JPH02183433A - 光学ヘッド装置 - Google Patents

光学ヘッド装置

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JPH02183433A
JPH02183433A JP1001715A JP171589A JPH02183433A JP H02183433 A JPH02183433 A JP H02183433A JP 1001715 A JP1001715 A JP 1001715A JP 171589 A JP171589 A JP 171589A JP H02183433 A JPH02183433 A JP H02183433A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal layer
light
optical head
oriented
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Application number
JP1001715A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Asada
潤一 麻田
Seiji Nishiwaki
青児 西脇
Yoshinao Taketomi
義尚 武富
Shinji Uchida
真司 内田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は情報を光ディスクに記録または再生する光学ヘ
ッド装置に関する。
従来の技術 従来の技術について、例えば第48回応用物理学会学術
講演会2p−L−15の講演に示されているものに基づ
いて説明する。第11図は従来の薄膜型光学ヘッド装置
の構成図を示す。基板181上に誂電体層を挟んで導波
層132が形成され、半導体レーザ133から出射する
レーザー光は導波層132内を層内に沿って広がり、T
Eモードの導波光134となる。導波光134は導波層
132上に形成されたグレーティングビームスプリッタ
135によって平行光に変換され、集光グレーティング
カプラ136によりその一部が放射モード光137とな
る。放射モード光137は焦点FCに集光され、焦点F
Cに位置する光ディスク11の反射面を反射し、集光グ
レーティングカプラ136により再び導波光に変換され
、グレーティングビームスプリッタ135により二つの
導波光13g、139に分離され、それぞれ受光素子1
40A、140Bおよび141A、141Bに集光され
る。
光ディスク11の反射面にはディスク回転方向12に沿
って径方向に周期的な案内溝が形成されており、反射光
はディスク径方向に回折する。従って、トラッキングエ
ラー信号はディスク径方向における反射光137の光量
アンバランスとして現れ、導波光138.139の光量
を検出し、その差をとればトラッキングエラー(TE)
信号が得られる(いわゆるプッシュプル方式である。)
またグレーティングビームスプリッタ135により二つ
の導波光138.139に分離されることでナイフエッ
ヂによるフォーカスエラー(FE)検出と同様の原理で
光デイスク反射面のデイフォーカス量が受光素子140
A、140B、141ん 141B上の光量分布の差異
として現れる。
従って、差動増幅器144により受光素子140A、1
40Bの和信号と141A、141Bの和信号とを差分
することでTE倍信号得られ、差動増幅器143より受
光素子14OA、141Aの和信号と140B1141
Bの和信号とを差分することでFE倍信号得られる。一
方、加算増幅器142により受光素子14OA、140
B1141A、141Bの和信号を得、これを再生信号
とする。
しかしながら、このような従来の光学ヘッド装置におい
て以下の問題点があった。
第1に、半導体レーザーは温度や出力パワーの大小によ
って波長変動を起こすが、この時グレーティングビーム
スプリッタ135による光の回折角が変わり、導波光1
34が平行光からずれた状態で集光グレーティングカプ
ラ136に入射するのでその非平行性と光路長の差によ
り出射光137の収差(とくに非点収差)が増大し、再
生機能(または記録機能)は低下する。また集光グレー
ティングカプラ136からの出射光137の回折角が変
わるので、焦点位1r:Fcが変位する。波長変動がモ
