JPH02183410A - 磁気テープ記録再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録再生装置

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Publication number
JPH02183410A
JPH02183410A JP171689A JP171689A JPH02183410A JP H02183410 A JPH02183410 A JP H02183410A JP 171689 A JP171689 A JP 171689A JP 171689 A JP171689 A JP 171689A JP H02183410 A JPH02183410 A JP H02183410A
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JP
Japan
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track
recording
magnetic tape
tracks
thin film
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Application number
JP171689A
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English (en)
Inventor
Yuji Nagata
裕二 永田
Toshio Fukazawa
深沢 利雄
Kumiko Wada
久美子 和田
Yoshihiro Tozaki
善博 戸崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転ヘッドを用い、特に複数のトラックに対し
て同時に記録再生を行うマルチトラック型の磁気テープ
記録再生装置に関するものである。
従来の技術 近年、開発が盛んな高品位TV信号用のディジタルVT
Rでは扱う情報量が従来TV信号のディジタルVTHの
10倍以上となり、1.2 G b p sの高速デー
タ転送を必要とする。またコンピュータ用外部記憶装置
としての磁気記録装置においても記憶容量の増大とこれ
に伴なうデータ処理速度の増大化など磁気テープ記録再
生装置に対するデータ転送速度の高速化に対する要求は
大きなものがある。
こうしたデータ転送速度の高速化にたいして■シリンダ
ー回転数あるいはシリンダー径を増加させ磁気ヘッドと
磁気テープとの相対速度を高める方法。
■磁気ヘッドをマルチトラック化して複数トラックの記
録再生を同時に行う方法。
等が従来から知られている。
しかし、磁気ヘッドと磁気テープとの相対速度を高め大
幅に増加させると磁気ヘッドが磁気テープに安定して摺
動せず好適な記録再生を行えない欠点があった。さらに
、シリンダ回転数を増加させると、モータ軸受は部分の
摩耗が極めて大きくなり磁気記録再生装置の寿命を大幅
に低下させる欠点、シリンダ径を大きくすると磁気記録
再生装置の小型化を阻害する欠点があった。
このため、複数トラックを磁気テープ上に同時に記録す
るマルチトラック化が主流である。
従来においてマルチトラック化は ■シリンダの外周部に複数のバルク型磁気ヘッドを配置
する方法 ■フェライトコアを使ったバルク型磁気ヘッドをシリン
ダ回転軸に平行に積み上げる方法しかしながら、例えば
第12図に示すように従来のバルク型磁気ヘッド91.
 92. 93. 94を4個積み上げ、さらにこれを
シリンダ外周部に多数配置することは、磁気ヘッドの位
置合わせが困難であること、また磁気ヘッドのテープタ
ッチが悪化することなどにより限界があった。
さらに、クロストークの点からも実用的ではなかった。
すなわち、第12図に示すような場合、各バルク型磁気
