JPH02193123A - 電気光学装置 - Google Patents

電気光学装置

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JPH02193123A
JPH02193123A JP1013415A JP1341589A JPH02193123A JP H02193123 A JPH02193123 A JP H02193123A JP 1013415 A JP1013415 A JP 1013415A JP 1341589 A JP1341589 A JP 1341589A JP H02193123 A JPH02193123 A JP H02193123A
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吉己 黒田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パーソナルコンピュータ用デイスプレィ、ハ
ンドベルトコンピュータ用デイスプレィ各種計測機のデ
イスプレィ、テレビ、プリンタ用シャッタなどに使用さ
れる多数の画素を有する電気光学装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明はa−3tをベース材料とする非線形抵抗素子や
TFTなどのスイッチング素子を有する電気光学装置に
おいて、そのa−3t膜中に実質的にHを含ませないこ
とにより、光電効果のない極めて安定な信頼性の高い電
気光学装置を提供しようというものである。
〔従来の技術〕
我々は、非線形抵抗薄膜としてシリコン窒化膜シリコン
酸化膜、シリコン窒化酸化膜あるいはシリコン炭化膜を
用いた電気光学装置用非線形抵抗素子又はa−SiTF
Tを開発してきた。これは例えば、特開昭61−901
92号公報、特開昭61−94086号公報に開示され
ている。
それらのa−Siをベース材料とした電気光学用スイッ
チング素子では、プラズマCVD装置を用いてガスとガ
スとを化学反応させて膜を堆積させて作製するために、
どうしてもベースミーSi膜中にHが混入してしまうこ
とになる。例えばSi Nx  (N/ S i =0
.4〜0.8)の非線形抵抗素子を作製するものでは、
S iHaガスとN2ガスもしくはNH,ガスとを化学
反応させて成膜させるために、5iHaガスの分解した
H成分もしくはNH,のH成分が5iNX膜中に10〜
20%混入してしまうことになる。またSin、の非線
形抵抗素子を作製するものにおいても同様にS i H
aガスを使用するために、5iHnガスの分解したI]
酸成分5iOX膜中に10〜20%混入してしまうこと
になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
Hを含んだアモルファスシリコン(以下、aSi:H)
をベース材料とするスイッチング素子では、a−Si:
)(特有の光電効果を示すために、素子周りの雰囲気(
明暗)で素子の電気特性が変化することになる。例えば
、透明画素電極と配線電極およびそれらの間にa−Si
:)(をベース材料とする非線形抵抗膜からなる構造を
もつ非線形抵抗素子(第1図、第2図参照)において、
配線電極と透明画紫電間の電圧−電流特性が第3図に示
すように、素子周りの明暗で違いが生じてくる。
このような非線形抵抗素子を第6図のような液晶表示装
置に用いると、明るい雰囲気と暗い雰囲気でのコントラ
ストに差が生じてくる。この理由を次に述べる。
第7図は非線形抵抗素子を用いた液晶表示装置の回路図
であり、13は金属等で形成された配線電極、17は透
明電極、16は液晶、15は非線形抵抗素子を示してい
る。又、第8図は一画素の等価回路図であり、C+、R
+ は各々非線形抵抗素子のコンデンサ容量、抵抗を示
し、CLC,RLCは各々液晶のコンデンサ容量、抵抗
を示している。第7図に示したようなマトリックス液晶
パネルにおける駆動波形は、第9図(^)、第10図(
A)に−例として示したような時分割駆動波形となる。
第8図におけるA−C間つまり非線形抵抗素子と液晶画
素間にT、間V。P電圧が印加された時、液晶のコンデ
ンサCLCに電荷が蓄積され、その後、T−70間はR
1とRLCの抵抗分割でA−B間と13−C間に電圧は
印加される。T  To間にR+の抵抗が低ければT。
間にCLCに蓄積された電荷はBから八へ、つまり非線
形抵抗素子を通ってリークしてしまうことになる。要す
るに第9図(B)、第10図(B)の下段図における斜
線部の面積がR1によって変動し、R+が小さければ斜
線部の面積が小さくなり、80間つまり液晶に印加され