ードホッピングによって生ずる場合、焦点位1tFcの
変位は瞬間的になされ、その間の信号再生(または信号
記録)は行われない。更に、それぞれ受光素子14OA
、140Bおよび14IA、141Bに集光される二つ
の導波光138.139の集光点138F、139Fは
波長変動に伴いグレーティングビームスプリッタ135
での光の回折角が変わるので矢印のごとく変位し、この
受光素子上のスポット位置のずれが制御信号を乱し光デ
ィスクの反射面上でデイフォーカスを生じさせ、再生機
能(または記録機能)はさらに低下する。
第2に、導波層の膜厚が設計値からずれた場合、導波光
の等4I屈折率がずれグレーティングビームスブリツタ
135による光の回折角が変わり、導波光134が平行
光からずれた状態で集光グレーティングカプラ136に
入射するので出射光137の収差が増大し、再生機能(
または記録機能)は低下する。
第3に、第12図(a)(b)は集光グレーティングカ
プラからの出射光の光分布を示す説明図であり、グレー
ティング136の出力結合効率η0はη。=(分配比)
X(Piの光量)/(P1+P2の光fll)で表され
る。分配比は一般に2ビ一ム結合の場合0. 5となる
。グレーティングの放射損失係数を大きくすることで(
a)図の光分布は(P1十P2の光量)=一定のまま 
(b)図の光分布になり、このとき出力結合効率η0は
増大する。しかし、(b)図の光分布は(a)図の光分
布に比ベアンバランスな分布であり、実質的にNAの低
下につながり焦点における集光性が劣化する。すなわち
、出力結合効率と集光性とは相反的な関係にある。
第4に、第13図は集光グレーティングカプラからの出
射光と光デイスク反射面からの戻り光の光分布を示す説
明図であり、焦点位置の反射面を反射することで戻り光
の光分布Cは出射光の光分布Aと対称となる。一般にグ
レーティングの出力分布と入力分布とが相似形の時に入
力結合効率η1 (戻り光146が導波光147に変換
される結合効率)は大きく、また放射されずにグレーテ
ィングを通りすぎる導波光量が小さいほど(すなわちP
2が小さいほど)η1は大きいが、Cの戻り光の光分布
はAの出射光の光分布と相似形になく、また集光性を上
げるためP2を大きくしているため入力結合効率η1は
小さい。従って、受光素子140A、140Bおよび1
41A、141Bで検出される検出光量は小さく、制御
信号、再生信号の品質(S/N)は悪い。
第5に、グレーティングビームスブリツタ135の透過
光回折効率は透過波の効率が高ければ回折波の効率は低
く、回折波の効率が萬ければ透過波の効率は低いため、
集光グレーティングカプラ136に向かう透過波の光量
を大きくすれば、受光素子140A、140Bおよび1
41A、141Bに向かう回折波の光量は小さく、受光
素子に向かう回折波の光量を大きくすれば、グレーティ
ングカプラに向かう透過波の光量は小さくなる。
すなわち、光デイスク反射面への伝達効率と受光素子へ
の伝達効率の両立を図ることができない。
また、戻り光の透過波は半導体レーザ33に戻り、これ
と帰還結合してレーザの発振が乱される。
第6に、光磁気ディスクは光の反射膜の磁気光学効果(
カー効果、ファラデー効果)を利用して信号の記録消去
を行うが、上記従来の光学ヘッド装置では磁気旋回した
光の信号再生が不可能であり、光磁気ディスク用の光学
ヘッドに適用できない。
第7に、再生専用光ディスク(例えばCD)はLl11
5〜1/4波長のビットが形成されているが、上記従来
の光学ヘッド装置のごときブツシュプル方式によるTE
信号検出ではその感度が極めて低く、再生専用光デイス
ク用の光学ヘッドに適用できない。
かかる問題点を解消した新規な光学ヘッド装置として先
に特願昭63−196583に示す光学ヘッド装置を先
に提案している。  以下、この光学ヘッド装置の構成
について第8図、第9図を用いて簡単に説明する。
第8図はこの光学ヘッド装置の構成を示す斜視図、第9
図は側断面図である。第8図、第9図において、透朗基
板100は中空形状の基板1を挟み、その表面にはグレ
ーティング8.9が形成されている。グレ−ティング8
は点Oを通る軸18を中心軸にする円形領域上に形成さ
れ、中心軸18に対し同心円もしくはスパイラル状の凹
凸周期構造である。またグレーティング9は軸18を中
心にする輪帯領域上に形成され、中心軸18にたいし同
