JPH02199331A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

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JPH02199331A
JPH02199331A JP1664689A JP1664689A JPH02199331A JP H02199331 A JPH02199331 A JP H02199331A JP 1664689 A JP1664689 A JP 1664689A JP 1664689 A JP1664689 A JP 1664689A JP H02199331 A JPH02199331 A JP H02199331A
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JP
Japan
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frictional
clutch
plate
friction
power transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP1664689A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Inui
正樹 乾
Tamaki Tomita
冨田 環
Masaji Yamamoto
正司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Koki KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、同軸的かつ相対回転可能に位置する一対の回
転部材間に配設されて、これら両部材間のトルク伝達を
行う動力伝達機構に関する。
(従来技術) かかる動力伝達機構は、駆動側回転部材と従動側回転部
材間に配設されてこれら両部材の相対回転時これら両部
材を互にトルク伝達可能に連結して、従動側回転部材を
駆動させる連結機構として使用されるものと、駆動側お
よび従動側回転部材間、両駆動側回転部材間または両従
動側回転部材間に配設されてこれら両部材の相対回転時
これら両部材を互にトルク伝達可能に連結して、これら
両部材間の回転差を制限させる差動制限機構として使用
されるもの等に大別される。前者の連結機構は主として
リャルタイム式の四輪駆動車における一方の動力伝達系
路に配設され、また後者の差動制限機構は主として車両
における各ディファレンシャルに配設される。
しかして、従来の動力伝達機構としては特開昭63−2
40429号公報に示されているように、同軸的かつ相
対回転可能に位置する一対の回転部材間に配設され、こ
れら両回転部材の相対回転により作動して両回転部材を
トルク伝達可能に連結する摩擦係合力を発生させるとと
もに付与される押圧力に応じて前記摩擦係合力を増減さ
せる湿式多板摩擦クラッチ、および両回転部材の相対回
転に応じた押圧力を発生させて前記摩擦クラッチに付与
する押圧力発生手段を備え、同押圧力発生手段を、前記
両回転部材間に液密的に軸方向へ摺動可能かつ一方の回
転部材に一体回転可能に組付けられて前記摩擦クラッチ
に当接する作動ピストンと、前記一方の回転部材に一体
回転可能に設けられて前記作動ピストンとの間に軸方向
に所定間隔を有して粘性流体が封入される流体室を形成
するリテーナと、半径方向へ延びる1または複数のベー
ン部を備え前記流体室にて前記他方の回転部材に一体的
に組付けられたロータとにより構成してなる動力伝達機
構がある。
この種形式の動力伝達機構においては、両回転部材間に
相対回転が生じると一方の回転部材に一体回転可能に組
付けた作動ピストンおよびリテーナと、他方の回転部材
に一体的に組付けたロータとの間に相対回転が生じ、流
体室の前記ロータのベーン部にて区画された封入室内の
粘性流体が強制的に流動させられ、封入室内では流動抵
抗等に起因して圧力が発生する。すなわち、押圧力発生
手段に差動回転数に応じた圧力が発生する。この圧力は
作動ピストンを軸方向に押圧して摩擦クラッチを押圧さ
せ、同クラッチに両回転部材をトルク伝達可能に連結す
る摩擦係合力を発生させる。
かかる摩擦係合力は差動回転数に比例し、両回転部材間
では差動回転数に比例したトルクが一方から他方へ伝達
される。従って、当該動力伝達機構は四輪駆動車の一方
の動力伝達系路における駆動側回転部材と従動側回転部
材との連結機構として機能するとともに、駆動側および
従動側回転部材間、両駆動側回転部材間または両従動側
回転部材間の差動制限機構としても機能する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記した形式の動力伝達機構においては、摩
擦クラッチを構成する摩擦板としてベーパー、ファイバ
ーを主体とする摩擦係数の高い摩擦面部を有する摩擦板
が採用されるが、トルク伝達が連続滑り状態にてなされ
るため高差動回転時のトルク伝達が大きい場合には発生
する摩擦熱が大きく、摩擦板が早期に熱劣化する。
一般に、湿式多板摩擦クラッチにおいては、摩擦板の保
合時摩擦面部が有するスポンジ効果により摩擦面部の表
面にクラッチオイルが浸出し、同クラッチオイルが摩擦
熱を吸収して摩擦板の早期の熱劣化を防止すると考えら
れている。このため、上記したスポンジ効果が大きいほ
ど耐熱性が高く、摩擦面部の厚みが厚いほど耐熱性が高
