JPH0220402Y2 - - Google Patents

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JPH0220402Y2
JPH0220402Y2 JP1984137025U JP13702584U JPH0220402Y2 JP H0220402 Y2 JPH0220402 Y2 JP H0220402Y2 JP 1984137025 U JP1984137025 U JP 1984137025U JP 13702584 U JP13702584 U JP 13702584U JP H0220402 Y2 JPH0220402 Y2 JP H0220402Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
heater
cylinder
air motor
blades
Prior art date
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Expired
Application number
JP1984137025U
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English (en)
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JPS6151402U (ja
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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はエアモータに関するものである。
(従来の技術) 従来より各種機械装置や回転工具等の駆動源と
して、ロータリー式のエアモータが使用されてい
る。このエアモータは、シリンダ内にロータを、
偏心させた状態で回転可能に配置し、シリンダ内
に圧縮空気を導入してロータに設けたブレードに
作用させ、ロータを回転させるような構造を有し
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで上記したエアモータにおける作動空気
は、シリンダ内に導入されると共に、ロータに作
用し、その後排気孔から排出される訳であるが、
この過程において急激に膨張する。この膨張は、
断熱膨張であるために、排気の温度は著しく低下
し、それと共に排気通路を介してシリンダやロー
タの温度も低下することになる。そしてこのよう
にロータの温度が低下した場合には、エアモータ
を停止した際に、ロータに出没自在に配置されて
いるブレードが、没入状態で凍結してしまい、再
起動が行えなくなるという不具合が生じる。
またエアグラインダのように、比較的大きな負
荷条件下において長時間にわたつて使用されるよ
うなエアモータにおいては、作業中に排気通路が
霜によつて閉鎖されてしまい、作業の続行が不可
能になるという不具合も生じる。
この考案は上記した従来の欠点を解決するため
になされたものであつて、その目的は、ブレード
の凍結や排気通路の霜による閉鎖を防止すること
のできる、操作性の改善されたエアモータを提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) そこでこの考案のエアモータにおいては、外周
面中心に対して内周面中心が偏心したシリンダ
に、ブレードを有するロータを上記外周面中心と
略同心上に回転自在に配置し、上記シリンダの偏
心による肉厚部に透孔を形成し、この透孔内にヒ
ータを設けてある。
(作用) 上記の結果、エアモータの内部がヒータによつ
て加熱されることになるので、ロータ及び排気通
路での温度の低下が防止でき、ブレードの凍結及
び霜による排気通路の閉鎖を防止することが可能
となる。特に、上記ヒータをシリンダに形成され
た透孔内に配置したので、ヒータによるシリンダ
の加熱効率がよくなる。また透孔はシリンダの肉
厚部に形成するため、他の部分に形成するのに比
較して加工が容易になるという利点が生じる。し
かもヒータをこの肉厚部に配置する構成を採用す
れば、ヒータとロータ及びブレードとの距離が接
近するので、ヒータの熱がロータに伝わり易くな
る。
(実施例) 次ぎにこの考案のエアモータの具体的な実施例
について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図において、1は本体ケーシングを示してお
り、このケーシング1内にシリンダ2が配置され
ている。シリンダ2の外周面中心と内周面中心と
は所定の距離だけ偏心しており、この偏心によつ
て第2図中の上端部が下端部より肉厚の肉厚部に
なつている。そしてこのシリンダ2内にはロータ
3が上記外周面中心と略同心上に回転自在な状態
で配置されており、このロータ3に複数のブレー
ド4が出没自在に配置されている。この場合、作
動空気は、本体ケーシング1の後部に穿設した給
気孔5及び通路6を経てシリンダ2内へと導入さ
れ、上記ブレード4に作用した後、シリンダ2の
排気孔7から適宜流路を経て外部へ放出される。
なお、8は上記ロータ3に一体的に形成された出
力軸である。
上記シリンダ2の上部すなわち上記肉厚部に
は、その軸方向に延びる透孔9が穿設されてお
り、この透孔9内にカートリツジ式のヒータ10