ヘッドの対向面積が大きく、磁気ヘッドを接近して配置
すると各磁気ヘッド間にクロストークを生じる。このた
め、トラックピッチTpを600μm以上にする必要が
あり高密度に記録できない欠点があった。また、巻線9
0を施すためのスペースの制約からも各磁気ヘッドは接
近できず4ヘツドを積み上げた場合、磁気テープとの摺
動部は2mm”以上となり、磁気ヘッドの好的なテープ
タッチが得られない欠点があった。
本発明の目的は前記した従来技術の問題点を解決して、
高記録密度、広帯域記録すなわちデータ転送速度の高速
化に対応したマルチトラック型の磁気テープ記録再生装
置を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の磁気テープ記録再生
装置においては、一基板上にm個(mは正の整数)の記
録/再生薄膜変換素子をトラックピッチTpがトラック
幅寸法をWとして約(m+1)Wと等しくなるように形
成してなるマルチトラック薄膜磁気ヘッドを用いる。こ
れをシリンダ外周部に360/(m+1)度毎に等間隔
に(m+1)個装置する。そして上記シリンダに磁気テ
ープを任意角度巻き付ける手段と、上記シリンダをヘリ
カルスキャンさせ、走行する磁気テープ上に上記マルチ
トラック薄膜磁気ヘッドの任意の一つを使ってm本のト
ラックに対して情報を同時に記録再生し、別の360/
 (m+1)変位置に配置されたマルチトラック薄膜磁
気ヘッドを用いて、前に記録再生されたm本のトラック
における磁気テープ巻取り側から1番目トラックと2番
目トラック間のトラック間隔部内の2番目トラックに隣
接した位置に、次に記録されるm本のトラックにおける
1番目トラックを形成する制御手段を有することを特徴
としている。
作用 記録/再生薄膜変換素子は主として薄膜コイルとリング
型磁路を有する薄膜コアとで構成されている。このよう
な薄膜変換素子をm個(mは正の整数)一基板上に配列
する。この時トラックピッチTpはトラック幅寸法Wと
して約(m+1)に等しく作製される。この様なマルチ
トラック薄膜磁気ヘッドをシリンダ回転軸に垂直な平面
にあってシリンダ外周部を当分側した位置に配置して記
録再生を行う。まず上記マルチトラック薄膜磁気ヘッド
の一つを用いて磁気テープ上にmトラックの記録を行う
。この時m個の記録トラックと長さmXWのトラック間
隔部がm本形成され、長さとしてm(m+1)Wの領域
が使用される。次に磁気テープに摺動する別のマルチト
ラック薄膜磁気ヘッドは前記の記録領域のおける磁気テ
ープ巻取り側から1番目トラックと2番目トラック間の
トラック間隔部内の2番目トラックに隣接した位置から
、次に記録されるm本のトラックにおける1番目トラッ
クが形成されるように記録される。この時、磁気テープ
は距fliL (L=mW)進むように制御される。
シリンダ上には薄膜磁気ヘッドは(m+ 1 )個装置
されており、各薄膜磁気ヘッドによる記録が−回りする
間に、磁気テープは L’ =m (m+1)W 進むように制御されることになる。これは第1のマルチ
トラック薄膜磁気ヘッドによって使用される領域の長さ
に等しい。従って、シリンダの外周部を当分側し、シリ
ンダ回転軸に垂直な平面上に配置された薄膜磁気ヘッド
によってシリンダの回転に従って次々と同じトラックピ
ッチで記録を続けるマルチトラック記録が可能となる。
また、本発明に用いられるマルチトラック薄膜磁気ヘッ
ドにおいては、磁路を構成する磁気コアは薄膜で形成さ
れること、および記録/再生変換素子のトラック間隔部
を長さ(トラック数)×(トラック幅)離して配置して
いるため隣接トラック間のクロストークを十分に低く抑
えることができるため、好適な高密度記録を実現できる
実施例 第1図は本発明の磁気テープ記録再生装置における第1
の実施例のシリンダ部の概略図を示している。
まず本実施例の構成について述べる。すなわち、本実施
例は4個の3トラツク薄膜磁気ヘツド3゜4、 5. 
