JPH0218286A - エスカレーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、１個のチェンコンベアでエスカレータ−の路
面台を上昇及び下降することのできるエスカレータ−に
関するものであり、特にエスカレータ−の往路を円周等
の閉鎖ループに形成したときはチェンコンベアの復路が
不要となるエスカレータ−に関するものである。

〔従来の技術〕

エスカレータ−は、人を上層階に運ぶ上昇用エスカレー
タ−と、人を下層階に運ぶ下降用エスカレータ−とがあ
るが、それぞれ上昇専用、下降専用である。

〔発明が解決しようとする課題〕

建築物の構造上の都合などから、エスカレータ−の走行
路に上昇部分と下降部分とを組合せたい場合が生ずると
、上昇専用のエスカレータ−と下降専用のエスカレータ
−とを配列して設置しなければならない不便がある。

又、エスカレータ−は、往路と復路とを循環走行するが
、往路のみが人の運搬に利用され復路は全く利用されな
い無駄な走行である。

本考案は、かかる課題に着目して成されたものであり、
−台のエスカレータ−の往路に上昇部分と下降部分とを
組合すことができ、此の往路を円周等の閉鎖ループに形
成したときには復路が不要となるエスカレータ−を提供
することを目的としたものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のエスカレータ−に
おいては、往路に上昇走行部及び下降走行部を有するチ
ェンコンベアを設け、路面台の前面と後面に蹴上げ面を
設け、路面台の両側面にローラー支持腕を固着し、該ロ
ーラー支持腕に上昇用ローラーを枢着した軸と下降用ロ
ーラーを枢着した軸をそれぞれ固着し、上記路面台の両
側面を回動可能に貫挿される主軸を上記チェンコンベア
のチェンリンクに枢着し、上記路面台の往路に沿って上
記上昇用ローラーを案内する上昇ガイドレールを設け、
上記路面台の往路に沿って上記下降用ローラーを案内す
る下降ガイドレールを設けた。

上記チェンコンベアの上昇及び下降する往路を円周等の
閉鎖ループに形成した場合には、上記チェンコンベアの
循環走行路は復路のない走行路となる。

〔作　用〕

上記のように構成されたエスカレータ−は、上面に踏み
面を有する路面台がチェンコンベアに駆動される。

又、上昇ガイドレール上を上昇用ローラーが転動し、下
降ガイドレール上を下降用ローラーが転動するので、路
面台の踏み面が水平に保たれる。

此のチェンコンベアの往路が円周などの閉鎖ループに形
成された場合には、チェンコンベアの復路がなくなるた
め、チェンコンベアの循環走行路の全部乃至は大部分が
人の運搬に供されるため極めて運搬効率の極めて高いエ
スカレータ−となる。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図はエスカレータ−の要部縦断面図、第２図はエス
カレータ−の要部平面図、第３図は路面台の斜視図、第
４図は路面台の要部縦断面図を示す。

第３図において、２条のチェンコンベア１は、モーター
によって回転する減速器の出力軸に固着された駆動スプ
ロケット（図示しない）によって循環走行する。

両チェンコンベア１は中央にスプロケットに噛合する軸
を有するチェンリンク１ａとチェンリンク１ａとを連結
するジヨイントリンク１ｂとによって無端状に構成され
るが、一定間隔で軸の代りに主軸２が枢着される。

主軸２は、上面に踏み面３ａを有しチェンコンベア１の
走行方向の前面及び後面に蹴上げ面３ｂを有する路面台
３の両側面に回動可能に貫挿される。

路面台３の両側面には逆Ｖ字状のローラー支持腕５が固
着され、ローラー支持腕５の両先端に上昇用ローラー６
を枢着する軸７と下降用ローラー８を枢着する軸９とが
固着される。

