JPH02186909A

JPH02186909A - テープ苗移植機

Info

Publication number: JPH02186909A
Application number: JP424489A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Shimazumi; 島隅　和夫; Takeo Kuboshita; 久保下　竹男; Toshimasa Moriya; 守屋　利正
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1989-01-10
Filing date: 1989-01-10
Publication date: 1990-07-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は藺草やライ麦等の作物苗束を植付けるテープ苗
移植機であって、詳しくは作物苗束をテープの長手方向
に所定間隔を持って配置付設したテープ苗を、苗収納部
より繰出し植付部に向けて搬送する搬送装置と、この搬
送装置の終端に作物苗束を付設した状態で１株分毎に前
記テープとともに切断された作物苗束を植付ける植付部
を設けてあるテープ苗移植機に関する。

〔従来の技術〕

この種のテープ苗移植機において、テープを切断するに
、従来は、連続テープを単に切断していただけであった
（例えば特願昭６３−２４００９２号）。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、テープ自体は苗収納部からこの切断部位まで作
物苗束の搬送を行う為に比較的強度のある樹脂テープ等
が使用されており、その強度が高いことが却って切断時
には切断性能を阻害することになり、実際の切断が旨く
行かないこともあった。したがって、そのことが植付作
業に影響していた。

本発明の目的は前記テープ自体に簡単な加工を施すこと
によって、切断性能の向上を図ることができるものを提
供する点にある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明による特徴構成は各隣接する作物苗束同士の間に
位置するテープ部分に、薄肉凹入部又は貫通部を設けて
ある点にあり、その作用効果は次の通りである。

〔作　用〕

つまり、前記テープの切断予定箇所である各隣接する付
設作物苗束同士の間のテープ部分に、薄肉凹入部又は貫
通部を設けることによって、テープの連続性を維持し乍
ら引張強度の弱い部分を形成することによって、その部
分又は近傍に切断刃が当ると、その弱い部分でテープが
切断される。

〔発明の効果〕

したがって、テープの連続性を損うことのない薄肉凹入
部又は貫通部を設けることによって、テープの引張強度
の若干の低下は認められるものの、その切断部位では切
断機構の切断刃が作用してはじめて切断されるだけの強
度は存するものにできるので、搬送中でのテープ破断や
テープ切断不良といったことを未然に回避できる。

したがって、欠株や植付不良等がなくなるとともにそれ
らに起因する植付能率の低下を抑制でき、かつ、この薄
肉凹入部又は貫通部に対して駆動プーリの突起を係合さ
せることによって、テープ搬送を確実に行なえ、テープ
切断機構の作動とテープ搬送装置との送りの同８１目性
が維持され、テープが所定ピッチだけ送られずにテープ
に付設した作物苗束が切断されるといったことが未然に
回避できる。

〔実施例〕

テープ苗作成装置について説明する。第４図に示すよう
に、テープ苗作成装置は、大束の母株より中東の母株に
分離する第１分離装置（１）と、この分離母株を縦向に
落下搬送する第１搬送装置（２）と、この第１搬送装置
（２）で供給される中東母株を横向きに搬送する第２搬
送装置（３）と、この第２Ｉｘｉ送装置（３）で送られ
る中東母株を小束に分離する第２分離装置（４）と、第
２分離装置（４）で小束に分離された作物苗束をその稈
身がテープ幅方向に沿う状態で、テープ長手方向に所定
間隔を持って挾持する上下一対のテープ（５）　、　（
６）と、第２１Ｍ送装置（３）より繰出される小束を受
は止めて上下一対のテープ（５）　、　（６）で挟み込
む第３搬送装置（１１）と、第３搬送装置（１１）より
繰出されるテープ（５）　、　（６）に対して貫通部（
７）としての貫通孔（７八）を形成する孔開は機構（８
）と、孔を開けられたテープ苗を下向きに誘導する誘導
ロール（９）と、この垂下されて（るテープ苗を左右に
連続的に案内する案内ロール（１０）と、この案内ロー
ル（１０）によって左右に振られるテープ苗を上下に重
なり合う状態につづら折れに収納する苗収納部（１３）
とからなる。

前記第２搬送装置（２）は左右一対の突起付ベルト（２
Ａ）とこれらベルト（２Ａ）の搬送経路に対向して配設
された遊転式スポンジベルト（２Ｂ）とからなり、左右
一対づつ配設された突起付ベルト（２八）とスポンジベ
ルｌ−（２Ｂ）とで両側から挟み込むように第１分離装
置（１）の横外側方に配設されている。

第１分離装置（１）は針状突起を形成したヘル）　（Ｉ
Ａ）を前記第２１１１送装置（２）の搬送経路で前記針
状突起同志が重なり合うように前後に配設されたもので
、前記針状突起同志を第１搬送装置（１）で送られる大
束母株に作用させて中東母株で分離する。第２分離装置
（４）は第１分離装置（１）と同様の構成である。前記
第３ｖＯ，送装置（１１）は左右一対の突起付搬送ベル
トとその間に下テープ（６）を位置させて両者で搬送す
るとともに、終端位置で上テープ（５）を重ね合せ作物
苗束（ａ）の間のテープ部分を押えて作物苗束（ａ）を
強固に挾持する押えロール（１２）を備えている。

