JPH02201007A - 多弁式エンジンの動弁装置 - Google Patents

多弁式エンジンの動弁装置

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JPH02201007A
JPH02201007A JP2157289A JP2157289A JPH02201007A JP H02201007 A JPH02201007 A JP H02201007A JP 2157289 A JP2157289 A JP 2157289A JP 2157289 A JP2157289 A JP 2157289A JP H02201007 A JPH02201007 A JP H02201007A
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JP
Japan
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valve
intake
exhaust
camshaft
intake valve
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Application number
JP2157289A
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English (en)
Inventor
Kenji Kashiyama
謙二 樫山
Kazumasa Nomura
野村 一正
Eiji Nakai
英二 中井
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多弁式エンジンの動弁装置に関するものであっ
て、とくに1つの燃焼室に3つ以」二の吸気弁が設けら
れるとともに、これらの吸気弁を開閉する複数の吸気弁
用カムシャフトが設けられた多弁式エンジンの動弁装置
に関するものである。
[従来の技術] 吸気ボートの吸気抵抗を低減して吸気充填効率を高める
ために、1つの燃焼室に3つ以上の吸気ボートを設け、
これらの各吸気ボートを夫々開閉する吸気弁を設けた多
弁式エンジンは一般に知られている(例えば、実開昭6
2i33号公報、実開昭62−34124号公報、特開
昭58−47109号公報、特開昭62−26308号
公報参照)。
一般にこのような多弁式エンジンに対しては、多数の吸
排気弁を正確なタイミングで開閉するために、吸気弁用
カムシャフトと排気弁用カムシャフトとを夫々吸排気弁
の上方に配置して、吸排気弁をカムで直接的に開閉する
ようにした、いわゆるダブルオーバーヘッドカムシャフ
ト機構(D。
HC機構)が用いられる(例えば、前記の特開昭58−
47109号公報参照)。
そして、DOHCv1構を備えた多弁式エンジンにおい
ては、通常両カムシャフトがほぼ同じ高さでシリンダヘ
ッドの長平方向に伸長するように配置され、両カムシャ
フトは、夫々シリンダヘッドの−F端部にこれと一体的
に形成される軸受は部と、これと係合するベアリングキ
ャップとで形成されるベアリングによって回転自在に軸
支される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、例えば3つの吸気弁を備えた多弁式エンジン
を例にとると、吸気ボートの総通路断面積をできるだけ
大きくするために、3つの吸気ボートが燃焼室の上面壁
に千鳥配置(三角配置)される(第2図参照)。このよ
うな多弁式エンジンにおいては、吸気弁用カムシャフト
から離れた位置に配置される方の吸気弁を開閉するには
、カムの動力を該吸気弁に伝達するロッカアームを設け
たり、あるいは該吸気弁のバケyh部(カムとの接触部
)をカムに届くような幅広い形状に形成する必要がある
が、このようにすると、カムから吸気弁への動力伝達機
構が複雑化し、とくに高速域で吸気弁の開閉作動の円滑
さが損なわれ、エンジン出力を十分に高めることができ
ないといった問題か生じる。
そこで、排気弁側に位置する吸気弁(以下、排気側吸気
弁という)と排気弁から遠い側に位置する吸気弁(以下
、反排気側吸気弁という)とに個別的にカムシャフトを
設けるといった手法が考えられる。この手法によれば、
各吸気弁をカムで直接的に駆動するこきができるので、
高速域まで吸気弁を正確なタイミングで円滑に開閉する
ことができ、エンジンの高出力化を図ることができると
