JPH021850B2 - - Google Patents
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- JPH021850B2 JPH021850B2 JP60145764A JP14576485A JPH021850B2 JP H021850 B2 JPH021850 B2 JP H021850B2 JP 60145764 A JP60145764 A JP 60145764A JP 14576485 A JP14576485 A JP 14576485A JP H021850 B2 JPH021850 B2 JP H021850B2
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- Japan
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- weight
- parts
- chlorinated polyethylene
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Description
産業上の利用分野
本発明は耐熱性が良好な塩素化ポリエチレン組
成物に関する。さらにくわしくは、(A)塩素化ポリ
エチレン、(B)周期律表の第二族の金属の水酸化物
およびハイドロタルク石群、(C)有機過酸化物およ
び(D)キノリン系化合物からなる塩素化ポリエチレ
ン組成物に関するものであり、耐熱性がすぐれた
塩素化ポリエチレン組成物を提供することを目的
とするものである。 従来の技術 従来から、自動車部品、家庭電器部品などの分
野において、耐熱性があるゴム状物が要望されて
きた。このゴム状物として、ケイ素含有ゴム状物
(シリコンゴム)、エピクロルヒドリン系ゴム状
物、弗素含有ゴムなどを主体とした耐熱性ゴムを
用いることが一般に行なわれている。しかしなが
ら、これらのゴム状物は、加工性及びコストの点
において問題がある。 これに対し、塩素化ポリエチレンはこれらの耐
熱性ゴムに比べ、耐熱性が満足すべきものではな
いため、このような耐熱性の必要な分野において
使用されていなかつた。塩素化ポリエチレンの耐
熱老化性を向上させるために比較的に多量の老化
防止剤を配合することも考えられるが、老化防止
剤は、一般に架橋剤として使われる有機過酸化物
の分解によつて生じた活性なラジカルを消費する
ため、微量しか配合できないという問題があつ
た。 発明が解決しようとする問題点 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題
点)がなく、耐熱性がすぐれた塩素化ポリエチレ
ン組成物を得ることである。 問題点を解決するための手段および作用 本発明にしたがえば、これらの問題点は、 (A) 塩素化ポリエチレン 100重量部、 (B) 周期律表の第二族の金属の水酸化物およびハ
イドロタルク石群 1.0〜15.0重量部、 (C) 有機過酸化物 0.1〜20.0重量部、 ならびに (D) キノリン系化合物 0.05〜5.0重量部 からなる組成物であり、該水酸化物とハイドロタ
ルク石群との合計量中に占めるハイドロタルク石
群の配合割合は1.0〜80重量%である塩素化ポリ
エチレン組成物、 によつて解決することができる。以下、本発明を
詳細に説明する。 (A) 塩素化ポリエチレン 本発明において使われる塩素化ポリエチレンは
ポリエチレンの粉末または粒子を水性懸濁液中で
塩素化するか、あるいは有機溶媒中に溶解したポ
リエチレンを塩素化することによつて得られるも
のである(水性懸濁液中で塩素化することによつ
て得られるものが望ましい)。一般には、その塩
素含有量が20〜50重量%の非結晶性または結晶性
の塩素化ポリエチレンであり、特に塩素含有量が
25〜45重量%を非結晶性の塩素化ポリエチレンが
好ましい。 前記ポリエチレンはエチレンを単独重合または
エチレンと多くとも10重量%のα−オレフイン
(一般には、塩素数が多くとも12個)とを共重合
することによつて得られるものである。その密度
は一般には、0.910〜0.970g/cm3である。また、
その分子量は5万〜70万である。 本発明の組成物を製造するにあたり、塩素化ポ
リエチレンのみを使用してもよいが、塩素化ポリ
エチレンと混和性のある他種の高分子物質を配合
してもよい。該高分子物質としては、エチレン−
プロピレン−ジエン三元系共重合ゴム
