JPH02193737A - 車両用表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は、インストルメントパネルのメータ表示部にス
ピードメータおよび燃料計等の表示像を形成する車両用
表示装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、例えば特開昭６３−１９４２０１号公報に示され
るように、車両のインストメンドパネル等に設けられた
表示パネル部に、ホログラムを利用してスピードメータ
等の表示像を形成するようにし・たちのが知られている
。また、上記表示パネル部において、燃料計、温度計お
よ各種ワーニング表示等の複数の表示像を上記スピード
メータとともに表示するため、上記ホログラム表示部に
加えて蛍光表示管等の実像からなる表示像を形成する表
示部を設けることが行なわれている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記ホログラム表示部と蛍光表示管等とからなる各種の
表示部を併設した場合には、この表示部を構成する各機
器を設置するための広いスペースが必要となるという問
題がある。

また、上記実像の表示部に形成された表示像を反射板に
よって反射し、表示パネル部に投影表示することにより
、上記表示像を表示パネル部において投影表示するよう
に構成した場合には、上記反射板と、ホログラム表示部
を構成するホログラムとが干渉しないよう配設する必要
があり、その設置位置が限定されるという問題がある。

本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
あり、広い設置スペースを要することなくコンパクトな
構成で、各種の表示像をメータ表示部に適正状態で表示
することができる車両用表示装置を提供するものである
。

（課題を解決するための手段） 本発明は、表示像に対応する干渉パターンが記録された
ホログラムに再生照明光を照射してホログラム像からな
る表示像を形成する第１表示部と、蛍光表示管等の実像
からなる表示像を形成する第２表示部とを備えた車両用
表示装置において、第１表示部により形成される表示像
と、第２表示部により形成される表示像との色を互いに
異ならせ、かつ上記ホログラムの表面側の部位に、上記
第１表示部の照射部から投射された再生照明光を透過す
るとともに、上記第２表示部から照射された光を反射し
て表示像を表示パネル部の表示板に投影表示する透過反
射層を設けたものである。

〔作用〕

上記構成の本発明によれば、ホログラム像を形成する第
１表示部の照射部から照射された再生照明光が透過反射
層を透過してホログラムに照射され、ホログラム像が形
成される。また、実像からなる表示像を形成する第２表
示部から照射された光が上記透過反射層によって反射さ
れることにより、上記第２表示部の表示像が上記ホログ
ラム像からなる表示像とともに表示パネル部において映
し出さることになる。

〔実施例〕

第１図は、車両のインストルメントパネル１に設けられ
た本発明に係る車両用表示装置の実施例を示している。

上記インストルメントパネル１の上端部には、フードア
ウタ２とその下方に位置するフードインナ３とを備えた
メータフード４が設けられ、上記フードインナ３には後
述する照射部から照射される再生照明光の照射位置に対
応する窓孔５が形成されている。

上記窓孔５の上方には、燃料切れおよびオイル切れ等が
生じたことを表示する各種のワーニング表示像に対応す
る干渉パターンが記録されたホログラム６がｉｎされて
いる。そして、このホログラム６と、メータフード４の
下方に設けられた再生照明光の照射部７とにより、上記
フードインナ３の前端部下方に設置された表示パネル部
８の表示板９にホログラム像からなる表示像を映出す第
１表示部１０が形成されている。上記照射部７は、図外
の光源から照射された白色光等の再生照明光を案内する
光ファイバ１１と、この光ファイバ１１から導出された
再生照明光のうち特定波長の光を反射して赤色光等の単
色光を上記ホログラム６に向けて投射するホログラムレ
ンズ１２とにより構成されている。

上記照射部７の光ファイバ１１の上方には、スピードメ
ータ、燃料計および温度計等の表示像を緑色等の実像と
して表示する蛍光表示管等からなる第２表示部１３が設
置されている。また、上記第１表示部１０の照射部７お
よび第２表示部１３の上方には、外乱光によって表示像
のコントラストが低下するのを防止するためのベルジャ
ブラインド等からなる遮光フィルタ１４．１５がそれぞ
れ設置されている。

また、上記ホログラム６の表面側の部位つまりホログラ
ム６の下方部であって上記照射部７側に位置する部位に
は、平凸レンズ１６が平面部を下面側に向けた状態で設
置されている。そして上記平凸レンズ１６の下面には、
特定波長の光を反射し、他の波長の光を透過する誘電体
多層膜等からなる透過反射＠１７が形成されている。す
なわち、この透過反射層１７は、上記第２表示部１３か
ら照射された緑色光を反射してその表示像を平面鏡等か
らなる上記表示板９に投影表示するとともに、上記第１
表示部１０の照射部７から投射された赤色光を透過する
ように構成されている。

上記構成において第１表示部１０の照射部７から白色光
等の再生照明光が照射されると、この再主照明光がホロ
グラムレンズ１２によってその光路が変えられるととも
に、赤色光等の単色光に変化した状態でその上方に投射
される。そしてメータフード４の下面に設置された平凸
レンズ１６の下面の透過反射層１７を透過するとともに
平凸レンズ１６を透過してホログラム６に投射される。