いった利点がある。
さらに、両吸気弁用カムシャフトの配設位置を調節する
ことにより、各吸気弁の軸線の向きを任意に設定できる
ので、燃焼室の上面壁の形状決定の自由度が大きくなり
、例えば燃焼室の上面壁を熱効率の高い略球面に形成す
ることができるといった利点がある。
ところで、一般にシリンダヘッドの上端部は、加工上の
都合により、はぼ水平な単一平面状に形成され、各カム
シャフトの軸受は部はこのようなシリンダヘッドの上端
部にこれと一体的に形成される。そして、これらの各軸
受は部の上にはベアリングキャップがボルトで締結され
る。したがって、各カムシャフトの軸心はシリンダヘッ
ドの幅方向に伸長するほぼ水平な直線上に配置されるこ
とになる。
しかしながら、このように各カムシャフトを配置すると
、中央に配置されるカムシャフトとによって駆動される
吸気弁のバルブステム長は、必然的に両側に配置される
カムシャフトによって駆動される吸排気弁のバルブステ
ム長より短くなる。
このため、例えば排気側吸気弁と排気弁のバルブステム
長を適正な長さに設定すると、反FJF気側吸気弁のバ
ルブステム長が必要以上に長くなり、その慣性質量が増
加して弁の作動性が低下するとともに弁軸の軸方向の剛
性が低下するといった問題が生じる。また、反排気側吸
気弁とす1気弁のバルブステム長を適正な長さに設定す
ると、排気側吸気弁のバルブステム長が短くなり過ぎる
ので、バルブガイド長も短くなり弁の直進性が悪くなり
、バルブフェイス、弁軸、バルブガイド等に偏摩耗が発
生したり、エンジンの回転限界が低下するといった問題
が生じる。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、各吸排気弁のバルブステム長を適正な長さに設定し
て、各吸排気弁を高速域まで正確なタイミングで円滑に
開閉することができるととらに、各吸排気弁の耐久性あ
るいは信頼性の向上を図ることができる多弁式エンジン
の動弁装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達するため、本願第1の発明は、1つの燃
焼室に、少なくとも1つ以上の排気弁と3つ以上の吸気
弁とが設けられたエンジンにおいて、少なくとも1つ以
上の排気弁を駆動するための排気弁用カムシャフトをシ
リンダヘッドの幅方向一方の端部側に設けるとと・もに
、3つ以上の吸気弁を駆動するための複数の吸気弁用カ
ムシャフトをシリンダヘッドの幅方向他方の端部側に幅
方向に配列して設け、中央側に位置する吸気弁用カムシ
ャフトを、排気弁用カムシャフトの軸心と端部側に位置
する吸気弁用カムシャフトの軸心とを結ぶ線に対して、
燃焼室と反対側となる位置に配置したことを特徴とする
多弁式エンジンの動弁装置を提供する。
また、本願第2の発明は、1つの燃焼室に、少なくとも
1つ以上の排気弁と3つ以上の吸気弁とが設けられたエ
ンジンにおいて、少なくとも1つ以上の排気弁を駆動す
るための排気弁用カムシャフトをシリンダヘッドの幅方
向一方の端部側に設けるとともに、3つ以上の吸気弁を
駆動するための複数の吸気弁用カムシャフトをシリンダ
ヘッドの幅方向他方の端部側に幅方向に配列して設け、
上記各カムシャフトを軸支する各ベアリングのベアリン
グキャップのシリンダヘッド側への合わせ面を、多面で
構成したことを特徴とする多弁式エンジンの動弁装置を
提供する。
[発明の作用・効果] 本願第1の発明によれば、まず排気弁用カムシャフトと
複数の吸気弁用カムシャフトとを設けて、各吸排気弁を
対応する各カムで直接的に開閉するようにしているので
、高速域まで正確なタイミングで円滑に各吸排気弁を開
閉することができ、エンジンの出力向上を図ることがで
きる。
また、吸気弁用カムシャフトを複数設けることにより、
各吸気弁の配置の自由度が高まるので燃焼室の上面壁の
形状決定の自由度が高まる。したがって、燃焼室の上面
壁を熱損失の少ない適正な形状(例えば、略球面)に形
成することができ、エンジンの燃費性能の向上を図るこ
とができる。
また、中央に配置される吸気弁用カムシャフトが他のカ
ムシャフトより燃焼室から遠い位置に配置されるので、
中央に位置するカムシャフトによって駆動される排気側
吸気弁のバルブステム長を大きく設定することができる
。したがって、例えば反排気側吸気弁と排気弁のバルブ
ステム長を適正な長さに設定した上で、なわかつ排気側
吸気弁のバルブステム長をも適正な長さに設定すること
