JPH02201967A - 薄膜半導体素子 - Google Patents

薄膜半導体素子

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JPH02201967A
JPH02201967A JP2188189A JP2188189A JPH02201967A JP H02201967 A JPH02201967 A JP H02201967A JP 2188189 A JP2188189 A JP 2188189A JP 2188189 A JP2188189 A JP 2188189A JP H02201967 A JPH02201967 A JP H02201967A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
amorphous silicon
sin
thin film
sin layer
Prior art date
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Application number
JP2188189A
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English (en)
Inventor
Akira Miki
明 三城
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り策上辺五■ユ■ 本発明は薄膜半導体素子、より詳細にはゲート電極、ド
レイン電極、ソース電極、絶縁層、アモルファスシリコ
ン(a−3i;H)の半導体層および保護膜を含む薄膜
半導体素子であって、例えばアクティブマトリクス駆動
方式のフラットパネル形デイスプレィなどに応用される
ものに関する。
兜來凹肢お 近年高度情報化が進むにつれ、映像表示用のデイスプレ
ィの分野においてはより一層の高精細化および高輝度化
が望まれている。現在は家庭用やその他はとんどの分野
においてCRT (陰極線管)がその主流を占めている
。しかし小形、軽量、低消費電力でしかも高画質化が可
能なフラットパネル形デイスプレィへの要望が高まって
きている。フラットパネル形デイスプレィのうち液晶を
用いたLCDは現在もっとも広く用いられ将来性の高い
デイスプレィである。このLCDの駆動方式として、単
純マトリクス駆動方式やアクティブマトリクス駆動方式
があり、このうちアクティブマトリクス駆動方式は各画
素ごとにスイッチ素子を配設して各画素を独立的に駆動
制御するものである。したがって各画素ごとに100%
近いデユーティ比で駆動でき、画素のコントラスト比を
大きく取ることが可能である。
スイッチ素子としてアモルファスシリコンを用いた薄膜
トランジスタ(TPT)形は大面積化が可能であり、し
かも低コストで製作できることから有望視され多くの研
究がなされている。このアモルファスシリコンを用いた
薄膜トランジスタ(TPT)形デイスプレィの特徴とし
ては大面積化が可能であること、比較的低温プロセス(
300°C前後)で製作できることから安価なガラス基
板が使用可能であること、連続的な成膜により膜界面の
清浄性が保たれることなどが挙げられる。
以上のことから駆動方式としてアクティブマトノクス駆
動方式を採用し、アモルファスシリコンを用いた薄膜ト
ランジスタ(TPT)形デイスプレィは今後の二ニーメ
ディア用のデイスプレィ候補としてその発展が期待され
ている。
次に従来のアモルファスシリコン薄膜半導体素子(TP
T)の構造を第5図に示す。第5図(a)は逆スタガー
型構造を示すものであり、その構造は、つぎのようなも
のである。ガラス基板11の上面(同図中上側)にはゲ
ート電極12がノ(タニングされており、このゲート電
極12の上面にはゲート絶縁膜13が積層形成されてい
る。さらにこのゲート絶縁膜13の上面には半導4体層
としてアモルファスシリコン層14が積層形成され、こ
のアモルファスシリコン層14の上面にはオーミックコ
ンタクト層としての04アモルファスシリコン層15が
積層形成されている。この01アモルファスシリコン層
15の上面にはさらにドレイン電極16が積層形成され
、このドレイン電極16の水平方向に対向してゲート電
極12を挟んだ所定箇所にはソース電117が形成され
ている。ドレイン電極16とソース電極17はそれぞれ
Cr層18とAI層19の積層体となっている。またド
レイン電極16とソース電極17の間には窒化シリコン
(S i N)の保護膜20が形成されている。
また、第5図(b)はスタガー型構造を示すものであり
、その構造は、ガラス基板11の上面にアモルファスシ
