JPH02184835A - 写真焼付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真焼付装置に係り、特にプリント表面の画面
以外の部分に撮影日付、コメント等の必要な情報を記録
する機能を備えた写真焼付装置に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕一般に
、カメラで被写体を撮影する際には、横位置（ファイン
ダの長手方向が水平方向を向くカメラ位置）で撮影する
場合と縦位置（ファインダの長手方向が鉛直方向を向く
カメラ位置）で撮影する場合とがある。このため、−本
のフィルムには上下関係が一致しない画面が混在して撮
影されることになる。撮影されたフィルムは現像された
後写真焼付装置によってプリントが作成されるが、マス
クまたはイーゼルによって画面の周囲に白い縁を形成し
たプリントでは、この縁の部分に印画紙製造メーカ名等
の文字情報を記録することがある。

しかしながら、従来では、文字情報を記録する位置が一
定の部位であるため、プリント画面の上下関体と記録し
た文字情報の上下関係とが一致しない場合が生じ、画像
や情報が見すらい、という問題がある。

本発明は上記問題点を解決すべく成されたもので、プリ
ントの画面と記憶した文字等の情報との上下関係を一致
することができる写真焼付装置を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、撮影された画面の
上下関係を示す情報が記録されたフィルムの画像を印画
紙へ焼付ける写真焼付装置において、前記上下関係を示
す情報を検出する検出手段と、印画紙へ必要な情報を記
録するための記録手段と、前記検出手段での検出結果に
基づいて焼付けする画面の上下関係を判断する判断手段
と、前記判断手段での判断結果に基づいて焼付けする画
面の上下関係と印画紙へ記録する情報の上下関係とが一
致するように前記記録手段を制御する制御手段と、を設
けたことを特徴とする。

上記上下関係を示す情報は現像後のフィルムに記録する
ことができる。

〔作用〕

本発明のフィルムには、撮影された画面の上下関係を示
す情報が記録されている。この上下関係を示す情報は撮
影時に焼付は等によってフィルムに記録することができ
る。検出手段はフィルムに記録された上下関係を示す情
報を検出し、判断手段は検出手段での検出結果に基づい
て焼付けする画面の上下関係を判断する。制御手段は、
判断手段での判断結果に基づいて焼付けする画面の上下
関係と印画紙へ記録する情報の上下関係とが一致するよ
うに記録手段を制御して、印画紙へ必要な情報を記録す
る。これによってプリントの画面と記録手段によって記
録した情報との上下関係が一致することになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、プリントの画面と
プリントに記録した情報との上下関係を一致させたので
、画像も情報も見易くなる、という効果が得られる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。第１図は、フィルムに撮影された画面の上下関係を示
す情報（以下、上下情報という）を記録する記録装置を
示すものである。この記録装置は、カメラに内蔵される
。この記録装置は、位置センサ１０、マイクロコンピュ
ータ１８および上下情報焼付器２０を備えている。位置
センサ１０は、４つの水銀スイッチ１２Ａ〜１２Ｄで構
成されている。各水銀スイッチは、細長ガラス容器に略
１／３程度封入された水銀１４Ａ〜１４Ｄと、ガラス容
器を貫通して容器内に突出された１対の電極１６Ａ〜１
６Ｄを備えている。水銀スイッチ１２Ａ、１２Ｃはカメ
ラを横位置にしたとき長手方向が水平方向を向くように
配置されている。

この状態で水銀スイッチ１２Ａの電極１６Ａは水銀１４
Ａによって導通状態になり、水銀スイッチ１２Ｃ１後述
する水銀スイッチ１２Ｂ、１２Ｄは非導通状態になる。

また、水銀スイッチ１２Ｂ１１２Ｄはカメラを縦位置に
したとき長手方向が水平方向を向くように配置されてい
る。この状態で一方の水銀スイッチは導通状態になり、
他方の水銀スイッチ、前述した水銀スイッチ１２Ａ、１
２Ｃは非導通状態になる。水銀スイッチ１２Ａ〜１２Ｄ
の電極１’　６　Ａ〜１６Ｄは各々マイクロコンピュー
タ１８に接続されている。マイクロコンピュータ１８に
は、フィルムの幅方向に配列された３つの発光部を備え
この発光部がフィルム２２に密着するように配置された
上下情報焼付器２０が接続されている。マイクロコンピ
ュータ１８は、導通した水銀スイッチを判断することに
よりカメラの姿勢、すなわち撮影された画面の上下関係
を判断し、上下情報焼付器２００発光部の発光個数を制
御してフィルムの画面以外の部分を露光することによっ
て上下情報を記録する。また、マイクロコンピュータ１
８には、日イ寸をバーコード１こよって記録する日付記
録装置（図示せず）が接続されている。