心円もしくはスパイラル状の凹凸周期構造である。グレ
ーティング8.9は互いに重なることがなく、その間に
は輪帯形状の隙間が存在する。
グレーティングカプラ9は中心0を通る3つの直線で六
つの領域(すなわち、9A、9A″ 9B。
9B’、9C,9C’)に分割されており、9A9B’
  9C’は中心0に対しそれぞれ9A。
9B、9Cの対角位置にあり、対角位置にあるグレーテ
ィングは互いに同じ形状(凹凸構造)をなしている。透
明基板100上には低屈折率の誘電体層14を挟んでこ
れよりも高屈折率の導波層15A、15Bが形成されて
いる。ただし導波層15Aの屈折率は導波層15Bの屈
折率よりも大きく、導波層15Aの膜厚は導波層15B
の膜厚よりも小さい。導波層15Aは中心軸18を中心
にした輪帯領域上に形成され、導波層15Bは中心軸1
8を中心にした円形領域上に形成されている。
導波層15Aの内周部と導波層15Bの外周部は導波層
15Bが導波層15Aを覆い隠す形で重なりあい、その
重畳領域はグレーティングカプラ8とグレーティングカ
プラ9との間の輪帯領域に位置する。基板1上には導波
層15Aの最内周部に相当する位置に輪帯形状の光検出
器10が形成されている。
半導体レーザー5から出射するレーザー光7は集光レン
ズ4により平行光となる。さらに、1/4波長板3によ
って円偏光に変換されたレーザー光はグレーティングカ
プラ8により入力結合して、導波層15B内を放射方向
に伝搬するTEモードもしくはTMモードの導波光18
Bとなる。導波光18Bは導波層15Bから導波層15
Aを経て導波光18Aとなり、との導波光がグレーティ
ングカプラ9により放射されて中心軸18上の点FA、
FB、FCに集光する放射モード光17 A。
17B、17Cとなる。ただし、FCはFAlFBに挟
まれた位置にある。なお放射モード光17Aはグレーテ
ィングカプラθん 9A’から、17Bは9B、9B’
から、17Cは9C,9C”から放射される。光ディス
ク11の反射面19は軸18に直交してほぼ焦点FCの
位置にあり、光は反射面19を反射する。すなわち放射
モード光17A、  17B、17Gはそれぞれ反射光
2OA。
20B、20Gとなり、グレーティングカプラ9により
入力結合して導波層15A内の中心に向かう導波光31
に変換される。導波光31は導波層15Aの最内周端で
放射され、基板1上の光検出器10によりその光量が検
出される。
第10図は上記発明の実施例における信号検出の説明図
である。前述のごとくグレーティングカプラ9は中心0
を通る3つの直線で六つの領域(すなわち、9A、9A
’  9B、9B’、9C。
9C’ )に分割されている。光検出器10は中心0を
通る4つの直線で八つの領域(すなわち、10A、10
A’   IOB、  IOB’   IOC,IOC
’   IOD、IOD’)に分割されている。
10C,IOD及びIOC’  10D’41h(’れ
グレーティングカプラ9C及び9C”の内周側に面し分
割線13で等分割されており、9C及び80”によって
入力結合した導波光の光量を検出する。IOA、l0B
110A’  IOB’もそれぞれ9A19B19A’
  9B’の内周側に面し、それぞれのグレーティング
カプラによって入力結合した導波光の光量を検出する。
なお分割線13は第8図における光ディスクの回転方向
12に平行である。加算増幅器227A、227Bによ
り、それぞれIOC,IOC’の和信号と100.10
0”の和信号をとり、差動増幅器228Aによりそれら
の差分をとることでTE倍信号加算増幅器227Cによ
り加算して再生信号とする。
一方、加算増幅器227D、227Eによってそれぞれ
IOA、  IOA’の和信号と10B、10B°の和
信号をとり、差動増幅1228Bによりそれらの差分を
とってFE倍信号する。
以上説明したような光学ヘッド装置においては、出射光
の光分布が中心軸を取り巻く輪帯状になっているため焦
点における集光性が高く、導波光の全てを放射させても
集光性は劣化しにくいので集光性とグレーティングカプ
ラの出力結合効率、および集光性と戻り光の入力結合効
率との両立を図ることができ、また戻り光の光分布が戻
り光の位置での出射光の光分布と相似形になるので戻り
光の入力結合効率を大きくすることが可能となる。
また縦収差量が輪帯開口位置で極値となる特性をもつた