い摩擦板とされている。しかしながら、トルク伝達が摩
擦板の連続滑り状態にてなされる場合には早期にスポン
ジ′効果が失われるため、摩擦面部の厚みを厚くしても
摩擦板の早期の熱劣化を防止することができない。従っ
て、本発明の目的は上記した課題に対処することにある
(課題を解決するための手段) 本発明は湿式多板摩擦クラッチおよびこれに押圧力を付
与する押圧力発生手段を備え形式の動力伝達機構におい
て、前記摩擦クラッチを構成する摩擦板として、ベーパ
ー、ファイバーを主体とする摩擦面部を有しかつ同摩擦
面部の厚みが0.2mm以下である摩擦板を採用したこ
とを特徴とする。
(発明の作用・効果) かかる構成において、摩擦板の摩擦面部の厚みが通常使
用されている摩擦板の摩擦面部の厚み(0,4mm以上
)に比較して極めて薄く、摩擦面部に蓄積される庫擦熱
の摩擦板の金属製基板への伝達効率が大きい、このため
、摩擦熱の放熱効果が大きくて摩擦板の摩擦面部の早期
の熱劣化が防止され、かつ摩擦面部の熱劣化に伴い発生
する不安定なトルク伝達状態が防止される。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面に基づいて説明するに、第1
図には本発明にかかる動力伝達機構の一実施例が示され
ている。当該動力伝達機構10は第4図に示すように、
リャルタイム式の四輪駆動車の後輪側動力伝達系路に配
設される。
当該車両は前輪側が常時駆動するとともに後輪側が必要
時駆動するもので、エンジン21の一側に組付けたトラ
ンスアクスル22はトランスミッションおよびトランス
ファを備え、エンジン21からの動力をアクスルシャフ
ト23に出力して前輪24を駆動させるとともに、第1
プロペラシヤフト25に出力する。第1プロペラシヤフ
ト25は動力伝達機構10を介して第2プロペラシヤフ
ト26に連結していて、これら両シャフト25.26が
トルク伝達可能な場合動力がリヤディファレンシャル2
7を介してアクスルシャツ・ト28に出力され、後輪2
9が駆動する。
しかして、動力伝達機構10はアウタケース11および
インナシャフト12からなる環状の作動室内に押圧力発
生手段10aおよび摩擦クラッチ10bを備えている。
アウタケース11は所定長さの筒部11aの一端に内向
フランジ部11bを備えてなり、筒部11aの他端が開
口していて他端側内周にネジ部11cが形成されている
。インナシャフト12は所定長さの段付きの筒部12a
の中間部外周に外向フランジ部12bを備えてなり、フ
ランジ部12bの外周には軸方向へ延びる外スプライン
部12Cが形成され、かつ筒部12aの一端側内周には
軸方向へ延びる内スプライン部12dが形成されている
。かかるインナシャフト12においては、その筒部12
aの一端がアウタケース11の内向フランジ部11bの
内孔内に液密的かつ回転可能に嵌合されていて、筒部1
2aの他端側外周に組付けた後述の押圧力発生手段10
aの構成部材を介してアウタケース11に回転可能に支
持されている。インナシャフト12はその内スプライン
部12dにて第210ベラシヤフト26の先端部のスプ
ライン26aに嵌合して固定され、かつアウタケース1
1は第1プロペラシヤフト25の後端に固定されている
押圧力発生手段10aは作動ピストン13、ロータ14
およびリテーナ15からなり、かつ摩擦クラッチ10b
は湿式多板クラッチ式のもので、多数のクラッチプレー
ト16およびクラッチディスク17からなる。各クラッ
チプレート16はその外周のスプライン部をアウタケー
ス11の内周に設けたスプライン部lidに嵌合されて
、同ケース11に一体回転可能かつ軸方向へ移動可能に
組付けられている。各クラッチディスク17は本発明の
摩擦板を構成するもので、その内周のスプライン部をイ
ンナシャフト12の外スプライン部12cに嵌合されて
各クラッチプレート16間に位置し、同シャフト12に
一体回転可能かつ軸方向へ移動可能に組付けられている
。これらのクラッチプレート16およびクラッチディス
ク17の収容室R1にはクラッチ用オイルと気体とが所
定量封入されている。
押圧力発生手段10aを構成する作動ピストン13はア
ウタケース11の筒部11aの他端側内周に一体回転可
能かつ液密的に軸方向へ摺動可能に、またインナシャフ
ト12に対してはその外周に回転可能かつ軸方向へ摺動
可能にそれぞれ組付けられていて、その−側面13aに
て図示最右端のクラッチプレート16に当接している。
ロータ14は第1図および第2図に示すように、環状ボ
ス部14aの外周の互に180°離れた部位にて半径方
向へ延びる2枚のベーン部14bを備えてなり、環状ボ
ス部14aにてインナシャフト12の筒部12a外周に
嵌合させてインナシャフト12に一体的に組付けられて
いる。かかるロータ14は作動ピストン13の他側に設
けた環状凹所13bの深さと略同じ厚みに形成されてい
て、環状凹所13b内に嵌合している。リテーナ15は
その他端側外周にネジ部15aを備え、インナシャフト
12の筒部12aの他端側外周に液密的に軸方向へ摺動
可能かつ回転可能に嵌合され、アウタケース11に対し
てはそのネジ部15aをアウタケース11のネジ部11
cに進退可能に螺着され、かつ液密的となっている。か
かるリテーナ15においては、軸方向の位置調整がなさ
れてアウタケース11にカシメ手段にて固定され、その
−側面15bにて作動ピストン13の他側の環状外縁面
13cに当接し、その−側面15bと作動ピストン13
の環状凹所13bとによりロータ14が位置する流体室
を形成している。この流体室内にはシリコンオイル等高