る電圧が小さくなることを示している。従って、非線形
抵抗素子が第3図に示すような電気特性をもっている液
晶表示装置の場合、T−T、間の低電圧領域で明暗雰囲
気下での抵抗値R,が変化するために、液晶に印加され
る電圧値が変わってしまいコントラストに差が生じてく
ることになる。最悪の場合では、暗い雰囲気下で表示し
ていた文字が急に明るい雰囲気下に変わった時に文字が
消えて見えなくなることになる。また、第10図(A)
 、 (B)にはOFF時におけるA−C間に印加され
る波形とB−C間電圧の一例を示した。
本発明は、a−Siをベース材料とするスイッチング素
子を有する電気光学装置において、ベースミーSi膜中
に実質的にHを含まないようにすることにより、光電効
果をなりシ(第4図参照)、明るい所での電気光学装置
のコントラスト低下を防止したものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の電気光学装置は上記問題点を解決するものであ
り、a−3tをベース材料とするスイッチング素子を用
いた電気光学装置において、ベースミーSiIllE中
に実質的にHを含ませないようにしたものである。
〔作用〕
上記のようにa−Siをベース材料とするスイッチング
素子を用いた電気光学装置において、ベースミーSi膜
中に実質的にHを含ませないことにより、光電効果がな
く明るい所でのコントラスト低下を防止すると共に、長
時間駆動させた場合にHが原因と考えられる電気特性の
変化が防止できる、極めて安定な高信頼性の電気光学装
置となる。
〔実施例〕
以下に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明を適用した実施例の画素電極構造の
平面図であり、第2図は、非線形抵抗素子の断面図であ
る。
第5図は、本発明による液晶表示装置の非線形抵抗素子
を形成した基板の一実施例を示す斜視図であり、一画素
のみを拡大して示すもので、液晶層、液晶を封入するた
めの対向側基板、偏光板等は説明を簡単にするために省
略した。第6図は、本発明による液晶表示装置の縦断面
構造の一画素について明示した図である。第5図におい
て、11は透明基板であり、ソーダガラス、パイレック
スガラスなど通常のガラスで作られている。12は透明
画素電極であり、インジウムスズ酸化膜(IT0)をマ
グネトロンスパッタリング、蒸着等の手段によって透明
基板61の全面に約100人から500人デポジシジン
し、次にフォトエツチングによって所定形状にバターニ
ングしたものである。14はシリコンを主成分とするア
モルファス材料であり、シリコン単結晶もしくはシリコ
ン多結晶のターゲットを用いて、チンソガス約5〜15
%含んだアルゴンガスを使用し、マグネトロンスパッタ
リング装置等によって反応性スパンタリング法で約75
0人〜1500人の水素をほとんど含まないシリコン窒
化膜をデポジションした。またシリコン酸化膜(SiO
2)に関しては、シリコン単結晶、シリコン多結晶もし
くは酸化シリコンのターゲットを用いて、酸素ガス約1
〜10%を含んだアルゴンガスを使用し、反応性スパッ
クリングによって約750人から1500人のほぼ水素
を含まないアモルファスシリコン酸化膜(Si 02 
>をデポジションした。13は配線電極で行列電極の一
方を構成する。
本実施例においてはアルミニウムシリコンもしくはクロ
ム金属を非線形抵抗薄膜14上に同一チャンバー内もし
くは別のチャンバー内で、連続してマグネトロンスパッ
タリング法によって約1000から8000人デポジシ
ョンした。次にフォトエツチングによって金属配線電極
13が所定形状にバターニングされる。その後、非線形
抵抗薄膜14がフォトエツチングによって所定形状にバ
ターニングされた。
又、本実施例ではフォトエツチングによって金属配線電
極13を選択的に除去し、次に怒光性樹脂(フォトレジ
スト)を除去せずに、非線形抵抗薄膜63を選択的にエ
ツチング除去した。つまり2枚のフォトマスクを使用し
、3回のエツチング除去によって作成した。上記工程を
ブロック図に示したのが第11図であり、第12図には
従来のa−Si:H()Iを含むa−Si)をベース材
料とする、非線形抵抗素子を形成する工程を比較してブ
ロック図として示した。第12図のように従来のプラズ
マCVD装置を用いてa−3t:Hヘース非線形抵抗素
子を作製する工程は、透明画素電極をマグネトロンスパ
ッタリングもしくは蒸着によってデポジションし、フォ
トエツチングでバターニングする第1の工程、次にプラ
ズマCVD装置内で基板の温度を300℃以上にし、シ
ランガスとチッソガスもしくはアンモニアガスを用いて