(EPDM)、天然ゴム、クロロブレン系ゴム、ク
ロロスルフオン系ポリエチレンゴム状物、スチレ
ン−ブタジエン共重合ゴム状物(SBR)、アクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合ゴム状物
(NBR)、ウレタン系ゴム状物およびブタジエン
単独重合ゴム状物のごときゴム状物〔一般には、
ムーニー粘度(ML1+4)は10〜150〕があげられ
る。また、他の高分子物質としては、前記ポリエ
チレン、塩化ビニルを主成分とする塩化ビニル樹
脂(重合度、400〜1800)、メチルメタクリレート
を主成分とするメチルメタクリレート系樹脂およ
びアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂のごと
き樹脂状物があげられる。これらのゴム状物およ
び樹脂状物については、神原ら編集“合成ゴムハ
ンドブツク”(朝倉書店、昭和42年発行)、村橋ら
編集“プラスチツクハンドブツク”(朝倉書店、
昭和44年発行)などによつてよく知られているも
のである。 これらの高分子物質を配合する場合、配合割合
は塩素化ポリエチレン100重量部に対して多くと
も50重量部である。 (B) 金属の水酸化物 また、本発明において用いられる金属の水酸化
物は周期律表の第二族の金属の水酸化物であり、
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化
バリウムおよび水酸化亜鉛が望ましく、とりわけ
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムおよび水
酸化バリウムが好適である。該金属の水酸化物の
平均粒径は、一般には1.0〜150ミクロンであり、
特に1.0〜100ミクロンのものが好ましい。 (C) ハイドロタルク石群 さらに、本発明において使用されるハイドロタ
ルク石群は、一般式がMgaMeb(OH)cCO3・
MH2O(ただし、MeはAl,CrまたはFeであり、
aは1〜10であり、bは1〜5であり、cは10〜
20であり、Mは1〜8である)で示される。この
ハイドロタルク石群の平均粒径は一般には0.1〜
150ミクロンであり、とりわけ0.5〜100ミクロン
のものが好ましいが、また、前記一般式のMeが
Alであるものが望ましい。 (D) 有機過酸化物 また、本発明において使われる有機過酸化物は
特別の限定はないが、とりわけ分解温度(半減期
が1分間である温度)が120℃以上のものが望ま
しく、特に140℃以上のものが好適である。好適
な有機過酸化物の代表例としては、1,1−ビス
−第三級−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサンのごときケトンパーオキシ
ド、2,5−ジメチルヘキサン−2;5−ジハイ
ドロパーオキシドのごときハイドロパーオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−第三級−ブ
チルパーオキシヘキサンのごときパーオキシエス
テル、ベンゾイルパーオキシドのごときジアシル
パーオキシドおよびジクミルパーオキシドのごと
きジアルキルパーオキシドがあげられる。 さらに、通常のゴム分野において架橋助剤とし
て使用されているトリアリルイソシアヌレートお
よびトリアリルイソシアヌレートのごとき多官能
性物質を配合してもよい。 (E) キノリン系化合物 さらに、本発明において用いられるキノリン系
化合物は一般にゴム業界および樹脂業界において
老化防止剤、酸化防止剤として使用されているも
のである。該キノリン系化合物は前記塩素化ポリ
エチレンとの反応において耐熱性を向上させるも
のである。 本発明において使用されるキノリン系化合物の
代表例としては2,2,4−トリメチル−1,2
−ジヒドロキノリン重合物、6−エトキシ−2,
2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ン、6−ドデシル−2,2,4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリン、トリメチル−ジヒド
ロキノリン誘導体などがあげられる。これらのキ
ノリン系化合物は前記“便覧、ゴム・プラスチツ
ク配合薬品”第89頁ないし第90頁に記載されてい
る。 (F) 組成割合 100重量部の塩素化ポリエチレンに対する他の
組成成分の組成割合(配合割合)は下記の通りで
