JPH0218283A - エレベーターの減速装置 - Google Patents
エレベーターの減速装置Info
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- JPH0218283A JPH0218283A JP63164383A JP16438388A JPH0218283A JP H0218283 A JPH0218283 A JP H0218283A JP 63164383 A JP63164383 A JP 63164383A JP 16438388 A JP16438388 A JP 16438388A JP H0218283 A JPH0218283 A JP H0218283A
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Landscapes
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明はエレベータ−の巻と電動機の回転を歯車のか
み合いによって減速する装置に関するものである。
み合いによって減速する装置に関するものである。
〔従来の技術]
第6図〜第9図は、例えば特開昭60−128177号
公報に示された従来のエレベータ−装置を示す図で、第
6図は構成図、第7図は減速装置の横断面図、第8図は
各部波形図、第9図は要部拡大波形図である。
公報に示された従来のエレベータ−装置を示す図で、第
6図は構成図、第7図は減速装置の横断面図、第8図は
各部波形図、第9図は要部拡大波形図である。
第6図及び第7図中、(])は速度指令信号(la)を
発する速度指令発生装置、(2)は人力を加算して偏差
信号(2a)を発する加算器、(3)は入力を増幅して
トルク指令信号(3a)を発する速度制御器。
発する速度指令発生装置、(2)は人力を加算して偏差
信号(2a)を発する加算器、(3)は入力を増幅して
トルク指令信号(3a)を発する速度制御器。
(4)は加算器(2)と同様の加算器、(5)は入力に
対応する点弧信号(5a)を発するトルク制御器、(6
)はサイリスタによって正逆2組の三相全波整流回路が
形成され入力によって点弧角が制御されて可変電圧の直
流出力を発するサイリスタ変換器、(7)はサイリスタ
変換器(6)に接続された直流電動機の電機子(以下電
動機という)、(8)は同じく分巻界磁、(9)は電動
機(7)の電流を検出して電流信号(9a)を発する電
流検出器、 (10)は電動機(7)に直結されその回
転速度に比例する速度信号(10a)を発する速度計用
発電機からなる速度検出器、(11)は減速装置、(l
IA)は電動機(7)の軸が延長形成された入力軸、(
11B)は入力軸(IIA)に固着されたはすば歯車、
(IIC)は入力軸(IIA)と並行に配置された中
間軸、(110)は中間軸(IIC)に固着されはすば
歯車(11B)とかみ合うはすば歯車、(LIE)は中
間軸(IIc)に固着されたはすば歯車、 (l]、F
)は中間軸(IIG)と並行に配置された中間軸、(I
IG)は中間軸(IIF)に固着されはすば歯車(II
E)とかみ合うはすば歯車、 (Ill−1)は中間軸
(IIF)に固着されたはすば歯車、(III)は中間
軸(IIF)と並行に配置された出力軸、(IIJ)は
出力軸(III)に固着されはすば歯車(IIF)とか
み合うはすば歯車、 (IIK)は減速装置(11)内
の潤滑油、(12)は出力軸(III)に固着された駆
動綱車、 (13)は駆動綱車(12)に巻き掛けられ
た主索、(14) (15)はそれぞれ主索(13)の
端部に結合されたかと及びつり合おもりで、つり合おも
り(15)は通常かご(14)内の乗客が定員の50%
のとき、ちょうどつり合うように設定されている。