第２図に、上下情報が記録されたフィルムを示す。この
フィルムはスプロケットを用いずにコマ送りを行うタイ
プのフィルムであり、このためフィルム側縁にはパーフ
ォレーションは穿設さレテオラス、従来のパーフォレー
ションに代えてコマ位置を示すプレノツチ２４が各コマ
に対応して穿設されている。従来のフィルムでは、焼付
けするコマを指定するためにフィルム現像後にノツチが
穿設されるが、プレノツチ２４はフィルム製造時に既に
フィルムに穿設されているものであり、このため従来の
ノツチと区別するために上記のようにプレノツチと呼ぶ
ことにする。なお、３２はコマナンバーである。フィル
ム２２のコマ間に記録された上下情報は、ドツトの個数
を異らせて表示したマークで構成されており、横位置マ
ーク２６は横位置で撮影された画面であることを示し、
コマナンバー２０の画面の上下関係を示している。

左縦位置マーク２８は横位置からカメラの左側を上方に
向けた縦位置で撮影された画面であることを示し、コマ
ナンバー２１の画面の上下関係を示している。右縦位置
マーク３０は横位置からカメラの右側を上方に向けた縦
位置で撮影された画面であることを示し、コマナンバー
２２の画面の上下関係を示している。

第３図は本実施例の自動写真焼付装置の焼付光学系の概
略構成を示すものである。ハロゲンランプの裏側にコー
ルドミラーで構成された反射鏡を備えた光源３４が配置
されている。光源３４には、光源３４の寿命を長くする
と共に所定の色温度を得るために、図示しない電源装置
から定格電圧の略８０％の電圧が供給されている。光源
３４の光線照射側には、対数カーブで形成された略１／
４円の扇形形状のフィルタ板を２枚ずつ組み合わせて左
右一対に配置して各々構成した、Ｙ（イエロ）、Ｍ（マ
ゼンタ）、Ｃ（シアン）の各３補色フィルタらなる調光
フィルタ３６、上面に拡散板を備えた光拡散筒３８及び
ネガフィルム２３を搬送するフィルム搬送装置４０が順
に配置されており、光源３４から照射された光線が調光
フィルタ３６でカラーバランスおよび光量が調節された
後に光拡散筒３８で均一な拡散光に変換されてフィルム
搬送装置４０によって搬送されるネガフィルム２３に拡
散光を照射するように構成されている。このフィルム搬
送装置４０には、ネガフィルムを挟持して搬送するため
の駆動ローラが設けられている。フィルム搬送装置４０
の近傍には、ネガフィルムのプレノツチ穿設側側縁を挾
むように対向配置された、発光素子４６Ａおよび受光素
子４６Ｂから成るノツチセンサ４６、ノツチセンサ４６
と同様に発光素子４８Ａと受光素子４８Ｂとが対向配置
されて上下情報としてのマークを検出するマークセンサ
４８、バーコードで記録された日付を読取る日付センサ
４５が設けられている。

ネガフィルム２３の画面に対するノツチセンサ４６、マ
ークセンサ４８、日付センサ４５の配置関係を第４図に
示す。

ネガフィルム２３の光線透過側には、レンズ４２および
ブラックシャッタ４４が順に配置されており、ブラック
シャッタ４４を開放してネガフィルム２３を透過した光
線によって印画紙５２上に画像を結像させて露光するよ
うに構成されている。

印画紙に焼付けられる画面の周囲には、第５図にも示す
ように画面の各辺に対向するように、情報焼付器５０Ａ
〜５０Ｄが配置されている。この情報焼付器は、光源、
液晶アレイまたはＬＥＤアレイ、レンズを順に配列して
構成されており、液晶アレイまたはＬＥＤアレイを制御
することにより文字等の情報を印画紙に焼付けるように
構成されている。情報焼付器５０Ａ〜５０Ｄ１ノツチセ
ンサ４６、マークセンサ４８、フィルム搬送装置４０、
調光フィルタ３６はマイクロコンピュータ５４に接続さ
れている。

