JPH0218525Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、チユーナ等における基板への接続端
子に関するものである。

従来、μチユーナにおける端子の基板への接続
は、第１図ａ及びｂに示すように行なわれてい
た。同図において、１は接続端子、２は基板、３
は挿入孔、４ははんだである。接続端子１は図示
のように金属製のピンから成り、Ｌ字形に形成さ
れていて、ボード５に支持され、その先端部が基
板の挿入孔３に挿入され、はんだ４で固着されて
いる。

しかし、上記接続端子１は限られたスペースに
６〜８本も配置されるのでその接続の作業性及び
信頼性に関して次のような欠点があつた。

すなわち、(1)作業性を重視し、接続端子の基板
における挿入孔を大きくするとはんだ付けのはん
だの量が少なくなり、端子の基板への接続の信頼
性が低下する。(2)反対に基板における挿入孔を小
さくすると、作業性が著しく悪化し、そして、接
続端子の曲がりに対する寸法公差ｌは、第２図
ａ，ｂに示すように、複数の接続端子を基板の孔
３に同時に挿入する必要があるので、孔３の径を
φとするとｌ＜φでなければならず、高い精度が
要求される。

本考案は、上記の欠点に鑑みて成されたもの
で、端子を接続する際の寸法公差を大きく許容
し、且つはんだ付処理の際には、基板等に設けら
れた接続用孔に比して十分に細い線状の端子であ
つても、十分な量のはんだで固定することができ
る接続端子を提供するものである。

次に、本考案の一実施例を添付の図面を引用し
て説明する。

第３図ａに示すように、本考案においては、接
続端子１の一部分を凸状に屈曲させ先端部をほぼ
逆Ｖ字状に形成する。この接続端子１の先端部は
テーパ状を成すため複数の端子を基板２の孔３′
に同時に挿入する場合に、前述の通り曲がり公差
ｌがある程度あつても容易に挿入することができ
る。また、接続端子１を孔３′に挿入した後の状
態は第４図に示すように孔３′をほぼ全面的に閉
じることになるので、はんだ４が孔３全体におよ
びはんだ４ののりが極めて良好となる。

また、基板２に設ける接続端子１の挿入孔３の
形状はどのような形状のものでもよいが、なるべ
くならば、第３図ｂに示すように、楕円形が好適
である。

以上説明したように本考案の構成によれば、端
子を接続する際の寸法公差を大きく許容できるた
めに作業性を向上させることができ、且つ接続用
孔に比して十分に細い線状の端子であつても、十
分な量のはんだで固定することが可能になるた
め、装置自体の信頼性を向上させることができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ乃至第２図ｂは従来のチユーナにおけ
る接続端子等を示す概念図、第３図ａ乃至第４図
は、本考案の一実施例におけるチユーナにおける
接続端子等を示す概念図である。 １……接続端子、２……基板、３，３′……孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続孔に挿入してはんだ付処理を行なう細い線
   状の接続端子であつて、 上記接続端子を凸状に屈曲させて上記接続用孔
   に挿入し、上記凸状部分を上記接続用孔の周縁に
   当接させることにより接続端子の挿入を規制し、
   かかる状態ではんだ付処理を施すように形成した
   ことを特徴とするはんだ付用接続端子。