JPH02197311A - 棒鋼材移し替え装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、圧延スタンドを通過後、シャーリング機で
切断されて、テーブルローラによって冷却床エリアまで
搬送された棒鋼材を、当該テ−プルローラの動きを停止
させることなく、テーブルローラ上から冷却床上へと自
動的に移し替えるようにした棒鋼材移し替え装置の改良
に関する。

（従来の技術） 第３図は、棒鋼材圧延ラインの構成を模式的に示す説明
図である。

同図において、圧延スタンド３を通過した後、シャーリ
ング１Ｉｉ４で切断された棒鋼材は、テーブルローラ５
により冷却床７へと搬送されるようになっている。

冷却床エリア部分のテーブルローラ５とその側方に連続
する冷却床７との境界には、スライダー６が昇降動自在
に設けられている。

第４図に示されるように、冷却床エリア部分のテーブル
ローラ５の搬送面は、冷却床７に近い側が低くなるよう
な傾斜面となっており、同様にスライダー６の上面につ
いても、冷却床７に近い側が低くなるような傾斜面とな
っている。

従って、スライダー６を下降没入させて、図中点線に示
されるように、テーブルローラ５の上面とスライダー６
の上面とを一致させれば、棒鋼材８はその自重によって
テーブルローラ５上からスライダー６上へと乗り移るよ
うになっている。

また、スイラダー６を上方へと突出させ、スライダー６
の上面と冷却床７の上面と一致させれば、スライダー６
上から冷却床７上へと棒鋼材８を自動的に乗り移らせる
ことができるようになっている。

そして、棒鋼材８がテーブルローラ５上を冷却床エリア
寸前まで移送されてきたときに、スライダー６をテーブ
ルローラ５の速度で定まる所定タイミングで下降没入さ
せることにより、棒鋼材８はテーブル旧−ラ５の傾斜面
を利用して、テーブルローラ５上からスライー６上へと
乗り移り、かつスライダー６上を惰性スライドしつつ摩
擦制動力により目標位置に停止するようになっている。

その後、スライダー６を上昇させることにより、棒鋼材
８はスライダー６の傾斜面を利用してスライダー６上か
ら冷却床７上へと乗り移るようになっている。

第５図は、スライダー６の下降没入タイミングを制御す
るための電気回路の構成を概略的に示すブロック図であ
る。

同図において、テーブルローラ速度設定器Ａからはテー
ブルローラの速度を示す信号が出力され、制動距離演算
回路Ｂではテーブルローラの速度に基き、次式により制
動距離りを演算により求めるＬ＝ ２μＯ ただし、Ｖはテーブルローラ速度、μは摩擦係数、９は
加速度である。

このようにして、制動距離りが求められたならば、選択
回路Ｃでは制動距離りと目標停止位置ＰＯとから制動開
始位置Ｐｓを求め、ｐｓの手前で最も近いセンサーを、
センサー列Ｓｒ　、　８２　、　Ｓ３、・・・・・・Ｓ
Ｎから選択する（第３図参照）。

次いで、トラッキング回路Ｇでは、棒鋼材８の先端又は
後端が上記の選択されたセンサー通過した時点から、パ
ルスゼネレータ１の出力パルスを計数することにより、
棒鋼材８の後端部位置をトラッキングし、それが制動開
始位置Ｐｓに達するとともに、スライダー下降指令Ｈを
出力する。

そして、このスライダー下降指令Ｈによって、スライダ
ー６の下降没入タイミングが決定される。

（発明が解決しようとする課題） このように、従来の棒鋼材移し替え装置においては、テ
ーブルローラ速度設定器Ａから得られるテーブルローラ
速度に基づいて制動距離りを演算により求めるようにな
っていた。

しかしながら、このような従来の棒鋼材移し替え装置に
おいては、圧延スタンド３を通過した棒鋼材はシャーリ
ング機４により切断された後、材料間の間隔を開けるた
めテーブルローラ５をいくつかの区分に分はリードを持
たて搬送されるため、パルスゼネレータ１が取り付けら
れているテーブル口・−ラの速瓜と材料速度とは必ずし
も一致しない。

