JPH02203987A - 液面上浮遊物の吸取装置 - Google Patents
液面上浮遊物の吸取装置Info
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- JPH02203987A JPH02203987A JP2043589A JP2043589A JPH02203987A JP H02203987 A JPH02203987 A JP H02203987A JP 2043589 A JP2043589 A JP 2043589A JP 2043589 A JP2043589 A JP 2043589A JP H02203987 A JPH02203987 A JP H02203987A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、液面上に浮遊する油類や塗料カス等の浮遊物
を吸い取る液面上浮遊物の吸取装置に関する。
を吸い取る液面上浮遊物の吸取装置に関する。
[従来の技術]
例えは、自動車塗装工場では、実公昭59−21856
号公報、特公昭62−1318号公報に見られるように
洗浄水を貯液槽を介して循環利用している。この際、貯
液槽内の液面上に浮遊する塗料カス等は吸取装置によっ
て除去される。
号公報、特公昭62−1318号公報に見られるように
洗浄水を貯液槽を介して循環利用している。この際、貯
液槽内の液面上に浮遊する塗料カス等は吸取装置によっ
て除去される。
かかる吸取装置は、第4図に示す如く構成とされている
のが一般的である。
のが一般的である。
図において、1は貯液槽、2はポンプ、3は吸込口4と
ポンプ2とを連結する連結管、5は吸込口4を液面りに
保持するフロートである。フロート5は、液面上の浮遊
物wを能率よく吸込みできるように吸込口4を液面りに
対して所定位置に保持する。この吸込口4は液面しに直
交する単一の開口部4′から形成、されている。このた
め連結管3は、金属管3Pのほがフロート5の液面追従
を許容するように、一部に可撓性あるボース3Hを含み
形成されている。
ポンプ2とを連結する連結管、5は吸込口4を液面りに
保持するフロートである。フロート5は、液面上の浮遊
物wを能率よく吸込みできるように吸込口4を液面りに
対して所定位置に保持する。この吸込口4は液面しに直
交する単一の開口部4′から形成、されている。このた
め連結管3は、金属管3Pのほがフロート5の液面追従
を許容するように、一部に可撓性あるボース3Hを含み
形成されている。
ここに、液面りと吸込口4(開口部4′)との位置関係
は、ポンプ2で排出される排液量Qの最小化、吸込能率
の向上およびポンプ保護等の観点から空気吸込皿の最小
化を図りつつ浮遊物Wを回収できるように決められる。
は、ポンプ2で排出される排液量Qの最小化、吸込能率
の向上およびポンプ保護等の観点から空気吸込皿の最小
化を図りつつ浮遊物Wを回収できるように決められる。
一般的には、特開昭63、、−.162.093号公報
に示された如く、開[1部4′つまり吸込口4の中心よ
りやや上側が液面りとなるように選定されている。
に示された如く、開[1部4′つまり吸込口4の中心よ
りやや上側が液面りとなるように選定されている。
したがって、ポンプ2を運転すれは、浮遊物Wは吸込口
4から気液とともに吸込まれ連結管3(3H,3P)を
通して外部の図示しない処理設備へ排出される。
4から気液とともに吸込まれ連結管3(3H,3P)を
通して外部の図示しない処理設備へ排出される。
[発明が解決しようとする課題]
ところで、上記の従来構造では、第4図に示したように
吸込口4は単一の開口部4′がら形成されかつその高さ
寸法Hは浮遊物Wの吸込能率、設備経済、液面変動に対
する追従性つまり吸込可能範囲の拡大等を比較考量して
決定されている。
吸込口4は単一の開口部4′がら形成されかつその高さ
寸法Hは浮遊物Wの吸込能率、設備経済、液面変動に対
する追従性つまり吸込可能範囲の拡大等を比較考量して
決定されている。
すなわち、浮遊物Wは原理的に気液とともに吸込まれる
ことからすれば、第6図(A)に示す如く、開口部4′
