JPH02183878A - 走査式光学読取り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は特にレーザ光を使用してバーコード等の記号を
読み取る走査式光学読取り装置に関する。

〈従来の技術と発明が解決しようとする問題点〉従来よ
り、第３図に示すようなガンタイプのレーザ光走査式光
学読取り装置（バーコードリーグ）が広く使用されてい
る。同図において、（１）は読取り装置の本体であり、
この本体（１）内に設けた半導体レーザ装置０からレー
ザ光を射出し、レンズ（３）を通過させ、回転ミラー（
Ｉ５）の周面に設けた多数の反射面（１５ａ）でバーコ
ード面（■に向かう方向に反射させ、バーコード面（６
）に照射する。このとき、回転ミラー（１５）はモータ
（１１）によって回転させられ、各反射面（１５ａ）・
・・によってレーザ光を約３０〜４０スキヤン／秒で走
査する（走査方向を矢印りで示す）。

バーコード面（６）で反射したレーザ光はシリンドリカ
ルレンズ（ＩＢ）を通ってフォトダイオード（７）で受
光され、増幅、二値化変換処理等を経てバーコード面（
６）の情報が読み取られる。

なお、第３図において、（８）は読取りレバーであリ、
バーコードの読取り開始および停止を行う。

また、（９）は制御・処理装置であり、レーザやモータ
の制御、さらに識別処理等を行う。

かかる従来の走査式光学読取り装置においては、射出レ
ーザ光がバーコード面（６）で所望のスポットサイズに
なるように絞り込む必要がある。すなわち、第４図に示
すように、レーザ光のスポットサイズがバーコード面（
６）の最小バー間隔ｔよりも大きいときは（このときの
レーザ光スポットをＢで示す）、レーザ光のスポットが
複数のバーコード（１２）・・・にまたがって照射され
ることになり、バーコードパターンを正確に読み取るこ
とが困難になる。従って、レーザ光のスポットサイズは
バーコード面（６）の最小バー間隔ｔより小さいサイズ
にまで絞り込むことが必要である（このときのレーザ光
スポットをＣで示す）。

従来のレーザ光の絞り込みは、レンズ（３）によって、
バーコード面（６）までの距離、バーコード（１２）の
最小間隔を等を勘案して、ある程度絞り込んだ後、第５
図に示すように制限板（１３）の円形孔（１４）を通過
させて、余分のレーザ光をカットし、所望のスポットサ
イズになるように、レーザ光を調節していた。

しかしながら、半導体レーザ装置■と回転ミラー　（１
５）との位置合わせが容易でなく、第６図に示すように
、レーザ光が回転ミラー（１５）の反射面（１５ａ）か
らその幅方向にずれると、走査されるレーザ光のパワー
が低下するのみならず、走査方向に垂直な方向のレーザ
光の径が小さくなるために、バーコード面（６）でのレ
ーザ光のスポットサイズが小さくなり、反射光量が減少
し正確な読取りが困難になるという問題があった。

この問題を解消するために、非常に肉厚の大きな回転ミ
ラーを使用すると、装置のコストが増大し、装置も大型
化し、重２も大きなものになるという問題を引き起こす
。

本発明の目的は、半導体レーザ装置と回転ミラーとの精
密な位置合わせを行わなくても、被走査対象にレーザ光
を所望のスポットサイズで照射することができる走査式
光学読取り装置を提供することである。

く問題点を解決するための手段および作用〉本発明の走
査式光学読取り装置は、被走査対象におけるレーザ光の
スポットサイズのうち走査方向の長さがレーザ光射出経
路内に設けた制限板によって決定され、かつ前記レーザ
光のスポットサイズのうち走査方向に垂直な方向の長さ
が前記回転ミラーの反射面の幅によって決定されるよう
にしたものである。

このように、本発明の走査式光学読取り装置によれば、
レーザ光が回転ミラーの反射面からその幅方向にずれた
としても、射出レーザ光の前記走査方向に垂直な方向の
長さは回転ミラーの反射面の幅によって決定されるため
、被走査対象にはレーザ光を所望のスポットサイズで照
射することができ、面倒な位置合わせがいらなくなる。

