JPH02193802A - 軸を省いたコンベヤー用ローラー及びコンベヤー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、ローラーの中心軸を省いたローラーコンベ
ヤー用ローラー及びこのローラーを用いたローラーコン
ベヤーに関する。

（従来の技術） 従前公知のコンベヤー用ローラーは、ローラー円筒と中
心軸とを有し、ローラー円筒の両端内側にベアリングを
設け、このベアリングを介して中心軸にローラー円筒を
軸設していた。またこのローラーを用いるローラーコン
ベヤーは、一対の平行するフレーム間に、多数のローラ
ーの中心軸を等間隔に架設して構成していた。

（発明が解決しようとする課題） 従前公知の上記コンベヤー用ローラーは、上記した通り
、中心軸があるためこの軸の分だけ重量が増大し、取扱
い難いという問題点があり、コスト高となっていた。ま
たこの中心軸のあるローラーを用いたローラーコンベヤ
ーの場合、コンベヤー全体としての重量が大きくなり、
同じく取扱い難いという問題点があり、更に中心軸を平
行するフレームに取付けるため、組込後の取外し等が面
倒で、保守、管理のためのローラーの取外しが面倒で、
保守、管理が容易でないという問題点があった。

本発明は、上記の問題点に鑑みてなしたもので、軽量で
取扱いの容易なしかも安価な新しいコンベヤー用ローラ
ーを提供することを目的とする。

更に本発明では、この新しいローラーを用いて軽量で取
扱いが容易であり、しかも組立１分解を簡便にして保守
、管理をし易くした新規なローラーコンベヤーを提供す
ることを目的とする。

また本発明では、冷凍庫あるいは高炉に関連して使用し
得るよう温度管理もできる新規なローラーコンベヤーを
提供することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明のコンベヤー用ロー
ラーでは、一対のフレーム間に架設されるローラーコン
ベヤー用ローラーであって、その一端の形状を、ローラ
ー円筒体から徐々に小径となるテーパー部と、このテー
パー部に続く小径筒部に形成し、ローラー端部の外側に
ベアリングを取付け、フレームの内側に固設した上方が
開放するＵ字状のベアリング受け部材に上記ベアリング
を落し込むことによりローラー端部をフレームに支持す
るようにしたことを特徴とするものである。

上記ローラーの他端もローラー円筒体から徐々に小径と
なるテーパー部と、このテーパー部に続く小径筒部に形
成してあることが望ましい。

また、上記ローラーの他端部はローラー円筒体に小径筒
部を溶接固着してあってもよい。

更に上記ローラー円筒体からのテーパー部に続く小径筒
部に、一対のスプロケットを固着して駆動ローラーコン
ベヤー用ローラーとしてもよい。

次に、本発明のローラーコンベヤーでは、一対のフレー
ムの内側に、夫々が対向する一対の上方が開放するＵ字
状のベアリング受け部材を多数固設し、各ローラーの一
端の形状をローラー円筒体から徐々に小径となるテーパ
ー部と、このテーパー部に続く小径筒部に形成し、各ロ
ーラー端部の外側にベアリングを取付け、夫々のローラ
ーの端部のベアリングを上記ベアリング受け部材に落し
込むことによって多数のローラーをフレーム間に架設し
てあることを特徴とするものである。

また、一対のフレームの夫々のベアリング受け部材固定
位置に透孔を形成し、この透孔とローラー円筒体内とを
連通ずるようにしてあることも本発明ローラーコンベヤ
ーの特徴である。

更に、各ローラー円筒体から徐々に小径となるテーパー
部に続く小径筒部に、一対のスプロケットを固着し、夫
々隣れるローラーのスプロケット間にチェーンを掛は渡
して駆動ローラーコンベヤーともであることも、本発明
の特徴である。

（作　用） 上記のように構成された本発明コンベヤー用口−ラーで
は、中心軸を省いであるから、軽量でその取扱いが容易
である。

また本発明ローラーコンベヤーも、各ローラーの中心軸
が省かれているから、コンベヤー全体としても軽量であ
り、ローラーはフレームのベアリング受け部材に落し込
まれているだけであるから、その取付、取外が簡単であ
り、保守、管理が容易である。

