JPH0219101A - 宝石取り付け台およびその組立て方法ならびに宝石品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、宝石取り付け台に関し、更には該取り付け台
の組立て方法および該取り付け台を用いて作成した宝石
品に関する。

〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕ダイ
アモンドは美しいものである。宝石の外観は、絵画と同
様に、取り付け枠すなわち取り付け台によって大いに影
響される。しかしながら、不幸にも、多くの宝石取り付
け台は、宝石の外観を引き立たせることなく、ただ単に
宝石を取り付けている。

故に、本発明は、宝石を取り付ける機能を有するととも
に、宝石の外観を引き立たせる機能をも有する宝石取り
付け台、および、該取り付け台の組立て方法ならびに宝
石品を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段および作用並びに発明の効果〕

本発明によると、宝石品は、（ａ）宝石と。

（ｂ）該宝石の外観を引き立たせるための補助石と、（
Ｑ）前記宝石と補助石とを取り付けるための取り付け台
とからなる。ここで、用いられている″宝石″およびパ
補助石″という用語は、天然石２人造石、ガラスなど、
あらゆるタイプの宝石および準宝石を意味する。前記宝
石および補助石は、−膜内に、パビリオン（下部傾斜面
）と、クラウン（頂上面）と、ガードル（パビリオンと
クラウンとの中間面）とを有する。

前記取り付け台は、王冠部材とベース部材とである２つ
の主要部材からなる。王冠部材は宝石保持手段を有し、
該保持手段は、上、下面と前記宝石の形状に対応し該宝
石を収容する中央孔とを備え、且つ、該中央孔内に前記
宝石を固定保持するため前記上面から上方に突出する複
数の相互離隔した爪を備えたカラー部からなる。本発明
の実施例において、前記カラー部は環状であり、中央孔
は円錐形状となっている。

前記補助石は、保持手段により王冠部材とべ一入部材と
の間に保持される。補助石は、上縁部がカラー部の下面
に形成した切欠部によって保持され、下縁部がベース部
材に形成した切欠部によって保持される１例えば、補助
石は、カラー部の下端とベース部材の上端との間に挾持
してもよい。

王冠部材とベース部材との間に異なった長さの補助石を
保持できるように、該取り付け台の組立て前においては
、ベース部材が王冠部材に対して軸方向に移動可能にな
っているのが好ましい。

補助石は宝石の外観を引き立たせられるように取り付け
可能である。このため、補助石の内方面が前記宝石のパ
ビリオンの少なくとも一部に対して近接し且つ露出する
ように、前記宝石がカラー部を貫通するのが好ましい、
このようにして、補助石中を通って内方に向かう光の少
なくとも一部が前記宝石中に進入することができる。

補助石によって屈折して前記宝石のパビリオン中に進入
する光の量を最大化するため、ベース部材と王冠部材と
は、宝石がベース部材から離隔するに十分な距離だけ相
互離隔しているのが好ましい。このようにするための手
段の一例としては、カラー部の下面から延びる軸方向整
列ガイドすなわち軸部がある。複数のアームにより、前
記軸部をカラー部の下面に連結可能となる。王冠部材と
ベース部材との整列を容易にするため、ベース部材の上
面に、前記軸部の少なくとも一部を収容するための開口
を設けてもよい。

宝石品を完成するため、当該宝石取り付け台を表示手段
に取り付けられるような延長部を軸部に設けてもよい８
例えば、リングを完成するため、該取り付け台は、前記
延長部によってリングの円形帯部に取り付け可能である
。

補助石はいかなる形状であってもよい。例えば、ベース
部材が円形でありカラー部が環状であるとき、補助石は
、互いに隣接して、前記パビリオンの孔を通って突出す
る部分を取り巻く円周を形成するようにしてもよい、こ
のようにすることにより、大量の光が補助石中を通過し
て中央の宝石中に進入して、該宝石の外観が引き立たさ
れる。

補助石中を通過する光が前記宝石のパビリオンに進入す
る際の妨害をなくするため、前記パビリオンはカラー部
の孔またはアーム部の表面に接することなくカラー部か
ら突出するのが好ましい。