の寸法ト■は液面りと交叉する定常状態ある限りにおい
て最小寸法H1(なお、図中Nは開口部4′の幅である
。)とするのが望ましい。吸込能率も高く、ポンプ等の
設備も小型で低コストとなるからである。しかし、定常
状態における液面SLから液面HLとなるような液面変
動かあるとフ0−1−5の動的慣性等に基づき過渡的に
、第6図(B)に示す如く、開口部4′が液中に没しあ
るいは、同(C)に示す如く、液面LLとなったときに
は大気中に浮上し易い。いずれの場合にも浮遊物Wの吸
込は不可能となる。さらに(B)の状態ではポンプ動力
が過大となり、(C)の状態では空気のみを吸込むこと
になるのでポンプ焼損を招くという欠点がある。したが
って、液面変動に対する追従性が劣るので徒らと寸法H
1を小さくすることは実用性かなくなる。
ことからすれば、第6図(A)に示す如く、開口部4′
の寸法ト■は液面りと交叉する定常状態ある限りにおい
て最小寸法H1(なお、図中Nは開口部4′の幅である
。)とするのが望ましい。吸込能率も高く、ポンプ等の
設備も小型で低コストとなるからである。しかし、定常
状態における液面SLから液面HLとなるような液面変
動かあるとフ0−1−5の動的慣性等に基づき過渡的に
、第6図(B)に示す如く、開口部4′が液中に没しあ
るいは、同(C)に示す如く、液面LLとなったときに
は大気中に浮上し易い。いずれの場合にも浮遊物Wの吸
込は不可能となる。さらに(B)の状態ではポンプ動力
が過大となり、(C)の状態では空気のみを吸込むこと
になるのでポンプ焼損を招くという欠点がある。したが
って、液面変動に対する追従性が劣るので徒らと寸法H
1を小さくすることは実用性かなくなる。
一方、液面変動に対する追従性の点からいえば、第7図
(A)に示す如く、高さ寸法Hを可能な限りにおいて最
大とするのが望ましい。しかし、浮遊物Wは気液ととも
に吸込まれる原理に立川れば、最大高H3とすると多量
の液気を吸込むことになるから、吸込能率および設備コ
ストが著しく不利となる。また、液面SLがトfLと変
動すると過渡的に第7図(B)に示す状態となると、吸
込運転はできるものの極めて能力が悪くポンプ等の消費
電力も増大する。また、液面がL Lに変動すると、第
7図(C)に示す状態となる。この場合には空気と液体
との流路抵抗差の問題から、とりわけ多量の空気を吸込
んでしまうので、はとんど吸込運転は有効に行なえずポ
ンプ焼損を招く。
(A)に示す如く、高さ寸法Hを可能な限りにおいて最
大とするのが望ましい。しかし、浮遊物Wは気液ととも
に吸込まれる原理に立川れば、最大高H3とすると多量
の液気を吸込むことになるから、吸込能率および設備コ
ストが著しく不利となる。また、液面SLがトfLと変
動すると過渡的に第7図(B)に示す状態となると、吸
込運転はできるものの極めて能力が悪くポンプ等の消費
電力も増大する。また、液面がL Lに変動すると、第
7図(C)に示す状態となる。この場合には空気と液体
との流路抵抗差の問題から、とりわけ多量の空気を吸込
んでしまうので、はとんど吸込運転は有効に行なえずポ
ンプ焼損を招く。
ここに、従来は吸込能率向上・設備コスト低減と液面変
動に対する追従性向上(吸込可能範囲の拡大)という相
反事項を恩愛し、その妥協策として第5図(A)に示す
如く、適当な中間的高さ寸法H2を選択したといえる。
動に対する追従性向上(吸込可能範囲の拡大)という相
反事項を恩愛し、その妥協策として第5図(A)に示す
如く、適当な中間的高さ寸法H2を選択したといえる。
しかしながら、中間的寸法ト■2とする妥協策でも、最
小寸法(Hl)型と最大寸法(R3)型との利害得失か
半減されるだけで抜本的対策とは言い雛い。
小寸法(Hl)型と最大寸法(R3)型との利害得失か
半減されるだけで抜本的対策とは言い雛い。
しかも、液面りの上下の大きな変動か無い定常状態にあ
る場合においても、フロート5を最良のバランスをとっ
て液面りに浮ばせたとしても、風による波動等によって
、第4図に示すR方向に揺動じてしまう。
る場合においても、フロート5を最良のバランスをとっ
て液面りに浮ばせたとしても、風による波動等によって
、第4図に示すR方向に揺動じてしまう。