粘性流体が所定量封入されており、またロータ14はそ
のベーン部14bの外周を環状凹所13bの内周に液密
的に接触させ、かつベーン部14bの両側面と環状凹所
13bの他側面13b1およびリテーナ15の一側面1
5b間に微小間隙を形成して、流体室内を2つの滞留室
R2に区画している。
しかして、クラッチディスク17は第3図(a)(b)
に示すように、鉄等金属製のコアプレート17aの環状
両側面に摩擦面部17bを備えてなり、摩擦面部17b
はペーパーを主体とする通常使用されるノンメタリック
のもので、フェノール系接着剤を介してコアプレート1
7aに接着されている。かかる摩擦面部17bにおいて
は、厚みρが略0 、2mmに形成されている。
かかる構成の動力伝達機構10においては、第1、第2
両プロペラシャフト25.26間に相対回転が生じると
トルク伝達がなされる。すなわち、これら両シャフト2
5.26間に相対回転が生じると、第1プロペラシヤフ
ト25に一体回転可能に組付けられているアウタケース
11、作動ピストン13およびリテーナ15と、第2プ
ロへラシャフト26に一体回転可能に組付けられている
インナシャフト12およびロータ14との間に相対回転
が生じる。従って、押圧力発生手段10aの流体室内に
おいては、滞留室R2内の粘性流体が相対回転数に比例
した速度にて強制的に流動させられ、周方向に順次相対
移行する滞留室R2内では流動抵抗に起因してベーン部
14bの下流側端から次のベーン部14bの上流側端に
向って漸次増圧される圧力分布が発生する。この圧力分
布の増圧部分は差動回転数に比例して増大するもので、
作動ピストン13を軸方向へ押圧する。この結果、作動
ピストン13は摩擦クラッチ10bを押圧して摩擦クラ
ッチ10bを構成する各クラッチプレート16とクラッ
チディスク17をクラッチ用オイルを介して摩擦係合さ
せる。これにより、摩擦クラッチ10bにおいては差動
回転数に比例したトルクをアウタケース11からインナ
シャフト12に伝達し、車両は4輪駆動状態となる。ま
た、この4輪駆動状態においては各クラッチプレート1
6とクラッチディスク17とが連続滑り状態にてトルク
伝達を行っているため前後輪の差動回転を許容し、タイ
トコーナブレーキング現象の発生も防止される。
ところで、当該動力伝達機構10の摩擦クラッチ10b
においては、クラッチディスク17の摩擦面部17bの
厚みが通常の串擦板の摩擦面部の厚み0.4mm以上に
比較して極めて薄く、摩擦面部17bに蓄積される摩擦
熱のコアプレート17aおよびクラッチプレート16へ
の伝達効率が大きい。
これら両プレート17a、16に伝達された摩擦熱はイ
ンナシャフト12のフランジ部12b、アウタケース1
1の筒部11aから放熱される。このため、摩擦熱の放
熱効果が大きくてクラッチディスク17の摩擦面部17
bの早期の熱劣化が防止されるとともに、摩擦面部17
bの熱劣化に伴い発生する不安定なトルク伝達状態が防
止される。
なお、本発明における押圧力発生手段は上記実施例の押
圧力発生手段10aに限らず、公知の適宜の押圧力発生
手段を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る動力伝達機構の断面図
、第2図は第1図の矢印■−■線方向の断面図、第3図
(a)はクラッチディスクの正面図、第3図(b)は同
図(a)の矢印■−■線方向の拡大部分断面図、第4図
は同機構を採用した車両の概略図である。 符  号  の  説  明 10・・・動力伝達機構、10a・・・押圧力発生手段
、10b・・・摩擦クラッチ、1トアウタケース、12
・・・インナシャフト、13・作動ピストン、14・・
・ロータ、14b・ベーン部、15・・・リテーナ、1
6・・クラッチプレート、17・・・クラッチディスク
、17a・・・コアプレート、17b・・・摩擦面部、 5゜ ・プロペラシャフト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 同軸的かつ相対回転可能に位置する一対の回転部材間に
    配設され、これら両回転部材の相対回転により作動して
    両回転部材をトルク伝達可能に連結する摩擦係合力を発
    生させるとともに付与される押圧力に応じて前記摩擦係
    合力を増減させる湿式多板摩擦クラッチ、および両回転
    部材の相対回転に応じた押圧力を発生させて前記摩擦ク
    ラッチに付与する押圧力発生手段を備えてなる動力伝達
    機構において、前記摩擦クラッチを構成する摩擦板とし
    て、ペーパー、ファイバーを主体とする摩擦面部を有し
    かつ同摩擦面部の厚みが0.2mm以下である摩擦板を
    採用したことを特徴とする動力伝達機構。
JP1664689A 1989-01-26 1989-01-26 動力伝達機構 Pending JPH02199331A (ja)

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JP1664689A JPH02199331A (ja) 1989-01-26 1989-01-26 動力伝達機構

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JP1664689A JPH02199331A (ja) 1989-01-26 1989-01-26 動力伝達機構

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