ある。 周期律表の第二族の金属の水酸化物およびハイ
ドロタルク石群の配合割合はそれらの合計量とし
て1.0〜15.0重量部であり、2.0〜12.0重量部が好
ましく、特に3.0〜12.0重量部が好適である。 また、有機過酸化物の配合割合は0.1〜20.0重
量部であり、0.5〜15.0重量部が望ましく、とり
わけ1.0〜10.0重量部が好適である。 さらに、キノリン系化合物の配合割合は0.05〜
5.0重量部であり、0.05〜4.0重量部が好ましく、
特に0.05〜3.0重量部が好適である。 さらに、架橋助剤を使用する場合、その使用割
合は多くとも10.0重量部である。 塩素化ポリエチレンに対する周期律表の第二族
の金属の水酸化物とハイドロタルク石群の配合割
合が下限未満では、安定性の良好な成形物(シー
トなど)が得られない。一方、上限を越えて配合
したとしても、さらに安定性が向上することもな
く、むしろそれらが成形物の表面にブリートする
こともあるために好ましくない。また、有機過酸
化物の配合割合が下限未満では、架橋が完全に進
行しないために良好な成形物が得られない。一
方、上限を越えて配合した場合は逆に架橋が速く
進行するために良好な形状を有するものを得るこ
とが難しくなるばかりか、架橋を制御することが
困難になることもある。さらに、キノリン系化合
物の配合割合が下限未満では、耐熱性の良好な組
成物が得られない。一方、上限を越えて配合した
としても、さらに耐熱性を向上することが期待さ
れない。 また、該金属の水酸化物およびハイドロタルク
石群の合計量中に占めるハイドロタルク石群の配
合割合は、1.0〜80重量%であり、2.0〜75重量%
が望ましく、とりわけ5.0〜70重量%が好適であ
る。 (G) 混合方法、成形方法など 以上の物質を均一に配合させることによつて本
発明の組成物を得ることができるけれども、さら
にゴム業界及び樹脂業界において一般に使われて
いる充填剤、可塑剤、酸素、オゾン、熱および光
(紫外線)に対する安定剤、滑剤ならびに着色剤
のごとき添加剤を組成物の使用目的に応じて添加
してもよい。 本発明の組成物を製造するさい、その配合(混
合)方法は、当該技術分野において一般に用いら
れているオープンロール、ドライブレンダー、バ
ンバリーミキサーおよびニーダーのごとき混合機
を使用して配合すればよい。 本発明の組成物は一般にゴム業界において通常
使用されている押出成形機、射出成形機、圧縮成
形機およびカレンダー成形機のごとき成形機を用
いて所望の形状物に成形してもよい。また、塩素
化ポリエチレンまたは上記のような組成物を添加
してゴム技術分野において一般に加硫(架橋)し
ながら成形物を製造する方法、すなわち加硫と成
形とを同時に進行させる方法を適用して所望の形
状物に成形させてもよい。 実施例および比較例 以下、実施例によつて本発明をさらにくわしく
説明する。 なお、実施例および比較例において、引張試験
はJIS K−6301に準じてJIS No.3号ダンベルを
用いてシヨツパー型試験機を使用して引張強度
(以下「TB」と云う)、伸び率(以下「EB」と云
う)および硬ささ(以下「HS」と云う)を測定
した。また、耐熱老化試験は、温度が150℃に設
定されたJISギヤオーブン中にJIS No.3号ダンベ
ルを3日放置した後、シヨツパー型引張試験機を
使用し、引張強度(以下「TB」と云う)、伸び率
(以下「EB」と云う)および硬さ(以下「HS」と
云う)を測定し、TB,EBの変化率およびHSの変
化を求めた。また、耐寒性試験はJIS K−6301に
準拠して耐衝撃性試験機を用いて脆化点を測定す
ることによつて行なつた。さらに、圧縮永久歪試
験はJIS K−6301に準拠して25%圧縮させ、150
℃の温度に設定されたギヤーオーブン試験機を使
つて3日間放置た後、試料の厚さを測定し、試料
の歪み率(%)を測定することによつて行なつ
た。 実施例1〜7、比較例1〜5 密度が0.935g/ccのエチレン系重合体(平均
分子量 約20万)を水性懸濁液で塩素化して得ら
れた塩素化ポリエチレン(塩素含有量 36.1重量
%、非晶性、以下「CPE」と云う)100重量部な
らびに第1表に配合量が示されるハイドロタルク
石群としてMg4.5Al2(OH)13・CO3・3.5H2O(平
均粒径 80ミクロン、以下「DHT」と云う)、金
属の水酸化物として、水酸化マグネシウム〔平均
粒径 75ミクロン、以下「Mg(OH)2」と云う〕
