JPH0218792Y2 - - Google Patents

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JPH0218792Y2
JPH0218792Y2 JP12238985U JP12238985U JPH0218792Y2 JP H0218792 Y2 JPH0218792 Y2 JP H0218792Y2 JP 12238985 U JP12238985 U JP 12238985U JP 12238985 U JP12238985 U JP 12238985U JP H0218792 Y2 JPH0218792 Y2 JP H0218792Y2
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seat
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stopper
rider
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シートバツクを備えた二輪車・三輪
車に係り、特に可変可能なシートバツクを備えた
二輪車・三輪車に関する。
[考案の概要] 本考案は、シートバツクと、このシートバツク
を支えるアームとの間に付勢手段を用いて、スト
ツパ側、例えばアームの先端に形成したストツパ
に常時付勢させる構成にしたので、ライダーの姿
勢に合わせてシートバツクが可動でき、ライダー
を保持することができる等の効果を奏するもので
ある。
[従来の技術] 従来、可動するシートバツクを有する二輪車・
三輪車においては、第5図で示される実開昭59−
97182号公報で提案されているように、下端側を
車体フレーム51の適宜箇所に軸承枢着したアー
ム52でシートバツク53を支持し、そのアーム
52の揺動回転でシートバツク53を前部座席5
4と後部座席55のヒツプストツパ56,57の
延長上に交互選択的に移動自在に構成し、その各
ヒツプストツパ56,57でシートバツク53を
位置決めして係止可能に構成した技術が提案され
ている。
[従来技術の問題点] 上記第5図で示される従来技術においては、シ
ートバツク53はアーム52で支持され、シート
バツク53の前下部斜面58とヒツプストツパ5
6背面の斜面59とを整合当接して構成するため
に、シートバツク53をライダー及びタンデムラ
イダー用のシートバツクとしては用いることがで
きるが、シートバツク53自体は、斜面58,5
9とが当接する予め設定された角度でしか、ライ
ダーの背後を保持することができない。そこで、
シートバツクをライダーのポジシヨンに合せたア
ジヤスト機構が望まれていた。
[問題点を解決するための手段及び作用] 本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たものであり、アームのストツパ端側に、シート
バツク保持部材を設け、シートバツクに前記保持
部材と係合される係合突起部を設け、前記アーム
とシートバツクの間に付勢手段、例えばバネを設
けてストツパ側に付勢する。このようにアームと
シートバツクの間に付勢手段を設けて、シートバ
ツクをストツパ側に付勢して構成しているため
に、シートバツクはライダーの背部を確実に支え
ることができ、ライダーの姿勢に追従してシート
バツクの可動が可能となる。つまりシートバツク
部分を首振り可動可能に構成することができるこ
とになり、ライダーのポジシヨンに合せたアジヤ
スト機構付のシートバツクを備えた二輪車・三輪
車とすることができる。
またストツパ、例えばアームの端部などにスト
ツパを設けているために、このストツパよりも後
方にシートバツクが傾倒することがなくライダー
を十分保持できる。
また実施例で示したようにアームを段階的に係
止できる、いわゆるリクライニング機構を併用す
ることにより、ライダーに対して異和感のないリ
クライニング操作が可能となり、アームを可動し
たときにはライダー、アームを収納したときには
タンデムライダーというように、両者について異
和感のないシートバツクを備えた二輪車・三輪車
を提供することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。但し、当然のことであるが、以下の説明例に
記載し、または図示している構成部品、その他の
部材および配置は、本考案を限定する趣旨ではな
く、単なる説明例に過ぎない。
第1図Aはシートバツクを可動した状態の側面
図であり、第1図Bはシートバツクの取付状態を
示す部分平面図、第1図Cは第2図の−線に
よる部分断面図、第2図はシートバツクを収納し
た状態を示す側面図である。
本例においては、シートSは前席Aと後席Bか
ら成るダブルシートであり、後席Bが前席Aより
も高く構成されており、前席Aの後部には面aが
設けられライダーのヒツプストツパHaとして、
後席Bの後部には面bが設けられタンデムライダ
ーのヒツプストツパHbとしてそれぞれ構成され
ている。
図において、符号1はシートバツクであり、シ
ートバツク1は、プレート1aにクツシヨン材1
bを載置し表皮材1cで被覆して形成され、シー
トバツク1の下部側には取手としての切欠部1d
が設けられている。プレート1aには第1図Cで
示されるように、ボルト4及びナツト3によつて
係合突起部5が設けられ、該係合突起部5には孔
6が設けられている。
アーム2には係合突起部5と締結され、シート
バツク1を保持する保持部材7が設けられ、この
アーム2に設けられた保持部材7には、前記係合
