JPH02199383A

JPH02199383A - 油圧制御装置

Info

Publication number: JPH02199383A
Application number: JP1930889A
Authority: JP
Inventors: Nobuyuki Nishiguchi; 信幸西口
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1989-01-26
Filing date: 1989-01-26
Publication date: 1990-08-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は油圧制御装置に関し、詳しくは、油圧アクチュ
エータの作動を制御する装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

上記のように油圧アクチュエータの作動を制御するため
の装置は、油圧アクチュエータに対する圧油の給排を行
うための制御弁と、この制御弁を操作するための機構と
で基本的に構成され、従来、油圧アクチュエータを低速
作動域から高速作動域まで円滑に制御するために、前記
制御弁に、電磁比例減圧弁と称される、電磁操作型の流
量制御を用い、又、この弁を操作するための機構に、電
流値を調節する機器を有する電気回路を用いたものが存
在する（参考文献引用せず）。

尚、前記電磁比例減圧弁とは、そのソレノイドに供給さ
れる電流値に比例して、その開度を調節する弁体を有し
て構成され、ソレノイドに供給される電流値の設定によ
って圧油の流量を微調節することが可能である。

又、このように電磁比例弁を用いたものでは、弁体を微
振動させ乍ら操作することで弁体を滑らかに作動させる
よう、本来の制御用電流信号と、低周波信号とを合成し
た脈流状態の制御電流を、この減圧弁に供給することも
考えられている（参考文献記載せず）。

〔発明が解決しようとする課題〕

ここで、前述のように電磁比例減圧弁と電気回路とを用
いて油圧制御装置を構成するものについて考えるに、こ
の種の流量制御弁では前述のように電流値の調節によっ
て制御されることから、制御弁を操作するための系に、
電流増幅用の素子、あるいは、制御目標とする電流値を
変更し得る定電流素子等を用いて電気回路を構成するこ
とになる。

しかし、１：のように電流制御を行うための電気回路は
、比較的部品数が多く、又、構造も複雑になりやすくコ
ストの面から改善の余地がある。

本発明の目的は、電磁操作型の流量制御機構を用いて油
圧アクチュエータを円滑に作動させ得る装置を、できる
だけ低廉に構成する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は、制御用の間歇パルス信号を発生するパ
ルス発生手段と、このパルス発生手段からの信号で駆動
されるパワートランジスタと、このパワートランジスタ
からの信号で操作される電磁操作型の流量制御機構とを
有し７て成る点にあり、その作用、及び効果は次の通り
である。

〔作　用〕

上記特徴構成を例えば第１図に示すように構成すると、
パルス発生手段（１３）からの間歇パルス信号で、駆動
されるパワートランジスタ（１４）からの出力信号は、
流量制御機構（Ａ）に備えられたソレノイド（図示せず
）及び、パワートランジスタ（１４）と流量制御機構（
Ａ）との間の配線（１５）夫々のりアクドル成分により
第２図（０）、（ニ）に示す如く、脈動を有する電流信
号に変換されることになり、又、この電流信号の電流値
は第２図のタイミングチャートに示す如（、パルス信号
のパルス巾に比例して増減することになる。

つまり、パルス発生手段（１３）からの間歇パルス信号
でパワートランジスタ（１４）を駆動するという構成に
よって、電流制御のための特別の素子等を用いること無
く、電流信号の調節が可能であり、しかも、この構成で
は電流信号が脈流となっているため、前述と同様に流量
制御機構に備えられていた弁体を滑らかに作動させ得る
ことになる。