または水酸化バリウム〔平均粒径 50ミクロン、
以下「Ba(OH)2」と云う〕ならびに2,2,4
−トリメチル1,2−ジヒドロキノリン重合物
(キノリン系化合物として、以下「酸化防止剤」
と云う)、4重量部の1,1−ビス−第三級−ブ
チルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサン(有機過酸化物として)、3重量部のト
リアリルイソシアヌレート(架橋助剤として)、
可塑剤としてトリオクチルトリメリテート(以下
「TOTM」と云う)およびジオクチルセバケート
(以下「DOS」と云う)ならびに充填剤としてフ
アーネス法で製造されたカーボンブラツク(昭和
キヤボツト社製、商品名 シヨウブラツクFEF、
平均粒径 51ミリミクロン、比表面積、41m2/
g、FEF、以下「CB−1」と云う)および同法
で製造されたカーボンブラツク(旭カーボン社
製、商品名 旭サーマル、平均粒径 118ミリミ
クロン、比表面積19m2/g、SRF、以下「CB
−2」と云う)をそれぞれ第1表に示される配合
割合(重量部)であらかじめ室温(約20℃)にお
いてオーブンロールを使用して20分間充分混練し
ながらシートを成形した。このようにして得られ
た各シートを温度が150℃および圧力が200kg/cm2
の条件で20分間熱プレスして架橋シートを作成し
た。 このようにして得られた各シートの引張試験、
耐熱老化試験、耐寒性試験を行なつた。また、圧
縮永久歪試験はロールで得られた各シートをM方
向に丸めて得られた試験を上記と同様な架橋条件
で試料を作成し、耐熱性と同じ方法で試験を行な
つた。それらの結果を第2表に示す。なお、第2
表において、TBおよびEBは変化率(単位 %)
ならびにHSは変化(単位 ポイント)を示す。
成物に関する。さらにくわしくは、(A)塩素化ポリ
エチレン、(B)周期律表の第二族の金属の水酸化物
およびハイドロタルク石群、(C)有機過酸化物およ
び(D)キノリン系化合物からなる塩素化ポリエチレ
ン組成物に関するものであり、耐熱性がすぐれた
塩素化ポリエチレン組成物を提供することを目的
とするものである。 従来の技術 従来から、自動車部品、家庭電器部品などの分
野において、耐熱性があるゴム状物が要望されて
きた。このゴム状物として、ケイ素含有ゴム状物
(シリコンゴム)、エピクロルヒドリン系ゴム状
物、弗素含有ゴムなどを主体とした耐熱性ゴムを
用いることが一般に行なわれている。しかしなが
ら、これらのゴム状物は、加工性及びコストの点
において問題がある。 これに対し、塩素化ポリエチレンはこれらの耐
熱性ゴムに比べ、耐熱性が満足すべきものではな
いため、このような耐熱性の必要な分野において
使用されていなかつた。塩素化ポリエチレンの耐
熱老化性を向上させるために比較的に多量の老化
防止剤を配合することも考えられるが、老化防止
剤は、一般に架橋剤として使われる有機過酸化物
の分解によつて生じた活性なラジカルを消費する
ため、微量しか配合できないという問題があつ
た。 発明が解決しようとする問題点 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題
点)がなく、耐熱性がすぐれた塩素化ポリエチレ
ン組成物を得ることである。 問題点を解決するための手段および作用 本発明にしたがえば、これらの問題点は、 (A) 塩素化ポリエチレン 100重量部、 (B) 周期律表の第二族の金属の水酸化物およびハ
イドロタルク石群 1.0〜15.0重量部、 (C) 有機過酸化物 0.1〜20.0重量部、 ならびに (D) キノリン系化合物 0.05〜5.0重量部 からなる組成物であり、該水酸化物とハイドロタ
ルク石群との合計量中に占めるハイドロタルク石
群の配合割合は1.0〜80重量%である塩素化ポリ
エチレン組成物、 によつて解決することができる。以下、本発明を
詳細に説明する。 (A) 塩素化ポリエチレン 本発明において使われる塩素化ポリエチレンは
ポリエチレンの粉末または粒子を水性懸濁液中で
塩素化するか、あるいは有機溶媒中に溶解したポ
リエチレンを塩素化することによつて得られるも
のである(水性懸濁液中で塩素化することによつ
て得られるものが望ましい)。一般には、その塩
素含有量が20〜50重量%の非結晶性または結晶性
の塩素化ポリエチレンであり、特に塩素含有量が
25〜45重量%を非結晶性の塩素化ポリエチレンが
好ましい。 前記ポリエチレンはエチレンを単独重合または