すると、矢印R1方向に揺動傾斜した場合には、第5図
(B)の状態と同様となるので、大量の液を吸込み浮遊
物Wを吸込むことが相当用離となり能率が悪い。一方、
矢印R2方向に揺動傾斜した場合には第5図(C)の状
態と同様となるので、大量の空気を吸込み浮遊物Wの吸
込能率が低下するばかりかポンプ2の焼損を招来する問
題がある6特に、本出願人の幾多の分析によると、フロ
ート5の安定した通常運転(定常状態)においても、比
較的多くの空気を吸込むと、連結管3の可視性に起因し
て上記問題を誘発することが判明しな。
(B)の状態と同様となるので、大量の液を吸込み浮遊
物Wを吸込むことが相当用離となり能率が悪い。一方、
矢印R2方向に揺動傾斜した場合には第5図(C)の状
態と同様となるので、大量の空気を吸込み浮遊物Wの吸
込能率が低下するばかりかポンプ2の焼損を招来する問
題がある6特に、本出願人の幾多の分析によると、フロ
ート5の安定した通常運転(定常状態)においても、比
較的多くの空気を吸込むと、連結管3の可視性に起因し
て上記問題を誘発することが判明しな。
すなわち、第4図に示す如く、ホース3Hは液中におい
てUターンして上方に延るため、その液中曲折部分に吸
込まれた空気が溜る。その結果、ポース3Hが複雑かつ
微妙に動きまわる。このホースの動きがフロート5の揺
動を自己誘発し上記問題を引起こす。さらに、このよう
にして誘発現象が増幅されフロート5自体が転倒し、浮
遊物Wの吸込が不可能となる場合がある。
てUターンして上方に延るため、その液中曲折部分に吸
込まれた空気が溜る。その結果、ポース3Hが複雑かつ
微妙に動きまわる。このホースの動きがフロート5の揺
動を自己誘発し上記問題を引起こす。さらに、このよう
にして誘発現象が増幅されフロート5自体が転倒し、浮
遊物Wの吸込が不可能となる場合がある。
ここに本発明は、このような事情に鑑みなされたもので
、その目的とするところは、大きな設備的液面変動や風
波による比較的小さな液面変動に対しても追従性が高く
かつ大量の空気・液体の吸込を防止して吸込能率の高い
安定した運転を保障できる液面上浮遊物の吸取装置を提
供することにある。
、その目的とするところは、大きな設備的液面変動や風
波による比較的小さな液面変動に対しても追従性が高く
かつ大量の空気・液体の吸込を防止して吸込能率の高い
安定した運転を保障できる液面上浮遊物の吸取装置を提
供することにある。
すなわち、吸込口を液面に浮ばせたフロートに取付ける
とともに連結管を介して貯液槽外に配設されたポンプに
連結させた液面上浮遊物の吸取装置において、 前記吸込口を前記フロートの上下方向に離隔配設された
複数の開口部から形成するとともに前記フロートの浮力
を定常状態において最上位の開口部が液面と交叉するよ
うに選定したことを特徴とする。
とともに連結管を介して貯液槽外に配設されたポンプに
連結させた液面上浮遊物の吸取装置において、 前記吸込口を前記フロートの上下方向に離隔配設された
複数の開口部から形成するとともに前記フロートの浮力
を定常状態において最上位の開口部が液面と交叉するよ
うに選定したことを特徴とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は、上記問題点が単一開口部から形成されている
吸込口の構造に起因しているものと分析し、かつ大量の
液体吸込に比較して大量の空気吸込が致命的事態を誘発
するものと認識し、定常状態に対しては前記最小寸法型
と同じく作用するとともに、過渡状態に対しては前記最
大寸法型と同じく作用するように吸込口を複数の開口部
から形成しかつ最上位の開口部が液面と交叉するように
形成したものである。
吸込口の構造に起因しているものと分析し、かつ大量の
液体吸込に比較して大量の空気吸込が致命的事態を誘発
するものと認識し、定常状態に対しては前記最小寸法型
と同じく作用するとともに、過渡状態に対しては前記最
大寸法型と同じく作用するように吸込口を複数の開口部
から形成しかつ最上位の開口部が液面と交叉するように
形成したものである。
[作用]
上記構成による本発明によれば、液面変動のない定常状