同じ理由により、補助石もアーム部または軸部に接しな
いようにするのが好ましい。

前記第１補助石保持手段の一例は、王冠部材の胴部の下
面において２つの面による第１の交差部によって形成さ
れる第１の溝部である。該第１の交差部は第１の鋭角を
なしている。第２補助石保持手段の一例は、ベース部材
の上面に形成した第２の溝部である。該第２の溝部は、
２つの面による第２の交差部によって形成され、第２の
鋭角をなす。

取り付け状態にある補助石の外形は変更可能である１例
えば、各補助石が略同一長さで先細長方形であり、且つ
、第１．第２宝石保持手段が円形であり、第１の直径と
該第１の直径より小さい第２の直径とをそれぞれ有する
ものであるとき、前記取り付け状態にある補助石は、美
しい円錐台形を構成する。

本発明の宝石取り付け台は宝石の外観を引き立てるもの
である。例えば、補助石は王冠部材とベース部材との間
に上品に取り付けられて豪華で優雅な宝石取り付け台を
構成する。さらに、隣接した補助石のクラウンは、中央
の宝石が宝石の柱によって豪華に支持されているかのよ
うな印象を与える。宝石によっては、補助石中を内方に
向かってパビリオンに進入する光によりその輝きおよび
色が引き立てられることとなる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳述す
る。

図示例において１台１０は、宝石１２と、王冠部材２０
と、ベース部材２２と、前記王冠部材２０とベース部材
２２との間に挾み込まれて前記宝石１２の美観を高める
働きをする複数の補助石２４とから成る。前記宝石１２
は、パビリオン（すなわち、下部傾斜面）２５と、クラ
ウン（すなわち、頂上面）２６と、ガードル（すなわち
、前記パビリオンとクラウンとの間の面）２７とを有す
る。各補助石２４は、パビリオン２８と、クラウン２９
と、ガードル３０と、上縁部３２と、下縁部３４とを有
する。

前記王冠部材２０は、上面３８と下面４ｏとを含む環状
カラー部３６を有する。該環状カラー部３６の中央には
、円錐孔４２が貫通している。宝石１２を保持するため
の複数の爪４６は前記カラー部３６の上面３８から上方
に突出している。前記宝石１２は、クラウン部２６が露
出し、且つ、パビリオン２５が前記円錐孔４２を貫通し
た状態で、前記取４６によって保持されており、前記パ
ビリオン２５は光が進入するように一部が露出している
。前記カラー部３６の下面４０には、補助石２４の上縁
部３２を保持するための第１切欠部５２が形成されてい
る。

さらに、王冠部材２０は、前記カラー部３６の下面４０
から下方に延びる複数のアーム部５６を有する。該アー
ム部５６の端部は、前記基部２２を収容するための胴部
６０を備えた軸部５８に連続している。前記軸部５８は
ベース部材２２と整列する。隣接したアーム部５６間に
は、光が該アーム部５６間を通って宝石１２のパビリオ
ン２５に進入できるようにするための間隙６１が形成さ
れている。前記軸部５８は、前記台１０を宝石品６４に
取り付けるための取付用延長部６２を有する。該延長部
６２は、軸部５８の胴部６０の直径より小さい直径とな
っている。

ベース部材２２は、中央孔６８を形成した環状胴部６６
を有する。補助石２４の下縁部３４を保持するための第
２切欠部７０が、ベース部材２２の頂上面７２に形成さ
れている。該第２切欠部７０は、ベース部材２２の中央
孔６８を包囲している。

前記台１０は、王冠部材２０とベース部材２２とからな
るキットとしても提供でき、この場合。

購買者は自分で宝石１２、補助石２４を付け加えること
となる。

ベース部材２２が王冠部材２０に固定される前において
、長さが一様でない補助石２４に対応するため前記ベー
ス部材２２は、軸部５８に対して軸方向に移動可能にな
っている。このようにして。

長さが一様でない補助石２４が、王冠部材２０の第１切
欠部５２とベース部材２２の第２切欠部７０との間に保
持可能になっている。しかしながら、すべての補助石２
４は離間−の長さであるのが好ましい。

