JPH02183192A - 無線伝送式魚群探知捕捉システム - Google Patents

無線伝送式魚群探知捕捉システム

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JPH02183192A
JPH02183192A JP1003480A JP348089A JPH02183192A JP H02183192 A JPH02183192 A JP H02183192A JP 1003480 A JP1003480 A JP 1003480A JP 348089 A JP348089 A JP 348089A JP H02183192 A JPH02183192 A JP H02183192A
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Ryoichi Kimura
良一 木村
Masami Tomita
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Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C発明の背景 D 発明の目的 E 目的を達成するための手段 F 作用 G 実施態様 G+定置網部40の説明(第3図) 0214局45の構成および作動の説明(第4図、第5
図) G3陸上局(制御局)100の概略構成および回路ブロ
ック構成(第6図、第7図)04本実施態様に係る無線
伝送式魚群探知捕捉システム全体の作動 H発明の効′果 A 産業上の利用分野 本発明は魚入口に設けられた遮断網の開閉機能を備える
と共に魚群等に係る情報を収集し、且つその収集の探知
範囲を制御するように、システム化されたブイ局と制御
局が配設される無線伝送式魚群探知捕捉システムに関す
る。
B 発明の概要 本発明は魚入口に設けられた遮断網の開閉機能を備える
と共に魚群等に係る情報を収集し、且つその収集の探知
範囲を制御するように、システム化されたブイ局と制御
局が配設される無線伝送式魚群探知捕捉システムにおい
て、ブイ局は魚網中の潮流の情報を収集する情報収集手
段と、魚群に係る探知機能範囲、すなわち、放射パルス
のパルス幅、尖頭値電力(以下、必要に応じて送信電力
と称する)および入射パルスの受信感度のいずれかある
いは組み合わせの制御可能な魚群探知手段、魚入口の遮
断網開閉手段とを備えると共に、各部と協働する送受信
機能手段を有し、また、制御局等においては無線伝送さ
れた前記情報の表示、例えば、視認および/または取聴
等の情報表示手段と、前記魚群探知手段め探知機能範囲
および魚入口の遮断網の開閉情報の表示、且つ遮断網開
閉手段の制御を行う指示手段が配設される。そして、ブ
イ局から無線伝送された前記情報をもとに制御局等から
無線回線を介してブイ局の魚群探知手段の前記探知機能
範囲を制御せしめるように構成し、これにより魚群に関
するより有効な情報、すなわち、精緻な情報が得られ、
それにより漁獲高の向上を図るようにしたものである。
C発明の背景 近時、漁獲高の向上あるいは労力の軽減等を目的として
、例えば、テレファインダと呼称される無線伝送式魚群
探知捕捉システムが多用されている。当該無線伝送式魚
群探知捕捉システムは、水中音響機器が採用される魚群
探知機能手段等と無線”送受信機能手段を併設したブイ
局が魚入口の開閉機構が設けられた定置網等の魚網内に
配置される。次に、当該ブイ局との間に無線回線が形成
された比較的近距離の陸上あるいは漁船等に情報の表示
あるいは制御指示のための制御局(以下、制御局を陸上
局と別称する)が配置される。そしてブイ局から無線伝
送された魚群および水温、流速、流向等の情報(以下、
必要に応じて潮流の情報という)をもとに陸上局におい
て、魚網の魚入口の遮断網の開閉、揚網あるいは移動の
時期を決定するようにしている。
この種の無線伝送式魚群探知捕捉システムにおける従来
技術の一例を概略をもって第1図に示す。この例は周知
の定置網漁法に適用されたものである。先ず、定置網の
構成を簡単に説明する。定置網2は、図から容易に理解
されるように、1つの黒人口3を有する囲網4と、この
黒人口3の一端部近傍に直線状に、且つ所定の長さに配
設された垣網6と、前記魚入口3の位置より離れた位置
にあって別の黒人ロアが形成される箱網8とから概略構
成されている。
このように構成される定置網2は海岸近くの比較的浅い
海域において、海面上に網の至端が多数の浮10により
保持され、さらに潮流等による流出を防止すべく、前記
囲網4および前記箱網8の周囲と、海底に配置された重
石14との間にローブ12が緊結されている。次に、前
記定置網2を構成する囲網4の内側中央付近にはブイ局
20が設置されており、当該ブイ局20内に魚群探知機
能手段を備えた無線制御部、ソーラパネルと共働するバ
ッテリが内装されている。また、例えば、ブイ局20か
ら離間する囲網4内と、箱網8内には海中内に所定のパ
ルス幅および尖頭値電力に形成された超音波パルスを送
出し、且つ反射された超音波パルスを入感せしめる送受
波器22a、22bが配設され、これらの送受波器22
a、22bは前記ブイ局20内の前記無線制御部とケー
ブル23a、23bにより接続されている。
さらに、前記ブイ局20の頂部には送受信用垂直アンテ
ナ(以°下、アンテナと略称する)24が設けられてい
る。
一方、陸上局25はアンテナ28、無線送受信部30お
よび情報の記録用紙面作成のためのプリンタ32a1お
よび前記情報の現況視認用のカラーモニタ32b等が設
けられている。