リコン層14が形成され、アモルファスシリコン層14
の上面には中央部を除いてn“アモルファスシリコン層
15、ドレイン電極16、ソース電極17が形成されて
いる。中央部には、SiNのゲート絶縁膜13、ゲート
電極12が順次積層形成されている。21は各半導体素
子を隔離するための素子分離膜であり、SiNにより形
成されている。
発明が解決しようとする課題 上記したようなアモルファスシリコン薄膜半導体素子は
、各薄膜の形成をプラズマCVD法によって行なってい
る。しかしながら、プラズマCVD法により薄膜を形成
する場合、と(に半導体層のアモルファスシリコン層1
4上にSiN層を形成する場合、つぎのような不都合が
あった。なお、上記アモルファスシリコン薄膜半導体素
子のSiN層は、第5図(a)の保護膜20、第5図(
b)のゲート絶縁膜13および素子分離膜21である。
■プラズマCVD法では下地の薄膜がプラズマによって
ダメージを受は劣化することがある。すなわち、半導体
層のアモルファスシリコン層14の表面はプラズマによ
り荒らされるためアモルファスシリコン層14と上層の
SiN層の間に界面準位が形成される。アモルファスシ
リコン層14とSiN層との間に界面準位が形成された
場合、TPT特性の信頼性を低下させる。上記アモルフ
ァスシリコン薄膜半導体素子ではアモルファスジノコン
層14と保護膜20との間(第5図(a))、アモルフ
ァスシリコン層14とゲート絶縁膜13、素子分離膜2
1の間(第5図(b))に界面準位が形成されることに
なる。
■また1、SiN層には過剰81、過剰H1欠乏Nが存
在しているため、これら過剰Siなどが組成比のバラン
スが崩れる原因となり、また、これら過剰Siなどに基
づく欠陥準位に起因して固定電荷が発生する。
この固定電荷が保護膜20に存在する場合、膜中固定電
荷は通常正電荷であるため、TPT動作時にソース、ド
レイン間を流れるキャリア(電子)を引き付けてその走
行を妨げるのでリーク電流を発生させる。
SiN層がゲート絶縁膜13である場合については、は
っきりと■■が原因であるとはいえないが■■のいずれ
かまたは双方が原因となって、つぎのような現象を生じ
る。すなわち、プラズマCVD法によりアモルファスシ
リコン層14上にSiN層を形成する場合、(ilsi
N層の電位が高くなるためしきい値電圧■工のシフトが
大きくなり、また、(iilゲート電圧のコントロール
がむずかしくなる。 [ii)については、固定電荷が
主に関係すると考えられ、固定電荷は通常圧でありゲー
ト電圧も正であるためゲート電圧をかけた場合ソース・
ドレイン電流のコントロールがむずかしくなると考えら
れる。
以上のような現象はTPT特性の向上とくに電界効果移
動度の向上の妨げとなり、その結果、高速性、信頼性の
高いアモルファスシリコン薄膜半導体素子を得ることが
できなかった。
そこで、本発明は上記したような問題点に鑑み発明され
たもので、薄膜半導体素子において界面準位が形成され
ることを阻止し、またSiN層中の固定電荷を減少させ
、高い電界効果移動度を有し、高速性、信頼性に優れた
薄膜半導体素子を提供することを目的としている。
課題を 決するための F 上記課題を解決するために本発明は、ゲート電極、ドレ
イン電極、ソース電極、絶縁層、半導体層および保護膜
を含む薄膜半導体素子であって、前記半導体層上に前記
絶縁層あるいは前記保護膜などのいずれかの層としてS
iN層が形成され、このSiN層が活性状態にある酸素
の雰囲気下でアニール処理がなされていることを特徴と
している。
また、上記した活性状態酸素が、電磁波の作用により生
成されることを特徴としている。
以下、本発明にかかるアモルファスシリコン薄膜半導体
素子の構成を詳述する。なお、従来と同一構造の部分に
ついては同一の符合を付すこととする。
本発明にかかるアモルファスシリコン薄膜半導体素子(
TPT)の構造を第1図に示す。第1図(a)は逆スタ
ガー型構造を示しており、ガラス基板11の上面(第1
図中上側)にはゲート電極12がパターニングされ、こ
のゲート電極12の上面にはゲート絶縁膜13が積層形
成されている。さらにこのゲート絶縁膜13の上面には
半導体層としてアモルファスシリコン層14が積層形成
され、このアモルファスシリコン層14の上面にはオー
ミックコンタクト層としての01アモルファスシリコン
層15が積層形成されている。このn4アモルファスシ
リコン層15の上面にはさらにドレイン電極16が積層
形成され、このドレイン電極16の水平方向に対向して
ゲート電極12を挟んだ所定箇所にはソース電極17が
形成されている。ドレイン電極16とソース電極17は
それぞれCr層とA1層の積層体となっている。