シリコン窒化膜の非線形抵抗薄膜をデポジションする。
第2の工程、その後プラズマCVD装置から基板を取り
出し、基板を洗浄する第3の工程、この基板上に金属配
線電極をマグネトロンスパッタリングによってデポジシ
ョンする第4の工程、およびデポジションされた金属配
線電極と非線形抵抗薄膜をフォトエツチングによってパ
ターニングする第5の工程とから構成される。このよう
に、非線形抵抗薄膜形成のためにプラズマCVDを用い
ると、H成分が非線形抵抗薄膜中に混入することが避け
られず、その結果、電気特性の悪い素子しか得られない
。しかし、本発明の工程においては、非線形抵抗膜14
をスパッタリングによって形成するため、実質的に水素
を含有させないようにすることができる。また、第11
図に示されているように透明画素電極をマグネトロンス
パッタリング、蒸着等によってデポジションし、フォト
エツチングでパターニングする第1の工程の後に、スパ
ッタリング装置でシリコンからなるターゲットに窒素又
は酸素ガスを含むアルゴンガスを用いて、反応性スパッ
タリングを行い、非線形抵抗薄膜をデポジションし、連
続して金属配線電極もマグネトロンスパッタリングによ
ってデポジションすることが可能となった。このことよ
り、従来のa−Si:Hベース非線形抵抗薄膜をデポジ
ションした後に基板をプラズマCVD装置から取り出す
工程、取り出した後の洗浄工程又配線電極をデポジショ
ンするためにスパッタ装置に基板をセットし真空弓きす
る工程が、本発明の工程では不要となることになり、製
造時間が大幅に削減されることになった。又、そのこと
によりゴミなどの不純物がイ」着する確率が大幅に減少
するために、欠陥数の減少と歩留まり向上にもつながる
ことになった。又、配線電極と非線形抵抗薄膜を同一形
状とする場合には、同一の露光マスク・感光性樹脂を用
いて配線電極と非線形抵抗薄膜を連続エツチングするこ
とが可能であり、そのようにすれば第12図に示した非
線形抵抗膜デポジション工程から配線電極非線形抵抗膜
パターニングまでの工程が、従来は7.8時間要したの
が約4.5時間で完了することになり、工程時間の短縮
にもつながることになった。
第6図は本発明による液晶表示装置の縦断面図である。
16は液晶層であり、厚さは5〜7部でありツイストネ
マチック材料を使用した。18は配向膜であり誘電率、
抵抗を考慮したポリイミド材料を使用し、12は透明導
電膜(ITO)であり行列電極の一方の電極群を構成し
ている。また、19は上側透明基板であり、下側透明基
板11と同一の種類のガラスを使用している。また20
.21は偏光板であり、上側偏光板20と下側偏光板2
1の偏光軸は約90°ずれるように設置しである。
第4図は、透明画素電極としてITo、非線形抵抗薄膜
として水素を実質的に含まないシリコン窒化膜また配線
電極としてアルミニウムシリコンまたはクロムを積層さ
せた本発明の方法により形成させた非線形抵抗素子にお
いて、ITOをアースにし、金属配線電極に電圧を印加
していった時の電圧−電流特性を示す図であり、また第
3図は同様な構造をシランガスとチッソガスまたはアン
モニアガスを用いてプラズマCVDでシリコン窒化膜を
作製した非線形抵抗素子の電圧−電流特性を示すグラフ
である。両グラフでは、縦軸は電流を対数目盛で示して
いる。両グラフから明らかなようにプラズマCVDで作
製した水素含有のaSiをベース材料とする非線形抵抗
素子の場合、低電圧領域では光電効果により、明るい雰
囲気で抵抗が下がる現象が生じてくるが、スパッタリン
グで作製したほぼ水素を含有しない非線形抵抗素子の場
合には、そのような現象が生じない。水素含有量が1重
量%以下であれば、上記の光電効果はほとんどあられれ
ない。このことは非線形抵抗薄膜としてシリコン酸化膜
を用いた場合も同様の結果が得られた。すなわち、スパ
ッタリングにより、水素をほとんど含まないアモルファ
ス5iO)1非線形抵抗薄膜を形成し、これをスイッチ
ング素子として電気光学装置に用いた場合にも光電効果
による悪影響はほとんどあられれなかった。
従って、第6図のような液晶表示装置に第3図のような
特性の非線形抵抗素子を用いると、明るい雰囲気と暗い
雰囲気でのコントラストに差が生じてきたが、第4図の
ような特性の非線形抵抗素子を用いた場合、そのような
コントラスト差が生じ少し安定した表示状態を保った。
又、従来のようにプラズマCVDを用いてaSt :H
ベース非線形抵抗膜をデポジションした場合、画素電極
金属−非線形抵抗膜の界面と非線形抵抗膜−配線電極の
界面とでの密着力などの違いにより、電気特性に差が生
じ、電圧−電流特性に非対称が生じてくる。(第13図