次に、このように構成される無線伝送式魚群探知捕捉シ
ステムの動作について説明する。
先ず、陸上局25からの電波に形成された指示信号に基
づき定置網2内の送受波器22a、22bから超音波パ
ルスが海中に放射される。次に、送受波器22a、22
bは魚群等に相応して反射した超音波パルスが人感せし
められた後、受信信号として導出される。当該受信信号
はケーブル23a、23bを通じてブイ局20に装備さ
れた図示しない無線制御部に供給される。当該ブイ局2
0はアンテナ24から前記受信信号を情報として、例え
ば、FM変調が施された4’OM Hz帯の電波が発信
され、しかる後、前記電波は陸上局25に設置されたア
ンテナ28に入感せしめられて受信信号に形成される。
ここで無線送受信部30においては、ブイ局20におけ
る情報信号が復調処理され、現況視認用のプリンタ32
aおよび/またはカラーモニタ32bに供給され、画像
、音声あるいは紙面上に表示される。
このように構成される無線伝送式魚群探知捕捉システム
にあっては多大な魚群等の入網を踏★えた決定時期と、
揚網時期の単離を生起する。
すなわち、網船が網の設置場所へ到達し揚網に至るまで
に長時間が要され、そのため魚群が前記魚入口3より離
脱する虞を有し、確実性が劣る。そこで、黒人口3にブ
イ局20からの開閉制御信号に基づいて黒人口3に設け
られた遮断網の開閉機構を設け、当該開閉機構を、魚群
の入網状況の情報をもとに黒人口3の遮断網の開閉時期
を決定し、しかる後、陸上局25からの制御信号をもっ
て黒人口3を遮断して魚群の魚網からの離脱を防止する
遮断網開閉手段が併設された無線伝送式魚群探知捕捉シ
ステムが提案されている。
当該無線伝°送式魚群探知捕捉システムにおける送受信
遷移を第2図に示すと共に簡単に説明する。ブイ局20
においては受信状態V RX s送信状態Vア、の機能
状態を有し、また陸上局25においては受信状態FIX
、また送信状態FTXの機能状態を有している。なお、
ブイ局20においては省電力化を図るべく被呼出中の夫
々の間は受信状態VRX、送信状態Vtxの動作休止状
態であると共に、陸上局25からの電波Wを入感せしめ
るための受信状態VIX+が間歇的に設けられている。
従って、この区間は通常待受中と呼称される区間である
先ず、陸上局25はブイ局20を呼び出す。例えば、単
一トーン信号でFM変調された40MHz帯の電波Wを
10秒間送信(送信状態FTX■)する。
この電波Wを受信したブイ局20にあっては単一トーン
信号を識別(受信状態V、lx■、なお、これは待受中
の受信状態VIX+である)した後、魚群および潮流等
の情報信号の取込を開始し、その後、陸上局25に対し
て送信(送信状態vTx■)する。この受信状HV a
 x■および送信状態VTX■は以降、図示されるよう
に受信状態VIX■、送信状態VTX■乃至受信状態V
iに@および送信状態VTX■を繰り返す。この区間は
、通常、被呼出中と呼称される区間である。当該被呼出
中においては陸上局25は受信状態F’tx■である。
なお、前記受信状態VIX■乃至Vex@は被呼出区間
における陸上局25からの情報信号の送信停止の指示の
電波Wを受信するために設けられている。例えば、被呼
出中にブイ局20へ陸上局25から送信の停止要求(送
信状態FTX■)を行う際には、被呼出中における送信
状態VtXの区間に、図示される例にあっては送信状態
V ? X @の区間に前記送信の停止要求〈送信状態
Fア、■)の電波Wが送信されることになる。これによ
り受信状mV■、図示される例にあっては受信状態VI
Ix@により、陸上局25から送信の停止要求がブイ局
20で記載されることになる。また、送信状態FTX■
乃至Ftx■の先頭部には同期信号が付され、情報信号
の同期が図られている。
このようにコヱされることにより定置網2内の魚群の情
報等の状態が連続的に得られることになり、殊に、魚群
の入網状況の表示が魚網から離れた陸上局25で比較的
簡単になり、魚網の揚網あるいは移動の時期が可及的速
やかに決定される。それにより、漁獲高を向上させるこ
とが出来る。
ところで、このような無線伝送式魚群探知捕捉システム
にあっては、送受波器22aおよび22bと協働する魚
群探知手段における機能が固定されてあり、例えば、超
音波パルスの放射におけるパルス幅は一定とされ、且つ
その尖頭値電力は所定の値に、すなわち、通常、効率を
考慮して最大に設定されている。また魚群等により反射
された超音波の入射では、任意の固定感度、例えば、最
大感度をもって信号処理が施されている。従って、魚群
の探知機能範囲を変更せしめて、より有効な魚群に関す
る、例えば、多種の魚類が混在する場合等の情報が魚類
に相応して得られ難い等の不都合を有し、その改善が希
求されていた。
D 発明の目的 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、魚入口の遮断網の開閉機構を備える定置網等の
魚網中に配設されるブイ局と、当該ブイ局との間に無線
回線が形成される陸上局とが配設され、そして、ブイ局
においては魚網中の潮流の情報を収集する情報収集手段
と、深さ方向あるいは魚類の大きさ等に係る探知機能範
囲、すなわち、放射パルスのパルス幅、尖頭値電力およ
び入射パルスの受信感度のいずれかあるいは組み合わせ
の制御可能な魚群探知手段、黒人口の遮断網開閉手段と
を備えると共に、前記手段等と協働する送受信機能手段
を有し、また、陸上局等においては無線伝送された前記
情報の表示、例えば、視認および/または取聴等の情報