8がシリンダ1の外周部に90度毎に配置され、磁気テ
ープ2をシリンダ1の回り約80度巻き付けた構成とな
っている。ここで薄膜磁気へラド3,5と4.6はそれ
ぞれ異なるアジマス角度を有している。7は磁気テープ
2の走行方向、8はシリンダ1の回転方向を示している
。10a。
10bは磁気テープをシリンダ1に巻き付けるためのテ
ープガイドである。
第2図は上記3トラック薄膜磁気ヘッド3,4゜5また
は6の要部斜視図である。一基板le上に3個の記録/
再生薄膜変換素子11. 12. 13を形成しトラッ
クピッチTpがトラック幅WとしてTp=4Wとなるよ
うに作製した3トラツク構成の薄膜磁気ヘッドである。
第2図において、17 al  17 b+  17 
cは銅薄膜などで形成した薄膜コイルである。18 a
、  18 b+  18 cは下部磁性コアであり、
19 al  19 bs  19 cは上部磁性コア
である。薄膜コイル17a、17b、  17cは磁性
:+718aと19 a、  18 bと19bおよび
18cと19cで構成される磁気ループ内に配置される
。上記下部磁性コア及び上部磁性コアは磁性薄膜で形成
されているため近接して配置しても隣接トラックからの
クロストークは少なく高密度記録が達成できる。20 
a、  20 b、  20Cは磁気ギャップである。
次に、本実施例の動作について第3図の磁気テープ上の
トラックパターン及び第4図(a)、  (b)のシス
テムブロック図を用いて説明する。第4図(a)は記録
時のもの、(b)は再生時のものを示している。
まず、記録時のものについて述べる。入力端子100か
ら入力されたビデオ信号はA/D変換器101によって
デジタル化される。次に、磁気ヘッドが磁気テープと接
触している期間のみに記録信号が存在するような時間的
配置が記録タイミング変換メモリ102によって行われ
る。次に再生時のドロップアウト等によって発生する符
号誤りを訂正するためのビットが誤り訂正符号付加回路
103により付加される。記録信号は情報ビットと付加
された誤り訂正ビットの組合せであるブロックとして取
り扱われ、ブロックの始点等を示すブロック同期ビット
の付加が同期付加回路104によって行われる。その後
、入力端子115から入力されたPCMオーディオ信号
はPCMオーディオ付加回路105により記録信号に付
加される。
次いで、チャンネル分割回路106によって記録信号は
3チヤンネルに分割され、それぞれの信号は記録変調器
107 a、  107 b、  107 cと記録イ
コライザ108 a、  l O8b、  108 c
によってディジタル磁気記録に適した信号に変換される
。その後、記録増幅器109 a、  109 b、 
 109c、によって増幅された信号は薄膜磁気ヘッド
3または4または5または6へ3チヤンネルのロータリ
ートランス118aまたは118bまたは118cまた
は118dを介して供給され、磁気テープ2に対する記
録が行われる。この時、薄膜磁気ヘッド3または4また
は5または6への切換えはチャンネル切換器110によ
って行われる。
磁気テープ2はキャプスタン駆動回路112によって回
転するキャプスタン119を使って駆動され、シリンダ
1はシリンダ駆動回路111によって回転する。この時
、基準クロック発生回路117からの基準クロックとシ
リンダ内に装備されたホール素子等で構成された位置検
出回路114からの回転位置信号等が入力される駆動制
御回路113によってテープ走行、シリンダ回転及びチ
ャンネル切換器110のタイミング等が以下に述べるよ
うに制御される。
まず、薄膜磁気ヘッド3によって、磁気テープ上に第3
図に示すような記録トラック21 al  21b、2
1cが形成される。薄膜磁気ヘッド3による記録が終了
すると、次に薄膜磁気ヘッド4による記録が始まる。こ
の時、磁気テープ2は距離3XWだけ走行し、1トラツ
ク目と2トラツク目とのトラック間隔部で2トラツクに
隣接した位置から記録が行われ、記録トラック22 a
、  22 b+22cに記録されるように制御される
。薄膜磁気ヘッド4による記録が終了すると薄膜磁気へ
ラド5による記録が始まる。このとき、磁気テープ2は
前回と同様に距11i13 XW定走行、記録トラック