参照)つまり、同電圧を画素電極金属と配線電極に印加
させてもプラスかマイナスかによって非線形抵抗素子を
流れる電流値が変わってしまう。このような非線形抵抗
素子を液晶表示装置に使用すると、かたよった直流成分
が液晶表示装置内に残りやすくなり、チャージアップな
どの表示ムラが発生する原因となる。しかし、本実施例
のようにスパッタリングを用いてHをほとんど含まない
(Hく1%)aSiベース非綿非線形抵抗膜ポジション
すると、第13図のような電圧−電流特性における非対
称性を全くなくすことができる(N/”1=lll)。
このため、チャージアンプなどの表示ムラが発生しなく
なり、表示状態が極めて良好な液晶表示装置を得ること
ができる。
又、第14図はシリコンをターゲットとじ1〜10%の
N2ガスを含んだAr+NZガスを用いた反応性スパッ
タリングによってシリコン窒化膜を形成し、それをIT
OとCrとではさんだ非線形抵抗素子において、高周波
(rf)パワーを一定にしてAr十N2ガスの流量を変
えていった時の電圧−電流特性を示したものである。又
、第15図は、同様な非線形抵抗素子を形成する場合に
、Ar十N2ガスの流量を一定にして、rfパワーを変
えていった時の電圧−電流特性を示したものである。
第14図かられかるように、A r + N 2ガスの
流量を変えることによって、形成された非線形抵抗素子
の抵抗を変えることが可能であり、流量が少ないほどシ
リコンリッチになり抵抗が低くなる。また、第15図か
られかるように、rfのパワーを変えることによって非
線形抵抗素子の電流の流れを指数関数的に増加させるこ
とができ、非線形抵抗素子の特性を自由に変えることが
できる。rfパワーが大きいほどシリコンターゲットの
スパッタリング率が増加し、シリコンリッチな非線形抵
抗素子となる。しかし、rfパワーに関しては、大きく
していくほどシリコン窒化膜内の応力が大きくなり、膜
ハガレや電流集中などの問題が生じてくるので限度があ
る。
第16図には、シリコンをターゲットとし1〜10%の
N2ガスを含んだアルゴンガスを用いた反応性スパッタ
リングを行い非線形抵抗薄膜をデポジションし、画素電
極とじてITOまた金属配線電極としてアルミニウムシ
リコンからなる非線形抵抗素子を用いた液晶表示装置の
電圧−透過率特性を示した。バイアス比は176〜1/
10バイアスで、バイアス比が小さくなるほどV。7(
50χ)とV。f。
(10χ)の差つまりマージンが大きくなるが、第9図
(A)における’r”−T、間の電圧レベルも大きくな
るために第8図におけるR1の抵抗値が下がりCtCに
蓄積された電荷のリーク量が増えることになる。従って
バイアス比が175バイアス以下になると、多分割(例
えば400分割以上)の場合TToの幅が長くなるため
に、T、間にCLCに蓄積された電荷が非線形抵抗素子
を通ってリークする量が多くなる。このため、VOP電
圧を上昇させても液晶のvs□電圧に達しなくなってし
まう。本実施例では、最適バイアスは1/7バイアスで
あり、マージンは5〜6■となった。また液晶の立上が
り・立下がり応答速度は30〜40m5ecで、通常の
TN、STN液晶パネルの応答速度よりかなり速くなっ
ている。
第17図には本実施例において作製した液晶表示装置の
■。、(50χ)のシフト量が時間と共にどのように変
化していくかを示した。はぼ700時間で0.4〜−0
.5Vシフトして飽和している。この型持シフトは非線
形抵抗素子の電圧−電流特性のシフト量と一致したが、
液晶表示装置のV。、(5oχ)と■。f、 (10χ
)のマージン5〜6■で十分にカバーできるので経時的
表示状態の劣化は全く見られなかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明による電気光学装置では、
a−3tベース膜中に含まれるHが極めて少ない(Hく
1%)ために、光電効果による悪影響をなくすことがで
きる。また電圧−電流特性における極性の非対称がなく
すことができ、さらに型持のシフトが少ないことなどの
理由で、明暗雰囲気でのコントラスト差が生じなく、か
つ表示ムラが少なく経時劣化が少ない極めて表示状態の
良好な電気光学装置が得られた。
さらに製造の面では、シランガスなどの有毒ガスを使用
しないので安全であり、かつ非線形抵抗膜と配線電極が
連続でデポジションできることにより、工程時間の短縮
かつ歩留まり向上につながり、欠陥数の少ないあるいは
全くない電気光学装置を提供できるという効果がある。
なお、上記実施例ではスイッチング素子として、a−S
iN++、a−Sing等の二端子素子について説明し