め、波長変動、等偏屈折率変動などの誤差要因に依る集
光性の劣化は小さく、再生機能(または記録機能)の低
下は小さい。また、戻り光の入力結合効率差異を用いて
フォーカスエラー信号を検出するので波長変動、等偏屈
折率変動などに伴うデイフォーカスの心配がない。また
、導波層の屈折率差異を利用して導波光の分離を行うの
で、光デイスク反射面への光の伝達効率と光検出器への
伝達効率の両立を図り、ともに高い効率にすることがで
きる。さらに、導波光は中心から導波路に沿って放射す
る形で全方位に伝搬するので、十分な開口面積が得られ
装置の小型化が図れる。また、グレーティングが同心円
形状またはスパイラル形状であるので、その加工が容易
である。
以上記述したような構成によれば、従来の光学ヘッド装
置が有する問題点を克服した上できわめて新規な光学ヘ
ッド装置が実現できる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の光学ヘッド装置においてさらにそ
の性能を高めるためには以下のことが課題である。
即ち、より高い集光効率を得るためにレーザー光源から
出射したビームを結合手段により導波光へ変換する際、
レーザー光のエネルギ損失ができるだけ少ないことが望
ましい。上記の構成において光源と結合手段との間に設
けられた1/4波長板により、レーザー光−が円偏光に
変換されて中心から放射方向に光が導波層を伝搬するわ
けであるが、この円偏光を互いに直交する2つの成分(
放射方向、および円の接線方向)にわけて考えると、結
合手段のモード選択性により同心円の接線方向に電界ベ
クトルをもつ成分または放射方向に電界ベクトルを持つ
成分のいずれか一方のみが導波層に入力結合するために
、理論上光源を出射する光の50パーセントの光が導波
光に変換されることになる。従って、レーザ光を有効に
導波光に変換するためには上記の互いに直交する2成分
を同心円の接線方向または放射方向のどちらか一方に電
界ベクトル成分を多く持つ偏光に変換しておくことが望
ましい。
課題を解決するための手段 本発明は、レーザー光源より出射する光をさらに高い効
率で導波光に変換し、導波層より放射される光の集光効
率を上げるために、レーザ光源とと結合手段との間に偏
光手段を設け、同心円の接線方向または放射方向のどち
らか一方に電界ベクトル成分を多く持つ偏光に変換する
具体的構成を提供するものであり、レーザー光源と、こ
のレーザー光源からのレーザー光を誘電体層内に導波さ
せ導波光とする結合手段と、前記レーザー光源と前記結
合手段との間に設けられた前記レーザー光源からのレー
ザー光を同心円状または放射状の偏光とする偏光手段と
、前記導波光を前記誘電体層内の一点0より放射方向に
導波させる導波路と、点0を中心にして前記導波路内に
設けられた同心円状もしくはスパイラル状の周期構造A
とを備え、前記周期構造により前記導波光を放射し、前
記導波路外にある点Fに集光する光学ヘッド装置におい
て、前記偏光手段を少なくとも1つの液晶層または前記
液晶層と174波長板の組合せにより構成したことを特
徴とする。
また、174波長板と組み合わせる液晶層を片側が点0
に対する同心円の接線方向、もう一方が点0を通る放射
方向に配向されたTN形液晶層とすることを特徴とする
さらに、TN形液晶層の屈折率異方性Δn1  液晶層
厚d1  レーザーの波長久の値がΔnd/λ=al)
’)   lだし、m>l;整fi)の関係を満たすこ
とを特徴とする。
また、1/4波長板と組み合わせる液晶層が2層構造で
あり、1層目を点0に対する同心円状もしくは放射状に
配向されたホモジニアス液晶層、2層目を片側が前記点
Oを中心とした同心円の接線方向、もう一方が前記接線
方向と45度をなす方向に配向した45度TN形液晶層
により構成することを特徴とする。
さらに、偏光手段を片側が一方向の配向、もう一方が点
Oを中心とした同心円あるいは点Oを中心とする同心楕
円の接線方向の配向である1つの液晶層で構成すること
を特徴とする。
作用 上記のような構成によれば、同心円の接線方向の直線偏
光あるいは接線方向の振動成分の高い楕円偏光または放
射方向の直線偏光あるいはこの方向の振動成分の高い楕
円偏光を結合手段によって導波層に入力できるためレー
ザー光源より出射する光をより効率的に導波光に変換す
ることができ、光学ヘッド装置におけるレーザー光の利
用効率を高めることができる。