表示手段と、前記魚群探知手段にふけるパルス幅、尖頭
値電力、受信感度のいずれかあるいは組み合わせに係る
探知機能範囲の制御指示手段が配設される。そして、ブ
イ局から無線伝送された前記情報をもとに、陸上局等か
ら無線回線を介してブイ局の魚群探知手段の前記探知機
能範囲および魚入口の開閉を制御せしめるように構成し
て、これにより、魚群に関するより有効な、すなわち、
精緻な情報が得られ、当該情報に基づき、定置網の黒人
口の遮断網の開閉、揚網あるいは移動等の決定が効果的
に行え、漁獲効率が向上する無線伝送式魚群探知捕捉シ
ステムを提供することを目的とする。
E 目的を達成するための手段 前記の目的を達成するために、本発明は少なくとも1以
上の魚入口に設けられた遮断網の開閉機能を備えると共
に魚群等に係る情報を収集し、且つその収集の探知範囲
を制御するように、システム化されたブイ局と制御局が
配設される無線伝送式魚群探知捕捉システムにおいて、
前記ブイ局は潮流および水温の情報を収集する情報収集
手段と、魚網中の魚群の情報を収集する探知機能範囲が
制御可能な魚群探知手段と、黒人口の遮断網開閉手段と
、前記情報収集手段、魚群探知手段、遮断網開閉手段と
夫々協働する送受信機能手段とを備え、制御局は無線伝
送された前記情報の視LLよび/または取聴による情報
表示手段と、前記魚群探知手段の探知機能範囲の制御指
示手段と、前記情報表示手段並びに制御指示手段と協働
する送受信機能手段とを備え、前記ブイ局から無線伝送
された前記情報をもとに制御局からブイ局の魚群探知手
段の探知機能範囲を制御せしめる制御信号を無線伝送す
ると共に、ブイ局において魚群探知手段の探知機能範囲
が前記制御信号の情報のもとに制御されるように構成す
ることを特徴とする。
F 作用 このように構成される本発明に係る無線伝送式魚群探知
捕捉システムにおいて、ブイ局は、魚網中の魚群および
潮流および水温の情報を収集して制御局に無線伝送し、
また、制御局から魚網中の魚群の情報を収集する探知機
能範囲を変更せしめる制御信号を受信してその制御が行
われる。そして、制御局は、無線伝送された前記情報を
視認および/または取聴による表示を行い、且つブイ局
における探知機能範囲を変更せしめる制御信号を送出す
る。このようにしてより魚群に関する有効、すなわち、
精緻な情報が得られる。
G 実施態様 次に、本発明に係る無線伝送式魚群探知捕捉システムに
ついて好適な一実施態様を挙げ、添付の図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
なお、本実施態様において、前記の従来技術に係る構成
要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付し、その
詳細な説明は省略する。
当該無線伝送式魚群探知捕捉システムの構成を第3図乃
至第7図に示す。当該無線伝送式魚群探知捕捉システム
は、所定の漁場内に設置される定置網部40と、当該定
置網部40に内に配設されたブイ局45と、陸上に設置
される陸上局100とから概略構成されている。
G、 定置網部40の説明(第3図) 定置網部40は1つの黒人口48を有する囲網4と、こ
の魚入口48の一端部近傍に直線状に、且つ所定の長さ
に配設された垣m6と、前記魚入口48の位置より離れ
た位置にあって別の黒人ロアが形成される箱網8とから
概略構成されている。このように構成される定置網部4
0は海岸近くの比較的浅い海域において、海面上に網の
至端が多数の浮10により保持され、さらに潮流等によ
る流出を防止すべく、前記囲網4および前記箱網8の周
囲と、海底に配置された重石14との間にロープ12が
緊結されている。さらに黒人口48を開閉するための第
1の開閉機構50と囲網4と箱網8との間に設けられた
黒人口52を開閉するための第2の開閉機構56が設け
られている。
当該第1および第2開閉機構50.56には夫々開閉網
54.55とこれらの開閉駆動機構を内装する駆動箱5
7.58とが設けられている。前記黒人口48と前記魚
入口52には、夫々、ガイド部材60a160bおよび
62°a、62bが設けられ、前記開閉網54と開閉網
55はガイド部材60a、60bおよび62a、62b
に形成された溝部に沿って昇降するよう構成されている
。さらに、前記開閉網54.55を構成する駆動箱57
.58は、夫々、ケーブル68とケーブル70を介して
ブイ局45内の無線制御部61に接続されている。
G2 ブイ局45の構成および作動の説明(第4図、第
5図) ブイ局45の近傍には潮流の情報を得るための超音波流
速流向検知器44、超音波パルスの放射および入射を行
う送受波器72.74がケーブル76.78を介して無
線制御部61に接続され、さらに底部に水温の情報を得
るための水温感知器46が取着されている。また浮部6
3の頂部にはアンテナベース63bが設けられ、当該ア
ンテナベース63bにはアンテナ80が固着されている
。またアンテナベース63bには両側にソーラパネル9
8が固着されている。そして前記ソーラパネル98と共
働して、無線制御部61に対する電圧V+−V2等を印
加するためのバッテリ等でなる電源部91を有している
ここでブイ局45の内部に収装される無線制御部61の
ブロック図を第5図に示す。この無線制御部61はアン
テナ80が同軸ケーブル80Cを介してアンテナ切換部
81に接続されると共に2分された出力端が無線送受信
部82内の無線受信部82Rと無線送信部82Tに接続
されている。前記無線受信部82Rは受信信号S2を導
出すると共に、当該受信信号S2から情報を解読し、且