23 al  23 b+  23 cに記録が行われ
るように制御される。薄膜磁気ヘッド5による記録が終
了すると薄膜磁気ヘッド8による記録が始まる。このと
き、磁気テープ2は前回と同様に距113XW走行し、
記録トラック24 al  24 b−24cに記録が
行われるように制御される。薄膜磁気ヘッド6による記
録が終了すると再び薄膜磁気ヘッド3による記録が始ま
る。このとき、磁気テープ2は前回と同様に距M3XW
走行する。前の記録時から磁気テープは12×W走行し
ており、記録トラック25 a、  25 b、  2
5 cに記録が行われるように制御される。これらを次
々と繰り返す事によって磁気テープ上に記録トラックが
間断なく継続して形成される。
次に、再生動作について第4図(b)を参照しながら述
べる。まず、薄膜磁気ヘッド3または4または5または
6で再生された信号は3チヤンネルのロータリートラン
ス118aまたは118bまたは118cまたは118
dをチャンネル切換器120によって切り換えて再生増
幅器121 a。
12 l b、  121 cに入力される。この時、
サーボ信号検出回路116で検出再生信号内のサーボ信
号と位置検出回路116からの回転位置信号を使って、
駆動制御回路113によって磁気ヘッドが磁気テープ上
の記録トラックを正確に走査、再生すること及びチャン
ネル切換器120のタイミングが制御される。再生され
た信号は再生イコライザ122 a、  122 b、
  122 C1複合器123 a、  123 b、
  123 C1時間軸補正メモリ124、誤り訂正回
路125、再生タイミング変換メモリ126、PCMオ
ーディオ分離回路127、同期ブランキング付加回路1
28、D/A変換器129によって元のビデオ信号とオ
ーディオ信号に直され出力端子130.140から出力
される。
本実施例の場合、シリンダに配置された隣接する薄膜磁
気ヘッドは異なるアジマス角度を有しているため、ガー
トバンドの存在しない記録が実現できる。
この他、シリンダに配置されるすべての薄膜磁気ヘッド
を同一アジマス角度とする構成も可能である。この時は
第5図のようなトラックパターンを得る。すなわち、記
録トラック間には何も記録していないガートバンド40
が形成される。
第6図に第2の実施例を示す。第1図に示したものと同
じ構成要素については同番号を付している。第2の実施
例においては、4個の3トラック薄膜磁気ヘッド3. 
4. 5. 8がシリンダ1の外周部に90度毎に配置
され、磁気テープ2をシリンダ1の回り約180度巻き
付けた構成となっている。ここで薄膜磁気ヘッド3.5
と4.6はそれぞれ異なるアジマス角度を有している。
次に、この場合の動作について第7図の磁気テープ上の
トラックパターンを用いて説明する。
第7図はシリンダ外周部に配置された薄膜磁気ヘッドに
よって記録が行われている途中のトラックパターンを示
している。いま薄膜磁気ヘッド3が磁気テープと摺接し
記録トラック51a、51b+  51 cが形成され
つつある。薄膜磁気ヘッド3による記録がその記録期間
のほぼ半分に達すると、次に薄膜磁気ヘッド4による記
録が始まる。
このとき、磁気テープ2は距m3xwだけ走行し、1ト
ラツク目と2トラツク目とのトラック間隔部で2トラツ
ク目51bに隣接した位置から記録が行われ、記録トラ
ック52 a、  52 b、  52 cが記録され
るように制御される。この時、磁気テープ上には2個の
薄膜磁気ヘッド3.4が摺動しており、6トラツク同時
記録が行われる。薄膜磁気ヘッド4による記録がその記
録期間のほぼ半分に達すると薄膜磁気ヘッド5による記
録が始まる。
このとき、磁気テープ2は前回と同様に距m3XW走行
するように制御される。この時も同様に、磁気テープ上
には2個の薄膜磁気ヘッド4.5が摺動しており、8ト
ラック同時記録が行われる。
これらを次々と繰り返す事によって磁気テープ上に記録
トラックが間断なく継続して形成され6トラツクの同時
記録が行われる。再生の場合も同様に、薄膜磁気ヘッド
が磁気テープ上の記録トラックを走査することによって
行うことができる。
第8図に第3の実施例を示す。第1図に示したものと同
じ構成要素については同番号を付している。第3の実施
例においては、4個の3トラック薄膜磁気ヘッド3. 