ができる。このため、各吸排気弁のバルブステム長を適
正な長さに設定して、吸排気弁の信頼性・耐久性の向上
を図ることができる。
本願第2の発明によれば、ベアリングキャップのシリン
ダヘッド上端面側への合わせ面を多面で構成しているの
で、各合わせ面の位置・方向・形状等を変えることによ
り各吸排気弁のバルブステム長を調節することができる
。したがって、各合わせ面を適当に設定することによっ
て、各吸排気弁のバルブステム長を適正な長さに設定す
ることができる。したがって、上記第1の発明と同様の
効果が得られる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
〈第1実施例〉 第1図に示すように、4気筒エンジンCE(第1気筒の
み図示している)は、第1.第2排気側吸気弁1,2と
反排気側吸気弁3とが開かれたときに、第1〜第3吸気
ボート4〜6から燃焼室7内に吸気を吸入し、この吸気
をピストン(図示せず)で圧縮して点火プラグ8で着火
燃焼させ、第1゜第2排気弁11.12が開かれたとき
に燃焼ガスを第1.第2す1気ボー[3,1,4から排
出するようになっている。
第2図に示すように、第1.第2吸気ボート4゜5は、
燃焼室7(第1図参照)の上端部に略球面状に形成され
た上面壁15に、エンジンCEの幅方向(第2図では左
右方向)にみてほぼ中央部において、エンジンCEの長
手方向(第2図では上下方向)に1列に並べて配置され
、これらの第1.第2吸気ボート4,5は、夫々第1.
第2排気側吸気弁1.2によって開閉されるようになっ
ている。また、第3吸気ボート6は、エンジンCEの幅
方向にみて第1.第2吸気ボート4,5よりやや吸気側
(第2図では右側)となる位置において、エンジンCE
の長手方向にみて第1.第2吸気ボート4.5の中央位
置に配置され、この第3吸気ボート6は反排気側吸気弁
3によって開閉されるようになっている。このように、
第1〜第3吸気ボート4〜6(すなわち、第1.第2排
気側吸気弁1,2と反排気側吸気弁3)が、上面壁15
上に千鳥配置されているので、吸気通路断面積を大きく
確保することができ、充填効率が高められるようになっ
ている。
一方、第1.第2排気ボーN3.14は、燃焼室7く第
1図参照)の上面壁15の排気側半部において、エンジ
ンCEの長手方向に1列に並べて配置され、これらの第
1.第2排気ボート13.14は、第1.第2t′)ト
気弁11i2によって開閉されるようになっている。
なお、燃焼室7(第1図参照)内のり[気側上端部には
スキッシュエリア10を設け、着火直前において燃焼室
7内に混合気の強い乱れ(スキッシユ流)を生じさせ、
混合気の燃焼性を高めるようにしている。
再び第1図に示すように、第1排気側吸気弁1は、第1
吸気ボート4を開閉するバルブ部16と、該バルブ部1
6を支持する弁軸17と、該弁軸17を軸線方向に摺動
自在に軸支するバルブガイド部18と、バケット部19
と、該第1排気側吸気弁1を閉弁方向(上向き)に常時
付勢するコイル状のスプリング21とで構成されている
。そして、バケット部19の」二端面は排気側吸気弁用
カムシャフト22に取り付けられた排気側吸気弁用カム
23と常時当接しており、排気側吸気弁用カムノヤフト
22の回転に伴って、排気側吸気弁用カム23がスプリ
ング21の付勢力に抗して第1排気側吸気弁1を押し下
げたときには、第1吸気ボート4が開かれ、燃焼室7内
に吸気が吸入されるようになっている。なお、図示して
いないが、第2排気側吸気弁2も、第1tll:気側吸
気弁1と同一の構成となっており、第1排気側吸気弁l
と同一タイミングで第2吸気ボート5を開閉するように
なっている。
また、反排気側吸気弁3も、第1排気側吸気弁lと同様
に、バルブ部25と弁軸26とバルブガイド部27とバ
ケット部28とスプリング29とで構成され、この反排
気側吸気弁3は、反排気側吸気弁用カムシャフト321
C取り付けられた反排気側吸気弁用カム33によって所
定のタイミングで開閉されるようになっている。さらに
、第1排気弁11も、第1排気側吸気弁1と同様に、バ
ルブ部35と弁軸36とバルブガイド部37とバケット
部38とスプリング39とで構成され、この第1tlF
気弁11は排気弁用カムシャフト42に取り付けられた
排気弁用カム43によって所定のタイミングで開閉され
るようになっている。なお、図示していないが、第2排
