JPH02183425A - マルチビーム光学ヘッド焦点検出方式 - Google Patents

マルチビーム光学ヘッド焦点検出方式

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JPH02183425A
JPH02183425A JP299989A JP299989A JPH02183425A JP H02183425 A JPH02183425 A JP H02183425A JP 299989 A JP299989 A JP 299989A JP 299989 A JP299989 A JP 299989A JP H02183425 A JPH02183425 A JP H02183425A
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JP
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light
light beam
lens
detection
optical
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JP299989A
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Yuichi Nakamura
裕一 中村
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Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はマルチビーム光学ヘッド焦点検出方式に係り
、より詳細には複数の光ビームを利用して情報記録媒体
上に情報を記録する又は記録された情報を再生又は消去
するために備えられるマルチビーム光学ヘッドの焦点検
出方式に関する。
(従来の技術) 近年、文書などの画像情報を記録し、必要に応じてその
画像情報を検索してハードコピー或いはソフトコピーと
して再生し得る光デイスク装置のような画像情報記録再
生装置が開発されている。
光デイスク装置においては、集束性の光ビームが円盤状
記録媒体、即ち光ディスクに向けて照射されて情報が記
録又は再生される。すなわち、記録時においては、光ビ
ームが照射されることによって記録面上には状態変化が
起こされ、その結果情報は例えばピットとして光ディス
クに記録される。
淑 また再生時においては定常光ビームが情報記録媒体上に
照射され、記録情報に応じて先ビームはピットで強度変
調される。変調された光ビーム強度を処理して情報が再
生される。記録及び再生の際、光ディスクが線速一定に
回転され、光ビームを光ディスクに向けるための光学ヘ
ッドが光デイスク上の半径方向に直線移動される。
波長の異なる複数の光ビームを利用して情報の記録する
又は再生する情報記録再生装置には、第10図に示され
るようなの光学ヘッドが利用されている。
光源8からは発散性の光ビームL1が出射されコリメー
タレンズ6で平行ビームにされてダイクロイック・プリ
ズム4に入射される。他方の光源9からは発散性の光ビ
ームL2が出射されコリメータレンズ7で平行ビームに
されてダイクリイック・プリズム4に入射される。ダイ
クロイックプリズム4に入射された光ビームL1及び光
ビームL2は、各々その異なる入射面を透過されて接合
面で合成され、同一の出射面から出射される。
すなわち、一方の光ビームL1がダイクロイックプリズ
ム4の接合面を透過され、他方の光ビームL2がその接
合面で反射されることのよって合成される。ダイクロイ
ックやプリズム4から出射された光ビームL1、L2は
ビームスプリッタ3で反射されて対物レンズ2に入射さ
れ、光ディスク1の記録膜上の隣接した領域に照射され
る。光ディスク1の記録膜上の隣接した領域に照射され
た光ビームL1、L2は情報の記録、再生及び消去の為
に利用されて再び対物レンズ2に向けて反射される。反
射された光ビームLI L2は対物レンズ2及びビーム
スプリッタ3を透過されてダイクロイック・プリズム5
に入射される。ダイクロイックプリズム5に入射された
光ビームは再び光ビームL1、L2に分離される。すな
わち、ダイクロイックプリズム5に入射された光ビーム
L1、L2のうち、一方の光ビームL1はその接合面で
反射され、検出レンズ13を介して光検出器上に照射さ
れる。また他方の光ビームL2は透過されて、検出レン
ズ12を介して光検出器上に照射される。光検出器上に