が嵌入されている。また上記出力軸8の後端部に
は、発電機11の回転子12が装着されている。
一方この回転子12の周囲には、固定子13が配
置されており、この固定子13は本体ケーシング
1の内壁面に固定されている。この場合、固定子
13を磁石、回転子12をコイルするのが効率面
からは好ましいが、特にこれに限定される訳では
ない。そして上記発電機11と上記ヒータ10と
が電気的に接続されており、出力軸8の回転によ
つて得られる電力でもつてヒータ10を作動さ
せ、シリンダ2、ロータ3、ブレード4等の各部
を加熱し得るようなされている。
上記したエアモータにおいては、ロータ3及び
ブレード4がヒータ10によつて加熱されること
になるので、ロータ3及びブレード4が作動空気
の膨張に伴つて温度低下することがなく、したが
つてエアモータの停止時にブレード4が没入状態
で凍結するのを防止することができる。しかも上
記のように、シリンダ2に穿設した透孔9内にヒ
ータ10を配置してあるので、ヒータ10はロー
タ3及びブレード4に最も近接した位置に位置す
ることになるが、このためロータ3及びブレード
4をより一層効果的に加熱することができる。ま
た上記ヒータ10によつてシリンダ2及び本体ケ
ーシング1を介して排気通路も加熱されることに
なるので、エアモータを長時間使用しても、該通
路が霜で閉鎖されることもない。
さらに上記のようにエアモータ内に発電機11
を内蔵した場合には、給気ホースに沿う電気配線
を設ける必要がないので、製造上の手数を省略し
得ると共に、その操作性も優れたものとなる。
以上にこの考案のエアモータの一実施例の説明
をしたが、この考案のエアモータは上記実施例に
限定されるものではなく、種々変更して実施する
ことが可能である。例えば上記においては、本体
ケーシング内に発電機を配置した例を示している
が、外部電源を用いることももちろん可能であ
る。なおこの場合には、温度センサを内蔵したヒ
ータを用い、温度調整を容易に行えるようにして
おくのが好ましい。
(考案の効果) この考案のエアモータは上記のように構成され
たものであり、したがつてこの考案のエアモータ
においては、作動空気の膨張による温度低下が原
因となるブレードの凍結や、排気通路の霜による
閉鎖をいずれも防止することができ、したがつて
その操作性を大幅に改善することが可能である。
特に、上記ヒータをシリンダに形成された透孔内
に配置したので、ヒータによるシリンダの加熱効
率がよくなる。また透孔はシリンダの肉厚部に形
成するため、他の部分に形成するのに比較して加
工が容易になるという利点が生じる。しかもヒー
タをこの肉厚部に配置する構成を採用すれば、ヒ
ータとロータ及びブレードとの距離が接近するの
で、ヒータの熱がロータに伝わり易くなり、加熱
効率が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案のエアモータの一実施例を示し、
第1図は要部の縦断面図、第2図は前図−線
に沿う要部の横断面図である。 10……ヒータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周面中心に対して内周面中心が偏心したシリ
    ンダに、ブレードを有するロータを上記外周面中
    心と略同心上に回転自在に配置し、上記シリンダ
    の偏心による肉厚部に透孔を形成し、この透孔内
    にヒータを設けたことを特徴とするエアモータ。
JP1984137025U 1984-09-10 1984-09-10 Expired JPH0220402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984137025U JPH0220402Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984137025U JPH0220402Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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Publication Number Publication Date
JPS6151402U JPS6151402U (ja) 1986-04-07
JPH0220402Y2 true JPH0220402Y2 (ja) 1990-06-04

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JP1984137025U Expired JPH0220402Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4667816B2 (ja) * 2004-10-01 2011-04-13 Ntn株式会社 エアタービンスピンドル装置

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JPS53162245U (ja) * 1977-05-26 1978-12-19

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JPS6151402U (ja) 1986-04-07

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