補助石２４が台１０に取り付けられたとき、該補助石２
４の内方面７４は、宝石１２のパビリオン２５の少なく
とも一部に対して近接し且つ露出する。

前記取り付けられた補助石２４の内部を通過する光は屈
折し、該屈折した光は宝石１２のパビリオン２５に進入
する。任意の宝石、例えばダイアモンドなどにおいては
、前述のような屈折光の通過により、当該宝石１２の美
観は大いに高められる。

前記取４６は、パビリオン２５の少なくとも一部が王冠
部材２０を貫通してアーム５６間のスペースに突入する
ように、中央の宝石１２を保持するのが好ましい。パビ
リオン２５が第１横穴５０を貫通することにより、該パ
ビリオン２５は、補助石２４の内方面７４と近接する。

このようにして内方面７４がパビリオン２５に近接する
ことにより、宝石１２の美観がさらに高められる。

パビリオン２５への光の進入が妨害されるのを避けるた
め、該パビリオン２５が円錐孔４２の表面に接触しない
ようにすることが好ましい。同様に、光が補助石２４を
通過するのが妨害されるのを避けるため、補助石２４は
王冠部材２０の軸部５８またはアーム部５６を接触しな
いように取り付けられるのが好ましい。さらに、宝石１
２のパビリオン２５に進入する光のほとんどが屈折する
ように、補助石２４は隣接して取り付けられるのが好ま
しい。

カラー部３６の下面４０に形成された第１切欠部５２は
、２つの面８２，８４の第１交差部８０によって形成さ
れた第１溝部７８を有する。該第１交差部８０は、第１
の鋭角αをなしている。同様に、ベース部材２２の上面
７２に形成された第２切欠部７０は、第２溝部９０を有
する。第２溝部９０は、２つの面９４．９６の第２交差
部９２によって形成されている。該第２交差部９２は第
２の鋭角βをなしている。

典型的な宝石１２および補助石２４としては。

ダイアモンド、ルビー、エメラルド、サファイア、ジル
コン、ガラス等がある。また、宝石１２の形としては、
卵形、長方形、正方形、西洋なし形、エメラルドカット
、プリンセス形等がある。また、補助石２４の形として
は、長方形、正方形１円形等がある。さらに、宝石１２
の典型的なサイズは約０．５力ラツト以上であり、補助
石２４の典型的な長さは約３膿以上である。補助石２４
を第１゜第２切入部５２．７０間に固定するためには、
各補助石２４の長さが少なくとも約１インチの１０００
分の１の単位まで同一であるのが好ましい。

この長さの精度を達成するため、少なくとも約１インチ
の１０００分の１の単位まで補助石２４の長さを測定可
能な測定計器を用いるのが好ましい。

第４図および第５図で示す宝石台１０は、帯部１０２か
らなるリング（指輪）１０１に用いられている。リング
１０１に取り付けられたとき、軸部５８の延長部６２は
、前記帯部１０２の取り付け面１０６に形成した開口１
０４に嵌合している。

補助石２４の全体的外観は、カラー部３６の下面４８に
形成した第１切欠部５２．ベース部材２２の上面７２に
形成した第２切欠部７０の形を変えることにより、なら
びに、補助石２４の長さおよび形を変えることにより変
化させることができる。例えば、補助石２４が離間−の
長さを有し先細長方形であり、且つ、第１の直径を有す
る第１切欠部５２と該第１の直径より小さい第２の直径
を有する第２切欠部７０との間に隣接して取り付けられ
ているとき、該補助石２４は美しい円錐台形１０８をな
す。

第６図および第７図で示すように、宝石台１０は、ダイ
１１４を介して組立て可能である。該ダイ１１４は、雄
ダイ部材１１８と係合する雌ダイ部材１１６を有する。

該雌ダイ部材１１６は、雌整列部１２２を備えた第１係
合面１２０と、第１内方面１２４と、第１上端部１２６
と、第１下端部１２８とを有する。雄ダイ部材１１８は
、雄整列部１３２を有する第２係合面１３０と、第２内
方面１３４と。

