JPH02199206A - 多弁式エンジンの吸気装置 - Google Patents

多弁式エンジンの吸気装置

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JPH02199206A
JPH02199206A JP2018989A JP2018989A JPH02199206A JP H02199206 A JPH02199206 A JP H02199206A JP 2018989 A JP2018989 A JP 2018989A JP 2018989 A JP2018989 A JP 2018989A JP H02199206 A JPH02199206 A JP H02199206A
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JP
Japan
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intake
exhaust
valve
intake valve
valves
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JP2018989A
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Kenji Kashiyama
謙二 樫山
Kazumasa Nomura
野村 一正
Eiji Nakai
英二 中井
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は多弁式エンジンの吸気装置に関するものであっ
て、とくに1つの燃焼室に3つ以上の吸気弁が設けられ
たエンジンにおいて、排気弁から遠い側に配置される吸
気弁の開弁時期を早めて、高速時のエンジン出力の向上
と低速軽負荷時の燃焼性の向上とを両立させるようにし
た多弁式エンジンの吸気装置に関するものである。
[従来の技術] 吸気ボートの吸気抵抗を低減して吸気充填効率を高める
ために、1つの燃焼室の上面壁に3つ以上の吸気ボート
を設け、これらの各吸気ボートを夫々開閉する吸気弁を
設けた多弁式エンジンは一般に知られている(例えば、
特開昭61−215422号公報、実開昭61−186
724号公報、実開昭62−18336号公報参照)。
このように3つ以上の吸気弁が設けられたエンジンにお
いては、吸気弁ないし吸気ボートの形状、配設位置、開
閉タイミング等の各種仕様を個別的にある程度自由に設
定することができるので、各吸気弁ないし吸気ボートの
仕様を工夫することによって、燃費性能、エンジン出力
特性等の向上を図ることができるといった利点がある。
例えば、上記の特開昭61−215422号公報に開示
された3吸気弁式エンジンにオイテハ、所定の低負荷低
回転域では1つの吸気ボートを閉止し、ヘリカル形状に
形成された他の吸気ボートから燃焼室内に吸気を流入さ
せて燃焼室内にスワールを形成し、燃焼性の向上を図る
一方、高負荷高回転域では全吸気ポートから燃焼室内に
吸気を供給してエンジン出力の向上を図るようにしてい
る。
しかしながら、3つ以上の吸気弁が設けられた従来の多
弁式エンジンにおいては、大半が単に吸気ボートの通路
断面積を大きくして充填効率を高めることを主目的とし
ており、吸気弁ないし吸気ボートの各種仕様を工夫して
上記利点を十分に利用しているとはいいがたい。
[発明が解決しようとする課題] ところで、一般に吸気弁の開弁時期と排気弁の開弁時期
とのオーバーラツプ期間を長(すると、高速時には燃焼
室内の掃気が促進され充填効率が高まりエンジン出力が
向上する。しかしながら、上記オーバーラツプ期間を長
くすると、低速軽負荷時には吸気負圧が大きいので排気
ポート内の既燃ガスが吸気ボート内に吹き返され、次回
の吸気行程で上記の吹き返された既燃ガスが燃焼室内に
吸入され、燃焼性が低下するといった問題がある。
したがって、従来のエンジンでは、吸気弁の開弁時期と
排気弁の開弁時期とを調整しても高速時の出力向上と低
速軽負荷時の燃焼性の向上とを両立させることは困難で
あるといった問題があった。
本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであっ
て、3つ以上の吸気弁が設けられた多弁式エンジンにお
いて、吸気弁の各種仕様を個別的にある程度自由に設定
できるという利点を十分に生かして、高速時の出力向上
と低速軽負荷時の燃焼性の向上とを両立させることがで
き1、さらにその他の各種エンジン性能の向上をも図る
ことができる多弁式エンジンの吸気装置を4供すること
を目C白とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達するため、1つの燃焼室に3つ