態にあっては、最上位の開口部より気液が吸込まれ、他
の開口部より液か吸込まれるので小さな単一開口部と同
様に吸込能力が高くまた吸込液量も少なくなるからポン
プ動力も小さく確実・安定運転ができる。液面が変動す
る過渡状態においては、他の開口部が液面と交叉するの
で大きな単一開口部と同様に追従性が高く吸込空気量も
少なく浮遊物の吸込運転ができる。
態にあっては、最上位の開口部より気液が吸込まれ、他
の開口部より液か吸込まれるので小さな単一開口部と同
様に吸込能力が高くまた吸込液量も少なくなるからポン
プ動力も小さく確実・安定運転ができる。液面が変動す
る過渡状態においては、他の開口部が液面と交叉するの
で大きな単一開口部と同様に追従性が高く吸込空気量も
少なく浮遊物の吸込運転ができる。
さらに、過渡的に全ての開口部が大気中に浮上したとし
ても、全体の開口面積は単一開口部に比較して小さいか
ら、大量の空気を吸込むことがなくポンプ焼損やフロー
トの自己揺動の誘発や転倒を防止できる。
ても、全体の開口面積は単一開口部に比較して小さいか
ら、大量の空気を吸込むことがなくポンプ焼損やフロー
トの自己揺動の誘発や転倒を防止できる。
一方、全ての開口部が液中に没しても、全体の開口面積
が小さいから大量の液体を吸込まないので、ポンプ動力
も小さく設備も小型、低コストとできる。
が小さいから大量の液体を吸込まないので、ポンプ動力
も小さく設備も小型、低コストとできる。
そして、設備的□液面変動や風波による液面変動かおさ
まるとフロートの浮力により最上位の開口部が再び液面
と交叉するように迅速に復帰して定常状態に戻る。
まるとフロートの浮力により最上位の開口部が再び液面
と交叉するように迅速に復帰して定常状態に戻る。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明”する。
なお、本吸取装置の構成要素のうち、フロート5および
吸込口4を除く、他の構成要素は前出第4図に示す従来
の吸取装置と同様であるから、その図示と説明は省略す
−る。
吸込口4を除く、他の構成要素は前出第4図に示す従来
の吸取装置と同様であるから、その図示と説明は省略す
−る。
(第1実施例)
第1実施例は第1図、第2図に示される。
管部6を介してポンプ2に連結される吸込口4は、実質
的に複数(この実施例では2つ)の開口部4′−1,4
′−2から構成されている。
的に複数(この実施例では2つ)の開口部4′−1,4
′−2から構成されている。
具体的には、開口部4’−1,4′−2を有する円弧状
の板材10を4個のボルト11でフロート5に固着する
ものとして形成している。
の板材10を4個のボルト11でフロート5に固着する
ものとして形成している。
ここに、開口部4′−1,4′−2は、フロート5の上
下方向に離隔配設され、両開口部4′1.4′−2との
間には板材10の一部を利用した盲部12が設けられい
る。盲部12の高さは、hoである。また、開口部4′
−1の高さ寸法h1は、前出第6図で説明した最小寸法
型の寸法H1とされ、開口部4′−2の高さ寸法h1
’は寸法h1よりさらに小さいものとされている。また
、両開ロ蔀4′−1.4′−2間に亘る全高寸法りは、
前出第7図で説明した高最大寸法型の寸法FI3と同一
と選定されている。
下方向に離隔配設され、両開口部4′1.4′−2との
間には板材10の一部を利用した盲部12が設けられい
る。盲部12の高さは、hoである。また、開口部4′
−1の高さ寸法h1は、前出第6図で説明した最小寸法
型の寸法H1とされ、開口部4′−2の高さ寸法h1
’は寸法h1よりさらに小さいものとされている。また
、両開ロ蔀4′−1.4′−2間に亘る全高寸法りは、
前出第7図で説明した高最大寸法型の寸法FI3と同一
と選定されている。
具体的には例えばh 1−100〜200 m m、h
l ′=10〜50mm、ho=90〜150mm、h
=200〜40.0mmと選定する。
l ′=10〜50mm、ho=90〜150mm、h
=200〜40.0mmと選定する。
また、フロート5の浮力は、第1図、第2図に示した液
面SLすなわち大きな設備的液面変動や波風による比較