第２上端部１３６と、第２下端部１３８とを有する。第
１の両面接着テープ１４０が、雌ダイ部材１１６の第１
上端部１２６と第１下端部１２８との間に設けられる。

また、第２の両面接着テープ１４２が雄ダイ部材１１８
の前記第２上端部１３６と第２下端部１３８の間に設け
られる。

各補助石２４の上縁部３２と下縁部３４とが前記２つの
両面接着テープ１４０，１４２の上縁部１４４および下
縁部１４６のそれぞれを越えて延びるように、前記補助
石２４は各両面接着テープ１４０．１４２上にセットさ
れる、前記補助石２４は、各ダイ部材１１６，１１８に
セットされた状態において、互いに隣接し、且つ、第１
係合面１２０と第１内方面１２４との間の第１交差部１
４８、および、第２係合面１３０と第２内方面１３４と
の間の第２交差部１４９と面一になるに十分な数だけ使
用される。−膜内に、４〜７個、典型的には５個か６個
の補助宝石２４がダイ１１４の各ダイ部材１１６，１１
８にセットされる。その後、雄、雌ダイ部材１１６，１
１８同士の組み立てが行なわれる。

王冠部材２０は、補助石２４の上縁部３２がカラー部３
６の下面４０に形成した第１切欠部５２に接触可能とな
るように、前述のように組み立てられたダイ１１４に挿
入される。さらに、ベース部材２２も、補助石２４の下
縁部３４が上面７２に形成した第２切欠部７０に接触可
能となるように、組み立てられたダイ１１４に挿入され
る。軸部５８は、少なくとも一部がベース部材２２の中
央孔６８に挿入される。両面接着テープの厚みは、王冠
部材２０の下縁１５０およびベース部材２２の上縁１５
２の幅よりわずかに小さくなっているのが好ましい。こ
のようにして、王冠部材２０の下縁１５０およびベース
部材２２の上縁１５２が、ダイ１１４の内方面１２４，
１３４と補助石２４の各外方面１５４との間で容易に摺
動できるに十分なスペースが提供されることとなる。

次に、補助石２４の上縁部３２が第１切欠部５２に接し
、補助石２４の下縁部３４が第２切入部７０に接するま
で、王冠部材２０およびベース部材２２に対して軸方向
の圧力が加えられ、補助石２４が台１０中に固定保持さ
れる。ベース部材２２が最終位置にくると、該ベース部
材２２は宝石用のはんだ１５６によって軸部５８に対し
て固定される。

王冠部材２０、ベース部材２２およびリング１０１は、
貴金属でできているのが好ましい。典型的な前記貴金属
としては金や銀がある。

本発明による宝石台１０は豪華で威厳のある外観を呈す
る。補助石２４のクラウン２８は、ベース部材２２と王
冠部材２０との間に挾持固定されて、中央の宝石１２が
豪華で宝石の柱によって支持されているかのような印象
を与えることにより、宝石１２の美観を高める。