以上の吸気弁が設けられたエンジンにおいて、排気弁か
ら遠い側に位置する吸気弁の開弁時期を、排気弁側に位
置する吸気弁の開弁時期よりも早く設定したことを特徴
とする多弁式エンジンの吸気装置を1是供する。
[発明の作用・効果] 1つの気筒に3つ以上の吸気弁が設けられたエンジンに
おいて、吸気ボートの総断面積をできるだけ太き(しよ
うとすれば、エンジンの長手方向にみて中央に位置する
吸気ボート(吸気弁)は、他の吸気ボート(吸気弁)に
比べてエンジンの幅方向にみて排気弁から遠い位置に配
置される。
そして、本発明によれば、エンジンの幅方向にみて排気
弁から遠い側に配置される吸気弁(以下、これを反排気
側吸気弁という)の開弁時期が、排気弁側に配置される
吸気弁(以下、これを排気側吸気弁という)の開弁時期
よりも早く設定されるので、反排気側吸気弁と排気弁と
のオーバーラツプ期間が長(なる。このため、高速時に
は燃焼室内の掃気を促進することができ、充填効率を高
めてエンジン出力の向上を図ることができる。
一方、低速軽負荷時には、吸気負圧が大きいので排気ポ
ート内の既燃ガスが吸気ポート側に吹き返される。しか
し、排気弁の開弁時期と排気側吸気弁の開弁時期とはオ
ーバーラツプ期間が普通のエンジンと同様に比較的短(
設定されているので、吸気ボートへの既燃ガスの吹き返
しは格別多くはならない。また、前記したように排気弁
の開弁時期と反排気側吸気弁の開弁時期とはオーバーラ
ツプ期間が長くなっているが、反排気側吸気弁は排気弁
から比較的離れた位置に配置されているので、両弁の開
弁時期のオーバーラツプ期間が長くても、反排気側吸気
弁の吸気ボートへの既燃ガスの吹き返しは格別多くはな
らない。このため、低速軽負荷時の燃焼性の低下が起こ
らない。
したがって、高速時のエンジン出力の向上と、低速軽負
荷時の燃焼性の向上とを両立させることができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
く第1実施例〉 第1図に示すように、4気筒エンジンG E (11気
筒のみ図示している)は、第1.第2排気側吸気弁1.
2と反排気側吸気弁3とが開かれたときに、第1〜第3
吸気ボート4〜6から燃焼室7内に吸気を吸入し、この
吸気をピストン(図示せず)で圧縮して点火プラグ8で
着火燃焼させ、第1゜第2排気弁冊、12が開かれたと
きに燃焼ガスを第1.第2排気ボート13.14から排
出するようになっている。
第2図に示すように、第1.第2吸気ボート4゜5は、
燃焼室7(第1図参照)の上端部に略球面状に形成され
た上面壁15に、エンジンCEの幅方向(第2図では左
右方向)にみてほぼ中央部において、エンジンCEの長
手方向(第2図では上下方面)に1列に並べて配置され
、これらの第1.第2吸気ポート4,5は、夫々第1.
第2排気側吸気弁l、2によって開閉されるようになっ
ている。また、第3吸気ボート6は、エンジンCEの幅
方向にみて第1.第2吸気ボート4,5よりやや吸気側
(第2図では右側)となる位置において、エンジンCE
の長手方向にみて第1.第2吸気ポート4,5の中央位
置に配置され、この第3吸気ボート6は反排気側吸気弁
3によって開閉されるようになっている。このように、
第1〜第3吸気ボート4〜6(すなわち、第1.第2排
気側吸気弁1,2と反排気側吸気弁3)が、上面壁15
上に干、l配置(三角配置)されているので、吸気通路
断面積を大きく確保することができ、充填効率が高めら
れるようになっている。
一方、第1.第2排気ボート13.14は、燃焼室7(
第1図参照)の上面壁15の排気側半部において、エン
ジンCEの長手方向に1列に並べて配置され、これらの
第1.第2 fJl’気ボート13.14は、第1.第
2排気弁11.12によって開閉されるようになってい
る。
なお、燃焼室7(第1図参照)内の排気側上端部にスキ
ッシュエリアIOを設け、告火直前において燃焼室7内
に混合気の強い乱れ(スキッシュ流)を生じさせ、混合
気の燃焼性を高めるようにしている。
再び第1図に示すように、第1排気側吸気弁1は、第1
吸気ボート4を開閉するバルブ部16と、該バルブ部I
6を支持する弁!+b I ’fと、該弁軸17を軸線
方向に摺動自在に軸支するバルブガイド部18と、後で
説明するバケット部19と、該第1排気側吸気弁1を閉
弁方向(上向き)に常時付勢するコイル状のスプリング
21とで構成されている。そして、バケット部19の上
端面は排気側吸気弁用カムシャフト22に取り付けられ
た排気側吸気弁用カム23と常時当接しており、排気側
吸気弁用カムシャフト22の回転に伴って、排気側吸気
弁用カム23がスプリング2Iの付勢力に抗して第1排
気側吸気弁1を押し下げたときには、第1吸気ポート4
が開かれ、燃焼室7内に吸気が吸入されるようになって
いる。上記排気側吸気弁用カム23のカム面は、第1.