対応する点弧信号(5a)を発するトルク制御器、(6
)はサイリスタによって正逆2組の三相全波整流回路が
形成され入力によって点弧角が制御されて可変電圧の直
流出力を発するサイリスタ変換器、(7)はサイリスタ
変換器(6)に接続された直流電動機の電機子(以下電
動機という)、(8)は同じく分巻界磁、(9)は電動
機(7)の電流を検出して電流信号(9a)を発する電
流検出器、 (10)は電動機(7)に直結されその回
転速度に比例する速度信号(10a)を発する速度計用
発電機からなる速度検出器、(11)は減速装置、(l
IA)は電動機(7)の軸が延長形成された入力軸、(
11B)は入力軸(IIA)に固着されたはすば歯車、
(IIC)は入力軸(IIA)と並行に配置された中
間軸、(110)は中間軸(IIC)に固着されはすば
歯車(11B)とかみ合うはすば歯車、(LIE)は中
間軸(IIc)に固着されたはすば歯車、 (l]、F
)は中間軸(IIG)と並行に配置された中間軸、(I
IG)は中間軸(IIF)に固着されはすば歯車(II
E)とかみ合うはすば歯車、 (Ill−1)は中間軸
(IIF)に固着されたはすば歯車、(III)は中間
軸(IIF)と並行に配置された出力軸、(IIJ)は
出力軸(III)に固着されはすば歯車(IIF)とか
み合うはすば歯車、 (IIK)は減速装置(11)内
の潤滑油、(12)は出力軸(III)に固着された駆
動綱車、 (13)は駆動綱車(12)に巻き掛けられ
た主索、(14) (15)はそれぞれ主索(13)の
端部に結合されたかと及びつり合おもりで、つり合おも
り(15)は通常かご(14)内の乗客が定員の50%
のとき、ちょうどつり合うように設定されている。
従来のエレベータ−装置は上記のように構成され、速度
指令信号(1a)と速度信号(10a)の偏差信号(2
a)は、速度制御器(3)を通ってトルク指令信号(3
a)となる。このトルク指令信号(3a)と電流信号(
9a) (直流電動機のトルクは電流に比例するので、
電流信号(9a)はトルクを表す)の偏差信号はトルク
制御器(5)に入力される。トルク制御器(5)は入力
に応じた点弧信号(5a)を発して、サイリスタ変換器
(6)を制御し、サイリスタ変換器(6)は電動機(7
)の印加電圧を制御する。これで、電動機(7)の駆動
力は、減速装置(11)に伝達され、その入力軸(11
A)の回転は、はすば歯車(IIB) (110)(I
IE)(11,6)(11,)l)(IIJ)のかみ合
いによって減速され、出力軸(III)及び駆動綱車(
]2)に伝達される。
指令信号(1a)と速度信号(10a)の偏差信号(2
a)は、速度制御器(3)を通ってトルク指令信号(3
a)となる。このトルク指令信号(3a)と電流信号(
9a) (直流電動機のトルクは電流に比例するので、
電流信号(9a)はトルクを表す)の偏差信号はトルク
制御器(5)に入力される。トルク制御器(5)は入力
に応じた点弧信号(5a)を発して、サイリスタ変換器
(6)を制御し、サイリスタ変換器(6)は電動機(7
)の印加電圧を制御する。これで、電動機(7)の駆動
力は、減速装置(11)に伝達され、その入力軸(11
A)の回転は、はすば歯車(IIB) (110)(I
IE)(11,6)(11,)l)(IIJ)のかみ合
いによって減速され、出力軸(III)及び駆動綱車(
]2)に伝達される。
その結果、主索C13)を介してかご(14)及びつり
合おもり(15)は昇降する。
合おもり(15)は昇降する。
第8図(a)はかご(14)の無負荷上昇運転時の速度
信号(10a)の波形、(b)はそのときのかと(14
)内の加速度の波形、(c)はかご(14)の無負荷上
昇時のトルク指令信号(3a)の波形、Slは電動機(
7)が力行運転する領域、S2は同じく回生運転する領