本発明の変更例として、王冠部材およびベース部材は非
貴金属でできていてもよい。さらに、ベース部材、王冠
部材および補助石を保持するための切欠部の形状は、矩
形、五角形、六角形、六角形であってもよい。さらに、
本発明の宝石台はイヤリングに用いてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の宝石取り付け台の一実施例を示す分解
図、第２図は第１図の宝石取り付け台の王冠部材を示す
平面図、第３図は第１図の王冠部材の底面図、第４図は
第１図の宝石取り付け台を組み入れた宝石品の側面図、
第５図は第４図の宝石品の断面を示す第４図５−５線に
沿う断面図、第６図は第４図の宝石品を製造するために
用いるダイの分解図、第７図は第６図のダイの平面図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）パビリオン及びクラウンを有する宝石と、各々が
   上縁部及び下縁部を有する複数の補助石とを取り付ける
   ための宝石取り付け台であって、 （ａ）前記クラウンが露出するように前記宝石を固定保
   持するための宝石保持手段と、補助石の上縁部を固定保
   持するための第１補助石保持手段とを有する王冠部材と
   、 （ｂ）前記補助石の下縁部を固定保持するための第２補
   助石保持手段を有するベース部材と、 （ｃ）前記補助石を挾み込んだ状態で、前記ベース部材
   を前記王冠部材に取り付けるための取り付け手段と を具備したことを特徴とする宝石取り付け台。 （２）パビリオン及びクラウンを有する宝石と、各々が
   上縁部及び下縁部を有する複数の補助石とを取付けるた
   めの宝石取り付け台であって、 （ａ）前記クラウンが露出し且つパビリオンの少なくと
   も一部が露出するように前記宝石を固定保持できるよう
   になっており、且つ、前記宝石のパビリオンに光が進入
   できるような貫通孔を設けた宝石保持手段と、前記補助
   石の上縁部を固定保持するための第１補助石保持手段と
   を有する王冠部材と、 （ｂ）補助石を通って内方に進行する光の少なくとも一
   部が前記宝石のパビリオンに進入するように、前記補助
   石の内方面が前記宝石のパビリオンの少なくとも一部に
   対して近接して露出した状態で、前記補助石の下縁部を
   固定保持するための第２補助石保持手段を有するベース
   部材と、 （ｃ）前記補助石を挾み込んだ状態で、前記ベース部材
   を前記王冠部材に取り付けるための取り付け手段と を具備したことを特徴とする宝石取り付け台。 （３）前記王冠部材が前記宝石を収容する環状カラー部
   を備えたことを特徴とする請求項１または２に記載の宝
   石取り付け台。 （４）前記ベース部材と王冠部材とが、前記補助石を前
   記宝石のパビリオンを包囲する円内に固定保持するため
   協働することを特徴とする請求項１または２に記載の宝
   石取り付け台。 （５）前記第１、第２補助宝石保持手段間に異なった長
   さの補助石が固定保持できるように、前記取り付け手段
   は、ベース部材を王冠部材における複数の位置のいずれ
   かに取り付けることができるようになっていることを特
   徴とする請求項１または２記載の宝石取り付け台。 （６）前記複数の位置のうちの少なくとも１つにおいて
   、前記宝石はベース部材から離隔することを特徴とする
   請求項５に記載の宝石取り付け台。 （７）前記取り付け手段は、前記王冠部材から下方に延
   びる整列ガイド部材と、該整列ガイド部材の少なくとも
   一部を収容するため前記ベース部材に形成された開口と
   からなることを特徴とする請求項５に記載の宝石取り付
   け台。 （８）前記取り付け手段は、前記王冠部材から下方に延
   びる軸部を有し、前記ベース部材は、前記軸部の少なく
   とも一部を収容するための開口を有することにより、該
   ベース部材と王冠部材との間の距離を変化させるため前
   記軸部に沿って軸方向に摺動可能となっており、該取り
   付け台によって取り付け可能な補助石のサイズを変更で
   きるようになっていることを特徴とする請求項１または
   ２に記載の宝石取り付け台。 （９）宝石品を完成するために該宝石取り付け台をディ
   スプレイ手段に取り付けられるように、前記軸部の端部
   に延長部を設けたことを特徴とする請求項８に記載の宝
   石取り付け台。 （１０）前記王冠部材は、前記パビリオンがクラウンの
   下方に延び且つ進入してくる光に対して露出した状態で
   、前記宝石を収容するための貫通孔を設けた環状カラー
   部を備えていることを特徴とする請求項２に記載の宝石
