
80以上もの硬度になり、また高充填のために製品
が弾性を失いジヨイント部に組込み使用中に圧縮
荷重に耐えきれず破壊をおこしシール機能を失う
欠点がある。特にパツキンの圧縮率が50%以上と
なる事があり高弾性、高物質のゴム状弾性体でな
いと長期間にわたりシール機能及び導電機能を発
揮することはきわめてむずかしい。
前記(2)のものは汎用パツキンの装着と同時に、
ジヤンプ用の銅線の取付作業が余分に必要である
と同時に、ジヤンプ部分が外力により断線するこ
とがあり、これが機能障害の原因となる。
また、前記(3)の場合は、チツプ等の導電機能部
品がパツキン挿入時の変形により剥離する場合が
あり、また導電チツプ等を強固に接着させるため
には加硫接着剤の塗布が必要であり導電性の低下
をまねき、部品の増加、工程の増加によりコスト
アツプにもつながる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案の上述の欠点を容易にかつ経済的に解決
することにあり、十分なシール機能と導電性機能
とを併せ持つたパツキンを提供せんとするもので
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、パイプとパイプをジヨイントするフ
ランジ部あるいはメカニカルジヨイント部に使用
する弾性材料よりなるパツキンであり、導電性布
帛を表面に被覆した導電部と該布帛を有しないシ
ール部とからなることを特徴とする導電性パツキ
ンにある。
本考案のパツキンを構成する材料としては、シ
ール機能を要する材料として現在パツキンとして
一般に使用されているものの中から用途に応じて
耐溶剤性、耐薬品性、耐油性、耐水性、耐ガス性
等の機能をもつ材料が使用できる。
例えばこの材料は天然ゴム、スチレンブタジエ
ンゴム、クロロプレンゴム、アクリロニトリル−
ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、フツ
素ゴム等、汎用ゴムから特殊ゴムまで用いられ
る。
また、導電性布帛としては、銅、ニツケル、ア
ルミニウム、銀等の金属を電気メツキ法、化学メ
ツキ法、蒸着法あるいはスパツタリング法にて編
織布、不織布の布帛に一体化したもの、さらには
金属線にて編織されたもの、金属粉粒体、金属線
を混入した樹脂を被覆したもの等が使用される
が、特に金属処理されたものまたは金属線から編
織されたものが耐久性、導電性の面から有効であ
る。
第1図および第2図は、本考案のフランジパツ
キンの例を示すもので、1はシール部、2は導電
部で、導電部2は内蔵ゴム3の表面に導電性布帛
4を被覆一体化して構成される。この構造のパツ
キンは、ボルト孔なしの未加硫ゴムシートを打抜
き成形し、導電部に相当する部分に所定の形状、
寸法にカツトされ接着剤処理を施した導電性布帛
を貼り合わせた後、ボルト孔を打抜き、金型によ
り加硫することによつて得られる。この場合、導
電部の内蔵ゴムはシール部と同質ゴムにて一体に
切り出されたものでもよくまたシール部のゴムに
近い材料のものを選んで、シール部とは別個に成
形され加硫時に一体化されてもよい。
第3図および第4図は、本考案のメカニカルジ
ヨイントパツキンの例を示すもので、前記と同様
1はシール部、2は導電性布帛4を内蔵ゴム3の
の表面に被覆一体化した導電部である。このもの
は、シール部1および内蔵ゴム部3を別個に成形
し、内蔵ゴムのシール部との接着面を除いて導電
性布帛を被覆して両ゴムを貼り合わせるか、両ゴ
ムを貼り合わせた後内蔵ゴム表面に導電性布帛を
貼り合わせ、金型内で加硫することによつて得る
ことができる。
〈作用〉 本考案の導電性パツキンは、各種溶剤輸送パイ
プライン、クリーンルームの配管、光フアイバー
ケーブルの保護パイプ等金属製パイプのジヨイン
ト部分に使用され、ジヨイント部分において両側
のパイプ間を電気的に接続するとともにシール効
果を付与するものである。
例えば、第1図および第2図に示すものは、パ
イプラインのジヨイント部のフランジ部間にパツ
キンとして挟み込んで締めつけられるとき、両側
のフランジ部間が本考案のパツキンの導電部2の
表面の導電性布帛4により電気的に接続し、該ジ
ヨイント部を通じてパイプライン全体を連続的な
導電体とすることができる。したがつていずれか
一箇所でパイプラインがアースされるとき、パイ
プライン内部を流れる流体とパイプ内面との摩擦
その他でパイプラインに帯電し蓄積された静電気
は全体にわたつて簡単に除去され、パイプライン
の一部が高電位に帯電しスパーク等による危険を
防止することができる。なお、シール部分1は従
来のパツキンと同様にジヨイント部分のシール機
能を発揮する。
また、第3図および第4図に示される本考案の
パツキンは、第5図に示される光フアイバーケー
ブルの保護パイプのメカニカルジヨイント部に用
いられるもので、ジヨイント部分の外筒5と内筒
6の間に本考案のパツキンを挟み込んで押え金具
7で止めることによつて両管の間のシールと電気
的接続を行うものである。この場合、本考案のパ
ツキンは、外部からの水等の侵入をシール部1で
阻止し、導電部2の表面の導電性布帛4により前
記外管5および内管6を電気的に接続し、保護パ
イプ全体を連続的な導電体とすることによつて、
パイプに蓄積される静電気、誘導電流をアース部
分を通して逃すことができる。
〈効果〉 本考案のパツキンは、シール部と導電部とが一
体化され、ジヨイント部に対する装着が従来のパ
ツキンと同様にスムーズであり取扱性がよい。ま
た、本考案のパツキンにおける導電部は表面に導
電性布帛が直接表出しており、パツキン材料にカ
ーボンブラツク等の導電性物質を充填して成形し
たものに比べて導電性が高く、パツキン全体、特
に、シール部分には不要な物質が混入されていな
いため、長期にわたつてパツキンの弾性を失うこ
となくシール効果を接続する。さらに、導電性布
帛は金属チツプ等と比べてブリツジ効果によりゴ
ム等のパツキン材料との接着性が良好で、導電部
の耐久性が高い。
したがつて、本考案のパツキンは従来と同様に
十分なシール効果を有するとともに、ジヨイント
部分を十分な電気的接続を可能にするものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフランジパツキンの正面図、
第2図はそのA−A断面図、第3図は本考案のメ
カニカルジヨイントゴムパツキンの正面図、第4
図は第3図のB−B断面図であり、第5図はメカ
ニカルジヨイントに本考案のパツキンを組み込ん
だ断面図であり、 1は本考案パツキンのシール部、2は導電部、
4は導電性布帛を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 パイプとパイプをジヨイントするフランジ部
    あるいはメカニカルジヨイント部に使用する弾
    性材料よりなるパツキンであり、導電性布帛を
    表面に一体化された導電部と該布帛を有しない
    シール部とからなることを特徴とする導電性パ
    ツキン。 2 導電性布帛が、金属処理した布帛である実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の導電性パツ
    キン。
JP15195385U 1985-10-02 1985-10-02 Expired JPH0220556Y2 (ja)

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JP15195385U JPH0220556Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

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JPS6259387U JPS6259387U (ja) 1987-04-13
JPH0220556Y2 true JPH0220556Y2 (ja) 1990-06-05

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JP15195385U Expired JPH0220556Y2 (ja) 1985-10-02 1985-10-02

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JPS6372986A (ja) * 1986-09-12 1988-04-02 株式会社ニチリン 導電性ゴムリング

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JPS6259387U (ja) 1987-04-13

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