JPH02204528A - 止水枠を用いたコンクリートの施工方法 - Google Patents

止水枠を用いたコンクリートの施工方法

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JPH02204528A
JPH02204528A JP2205589A JP2205589A JPH02204528A JP H02204528 A JPH02204528 A JP H02204528A JP 2205589 A JP2205589 A JP 2205589A JP 2205589 A JP2205589 A JP 2205589A JP H02204528 A JPH02204528 A JP H02204528A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は止水枠を用いたコンクリートの施工方法に関す
る。
[従来の技術] 従来よりコンクリート構造物では、水漏れを防止するた
めに止水枠を用い、止水枠をコンクリート打設場所に据
付け、その止水枠に接合するようにコンクリートを流し
てコンクリート壁を形成し、これにより止水枠をコンク
リート壁に固定することにしている。この施工方法では
、止水枠によりコンクリート壁からの水漏れの問題を改
善できる。
[発明が解決しようとする課題] ところで上記した施工方法では、止水枠によりコンクリ
ート壁からの水漏れの問題を改善しているものの、温度
変化によるコンクリートの伸縮、コンクリートの養生収
縮、コンクリートの打設不充分等のため、止水枠とコン
クリート壁との境界部分から水が漏れることがある。こ
の場合、コンクリート壁と止水枠との境界域にシール剤
を注入することが考えられるが、コンクリート固化後に
、シール剤を注入するための注入孔を止水枠に形成しな
ければならない。
また、耐水漏れ性が充分でありコンクリート壁と止水枠
との境界部分にシール剤を注入する必要がない場合には
、あえて注入孔を止水枠に形成する必要もない。
本発明は上記した従来の実情に鑑みなされたものであり
、その目的は、閉止具により開閉自在な注入孔をもつ止
水枠を用いることにより、止水枠とコンクリート壁との
境界部分にシール剤を注入する場合、シール剤を注入す
る必要がない場合のいずれにも対応することができる止
水枠を用いたコンクリートの施工方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明の止水枠を用いたコンクリートの施工方法は、枠
部と枠部を貫通する注入孔と注入孔を開閉自在な閉止具
とをもつ止水枠を用い、閉止具で前記注入孔を閉じた状
態で止水枠をコンクリート打込み場所に据付ける据付工
程と、コンクリート打込み場所にコンクリートを流して
固化させ、止水枠の枠部に接合するコンクリート壁を形
成する打設工程とを順に実施することを特徴とするもの
である。
本発明で使用する止水枠は、横断面で所定の形状をなし
コンクリート壁の端面にそってのびる枠部と、枠部を厚
み方向に貫通する注入孔と、注入孔を開閉自在な閉止具
とをもつものである。注入孔の開口面積は必要に応じて
適宜設定する。注入孔は、止水枠の長さ方向にそって適
数個所定の間隔で並設されていることが望ましい。閉止
具は注入孔の開口を閉じるものであり、例えば、ボルト
、ピン、蓋板等で形成できる。
据付工程では、閉止具で止水枠の枠部の注入孔を閉じた
状態で、止水枠をコンクリート打設場所に据付ける。
打設工程では、止水枠の枠部の少なくとも一面側にコン
クリートを流して止水枠の枠部に接合するコンクリート
壁を形成する。
本発明の施工方法では、打設工程を終えた後、止水枠の
閉止具により注入孔を開口させれば、止水枠とコンクリ
ート壁との境界部分を外気に連通させることができる。
そのため、止水枠の枠部とコンクリート壁との境界部分
からの水漏れが発見された場合等のように、止水枠とコ
ンクリート壁と間のシール性を更に向上させたい場合に
は、止水枠の閉止具により注入孔を開口させ、更に、開
口した注入孔を通して、流動性をもつシール剤を止水枠
の枠部とコンクリート壁との境界部分にシール剤を圧入
させて境界部分をシールするシール工程を実施すること
ができる。圧入するシール剤としては圧入時に流動性を
もちその後硬化するもの、例えばゴム、樹脂等具体的に
はシリコンゴム、発泡性ウレタンを採用できる。特に、
シール性確保の面から膨潤性の大きなもの、流動性また
は浸透性のよいものが好ましい。ゴムには必要に応じて
加硫剤、加硫促進剤、充填剤、老化防止剤、発泡剤、可
塑剤、硬化剤等を適宜添加できる。
打設工程を終えた後、上記したシール工程を実施する必
要がなければ、閉止具を外すことなく閉止具をそのまま
止水枠の枠部に取付けたままにしておいてもよい。
[実施例] 以下、本発明の止水枠を用いたコンクリート施工方法を
、図面に示す一実施例に従って説明する。