つ無線制御部61の全体のシーケンス制御を行う制御手
段、例えば、他の回路部と共用するIC素子等にあって
、共働するように構成された制御部84に接続されてい
る。また超音波送受信部86を有し、当該超音波送受信
部86は超音波受信機86R1超音波送信機86Tとか
らなり、夫々送受波器72.74がケーブル76.78
を介して接続されている。
前記超音波送受信部86内の超音波受信機86Rの出力
端は情報信号切換部88に接続される。そして情報信号
切換部88には駆動箱57.58の駆動手段である開閉
°駆動手段90に接続された開閉駆動手段インタフェー
ス92、超音波流速流向検知器44および水温感知器4
6が夫々接続される超音波流速流向検知器インタフェー
ス94および水温感知器インタフェース95が接続され
ている。情報信号切換部88の出力端がV/F(電圧/
周波数)変換部96に接続され所定の周波数に形成され
て無線送信部82Tの入力端子に供給されるように構成
されている。
次に、このように構成される無線制御部61の動作を制
御部84の制御動作と連動して説明する。
先ず、受信動作においては制御部84から無線受信部8
2Rを動作せしめ、且つ無線送信部82Tの送信動作を
停止させる送受信切換駆動信号CIITを前記無線送受
信部82に送出すると共に、応動してアンテナ80の接
続を切り換えるためのアンテナ切換駆動信号CASをア
ンテナ切換部81に送出する。また、受信利得切換制御
信号S6が受信利得切換駆動回路89に送出される。受
信利得切換駆動回路89からは受信利得切換駆動信号S
acが超音波受信機86Rに供給される。超音波受信機
86Rには、例えば、電子式ボリュームあるいはステッ
プ式ボリューム等を採用した受信利得切換機構が高周波
増幅回路等に設けられてちり、受信利得切換制御信号S
6に基づいて超音波受信機86Rの受信利得(感度)が
連続的あるいは段階的に変更せしめられる。
次に、送信動作においては制御部84から無線送信部8
2Tを動作せしめ、且つ無線受信部82Rの受信動作を
停止させる送受信切換駆動信号C1を前記無線送受信部
82に送出すると共に、応動してアンテナ80の接続を
切り換えるためのアンテナ切換駆動信号CASをアンテ
ナ切換部81に送出する。また超音波送信機86Tに超
音波パルスA、の放射の0N10FFおよびパルス幅/
送信電力切換のためのトリガ信号S3/送信制御信号S
、が選択的に送信制御回路93に送出される。ここで送
信制御回路93からは超音波パルスA、の放射のON1
0 F Fおよびパルス幅/送信電力切換のための駆動
信号Sacが超音波送信機86Tに”供給される。ここ
で供給された駆動信号S3Cに基づき超音波パルスA、
が所定のパルス幅および送信電力等に形成されて放射さ
れる。なお、超音波送信機86Tには、例えば、超音波
パルスAsを駆動信号Sacに基づいて切り換えるため
の切換手段、例えば、電子式あるいはステップ式等のボ
リューム等が用いられる切換部が緩衝増幅回路等に設け
られている。そして、海中における魚群等から反射され
た超音波パルスApが前記送受波器72.74に入射さ
れると共に、ここで導出された信号が超音波受信機86
Rに供給せしめられる。斯かる後、受信出力信号S5に
形成されて情報信号切換部88に供給され、また、前記
第1開閉機構50、第2開閉機構56を構成する網開閉
制御手段90に開閉網54.55を開閉制御する制御信
号S7が導出される。
この場合、前記開閉駆動手段90から開閉状態を示す表
示信号S8、例えば、TTLレベルのON/○FF信号
が開閉駆動手段インタフェース92を介し表示信号S。
とじて情報信号切換部88に供給される。
当該情報信号切換部88にはさらに超音波流速流向検知
器44および水温感知器46からの出力信号SIIおよ
び313が夫々超音波流速流向検知器インタフェース9
4、水温感知器インタフェース95を介して夫々所用の
信号S、1「、313fに形成されて供給される。ここ
で情報信号切換部88に人力された受信出力信号Si、
表示信号S 9aq信号S++rs S+3rはV/F
変換部96を介し、無線送信部82Tの入力端子に供給
される。無線送信部82Tに供給されたこれらの受信出
力信号S6、表示信号Ssa、信号S 1lfs s+
srは所定の40MHz帯のFM変調波に形成された後
、アンテナ切換部81を介してアンテナ80から送信さ
れる。
G3 陸上局100の概略構成および回路ブロック構成
(第6図、第7図) 当該陸上局100はアンテナ106と、当該アンテナ1
06と同軸ケーブル106c等をもって接続された本体
部100aを有している。さらに本体部100aには、
夫々、操作スイッチ108、記録用のプリンタ122a
、視認用のカラーモニタ122bが接続されている。な
お、本体部100a、プリンタ122a、カラーモニタ
122bは、例えば、商用電源(AC100V)等に接
続されている。
ここで、本体部100aを第7図に示した回路ブロック
図を参照して説明する。
本体部100aはアンテナ106が同軸ケーブル106
0等を介在してアンテナ切換回路101に接続され、さ
らにアンテナ切換回路101に接続される無線送受信機
102を備え、当該無線送受信機102は無線受信部1
02Rおよび無線送信部102Tで構成されている。さ
らに無線受信部102Rから導出される、すなわち、ブ
イ局45からの魚群等の反射、潮流および網の開閉状態
の情報に係る受信信号SRが供給されるF/V変換部1
16および同期パルス解読回路118を有している。さ
らに、導出される同期パルス信号S、および前記受信信