第2排気側吸気弁1、 2の開閉タイミングが第4図中
の曲線G、で示すような普通の吸気弁と同様の開閉特性
となるような形状に設定されている。なお、図示してい
ないが、第2排気側吸気弁2も、第1排気側吸気弁1と
同一の構成となっており、第1排気側吸気弁1と同一タ
イミングで第2吸気ボート5を開閉するようになってい
る。
また、反排気側吸気弁3も、第1排気側吸気弁1と同様
に、バルブ部25と弁軸26とバルブガイド部27とバ
ケット部28とスプリング29とで構成され、この反排
気側吸気弁3は、反排気側吸気弁用カムシャフト32に
取り付けられた反排気側吸気弁用カム33によって開閉
されるようになっている。上記反排気側吸気弁用カム3
3のカム面は、反排気側吸気弁3の開閉タイミングが、
第1.第2排気側吸気弁1,2より開弁時期が早められ
た第4図中の曲線G2で示すような開閉特性となるよう
な形状に設定されている。
さらに、第1排気弁11も、第1排気側吸気弁lと同様
に、バルブ部35と弁軸36とバルブガイド部37とバ
ケット部38とスプリング39とで構成され、この第1
排気弁11は排気弁用カムシャフト42に取り付けられ
た排気弁用カム43によって所定のタイミングで開閉さ
れるようになっている。上記排気弁用カム43のカム面
は、第1゜第2υ[気弁11,12の開閉タイミングが
第4図中の曲線G、で示すような普通の排気弁と同様の
開閉特性となるような形状に設定されている。なお、図
示していないが、第2排気弁12も第1徘免許11と同
一の構成となっており、第1排気弁11と同一タイミン
グで第2排気ボート14!開閉するようになっている。
そして、排気側吸気弁用カムシャフト22はシリンダヘ
ッド■4の上端部にこれと一体的に形成された軸受は部
45と、該軸受は部45の上側にボルト46で取り付け
られるベアリングキャ・ツブ47とで構成される排気側
吸気弁用ベアリング48によって回転自在に軸支されて
いる。同様に、反排気側吸気弁用カムシャフト32は軸
受は部51とベアリングキャップ52とで構成される反
排気側吸気弁用ベアリング53によって回転自在に軸支
されている。なお、排気側吸気弁用ベアリング48のベ
アリングキャ・ツブ47と、反排気側吸気弁用ベアリン
グ53のベアリングキャ・ノブ52とは、後で詳説する
ように一体的に形成されている。
また、排気弁用カムシャフト42は、軸受は部54とベ
アリングキャップ55とで構成される排気弁用ベアリン
グ56によって回転自在に軸支されている。
ここにおいて、排気弁用カムシャフト42と排気側吸気
弁用カムシャフト22と反排気側吸気弁用カムシャフト
32とは、各軸心がシリンダヘッドI−1の上端面に形
成される平面P上に位置するように、したがってエンジ
ンCEの幅方向に直線的に配置されている。そして、シ
リンダヘッドHの上端部に形成される各軸受は部54,
45.51の上端面はシリンダヘッドHの上端面と同一
平面上に形成され、したがって、軸受は部54,45,
51の上端面を含むシリンダヘッドHの上端面は全体と
して平面となっている。このため、各ベアリングキャッ
プ55,47.52は全て鉛直下向きにボルト46をね
じ込むことにより取り付けることができるので、取付時
の作業性が良好となる。
また、各軸受は部54,45.51の上端面を含むシリ
ンダヘッドHの上端面を形成する平面Pは、エンジンC
Eの幅方向にみて、吸気側(第1図では右側)程高くな
るような傾斜を有する平面に形成されている。このため
、第1排気側吸気弁lのバケット部19上面とパルプ部
16下面間の長さ(バルブステム長)を比較的大きく設
定することができる。したがって、弁軸17の長さを十
分に確保できるので、該弁軸17を軸支するバルブガイ
ド部18の長さも十分な長さに設定することができ、第
1排気側吸気弁1を強固に支持して、ガタつきの発生を
有効に防止することができる。もちろん、・第2排気側
吸気弁2についても同様である。
なお、反排気側吸気弁3についてもバルブステム長が長
くなるので、同様のガタつき防止効果が得られることは
もちろんである。
また、吸気側動弁系用オイルギヤラリ71が、反排気側
吸気弁3のバケット部28より外側においてシリンダヘ
ッド■!の長平方向に伸長して配置されている。そして
、この吸気側動弁系用オイルギヤラリ71には、反排気
側吸気弁3のバケット部28に潤滑油を供給する第1潤
滑油通路72と、反排気側吸気弁用カムシャフト32と
反排気側吸気弁用ベアリング53とのジャーナル部に潤
滑油を供給する第2潤滑油通路73とが接続されている
上記第1潤滑油通路72の下流側端部は、ノシケフト部
28に対するバケ・ットホールの内周面に沿って環状に
形成された環状オイル溝74に接続されている。そして
、この環状オイル溝74には、第1、第2排気側吸気弁
1,2の/fヶ、、ト部19(こ潤滑油を供給する第3
.第4潤滑油通路75.76が接続されている。さらに
、環状オイル溝74には、排気側吸気弁用カムシャフト
22と排気側吸気弁用ベアリング48とのジャーナル部
に潤滑油を供給する第5潤滑油通路77が接続されてい
る。
また、排気側動弁系に対しては排気側動弁系用オイルギ
ヤラリ81が設けられ、この排気側動弁系用オイルギヤ
ラリ81には、第1.第2排気弁11.12用のパケッ
ト38に潤滑油を供給する第6.第7オイル通路82.