照射された光ビームは、情報再生信号及び光ビームの焦
点を光デイスク上に維持させるための焦点制御信号とし
て利用される。
この焦点ずれの検出方法として非点収差法、ナイフェツ
ジ法が知られている。非点収差法においては光ディスク
に対する対物レンズの位置を制御すいては光ビームの一
部を遮蔽するためにナイフェツジが配置されている。
(発明が解決しようとする課題) 波長の異なる複数の光ビームを合成又は分離するために
設けられたダイクロイック・プリズムは、所望の波長の
光ビームが透過又は反射されるようにその特性が予め設
定されている。すなわち、ダイクロイック・プリズムの
各表面及びその接合面には波長依存特性を有するコーテ
ィングが施され、このコーティングの特性が利用される
べき一方の光ビームの波長が透過され、他方の光ビーム
が反射されるように選択されている。このようにグイク
リイック・プリズムは、所望の光学特性を得るために特
別のコーティングが施さなければならない。そのため光
学部品の製造が複雑となり非常に高価となり、それを利
用した光学ヘッドもまた高価となる。さらにまた焦点検
出方法として非点収差法、ナイフェツジ法を設けたマル
チビーム光学ヘッドにおいては、光ディスクから反射I
される光ビームを焦点位置の制御に利用するため、光ビ
ームを光検出器上に集光するための集光レンズに加えて
シリンドリカルレンズ、ナイフェツジ等の他の光学部品
が必要とされる。そのため光学ヘッドの構造がさらに複
雑化されて高価となる。
(課題を解決するための手段) この発明のマルチビーム光学ヘッド焦点検出方式は、波
長の異なる複数の光ビームを出射する複数の光源手段と
、光源手段から出射された複数の光ビームを合成する手
段と、合成手段で合成された光ビームを記録媒体上に集
光するための手段と、記録媒体からの前記合成された光
ビームを異なる波長毎に偏向させて分離する手段と、前
記記録媒体に対する前記集光手段の位置を調整する前記
偏向分離手段で分離された各光ビームに応答するための
手段を備える (作用) この発明によれば、構造がより簡単でコストの低いマル
チビーム光学ヘッド焦点検出方式が提供される。
(実施例) 第1図にはこの発明の一実施例のマルチビーム光学ヘッ
ドの焦点検出方法が示されている。
第1図において、第1及び第2の光源8.9には発振波
長の異なるレーザダイオードのような半導体レーザがそ
れぞれ利用される。例えば第1光源8から出射される光
ビームL1の波長λlは第2光源9から出射される光ビ
ームL2の波長λ2よりも長く設定されている。第1の
光源8から出射された発散性の光ビームはLlはコリメ
ータレンズ6でコリメートされ、入射された複数の先ビ
ームを各々偏向して合成するための光透過性光学部材2
3の入射面23Aに入射される。一方第2の光R8から
出射された発散性の光ビームL2は、コリメータレンズ
6でコリメートされ、第1の光ビームL1の入射される
べき同一の先透過性光学部材23の同一の入射面23A
に異なる角度で入射される。互いに異なる角度で入射さ
れた波長の成され、互いに平行な光ビームに変換される
。合成された光ビームL1、L2はビームスプリッタ3
で反射されて集光手段としての対物レンズ2に入射され
る。対物レンズ2に入射された光ビームL1、L2はそ
れぞれ集束されて光デイスク1上の記録膜上の隣接した
所望の記録領域に照射される。
集光手段としての対物レンズ2は、その光軸方向及び光
軸と直交する面内方向で移動可能に支持される。対物レ
ンズ2が光軸方向の最適位置、即ち合焦位置に配置され
ると、この対物レンズ2から出射された集束性の光ビー
ムL1、L2のビームウェストが光ディスク1の記録膜
上に投射され、それによって最少ビームスポットが先デ
ィスク1の記1JIJI!Iの表面上に隣接して形成さ
れる。一方対物レンズ2がその光軸と直交する面内(記
録膜面に平行な面内)で最適位置、即ち合トラック位置
に配置されると光デイスクl上に形成されるビームスポ
ットが記B領域として定められたトラック上に照射され
、それによってトラックがレーザビムで追跡される。こ
の2つの状態(合焦状態、合トラック状態)が保たれる
ことによって情報の記録、再生及び消去が可能となる。
即ち記録時には強度変調された光ビームによって記録膜
にピット等の状態変化が起こされ、再生時には一定の低
強度のレーザビームがトラック内のビット等で形成され
た記録領域で強度変調されて反射される。
さらにまた光磁気ディスクのように消去可能な装置にお
いては、高強度のレーザビームを記録M kAに照射す