域であり、電動機トルクは時刻t1で回生から力行へ、
時刻t、で力行から回生へ移行している。
信号(10a)の波形、(b)はそのときのかと(14
)内の加速度の波形、(c)はかご(14)の無負荷上
昇時のトルク指令信号(3a)の波形、Slは電動機(
7)が力行運転する領域、S2は同じく回生運転する領
域であり、電動機トルクは時刻t1で回生から力行へ、
時刻t、で力行から回生へ移行している。
第9図は第8図の時刻t1の領域を拡大したもので、第
9図(a)の(11Aa)は入力軸(IIA)の回転速
度を中間軸(llc)の回転速度に換算した回転速度、
(11Ca)は中間軸(llc)の回転速度、第9図(
b)の(11Ab)は入力軸(IIA)の加速度、 (
11Cb)は中間軸(llc)の加速度、Aはかと(1
4)が無負荷の状態で摩擦式のブレーキ(図示しない)
を解放したとき、かご(14)が自由上昇するときの加
速度、第9図(C)はトルク指令信号(3a)及び電動
機トルクTの波形、第9図(d)ははすば歯車(IIB
) (110)の歯当りの切り換わりの状態を示し、は
すば歯車(IIB)の歯(11Ba)が、はすば歯車(
110)の歯(11Da)から離れて次の歯(11Db
)に接触する過程を示す。
9図(a)の(11Aa)は入力軸(IIA)の回転速
度を中間軸(llc)の回転速度に換算した回転速度、
(11Ca)は中間軸(llc)の回転速度、第9図(
b)の(11Ab)は入力軸(IIA)の加速度、 (
11Cb)は中間軸(llc)の加速度、Aはかと(1
4)が無負荷の状態で摩擦式のブレーキ(図示しない)
を解放したとき、かご(14)が自由上昇するときの加
速度、第9図(C)はトルク指令信号(3a)及び電動
機トルクTの波形、第9図(d)ははすば歯車(IIB
) (110)の歯当りの切り換わりの状態を示し、は
すば歯車(IIB)の歯(11Ba)が、はすば歯車(
110)の歯(11Da)から離れて次の歯(11Db
)に接触する過程を示す。
今、かご(14)が無負荷で停止から上昇方向へ起動し
たとすると1時刻txxまでは、はすば歯車(IIB)
の歯(11Ba)は、はすば歯車(110)の歯(11
0a)に接触している。時刻tliで正の電動機トルク
Tが発生し、入力軸(IIA)の加速度が加速度Aを越
えると、歯(11Ba)は歯(11Da)から離れる。
たとすると1時刻txxまでは、はすば歯車(IIB)
の歯(11Ba)は、はすば歯車(110)の歯(11
0a)に接触している。時刻tliで正の電動機トルク
Tが発生し、入力軸(IIA)の加速度が加速度Aを越
えると、歯(11Ba)は歯(11Da)から離れる。
その結果、中間軸(lie)の回転速度(11Ca)及
び加速度(11Cb)は共に図のように下がる。そして
、時刻ttzで歯(11Ba)は歯(11Db)に衝突
する。そのときの衝突エネルギーは、はすば歯車(II
B)とばずば歯車(110)の相対速度差ΔVによって
決まる。
び加速度(11Cb)は共に図のように下がる。そして
、時刻ttzで歯(11Ba)は歯(11Db)に衝突
する。そのときの衝突エネルギーは、はすば歯車(II
B)とばずば歯車(110)の相対速度差ΔVによって
決まる。
上記ははすば歯車(IIB) (LID)について示し
たが。
たが。
はすば歯車(IIE) (IIG)及びはすば歯車(I
IF)(IIJ)についても同様の現象が生じる。
IF)(IIJ)についても同様の現象が生じる。
[発明が解決しようとする課題]
上記のような従来のエレベータ−の減速装置では、はす
ば歯車(11B) (110) (IIE) (IIG
) (11)1) (IIJ)のかみ合いにより、電動
機(7)の回転を減速して駆動綱車(12)に伝達して
いるため、回生運転からカ行運転へ移行する時刻t1及