号S、をF/V変換した情報信号Scが供給される表示
器インタフェース120を備えている。表示器インタフ
ェース120にはここで得られる駆動信号svpが供給
される記録用のプリンタ122aおよび視認用のカラー
モニタ122bが接続される。さらにこの本体部100
aのシーケンス制御を行うため、例えば、他の回路と共
用して構成される制御部124を有し、当該制御部12
4にはスイッチ信号変換回路126が接続され、さらに
スイッチ信号変換回路126には操作スイッチ128が
接続されている。ここでは操作スイッチ128に係る指
示信号SPIが制御部124に入力される。また、制御
部124にはトーン信号発生回路130が接続され、当
該トーン信号発生回路130は無線送信部102Tの入
力端と接続されている。また制御部124には無線受信
部102Rあるいは無線送信部102Tの動作あるいは
動作を停止させるための図示しない動作開始/停止端に
送受信切換駆動信号CF2を送出すべく接続され、また
アンテナ切換回路101ヘアンテナ切換駆動信号CF 
4を送出するように切換駆動端と接続されている。さら
に上記の各部に電圧V1、■2を印加するための電源部
134を有している。
以下、このように構成される本体部100aの動作を制
御部124の制御動作と関連させて説明する。先ず、受
信動作においては制御部124から無線受信部102R
を動作せしめ、且つ無線送信部102Tの動作を停止さ
せる送受信切換駆動信号CF 2を前記無線送受信機1
02に送出すると共に、応動してアンテナ106の接続
を切り換えるためのアンテナ切換駆動信号CF4をアン
テナ切換回路101に送出する。これにより受信状態と
され、無線受信部102Rから導出される受信信号S、
がF/V変換器116および同期パルス解読回路118
に供給される。ここで導出される同期パルス信号Sfお
よび情報信号Scが表示器インタフェース120に供給
された後、駆動信号SVPに形成される。当該駆動信号
SVPは記録用のプリンタ122aおよび/または視認
用のカラーモニタ122bに供給される。ここで海中の
魚群等、潮流および網の開閉状態等に係る情報が画像と
して表示され、あるいは音声として送出されると共に紙
面をもって記録される。
次に、送信動作においては操作スイッチ128のスイッ
チ操作に基づきスイッチ信号変換回路126からブイ局
45を起動させるための0N10FF信号およびパルス
幅、尖頭値電力、受信感度のいずれかあるいは組み合わ
せによる指示信号SFIが選択的に制御部124に送出
される。
そして、指示信号SPIの情報下に制御部124からは
無線送信部102Tの動作指示、且つ無線受信部102
Rの動作停止のための送受信切換駆動信号CP2および
アンテナ切換回路101 に対し、無線送信部102丁
にアンテナ106の接続を指示するアンテナ切換駆動信
号CP4が送出される。これにより送信状態とされる。
同時に制御部124からは指示信号SFIに対応した駆
動信号cFsがトーン信号発生回路130に送出されて
トーン信号/制御信号CF7が無線送信部102Tに供
給され、ここで40MHzのFM変調波に形成され、さ
らにアンテナ切換回路101を介してアンテナ106か
ら送信される。
くG4〉本実施態様に係る無線伝送式魚群探知捕捉シス
テム全体の作動。
上記のように構成され、且つ作動するブイ局45および
陸上局100は夫々設置および通電開始の後、以下のよ
うに連動する。
当該無線伝送式魚群探知捕捉システムにおけるブイ局4
5および陸上局100は第8図(a)、ら)に示される
動作状態、すなわち、ブイ局45においては受信状態V
 I X s送信状態VTxの機能状態を有し、また陸
上局100においては受信状態F’txおよび送信状態
FTXの機能状態を有している。
なお、ブイ局45においては主に省電力化を目的として
被呼出中の夫々の間は受信状態VILX、送信状態Vt
Xの動作休止状態であると共に、陸上局100からの電
波Wを入感せしめるための受信状態VIIXI が間歇
的に設けられている。この区間は、所謂、待受中と呼称
される区間である。
ここで第8図(a)、(b)に示した送受信遷移を順次
、操作および動作と共に説明する。先ず、概略を説明す
る。
〔1)送信状態FTX■:陸上局100は、単一トーン
信号およびパルス幅、尖頭値電力、受信感度のいずれか
あるいは組み合わせによる情報のトーン信号/制御信号
CptでFM変調された40MHz帯の電波Wを、例え
ば、10秒間送信する。
(2)受信状態VIX■:電波Wを受信したブイ局45
にあっては単一トーン信号を識別した後、パルス幅、尖
頭値電力、受信感度のいずれかあるいは組み合わせによ
る情報、すなわち、受信信号S2をもとに魚群および潮
流等の受信出力信号SSz信号5llf 、513fお
よび表示信号39a等の情報信号を切換駆動信号Cvに
基づき無線送信部82Tに送出する。
(3)送信状態V’TX■:前記受信状態VRX■にお
いて得られた情報信号に基づき、FM変調された40M
Hz帯の電波Wを陸上局100に対して送信を開始する
(4)受信状態V Rx■および送信状g V T X
■乃至受信状態Vix@および送信状態vTx■:この
区間は、所謂、被呼出中と呼称される区間である。
(5)受信状態FIIX■:前記被呼出中においては陸
上局100は電波Wの受信状態をとる。
(6)送信状態F’tx■:被呼出中にブイ局45へ陸
上局100から送信の停止要求である。前記受信状態F
ix■乃至Fax@は被呼出区間にふける陸上局100
からの情報信号の送信停止の指示の電波Wを受信するた