ることによって情報が消去される。
光ディスクの記録膜で反射された発散性の光ビームL1
、L2は、それぞれ対物レンズ2を経て再びビームスプ
リッタ3に戻される。ビームスプリッタ31戻された各
光ビームL1、L2は透過されて検出レンズ12に入射
される。なお検出レンズ12は好ましくは分散能の大き
な材料で構成された凸レンズで構成され、光ビームを集
光する機能を有するともに、波長の異なる複数の光ビー
ムの集光点をその波長毎に光軸方向にずらす機能を有す
る。検出レンズ12を透過された光ビームL1、L2は
、次第に集光されながら光透過性光φ 学部材23に入射される。光透過性光学部材2第に入射
された先ビームは、光透過性光学部材2Iを構成する光
学ガラスの分散能に応じて波長毎に異なる角度で偏向さ
れ、互いに個々の先ビームL1、L2に再び分離される
。分離された一方の光ビームL1は集束されて光検出器
17内に設けられた光検出領域17Aに照射される。他
方の光ビームL2もまた集束されて光検出器17内の光
検出領域17Aに隣接して設けられた光検出領域17B
上に照射される。光検出領域17A117B上に照射さ
れる各光ビームの強度信号は電気信号に変換されて所定
の方法で処理される。特定の処理方法によって駆動回路
44からフォー力ッシングエラー信号が発生され、その
発生された信号に応じてボイスコイル10に電流が供給
されて対物レンズ2が光軸方向に駆動されて光ビームの
焦点が制御される。また駆動回路45からトラッキング
エラー信号が発生され、そのトラッキング信号に応じて
ボイスコイル10に電流が供給されて対物レンズ2が光
軸に垂直な面内方向に駆動されて所定のトラックが光ビ
ームで追跡される。
さらに光検出器で検出された信号は信号処理回路43で
処理されて情報再生信号として利用される。
第2図乃至第4図にはこの発明の光学ヘッドの焦点検出
方式に設けられている主要な光学部品の構造及び特性が
示されている。
第2図には波長の異なる複数の光ビームを波長50以下
のフリント系ガラスで構成される。また光透過性光学部
材24の形状は、好ましくは第2図に示されるようにプ
リズム形状に成型される。
換言すると、光透過性光学部材24の形状は複数の波長
の異なる先ビームがそこを通過されるとき、その波長に
応じて異なる角度で偏向されて合成又が備えられている
例えば波長の異なる3つの光ビームL1(λ1) 、L
2 (λ2) 、L3 (λ3)で構成さが示されてい
る。光透過性光学部材23.24は好ましくは同一の材
料及び形状で形成される。光透過性光学部材は入射され
る光ビームの状態に応じて合成又は分離の機能を示す。
第2図には波長の異なる複数の光ビームが合成されて入
射された場合の実施例が記載される。光透過性光学部材
24は、好ましくは分散能の大きいガラスで構成され、
好ましくは分散能の逆数であるアツベ数が波長に応じて
異なる方向に偏向される。すなわち、例えば入射される
光ビームの波長にλ1〉λ2〉λ3の関係があるとする
。このときプリズムに入射された光ビームは、短波長の
光ビームの屈折角が長波長の光ビームの屈折角よりも大
きいため波長の長さに応じて3つの光ビームL1、L2
、L3に分離される。このとき光ビームの分離はプリズ
ムを構成する光学材料の分散能が大きく、及び光ビーム
の波長の差が大きいほど明白に分離される。なお第2図
に記載された光路に対して光ビームLl、L2、L3が
逆方向から入射された場合は全く同一の光路を辿って互
いに合成される。
このことを利用することによって、発振波長の異なる複
数の光源から出射される光ビームは光透過性光学部材で
合成される。
第3図には第2図に示されるプリズム23(24)の特
性を利用した発明の一実施例が示されている。例えば特
定のビーム断面を有して同一方向から互いに合成されて
入射される波長の異なる光ビームは、プリズム23 (
24)で波長に応じて異なる角度で偏向されて2つの光
ビームL1、L2に分離される。分離された各光ビーム
L1、L2は凸レンズなどの検出レンズ12で集光され
、光ビームL1は光検出器の検出領域17Aに入射され
、他方のビームL2は光検出器の検出領域17Bに入射
される。各検出領域17A、17Bに入射された光ビー
ムはその強度に応じて電気信号に変化されて所定の方法
で処理される。第2図及び第3図に記載されるように、
波長の異なる光ビームはプリズム23 (24)の分散
能に応じて異なる角度で偏向される。光学部品の分散能
による影響は第4図に示されるように凸レンズなどの検