4. 5. 8がシリンダ1の外周部に80度毎に配置
され、磁気テープ2をシリンダlの回り約270度巻き
付けた構成となっている。ここで薄膜磁気ヘッド3.5
と4,6はそれぞれ異なるアジマス角度を有している。
つぎに、この場合の動作について第9図の磁気テープ上
のトラックパターンを用いて説明する。
いま、シリンダ外周部に配置された薄膜磁気ヘッド3に
よって記録が行われると、磁気テープ上に記録トラック
E31 al  81 be  81 cが形成される
。薄膜磁気ヘッド3による記録がその全記録期間のほぼ
1/3の時点に達すると、次に薄膜磁気ヘッド4による
記録が始まる。このとき、磁気テープ2は距離3XWだ
け走行し、1トラツク目と2トラツク目とのトラック間
隔部で2トラツク目etbに隣接した位置から記録が行
われ、記録トラック82 al  82 b+  E3
2 cに記録されるように制御回路9を用いて制御され
る。さらに記録期間の次の1/3の時点に達すると、次
の薄膜磁気へラド5による記録が始まる。このとき、磁
気テープ2は同様に距fl!13XWだけ走行し、薄膜
磁気ヘッド4によって記録された3トラツクのうちの1
トラツク目と2トラツク目とのトラック間隔部で2トラ
ツク目82bに隣接した位置から記録が行われ、記録ト
ラック83 a、  63 b、  63 cに記録さ
れるよう制御される。この時、磁気テープ上には3個の
薄r!Xr!1気ヘッド3. 4. 5が摺動している
これらを次々と繰り返す事によって磁気テープ上に記録
トラックが間断なく継続して形成され8トラツクの同時
記録が行われる。再生の場合も同様に、薄膜磁気ヘッド
が磁気テープ上の記録トラックを走査することによって
行うことができる。
また第8図に示した実施例においては薄膜磁気ヘッドを
3→6→5→4のように使って第5図のようなトラック
パターン得ることも可能である。
第10図に第4の実施例を示す。第1図に示したものと
同じ構成要素については同番号を付している。第4の実
施例においては、5個の4トラック薄膜磁気ヘッド33
. 34. 35. 38. 37がシリンダ1の外周
部に72度毎に配置され、磁気テープ2をシリンダ1の
回り約145度巻き付けた構成となっている。ここで薄
膜磁気ヘッド33.35と34.38お上び37はそれ
ぞれ異なるアジマス角度を有している つぎに、この場合の動作について第11図の磁気テープ
上のトラックパターンを用いて説明する。
第11図はシリンダ外周部に配置された薄膜磁気ヘッド
によって記録が行われている途中のトラックパターンを
示している。いま薄膜磁気ヘッド33が磁気テープ摺接
し記録トラック81 al  81 b、  81 c
、  81 dが形成されつつある。薄膜磁気ヘッド3
3による記録がその記録期間のほぼ半分に達すると、次
に薄膜磁気ヘッド34による記録が始まる。このとき、
磁気テープ2は距離4xWだけ走行し、1トラツク目と
2トラツク目とのトラック間隔部で2トラツク目81b
に隣接した位置から記録が行われ、記録トラック82a
82 b、  82 c、  82 dが記録されるよ
うに制御される。この時、磁気テープ上には2個の薄膜
磁気ヘッド33.34が摺動しており、8トラツク目時
記録が行われる。薄膜磁気ヘッド34による記録がその
記録期間のほぼ半分に達すると薄膜磁気ヘッド35によ
る記録が始まる。このとき、磁気テープ2は前回と同様
に距離4XW走行するように制御される。この時も同様
に、磁気テープ上には2個の薄膜磁気ヘッド34.35
が摺動しており、8トラツク目時記録が行われる。これ
らを次々と繰り返す事によって磁気テープ上に記録トラ
ックが間断なく継続して形成され8トラツクの同時記録
が行われる。これ以前に記録された記録トラック80 
a、  80 b、  80 c、  80 dは薄膜
磁気ヘッド36で記録したちのあり、記録トラック79
 a、  79 b、  79 Cs  79 dは薄
膜磁気ヘッド35で記録したもの、記録トラック78a
78 b、  78 c、  78 dは薄膜磁気ヘッ
ド34で記録したもの、記録トラック77a、77b、
77c、77dは薄膜磁気ヘッド33で記録したもので