次に第６図を参照して本実施例の情報記録ルーチンを説
明する。なお、以下では印画紙へ記録する情報として日
付を例に採って説明する。このルーチンは、印画紙およ
びネガフィルムをセットした後焼付スタートスイッチを
オンすると起動され、ステップ１００においてイニシャ
ライズ処理が行われる。次のステップ１０２においては
ドライバを介してフィルム搬送装置４０の駆動ローラを
回転することによりネガフィルムの搬送を行う。次のス
テップ１０４では、ノツチセンサ４６から出力される信
号に基づいてプレノツチが検出されたか否かを判断し、
プレノツチが検出されたと判断されたときにはステップ
１０６においてネガフィルムの搬送を停止する。この結
果、検出されたプレノツチに対応する画面が焼付位置に
位置決めされることになる。次のステップ１０８ではマ
ークセンサ４８を起動してマークを読込み、ステップ１
０９で日付を読込み、ステップ１１０において読込んだ
マークのドツトの個数から画面の上下関係を判断すると
共に、判断した上下関係に対応した情報焼付器を選択す
る。本実施例では、上下関係を正常にしたとき画面に対
して右下の縁の部分に読込んだ日付を記録するようにし
ているため、横位置マーク２６が検出されたときには情
報焼付器５０Ａ１左縦位置マーク２８が検出されたとき
には情報焼付器５０Ｂ、右縦位置マーク３０が検出され
たときには情報焼付器５０Ｄを各々選択することになる
。

ステップ１１２では、図示しない測光器で測定した画像
情報および図示しない穿孔テープに記録されている露光
量修正情報を用いて露光量を演算すると共に、ステップ
１１４において露光制御および選択した情報焼付器を制
御して画像の焼付と日付の焼付とを行う。そして、ステ
ップ１１６において全コマの焼付けが終了したか否かを
判断し、焼付が終了したときにはこのルーチンを終了す
る。

なお、上記では同一部位に異る個数のドツトを記録する
ことによりドツトの個数で画面の上下関係を表示したが
、第７図に示すように、画面の上下関係を正常にしたと
きの特定部位（図の例では画面に対して右下の部位）に
、印画紙に記録するのと同じ情報（図の例では日付）を
記録して上下関係を表示してもよい。また、第８図に示
すように、画面の上下関係を正常にしたいときの特定部
位（図の例では画面に対して右下の部位）に、同一のマ
ークを記録して上下関係を表示してもよい。

また、撮影時に上下情報をフィルムに潜像で記録するよ
うにしたが、フィルムを現像した後に露光量修正量を決
定するネガ検定時に記録するようにしてもよい。

更に、複数の情報焼付器を配置していずれか１つを選択
する例について説明したが、１つの情報焼付器を用いて
液晶アレイやＬＥＤアレイ等を制御することにより焼付
ける情報の向きを変化させて画面の上下関係と文字等の
情報の上下関係とが一致するようにしてもよい。

また、フィルムに焼付する枚数情報や焼付キャンセル情
報（例えば、撮影を失敗したときに必要）等を記録して
おいて、必要な枚数を焼付けたり、焼付をキャンセルす
るようにしてもよい。

本発明は電子スチルカメラからの焼付けにも適用するこ
とができ、また−枚の印画紙に上下関係を一致させて複
数枚の写真を焼付けるレイアウトプリントの自動編集に
利用するようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はフィルムに上下情報を記録する装置の概略図、
第２図は上下情報を記録したフィルムの平面図、第３図
は本発明の実施例の写真焼付装置の概略図、第４図はノ
ツチセンサとマークセンサとの配置関係を示す平面図、
第５図は情報焼付装置の配置関係を示す平面図、第６図
は印画紙への情報焼付ルーチンを示す流れ図、第７図お
よび第８図は上下情報の他の例を示す第２図と同様の平
面図である。 １０・・・位置センサ、 ４６・・・ノツチセンサ、 ４８・・・マークセンサ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）撮影された画面の上下関係を示す情報が記録され
   たフィルムの画像を印画紙へ焼付ける写真焼付装置にお
   いて、 前記上下関係を示す情報を検出する検出手段と、印画紙
   へ必要な情報を記録するための記録手段と、 前記検出手段での検出結果に基づいて焼付けする画面の
   上下関係を判断する判断手段と、前記判断手段での判断
   結果に基づいて焼付けする画面の上下関係と印画紙へ記
   録する情報の上下関係とが一致するように前記記録手段
   を制御する制御手段と、 を設けたことを特徴とする写真焼付装置。
2. （２）前記上下関係を示す情報を現像後のフィルムに記
   録する請求項（１）記載の写真焼付装置。