びカ行運転から回生運転へ移行する時刻しっで、はすば
歯車(IIB)(110)(LIE)(IIG)(II
H)(IIJ)のバックラッシにより歯当りが切り変わ
る。そのため、第8図(b)に矢印で示すような衝撃が
かと(14)に伝達され、かご(14)の乗心地を著し
く損なうという問題点がある。
ば歯車(11B) (110) (IIE) (IIG
) (11)1) (IIJ)のかみ合いにより、電動
機(7)の回転を減速して駆動綱車(12)に伝達して
いるため、回生運転からカ行運転へ移行する時刻t1及
びカ行運転から回生運転へ移行する時刻しっで、はすば
歯車(IIB)(110)(LIE)(IIG)(II
H)(IIJ)のバックラッシにより歯当りが切り変わ
る。そのため、第8図(b)に矢印で示すような衝撃が
かと(14)に伝達され、かご(14)の乗心地を著し
く損なうという問題点がある。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので
、歯車式の減速機構を用いても、歯車のバックラッシに
よってかごの乗心地を損なうことを防止できるようにし
たエレベータ−の減速装置を提供することを目的とする
。
、歯車式の減速機構を用いても、歯車のバックラッシに
よってかごの乗心地を損なうことを防止できるようにし
たエレベータ−の減速装置を提供することを目的とする
。
[課題を解決するための手段]
この発明に係るエレベータ−の減速装置は、歯車の潤滑
材として電界の強さに対応して粘性が変化する電界応動
粘性体(以下E R(Electro Rheo −1
ogjcal)流体という)を用い、歯車の歯当りが切
り換わるときを検出して、ER流体に電界を印加するよ
うにしたものである。
材として電界の強さに対応して粘性が変化する電界応動
粘性体(以下E R(Electro Rheo −1
ogjcal)流体という)を用い、歯車の歯当りが切
り換わるときを検出して、ER流体に電界を印加するよ
うにしたものである。
[作 用コ
この発明においては、歯車の歯当りの切換わり時に、潤
滑材のER流体に電界を印加するようにしたため、歯車
の歯間に介在するER流体の粘性は増加する。
滑材のER流体に電界を印加するようにしたため、歯車
の歯間に介在するER流体の粘性は増加する。
[実施例]
第1図〜第5図はこの発明の一実施例を示す図で、第1
図は減速装置の横断面図、第2図はエレベータ−装置の
構成図、第3図は歯当り検出回路図、第4図はER流体
の動作原理図、第5図はER流体の特性曲線図であり、
従来装置と同様の部分は同一符号で示す。なお、第6図
はこの実施例にも共用される。 第1図〜第3図中、
(20)は電動機(7)の回転速度、すなわち入力軸(
IIA)の回転速度に対応する出力(20a)を発する
速度検出器。
図は減速装置の横断面図、第2図はエレベータ−装置の
構成図、第3図は歯当り検出回路図、第4図はER流体
の動作原理図、第5図はER流体の特性曲線図であり、
従来装置と同様の部分は同一符号で示す。なお、第6図
はこの実施例にも共用される。 第1図〜第3図中、
(20)は電動機(7)の回転速度、すなわち入力軸(
IIA)の回転速度に対応する出力(20a)を発する
速度検出器。
(21)は駆動綱車(12)の回転速度、すなわち出力
軸(III)の回転速度に対応する出力(21a)を発
する速度検出器、(22)〜(29)は抵抗、 (30
)(31)は演算増幅器、(32) (33)はダイオ
ード、(34)はトランジスタ、 (35)は速度差検
出リレーで、(35a)はその常開接点、(36)は正
極電源、(37)は負極電源で、演算増幅器(30)及
び抵抗(22)〜(24)で比較回路が構成され、演算
増幅器(31)、抵抗(25)〜(28)及びダイオー
ド(32) (33)で絶対値回路が構成されている