的小さな液面変動がない定常状態における基準的液面が
、最上位の開口部4′−1のほぼ中間を横切るように交
叉させた位置となるように選択されている。
面SLすなわち大きな設備的液面変動や波風による比較
的小さな液面変動がない定常状態における基準的液面が
、最上位の開口部4′−1のほぼ中間を横切るように交
叉させた位置となるように選択されている。
以下に、かかる構成の本実施例の作用を述べる。
■ 第1図に示す如く、液面SLに最上位の開口部4′
−1か位置づけされる定常状態においては、前記最小寸
法型と同様に高い吸込能力で浮遊物Wを吸取できる。し
かも、吸込液量は盲部12の高さ寸法hoJIFたけ減
少されるのでポンプ2の動力は小さく、また、吸込液量
も少ないので配管3(3H)中に空気が溜ることもない
。
−1か位置づけされる定常状態においては、前記最小寸
法型と同様に高い吸込能力で浮遊物Wを吸取できる。し
かも、吸込液量は盲部12の高さ寸法hoJIFたけ減
少されるのでポンプ2の動力は小さく、また、吸込液量
も少ないので配管3(3H)中に空気が溜ることもない
。
■ また、風波によって過渡的に比較的小さな変動か生
じて液面かMl−となった場合には、下側の開口部4′
−2か液面MLと交叉するので、この場合にも液面上の
浮遊物Wを円滑に吸取ることかできる。つまり、前記最
大寸法型と同様に液面変動に対する追従性か高まる。し
かも、この場合、液面ML上に浮上する部分のうち、は
とんどは盲部12であるから、空気吸込口は高さhlの
小さな最上位の開口部4・′−1だけである。
じて液面かMl−となった場合には、下側の開口部4′
−2か液面MLと交叉するので、この場合にも液面上の
浮遊物Wを円滑に吸取ることかできる。つまり、前記最
大寸法型と同様に液面変動に対する追従性か高まる。し
かも、この場合、液面ML上に浮上する部分のうち、は
とんどは盲部12であるから、空気吸込口は高さhlの
小さな最上位の開口部4・′−1だけである。
したがって、大量の空気な′吸込むことがなく、配管3
H中の空気溜りによるフロート5の自己揺動もなく転倒
も生ぜす、消費電力量も小さく安定した浮遊物Wの吸取
運転かできる。
H中の空気溜りによるフロート5の自己揺動もなく転倒
も生ぜす、消費電力量も小さく安定した浮遊物Wの吸取
運転かできる。
■ 次に、液面がHLとなった場合、すなわち、大きな
設備的液面変動とフロート5の動的1lIl性等から液
面とフロート5の上下方向相対位置づれが生じる過渡状
態にあって液面がHLに上昇した場合、両開口部4′−
1,4′−2がともに液中に没しても、盲部12を挾む
2つの開口部4′−14′−2から液体を吸込むだけで
あるから、ポンプ動力は僅かの増大しか招かない。
設備的液面変動とフロート5の動的1lIl性等から液
面とフロート5の上下方向相対位置づれが生じる過渡状
態にあって液面がHLに上昇した場合、両開口部4′−
1,4′−2がともに液中に没しても、盲部12を挾む
2つの開口部4′−14′−2から液体を吸込むだけで
あるから、ポンプ動力は僅かの増大しか招かない。
■ さらに、過渡的に液面がLLとなった場合、両開口
部4′−1,4′−2がともに大気中に浮上するか、吸
込空気量は最大寸法型の場合に比較して非常に少なく、
過渡的短時間では配管3(3H)中に溜った空気による
フロート5の自己揺動も生じ難くその転倒もない。また
、ポンプ焼1t1ら回避できる。
部4′−1,4′−2がともに大気中に浮上するか、吸
込空気量は最大寸法型の場合に比較して非常に少なく、
過渡的短時間では配管3(3H)中に溜った空気による
フロート5の自己揺動も生じ難くその転倒もない。また
、ポンプ焼1t1ら回避できる。
■ さらにまた、液面が、例えはSLに落着く定常状態
に戻ると、フロート5の選定された浮力に基づき、最上
位の開口部4′−1か液面SLと交叉するように迅速に
復帰し、再び高い吸、込能率で浮遊物Wを円滑に吸取る
ことができる。
に戻ると、フロート5の選定された浮力に基づき、最上
位の開口部4′−1か液面SLと交叉するように迅速に
復帰し、再び高い吸、込能率で浮遊物Wを円滑に吸取る
ことができる。