実施例 第1図は本発明の実施例における光学ヘッド装置の構成
図を示す。なお、従来例と同じものは同一番号を付し、
具体的な説明を省く。第1図に示すように、半導体レー
ザー5から出射するレーザー光7は集光レンズ4により
平行光となり、偏光子3″を透過することで直線偏光が
同心円状の偏光に変換され、導波路基板100の中心に
形成されたグレーティング8によって導波光となる。点
0を中心として同心円状またはスパイラル状の周期構造
すなわちグレーティング9が形成されている。グレーテ
ィング9の内周側にはそれぞれリング状の光検出素子1
0が点Oを中心とする同心円上に形成されている。
第2図(a)(b)はレーザ光源より出射した直線偏光
23を1/4波長板21と90度TN液晶層22を用い
て同心円状に並んだ偏光に変換する原理の説明図である
。集光レンズにより平行光となったレーザー光は23A
、23Bに示す方向の直線偏光であり、光学軸が24A
、24Bと45度をなす方向の174波長板21を透過
することで円偏光24(偏光方向24A、24B、24
C,24D)となる。  90度TN形液晶層は片側が
点01を中心とする間怠円方向、もう−刃側が点OLを
中心とする放射方向に配向されており、すべての領域で
90度ツイスト構造が成り立っている。
円偏光24(偏光方向24A、24B、24C。
24D)はこの90度ツイスト液晶層を通過して同心円
の接線方向に振動成分を多く持つ偏光25(偏光方向2
5A、25B、25G、25D)(または放射方向に振
動成分を多く持つ偏光)となる。これを第3図を用いて
説明する。第3図は90度TN形液晶層に円偏光が入射
した場合ついて、横軸にu(=2Δnd/λ  ただし
、Δn:屈折率異方性、d:液晶層厚、λ:波長)、縦
軸に液晶層を出射する偏光の楕円率とアジマス角(楕円
軸と出射側液晶分子軸のなす角)をとりこれらの関係を
示した図であり、図よりアジマス角、即ち90ftTN
液晶層を出射する偏光の主軸(楕円偏光の長軸)と液晶
層の出射面での液晶分子軸のなす角が0のとき楕円率が
0、即ち間怠円方向の直線偏光になるUの値はない。し
かし、アジマス角0のときの楕円率は円偏光(楕円率=
1)に比較して同心円よ(またはこれと直交する方向)
に偏るために円偏光を直接結合手段に入射させる場合と
比較して光の利用効率がかなり高くなる。この場合、Δ
n:屈折率異方性、 d:液晶層厚、λ:波長は、Δn
d/λ=(m(m−1Y)(ただし、m > 1 :整
数)の関係を満たす。
したがって、上式を満たすように液晶層の各パラメータ
を設定すればよい。但し第3図に示すようにUの値が大
きいと、アジマス角が0の時の楕円率が1に近づくため
にあまり好ましくないので、Uの値としてできるだけ小
さい方がよい。
第4図(aL  (b)は本発明の別の実施例における
偏光子の構成を示す図であり、1/4波長板41と2層
の液晶層42.43を組み合わせ、液晶層の1層目42
を同心円状もしくは放射状に配向されたホモジニアス液
晶層、2層目43を片側が中心02に対する周期構造A
の同心円もしくはスパイラルの接線方向、もう一方が前
記接線方向と略45度をなす方向に配向したTN形液晶
層により構成した場合の偏光子の構成を示す図であり、
集光レンズにより平行光となったレーザー光44は44
A、44Bに示す方向の直線偏光であり、光学軸が44
A、44Bと45度の方向の174波長板41を透過す
ることで円偏光(偏光方向45A、45B、45C,4
5D)となる。
この円偏光は液晶層の1層目、即ちホモジェニアス液晶
層を通過して直線偏光46(偏光方向46A、46B、
46G、48D)となり、さらに2層目の、片側が48
または49の方向、もう片側が50の方向に配向してい
る45度TN形液晶層を通過して同心円方向の光47(
偏光方向47A、47B、  47C,47D)となる
。まず、ホ・モジニアス液晶層に円偏光が入射した場合
、光学軸に対して45度の角度をなす直線偏光がでて(
る条件は1軸性結晶のレターデーションの式に基づき、
Δn+d+= (2に−1)λ1/4 (ただし、k〉
1:整数)を満たす。さらにこの偏光方向を45度だけ
回転し、開広円状またはスパイラル状の偏光を得る条件
について第5図を用いて説明する。第5図は45度TN
形液晶層に直線偏光が入射した場合ついて、横軸にu(
=2Δnd/λ)。