またドレイン電極16とソース電極17の間には窒化シ
リコン(S i N)の保護膜20が形成されている。
21は素子分離膜である。
また、第1図(b)はスタガー型構造を示すものであり
、その構造は、ガラス基板11の上面にアモルファスシ
リコン層14が形成され、アモルファスシリコン1ii
14の上面には中央部を除いてn9アモルファスシリコ
ン層15、ドレイン電極16、ソース電極17が形成さ
れている。中央部には、SiNのゲート絶縁膜13、ゲ
ート電極12が順次積層形成されている。21は素子分
離膜である。
以下、第1図(a)の逆スタガー型構造のアモルファス
シリコン薄膜半導体素子について説明する。上記ゲート
電極12はCr、Mo、Ta、At、NiCrまたはこ
れらの2種以上の積層膜から構成されている。このゲー
ト電極12の厚みは膜材料、目的とするTPTの構造ま
たは配線抵抗などにより決定されるが、本発明では30
0人〜3000人が望ましく、より望ましくは500人
〜1500人の範囲である。
ゲート絶縁膜13としては、比抵抗が大きく、したがっ
て絶縁性に優れ、しかも高耐圧性、界面特性に優れた薄
膜を形成する必要がある。このため、本発明でプラズマ
CVD法によりSiN、Sin、5iONまたはこれら
の2種以上の積層膜を形成している。例えば、SiN膜
を形成する場合、シラン系ガスと他のガスとの混合ガス
(例えばSiH4+ NH3やSiH4+ NHa +
 N2 )をプラズマCVD法により分解堆積して形成
する。SiN膜を形成する場合、ガラス基板温度がSi
N膜の膜特性に大きく影響するため、ガラス基板温度は
通常250°C以上が望ましく、より望ましくは300
′C以上である。ゲート絶縁膜13の膜厚はTFT特性
の違いによってそれぞれ異なるが、通常500人〜50
00人が望ましく、より望ましくは1000人〜300
0人の範囲である。
アモルファスシリコン層14はプラズマCVD法により
シラン系ガスを用いて容易に形成される。アモルファス
シリコン層14の膜厚はアモルファスシリコン薄膜半導
体素子のオフ電流およびスイッチング特性に影響するた
め、通常500人〜5000人が望ましく、より望まし
くは500A〜2000人の範囲である。また、成膜時
のガラス基板温度は、良好な膜特性を得るためには、1
00℃〜400°Cが望ましく、より望ましくは200
℃〜300°Cの範囲である。
n9アモルファスシリコン層15はキャリアである電子
の走行を容易にし、かつ正札の流れを阻止する目的で形
成されるものであり、主としてシラン系のガス例えばS
iH4とPH,どの混合ガスにより形成される。n9ア
モルファスシリコン層15の電気的特性としては、暗比
抵抗が1011Ω・CI’ll〜10Ω・cmであるこ
とが望ましく、より望ましくは10’Ω・cm〜102
Ω・cmの範囲である。また、活性化エネルギーとして
は0.4eV〜0.1eVであることが望ましく、より
望ましく0.3eV〜0.2eVの範囲である。n°ア
モルファスシリコン層15の膜厚は膜のはがれ防止など
のため適切に設定する必要があるが、通常100人〜1
000人であることが望ましく、より望ましくは200
人〜500人の範囲である。
保護膜20は、チャンネル部の湿気や汚染によるアモル
ファスシリコン薄膜半導体素子の劣化を防止するために
形成される。通常SiNが用いられ、SiN層はプラズ
マCVD法により形成される。保護膜20のSiN層は
ゲート絶縁膜13と同様の方法で作成され、膜厚は50
0人〜5000人が望ましく、より望ましくは1000
人〜3000人の範囲である。
さらに、保護膜20を活性状態酸素すなわちオゾン(0
3)雰囲気下でアニール処理する。オゾンは、酸素に電
磁波、具体的には紫外線(UV)を解射することによっ
て発生する。UV照射アニール処理により保護膜20を
形成する場合、アニール温度は、成膜時のガラス基板温
度を越えない範囲でできるだけ高くすることが望ましい
。例えば、SiN層をガラス基板温度250℃で成膜し
た場合、UVアニール処理をアニール温度200°Cで
1時間行なえば、良好な特性が得られる。
ドレイン電極16、ソース電極17は、通常高融点金属
とA1との積層構造とすることにより特性の安定化が図
られている。例えば、Cr / A 1、Mo/Al、
T i / A 1などが用いられている。高融点金属
の膜厚としては100人〜1000人が望ましく、より
望ましくは100人〜500人の範囲である。また、A
1の膜厚は2000人〜2μmが望ましく、より望まし
くは5000人〜ILLmの範囲である。
UVアニール処理を行なった場合のTPT特性の測定結