めに設けられている。図示される例にあっては被呼出中
における送信状態VTXの区間に、ブイ局45の被呼出
中の停止要求(送信状態F’tx■)、ブイ局45の起
動のトーン信号と異なる、例えば、2ト一ン信号が形成
された電波Wが送信される。これにより受信状態VII
X、図示される例にあっては受信状態VRX@により、
陸上局100から送信の停止要求がブイ局45で表示さ
れることになる。
(7)受信状態Vmx+  :待受中と呼称される区間
にちける間歇的な受信状態、すなわち、陸上局100か
ら起動に係る電波Wを入感せしめるため受信状態VIX
Iが間歇的に設けられている。
ここでブイ局45の送信状Ff! V T X■乃至V
TX■における情報を拡大して第8図(C)に示す。同
期信号(1)、送信ブランク区間(2)、トリガ信号送
信〔3〕、魚群等の反射の情報に係るF/F 1データ
、F/F2データ、送信ブランク区間(4)および水温
/潮流情報の環境の情報に係るW/Tデータ、送信ブラ
ンク区間(5)、NETデータより構成されている。こ
のように構成される前記情報は、先ず、陸上局100に
送信される同期信号が陸上局100の表示部122や図
示しないメモリにおける表示の基準点を作るために使用
される。また、トリガ信号は送受波器72.74より水
中に超音波パルスA、が発すられた時点を示すもので表
示部122には海面位置として表示される。なお、前記
魚群等の反射情報に係るF/F 1データとF/F2デ
ータは夫々送受波器72.74により受信された魚群等
の水中物の画像信号である。さらに、環境情報W/Tデ
ータは超音波流速流向検知器44、水温感知器46によ
り得られる水温の情報、潮流の情報が、例えば、BCD
コード化されたものである。網開閉状態情報NETデー
タは前記駆動箱57.58に設けられた網開閉スイッチ
(図示せず)に対応して前記開閉網54.55の開閉状
態に係る情報である。
なお、これらの各データの構成は各々の送信状態、例え
ば、送信状態VTX■に形成されているが、分離して構
成することも可能である。
ここで前記(1)送信状態Ftx■乃至(7)受信状態
VRXIを詳述する。
先ず、ブイ局45を起動する。この起動は陸上局100
における操作スイッチ108の所定のキーを操作して行
う。このキー操作によりスイッチ信号変換回路126を
介して所定の0N10FF信号およびブイ局45の探知
範囲を制御するために設定されるパルス幅、尖頭値電力
、受信感度のいずれかあるいは組み合わせによる指示信
号SPIが制御部124に送出される。ここで制御部1
24から無線送信部102Tの動作開始および無線受信
部102Rの動作停止を指示する送受信切換駆動信号c
r2とアンテナ切換回路101に対し、無線送信部10
2Tにアンテナ106の接続を指示するアンテナ切換駆
動信号CF 4が送出される。さらに駆動信号CF6が
トーン信号発生回路130に送出され、ここで単一トー
ン信号およびパルス幅、尖頭値電力、受信感度のいずれ
かあるいは組み合わせによる重畳されたトーン信号/制
御信号CF7を無線送信部102Tに送出する。ここで
FM変調された40MHz帯の電波Wを、例えば、10
秒間送信する。
前記電波Wは第8図ら)に示されるブイ局45の待受中
、すなわち、通電開始の受信状態VIXIにおいて受信
せしめられる。図中においては受信状態VilX■の初
期部Aである。電波Wを受信したブイ局45にあっては
無線受信部82Rから受信信号S2が制御部84に供給
される。この制御部84では自局の呼出、且つ駆動の指
示の単一トーン信号を識別した後、パルス幅、尖頭値電
力、受信感度のいずれかあるいは組み合わせによる情報
を導出して、夫々受信利得切換駆動回路89および送信
制御回路93に受信利得切換制御信号S6およびトリガ
信号33/送信制御信号S4として送出する。そして受
信利得切換駆動回路89からは受信感度を設定するため
の受信利得切換駆動信号Sacを超音波受信機86Rに
送出する。
また制御部84からは超音波送信機86Tから送出され
る、すなわち、送受波器72.74から放射される超音
波パルスAsのパルス幅、尖頭値電力を設定するための
駆動信号Sacを超音波送信機86Tに送出する。さら
に制御部84からは無線送信部82Tを動作せしめ、且
つ無線受信部82Rの受信動作を停止させる送受信切換
駆動信号CUtを前記無線送受信部82に送出すると共
に、応動してアンテナ80の接続を切り換えるためのア
ンテナ切換駆動信号CASをアンテナ切換部81に送出
し、これにより送信可能状態となる。そして前記駆動信
号S3cに基づいて設定されたパルス幅、尖頭値電力を
もって超音波パルスA、が海中に放射された後、魚群等
に相応して反射された超音波パルスA、が送受波器72
.74に入射せしめられる。ここで入射された超音波パ
ルスA、は受信利得切換駆動信号SSCにより設定され
た受信感度で超音波受信機86Hにより信号処理が施さ
れて受信出力信号S、として導出される。さらに超音波
流速流向検知器44および水温感知器46からの出力信
号SL+および313が夫々超音波流速流向検知器イン
タフェース94、水温感知器インタフェース95を介し
て夫々所用の信号S++r 、5lzt に形成される
。さらに制御部84から制御信号S、が開閉駆動手段9
oに送出され、ここで網の開閉状態、例えば、0N10
FFの接点信号が表示信号S、として導出される。
表示信号S、は開閉駆動手段インタフェース92を介し
て情報信号切換部88で切り換えることの可能な信号レ
ベルに変換される。ここで形成された受信出力信号SS