エチレンと多くとも10重量%のα−オレフイン
(一般には、塩素数が多くとも12個)とを共重合
することによつて得られるものである。その密度
は一般には、0.910〜0.970g/cm3である。また、
その分子量は5万〜70万である。 本発明の組成物を製造するにあたり、塩素化ポ
リエチレンのみを使用してもよいが、塩素化ポリ
エチレンと混和性のある他種の高分子物質を配合
してもよい。該高分子物質としては、エチレン−
プロピレン−ジエン三元系共重合ゴム
(EPDM)、天然ゴム、クロロブレン系ゴム、ク
ロロスルフオン系ポリエチレンゴム状物、スチレ
ン−ブタジエン共重合ゴム状物(SBR)、アクリ
ロニトリル−ブタジエン共重合ゴム状物
(NBR)、ウレタン系ゴム状物およびブタジエン
単独重合ゴム状物のごときゴム状物〔一般には、
ムーニー粘度(ML1+4)は10〜150〕があげられ
る。また、他の高分子物質としては、前記ポリエ
チレン、塩化ビニルを主成分とする塩化ビニル樹
脂(重合度、400〜1800)、メチルメタクリレート
を主成分とするメチルメタクリレート系樹脂およ
びアクリロニトリル−スチレン共重合樹脂のごと
き樹脂状物があげられる。これらのゴム状物およ
び樹脂状物については、神原ら編集“合成ゴムハ
ンドブツク”(朝倉書店、昭和42年発行)、村橋ら
編集“プラスチツクハンドブツク”(朝倉書店、
昭和44年発行)などによつてよく知られているも
のである。 これらの高分子物質を配合する場合、配合割合
は塩素化ポリエチレン100重量部に対して多くと
も50重量部である。 (B) 金属の水酸化物 また、本発明において用いられる金属の水酸化
物は周期律表の第二族の金属の水酸化物であり、
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化
バリウムおよび水酸化亜鉛が望ましく、とりわけ
水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムおよび水
酸化バリウムが好適である。該金属の水酸化物の
平均粒径は、一般には1.0〜150ミクロンであり、
特に1.0〜100ミクロンのものが好ましい。 (C) ハイドロタルク石群 さらに、本発明において使用されるハイドロタ
ルク石群は、一般式がMgaMeb(OH)cCO3・
MH2O(ただし、MeはAl,CrまたはFeであり、
aは1〜10であり、bは1〜5であり、cは10〜
20であり、Mは1〜8である)で示される。この
ハイドロタルク石群の平均粒径は一般には0.1〜
150ミクロンであり、とりわけ0.5〜100ミクロン
のものが好ましいが、また、前記一般式のMeが
Alであるものが望ましい。 (D) 有機過酸化物 また、本発明において使われる有機過酸化物は
特別の限定はないが、とりわけ分解温度(半減期
が1分間である温度)が120℃以上のものが望ま
しく、特に140℃以上のものが好適である。好適
な有機過酸化物の代表例としては、1,1−ビス
−第三級−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリ
メチルシクロヘキサンのごときケトンパーオキシ
ド、2,5−ジメチルヘキサン−2;5−ジハイ
ドロパーオキシドのごときハイドロパーオキシ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ−第三級−ブ
チルパーオキシヘキサンのごときパーオキシエス
テル、ベンゾイルパーオキシドのごときジアシル
パーオキシドおよびジクミルパーオキシドのごと
きジアルキルパーオキシドがあげられる。 さらに、通常のゴム分野において架橋助剤とし
て使用されているトリアリルイソシアヌレートお
よびトリアリルイソシアヌレートのごとき多官能
性物質を配合してもよい。 (E) キノリン系化合物 さらに、本発明において用いられるキノリン系
化合物は一般にゴム業界および樹脂業界において
老化防止剤、酸化防止剤として使用されているも
のである。該キノリン系化合物は前記塩素化ポリ
エチレンとの反応において耐熱性を向上させるも
のである。 本発明において使用されるキノリン系化合物の
代表例としては2,2,4−トリメチル−1,2
−ジヒドロキノリン重合物、6−エトキシ−2,
2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリ
ン、6−ドデシル−2,2,4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリン、トリメチル−ジヒド
ロキノリン誘導体などがあげられる。これらのキ
ノリン系化合物は前記“便覧、ゴム・プラスチツ
ク配合薬品”第89頁ないし第90頁に記載されてい
る。 (F) 組成割合 100重量部の塩素化ポリエチレンに対する他の
組成成分の組成割合(配合割合)は下記の通りで
ある。 周期律表の第二族の金属の水酸化物およびハイ
ドロタルク石群の配合割合はそれらの合計量とし
て1.0〜15.0重量部であり、2.0〜12.0重量部が好
ましく、特に3.0〜12.0重量部が好適である。 また、有機過酸化物の配合割合は0.1〜20.0重
量部であり、0.5〜15.0重量部が望ましく、とり
わけ1.0〜10.0重量部が好適である。 さらに、キノリン系化合物の配合割合は0.05〜
5.0重量部であり、0.05〜4.0重量部が好ましく、
特に0.05〜3.0重量部が好適である。 さらに、架橋助剤を使用する場合、その使用割
合は多くとも10.0重量部である。 塩素化ポリエチレンに対する周期律表の第二族
の金属の水酸化物とハイドロタルク石群の配合割
合が下限未満では、安定性の良好な成形物(シー
トなど)が得られない。一方、上限を越えて配合
したとしても、さらに安定性が向上することもな
く、むしろそれらが成形物の表面にブリートする
こともあるために好ましくない。また、有機過酸
化物の配合割合が下限未満では、架橋が完全に進
行しないために良好な成形物が得られない。一
方、上限を越えて配合した場合は逆に架橋が速く
進行するために良好な形状を有するものを得るこ
とが難しくなるばかりか、架橋を制御することが
困難になることもある。さらに、キノリン系化合
物の配合割合が下限未満では、耐熱性の良好な組
成物が得られない。一方、上限を越えて配合した
としても、さらに耐熱性を向上することが期待さ
れない。 また、該金属の水酸化物およびハイドロタルク
石群の合計量中に占めるハイドロタルク石群の配
合割合は、1.0〜80重量%であり、2.0〜75重量%
が望ましく、とりわけ5.0〜70重量%が好適であ
る。 (G) 混合方法、成形方法など 以上の物質を均一に配合させることによつて本
発明の組成物を得ることができるけれども、さら
にゴム業界及び樹脂業界において一般に使われて
いる充填剤、可塑剤、酸素、オゾン、熱および光
(紫外線)に対する安定剤、滑剤ならびに着色剤
のごとき添加剤を組成物の使用目的に応じて添加
してもよい。 本発明の組成物を製造するさい、その配合(混
合)方法は、当該技術分野において一般に用いら
れているオープンロール、ドライブレンダー、バ
ンバリーミキサーおよびニーダーのごとき混合機
を使用して配合すればよい。 本発明の組成物は一般にゴム業界において通常
使用されている押出成形機、射出成形機、圧縮成
形機およびカレンダー成形機のごとき成形機を用
いて所望の形状物に成形してもよい。また、塩素
化ポリエチレンまたは上記のような組成物を添加
してゴム技術分野において一般に加硫(架橋)し
ながら成形物を製造する方法、すなわち加硫と成
形とを同時に進行させる方法を適用して所望の形
状物に成形させてもよい。 実施例および比較例 以下、実施例によつて本発明をさらにくわしく
説明する。 なお、実施例および比較例において、引張試験
はJIS K−6301に準じてJIS No.3号ダンベルを
用いてシヨツパー型試験機を使用して引張強度
(以下「TB」と云う)、伸び率(以下「EB」と云
う)および硬ささ(以下「HS」と云う)を測定
した。また、耐熱老化試験は、温度が150℃に設
定されたJISギヤオーブン中にJIS No.3号ダンベ
ルを3日放置した後、シヨツパー型引張試験機を
使用し、引張強度(以下「TB」と云う)、伸び率
(以下「EB」と云う)および硬さ(以下「HS」と
云う)を測定し、TB,EBの変化率およびHSの変
化を求めた。また、耐寒性試験はJIS K−6301に
準拠して耐衝撃性試験機を用いて脆化点を測定す
ることによつて行なつた。さらに、圧縮永久歪試
験はJIS K−6301に準拠して25%圧縮させ、150
℃の温度に設定されたギヤーオーブン試験機を使
つて3日間放置た後、試料の厚さを測定し、試料
の歪み率(%)を測定することによつて行なつ
た。 実施例1〜7、比較例1〜5 密度が0.935g/ccのエチレン系重合体(平均
分子量 約20万)を水性懸濁液で塩素化して得ら
れた塩素化ポリエチレン(塩素含有量 36.1重量