前記上下テープ（５）　、　（６）は少なくとも何れか
一方が黒色に着色され、植付られた作物苗束の茎に巻付
いて吸光保温効果を発揮することができる。

前記孔開は機構（８）はテープ苗を支持する孔あき台（
８Ｂ）と、この孔あき台（８Ｂ）に乗ったテープ苗に孔
を形成すべく作用する開孔揺動アーム（８八）とこの開
孔揺動アーム（８Ａ）を間欠的に揺動駆動するカム回転
体（８Ｃ）とからなる。したがって、第り図に示すよう
に、隣接する作物苗束（ａ＞の間に位置するテープ部分
に貫通部（７）としての貫通孔（７Ａ）が形成される。

以上のような機構によってつづら折れ状態に苗収納部（
１３）に収納されたテープ苗は、別に構成されている移
植機に苗収納部ごと移されて植付が行なわれる。

テープ苗移植機は、第２図及び第３図に示すように、苗
収納部（１３）より垂下されるテープ苗を切断部位まで
搬送する第４搬送装置（１４）と、この第４１ＱＱ送装
！（１４）の終端横側方で作物苗束（ａ）を１株分毎に
テープ（５）　、　（６）で挾持した状態で切断する切
断機構（１５）と、切断後の作物苗束（ａ）を植付ける
植付部（１６）としての植付爪と、この植付爪を駆動支
持する植付ケース（１７）と、この植付ケース（１７）
を支持するフィードケース（１８）とからなり、図外の
走行機体よりフィードケース（１８）で動力伝達を受け
て植付爪（１６）及び第４搬送装置（１４）を駆動する
。

前記第４１１送装置（１４）は上側の遊転プーリ（１４
４）と下側の駆動プーリ（１４Ｂ）とに亘って突起（１
４ａ）付ベル）　（１４Ｃ）が上下に架渡され、フィー
ドケース（１８）より動力伝達を受けて駆動されるとと
もに、前記突起（１４ａ）をテープ（５）　、　（６）
の前記貫通孔（７八）に係合させて、搬送経路に沿って
張設された板状ガイド（１９）との協働で、テープ苗を
搬送すべく構成しである。

前記植付爪（１６）は植付ケース（１７）に軸支されて
常時回転するクランクアーム（２０）によって図示する
軌跡（ｂ）を移動する。この場合に、植付爪（１６）の
基端側には切断刃（１５Ａ）が設けてあり、固定受刃（
１５Ｂ）とともに切断機構（１５）を構成して植付爪（
１６）が作物苗束（ａ）を掴む直前にテープを切断する
ようになっている。

前記切断刃（１５Ａ）の軌跡は図示する高さ（Ｃ）が作
物苗束（ａ）の苗丈よりも大きくかつ最下部より固定受
刃（１５Ｂ）までの高さ（Ｅ）が略２７３Ｃで、前記固
定受刃（１５Ｂ）に対応した部分の軌跡幅（Ｄ）は苗丈
（Ｂ）の略１／３に設定しである。そして、前記軌跡（
ｂ）の点（＾２）から点（＾、）までの間に対応する前
記クランクアーム（２０）の回転角が略１２０で、この
植付爪（１６）の移動の間に前記第４搬送装置（１４）
を作動させる。

そして、植付爪（１６）の苗を押える先端は単なる平板
のもので、この平板だけの長さは前記軌跡幅（Ｄ）と略
同−長さになるように長さ設定されている。

以上のように、テープ苗が切断部位に横送りされてくる
ので、植付爪と後続する苗（ａ）との接触がなく、苗の
姿勢乱れがない。

前記テープ苗作成装置において、隣接する作物苗束（ａ
）の間のテープ部分に形成される構成としては第５図に
示すような薄肉部（７Ｂ）でもよく、又は、第６図に示
すような円形貫通孔（７Ｆ）でもよく第７図及び第８図
に示すような十字又はマイナススリット（７Ｃ）　、　
（７Ｄ）でもよ（、又は、第９図に示すようにミシン目
（７Ｅ）を形成したものでもよい。又は、これらを組合
せたものでもよい。

〔別実施例〕

■　テープ（５又は６）に付設する状態としては単一テ
ープに接着剤を介して貼り付ける構成を採ってもよい。

■　植付部（１６）としては植付爪方式ではなく、単に
上下テープ（５）　、　（６）を引離して、その引離し
後タイミングを合せて掻取る機構で掻取り根部を下向き
に圃面上に落下させる構成を採ってもよい。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るテープ苗移植機の実施例を示し、第
１図はテープに貫通部を形成した状態を示す斜視図、第
２図は全体側面図、第３図は全体背面図、第４図はテー
プ苗作成装置ｔを示す側面図、第５図ないし第９図は、
夫々、テープに貫通部及び薄肉部を形成した状態を示す
斜視図である。（５）　、　（６）・・・・・・テープ、（７八）・・
・・・・貫通部、（７Ｂ）・・・・・・薄肉部、（１３
）・・・・・・苗収納部、（１４）・・・・・・搬送装
置、（１５）・・・・・・切断機構、（１６）・・・・
・・植付部、（ａ）・・・・・・作物苗束。

Claims

【特許請求の範囲】

作物苗束（ａ）をテープ（５又は６）の長手方向に所定
間隔を持って配置付設したテープ苗を、苗収納部（１３
）より繰出し植付部（１６）に向けて搬送する搬送装置
（１４）と、この搬送装置（１４）の終端に作物苗束（
ａ）を付設した状態で１株分毎に前記テープ（５又は６
）とともに切断された作物苗束（ａ）を植付ける植付部
（１６）を設けてあるテープ苗移植機であって、各隣接
する作物苗束（ａ）同士の間に位置するテープ部分に、
薄肉凹入部（７Ｂ）又は貫通部（７）を設けてあるテー
プ苗移植機。