。(40)は減速装置(11)内に充てんされたER流
体、(41) (42)はER流体(40)内に浸漬さ
れた電極、(43)は電極 (41)(42)に接続さ
れた電源である。
軸(III)の回転速度に対応する出力(21a)を発
する速度検出器、(22)〜(29)は抵抗、 (30
)(31)は演算増幅器、(32) (33)はダイオ
ード、(34)はトランジスタ、 (35)は速度差検
出リレーで、(35a)はその常開接点、(36)は正
極電源、(37)は負極電源で、演算増幅器(30)及
び抵抗(22)〜(24)で比較回路が構成され、演算
増幅器(31)、抵抗(25)〜(28)及びダイオー
ド(32) (33)で絶対値回路が構成されている
。(40)は減速装置(11)内に充てんされたER流
体、(41) (42)はER流体(40)内に浸漬さ
れた電極、(43)は電極 (41)(42)に接続さ
れた電源である。
なお、第2図では、減速装置(11)を簡単にするため
、入力軸 (1]A)のはすば歯車(IIB)が、出力
軸(III)のはすば歯車(IIJ)に直接かみ合って
いるものとして表しである。
、入力軸 (1]A)のはすば歯車(IIB)が、出力
軸(III)のはすば歯車(IIJ)に直接かみ合って
いるものとして表しである。
次に、この実施例の動作を説明する。
速度検出器(20021)はそれぞれ入力軸(IIA)
の回転速度に対応する出力(20a)及び出力軸(II
I)の回転速度に対応する出力(21a)を発生する。
の回転速度に対応する出力(20a)及び出力軸(II
I)の回転速度に対応する出力(21a)を発生する。
抵抗(22)(23)の抵抗値R22、R2,は次のよ
うに選ばれる。
うに選ばれる。
R23/R2,=に
ここに、K:はすば歯車(IIB)(IIJ)の減速比
したがって、はすば歯車(11B) (IIJ)の歯が
、第4図(d)で説明したように接触しているときは、
出力(20a) (21a)は異なっていても、減速比
にで換算された演算増幅器(30)の二つの入力は等し
く、演算増幅器(30)の出力(30a)は零である。
したがって、はすば歯車(11B) (IIJ)の歯が
、第4図(d)で説明したように接触しているときは、
出力(20a) (21a)は異なっていても、減速比
にで換算された演算増幅器(30)の二つの入力は等し
く、演算増幅器(30)の出力(30a)は零である。
上述のように、はすば歯車(IIB) (IIJ)の歯
が離れて、入力軸(IIA)と出力軸(III)の相対
速度が変化すると、演算増幅器(30)の二つの入力に
差が生じ、出力(30a)は正又は負となる。つまり、
抵抗(22) (23)は出力(20a)(21a)の
レベルを合わせるレベル変換回路を構成していることに
なる。演算増幅器(31)の出力(31a)は、ダイオ
ード(32) (33)の作用により、出力(30a)
の極性にかかわらず、常に正の値になる。
が離れて、入力軸(IIA)と出力軸(III)の相対
速度が変化すると、演算増幅器(30)の二つの入力に
差が生じ、出力(30a)は正又は負となる。つまり、
抵抗(22) (23)は出力(20a)(21a)の
レベルを合わせるレベル変換回路を構成していることに
なる。演算増幅器(31)の出力(31a)は、ダイオ
ード(32) (33)の作用により、出力(30a)
の極性にかかわらず、常に正の値になる。
今、はすば歯車(IIB)(IIJ)の歯が互いに接触
しており、演算増幅器(30)の出力(30a)が零で
あると、演算増幅器(31)の出力(31a)も零であ
り、トランジスタ(34)は不導通となっている。した
がって、速度差検出リレー(35)は消勢されており、
接点(35a)は開放している。次に、はすば歯車(I
IB)(IIJ)の歯が離れ、入力軸(IIA)と出力