縦軸に液晶層を出射する偏光の楕円率とアジマス角(楕
円軸と出射側液晶分子軸のなす角)をとりこれらの関係
を示した図であり、図に示すようにアジマス角、即ち4
5度TN液晶層を出射する偏光の主軸(楕円偏光の長袖
)と液晶層の出射面での液晶分子軸のなす角が0のとき
楕円率が0になるUの値は条件4Δnad*/λ+=m
1)(ただし、S〉1;整数)を満たす必要かある。
さらに、第6図(a)、 (b)に、1/4波長板を用
いず、1層の液晶層だけで同心円状の偏光を得る手段の
構成例を示す。第6図(a)、 (b)で集光レンズ 
により平行光となったレーザー光62はθ2A、62B
に示す方向の直線偏光であり、この直線偏光は片側が全
面にわたって一方向64の配向、もう一方の側が点03
を中心とする開広円方向65に配向している液晶層に入
射する。
液晶層では上記の配向処理により、B点、D点ではホモ
ジェニアス配列、A点、0点では90度TN形配列、そ
の間は90度より小さいTN形配列になっている。この
場合の偏光状態の変化を第7図(aL  (bL  (
c)に示す。第7図(a)、(b)、 (c)のように
液晶層に直線偏光が入射し、これがツイスト角と同じだ
け回転した直線偏光となって液晶層を出射する条件は液
晶のツイスト角によってセルギャップの値が若干具なる
ため同心円の全周にわたって完全な直線偏光を得ること
はできないが、このギャップ差はツイスト角の0度から
90度の間で僅かであるので、境界条件として45度ツ
イストの場合にアジマス角がOかつ楕円率がOとなる条
件と90度ツイストの場合にアジマス角がOかつ楕円率
が0となる条件の間に液晶層のパラメータを設定すれば
間怠円の全周についてほぼ直線に近い開広円方向の偏光
がでてくるので、十分な効率の向上につながる。このと
きの条件は (t”−t)≦4Δn5ds/λ3≦、k
]−「])て−1)  (ただし、t〉1;整数)。さ
らに、この場合、液晶層の片側の配向処理が一方向であ
るため液晶セルの製造も容易であり、かつ1/4波長板
も必要がないので構成も簡易である。
また、液晶層の片側を開広円状の配向ではなく、同心楕
円状の配向にして液晶層の各部分のツイスト角を最適化
してもよい。
発明の効果 本発明によれば、レーザー光を出射する光を同心円の接
線方向の直線偏光または略直線偏光に変換できるため結
合手段により導波光に変換される効率が高くなり、その
効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実廊例の光学ヘッド装置の構成図、
第2図は同装置における第1の実施例である偏光子の側
面図と上面図および断面図、第3図は第2図で表わした
実施例において用いる90度TN液晶層を通過する光の
偏光状態を表わす図、第4図は同装置における第2の実
施例である偏光子の側面図と断面図、第5図は第4図に
示す45度TN液晶層を通過する光の偏光状態を示す図
である。第6図は本発明の第3の実施例である偏光子の
側面図と断面図、第7図(a)(b)(c)は第6図で
用いるツイスト角の分布を持つTN液晶層を通過する光
の偏光吠態図、第8図および第9図はそれぞれ本発明の
前提となる提案中の光学ヘッド装置の構成を示す斜視図
および断面図、第10図は同装置における信号検出の原
理図、第11図は従来例の光学ヘッド装置の構成図、第
12図は同従来装置における集光グレーティングカプラ
からの出射光の光分布図、第13図は同従来装置におけ
る集光グレーティングカプラからの出射光と光デイスク
反射面からの戻り光の光分布図である。 1・・導波路基板、3゛・・偏光子、4・・集光レンズ
、5・・半導体レーザー 7・・レーザー光、8・・・
グレーティングカプラ、9A、9B、9C・・グレーテ
ィング、 IOA、  IOB、  IOC,10D、
IOE・・光検出素子、11・・光ディスク、14・・
aIE体層、15・・導波層、16・・導波光、17A
、  17B、  17C・・放射モード光、18・・
中心軸、FA、FB、FC・・集光点、19・・反射面
、2OA、20B、20C・・反射光、21A、21B
、21C・・反射側導波光、22A、22B、22C,
