JPH02200363A - 加圧式給湯法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋳型又はタンディツシュの溶湯液面を一定に
維持する加圧式給湯法に関するものである。

〔従来の技術〕

近年、鋳型の内壁が溶湯の凝固温度以上に加熱されてい
る加熱鋳型を用いて一方向の凝固組織からなる鋳塊を連
続的に鋳造する全く新しい連続鋳造方法が開発された。

この方法を適用し、鋳型出口で発生し易いブレークアウ
トを防止し、高品質の鋳塊を連続的に鋳造するには、少
なくとも鋳型又はタンディツシュ内における溶湯液面を
一定に維持する必要がある。

従来は、特開昭５８−１１２６３２号公軸に記載されて
いるように、（ａ）鋳塊と同体積だけ溶湯圧太棒を下降
させて溶湯保持炉内の溶湯液面を一定に維持する方法、
（ｂ）溶湯保持炉の側壁に湯温流口を設けて溶湯保持炉
内の溶湯液面を一定に維持する方法、が行われていた。

然しなから、上記（ａ）の方法は、溶湯圧太棒の制御が
技術的に非常に困難であり、仮に実現できたとしても大
掛かりで、且つ、高価な設備を必要とする。また、中）
の方法は、湯温流口および溢流通路を加熱する必要があ
り、更に、湯温流口から溢れた溶湯を、再度、溶湯保持
炉に戻す必要があるから生産設備としては非効率的であ
る。更に、湯温流口の雰囲気調整も必要で設備上の難点
が多い。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明は、係る従来の問題点を解消するためになされた
ものであり、溶湯を浴出させることなく、且つ、簡単な
設備ながら溶湯液面を、常時、一定に維持できる加圧式
給湯方法の提供を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するための本発明の加圧式給湯法は、
鋳型又はタンディツシュ内の溶湯液面をバブラーから排
出されるガスの背圧によって検出し、当該背圧が一定に
なるように溶湯保持炉内を加圧することを特徴とするも
のである。

〔実施例〕

第１図は本発明を実施するための連続鋳造装置の一態様
を示す縦断面図である。

１は内部にヒーター２を内蔵した加熱鋳型であり、この
加熱鋳型１から一方向の凝固組織からなる鋳塊Ｓが連続
的に引き出される。この加熱鋳型ｌには、傾斜した給湯
管３を経由して密閉式の溶湯保持炉４から溶湯Ｍが給湯
される。

この加熱鋳型１には、その溶湯Ｍ内に不活性ガスまたは
還元性ガス等のガスＧを吐出するセラミンクや耐熱金属
等の耐熱性を有する部材からなる管状のバブラー５を配
設すると共に、このバブラー５に接続する管７に圧力計
６を設けてバブラー５から排出される溶湯液面検出用の
ガスＧの背圧を計測するようになしている。

このガスＧの背圧と溶湯液面Ｍ′とは比例しており、溶
湯液面Ｍ°が所定の位置にあるとき、ガスＧの背圧も所
定の圧力を示している。

他方、溶湯保持炉４には、管８を通って加圧用のガスＡ
が供給される。この管８には流量計９および流量調整弁
１０が配設されており、溶湯液面検出用のガスＧの背圧
が一定になるように流量調整弁１０が調整される。

また、溶湯保持炉４の底部４ａの横断面積を上部４ｂよ
り小さくすることにより溶湯Ｍの残量を少なくでき、よ
り効率的な溶湯供給が可能になる。

なお、上記の実施例では、溶湯保持炉４から加熱鋳型１
に直接給湯する例を示したが、第２図に示すように、加
熱鋳型ｌを組み込んだタンディツシュ等の湯溜り２０に
も適用できることは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上に説明したごとく、本発明は、鋳型又はタンディツ
シュ内の溶湯液面をバブラーから排出されるガスの背圧
によって検出し、当該背圧が一定になるように溶湯保持
炉内を加圧するから、比較的簡単な設備ながら溶湯液面
を一定に維持できるようになる。

また、従来のように湯温流口を設けないので、生産設備
としての生産効率が向上する。また、湯温流口の加熱や
雰囲気調整、も不要となり、設備的に簡略化するという
利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の方法を適用した連続鋳造
装置の断面図である。 １・・・加熱鋳型、４・・・溶湯保持炉、５・・・バブ
ラー、Ａ・・・加圧ガス、Ｇ・・・溶湯液面検出用のガ
ス、Ｍ・・・溶湯。 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鋳型又はタンディッシュ内の溶湯液面をバブラーから排
   出されるガスの背圧によって検出し、当該背圧が一定に
   なるように溶湯保持炉内を加圧する加圧式給湯法。