突起部5の孔6と整合するように孔8が設けられ
ている。そしてこれらの孔6,8にバー9を挿入
してシートバツク1とアーム2は締結されてい
る。
またプレート1aとアーム2との間には、シー
トバツク1を前方(第1図A矢線Z方向)に付勢
するための手段としての板バネ10が取り付けら
れている。本例における板バネ10はアームの幅
より少ない幅のものを用いており、後方から見え
ないように構成されている。この板バネ10の付
勢力によつて、シートバツク1の下半部分が上に
あがつてしまうのを防止するために、アーム2の
先端にはストツパ11が設けられており、該スト
ツパ11は前記アーム2の角度に対してシートバ
ツク1を良好に保持するため、所望の角度(本例
では120゜)に折れ曲がつて且つ偏平に形成され、
さらに該ストツパ11にはクツシヨンラバー12
が設けられている。
このようにシートバツク1をライダー用シート
バツクとして用いるときには、板バネ10により
シートバツク1は、常時ストツパ11に付勢され
るように構成されている。
本例においては、ストツパ11をアーム2の先
端に、角度を持つてアーム2と一体に形成した
が、これに限定されるものではなく、ストツパ1
1をアーム2と別体に形成して、アーム2と可動
可能な状態に締結し、調節装置、例えばネジ調節
機構その他の手段を用いることによつて、シート
バツク1のストツパと当接したときの角度を所望
に設定でき、シートバツク1の傾斜を任意の角度
に保持するようにすることもできる。
なお、アーム2とシートバツク1の締結にバー
9を用いた例を示したが、これに限定されるもの
ではなく、例えばピンを用いて締結するピン継手
等によつて揺動可能に構成してもよい。
前記シートバツク1を保持したアーム2の他端
は、フレーム13に設けられたブラケツト14に
穿設された孔に、ピン15を用いて枢着され、揺
動可能に構成されている。
ブラケツト14にはスプリング係止部16が設
けられており、該係止部16に一端を係止され、
他端をアーム2に係合されたリターンスプリング
17を用いて、アーム2を常時収納位置方向(第
1図A矢線X方向)に付勢している。
また、アーム2にはシートバツク1の位置を調
整するためのロツク操作レバー18が、アーム2
に設けられたレバー保持部材19とピン20を介
して枢着して設けられており、ロツク操作レバー
18は連結ロッド22によつてロツクレバー25
と連結されている。ロツク操作レバー18と連結
ロッド22との連結部にはリターンスプリング2
1が設けられており、連結ロッド22を矢線Y方
向に付勢している。
ロツクプレート23はアーム2のポジシヨン調
整用の溝24,24……が所望数(本例では3
つ)設けられており、ロツクプレート23の溝2
4に、前記ロツクバー25が係合してアーム2の
位置を固定する。
本例では、フレーム13の先端部を利用してシ
ートバツク1が収納されたときに、バネ10の付
勢力によつてシートバツク1が後方に回動しない
ようにするためのストツパ28が設けられてい
る。該ストツパ28は、先端にラバー29が装着
され、該ラバー29はボルト30等によつて螺着
されている。
シートバツクの収納時のストツパとしては、本
例に限定されるものではなく、所定の保持強度を
有すれば、他の箇所、例えばカバーK等に形成し
ても良い。
次に上記のシートバツク1の可動状態を説明す
る。
先ず、第2図に示されるように、タンデムライ
ダーの背部に収納されたシートバツク1を第1図
Aで示す状態になるように、アーム2を手動によ
りシートSの前席A方向に引く。
本例では、シートバツク1の下部側に切欠部1
dを設けているので、該切欠部1dに手を入れて
シートバツク1を引き出す。取手としては第1図
Bの鎖線で示されるような把持部を設けたり、そ
の他の把持部を設けても良い。
そしてシートバツク1を前席A方向に移動さ
せ、操作レバー18を下方に下げると、連結ロッ
ド22及びロツクバー25が上方に動き、ロツク
プレート23の溝24に係合する。ライダーの好
み位置に合せて、シートバツク1を引くのを止め
ると、シートバツク1はリターンスプリング17
によつて、収納位置方向に付勢され、同時に、ロ
ツクバー25がロツクプレート23の溝24に係
合されているために、アーム2は固定して、シー
トバツク1はライダーの所望位置に固定する。
シートバツク1を収納するときには、シートバ
ツク1を若干前席A方向に引き、同時に、ロツク
操作レバー18を押し下げることによつて、溝2
4からロツクバー25を外すことができ、さらに
ロツク操作レバー18を上方に引く。これによ
り、連結ロッド22及びロツクバー25は開放さ
れ、連結ロッド22がリターンスプリング21に
よつて下方に付勢されていることにより、溝24
に係合することなく下方位置に移動する。またシ
ートバツク1もリターンスプリング17によつて
収納位置に戻される。
収納に際しては、ストツパ11がプレート1a
と当接しなくなり、ストツパとしての役割を果さ
なくなるので、フレーム13の先端に設けられた
ストツパ25で、バネ10の付勢力によつてシー
トバツク1が後方に傾倒するのを防止できる。
シートバツク1の収納時においても、バネ10
によつて、シートバツク1はストツパ側に付勢さ
れているために、タンデムライダーは、ヒツプス
トツパと共に背部の移動に追従したシートバツク
として用いることができる。
このようにライダーのポジシヨンの変更にも追
従可能であり、シートスライドと同じ機能を奏す
ることができる。そして、ライダーの背部とシー
トバツクに当接すると、ライダーの動きに合わせ
て、シートバツクは、バネに抗して可動すること