上記赤色光からなる再生照明光は、平凸レンズ１６を透
過する際に、略平行に近い状態に収束されるため、この
再生照明光がホログラム６に投射されることにより歪み
の少ないホログラム像が再生され、この再生像が表示パ
ネル部８の表示板９に映し出され、第２図に示すように
、必要に応じて各種のワーニング表示像１８が形成され
る。

また、第２表示部１３において形成された緑色等の実像
から表示像は、上記平凸レンズ１６の下面に形成された
透過反射層１７によって反射され、上記表示板９におい
てスピードメータ、懲料計および温度計等の各種メータ
表示像が形成されることになる。

このようにホログラム像からなる表示像を形成する第１
表示部１０と、実像からなる表示像を形成する第２表示
部１３とを備えた車両用表示装置において、第１表示部
１０により形成される表示像と、第２表示部１３により
形成される表示像との色を互いに異ならせ、かつ上記第
１表示部１０を構成するホログラム６の表面側の部位、
つまりホログラム６の下方部であって第１表示部１０の
照射部７側に位置する部位に、上記照射部７から投射さ
れる赤色光などの再生照明光を透過するとともに、第２
表示部１３から照射された緑色光等の光を反射してその
表示像を表示パネル部８の表示板９に投影表示する透過
反射層１７を設けたため、上記第１表示部１０のホログ
ラム６と、第２表示１１３とを上下に相対向して設置す
ることにより、表示＠置の構成をコンパクト化すること
ができるとともに、各種のワーニング表示像およびメー
タ表示像を同時に上記表示板９に映し出すことができる
。

そして、上記第２表示部１３において形成された実像か
らなる表示像は、透過反射層１７により反射されて表示
板９に映し出されるように構成されているため、表示板
９と第２表示部１３との間の光路長を長くして表示パネ
ル部８の奥行方向の遠い位置に表示像を形成することが
できる。したがって、運転者の視点を外部前方から表示
パネル部８に移す際における目の焦点調節動作を容易か
つ迅速に行なうことができる。また、第１表示部１０に
おいて形成されるホログラム像の形成位置を、上記第２
表示部の表示像の形成位置に対応させるように設定する
ことにより、画表示像をそれぞれ視認し易い位置に形成
することができる。

また、上記実施例では、ホログラム６の前方側の部位に
平凸レンズ１６を設置し、この平凸レンズ１６の下面に
上記透過反射層１７を形成したため、第１表示部１０の
照射部７から投射された再生照明光が透過反射層１７を
透過した後、上記平凸レンズ１６によって略平行光に近
い状態に集束される。したがって、上記再生照明光によ
って歪みの少ないホログラム像からなる適正な表示像を
形成することができる。さらに上記表示像が平凸レンズ
の像拡大作用によって拡大された状態で表示板１０に映
し出すことができるため、大きなホログラム６を用いる
ことな（、大きく見易い表示像を表示板９において形成
することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、ホログラム像からなる表
示像を形成する第１表示部と、実像からなる表示像を形
成する第２表示部とを備えた車両用表示装置において、
第１表示部により形成される表示像と、第２表示部によ
り形成される表示像の色とを互いに異ならせ、かつ上記
第１表示部の照射部から投射された再生照明光を透過す
るとともに、上記第２表示部から照射された光を反射し
て表示像を表示パネル部の表示板に投影表示する透過反
射層を、上記第１表示部を構成するホログラムの表面側
の部位に設けたため、第１表示部のホログラムと、第２
表示部とを上下に相対向させて設置する等により、広い
設置スペースを要することなくコンパクトな構成で、各
種の表示像を表示板に同時に映し出すことができる。

また、上記第２表示部におい形成された実像からなる表
示像が透過反射層により反射されて表示板に映出される
ように構成されているため、上記表示板と第２表示部と
の間の光路長を長くして表示パネル部の奥行方向の遠い
位置において見易い表示像を形成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車両用表示装置の実施例を示す断
面図、第２図は表示パネル部に形成された表示像を示す
正面図である。 ６・・・ホログラム、７・・・照射部、８・・・表示パ
ネル部、９・・・表示板、１０・・・第１表示部、１３
・・・第２表示部、１７・・・透過反射層、１８．１９
・・・表示像。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、表示像に対応する干渉パターンが記録されたホログ
   ラムに再生照明光を照射してホログラム像からなる表示
   像を形成する第１表示部と、蛍光表示管等の実像からな
   る表示像を形成する第２表示部とを備えた車両用表示装
   置において、第１表示部により形成される表示像と、第
   ２表示部により形成される表示像との色を互いに異なら
   せ、かつ上記ホログラムの表面側の部位に、上記第１表
   示部の照射部から投射された再生照明光を透過するとと
   もに、上記第２表示部から照射された光を反射して表示
   像を表示パネル部の表示板に投影表示する透過反射層を
   設けたことを特徴とする車両用表示装置。