出レンズ12にもあられれる。
第4図に記載される検出レンズとしての凸レンズ12に
波長の異なる2つの光ビームL1、L2の合成された平
行光が入射されると、光ビーたは入射された光の波長に
応じて異なる角度で偏向される。より詳細に述べると、
光ビームを構成する光ビームL1の波長をλ1、光ビー
ムL2の波長をλ2とし、その波長の大きさにλ1〉λ
2の関係があるとすると、短波長λ2の光ビームL2の
屈折角が短波長λ1の光ビームL1の屈折角よりも大き
いため、光ビームL2の集光点は光ビームL1の集光点
よりも前方となる。この特性は光ビームの波長の差に対
する屈折角の差に依存し、凸レンズ1gを構成する光学
材料の分散能が大きいほど顕著にあられれる。
再び第1図を参照して説明を追加する。この発明のマル
チビーム光学ヘッド焦点検出方式においては、第4図に
示される検出レンズ12の特性が生かされている。すな
わち、第1図に示される検出レンズ12は光ディスク1
から反射された光ビームを集光する機能を有すると共に
、光ビームの焦点距離を波長の差及び分散能に応じて光
軸方向にずらす機能を有する。そのため光検出器17上
に入射される各光ビームL1、L2の集光点の位置はそ
の先軸方向にずれる。一般の光学装置において、この波
長に応じた各光ビームの集光点のずれは「色収差」と呼
ばれ、装置全体の性能に不所望な影響をもたらす。しか
しながら、この発明においては、波長の差及び分散能に
応じた光ビームの集光点のずれを利用することによって
光デイスク上から焦点ずれ検出信号のような所望の情報
が得られる。
光検出器17上に集光される光ビームL1、L2による
ビームスポット像は第5図に示されている。対物レンズ
2が先ディスクに対して合焦位置にある場合(図示しな
い)、光検出器17の各光検出領域17A、17B上に
は第5B図に示されるような同一の半径を有するビーム
スポットSA、SBが形成される。より詳細に述べると
、波長の異なる光ビームL1、L2は検出レンズ12及
び光透過性光学部材24を透過されることによって各波
長の光ビームL1、L2に分光されると共にその焦点位
置がずれる。そのため光検出器17の光検出領域17A
上には一度集束されて再び発散された相対的に波長の短
い光ビームLAが照射され、他方の光検出領域17B上
には集束されつつある相対的に波長の長い光ビームが照
射される。換言すると、光検出器17の検出面、すなわ
ち各検出領域17A、17Bの設置位置は、光ビームL
Aの集光点と光ビームLBの集光点との中間位置でしか
も各光ビームの光路に垂直に予め設定されている。
このような位置に光検出器17が配置されることによっ
て、非合焦時に照射される光ビームのビームスポット形
状は以下のように変化される。光ディスク1に対する対
物レンズ2の位置が合焦位置から離れた場合、光デイス
ク上から出射される先ビームは合焦時よりもわずかに集
束される。そのため光検出器17には第5c図に示され
るような像が形成される。すなわち、光検出領域17A
上には合焦時よりも直径の小さな円形状のビームスポッ
トSAが集光され、他方の光検出領域17B上には合焦
時よりも直径の大きな円形状のビームスポットSBが集
光される。
他方、光ディスク1に対して対物レンズ2が合焦位置よ
りも接近した場合、光デイスク上から出射される光ビー
ムは合焦時よりもわずかに発散される。そのため光検出
器17には第5A図に示されるような像が形成される。
すなわち、光検出領域17A上には合焦時よりも径の大
きな円形状のビームスポットS^が集光され、他方の光
検出領域17B上には合焦時よりも径の小さな円形状の
ビームスポットSBが集光される。
この発明においては、上に述べた合焦時及び非合焦時に
於けるビームスポット形状の変化等を検出することによ
ってフォーカス状態のズレが検出可能となる。第6図及
び第7図にはフォーカス状態のズレ、トラッキング状態
、及び情報再生信号を検出できるこの発明の一実施例の
光検出器17が示されている。
第6図において、光検出器17は概略的には第1の光ビ
ームL1が照射されるべき光検出領域17Aと、第2の
先ビームL2が照射されるべき光検出領域17Bで構成
され、各々は好ましくは同一の構造を有している。各光
検出領域17A117Bは非検出領域によって4つの領
域に分離され、分離された領域のうち中央部に形成され
た略半円形状の2つ領域が光ビームを検出するために利
用される。より詳細に述べると、各検出器17A、17
Bはその略中央に特定の半径で形成された非検出領域と