%、非晶性、以下「CPE」と云う)100重量部な
らびに第1表に配合量が示されるハイドロタルク
石群としてMg4.5Al2(OH)13・CO3・3.5H2O(平
均粒径 80ミクロン、以下「DHT」と云う)、金
属の水酸化物として、水酸化マグネシウム〔平均
粒径 75ミクロン、以下「Mg(OH)2」と云う〕
または水酸化バリウム〔平均粒径 50ミクロン、
以下「Ba(OH)2」と云う〕ならびに2,2,4
−トリメチル1,2−ジヒドロキノリン重合物
(キノリン系化合物として、以下「酸化防止剤」
と云う)、4重量部の1,1−ビス−第三級−ブ
チルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサン(有機過酸化物として)、3重量部のト
リアリルイソシアヌレート(架橋助剤として)、
可塑剤としてトリオクチルトリメリテート(以下
「TOTM」と云う)およびジオクチルセバケート
(以下「DOS」と云う)ならびに充填剤としてフ
アーネス法で製造されたカーボンブラツク(昭和
キヤボツト社製、商品名 シヨウブラツクFEF、
平均粒径 51ミリミクロン、比表面積、41m2/
g、FEF、以下「CB−1」と云う)および同法
で製造されたカーボンブラツク(旭カーボン社
製、商品名 旭サーマル、平均粒径 118ミリミ
クロン、比表面積19m2/g、SRF、以下「CB
−2」と云う)をそれぞれ第1表に示される配合
割合(重量部)であらかじめ室温(約20℃)にお
いてオーブンロールを使用して20分間充分混練し
ながらシートを成形した。このようにして得られ
た各シートを温度が150℃および圧力が200kg/cm2
の条件で20分間熱プレスして架橋シートを作成し
た。 このようにして得られた各シートの引張試験、
耐熱老化試験、耐寒性試験を行なつた。また、圧
縮永久歪試験はロールで得られた各シートをM方
向に丸めて得られた試験を上記と同様な架橋条件
で試料を作成し、耐熱性と同じ方法で試験を行な
つた。それらの結果を第2表に示す。なお、第2
表において、TBおよびEBは変化率(単位 %)
ならびにHSは変化(単位 ポイント)を示す。
【表】
【表】
なお、比較例2によつて得られた組成物(シー
ト)を架橋するさい、脱塩化水素が発生した。 以上の実施例および比較例から、本発明によつ
て得られる組成物は、キノリン系化合物、周期律
表の第二族の金属の水酸化物およびハイドロタル
ク石群のうち、少なくとも一種を配合しない組成
物に比べ、耐熱老化性がすぐれているばかりでな
く、圧縮永久歪試験についても亀裂の発生がない
(即ち、柔軟性が良好である)ことが明らかであ
り、さらに耐低温性においても良好であり、これ
らのことから高温において使用される自動車部
品、家電部品材料などして有望であることも明白
である。 発明の効果 本発明において使用されるキノリン系化合物と
周期律表の第二族の金属の酸化物およびハイドロ
タルク石群とを併用することにより、有機過酸化
物の分解によつて遊離ラジカルの消費が極めて少
なく、したがつて比較的に多量の前記キノリン系
化合物および脱塩化水素防止剤を配合しても、架
橋度に及ぼす影響が少なく、耐熱性にすぐれた塩
素化ポリエチレンの組成物を得ることができる。 本発明によつて得られる塩素化ポリエチレン組
成物は、単に耐熱性がすぐれているのみならず、
下記のごとき特徴(効果)を有している。 (1) 耐候性および耐久性が良好である。 (2) 圧縮永久歪性および耐オゾン性がすぐれてい
る。 (3) 耐油性、耐燃料油性および耐薬品性が良好で
ある。 本発明によつて得られる塩素化ポリエチレン組
成物は、上記のごときすぐれた特徴を有している
ため、種々の方面に使用することができるが、そ
の用途の代表例として、自動車などの車両部品、
電線被覆材および一般工業用部品(たとえば、耐
熱用パツキン)をあげることができる。
ト)を架橋するさい、脱塩化水素が発生した。 以上の実施例および比較例から、本発明によつ
て得られる組成物は、キノリン系化合物、周期律
表の第二族の金属の水酸化物およびハイドロタル
ク石群のうち、少なくとも一種を配合しない組成
物に比べ、耐熱老化性がすぐれているばかりでな
く、圧縮永久歪試験についても亀裂の発生がない
(即ち、柔軟性が良好である)ことが明らかであ
り、さらに耐低温性においても良好であり、これ
らのことから高温において使用される自動車部
品、家電部品材料などして有望であることも明白