気弁12も第1排気弁11と同一の構成となっており、
第1排気弁11と同一タイミングで第2排気ボート14
を開閉するようになっている。
そして、排気側吸気弁用カムシャフト22はシリンダヘ
ッドHの上端部の上側に配置された第1軸受は部45と
、該第1軸受は部45の上側にボルト46で締結される
第1ベアリングキヤツプ47とで構成される第1ベアリ
ング48によって回転自在に軸支されている。同様に、
反排気側吸気弁用カムシャフト32はシリンダヘッド1
1の上端部にこれと一体的に形成された第2軸受は部5
1と第2ベアリングキヤツプ52とで構成される第2ベ
アリング53によって回転自在に軸支され、また、排気
弁用カムシャフト42は、シリンダヘッドHの上端部に
これと一体的に形成された第3軸受は部54と第3ベア
リングキヤツプ55とで構成される第3ベアリング56
によって回転自在に軸支されている。
シリンダヘッドHの上端面は1つの平面P上に形成して
いる。このように、シリンダヘッドI(の上端面が1つ
の平面で形成されCいるので、シリンダヘッドHの上端
部の加工が容易となる。
そして、第2.第3軸受は部51.54はシリンダヘッ
ドI]と一体的に形成され、第2.第3軸受は部51.
54の−L端面ばT面P上に形成されている。すなわち
、第2.第3軸受は部51,54の上端面はシリンダヘ
ッドF(の上端面に含まれている。したがって、反排気
側吸気弁用カムシャフト32とす1気弁用カムシヤフト
42とは、軸心か平面P上に位置するように配置されて
いる。
一方、第1軸受は部45はシリンダヘッド11とは別体
に形成され、シリンダヘッドHの上端面の上側にこれと
密接して配置され、」二記ボルト46によって第1ベア
リングキヤツプ47とともにシリンダヘッドHの上端部
に締結・固定されるようになっている。この第1軸受は
部45の上端面はシリンダヘッドHの上端面(1))よ
りdだけ上方に位置している。したがって、排気側吸気
弁用カムシャフト22は、その軸心がシリンダヘッド■
(の、1;端部(P)よりdだけ上方に位置するように
配置されている。
このように、排気側吸気弁用カムシャフト22が、反排
気側吸気弁用カムシャフト32あるいは排気弁用カムシ
ャフト42よりおよそdだけ」一方に配置されるので、
第1、第2排気側吸気弁l。
2のバルブステム長を長く設定するこができる。
そこで、本実施例では反排気側吸気弁3と第1゜第2排
気弁11,1.2のバルブステム長が適正な長さとなる
ように、反排気側吸気弁用カムシャフト32と排気弁用
カムシャフト42とを配置し、両カムシャフト32.4
2をこのように配置できるように、シリンダヘッドI4
の上端面を決定し、さらに第1.第2排気側吸気弁1,
2のバルブステム長が適正な長さとなるように第1軸受
は部45の高さdを設定するようにしている。
このようにして、第1.第2F)[鎖側吸気弁1゜2と
反排気側吸気弁3と第1.第2排気弁11゜12のバル
ブステム長が適正な長さに設定されるので、各吸排気弁
1.2. 3. 11. 1.2の信頼性および耐久性
の向上を図ることができるとともに、燃焼室7の上面壁
15を熱効率の高い適正な形状に形成することができる
また、動弁装置の各要潤滑部に潤滑油を供給するために
、吸気側動弁系用オイルギヤラリ71が、反排気側吸気
弁3のバケット部28より外側においてシリンダへ・ノ
ドF1の長手方向に伸長して配置されている。そして、
この吸気側動弁系用オイルギヤラリ71には、反排気側
吸気弁3のバケット部28に潤滑油を供給する第1潤滑
油通路72と、反排気側吸気弁用カムシャフト32と第
2ベアリング53とのジャーナル部に潤滑油を供給する
第2潤滑油通路73とが接続されている。
上記第1潤滑油通路72の下流側端部は、バケット部2
8に対するパケットホールの内周面に沿って環状に形成
された環状オイル溝74に接続されている。そして、こ
の環状オイル溝74には、第1、第2排気側吸気弁1,
2のバケット部19に潤滑油を供給する第3.第4潤滑
油通路75,76が接続され、さらに排気側吸気弁用カ
ムシャフト22と第1ベアリング48とのジャーナル部
に潤滑油を供給する第57111滑M」通路77が接続
されている。
また、排気側動弁系に対しては排気側動弁系用オイルギ
ヤラリ81が設けられ、この排気側動弁系用オイルギヤ
ラリ81には、第1.第2排気弁11.12用のパケッ
ト38に潤滑油を供給する第6.第7オイル通路82.