しての円形状分割線22で分離されると共に、その略中
央で横方向(Y方向)に延出する分割線25によってさ
らに上下に分離されている。円形状分割線22の直径は
上に述べた合焦時に形成されるビームスポットの直径と
−致するように予め設定されている。また分割線25は
、光ディスク1から回折されて投影されるグループの影
の投影される方向(Y方向)と平行になるように予め設
定されている。なお光検出器17A、17Bの各々分離
された領域のうち、その中央部の円形状分割線22内に
設けられた光検出領域17A1.17A2及び17B1
.17B2に照射された光ビームによる信号を処理する
ことによって光ビームのフォーカス状態、トラッキング
状態を制御する為のサーボ信号、及び情報再生信号が発
生される。上に述べた光検出器に照射される光ビームの
合焦時及び非合焦時におけるビームスポット形状の変化
は第6A図乃至第6C図に示される。
対物レンズ2が光ディスク1に対し合焦位置に位置され
る場合、光検出器17上には第6B図に記載されるよう
な像が形成される。すなわち光検出器の検出領域17A
1.17A2上には円形状分割!125と路間−の断面
直径を有するビームスポットSAが形成される。また光
検出器17B1.17B2上には円形状分割線25と路
間−の断面直径を有するビームスポットSBが形成され
る。
言替、えると、光検出領域17A1.17A2.17B
1.17B2の検出出力をそれぞれ■〜■とすると、各
光検出領域に照射される光ビーム検出出力の合焦時にお
けるフォー力ッシングエラー信号(F、E信号)が零、
即ちF−E (フォー力ッシングエラー信号)−1(■
+■)−(■+■)1−〇の条件を満たすように照射さ
れる。
合焦時における光ビームの検出信号が上のように設定さ
れた場合、対物レンズ2が光ディスクに対して合焦位置
から離れると光検出器17上には第6C図に記載される
ような像が形成される。すなわち光検出領域17A上に
は合焦時よりも直径の小さな円形状のビームスポットS
Aが形成され、他方の光検出領域17B上には合焦時よ
りも直径の大きな円形状のビームスポットSBが形成さ
れる。円形状分割線22の直径よりも大きな断面形状の
光ビームが照射された場合、光ビームの一部は円形状分
割線22の外側の非検出領域に照射される。そのため光
検出領域17A1.17A2に照射される光ビームL1
と、光検出領域17B1.17B2に照射される光ビー
ムL2にはF−E(フォー力ッシングエラー信号)−(
(■+■)(■+■))〉0の関係がある。
逆に対物レンズ2が光ディスクに対し合焦位置よりも近
づくとき、光検出器17上には第6A図に記載されるよ
うな像が形成される。すなわち光検出領域17A上には
合焦時よりも直径の小さな円形状のビームスポットSA
が形成され、他方の光検出領域17B上には合焦時より
も直径の大きな円形状のビームスポットSBが形成され
る。円形状分割1i122の直径よりも大きな断面形状
の光ビームが照射された場合、光ビームの一部は円形状
分割線22の外側の非検出領域に照射される。
そのため光検出領域17A1.17A2に照射される光
ビームL1と、光検出領域17B1.17B2に照射さ
れる光ビームL2にはF−E(フォーカッシングエラー
信号)−4(■十〇)−(■+■))く0の関係がある
。第6A図乃至第60図に記載された構造の光検出器に
よれば、焦点のずれが検出されるとともに、トラッキン
グのずれが検出される。
第7A図乃至第7C図には合トラッキング時及び非合ト
ラッキング時におけるビームスポット像の変化が示され
ている。トラッキングガイドに利用される光デイスク1
上の所定の記録領域を定めS るグループ8によって光が回折されて生ずる帯状暗部は
、光検出領域17A、17Bの分割線25に対して平行
に現われるように予め設定されている。
光ビームが光デイスク状の所定のグループ上に照射され
ているとき、光検出器17の各検出領域17A、17B
上には第7B図に示されるようなビームスポットが形成
される。すなわち、ビームスポット内にあられれる帯状
暗部は分割線25に対して平行で対称的にあられれる。
換言すると、光検出領域17A1.17A2.17B1
.17B2の検出出力をそれぞれ■〜■とすると、帯状
暗部は光検出領域17A1.17B2の検出信号の加算
結果と1781.17A2の検出信号の加算結果との差
信号、すなわちトラッキングエラー信号が(T、E)−
1(■+■)−(■+■))−〇を満たす位置にあられ