〈実施例〉 以下、この発明の一実施例を第１図および第２図を参照
して説明する。

この実施例の走査式光学読取り装置は、半導体レーザ装
置（２）からバーコード面（６）に至るレーザ光射出経
路に沿ってレンズ（３）、制限板００）および回転ミラ
ー（４）がこの順に設けられる。

レンズ（３）は、従来と同様に、レーザ光をある程度の
径に絞る機能を有する。

前記制限板００）は走査方向に一定の間隔Ｃを設けて立
設した一対の遮蔽板で構成され、この間隔Ｃ内をレーザ
光が通過する。このとき、間隔Ｃは、レーザ光のスポッ
ト（５）における走査方向の長さが所定の長さになるよ
うに決定される。

かかる制限板００）を通過したレーザ光は縦長なものと
なっているので、回転ミラー（４）の反射１（４ａ）に
対してその幅方向に多少の位置ずれが生じたとしても、
確実に反射面（４ａ）の全幅りにわたってレーザ光を照
射し反射させることができる。その際、反射面（４ａ）
の幅りは、バーコード面（６）におけるスポット（５）
の走査方向に垂直な長さが所定の長さになるように決定
される。

このように、この実施例では、半導体レーザ装置（刀と
回転ミラー（４）との間で精密な位置合わせを行わなく
とも、制限板００）の間隔Ｃと反射ミラー（４）の幅り
とによってレーザ光のスポットサイズを常に一定に保つ
ことができる。この場合、反射ミラー（４）の反射面（
４ａ）に当たらなかったレーザ光はそのまま透過してパ
ワーロスとなるが、第５図に示す従来の制限板（１３）
を使用した場合でも円形孔（１４）を通過しなかった光
は制限板（１３）に当たって乱反射されていたので、本
発明の構成を採用したことによりパワーロスが特に増大
することはない。

なお、本発明における制限板は第１図に示す制限［（１
０）に限定されるものではなく、例えば第２図（Ａ）お
よび（Ｂ）に示すような楕円形または長方形のスリット
（１ｇ）、（１９）を有する制限板（１１３）　。

（１７）を用いてもよい。この場合、楕円形または長方
形のスリット（１ｇ）、（１９）における長軸および長
片はいずれも走査方向に垂直な方向にある。

〈発明の効果〉 本発明によれば、回転ミラーに対するレーザ光の位置合
わせを精密に行わなくても、レーザ光の被走査対象での
スポットサイズのうち走査方向に垂直な方向のサイズが
回転ミラーの反射面の幅によって一定に保たれるため、
レーザ光のパワーの安定化および被走査対象でのレーザ
光のスポットサイズの安定化が簡単に実現でき、ひいて
は読取りの確実化を図れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるレーザ光走査機構を
示す説明図、第２図は本発明における制限板の他の例を
示す平面図、第３図は従来の走査式光学読取り装置を示
す説明図、第４図はバーコード面におけるバーコードの
間隔とレーザ光のスポットサイズとの関係を示す平面図
、第５図は従来の制限板を示す斜視図、第６図はレーザ
光が回転ミラーからずれた状態を示す説明図である。 （１）・・・本体、（２）・・・半導体レーザ装置、（
３）・・・レンズ、（４）、　　（１５）・・・回転ミ
ラー、（６）・・・バーコード面、（１０）、　（１６
）、（１７）・・・制限板（２）・　・十・、ダ体し−
サ装置 （３）・・・・・し　／　ス （４）・・・・・１司φ云　ミ　ラ　−第１図 ど 第２図 （Ａ） （Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、射出レーザ光を回転ミラーの反射面で 反射・走査して被走査対象にスポット照 射し、この被走査対象から反射した前記 射出レーザ光を受光して、前記被走査対 象の情報を読み取る走査式光学読取り装 置において、 前記被走査対象におけるレーザ光のス ポットサイズのうち走査方向の長さがレ ーザ光射出経路内に設けた制限板によっ て決定され、かつ前記レーザ光のスポッ トサイズのうち走査方向に垂直な方向の 長さが前記回転ミラーの反射面の幅によ って決定されていることを特徴とする走 査式光学読取り装置。