また、第４図に示されるように、テーブルローラ５の上
面は傾斜面となっている為、棒鋼材８はスライダー６の
側面と接触しつつ走行することとなり、材料径が太い場
合にはスライダー６の側面どの機構的干渉などにより、
材料速度はテーブルローラ速度よりも大巾に下回る。

そのため、デープルローラ速度設定器Ａから得られるテ
ーブルローラ速度だ（プに基づいて制動距削りを演算に
より求めようとすると、制動距離１−が正確に求らず、
定位置停０二制動が悪くなるばかりでなく、時には棒鋼
材の先端又は後端が冷却床７からはみだしてしまい、以
降の材料搬送動作に支障を来ず等の問題点があった。

この発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、そ
の目的とするところは、テーブルローラを停止させるこ
となく、テーブルローラ上から冷却床上へと棒鋼材を自
動的に移し替えることができ、しかも棒鋼材をスライダ
ー上において目標位置に正確に停止させることができる
ようにした棒鋼材移し替え装置を提供することにある。

［発明の構成］ （課題を解決するだめの手段） この発明は、上記の目的を達成するために、圧延スタン
ド通過後、シャーリング機で切断された棒鋼材を冷却床
エリアまで搬送し、かつ少なくとも冷却床エリアにおい
ては冷却床に近い側が低くなるようにその搬送面を側方
へ傾斜させてなるテーブルローラと、 前記冷却床エリア部分のテーブルローラとその側方に連
続する冷却床との境界に昇降動自在に設けられ、かつそ
の上面には冷却床に近い側が低くなるような傾斜面が設
（プられたスライダーとを備え、 棒鋼材がテーブルローラ上を冷却床エリア寸前まで移送
されてきたときに、前記スライダーをテーブルローラの
速度で定まる所定タイミングで下降没入させて、テーブ
ルローラの傾斜面を利用して棒鋼材をテーブルローラ上
からスライダー上へと乗り移らせ、かつスライダー上面
を惰性スイツトさせつつ摩擦制動力でこれを停止させ、
その後、前記スライダーを上昇突出させて、スライダー
上部の傾斜面を利用して当該棒鋼材をス一 ライダー上から冷却床上へと乗り移らせるようにした棒
鋼材移し替え装置において、 前記棒鋼材がスライダー上を惰性スライドして停止した
際の実停止位置を検出する手段と、前記実停止位置とあ
らかじめ設定された目標停止位置との偏差を演算により
求める手段と、前記演算により求められた偏差に基いて
前記スライダーの下降没入タイミングを補正する手段と
、を具備づることを特徴とするものである。

（作用） このような構成によれば、実停止位置と予め設定された
目標停止位置との偏差に基づいてスライダーの下降没入
タイミングが補正されるため、テーブルローラの速度と
材料速度とに不一致があったとしても、棒鋼材を正確に
目標位置に停止さゼることが可能となる。

（実施例） 第１図は、本発明が適用された棒鋼材圧延ラインの構成
を模式的に示す説明図である。

なお、同図において、前記第３図の従来例と同一構成部
分については、同符号を付して説明は省略する。

材料位置検出器ＳＰは、冷却床７の入り側の固定溝を材
料長手方向にサーチし、材料位置を検出するようになっ
ている。

第２図は、スライダー６の下降没入タイミングを決定す
るための電気回路の構成を概略的に示すブロック図であ
る。

同図において、材料停止位置検出回路りは、材料位置検
出器ＳＰからの信号に基づき、棒鋼材８がスライダー６
上を惰性スライドして停止した際の実停止位置を検出で
きるようになっている。

停止位置偏差演算回路Ｅは、材料停止位置検出回路りで
検出された実停止位置と予め設定された目標停止位置Ｐ
ｏとの偏差ΔＰを演算により求めるようになっている。

停止位置演算回路Ｅで求められた偏差△Ｐは、接点２を
介して停止位置補正値演算回路Ｆに与えられる。

ここで、接点２はテーブルローラ５からスライダー６を
介して冷却床７に棒鋼材８が乗り移ったタイミングで閉
じる接点であり、例えばスライダー下降指令Ｈをタイム
デイレ−して作られる信号である。