   取り付け台。 （１１）前記王冠部材は、前記パビリオンが該王冠部材
   の下方に延び且つ進入してくる光に対して露出した状態
   で、前記宝石を収容するための貫通孔を設けた環状カラ
   ー部を備えていることを特徴とする請求項１に記載の宝
   石取り付け台。 （１２）前記貫通孔が円錐形であることを特徴とする請
   求項１０または１１に記載の宝石取り付け台。 （１３）前記補助石の内方面が前記宝石のパビリオンの
   少なくとも一部に対して近接して露出し、補助石を通過
   する光の少なくとも一部が前記パビリオンに進入するよ
   うに、前記ベース部材が王冠部材と協働することを特徴
   とする請求項１１に記載の宝石取り付け台。（１４）前
   記ベース部材と王冠部材とは、前記補助石を前記宝石の
   パビリオンを包囲する円内に固定できるようになってい
   ることを特徴とする請求項１１に記載の宝石取り付け台
   。 （１５）パビリオンとクラウンとを有する宝石と、複数
   の補助石とを取り付けるための宝石取り付け台であって
   、 （ａ）前記クラウンが露出し、前記パビリオンの少なく
   とも一部が露出した状態で前記宝石を保持できるように
   なっており、光が前記パビリオンに進入できるような開
   口を有する宝石保持手段と、 （ｂ）前記補助石の内方面が前記宝石のパビリオンの少
   なくとも一部に対して近接して露出し、前記補助石を通
   過する光の少なくとも一部が前記開口を通って前記パビ
   リオンに進入するように、前記開口に近接して前記補助
   石を取り付けるための取り付け手段と、 を具備したことを特徴とする宝石取り付け台。 （１６）前記宝石取り付け手段は、前記パビリオンの少
   なくとも一部が突出できるような環状カラー部を有する
   ことを特徴とする請求項１５に記載の宝石取り付け台。 （１７）前記取り付け手段により取り付けられた状態の
   補助石が、前記開口に隣接して前記パビリオンの一部を
   包囲するような円周を形成することを特徴とする請求項
   １６に記載の宝石取り付け台。 （１８）前記取り付け手段により取り付けられた状態の
   補助石は互いに隣接することを特徴とする請求項１５ま
   たは１７に記載の宝石取り付け台。 （１９）さらに補助石を有することを特徴とする請求項
   １５に記載の宝石取り付け台。 （２０）さらに宝石を有することを特徴とする請求項１
   ９に記載の宝石取り付け台。 （２１）前記宝石がダイアモンドであることを特徴とす
   る請求項１９に記載の宝石取り付け台。 （２２）前記補助石がダイアモンドであることを特徴と
   する請求項２１に記載の宝石取り付け台。 （２３）（ａ）パビリオンとクラウンとを有する宝石と
   、 （ｂ）それぞれが上縁部と下縁部とを有する複数の補助
   石と、 （ｃ）前記パビリオンが露出した状態で前記宝石を固定
   保持するための宝石保持手段と、前記補助石の上縁部を
   固定保持するための第１補助石保持手段と、 （ｄ）上面を有し、前記補助石の下縁部を固定保持する
   ための第２補助石保持手段を有するベース部材と、 （ｅ）前記補助石を挾持した状態で前記ベース部材と王
   冠部材とを互いに固定する固定手段と、を具備したこと
   を特徴とする宝石取り付け台。 （２４）（ａ）パビリオンとクラウンとを有する宝石と
   、 （ｂ）それぞれが上縁部と下縁部とを有する複数の補助
   石と、 （ｃ）前記クラウンが露出し前記パビリオンの少なくと
   も一部が露出した状態で、前記宝石を固定保持できるよ
   うになっており、光が該宝石に進入できるような貫通孔
   を設けた宝石保持手段と、前記補助石の上縁部を固定保
   持するための第１補助石保持手段とを有する王冠部材と
   、 （ｄ）補助石を通って内方に進行する光の少なくとも一
   部が前記宝石のパビリオンに進入するように、前記補助
   石の内方面が前記宝石のパビリオンの少なくとも一部に
   対して近接し且つ露出した状態で、前記補助石の下縁部
   を固定保持するための第２補助石保持手段を有するベー
   ス部材と、 （ｅ）前記補助石を挾持した状態で前記ベース部材と王
   冠部材とを互いに固定するための固定手段と を具備したことを特徴とする宝石取り付け台。 （２５）前記補助石が前記パビリオンを包囲する円上に
   取り付けられることを特徴とする請求項２３または２４
   に記載の宝石取り付け台。 （２６）前記補助石が互いに隣接していることを特徴と
   する請求項２５に記載の宝石取り付け台。 （２７）前記宝石がベース部材から離隔していることを
   特徴とする請求項２３または２４に記載の宝石取り付け
   台。 （２８）前記王冠部材が下方に延びる整列ガイドを有し