■ しかも、例えばポンプ能力を、従来の単一間口部4
′で最大寸法H2の場合と等しいものとすれば、盲部1
2の寸法ho相当の液体を吸込む必要がないことから、
最上位の開口部4′−1から極めて強力に気液を吸込む
ことができる。したかって、液面表層の動きを高速化で
きるので、フロート5つまり開口部4′−1周辺の浮遊
物Wの収集力を飛躍的に向上でき、実質的吸取能力を一
段と高めることができる。
′で最大寸法H2の場合と等しいものとすれば、盲部1
2の寸法ho相当の液体を吸込む必要がないことから、
最上位の開口部4′−1から極めて強力に気液を吸込む
ことができる。したかって、液面表層の動きを高速化で
きるので、フロート5つまり開口部4′−1周辺の浮遊
物Wの収集力を飛躍的に向上でき、実質的吸取能力を一
段と高めることができる。
しかして、この実施例によれば、吸込口4を70−ト5
の上下方向に離隔配設された複数の開口部4′−1,4
′−2から形成するとともにフロート5の浮力を定常状
態において最上位の開口部4′−1が液面SLと交叉す
るよう選定した構成であるから、最小寸法型とした場合
と同様に、吸込能率が高くポンプ等設備が小型廉価とな
る。とともに、最大寸法型とした場合と同様に、過渡的
液面変動に対する追従性か向上し、吸込可能範囲の広い
適用性が大きなものとなる。
の上下方向に離隔配設された複数の開口部4′−1,4
′−2から形成するとともにフロート5の浮力を定常状
態において最上位の開口部4′−1が液面SLと交叉す
るよう選定した構成であるから、最小寸法型とした場合
と同様に、吸込能率が高くポンプ等設備が小型廉価とな
る。とともに、最大寸法型とした場合と同様に、過渡的
液面変動に対する追従性か向上し、吸込可能範囲の広い
適用性が大きなものとなる。
また、定常状態のみならず過渡状態においても吸込気液
量が少ないので消費電力量も軽減できる。
量が少ないので消費電力量も軽減できる。
特に、吸込空気量が少量であるから配管3(,3H)に
溜る空気は微量となり、フロート5の自己揺動誘発がな
くポンプ焼損・フロート5転倒による運転不可能という
事態を回避でき、安定した運転を保障することができる
。
溜る空気は微量となり、フロート5の自己揺動誘発がな
くポンプ焼損・フロート5転倒による運転不可能という
事態を回避でき、安定した運転を保障することができる
。
さらに、複数の開口部を形成するには、フロート5自体
に大幅な改変を加えす穴明板材10等を取付けるたけで
よいから、低コストで容易に具現化できるという実用価
値の高いものである。
に大幅な改変を加えす穴明板材10等を取付けるたけで
よいから、低コストで容易に具現化できるという実用価
値の高いものである。
(第2実施例)
この第2実施例は第3図に示され、第1実施例に対して
開口部4’−1,4′−2の形成方法を一層容易とした
ものである。
開口部4’−1,4′−2の形成方法を一層容易とした
ものである。
すなわち、盲部12相当の4法hoの円弧状細長板10
′を、単一的開口部(4′)がち形成した吸込口4を2
分するようにフロート5自体にホルト11で取付ける構
成とされている。
′を、単一的開口部(4′)がち形成した吸込口4を2
分するようにフロート5自体にホルト11で取付ける構
成とされている。
しかして、この第2実施例も、高吸込能率、設備小型・
低コスト、追従性向上等々、第1実施例の場合と同様の
作用効果を奏するほか、さらに−層簡単で低コストとす
ることができる。
低コスト、追従性向上等々、第1実施例の場合と同様の
作用効果を奏するほか、さらに−層簡単で低コストとす
ることができる。
なお、吸込口4を複数の開口部から形成する構成は以上
の各実施例に開示された例示構成6′:限定されない。
の各実施例に開示された例示構成6′:限定されない。
開口部の数、高さ寸法も任意に選択決定できる。
[発明の効果]
本発明は、以上の説明から明らかの通り、吸込口をフロ
ートの上下方向に離隔配設された複数の開口部から形成
するとともにフロートの浮力を定常状態において最上位
の開口部か液面と交叉するように選定した構成であるか
ら、簡単な構造で従来問題点を一掃でき、相反する高吸