、表示信号S 9as信号S1□、S 13fは情報信
号切換部88に供給される。
当該情報信号切換部88では切換駆動信号Cvに基づき
前記受信出力信号S5、表示信号S9a、信号5ttr
、S 13Fを順次、第8図(C)に示されるように、
送受波器72からの魚群等の反射の情報に係るF/F 
1データ、送受波器74からの反射情報としての魚群の
情報に係るF/F2データおよび水温/潮流情報の環境
の情報に係るW/Tデータ、網開閉状態のNETデータ
を各送信区間に形成すべく F/V変換部96に送出す
る。
そして信号レベルに応じた周波数に変換されて、無線送
信部82Tに供給され、所定の40MHz帯のFM変調
波に形成された後、アンテナ切換部81を介してアンテ
ナ80から電波Wをもって送信されることになる。
次に、前記の電波W1すなわち、魚群等の反射の情報に
係るF/F 1データ、F/F2データ、水温/潮流情
報の環境の情報に係るW/Tデータ、網開閉状態のNE
Tデータが形成された電波Wは陸上局100のアンテナ
106を介して無線受信部102Rに導入される。この
場合の受信動作は制御T部124の制御動作で行う。先
ず、′送受信切換駆動信号CF2を前記無線送受信機1
02に送出して、無線受信部102Rを動作せしめ、且
つ無線送信部102Tの動作を停止させる。同時にアン
テナ切換駆動信号CF4をアンテナ切換回路101に送
出′して、アンテナ106の接続を無線受信部102R
に切り換える。ここで無線受信部102Rから導出され
た受信信号SRがF/V変換器116および同期パルス
解読回路118に供給され、さらに、導出される同期パ
ルス信号S、および情報信号Scが表示器インタフェー
ス120に供給された後、駆動信号SVPに形成される
。当該駆動信号5VPsすなわち、魚群等の反射の情報
に係るF/F 1データ、F/F2データ、水温/潮流
情報の環境の情報に係るW/Tデータ、網開閉状態のN
ETデータ等が記録用のプリンタ122aおよび/また
は視認用のカラーモニタ122bに供給される。ここで
選択されて、画像表示あるいは音声として送出されると
共に紙面をもって記録される。
ここで画像表示あるいは音声または紙面から、定置網部
40内に魚群が大綱し、且つ網開閉状態信号が開閉!1
!54.55の開放状態を示す信号であると判断されプ
こ場合には、陸上局100において操作スイッチ108
にて当該開閉網54.55を閉成するためのスイッチ操
作がなされる。ブイ局45の起動とは異なる、例えば、
2ト一ン信号が電波Wに形成されて陸上局100よりブ
イ局45に送信され、それによりブイ局45においては
駆動箱57.58に設けられている駆動機構内の開閉網
54.55をガイド部材60a、60b、62a、62
bに形成された溝部に沿って下降させ、前記囲網4と前
記箱m8の魚入口48.52を閉状態にする。そして、
網の遮断が行われると、前述のように、前記開閉駆動手
段90により表示信号S、が検出され、陸上局100へ
無線伝送される。ここで開閉網54.55の閉成順序は
、好適には、先ず、定置綱部40の囲網4の黒人口48
に設けられた開閉網54を閉成し、次いで、囲網4の黒
人口52に設けられた開閉網55を閉成するようにすれ
ば確実に魚群を捕捉することが出来る。なお、魚群の入
網状況によっては前記囲網4の黒人口52のみを閉成す
るように制御しても差し支えない。
このようにシステム化されたブイ局と制御局が配設され
る無線伝送式魚群探知捕捉システムにあっては深さ方向
あるいは魚類の大きさ等に係る探知機能範囲が制御可能
となり、黒人口の開閉、揚網あるいは移動等の決定が有
効に行える。
本実施態様では、1つの陸上局から1つのブイ局を単一
トーン信号により動作をとるようにしているが1つの陸
上局においてトーン信号を多種、例えば、2以上の複数
のトーン信号を形成し、対応した複数のブイ局を弁別し
て動作せしめて順次、すなわち、ポーリング手段を形成
して、夫々個別に魚群に斯かる情報を得ることも本発明
に含まれる。
H発明の効果 以上のように、本発明によれば、黒人口の遮断網の開閉
機構を備える定置網等の魚網中に配設されるブイ局と、
当該ブイ局との間に無線回線が形成される陸上局とが配
設され、そして、ブイ局においては魚網中の潮流の情報
を収集する情報表示手段と、深さ方向あるいは魚類の大
きさ等に係る探知機能範囲、すなわち、放射パルスのパ
ルス幅、尖頭値電力および入射パルスの受信感度のいず
れかあるいは組み合わせの制御可能な魚群探知手段、黒
人口の遮断網開閉手段とを備えると共に、前記手段等と
協働する送受信機能手段を有し、また、陸上局等におい
ては無線伝送された前記情報の表示、例えば、視認およ
び/または取聴等の情報表示手段と、前記魚群探知手段
におけるパルス幅、尖頭値電力、受信感度のいずれかあ
るいは組み合わせに係る探知機能範囲の制御指示手段が
配設される。そして、ブイ局から無線伝送された前記情
報を基に、陸上局等から無線回線を介してブイ局の魚群
探知手段の前記探知機能範囲および魚入口の開閉を制御
せしめるように構成している。これにより、以下の効果
乃至利点を奏する。
■ 漁獲対象種類の変更においては、夫々の漁獲対象種
類に対応して、例えば、経験的に知見された各種の魚類
に対応するパルス幅、尖頭値電力、受信感度のいずれか
あるいは組み合わせが予め設定可能となり、それにより
有効な魚群の情報が得られる。
■ 種類の異なる魚群が混在している場合に、パルス幅
、尖頭値電力、受信感度のいずれかあるいは組み合わせ
を変更せしめて、より有効な魚群に関する、例えば、多
種の魚類が混在する場合等の情報が魚類に相応して精緻