果を第2図に示す。第2図は、SiNを絶縁膜とするM
ISダイオードを用いたC−■特性から、フラットバン
ド電圧VFRとSiN層中の固定電荷密度Q it/q
とをアニール時間に対してプロットしたものである。こ
こでは、アニール温度を200℃とし、UV照射には1
00Wのランプが用いられている。第2図からアニール
時間が長くなるにつれて、フラットバンド電圧VFll
が増加し、固定電荷密度Q、/、が減少するのが認めら
れ、TPT特性が改善されることがわかる。
このUV照射アニール処理を行なった試料をSIMSに
より深さ方向に分析した結果が、第3図である。第3図
から、UV照射アニール処理を行なった試料には、アモ
ルファスシリコン層14のSiとSiN層間の界面およ
びSiN層の表面に酸素が多く存在していることがわか
る。
さらに、第4図はS i N層のフーリエ変換赤外吸収
スペクトル(FT−IRスペクトル)を示しており、ア
ニール時間ごとに吸光度の対数を赤外スペクトルの波数
に対してプロットしている。この第4図から、UV照射
アニール処理を行なったSiN層(同図(a))は、U
V照射アニール処理を行なわなかったSiN層(同図(
b))にくらべ、2000cm−’ 〜2200cm−
’付近の5i−Hおよび5tHz振動に基づく吸収ピー
クが消失しており、H原子が減少していることがわかる
1■ 上記した構成によれば、第2図〜第4図のTPT特性に
関する項目の測定結果からみて、SiN層が活性状態に
ある酸素の雰囲気下でアニール処理がされているので、
活性状態酸素がSiN層中に浸透拡散して半導体層とS
iN層の界面まで達し、この活性状態酸素により界面準
位の形成が阻止され、また、SiN層中の固定電荷が減
少することがわかる。
活性状態酸素が浸透拡散したSiN層および界面の状態
を断定することはできないが、SiN層については、S
iN層中の過剰S1がO原子と結合したり過剰Hと置換
することによりオキシナイトランド膜(SiON)化が
進んでいることが考えられる。半導体層とSiN層の界
面については、第3図における0原子のピークが示すよ
うに、○原子が半導体層表面のS】原子と置換して多量
に存在しており、この0原子が半導体層中のSi原子と
結合して酸化膜が形成され、界面特性の安定化が図られ
ていることが考えられる3夫犯困 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1実施例 この実施例は逆スタガー型構造のアモルファスシリコン
薄膜半導体素子についてのものであり、第1図(a)に
基づいてアモルファスシリコン薄膜半導体素子の製造方
法を説明する。
■ガラス基板11として例えば直径5インチ角のものを
用い、このガラス基板11を十分に洗浄した後Crを1
000人蒸着させ、さらにフォトエツチング加工により
Crのゲート電極12をパターン形成した。なお、TP
Tのチャンネル長を10μm、チャンネル幅を200μ
mとしたう■つぎに、ゲート電極12が形成されたガラ
ス基板11 (以下試料という)をプラズマCVD装置
(図示せず)内にセットし、真空容器内を排気するとと
もに試料を加熱し、加熱温度を300°Cに設定した。
真空容器内の真空度がlXl0−’Torr以下となっ
たところで油拡散ポンプ(DP)が接続されているバル
ブを閉鎖し、排気系を油拡散ポンプからメカニカルブー
スタポンプ(MBP)に切り替え、マスフローコントロ
ーラ(MFC)を介して真空容器内に100%S i 
H4を8SCCM、 NH,を40 SCCM、 N 
*を80 SCCM導入し、真空容器内の圧力が0 、
 5 Torrとなるように調節した。
圧力が一定となったところで13.56MH2のRFパ
ワーを50Wに維持して20分間放電し、ガラス基板1
1およびゲート電極12上にSiNのゲート絶縁膜13
を積層させた。このようにして形成されたゲート絶縁膜
13は、屈折率が1.82、光学的バンドギャップEg
が5. 1eV、比誘電率が6.1、膜厚が3000人
であった。
■つぎに、同じプラズマCVD装置内で、ゲート絶縁膜
13上に半導体層のアモルファスシリコン層14を10
00人形成した。
アモルファスシリコン層14の形成条件は、100%S
iH4をIO3CCM、反応圧力0.2TorrでRF
パワー100Wとした。成膜時間は8分であった。アモ
ルファスシリコン層14は、電気的特性としてρdが2
Xl□+oΩ・cm 、活性化エネルギーEaが0.7
eV、光学的特性としてEgが1..75eVであった
■つぎに、同じプラズマCVD装置内で、アモルファス
シリコン層14の上にSiNの保護膜20を1500人
形成した。保護膜20の形成条件は、ゲート絶縁If!