83と、排気弁用カムシャフト42と排気弁用ベアリン
グ56とのジャーナル部に潤滑油を供給する第8オイル
通路84とが接続されている。
以下、排気側吸気弁用カムシャフト22と反排気側吸気
弁用カムシャフト32と排気弁用カムシャフト42の駆
動機構について説明する。
第3図に示すように、エンジンCEの幅方向吸気側端部
近傍と排気側端部近傍とにおいて、夫々エンジンCEの
長手方向に伸長して配置される反排気側吸気弁用カムシ
ャフト32と排気弁用カムシャフト42のフロント側端
部とには、夫々これらと同軸に反排気側吸気弁用プーリ
61と排気弁用プーリ62とが取り付けられている。ま
た、反排気側吸気弁用カムシャフト32のリヤ側端部に
は駆動ギヤ63がこれと同1+bに取り付けられる一方
、排気側吸気弁用カムシャフト22のリヤ側端部には上
記駆動ギヤ63と噛み合う被駆動ギヤ64が同軸に取り
付けられている。
そして、エンジンCEのクランク軸66のフロント側端
部に同軸に取り付けられたクランクプーリ67と、反排
気側吸気弁用プーリ61と、排気弁用プーリ62とにま
たがってタイミングベルト68がかけられ、反排気側吸
気弁用プーリ61と排気弁用プーリ62とはクランク軸
66によってこれと同期して回転駆動され、これに伴っ
て反排気側吸気弁用カムシャフト32と排気弁用カムシ
ャフト42とがクランク軸66と同期回転するようにな
っている。また、反排気側吸気弁用カムシャフト32の
回転は駆動ギヤ63と被駆動ギヤ64とを介して排気側
吸気弁用カムシャフト22に伝達されるので、排気側吸
気弁用カムシャフト22もクランク軸66と同期回転す
るようになっている。
以下、第1.第2排気側吸気弁1,2と反排気側吸気弁
3と第15.第2排気弁11.12の開閉特性及びその
作用について説明する。
第4図に示すように、反排気側吸気弁3の開弁時期(G
、)は、普通のタイミングで開閉される第1.第2排気
側吸気弁1,2の開弁時期(G1)よりも早くなるよう
に設定されているので、第1゜第2tJl気弁11,1
2の開弁時期(G、)と反排気側吸気弁3の開弁時期(
G、)リオーバーラップ期間が長くなる。このため、高
速時においては燃焼室7内の掃気が促進され、充填効率
が高まり、エンジン出力の向上が図られる。
一方、低速軽負荷時においては、吸気負圧が大きいので
、第1.第2排気ボート13.14内の既燃ガスが、第
2図中の矢印S、、S、で示すように第1.第2吸気ボ
ート4.5に吹き返される。
しかし、第1.第2排気弁11.12の開弁時期(G、
)と第1.第2排気側吸気弁1,2の開弁時期(G1)
のオーバーラツプ期間は短いので、上記吹き返しは第1
.第2吸気ボート4,5にはそれ程流入しない。また、
第1.第2排気ボート、13.14内の既燃ガスは、第
2図中の矢印T I+T、で示すように第3吸気ボート
6にも吹き返される。しかし、第1.第2排気弁11.