てきたが、a−SiC,、a−SiN、0゜等、他の二
端子素子、TFT等、a−Siをベース材料とするもの
であれば、H含有量を少なく(く1%)することによっ
て同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す画素電極の平面図、第2
図は非線形抵抗素子の断面図、第3図は従来のa−Si
:Hをベースとした非線形抵抗膜のI−V特性図、第4
図(B)はHフリーa−Siをベースとした非線形抵抗
膜のI−V特性図、第5図、第6図はそれぞれ基板の電
極構成斜視図と液晶表示装置の縦断面図、第7図は非線
形抵抗素子を用いた液晶表示装置の回路図、第8図は一
画素の等価回路図、第9図(A) 、 (B)はON時
に液晶と非線形抵抗素子間ACに印加される波形とその
時に液晶BC間に印加される電圧の一例を示す図、第1
0図(^)、(B)はOFF時にAC間およびBC間に
印加される電圧の一例を示す図、第11図は本発明の実
施例を示す製造工程ブロック図、第12図は従来の製造
工程の一例を示すブロック図、第13図は非線形抵抗素
子の電圧−電流特性の非対称性を示す図、第14図はA
r十N2ガス流量を変化させた時の非線形抵抗素子の電
圧−電流特性を示す図、第15図はrfパワーを変化さ
せた時の非線形抵抗素子の電圧−電流特性を示す図、第
16図は本実施例において作製した液晶表示装置の電圧
−透過率特性図、第17図は本実施例において作製した
液晶表示装置の型持シフト推移を示す図である。 20、21・・・偏光板 以上 出願人 セイコー電子工業株式会社 代理人 弁理士  林   敬 之 助IL  19・ 12・ ・ ・ 13・ ・ ・ 14・ ・ ・ 15・ ・ ・ 16・ ・ ・ 17・ ・ ・ 18・ ・ ・ ・・透明基板 ・・透明画素電極 ・・配線電極 ・・非線形抵抗膜 ・・非線形抵抗素子 ・・液晶 ・・透明電極 ・・配向膜 本定明の莢施イ9jlの画素電極構血の手面閲第 1 
図 参茫朗の大施仔1のリド録形抵抗氷千の断面間第 図 非線形抵Fi、、堰のI−V特性店示す口第 3 図 形紙′vL躾のI−V特性Σホ1回 第 4 図 即 賽 第 図 躬 Q 図 り一一一廠i■ (△) ←(xoq) uoAry マi もO]<− 手続補正書(放) 平成/年タ月77日 特 許 庁 長 官 殿 2゜ 発明の名称 電気光学装置 3゜ 補正をする者 4゜ 代 理 人 5゜ 補正命令の日付

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アモルファスSiをベース材料とするスイッチン
    グ素子を用いた電気光学装置において、前記ベース材料
    中の水素成分を0または1%以下としたことを特徴とす
    る電気光学装置。
  2. (2)少なくとも一方の基板の内面は、配線電極と画素
    電極および非線形抵抗素子とからなり、前記非線形抵抗
    素子は前記配線電極からなる第1の導体、および前記画
    素電極からなる第2の導体、さらに第1の導体と第2の
    導体の間に形成した非線形抵抗膜とからなる電気光学装
    置において、前記非線形抵抗膜がアモルファスSiベー
    ス材料からなるとともに、材料中の水素含有量が1%以
    下であることを特徴とする請求項(1)記載の電気光学
    装置。
  3. (3)前記非線形抵抗膜が実質的にSiN_xからなる
    ことを特徴とする請求項(2)記載の電気光学装置。
  4. (4)前記非線形抵抗膜が実質的にSiC_yからなる
    ことを特徴とする請求項(2)記載の電気光学装置。
  5. (5)前記非線形抵抗膜が、実質的にSiO_zからな
    ることを特徴とする請求項(2)記載の電気光学装置。
  6. (6)前記非線形抵抗膜が実質的にSiとNとOとから
    なることを特徴とする請求項(2)記載の電気光学装置
  7. (7)SiC_yの組成比が化学量論比よりSiリッチ
    であることを特徴とする請求項(4)記載の電気光学装
    置。
  8. (8)そのSiO_zの組成比が化学量論比よりSiリ
    ッチであることを特徴とする請求項(5)記載の電気光
    学装置。
  9. (9)前記非線形抵抗膜材料組成がSiリッチであるこ
    とを特徴とする請求項(6)記載の電気光学装置。
  10. (10)a−Siをベース材料とするTFTを用いた電
    気光学装置において、そのa−Si膜中に実質的にHを
    含まないことを特徴とする電気光学装置。
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