（実施例） 以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

図中１がローラー円筒体である。このローラー円筒体１
の一端に端部方向に徐々に小径となるテーパー部２を形
成し、このテーパー部２に続く小径筒部３を有する。第
１図に示した実施例では、ローラー円筒体の他端も、同
様にテニパ一部２と、このテーパー部２に続く小径筒部
３を有する。これらテーパー部２及び小径筒部３の成形
は、ローラー円筒体１の径を有する直円筒の原体の端部
を絞り加工する。

第２図に示す実施例では、ローラー円筒体１の一端を、
第１図に示した実施例と同様にテーパー部２と小径筒部
３とを有する形状としてあるが、他端にはテーパー部を
設けることなく、段差を有する小径筒部４を大径のロー
ラー円筒体１の他端に直接熔接固着してある。

上記ローラーの両端の小径筒部３及び４の端部にはベア
リング５を取付けである。図示した実施例では、ローラ
ーの一端の小径筒部３に、一対のスプロケット６．６を
固着して、ローラーを駆動ローラーコンベヤー用に供す
るものとしてあるが、このスプロケットをなくしてフリ
ーローラー用コンベヤーのローラーとしてもよい。また
この一対のスプロケット６．６は、第１図に示すように
一体に形成してもよいし、第２図に示すように別体に形
成してもよい。

図中７，７が平行する一対のフレームで、このフレーム
は、第１図に示すように断面コ字形にしてもよいし、第
２図に示すように断面１形状にしてもよい。これらフレ
ームは図面に示すように脚８．８上に載置固定してある
。

また、図中９，９がフレーム７．７の内側に対向して固
設したベアリング受け部材で、第３図及び第４図に示す
ようにＵ字形状をしている。このベアリング受け部材は
、Ｕ字形状をした鋼板の内側をプレス加工することによ
り形成してある。即ちＵ字形状の鋼板の中間部をプレス
することにより起立壁１０としてあり、この起立壁１０
の内側を止め縁１１としてある。そしてこのベアリン、
グ受け部材９の基板部には３ケ所にボルト挿通孔１２を
形成してあり、このボルト挿通孔の近傍にナツト止め突
部１３を形成してある。図示下実施例では、このベアリ
ング受け部材９を、フレーム７．７の内側にボルト・ナ
ツト１４により固設してあるが、この固定は溶接固定で
あってもよい。

このフレーム７．７の内側に固設した対向するベアリン
グ受け部材９．９内に、ローラー両端に取付けたベアリ
ング５，５を落し込むことにより、ローラーをフレーム
７．７間に架装する。

更に図中１５．１５が一対のフレーム７．７のベアリン
グ受け部材９．９を固定した位置に形成した透孔で、こ
の透孔によりローラー円筒内と連通させ、この透孔を通
じてローラー円筒内に冷気あるいは熱気を通すことがで
きるようにしてある。

この他国中１６．１６は夫々隣れるローラーのスプロケ
ット６．６間に掛は渡したチェーン、１７はフレーム７
上に固設したチェーンカバー１８はフレーム７．７間に
通しボルト１９により固定したステーである。

第５図に本発明ローラーコンベヤーが示してある。図示
する通り、一対のフレーム７．７間に多数のローラーが
平行して設けられており、これら多数のローラー１．１
は、全て第１図または第２図に示し詳細に説明した上記
軸を省いたローラーである。各隣れるローラー１，１間
にチェーン１６．１６が掛は渡されて、チェーン駆動ロ
ーラーコンベヤーが構成されている。

上記の通りの構成からなる本発明ローラーコンベヤー用
ローラーは、ローラー端にベアリング５を取付け、この
ベアリング５を、フレーム７の内側に固設した、上方が
開放するベアリング受け部材９に落し込んで支持するか
ら、このベアリング受け部材９内で軽快に回転する。

従って、このローラーにスプロケット６．６を固定し、
チェーン１６．１６を隣れるローラー間に掛は渡して、
公知のチェーン駆動ローラーコンベヤーのように駆動源
（図示せず）を設ければ、各ローラーを駆動回転する。