13と同じで成膜時間は10分であった。
■保護膜20を形成した後、フォトエツチング加工によ
りソース、ドレイン部の保護膜20をエツチングし、レ
ジストを残したままプラズマCVD装置に試料を入れ、
n′″アモルファスシリコン層15層形5した。
■n“アモルファスシリコン層15の形成条件は、ガラ
ス基板温度が120℃で、100%5iH=をIO3c
cM、1%H2ベースPH3を1105ec流し、反応
圧力0 、2 TorrでRFパワーを100W印加し
た。成膜時間は4分で、膜厚は500Aであった。この
00アモルファスシリコン層15の特性は別途性なった
実験から、ρdが500Ω・Cm、活性化エネルギーE
aが0.2eL Egがi、7eVであった。
■つぎに、真空蒸着装置内に試料を入れ、Crを500
人蒸着きせた。その後、リフトオフ法によりソース、ド
レイン部以外のレジストを除去した。最後に、真空蒸着
装置によりA1を全面に1μm堆積した後、フォトエツ
チングによりAl電極を形成した。
アモルファスシリコン薄膜半導体素子を作成した後、U
V照射アニール処理を行なった。処理条件は、アニール
温度を200″Cとし、100Wのうずまき型低圧水銀
ランプを試料から20mmの高さにセットシて、1時間
紫外線を照射した。なおアニールは大気中で行なった。
このようにして作成されたアモルファスシリコン薄膜半
導体素子のTPT特性を測定したところ以下の様であっ
た。
電界効果移動度u: 0.8cm”/V−seeしきい
値Vt   :0.1V ON電流1.N: V、 =15 V、 Vo =10
 Vのとき2 Xl、0−’A OFF電流1.、、: V、=−10V、VD=lOV
のとき8 Xl0−”A このように、良好なTPT特性が得られた。
比較例1 実施例1においてTJV照射アニール処理を行なわない
以外、すべて実施例1と同じ条件でアモルファスシリコ
ン薄膜半導体素子を作成した。TPT特性の測定結果を
以下に示す。
電界効果移動度g、 : 0.4cm”/V・secし
きい値v、r    :1.3V ON電流I。N   :9X10−6AOFF電流■。
FF : 7 Xl0−”AこのようにUV照射アニー
ル処理を行なわなかったアモルファスシリコン薄膜半導
体素子は、実施例1と比較して電界効果移動度、しきい
値電圧V、、、ON電流などのTPT特性の低下が認め
られた。
実施例2 この実施例はスタガー型構造のアモルファスシリコンア
モルファスシリコン薄膜半導体素子についてのものであ
り、第1図(b)に基づいてアモルファスシリコン薄膜
半導体素子の製造方法を説明する。
ガラス基板11上に実施例1と同じ条件で、アモルファ
スシリコン層14を1000人、SiNのゲート絶縁膜
13を3000人、プラズマCvD法により形成した。
この後、UV照射アニール処理を実施例1と同じ条件で
行なった。つぎに、フォトエツチングによりソース、ト
レイン部のSiNをエツチングで除去し、レジストを残
したままn“アモルファスシリコン層15を実施例1と
同じ条件で形成した。つぎに、真空蒸着によりCrを5
00人形成した後、リフトオフ法によりレジストを除去
した。さらに、真空蒸着により試料全面にA1を1μm
形成した後、フォトエツチングによりゲート電極12、
ドレイン電極16、ソース電極17を形成した。なお、
チャンネル長は10μm、チャンネル幅は200μmと
した。
このようにして作成されたアモルファスシリコン薄膜半
導体素子のTPT特性を測定したところ以下のようであ
った。
電界効果移動度μ: 0.4cm”/V−seeしきい
値VT    :1.OV ON電流I。++   + 9 X 1(1−’AOF
F電流工。□:8 Xl0−”A このように、スタガー型構造のアモルファスジノコン薄
膜半導体素子においても良好なTPT特性が得られた。
比較例2 実施例2においてUV照射下でのアニール処理を行なわ
ない以外、すべて実施例2と同じ条件でTPTを作成し
た。TPT特性の測定結果を以下に示す。