に得られる。
■ 魚群の量が少なく、超音波の反射量が少ない場合、
すなわち、魚群に関する情報が得られ難い時には送信電
力および受信利得を最大に設定して、これにより、反射
される超音波を増大せしめ、且つ受信が有効に行われて
情報品位を向上させることが出来る。
■ 斯かる■乃至■の説明から諒解されるように、より
精緻な魚群に関する情報が収集されることにより、この
情報をもとに、定置網の魚入口の開閉、揚網あるいは移
動等の決定が有効に行なえることになり、これにより魚
群等を好適に捕捉することが可能となる。
以上、本発″明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく
、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並
びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係る無線、伝送式魚群探知捕捉シス
テムの全体構成を示す概略構成図、第2図は第1図に示
される無線伝送式魚群探知捕捉システムの動作説明に供
される送受信遷移図、 第3図は本発明に係る無線伝送式魚群探知捕捉システム
において、ブイ局が配置された定置綱部の構成を示す斜
視図、 第4図は第3図に示されるブイ局の構成を示す外観構成
図、 第5図は第4図に示されるブイ局の動作説明に供される
回路ブロック構成図、 第6図は本発明に係る無線伝送式魚群探知捕捉システム
において、陸上局の構成を示す外観構成図、 第7図は第5図に示されるブイ局の動作説明に供される
回路ブロック構成図、 第8図はブイ局および地上局の動作説明に供される送受
信遷移図である。 40・・・定置網部       45・・・ブイ局4
4・・・超音波流速流向検知器 46・・・水温感知機
50・・・第1の開閉機構    56・・・第2の開
閉機構61・・・無線制御部      72.74・
・・送受波器80・・・ブイ局の送受信用垂直アンテナ
81・・・アンテナ切換部    82・・・無線送受
信部82R・・・無線受信部     82T・・・無
線送信部88・・・情報信号切換部 89・・・受信利得切換駆動回路 90・・・開閉駆動
手段92・・・開閉駆動手段インターフェース93・・
・送信制御回路 94・・・超音波流速流向検知器インタフェース95・
・・水温感知器インタフェース 96・・・V/F変tjlllS      98・・
・ソーラパネル100・・・陸上局       10
0a・・・本体部101・・・アンテナ切換回路  1
02・・・無線送受信機102R・・・無線受信部  
   102T・・・無線送信部116・・・F/V変
換器 118・・・同期パルス解読回路 120・・・表示器インタフェース 122a・・・記録用プリンタ 122b・・・視認用カラーモニタ 124・・・制御
部128・・・操作スイッチ 130・・・トーン信号発生回路 A、・・・超音波パルス(入射)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1以上の魚入口に設けられた遮断網の
    開閉機能を備えると共に魚群等に係る情報を収集し、且
    つその収集の探知範囲を制御するように、システム化さ
    れたブイ局と制御局が配設される無線伝送式魚群探知捕
    捉システムにおいて、前記ブイ局は潮流および水温の情
    報を収集する情報収集手段と、魚網中の魚群の情報を収
    集する探知機能範囲が制御可能な魚群探知手段と、魚入
    口の遮断網開閉手段と、前記情報収集手段、魚群探知手
    段、遮断網開閉手段と夫々協働する送受信機能手段とを
    備え、制御局は無線伝送された前記情報の視認および/
    または取聴による情報表示手段と、前記魚群探知手段の
    探知機能範囲の制御指示手段と、前期情報表示手段並び
    に制御指示手段と協働する送受信機能手段とを備え、前
    記ブイ局から無線伝送された前記情報をもとに制御局か
    らブイ局の魚群探知手段の探知機能範囲を制御せしめる
    制御信号を無線伝送すると共に、ブイ局において魚群探
    知手段の探知機能範囲が前記制御信号の情報のもとに制
    御されるように構成することを特徴とする無線伝送式魚
    群探知捕捉システム。
  2. (2)請求項1記載の無線伝送式魚群探知捕捉システム
    において、探知機能範囲が制御可能な魚群探知手段は放
    射される超音波パルスのパルス幅、尖頭値電力、および
    入射される超音波パルスの受信感度のいずれかあるいは
    それらの組み合わせの制御であることを特徴とする無線
    伝送式魚群探知捕捉システム。
  3. (3)請求項1記載の無線伝送式魚群探知捕捉システム
    において、潮流および水温の情報を収集する情報収集手
    段には水温感知器および/または流向流速検知器を備え
    ることを特徴とする無線伝送式魚群探知捕捉システム。
  4. (4)請求項1記載の無線伝送式魚群探知捕捉システム
    において、魚入口の遮断網を開閉するための開閉制御機
    能は開閉部材と網開閉制御とを含むことを特徴とする無
    線伝送式魚群探知捕捉システム。
  5. (5)請求項1記載の無線伝送式魚群探知捕捉システム
    において、複数の魚網内に、夫々、ブイ局を設けること
    を特徴とする無線伝送式魚群探知捕捉システム。
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