れる。それに対して光ビームが所定のグループ上に照射
されないときには、第7A図及び第7C図に示されるよ
うなビームスポットが形成される。すなわち、ビームス
ポット内にあられれる帯状暗部は分割線25に対して上
部又は下部にあられれる。このとき、光検出領域17A
1.17B2の検出信号の加算結果と1781.17A
2の検出信号の加算結果との差信号、すなわちトラッキ
ングのズレに相当するトラッキングエラー信号(T、E
)−1(■+■)(■+■月は、プラス(〉0)又はマ
イナス(く0)の値を取る。
次に、第8図を参照して光検出器で検出された全電気信
号の処理回路について説明する。光検出領域17A1の
出力は増幅回路31Aに供給される。光検出領域17B
1の出力は増幅回路31Bに供給される。光検出領域1
7B2の出力は増幅回路31Cに供給される。光検出領
域17A2の出力は増幅回路31Dにそれ供給される。
各増幅器31A〜31Dに供給された各信号はそれぞれ
増幅されて加算回路36に供給される。加算回路36で
加算された信号は情報再生信号として図示しない制御回
路に供給される。増幅回路31Aからの信号は加算回路
32及び34に供給される。
増幅回路31Bからの信号は加算回路33及び35に供
給される。増幅回路31Cからの信号は加算回路33及
び34に供給される。増幅回路31Dからの信号は加算
回路32及び35に供給される。
加算回路32の出力及び加算回路33の出力はフォー力
ッシング制御信号をボイスコイルに供給するために利用
される。すなわち加算回路32の出力は差動増幅器41
の反転入力端に供給され、加算回路33の出力は差動増
幅器41の非反転入力端に供給される。差動増幅器41
において光検出領域17A1.17A2の検出信号の加
算結果と光検出領域17B1.17B2の検出信号の加
算結果とは比較され、その差信号に応じた出力即ち、フ
ォーカス制御信号が駆動回路44に供給される。駆動回
路44に供給されるフォーカスずれ検出信号に応じて、
対物レンズ2をその光軸方向に駆動するコイル(図示し
ない)に電流がフィードバックされる。フィードバック
された電流に応じて対物レンズ2が駆動されて焦点ぼけ
が補正される。
また加算回路34の出力及び加算回路35の出力は、ト
ラッキング制御信号をボイスコイルに供給するために利
用される。すなわち加算回路34の出力は差動増幅器4
2の反転入力端に供給され、上記加算回路35の出力は
差動増幅器42の非反転入力端に供給される。
差動増幅器42において、上記光検出領域17A1.1
7B2検出出力の加算結果及び光検出領域17B1.1
7A2の検出出力の加算結果とは比較され、その差に応
じた出力即ち、トラッキングずれ検出信号が駆動回路4
5に供給される。駆動回路45に供給されるトラッキン
グ制御信号に応じて対物レンズ2をその光軸に垂直な平
面内で駆動するコイルに(図示しない)電流がフィード
バックされる。これにより対物レンズ2が駆動されてト
ラッキングずれが補正される。
さらに加算回路36の出力、すなわち光検出領域17A
1.17A2.17B1.17B2の全出力信号は信号
処理回路43で処理されて情報の再生の為に利用される
上述した焦点制御装置においては、半導体レーザ8.9
から別々に出射された波長の異なる発散性のレーザビー
ムL1、L2は、それぞれコリメータレンズ6によって
平行光束に変換されて先透過性光学部材23の同一面上
に照射される。光透過性光学部材23上に照射された光
ビームL1、L2は合成されてビームスプリッタ3、対
物レンズ2を介して光ディスク1の記録膜に向けて集光
される。情報の記録においては、光デイスク1上へ強光
度の変調されたレーザビーム(記録ビーム)が照射され
ることにより光デイスク1上のトラ・ツクにピットが形
成される。情報の再生においては、弱光度の定常レーザ
ビーム(再生ビーム光)が光デイスク1上に照射されビ
ットによって強度変調される。この再生ビームに対する
光ディスク1からの反射光は対物レンズ2によって平行
光束に変換されて再びビームスプリッタ3に戻される。
ビームスプリッタ3に戻された光ビームは透過されて検
出レンズ12に入射される。検出レンズ12に入射され
た光ビームは収束されながら光透過性光学部材24に入
射され、波長に応じて異なる角度に偏向されて:光ビー
ムL1及びL2に分離される。分離された光ビームL1
、L2は光検出部材17上に設けられた各検出領域17
A、17Bで電気信号に変換される。より詳細に述べる
と、光検出部材17の光検出領域17A1.17A2.