あり、隣接トラックのアジマス角度は常に異なるように
記録される。
再生の場合も同様に、薄膜磁気ヘッドが磁気テープ上の
記録トラックを走査することによって行うことができる
また第10図に示した実施例において、薄膜磁気ヘッド
を33→35→37→34→36のように使って4トラ
ツク目時記録再生を行うことも可能であり、磁気テープ
を約220度巻き付けて12トラツクの同時記録再生、
約290度巻き付けて16トラツクの同時記録再生を行
うことも可能である。
第6図、第8図、第10図に示した第2.第3゜及び第
4の実施例の場合も、第1図の実施例と同様に、すべて
の薄膜磁気ヘッドを同一アジマス角度として、記録トラ
ック間には何も記録していないガートバンドを設けた記
録を行うことも可能である。
本発明の磁気テープ記録再生装置は以上述べたような実
施例に限定されるものではないことは明らかである。原
理的にはm個の記録/再生薄膜変換器をトラックピッチ
Tpがトラック幅をWとして約(m+ 1)Wとなるよ
うに形成したマルチトラック薄膜磁気ヘッドをシリンダ
外周部を(m+1)分割した位置に配置し、該シリンダ
に磁気テープを巻き付け、シリンダ回転数と磁気テープ
走行速度を制御することによって達成できるものである
なお、記録/再生薄膜変換器の数を3以上5以下に構成
した場合、薄膜磁気ヘッドの磁気テープ摺動部を極めて
微細に形成できるため、安定した磁気ヘッドのテープタ
ッチが得られ、良好な記録再生を行うことができる利点
がある。
発明の効果 以上述べたように、本発明の磁気テープ記録再生装置に
よれば、一基板上にm個(mは正の整数)の記録/再生
薄膜変換素子を各々のトラックピッチTpがトラック幅
をWとして約(m+1)W等しくなるように形成してな
るマルチトラック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に3
60/ (m+ 1)度毎に等間隔に(m+1)個装置
し、上記シリンダに磁気テープを巻き付け、上記シリン
ダをヘリカルスキャンさせ、走行する磁気テープ上に上
記マルチトラック薄膜磁気ヘッドの任意の一つを使って
m本のトラックに情報を同時に記録再生し、別の360
/(m+1)度の位置に配置されたマルチトラック薄膜
磁気ヘッドを用いて、前に記録再生されたm本のトラッ
クにおける磁気テープ巻取り側から1トラツク目と2ト
ラツク目とのトラック間隔部で2トラツクに隣接した位
置から記録が行わせることによって、ヘッド取り付は高
さを調整する事なく、シリンダ回転軸に垂直な一平面上
に取り付けられた薄膜磁気ヘッドを使って、磁気テープ
上にm本の記録トラックが間断なく継続して形成するこ
とが容易に可能になる。また、記録/再生薄膜変換器の
下部磁性コア及び上部磁性コアは磁性薄膜で形成されて
いること、および記録/再生変換素子のトラック間隔部
を長さ(トラック数)×(トラック幅)離して配置し隣
接トラック間のクロストークを十分に低く抑えることが
できるため、好適な高密度記録を実現できる。
したがって、転送レート約1.2Gbpsの高品位TV
ディジタル信号を本発明の磁気テープ記録再生装置によ
って9〜21トラツクマルチ記録とし、信号帯域を28
MHz〜70MHzと比較的扱い易い帯域に変換して記
録再生することができる。また薄膜磁気ヘッドの磁気テ
ープ摺動部を極めて微細に形成でき安定した磁気ヘッド
のテープタッチが得られるため、良好な記録再生を行う
ことができるなどの効果がある。
さらに、シリンダ径やシリンダ回転数を増加させて磁気
テープと磁気ヘッド間の相対速度を高める必要がマルチ
トラック化によりなくなるため、機器の信頼性の向上お
よび小型化が容易に図れる効果も有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における磁気テープ記録
再生装置のシリンダ部の概略図、第2図は第1の実施例
における磁気テープ記録再生装置に搭載される3トラツ
ク構成の薄膜磁気ヘッドの要部斜視図、第3図は第1の
実施例における磁気テープ記録再生装置における磁気テ
ープ上のトラックパターン図、第4図(a)は好適な実