83と、排気弁用カムシャフト42と第3ベアリング5
6とのジャーナル部に潤滑油を供給する第8オイル通路
84とが接続されている。
以下、動弁装置の駆動機構について説明する。
図示していないが、エンジンCEのクランク軸のフロン
ト側端部に同軸に取り付けられたクランクブーりと、反
排気側吸気弁用カムシャフト32に取り付けられたカム
シャフトプーリと、排気弁用カムシャフト42に取り付
けられたカムシャフトブーりとにまたがってタイミング
ベルトがかけられ、反排気側吸気弁用カムシャフト32
と排気弁用カムシャフト42とはクランク軸と同期回転
するようになっている。
そして、第3図に示すように、反排気側吸気弁用カムシ
ャフト32のリヤ側端部には駆動ギヤ91がこれと同軸
に取り付けられる一方、排気側吸気弁用カムシャフト2
2のリヤ側端部には上記駆動ギヤ91と噛み合う被駆動
ギヤ92が同軸に取り付けられている。上記反排気側吸
気弁用カムシャフト32の回転は、駆動ギヤ91と被駆
動ギヤ92とを介して排気側吸気弁用カムシャフト22
に伝達され、排気側吸気弁用カムシャフト22もクラン
ク軸(図示せず)と同期回転するようになっている。こ
の構成によれば、シリンダヘッドHとシリンダヘッドカ
バー(図示せず)とのシール面は従来のものと同様の構
造となるので、部品の共通化が図られ、製作コストが低
減される。なお、排気側吸気弁用カムシャフト22をシ
リンダヘッドH外から駆動する場合でも、ジャーナル部
のシール面が1つ増加するだけである。
その結果、排気側吸気弁用カム23と反排気側吸気弁用
カム33と排気弁用カム43(第1図参照)とがクラン
ク軸の回転と同期して所定のタイミングで、夫々、第1
.第2排気側吸気弁1.2と反排気側吸気弁3と第1.
第2排気弁11.12とを開閉する。このとき、各吸1
7E気弁はカムによって直接的に開閉駆動されるので、
高速域まで吸排気弁を正確なタイミングで円滑に開閉作
動させることができ、エンジンCEの出力の向上が図ら
れる。
くその他の実施例〉 第1図に示す、上記第1実施例では、排気側吸気弁用カ
ムシャフト22を軸支する第1軸受は部45は、シリン
ダヘッドHと別体構成としたが、第4図に示すように、
第1軸受は部45をシリンダヘッドHと一体的形成して
もよい。この実施例においても第1実施例と同様の作用
・効果が得られることはもちろんである。
また、第5図に示すように、シリンダヘッド)(の上端
部に、第3軸受は部54と第1軸受は部45とが形成さ
れる部分では、シリンダヘッド■(の幅方向にみて吸気
側程高くなるような適当な傾斜を有する第1上端面P1
を形成する一方、第2軸受は部51が形成される部分で
は、第1上端面P1より所定の距離だけ低い位置でほぼ
水平となる第2上端面P、を形成し、排気側吸気弁用カ
ムシャフト22が、他のカムシャフト32.42より高
い位置に配置されるようにして、各吸排気弁1゜2、 
3. 11. 12のバルブステム長を適正な長さに形
成するようにしてもよい。
あるいは、第6図に示すように、シリンダへラド)]の
上端部に、第3軸受は部54が形成される部分から第1
軸受は部45が形成される部分の手前までは、シリンダ
ヘッド■4の幅方向にみて吸気側程高くなるような適当
な傾斜を有する第1上端而P、を形成する一方、第1軸
受は部45と第2軸受は部51が形成される部分では、
吸気側程低くなるような第2上端而P4を形成し、シリ
ンダヘッドHの上端部を逆■状の横断面をもつような形
状にしてもよい。このようにしても、排気側吸気弁用カ
ムシャフト22を、他のカムシャフト32.42より高
い位置に配置できるので、各吸排気弁1. 2. 3.