チェンコンベア１の走行路に沿って上昇用ローラー６が
転勤する上昇ガイドローラー１１及び下降用ローラー８
が転勤する下降ガイドローラー１２が設けられる。

路面台３の両側面の上方には路面台３と同方向及び同速
度で走行する手摺１３が設けられ、乗客が建物の床上に
乗り移る所には敷板１４が設けられる。

次に、以上のように構成されたエスカレータ−の作用を
説明する。

第１図において、エスカレータ−の各路面台３がチェン
コンベア１に駆動され、矢印Ｆ方向に進行する。

路面台３は上昇用ローラー６が上昇ガイドレール１１上
を、下降用ローラー８が下降ガイドレール１２上を転動
し、路面台２は踏み面２ａを水平に保ちながら上昇する
。

第２図は、チェンコンベア１の往路が円周に形成された
場合のエスカレータ−の要部平面図を示し、第５図は第
２図のエスカレータ−の全体配置を示す平面図、第６図
は第５図のＸ矢視図、第。

図は第５図のＸ矢視図、第５図の斜視図を示す。

第５図のエスカレータ−は、矢印Ｒで示す方向に円状に
回転走行し、且つ、上昇、水平移動及び下降を行うもの
で、左側のＡ領域で上昇し、次のＢ領域で水平移動し、
２階の敷板１４ａの下を通過するときに若干下降して敷
板１４ａに対して一定の距離を保って水平移動し、敷板
１４．２の端部に接近するときに再び敷板１４ａと略同
−レベル近くまで上界してＣ領域内を水平移動し′ζ次
のＤ領域で再び下降移動してＥ領域内で水平移動し、１
階の敷板１４ｂの下を通過するときには２階の敷１１１
４　ａの下を通過するときと同様の動作を行い、Ａｊ、
Ｉ域に入るようになっている。

従って、乗客は１階から２階に行くことも、２階から１
階に行くこともでき、全体が往路となるため、エスカレ
ータ−の循環走行路のほぼ全面が人の輸送に供される。

第９図は、往路と円形の閉鎖ループとしないで従来のエ
スカレータ−のように復路を有する形式のエスカレータ
−を示す。

このエスカレータ−は、２個のエスカレータ−を１個の
エスカレータ−に複合したような形状をなし、２階の敷
板１４ａより１階の敷板１４ｂに下りることも、１階の
敷板１４ｂより２階の敷板１、４２に上ることもできる
。

〔発明の効果〕

本発明は、以上のように構成されているので、次の効果
を奏する。

（１）エスカレータ−の往路に上昇、水平移動、下降す
る部分を設けることが出来る。

従って、一つのエスカレータ−で、上層階より下層階に
乗客を運搬すると同時に下層階より上層階に乗客を運搬
することもできる。

（２）エスカレータ−の往路を円形にして閉鎖ループを
形成すると、上記１項の効果のみならず復路を無くする
ことができるので、上昇及び下降用のエスカレータ−の
１組の製造費がほぼ半減する大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第９図は本発明の実施例を示し、第１図はエス
カレータ−の要部縦断面図、第２図はエスカレータ−の
要部平面図、第３図は路面台の斜視図、 第４図は路面台の縦断面図、 第５図はエスカレータ−全体配置を示す平面図、第６図
は第５図のＸ矢視図、 第７図は第５図のＸ矢視図、 第８図は第５図の斜視図、 第９図は他のエスカレータ−の全体配置を示す略図であ
る。 １・・・チェンコンベア、２・・・主軸、３・・・路面
台、３ａ・・・踏み面、３ｂ・・・蹴上げ面、５・・・
ローラー支持腕、６・・・上昇用ローラー　８・・・下
降用ローラー１１・・・上昇ガイドレール、１２・・・
下降ガイドレール、１４・・・敷板。 第 図 ４ａ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）上昇及び下降する往路を有し循環走行するチェン
   コンベアを設け、上面に踏み面を有し走行方向の前面及
   び後面に蹴上げ面を有する複数の路面台の両側面にロー
   ラー支持腕を固着し該ローラー支持腕に上昇用ローラー
   を枢着した軸を固着すると共に下降用ローラーを枢着し
   た軸を固着し、上記路面台の両側面を回動可能に貫挿さ
   れる主軸を上記チェンコンベアのチェンリンクに枢着し
   、上記路面台の往路に沿って上記上昇用ローラーを案内
   する上昇ガイドレールを設け、上記路面台の往路に沿っ
   て上記下降用ローラーを案内する下降ガイドレールを設
   けたことを特徴とするエスカレーター。
2. （２）上記チェンコンベアの上昇及び下降する往路を円
   周等の閉鎖ループに形成したことを特徴とする請求項１
   項記載のエスカレーター。