施例における記録時のシステムブロック図、第4図(b
)は再生時のシステムブロック図、第5図は第1の実施
例において同一のアジマス角度を有する薄膜磁気ヘッド
を用いた場合の磁気テープ上のトラックパターン図、第
6図は本発明の第2の実施例における磁気テープ記録再
生装置のシリンダ部の概略図、第7図は第2の実施例に
おける磁気テープ記録再生装置における磁気テープ上の
トラックパターン図、第8図は本発明の第3の実施例に
おける磁気テープ記録再生装置のシリンダ部の概略図、
第9図は第3の実施例における磁気テープ記録再生装置
における磁気テープ上のトラックパターン図、第10図
は本発明の第4の実施例における磁気テープ記録再生装
置のシリンダ部の概略図、第11図は第4の実施例にお
ける磁気テープ記録再生装置における磁気テープ上のト
ラックパターン図、第12図は従来のバルク型磁気ヘッ
ドを4個積み重ねたときの斜視図である。 1・・・シリンダ、  2・・・磁気テープ、3,4゜
5.6・・・マルチトラック薄膜磁気ヘッド、7・・・
磁気テープ走行方向、  8・・・シリンダ回転方向、
  10a、10b・・・テープガイド、11、 12
. 13.  ・・・記録/再生薄膜変換器、18−・
・基板、  17 as  17 b、17 c ”・
薄膜コイル、  18 as  18 be  18 
c ・・・下部磁性コア、19 as  19 b+ 
 19 c ・・・上部磁性コア、20 a、  20
 be  20 c ”・磁気ギャップ。 第 図 襲 図 嬉 図 第10図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一基板上にm個(mは正の整数)の記録/再生薄
    膜変換素子をトラックピッチTpがトラック幅寸法をW
    として約(m+1)Wに等しくなるように形成してなる
    マルチトラック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に36
    0/(m+1)度毎に等間隔に取り付けられるようにし
    て(m+1)個具備し、上記シリンダに磁気テープを任
    意の角度巻き付ける手段と、上記シリンダをヘリカルス
    キャンさせ、走行する磁気テープ上に上記マルチトラッ
    ク薄膜磁気ヘッドの任意の一つを使ってm本のトラック
    に情報を同時に記録再生し、別の360/(m+1)度
    の位置に配置されたマルチトラック薄膜磁気ヘッドを用
    いて、前に記録再生されたm本のトラックにおける磁気
    テープ巻取り側から1番目トラックと2番目トラック間
    のトラック間隔部内の2番目トラックに隣接した位置に
    、次に記録されるm本のトラックにおける1番目トラッ
    クを形成する制御手段を有することを特徴とする磁気テ
    ープ記録再生装置。
  2. (2)アジマス角度が互いに異なる2種類のマルチトラ
    ック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に360/(m+
    1)(mは奇数)度毎に一つおきに交互に取り付けられ
    るようにして(m+1)個具備し、磁気テープ上の隣接
    記録トラックが常に異なるアジマス角度を有するように
    記録再生を行う制御手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の磁気テープ記録再生装置。
  3. (3)アジマス角度が互いに異なる3種類のマルチトラ
    ック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に360/(m+
    1)(mは偶数)度毎に同じアジマス角度のものが隣合
    わないようにして(m+1)個具備し、磁気テープ上の
    隣接記録トラックが常に異なるアジマス角度を有するよ
    うに記録再生を行う制御手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の磁気テープ記録再生装置。
  4. (4)一基板上にm個(mは正の整数)の記録/再生薄