そして、冷却床７に棒鋼材８が移し替えられるたびに、
停止位置補正値演算回路Ｆに対して停止位置偏差△Ｐが
与えられるようになっている。

停止位置補正値演算回路Ｆは、接点２を介して与えられ
る停止位置偏差△Ｐに基づき、停止位置補正値ΔＬを演
算により求め、これを制動距離演算回路Ｂに与える。

制動距離演算回路Ｂでは、次式に基づいて、制動距離り
を演算により求める。なお補正値ΔＬは正／負の極性を
有する。

Ｌ＝　　　＋ΔＬ ２μ９ ここで、停止位置補正値△Ｌは次式で求められる。

ΔＬ−［（ΔＰ） 上式の関数ｒは、圧延スケジュールにより異なるが、−
本毎の比例演算形や比例積分演算形等のうち最適な関数
を選択すればよい。

接点３は、圧延スケジュール変更後、棒鋼材−木目取込
み前に閉じ、二木目以降は開くシーケンス信号であり、
この接点３がオンすることにより、停止位置補正値演算
回路Ｆは停止位置補正値ΔＬを０にイニシャライズされ
る。

以上の構成によれば、テーブルローラ５の速度と棒鋼材
８の速度が相違して、−木目の実停止位置が目標停止位
置と大きく違ったような場合にも、二木目以降の搬送に
際しては、実停止位置と予め設定された目標停止位置と
の偏差に基づいて、スライダーの下降没入タイミングが
補正されるため、以後の棒材移し替え作業に際しては、
棒鋼材を目標停止位置に正確に停止させることができる
。

なお、材料位置検出器ＳＰとしては以上に限定されるも
のではなく、スライダー上面を材料長手方向にサーチし
て材料位置を検出をするようなものでもよい。

この場合には、接点２の閉じるタイミングも変更する必
要があるが、ブロック図としては第２図と同一でよい。

［発明の効果］ 以上の説明で明らかなように、この発明によれば、この
種の圧延ラインにおいて、棒鋼材をスライダ上に乗り移
らせると、ともに、その上を惰性スライドさせ、常に目
標停止位置に正確に停止させることができ、その結果テ
ーブルローラを停止させることなく、テーブルローラ上
から冷却床上へと棒鋼材を円滑に移し替えることが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明が適用された棒鋼材圧延ラインの構成を
模式的に示す説明図、第２図は本発明に係わる棒鋼材移
し替え装置の電気回路の構成を概略的に示すブロック図
、第３図は従来の棒鋼材圧延ラインの構成を概略的に示
すブロック図、第４図は第３図におけるＩＶ−ＩＶ線断
面図、第５図は従来装置における電気回路の構成図を概
略的に示すブロック図である。 １・・・パルスゼネレータ ３・・・圧延スタンド ４・・・シャーリング機 ５・・・テーブルローラ ６・・・スライダー ７・・・冷却床 ＳＰ・・・材料位置検出器

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 圧延スタンド通過後、シャーリング機で切断された棒鋼
   材を冷却床エリアまで搬送し、かつ少なくとも冷却床エ
   リアにおいては冷却床に近い側が低くなるようにその搬
   送面を側方へ傾斜させてなるテーブルローラと、 前記冷却床エリア部分のテーブルローラとその側方に連
   続する冷却床との境界に昇降動自在に設けられ、かつそ
   の上面には冷却床に近い側が低くなるような傾斜面が設
   けられたスライダーとを備え、 棒鋼材がテーブルローラ上を冷却床エリア寸前まで移送
   されてきたときに、前記スライダーをテーブルローラの
   速度で定まる所定タイミングで下降没入させて、テーブ
   ルローラの傾斜面を利用して棒鋼材をテーブルローラ上
   からスライダー上へと乗り移らせ、かつスライダー上面
   を惰性スライドさせつつ摩擦制動力でこれを停止させ、 その後、前記スライダーを上昇突出させて、スライダー
   上部の傾斜面を利用して当該棒鋼材をスライダー上から
   冷却床上へと乗り移らせるようにした棒鋼材移し替え装
   置において、 前記棒鋼材がスライダー上を惰性スライドして停止した
   際の実停止位置を検出する手段と、前記実停止位置と予
   め設定された目標停止位置との偏差を演算により求める
   手段と、 前記演算により求められた偏差に基いて前記スライダー
   の下降没入タイミングを補正する手段と、を具備するこ
   とを特徴とする棒鋼材移し替え装置。