〔発明の効果〕

従って、電磁比例操作型の流量制御機構を用いて油圧ア
クチュエータを円滑に作動させ得る装置が、比較的簡単
に、かつ、低廉に構成されたのである。

特に、本発明ではパルス発生手段にマイクロプロセッサ
を備え、プログラムによってパルス幅を調節するように
構成することも可能であり、このようにパルス発生手段
を構成すると一層の低廉化が可能となるという効果を奏
する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第３図には、農用トラクターの作業装置昇降用、及び、
作業装置ローリング用の油圧回路を表してあり、この回
路では、エンジン（１）で駆動される油圧ポンプ（２）
からの圧油がフロープライオリティ弁（３）に供給され
、このフロープライオリティ弁（３）からの制御流が電
磁制御弁（４）を介してローリングシリンダ（５）に供
給され、又、このフロープライオリティ弁（３）からの
余剰流がパイロット圧操作型の上昇制御弁（６）、及び
、油路（７）を介してリフトシリンダ（８）に供給され
、更に、この油路（７）に分岐形成された排油路（９）
にパイロット圧操作型の下降制御弁（１０）が介装され
るよう系が構成されている。

同図に示す如く、前記上昇制御弁（６）に対するパイロ
ット圧を調節するため電磁弁（１１）が備えられ、又、
前記下降制御弁（１０）に対するパイロット圧を調節す
るため電磁減圧弁（１１）が備えられ、上昇制御弁（６
）と電磁弁（１１）とを併せ、又、下降制御弁（１０）
と電磁減圧弁（１２）とを併せて夫々とも、流量制御機
構（Ａ）、　（Ａ）と称し、これらは制御電流値に比例
して、その開度を大きくするよう作動する。

第１図に示すように夫々の流量制御機構（Ａ）。

（Ａ）は、マイクロプロセッサ（図示せず）を備えたコ
ントローラ（１３）（パルス発生手段の一例）からの間
歇パルス信号によって駆動されるパワートランジスタ（
１４）からの出力信号によって操作され、又、このコン
トローラ（１３）は間歇パルス信号を７０〜１００Ｈｚ
程度の一定周期（Ｓ）で出力すると共に、そのパルス幅
を調節する、所謂、ＰＷＭ制御によってリフトシリンダ
（８）を駆動する。

そして、第２図（イ）、（ハ）に示すようにこのコント
ローラ（１３）からの間歇パルス信号でパワートランジ
スタ（１４）を駆動すると、パワートランジスタ（１４
）と流量制御機構（Ａ）との間の配線（１５）には、流
量制御機構（Ａ）に備えられたソレノイド（図示せず）
と、この配線（１５）のりアクドル成分の作用によって
第２図（ＣＩ）、　（ａに示す如く、脈流状態の制御電
流を得る。

因みに、第２図（イ）に示すパルス信号幅（Ｗｌ）に対
応して、第２図（ロ）に示す電流値（Ｉ、）の制御電流
を得、又、第２図（ハ）に示すパルス幅（Ｗ２）に対応
して、第２図（０）に示す電流値（■２）の制御電流を
得る。

尚、上昇制御弁（６）は電磁弁（１１）からのパイロッ
ト圧の上昇に伴って、より大きく開放し、下降制御弁（
１０）は電磁減圧弁（■２）を介して送り出されるパイ
ロット圧の下降に伴って、より太き、く弁体（１０ａ、
）を開放するよう作動する。

〔別実施例〕

本発明は上記実施例以外に例えば、流量制御機構を電磁
比例減圧弁のみを用いて構成して良く、又、パルス発生
手段をロジックで構成しても良く、制御する油圧アクチ
ュエータはどのような種類のものであっても良い。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る油圧制御装置の実施例を示（−１第
１図は該装置の構成を表すブロック回路図、第２図はパ
ルス信号、制御電流を表すタイミングチャート、第３図
は油圧回路である。（１３）・・・・・・パルス発生手段、（１４）・・・
・・・パワートランジスタ、（Ａ）・・・・・・流量制
御機構。第３図

Claims

【特許請求の範囲】

制御用の間歇パルス信号を発生するパルス発生手段（１
３）と、このパルス発生手段（１３）からの信号で駆動
されるパワートランジスタ（１４）と、このパワートラ
ンジスタ（１４）からの信号で操作される電磁操作型の
流量制御機構（Ａ）とを有して成る油圧制御装置。