    膜変換素子をトラックピッチTpがトラック幅寸法をW
    として約(m+1)Wに等しくなるように形成してなる
    マルチトラック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に36
    0/(m+1)度毎に等間隔に取り付けられるようにし
    て(m+1)個具備し、上記シリンダに磁気テープを任
    意の角度巻き付ける手段と、上記シリンダをヘリカルス
    キャンさせ、走行する磁気テープ上に上記マルチトラッ
    ク薄膜磁気ヘッドの任意の一つを使ってm本のトラック
    に情報を同時に記録再生し、前記トラックに対する記録
    再生期間の中間時点から、次の360/(m+1)度の
    位置に配置されたマルチトラック薄膜磁気ヘッドが磁気
    テープに摺動しはじめ、前に記録再生されたm本のトラ
    ックにおける磁気テープ巻取り側から1番目トラックと
    2番目トラック間のトラック間隔部内の2番目トラック
    に隣接した位置に、次に記録されるm本のトラックにお
    ける1番目トラックを形成するように記録再生を行い、
    これを繰り返してk×mトラック(kは2以上の整数)
    を同時に記録再生する制御手段を有することを特徴とす
    る磁気テープ記録再生装置。
  5. (5)アジマス角度が互いに異なる2種類のマルチトラ
    ック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に360/(m+
    1)(mは奇数)度毎に一つおきに交互に取り付けられ
    るようにして(m+1)個具備し、磁気テープ上の隣接
    記録トラックが常に異なるアジマス角度を有するように
    記録再生を行う制御手段を有することを特徴とする請求
    項4記載の磁気テープ記録再生装置。
  6. (6)アジマス角度が互いに異なる3種類のマルチトラ
    ック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に360/(m+
    1)(mは偶数)度毎に同じアジマス角度のものが隣合
    わないようにして(m+1)個具備し、磁気テープ上の
    隣接記録トラックが常に異なるアジマス角度を有するよ
    うに記録再生を行う制御手段を有することを特徴とする
    請求項5記載の磁気テープ記録再生装置。
  7. (7)一基板上にm個(mは正の整数)の記録/再生薄
    膜変換素子をトラックピッチTpがトラック幅寸法をW
    として約(m+1)Wに等しくなるように形成してなる
    マルチトラック薄膜磁気ヘッドをシリンダ外周部に36
    0/(m+1)度毎に等間隔に取り付けられるようにし
    て(m+1)個具備し、上記シリンダに磁気テープを任
    意の角度巻き付ける手段と、上記シリンダをヘリカルス
    キャンさせ、走行する磁気テープ上に上記マルチトラッ
    ク薄膜磁気ヘッドの任意の一つを使ってm本のトラック
    に情報を同時に記録再生し、前記トラックに対する記録
    再生期間の1/2(もしくは1/3の)時点から、次の
    360/(m+1)度の位置に配置されたマルチトラッ
    ク薄膜磁気ヘッドが磁気テープに摺動しはじめ、前に記
    録再生されたm本のトラックにおける磁気テープ巻取り
    側から1番目トラックと2番目トラック間のトラック間
    隔部内の2番目トラックに隣接した位置に、次に記録さ
    れるm本のトラックにおける1番目トラックを形成する
    ように記録再生を行い、これを繰り返して2(もしくは
    3)×mトラックを同時に記録再生する制御手段を有す
    ることを特徴とする磁気テープ記録再生装置。
  8. (8)マルチトラック薄膜磁気ヘッドはアジマス角度が
    互いに異なることを特徴とする請求項7記載の磁気テー
    プ記録再生装置
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