23A、23B、23C・・誂電体層。 代理人の氏名 弁理士 栗野重孝 はか1名(OJ) [25 2牛D 第 図 6n・−i折半4オY生 八−−−えυ気長、(νm2 U(−ロnd、/θN) 箔 5 図 U (−几Ant/θへ) 第 図 第6図 d、(1!ルイτ−Iブノ (1(でルイヤ・1デン ≠(でルギ呵・シブ) 1十−0−墾i倭1 胤廉−+ 1:、=、i 勧、1C6−4及た f7帥17c・−欺町モーVだ rq−−一反r1 第10 図 第11図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)レーザー光源と、このレーザー光源からのレーザ
    ー光を誘電体層内に導波させ導波光とする結合手段と、
    前記レーザー光源と前記結合手段との間に設けられた前
    記レーザー光源からのレーザー光を同心円状または放射
    状の偏光とする偏光手段と、前記導波光を前記誘電体層
    内の一点0より放射方向に導波させる導波路と、点0を
    中心にして前記導波路内に設けられた同心円状もしくは
    スパイラル状の周期構造Aとを備え、前記周期構造によ
    り前記導波光を放射し、前記導波路外にある点Fに集光
    する光学ヘッド装置において、前記偏光手段を少なくと
    も1つの液晶層または前記液晶層と1/4波長板の組合
    せにより構成したことを特徴とする光学ヘッド装置。
  2. (2)1/4波長板と組み合わせる液晶層を片側が点0
    に対する同心円の接線方向、もう一方が前記点0を通る
    放射方向に配向されたTN形液晶層とした請求項1記載
    の光学ヘッド装置。
  3. (3)TN形液晶層の屈折率異 方性Δn、液晶層厚d、レーザーの波長λの値がΔnd
    /λ=√(m(m−1)) ただし、m>1;整数 の関係を満たす請求項2記載の光学ヘッド装置。
  4. (4)1/4波長板と組み合わせる液晶層が2層構造で
    あり、1層目を点0を中心とする同心円状もしくは放射
    状に配向されたホモジニアス液晶層、2層目を片側が前
    記点0を中心とする同心円の接線方向、もう一方が前記
    接線方向と略45度をなす方向に配向したTN形液晶層
    により構成した請求項1記載の光学ヘッド装置。
  5. (5)ホモジニアス液晶層の屈折率異方性Δn_1、液
    晶層厚d_1、レーザーの波長λ_1の値が Δn_1d_1=(2k−1)λ_1/4 ただし、k>1;整数 の関係を満たし、かつTN形液晶層の屈折率異方性Δn
    _2、液晶層厚d_2レーザーの波長λ_1の値が、4
    Δn_2d_2/λ_1=√(16s^2−1)の関係
    を満たす請求項4記載の光学ヘッド装置。
  6. (6)偏光手段を片側が一方向の配向、もう一方が点0
    を中心とする同心円または同心楕円の接線方向の配向で
    ある液晶層で構成する請求項1記載の光学ヘッド装置。
  7. (7)液晶層の屈折率異方性Δ  n_3、液晶層厚d_3、レーザーの波長λ_3の値が
    、4√(t^2−t)≦4Δn_3d_3/λ_3≦√
    (16t^2−1) ただし、t>1;整数 の関係を満たす請求項6記載の光学ヘッド装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005000569A1 (en) * 2003-06-20 2005-01-06 Energy Conversion Devices, Inc. Method and apparatus for producing optical disk substrates
WO2008071822A1 (es) * 2006-12-15 2008-06-19 Universidad De Zaragoza Conversor de polarización y dispositivo de focalizacion basado en dicho conversor

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WO2008071822A1 (es) * 2006-12-15 2008-06-19 Universidad De Zaragoza Conversor de polarización y dispositivo de focalizacion basado en dicho conversor
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