17B1.17B2で検出された光信号は電気信号に変
換されて増幅回路31A〜31Dに供給される。
このような状態におけるフォーカシング動作について説
明する。すなわち、上記増幅回路31A131Dからの
信号は加算回路32に供給される。
上記増幅回路31B、31Cからの信号は、加算回路3
3に供給される。増幅回路31A、33Dからの検出信
号は加算回路32で加算されて差動増幅器41へ供給さ
れる。増幅回路318131Cからの検出信号は加算回
路33で加算されて差動増幅器41に供給される。これ
により差動増幅器41は、上記光検出領域17A1.1
7A2の検出信号の加算結果と上記光検出領域17B1
.17B2の検出信号の加算結果とが比較され、その差
信号つまり焦点制御信号が駆動回路44に供給される。
駆動回路44に供給された焦点制御信号に応じてコイル
(図示しない)に電流が供給される。供給された電流に
応じて対物レンズ2が光軸方向に駆動されて光ビームの
フォーカス状態が制御される。
またトラッキング動作について説明する。すなわち上記
増幅回路31A、31Cからの信号は加算回路゛34に
供給される。増幅回路318131Dからの信号は加算
回路35に供給される。
増幅回路31A、31Cからの信号は加算回路34で加
算されて差動増幅器42に供給される。
増幅回路318131Dからの検出信号は加算回路35
で加算されて差動増幅器42に供給される。
これにより上記光検出領域17A1.17B2の検出信
号の加算結果と上記検出領域17A2.17B1の検出
信号の加算結果とは差動増幅器42で比較されてその差
に応じた出力つまりトラッキング制御信号が駆動回路4
5にフィードバックされる。トラッキング制御信号に応
じて駆動回路45からコイル(図示しない)に電流が供
給される。供給された信号によって対物レンズ2はその
光軸に垂直な平面上で駆動され光ビームのトラッキング
位置が制御される。
次に情報の再生について説明する。情報の再生において
は半導体レーザーlから一定の弱光度のレーザビームL
が発生され、記録された情報に応じて再生ビーム光全体
は強度変調されて光検出器に入射される。光検出器の光
検出領域17A1.17A2.17B1.17B2の出
力は増幅回路31A、31B、31C,31Dに供給さ
れる。
増幅回路31A、31B、31C,31Dの総出力が信
号処理回路43で処理されることによって記録されたデ
ータは再生される。
上に述べたこの発明の一実施例には、焦点制御、トラッ
ク位置制御及び信号検出を同一の検出器を用いて検出す
ることのできる光検出器の検出パターンの一実施例が記
述されている。しかしながら、この発明には他の検出パ
ターンを有する光検出器が利用されてもよい。例えば上
に述べたパターンに変えてフォーカス状態の検出と情報
再生信号の検出が可能な他のパターンが利用されてもよ
い。
第9A図乃至第9F図には、この発明のマルチビーム光
学ヘッド焦点検出方式に利用可能な光検出器17の光検
出領域の形状を示す多数の実施例が示されている。
第9図において、同一の参照符号で示された要素は同一
の機能を有している。
例えば第9A図に示される光検出領域17A(17B)
は、非検出領域としての円形分割線25の内部の検出領
域がさらに円形分割[2?によって分離されている。そ
のため焦点検出は、例えばs93分割線25と円形分割
線2Iに挟まれる領域に光ビームが照射されている場合
を合焦状態と定めることによって可能となる。すなわち
、円λ 形骨割線2jの外側に光ビームが入射された場合、又は
班形分割線25と円形分割線2γに挟まれる領域に光ビ
ームが照射されない場合を非合焦状態として、対物レン
ズ2の駆動回路にフィードバックすることによって光ビ
ームの焦点位置が光ディスク1に対して制御される。第
9C図及び第9E図に記載される光検出領域の構造も同
様の方法で検出される。または第9B図に記載された光
検出部材の光検出領域は、単に合焦時のビームスポット