また、スプロケット６．６を設けなければ、フリーロー
ラーコンベヤーとして使用できる。

（発明の効果） 叙上の如く本発明ローラー及びローラーコンベヤーでは
、そのローラーに中心軸を設けないから、きわめて軽量
であり、従前中心軸のあるローラーに比し、取扱いが容
易であるという大きな効果を有し、中心軸がないだけコ
ストダウンすることができる。また本発明ローラー及び
コンベヤーは、フレームの内側に固設したベアリング受
け部材にローラー端のベアリングを落し込む構成である
から、ローラーの取付、取外しがきわめて簡単で、コン
ベヤーの現場組立が容易であるだけでなく、コンベヤー
設置後の保守、管理も容易であるという効果を有する。

更に本発明コンベヤーでは、ローラーの軸を省いたと共
に、フレームに透孔を形成してローラー内と連通ずる構
成としたから、ローラー内に冷気または熱気を通すこと
ができ、ローラーの温度管理を行うこともできる特徴を
有し、例えば、冷凍庫内のコンベヤーあるいは高炉に関
連して有効なコンベヤーとすることができる利点も有す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明コンベヤー用ローラーの好ましい実施例
を示した断面図、第２図は他の実施例の断面図、第３図
はベアリング保持部材の正面図、第４図は第３図上ＩＶ
−ｒＶ線に沿うベアリング保持部材の断面図、第５図は
本発明コンベヤーの実施例の平面図である。 １−ローラー円筒体　　２−テーパー部３．４−小径筒
部　　　５・−ベアリング６−スプロケット　　　　７
−フレーム９−ベアリング受け部材 １２−ボルト挿通孔 １６−チェーン １５−透孔 特許出願人　セントラルコンベヤー株式会社第３図 第４図

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）、一対のフレーム間に架設されるローラーコンベ
   ヤー用ローラーであって、その一端の形状を、ローラー
   円筒体から徐々に小径となるテーパー部と、このテーパ
   ー部に続く小径筒部に形成し、ローラー端部の外側にベ
   アリングを取付け、フレームの内側に固設した上方が開
   放するＵ字状のベアリング受け部材に上記ベアリングを
   落し込むことによりローラー端部をフレームに支持する
   ようにしたことを特徴とする軸を省いたコンベヤー用ロ
   ーラー。
2. （２）、ローラーの他端もローラー円筒体から徐々に小
   径となるテーパー部と、このテーパー部に続く小径筒部
   に形成してある上記請求項（１）記載の軸を省いたロー
   ラーコンベヤー用ローラー。
3. （３）、ローラーの他端部はローラー円筒体に小径筒部
   を熔接固着してある上記請求項（１）記載の軸を省いた
   ローラーコンベヤー用ローラー。
4. （４）、上記ローラー円筒体からのテーパー部に続く小
   径筒部に、一対のスプロケットを固着してある上記請求
   項（１）記載の軸を省いたローラーコンベヤー用ローラ
   ー。
5. （５）、一対のフレームの内側に、夫々が対向する一対
   の上方が開放するＵ字状のベアリング受け部材を多数固
   設し、各ローラーの一端の形状をローラー円筒体から徐
   々に小径となるテーパー部と、このテーパー部に続く小
   径筒部に形成し、各ローラー端部の外側にベアリングを
   取付け、夫々のローラーの端部のベアリングを上記ベア
   リング受け部材に落し込むことによって多数のローラー
   をフレーム間に架設してあることを特徴とする軸を省い
   たローラーコンベヤー。
6. （６）、一対のフレームの夫々のベアリング受け部材固
   定位置に透孔を形成し、この透孔とローラー円筒体内と
   を連通するようにしてある上記請求項（５）記載の軸を
   省いたローラーコンベヤー。
7. （７）、各ローラー円筒体から徐々に小径となるテーパ
   ー部に続く小径筒部に、一対のスプロケットを固着し、
   夫々隣れるローラーのスプロケット間にチェーンを掛け
   渡してある上記請求項（５）または（６）記載の軸を省
   いたローラーコンベヤー。