 11. 12のバルブステム長を適正な長さに形成す
ることができる。
さらに、第7図に示すように、シリンダヘッドT(の上
端部に、第3軸受は部54が形成される部分では、シリ
ンダへラドr(の幅方向にみて吸気側程高くなるような
適当な傾斜を有する第1上端而P6を形成し、第1軸受
は部45が形成される部分では、第1上端面P、より傾
斜が緩やかなあるいは水平な第2上端而P、を形成し、
さらに第2軸受は部51が形成される部分では吸気側程
低くなるような適当な傾斜を有する第3上端而P7を形
成し、シリンダヘッドHの上端部を上底が短い台形横断
面を有するような形状にしてもよい。このようにしても
、排気側吸気弁用カムシャフト22を、他のカムシャフ
ト32.42より高い位置に配置できるので、各吸排気
弁1. 2. 3. 11゜12のバルブステム長を適
正な長さに形成することができる。
なお、第5図〜第7図に示す実施例によっても第1実施
例と同様の効果が得られることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にがかる動弁装置を備えた多弁式エン
ジンのシリンダヘッドの横断面説明図である。 第2図は、第1図に示すエンジンの燃焼室の平面説明図
であり、吸気ボートと排気ボートの配置状況を示す。 第3図は、第1図に示すエンジンのシリンダヘッドカバ
ーをはずした状態における一部平面説明図である。 第4図〜第7図は、本発明の他の好ましい実施例を示す
、多弁式エンジンのシリンダヘッドの横断面説明図であ
る。 CE・・・エンジン、旧・・シリンダヘソ)’、l、2
・・第1.第2排気側吸気弁、3・・・反排気側吸気弁
、4〜6・・・第1〜第3吸気ボート、7・・・燃焼室
、11.12・・・第1.第2排気弁、13.14・・
・第1.第2す1気ボート、22・・・す1気側吸気弁
用カムシヤフト、23・・・排気側吸気弁用カム、32
・・・反排気側吸気弁用カムシャフト、33・・・反排
気側吸気弁用カム、42・・・排気弁用カムシャフト、
43・・・排気弁用カム、45.51.54・・・第1
〜第3軸受は部、47.52.55・・・第1〜第3ベ
アリングキヤツプ、48.53.56・・・第1〜第3
ベアリング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1つの燃焼室に、少なくとも1つ以上の排気弁と
    3つ以上の吸気弁とが設けられたエンジンにおいて、 少なくとも1つ以上の排気弁を駆動するための排気弁用
    カムシャフトをシリンダヘッドの幅方向一方の端部側に
    設けるとともに、3つ以上の吸気弁を駆動するための複
    数の吸気弁用カムシャフトをシリンダヘッドの幅方向他
    方の端部側に幅方向に配列して設け、中央側に位置する
    吸気弁用カムシャフトを、排気弁用カムシャフトの軸心
    と端部側に位置する吸気弁用カムシャフトの軸心とを結
    ぶ線に対して、燃焼室と反対側となる位置に配置したこ
    とを特徴とする多弁式エンジンの動弁装置。
  2. (2)1つの燃焼室に、少なくとも1つ以上の排気弁と
    3つ以上の吸気弁とが設けられたエンジンにおいて、 少なくとも1つ以上の排気弁を駆動するための排気弁用
    カムシャフトをシリンダヘッドの幅方向一方の端部側に
    設けるとともに、3つ以上の吸気弁を駆動するための複
    数の吸気弁用カムシャフトをシリンダヘッドの幅方向他
    方の端部側に幅方向に配列して設け、上記各カムシャフ
    トを軸支する各ベアリングのベアリングキャップのシリ
    ンダヘッド側への合わせ面を、多面で構成したことを特
    徴とする多弁式エンジンの動弁装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8079210B2 (en) * 2005-09-06 2011-12-20 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8079210B2 (en) * 2005-09-06 2011-12-20 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Engine

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