の直径と一致するように定められた刷1分割線2Sによ
って分離されている。そのためこの検出パターンを各光
ビームに対して設け、各m形分割λ 線2磐内で検出される光ビームの強度の差信号を対物レ
ンズ2の駆動回路にフィードバックすることによって、
光ビームの焦点位置が光ディスク1に対して制御される
。なお第9D図及び第9F図に示される検出領域に照射
される光ビームは第9B図の方法と同様の方法で処理さ
れる。
この発明の実施例には、光透過性光学部材としてプリズ
ムが利用され、検出レンズとして凸レンズが利用されて
いるが、同一の機能を有する他の光学部材が利用されて
もよい。
[発明の効果] この発明のマルチビーム光学ヘッド焦点検出方式によれ
ば、構造がより簡単でコストの低いマルチビーム光学ヘ
ッド焦点検出方式が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のマルチビーム光学ヘッド焦点検出方
式を示す図、第2図は第1図の光透過性光学部材の特性
を示す波長の異なる光ビームの光路図、第3図は第2図
の光透過性光学部材の特性を利用したこの発明の要部を
示す図、第4図は第1図の検出レンズに入射される波長
の異なる光ビームの光路図、第5A図乃至第5C図は光
ビームの合焦状態及び非合焦状態におけるビームスポッ
ト形状を示す図、第6A図乃至第6C図は光ビームの合
焦状態及び非合焦状態を示す光検出器の正面図、第7A
図乃至第7C図は光ビームの合トラック状態及び弁台ト
ラック状態を示す光検出器の明の他の実施例のマルチビ
ーム焦点制御装置に利用可能な光検出器の検出領域のの
正面図、第10図は従来のマルチビーム光学ヘッド焦点
検出方式%式% 1・・・光ディスク、2・・・対物レンズ、3・・・ビ
ームスプリッタ、4・・・ダイクロイック・プリズム、
5・・・ダイクロイック・プリズム、6・・・コリメー
タレンズ、7・・・コリメータレンズ、8・・・光源、
9・・・光源、10・・・ボイスコイル、12・・・検
出レンズ、13・・・検出レンズ、14・・・光検出器
、15・・・光検出器、17・・・光検出器、17A、
17B・・・光検出領域、17A1.17B1.17A
2.17B2・・・光検出領域、22・・・円形分割線
、23・・・光透過性光学部材、24・・・光透過性光
学部材、25 (25A、25B)・・・分割線、27
 (27A、27B)・・・分割線、31A、31B、
31C,31D・・・増幅回路、32〜36・・・加算
回路、41.42・・・差動増幅器、43・・・信号処
理回路、44.45・・・駆動回路、Ll、L2、L3
・・・光ビーム、SA  SB・・・ビームスポット。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第 図 第 図 第7A図 第7C図 第9A図 第9C図 第9E 図 第9B図 第9D図 第9F図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)波長の異なる複数の光ビームを出射する複数の光
    源手段と、 前記光源手段から出射された複数の光ビームを合成する
    手段と、 前記合成手段で合成された光ビームを記録媒体上に集光
    するための手段と、 前記記録媒体からの前記合成された光ビームを前記異な
    る波長毎に偏向させて分離する手段と、前記記録媒体に
    対する前記集光手段の位置を調整する前記偏向させて分
    離する手段で分離された各光ビームに応答するための手
    段を備えることを特徴とするマルチビーム光学ヘッド焦
    点検出方式。
JP299989A 1989-01-10 1989-01-10 マルチビーム光学ヘッド焦点検出方式 Pending JPH02183425A (ja)

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