12と反排気側吸気弁6間との距離が比較的離れている
ので、これらのオーバーラツプ期間が長くても、上記吹
き返しは第3吸気ポード6にはそれ程流入しない。した
がって、低速軽負荷時において既燃ガスの吸気ボート側
への吹き返しは普通のエンジンとほぼ同程度となり、と
くに燃焼性の低下は起こらない。
このようにして、高速時のエンジン出力の向上と、低速
軽負荷時の燃焼性の同上とを両立させることができる。
なお、排気側吸気弁用カム23と反俳気側吸免許用カム
33のカム面の形状を同一にするとともに、反排気側吸
気弁用カムシャフト32に可変動弁機構を設け、高速時
には反排気側吸気弁3の開閉タイミングを進角させ、第
1.第2排気弁11゜12と反排気側吸気弁3の開弁時
期のオーパーラ・2ブ期間を長くする一方、低速軽負荷
時には、反排気側吸気弁3の開閉タイミングを遅角させ
、第1第2排気弁11.12と反排気側吸気弁3の開弁
時期のオーバーラツプ期間を短くするようにしてもよい
く第2実施例〉 図示していないが、第1排気側吸気弁1(第2排気側吸
気弁2でもよい)と反排気側吸気弁3とに対して、油圧
で制御される普通の弁停止機構を設け、低速時には第1
排気側吸嬢弁1と反排気側吸気弁3とを常時閉弁するよ
うにしてもよい。このようにすれば、低速時には、燃焼
室7のシリンダ軸に対して偏心して配置された第2吸気
ボート5のみから燃焼室7内に吸気が吸入されるので、
燃焼室7内にスワールが発生し、燃焼安定性の向上を図
ることができる。
また、第1.第2排気側吸気弁1,2に対して、油圧で
制御される普通の弁停止機構を設け、低速時には第1.
第2排気側吸気弁1,2を常時閉弁するようにしてもよ
い。このようにすれば、低速時には、第1.第2排気弁
11.12から離れた位置に配置された第3吸気ボート
6のみから燃焼室7内に吸気が吸入されるので、既燃ガ
スの吹き返しを一層低減することができ、燃焼安定性の
向上を図ることができる。
〈第3実施例〉 反排気側吸気弁3のバルブ部25の筒径を小さく設定す
るとともに、反排気側吸気弁用カム33のカム面を、反
排気側吸気弁3のバルブリフト量が小さくなるような形
状に設定してもよい。このとき、反排気側吸気弁3の開
閉特性は第5図中の曲線G、のようになる。なお、第1
.第2排気弁If、12の開閉特性は第5図中の曲線G
、のようになり、第1.第2排気側吸気弁1,2の開閉
特性は第5図中の曲線G4のようになる。
このようにすれば、第3吸気ボート6から燃焼室7内に
流入する吸気の流速が速くなり、かつ、第6図に示すよ
うに、吸気が燃焼室7内に流入した後、上面壁15に沿
って流れるので(u l+  u t)、点火プラグ8
近傍の帰気を良くすることができる。
このため、着火性が向上し、かつ排気ガス中のHC(炭
化水素)を低減することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明にかかる吸気装置を備えた多弁式エン
ジンのシリンダヘッドの横断面説明図である。 第2図は、第1図に示すエンジンの燃焼室の平面説明図
であり、吸気ポートと排気ポートの配置状況を示す。 第3図は、第1図に示すエンジンの正面説明図であり、
各カムシャフトの駆動機構を示す。 第4図は、吸・排気弁の開閉タイミングを示す図である
。 第5図は、第3実施例における、吸・排気弁の開閉タイ
ミングを示す図である。 第6図は、第3実施例における、反排気側の吸気ボート
から燃焼室内に流入する吸気の流れを示す図である。 CE・・・エンジン、H・・・シリンダヘラ)’、1.
2・・・第1.第2排気側吸気弁、3・・・反排気側吸
気弁、4〜6・・・第1〜第3吸気ボート、7・・・燃
焼室、11.12・・・第1.第2排気弁、13.14
・・・第1.第2排気ボート、22・・・排気側吸気弁
用カムシャフト、23・・・排気側吸気弁用カム、32
・・・反排気側吸気弁用カムシャフト、33・・・反排
気側吸気弁用カム、42・・・排気弁用カムシャフト、
43・・・排気弁用カム。 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)1つの燃焼室に3つ以上の吸気弁が設けられたエ
    ンジンにおいて、 排気弁から遠い側に位置する吸気弁の開弁時期を、排気
    弁側に位置する吸気弁の開弁時期よりも早く設定したこ
    とを特徴とする多弁式エンジンの吸気装置。
JP2018989A 1989-01-30 1989-01-30 多弁式エンジンの吸気装置 Pending JPH02199206A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101825007A (zh) * 2009-02-23 2010-09-08 三菱自动车工业株式会社 具有可变气门装置的内燃机

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