   、ベース部材が前記整列ガイドの少なくとも一部を収容
   するための開口を有することを特徴とする請求項２３ま
   たは２４に記載の宝石取り付け台。 （２９）前記整列ガイドが軸部であり、該軸部は、宝石
   品を完成するために該宝石取り付け台をディスプレイ手
   段に取り付けられるように、前記ベース部材を貫通する
   延長部を有することを特徴とする請求項２８に記載の宝
   石取り付け台。 （３０）前記王冠部材は上面、下面および貫通孔を有す
   るカラー部を有し、前記宝石は、パビリオンが王冠部材
   より下方に延び且つ進入してくる光に対して露出した状
   態で、前記貫通孔に取り付けられていることを特徴とす
   る請求項２３または２４に記載の宝石取り付け台。 （３１）前記宝石保持手段は前記カラー部の上面に設け
   た複数の爪からなることを特徴とする請求項３０に記載
   の宝石取り付け台。 （３２）前記宝石はベース部材すなわち前記貫通孔の壁
   部と接していないことを特徴とする請求項３０に記載の
   宝石取り付け台。 （３３）前記整列ガイドは、王冠部材から下方に延び相
   互離隔した複数のアーム部によって支持された軸部から
   なることを特徴とする請求項２９に記載の宝石取り付け
   台。 （３４）前記補助石のすべてが略同一の長さを有するこ
   とを特徴とする請求項２３または２４に記載の宝石取り
   付け台。 （３５）前記王冠部材がカラー部を備え、第１補助石保
   持手段が該カラー部の下面に形成された第１切欠部であ
   り、第２補助石保持手段がベース部材の上面に形成され
   た第２切欠部であることを特徴とする請求項２３または
   ２４に記載の宝石取り付け台。 （３６）前記王冠部材が孔を有し、前記宝石は該孔の壁
   部またはアーム部に接することなく該孔を貫通してベー
   ス部材に向けて突出していることを特徴とする請求項３
   ３に記載の宝石取り付け台。 （３７）前記補助石は前記アーム部または王冠部材の軸
   部にほとんど接することなく取り付けられていることを
   特徴とする請求項３３に記載の宝石取り付け台。 （３８）前記王冠部材が下面を備えたカラー部を有し、
   前記第１補助石保持手段が前記カラー部の下面において
   第１の鋭角で交差する２つの面によって形成された第１
   溝部であり、第２補助石保持手段が前記ベース部材の上
   面において第２の鋭角で交差する他の２つの面によって
   形成された第２溝部であることを特徴とする請求項２３
   または２４に記載の宝石取り付け台。 （３９）各前記補助石が略同一長さで先細長方形となっ
   ており、前記第１、第２宝石保持手段が、円形であって
   、第１の直径と該第１の直径より小さい第２の直径をそ
   れぞれ有し、前記補助石が円錐台形状に隣接して取り付
   けられていることを特徴とする請求項２３または２４に
   記載の宝石取り付け台。 （４０）（ａ）パビリオンとクラウンとを有する宝石と
   、 （ｂ）複数の補助石と、 （ｃ）前記クラウンが外方に露出し前記パビリオンの少
   なくとも一部が露出した状態で前記宝石を保持しており
   、前記パビリオンの露出部に光が進入できるような開口
   を備えた宝石保持手段と、 （ｄ）前記補助石中を通って内方に進む光の少なくとも
   一部が前記開口を通って前記パビリオンに進入するよう
   に、前記開口に近接して、前記クラウンが外方に露出し
   且つ前記パビリオンの少なくとも一部が露出した状態で
   前記宝石を保持している宝石保持手段と、 を具備したことを特徴とする宝石取り付け台。 （４１）前記補助石は、パビリオンの前記開口に近接し
   た部分を包囲する円周を形成していることを特徴とする
   請求項４０に記載の宝石取り付け台。 （４２）請求項２３、２４および４０のうちのいずれか
   １項に記載の宝石取り付け台をディスプレイ手段に取り
   付けたことを特徴とする宝石品。 （４３）前記延長部により環状帯部に取り付けられた請
   求項２９に記載の宝石取り付け台を有することを特徴と
   するリング。 （４４）（ａ）補助石の上縁部同士が整列し、且つ、補
   助石の下縁部同士が整列するように、前記補助石をダイ
   の中で組み立てる工程と、 （ｂ）前記上縁部が第１補助石保持手段中に位置するよ
   うに王冠部材をセットする工程と、 （ｃ）前記下縁部が第２補助石保持手段中に位置するよ
   うにベース部材をセットする工程と、 （ｄ）前記（ａ）、（ｂ）、（ｃ）の工程の後、ベース
   部材と王冠部材とを相互固定する工程と を具備することを特徴とする請求項２３または２４に記
   載の宝石取り付け台の組立て方法。