電界効果移動度μ: 0.2cm”/V−secしきい
値■ア   :2.5’1 0N電流■。N   : 7 X40−’AOFF電流
I。FF : 8 x 1O−13Aこのように、UV
照射下でのアニール処理を行なわなかったスタガー型構
造アモルファスシリコン薄膜半導体素子についても、実
施例2と比較してTPT特性の低下が認められた。
及五少豆呈 以上の説明により明らかなように、本発明にかかるアモ
ルファスシリコン薄膜半導体素子は、半導体層上に絶縁
層あるいは保護膜などとしてSiN層が形成され、この
SiN層が活性状態にある酸素の雰囲気下でアニール処
理がなされているので、活性状態酸素がSiN層に浸透
拡散して半導体層とSiN層の界面まで達し、この活性
状態酸素の存在により、プラズマダメージに起因して発
生する界面準位の形成が阻止され、また、SiN層中の
固定電荷が減少する。SiN層が保護膜である場合、界
面準位形成の阻止によりTPT特性の信頼性が向上し、
また、固定電荷の減少によりリーク電流の発生が抑制さ
れ、とくに電界効果移動度の向上を図ることができる。
また、SiN層がゲート絶縁膜である場合、しきい値電
圧Vアのシフトおよびゲート電圧のコントロールが向」
ニする。以上のことから、TPT特性とくに電界効果移
動度が向上し、高速性、信頼性の高いアモルファスシリ
コン薄膜半導体素子を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本発明にかかるアモルファスシ
リコン薄膜半導体素子の一実施例を示す断面図であって
、(a)は逆スタガー型構造であり、(b)はスタガー
型構造であり、第2図はUV照射アニール処理を行なっ
たアモルファスシリコン薄膜半導体素子についてフラッ
トバンド電圧VFRとSiN中の固定電荷密度01g/
Qとをアニル時間に対してプロットしたグラフであり、
第3図はUV照射アニール処理を行なった試料をSIM
Sにより深さ方向に分析したグラフであり、第4図(a
)、(b)はSiN層のFT−IRスペクトルを示し、
アニール時間ごとに吸光度の対数を波数に対してプロッ
トしたグラフであり、(a)はUV照射アニール処理を
行なったSiN層であり、(b)はUV照射アニール処
理を行なわなかったSiN層であり、第5図(a)、(
b)は従来のアモルファスシリコン薄膜半導体素子を示
す断面図であって、(a)は逆スタガー型構造であり、
(b)はスタガー型構造である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゲート電極、ドレイン電極、ソース電極、絶縁層
    、半導体層および保護膜を含む薄膜半導体素子であって
    、前記半導体層上に前記絶縁層あるいは前記保護膜など
    のいずれかの層としてSiN層が形成され、このSiN
    層が活性状態にある酸素の雰囲気下でアニール処理がな
    されていることを特徴とする薄膜半導体素子。
  2. (2)活性状態にある酸素が、電磁波の作用により生成
    されることを特徴とする請求項(1)記載の薄膜半導体
    素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7320905B2 (en) 1998-08-21 2008-01-22 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device provided with semiconductor circuit made of semiconductor element and method of fabricating the same
JP2009260044A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Hitachi Displays Ltd 表示装置

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