JPH02184135A - スペクトル拡散通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は周波数変調により直接情報を拡散する方式を使
用したスペクトル拡散通信装置に関する。

（従来の技術） 従来からスペクトル拡散通信を実現するためのスペクト
ルを拡散する方法として直接拡散方式（ＤＳ方式）、周
波数ホッピング方式（ＦＨ方式）等がある。

ＤＳ方式は情報信号をその帯域幅よりはるかにビット速
度の大きい拡散符号系列を直接乗算するンにより周波数
がある不連続量だけ偏移する。

（発明が解決しようとする課題） しかしこのようなりＳ方式やＦＨ方式とも送信装置と受
信装置間の周波数ずれがあると良好な通信は行われず、
このため受信装置において周波数ずれを検出しそれを補
正する回路が必要であった。

（課題を解決するための手段） 本発明は上記のような背景のもとになされたもので、従
来のＤＳ、ＦＨ方式とは異なり搬送波を情報信号および
拡散符号系列で直接周波数変調してスペクトル拡散通信
を行うものである。

即ち送信側において情報信号とスペクトル拡散信号との
加算を行い、その加算電圧で電圧制御発振器を周波数変
調して送出し、受信側はこの送出された信号に同期しか
つ同一のスペクトル拡散信号を発生させて電圧制御発振
器に加え、この周波数変調波と受信信号との積から情報
信号を再生するように構成している。このような構成に
より従来方式に比べ周波数ずれの検出や補正が容易に行
える。以下実施例につき図面により詳細に説明する。

（実施例） 第１図は本発明のうち、送信装置の実施例である。

同図において１は一定周波数のクロックパルスを発生す
る発振器、２は発振器１の出力するクロックパルスに同
期した拡散符号系列を発生する拡散信号発生回路、３は
入力された情報信号と拡散信号発生回路２を加算する加
算器、４は加算器３の出力電圧に比例して周波数が変化
する電圧制御発振器である。

発振器１の発振周波数は、人力の情報信号の変化に対し
て十分速（、その比がスペクトル拡散の度合となる。ま
た、情報信号と拡散信号の電圧比も両者の周波数比に等
しく十分大きい。情報信号と拡散信号は加算器３で加算
され、さらに電圧制御発振器４により周波数変調を行う
。これにより電圧制御発振器４の出力は情報信号と拡散
信号の両者により周波数変調された送信信号となり、そ
のスペクトルは情報信号の周波数帯域幅に比べ十分広い
。

次に第２図は本発明のうち受信装置の実施例である。

同図において、５，６．７は乗算器、８，９゜１０．１
９は入力電圧に比例して周波数が変化する電圧制御発振
器、１１，１２．１３は受信信号と電圧制御発振器８，
９．１０との差の周波数を中心とし、情報信号の２倍の
周波数帯域を持つ帯域フィルタ、１４は入力周波数の偏
移に比例した電圧を発生する周波数検波器、１５．１６
は入力電圧の２乗の電圧を発生する２乗回路、１７は２
東回路１６の出力から２東回路１５の出力を減算する減
算器、１８はループの応答を決定する低域フィルタ、２
０は電圧制御発振器１９の出力クロック位相に同期した
送信装置と同一の拡散符号系列を発生する拡散信号発生
回路で３つの電圧制御発振器８，９．１０へはそれぞれ
位相がクロックに対して零、半周期おくれ、半周期進み
の拡散信号を供給する。また２１は直流成分を遮断する
コンデンサ、２２は受信信号中の拡散符号系列の位相を
検出するスライディング相関器である。

受信装置では、受信信号中の拡散信号と受信装置内の拡
散信号発生回路２０で発生する拡散信号の位相を合わせ
る必要がある。この位相を同期させるため、例えば従来
方式で使用されているスライディング相関器２２と遅延
ロックループ回路（Ｄ　Ｌ　Ｌ）をここでは使用する。

スライディング相関器２２は、受信信号中の拡散符号系
列の位相を検出するためのもので、位相が検出されると
拡散信号発生回路の出力信号の位相を強制的に受信信号
中の拡散信号の位相に合わせる。

遅延ロックループは乗算器６．７、帯域フィル号発生回
路２０、電圧制御発振器６．７により構成される。

拡散信号発生回路２０は、電圧制御発振器１９生し、そ
れぞれ電圧制御発振器９，１０により周波数変調を行っ
た後乗算器６，７により受信信号と乗算を行う。これら
の出力は帯域フィルタ１２゜１３により乗算された２つ
の信号の差の周波数成分か濾波されるが、拡散信号と受
信信号の位相が１クロック周期以上ずれていると逆拡散
されず出力は得られない。位相が合っている場合帯域フ
ィルタ１２　１３の出力は２東回路１５．１６により２
乗検波され、両者は等しい電力を出力する。

位相が異なると進みや遅れおよびその量に応じた電力を
２東回路１５．１６から出力する。これらを減算回路１
７で減算し、さらに低域フィルタ１日を通した出力電圧
は送受信装置の拡散信号の位相差に比例しているので、
この出力により電圧制御発振器１９を制御することで遅
延ロックループを構成して拡散信号の位相を受信信号に
合わせている。

このようにして位相の合った拡散信号により電圧制御発
振器８で周波数変調を行い、乗算器５により受信信号を
逆拡散する。

この出力は帯域フィルタ１１によりろ波された後、周波
数検波回路１４により周波数検波され情報信号が再生さ
れる。

また、送受信装置間の周波数ずれがあると検波出力に直
流成分が重畳するので、これを除去するためコンデンサ
２１を通し、周波数ずれを補正した情報信号が簡単に得
られる。

（発明の効果） 以上説明したように本発明装置は搬送波を情報信号と拡
散符号系列の和で直接周波数変調を行っているので受信
側において容易に周波ずれの検出や補正が行えるという
利点がある。

【図面の簡単な説明】

の 第１図は本発明のうち、送信装置存−実施例を示すブロ
ック図、第２図は受信信号の一実施例を示すブロック図
である。 １・・・発振器、２・・・拡散信号発生回路、３・・・
加算器、４・・・電圧制御発振器、５，６．７・・・乗
算器、８．９．１０・・・電圧制御発振器、１１．１２
．１３・・・帯域フィルタ、１４・・・周波数検波回路
、１５゜１６・・・２乗回路、１７・・・減算器、１８
・・・低域フィルタ、１９・・・電圧制御発振器、２０
・・・拡散信号発生回路、２１・・・コンデンサ、２２
・・・スライディング相関器。 特許出願人　日　本無線株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 情報信号とスペクトル拡散信号とを加算し、該加算電圧
   を電圧制御発振器に加えて加算電圧に比例した偏移の周
   波数変調波を発生する送信装置と、該送信装置から送出
   される周波数変調波を受信して受信信号に同期しかつ同
   一のスペクトラム拡散信号を発生し電圧制御発振器に加
   えて拡散電圧に比例した周波数の正弦波を生成し、該正
   弦波と受信信号を乗算し帯域ろ波器と周波数検波を行っ
   て情報信号を再生する受信装置とから構成されるスペク
   トル拡散通信装置。