ができる。
第3図は他の実施例を示すものであり、本例に
おいてはシツシーバーにアームを回動可能に枢着
し、さらにシートバツクの形状を変えたものであ
る。
本例において、上記実施例と同一部材等には同
一符号を付して、その説明を省略する。
本例においては、シートバツク31に後部張り
出し部31aを形成し、またアーム32の先端を
斜めに欠切して、ストツパ33として構成してい
る。アーム32の他端は、シツシーバー30に支
点36で枢着され、シツシーバー30に設けられ
た前席側の係合ロツド37によつて、アーム32
の所定箇所に設けられた孔39に嵌合され固定さ
れる。
収納時においては、後部の係合ロツド38によ
つてアーム32を嵌合して係合する。このように
構成すると、ストツパ33としてのアーム32先
端部の欠切角度で、シートバツク31の係止角度
を決めることができる。
また、シートバツク31は上部後方に張り出し
部31aを有するために、収納時において、該張
り出し部31aが鎖線で示すように、シツシーバ
ー30の上端35に当接し、ストツパとしての役
割を果たす。
なお、上記実施例においては、前席と後席に段
差を有するダブルシートを例にとつて説明した
が、本考案によれば、これに限定されるものでは
なく、さらに、フレームに連結されたアームにシ
ートバツクを設けてあるので、シート自体の組立
が容易であり、またシート自体の変更も容易な
る。
第4図は他の実施例を示し、本例では、ロツク
操作レバーにグラブレールの役割を持たせたもの
である。
本例において、上記実施例を同一部材等には、
同一符号を付してその説明を省略する。
本例において、フレーム13に接合されたロツ
クプレート49には、アーム2を係止する溝24
の外に係止用溝49aが設けられ、該溝49aに
は、ロツク操作レバー18及び連結ロッド22と
一体に設けられたロツクバー25が係合し、ロツ
ク操作レバー18が水平になるように構成されて
いる。ロツクプレート49に設けられた溝49a
の開口部は、下端が角形で、開口上端部は、斜め
に切り欠かれている。ロツク操作レバー18を矢
線のように上下に動かしても、アーム2を前方
(前席側)に動かさない限り、ロツクバー25は、
溝49aの上下内面に当接して、外れることがな
い。
本例のように構成することで、アーム2が収納
位置におかれたときに、タンデムライダーは、こ
のロツク操作レバー18をグラブレールとして用
いることができる。
[考案の効果] 本考案は、付勢手段によつてシートバツクをス
トツパ側に付勢して構成しているために、シート
バツクはライダーの背部を確実に支えることがで
き、ストツパを設けているために、ストツパより
も後方にシートバツクが傾倒することがない。
さらに、アームとシートバツクの間にバネが設
けられているために、ライダーの姿勢に追従して
シートバツクの可動が可能となる。つまりシート
バツク部分を首振り可動可能に構成することによ
りライダーのポジシヨンに合せたアジヤスト機構
付のシートバツクとすることができる。
なお、当然のことであるが本考案は図示の例に
限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図Aはシートバツクを可動した状態を示す
側面図、第1図Bはシートバツクの取付状態を示
す部分平面図、第1図Cは第2図の−線によ
る部分断面図、第2図はシートバツクを収納した
状態を示す側面図、第3図は他の実施例を示す部
分側面図、第4図は他の実施例を示す部分説明
図、第5図は従来例を示す側面図である。 1……シートバツク、2……アーム、5……係
合突起部、7……保持部、9……バー、10……
付勢手段(バネ)、11,28……ストツパ、1
3……フレーム、S……シート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一端部にストツパを備え他端を揺動可能に枢
    着したアームと、該アームのストツパ端側に設
    けられたシートバツク保持部材と、該保持部材
    と係合される係合部を備えたシートバツクとを
    有し、前記アームとシートバツクの間に付勢手
    段を用いて前記ストツパ側に付勢したことを特
    徴とするシートバツクを備えた二輪車・三輪
    車。 2 前記ストツパは、アームに対して可動可能に
    設けられていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のシートバツクを備えた
    二輪車・三輪車。
JP12238985U 1985-08-09 1985-08-09 Expired JPH0218792Y2 (ja)

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JPS6241299U JPS6241299U (ja) 1987-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4504054B2 (ja) * 2004-03-17 2010-07-14 本田技研工業株式会社 二・三輪車両用シート構造
JP5399171B2 (ja) * 2009-08-28 2014-01-29 本田技研工業株式会社 自動二輪車のバックレスト構造

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JPS6241299U (ja) 1987-03-12

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