である。 発明の効果 本発明において使用されるキノリン系化合物と
周期律表の第二族の金属の酸化物およびハイドロ
タルク石群とを併用することにより、有機過酸化
物の分解によつて遊離ラジカルの消費が極めて少
なく、したがつて比較的に多量の前記キノリン系
化合物および脱塩化水素防止剤を配合しても、架
橋度に及ぼす影響が少なく、耐熱性にすぐれた塩
素化ポリエチレンの組成物を得ることができる。 本発明によつて得られる塩素化ポリエチレン組
成物は、単に耐熱性がすぐれているのみならず、
下記のごとき特徴(効果)を有している。 (1) 耐候性および耐久性が良好である。 (2) 圧縮永久歪性および耐オゾン性がすぐれてい
る。 (3) 耐油性、耐燃料油性および耐薬品性が良好で
ある。 本発明によつて得られる塩素化ポリエチレン組
成物は、上記のごときすぐれた特徴を有している
ため、種々の方面に使用することができるが、そ
の用途の代表例として、自動車などの車両部品、
電線被覆材および一般工業用部品(たとえば、耐
熱用パツキン)をあげることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) 塩素化ポリエチレン 100重量部、 (B) 周期律表の第二族の金属の水酸化物およびハ
イドロタルク石群 1.0〜15.0重量部、 (C) 有機過酸化物 0.1〜20.0重量部、 および (D) キノリン系化合物 0.05〜5.0重量部 からなる組成物であり、該水酸化物とハイドロタ
ルク石群との合計量中に占めるハイドロタルク石
群の配合割合は1.0〜80重量%である塩素化ポリ
エチレン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60145764A JPS627754A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | 塩素化ポリエチレン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60145764A JPS627754A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | 塩素化ポリエチレン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS627754A JPS627754A (ja) | 1987-01-14 |
| JPH021850B2 true JPH021850B2 (ja) | 1990-01-16 |
Family
ID=15392619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60145764A Granted JPS627754A (ja) | 1985-07-04 | 1985-07-04 | 塩素化ポリエチレン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS627754A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES2119055T3 (es) * | 1993-12-09 | 1998-10-01 | Daiso Co Ltd | Composicion de polimero de epiclorhidrina vulcanizable. |
| WO2006121183A1 (en) * | 2005-05-11 | 2006-11-16 | Showa Denko K.K. | Elastomer composition |
| JP2007074833A (ja) * | 2005-09-08 | 2007-03-22 | Nissan Motor Co Ltd | ハイブリッド車両の駆動ユニット |
| JP2024011405A (ja) * | 2022-07-14 | 2024-01-25 | 堺化学工業株式会社 | 樹脂組成物、および、該樹脂組成物を用いた成形体 |
-
1985
- 1985-07-04 JP JP60145764A patent/JPS627754A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS627754A (ja) | 1987-01-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |