JPH0219356Y2

JPH0219356Y2 -

Info

Publication number: JPH0219356Y2
Application number: JP1984126725U
Authority: JP
Priority date: 1984-08-21
Filing date: 1984-08-21
Publication date: 1990-05-29
Also published as: JPS6141088U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、自転車等の置場に関するものであ
る。

（従来の技術）近時、自転車やバイクを利用する人が増え、駅
前や町の目抜き通りには、自転車やバイクの置場
が設けられている。此種の自転車等の置場は、地
面に区画線を設けたもの、或いは片流れの屋根を
設けたものが汎用されている。

（考案が解決しようとする問題点）ところが、かかる従来の自転車等の置場にあつ
ては、自転車等が雑然と置かれ、町の景観が損な
われるという欠点がある。特に屋根を設けたもの
は、屋根が人の目線より高くなつているため、見
通しが悪く、町の景観が一層損なわれている。

（問題点を解決するための手段）本考案は、上述の如き欠点を除去し、構造が簡
単で、自転車等が整然と置かれ、町の景観を損な
うことのない自転車等の置場を提供するものであ
る。

以下、図面を参照しながら、本考案を説明す
る。第１図及び第２図において、１は水平に配置
されたＵ字状の細長い枠体であつて、この枠体１
は、亜鉛メツキ鋼管の表面を合成樹脂で被覆した
パイプ等の防蝕性金属パイプから作られる。また
この枠体１は、自転車等が枠体内に収まり得る大
きさに形成される。

枠体１の開放側１１は、地面に立設された二個
の支柱２に、軸棒２１で回動自在に軸着されてい
る。また枠体１の奥底側１２は、地面に立設され
た二個の支台３に載置されている。かくして、Ｕ
字状の枠体１は、支柱２と支台３とに支えられ、
水平に保持されている。なお、枠体の開放側１１
の先端には、均衡鍾り５が架設され、二個の支柱
２の中間には、車輪受け６が設けられ、自転車等
の出し入れが円滑になし得るようになされている
が、本考案において、車輪受け６は、必ずしも設
けなくてもよい。

４は枠体１の上方に取付けられた細長い天蓋で
あつて、この天蓋４は、アクリル系樹脂板、ポリ
カーボネート板、ガラス繊維強化樹脂板、塗装鋼
板等から作られる。またこの天蓋４は、幌状の取
付枠４１を用いて、自転車等の車体７の上部を覆
い得る高さに取付けられている。そして、この天
蓋４付き枠体１は、前記支柱２の軸着部を中心に
上下に回動可能になされている。かくして、本考
案の自転車等の置場が構成されるが、通常は、第
２図に示す如く、本考案品の多数個を横方向に並
べて設置される。

（作用）上述のよう構成し、これを使用する際には、天
蓋４付き枠体１の底枠部１３を手で持ち上げる。
すると、枠体１は第２図に示す如く、支柱２の軸
着部を中心に上方へ軽い力で容易に回動して天蓋
が開く。そこへ自転車等７を押し入れ、枠体１を
その奥底側１２が支台３の上へ戻るまで降せば天
蓋が閉じ、自転車等７は、その上部が天蓋４で覆
われた状態で枠体１内に収容される。

（考案の効果）以上詳述した如く、本考案の自転車等の置場
は、天蓋付き枠体が上下に回動可能になされてい
て、この天蓋付き枠体内へ自転車やバイクが収容
されるので、自転車等の一部が枠体から雑然とは
み出ることがなく、自転車等は自然に整然と整列
収容される。

しかも、枠体に取付けられている天蓋は、収容
される自転車等の車体の上部を覆い得る高さとな
されていて、不必要に高い空間が無く、天蓋の高
さが人の目線より下方に均一におさえられる。し
たがつて、雨水などから車体が保護されるのは勿
論のこと、見通しがよくなり、町の景観を損なう
ことなく、すつきりとさせることができる。

また本考案自転車等の置場は天蓋が水平に配置
されたＵ字状の細長い枠体に取付けられているの
で、天蓋が丈夫になり、天蓋の開閉時に撓みや歪
が生じがたい。

さらに本考案は枠体の開放側が地面に立設され
た支柱に軸着されているので該枠体を介して天蓋
全体が開閉し、自転車等の出し入れが容易におこ
なえる。

さらにまた、本考案は枠体の開放側先端に均衡
鍾りが架設されているので天蓋付き枠体の開閉が
軽くなり円滑におこなえる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案品の一例を示す側面図、第２図
は第１図に示す本考案品の使用態様を示す斜視図
である。１……Ｕ字状の枠体、１１……枠体の開放側、
１２……枠体の奥底側、２……支柱、３……支
台、４……天蓋、５……均衡重り、６……車輪受
け、７……車体。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

水平に配置されたＵ字状の細長い枠体１の開放
側１１が、地面に立設された支柱２に軸着される
と共に該開放側１１先端に均衡鍾り５が架設さ
れ、枠体１の奥底側１２が、地面に立設された支
台３に載置され、上記枠体１の上方に、車体の上
部を覆い得る高さの天蓋４が取付けられ、該天蓋
４付き枠体１が、前記軸着部を中心に上下に回動
可能になされていることを特徴とする自転車等の
置場。