まず、本実施例の施工方法で使用する止水枠から説明す
る。止水枠1は鋼製であり、長く伸びるものである。止
水枠1の枠部10は、横断面形状で、第1水平板部10
0と第1垂直板部101と第2水平板部102と第2垂
直板部103とで形成されている。第1水平板部100
の内面側には、空気溜め用の溝状空間部2aを形成する
ための棒状の突出部11が止水枠1の長さ方向にそって
溶接で固定されている。止水枠1の枠部10の第1水平
板部100には雌螺子をもつ注入孔12が厚み方向に貫
通して形成されている。第3図に示すように注入孔12
は止水枠1の枠部10の長さ方向にそって所定間隔隔て
て多数個並設されている。
通常の状態では各注入孔12はボルト状の閉止具13で
閉止されている。
据付工程では、隣設して形成されるコンクリート壁2間
に止水枠1が位置するように、コンクリート打設場所に
itプたコンクリート枠等に止水枠1を2個1組で並設
状態で据付ける。
打設工程では、各止水枠1の枠部10の一面10a側に
コンクリートを流してコンクリートを打設し、これによ
り各止水枠1の枠部10の一面1Qa側に接合するコン
クリート壁2を形成する。
このように打設した後、第1図に示すように、2個の止
水枠1の間に板状の目地材30を介在させ、更に、0字
状の中央部31aと片部31bとからなる本体ゴム31
を2個の止水枠1にまたがった状態で保持する。また、
本体ゴム31の上面部には長尺状の内面調整バー32を
取付ボルト33、取付ナツト34を介して保持する。
打設工程でコンクリートを打設した際に、コンクリート
で押された空気が止水枠1の枠部10の一面10aにそ
って移動する。更にその空気は突出部11で動きを規制
され、従って止水枠1の第1水平板部100と突出部1
1とで区画された部分に空気が押込められ、その結果、
コンクリートの侵入が阻止された溝状空間部2aが注入
孔12の並設方向にそって形成される。
更に、シール性を高めるために、止水枠1の第1水平板
部100の注入孔12から閉止具13を外して注入孔1
2を開口させ、開口した注入孔12から、シール剤とし
て機能する所定の配合のゴムを止水枠1とコンクリート
壁2との境界部分である溝状空間部2aを圧入して装填
し、これにより第2図に示すように溝状空間部2aにシ
ール部36を形成する。この結果、止水枠1とコンクリ
ート壁2との境境界部分がシールされ、止水枠1による
止水効果が一層高められる。なおシール部36を形成し
たら閉止具13を再び注入口12に取付ける。
尚上記した実施例ではシール剤としてゴムを用いたが、
これに限られるものではない。
[発明の効果] 本発明の止水枠を用いるコンクリートの施工方法によれ
ば、コンクリート壁と止水枠との境界部分のシール性を
向上させたい場合には、閉止具により注入孔を開口させ
、開口した注入孔からシール剤をコンクリート壁と止水
枠との境界部分に装填させれば、コンクリート壁と止水
枠との境界部分のシール性を向上させ得、止水枠による
止水効果を高め得る。また、耐水漏れ性が充分であり、
シール剤を装填する必要がなくそのままで充分な場合に
は、閉止具を止水枠に取りつ(プたままとし、注入孔を
閉止具で閉止させたままにすることができる。
即ら、本発明にがかる止水枠を用いるコンクリートの施
工方法によれば、シール剤を注入する必要かめる場合、
シール第の注入を必要としない場合のいずれにも対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は打設工程を実
施した状態のコンクリート壁の断面図、第2図はシール
工程を実施した状態のコンクリート壁の断面図である。 第3図はシール工程を実施した状態の要部の拡大斜視図
でおる。 図中、1は止水枠、10は枠部、12は注入孔、13は
閉止具、2はコンクリート壁、36はシール部を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)枠部と前記枠部を貫通する注入孔と前記注入孔を
    開閉自在な閉止具とをもつ止水枠を用い、前記閉止具で
    前記注入孔を閉じた状態で前記止水枠をコンクリート打
    込み場所に据付ける据付工程と、 前記コンクリート打込み場所にコンクリートを流して固
    化させ、前記止水枠の前記枠部に接合するコンクリート
    壁を形成する打設工程とを順に実施することを特徴とす
    る止水枠を用いたコンクリートの施工方法。
JP2205589A 1989-01-31 1989-01-31 止水枠を用いたコンクリートの施工方法 Expired - Lifetime JPH0726412B2 (ja)

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JPH0726412B2 (ja) 1995-03-22

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