込能力・設備小型廉価と液面変動に対する追従性向上・
適用性拡大という双方要請を満足し、円滑で安定した吸
取ができる優れた浮遊物の吸取装置を提供できる。
ートの上下方向に離隔配設された複数の開口部から形成
するとともにフロートの浮力を定常状態において最上位
の開口部か液面と交叉するように選定した構成であるか
ら、簡単な構造で従来問題点を一掃でき、相反する高吸
込能力・設備小型廉価と液面変動に対する追従性向上・
適用性拡大という双方要請を満足し、円滑で安定した吸
取ができる優れた浮遊物の吸取装置を提供できる。
第1図は本発明の第1実施例を示す一部を断面した要部
の側面図、第2図は同じく要部の正面図、第3図は第2
実施例を示す要部の正面図、第4図は従来吸取装置の全
体構成図、第5図〜第7図は単一開口部から形成した吸
込口と液面との関係を説明するための図で、各図とも(
A>は定常状態にある場合、(B)は液中に沈んだ場合
、(C)は液面上に浮上した場合を示すものである。 1・・・貯液槽、 2・・・ポンプ、 3・・・連結管、 4・・・吸込口、 4’ 、4′−1,4′ 5・・・フロート。 2・・・開口部、 出願人 トリニティ工業株式会社
の側面図、第2図は同じく要部の正面図、第3図は第2
実施例を示す要部の正面図、第4図は従来吸取装置の全
体構成図、第5図〜第7図は単一開口部から形成した吸
込口と液面との関係を説明するための図で、各図とも(
A>は定常状態にある場合、(B)は液中に沈んだ場合
、(C)は液面上に浮上した場合を示すものである。 1・・・貯液槽、 2・・・ポンプ、 3・・・連結管、 4・・・吸込口、 4’ 、4′−1,4′ 5・・・フロート。 2・・・開口部、 出願人 トリニティ工業株式会社
Claims (1)
- (1)吸込口を液面に浮ばせたフロートに取付けるとと
もに連結管を介して貯液槽外に配設されたポンプに連結
させた液面上浮遊物の吸取装置において、 前記吸込口を前記フロートの上下方向に離隔配設された
複数の開口部から形成するとともに前記フロートの浮力
を定常状態において最上位の開口部が液面と交叉するよ
うに選定されていることを特徴とする液面上浮遊物の吸
取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2043589A JP2595344B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 液面上浮遊物の吸取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2043589A JP2595344B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 液面上浮遊物の吸取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02203987A true JPH02203987A (ja) | 1990-08-13 |
JP2595344B2 JP2595344B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=12026965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2043589A Expired - Lifetime JP2595344B2 (ja) | 1989-01-30 | 1989-01-30 | 液面上浮遊物の吸取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2595344B2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-30 JP JP2043589A patent/JP2595344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2595344B2 (ja) | 1997-04-02 |
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