軸(III)の相対速度が変化して、演算増幅器(30
)の出力(30a)が正又は負になると、演算増幅器(
31)の出力(31a)は正の値となり、トランジスタ
(34)は導通する。
しており、演算増幅器(30)の出力(30a)が零で
あると、演算増幅器(31)の出力(31a)も零であ
り、トランジスタ(34)は不導通となっている。した
がって、速度差検出リレー(35)は消勢されており、
接点(35a)は開放している。次に、はすば歯車(I
IB)(IIJ)の歯が離れ、入力軸(IIA)と出力
軸(III)の相対速度が変化して、演算増幅器(30
)の出力(30a)が正又は負になると、演算増幅器(
31)の出力(31a)は正の値となり、トランジスタ
(34)は導通する。
これで、速度差検出リレー(35)は付勢され、接点(
35a)は閉成するので、ER流体(40)に電界が印
加される。
35a)は閉成するので、ER流体(40)に電界が印
加される。
ER流体(40)は電界内に置くと、その電界の強さに
比例して粘性が高まるという性質を持つ。電界がないと
きには、普通の流体のように粘性が低く、流動性に優れ
ている。その反応は可逆的で、反応速度も数m秒と極め
て短い。
比例して粘性が高まるという性質を持つ。電界がないと
きには、普通の流体のように粘性が低く、流動性に優れ
ている。その反応は可逆的で、反応速度も数m秒と極め
て短い。
次に、ER原流体40)の性質を第4図及び第5図によ
り説明する。
り説明する。
ER原流体40)は1947年にW、 Wj、nslo
wが発見したもので、鉱油にでん粉やシリカゲルの微粒
子を分散させた溶液に、4kV/mm程度の電界を与λ
ると流動性が変わる。この効果は別名Win −sl、
oν効果とも呼ばれる。ER効果を発揮させるER原流
体、溶媒(分散媒)中に直径】〜100μmの微粒子(
分散質)が存在した#:)のである。更に、分散媒中に
微粒子が浮遊分散することを助ける界面活性剤を加える
こともある。以下ER効果を単純化した七デルで説明す
る。このモデルでは、実際のER効果に影響を与える定
電圧ドでの電流の存在、分散媒中の電荷の動き、界面活
性剤や水などの添加物の役割りは無視した。
wが発見したもので、鉱油にでん粉やシリカゲルの微粒
子を分散させた溶液に、4kV/mm程度の電界を与λ
ると流動性が変わる。この効果は別名Win −sl、
oν効果とも呼ばれる。ER効果を発揮させるER原流
体、溶媒(分散媒)中に直径】〜100μmの微粒子(
分散質)が存在した#:)のである。更に、分散媒中に
微粒子が浮遊分散することを助ける界面活性剤を加える
こともある。以下ER効果を単純化した七デルで説明す
る。このモデルでは、実際のER効果に影響を与える定
電圧ドでの電流の存在、分散媒中の電荷の動き、界面活
性剤や水などの添加物の役割りは無視した。
電極(4])(42丹こ電荷が存在しないときは、第4
図(a)のようにER原流体電気的に中性である。
図(a)のようにER原流体電気的に中性である。
分散媒の粒子(40a)の内部には少量の電荷が存在す
るが1.正電荷と負電荷の総和は零で中性になっている
6電極<4V)(42)間に電1j・ν”が印加される
と、第4図(b)に示すように、正極(41)には正の
電荷が流れ込む一方、負極(42)には負の電荷が流れ
込む。この状態になると、粒子(40a)内の電荷は正
極(41)に近い側に負電荷が、9J極(42)に近い
側に正電荷が移動する2電荷が移動・配列した後1粒子
(40a)は第4図(0に示すJ、うに、粒子(40a
)はそれぞれ正と負に帯電した側を互いに接合して鎖状
に連結するので1.分散媒中の電y♂、も鎖状に粒子(
40a)が連結した部分とそれ以外の部分とで異なるよ
うになる。第4図1・ば、電荷の移動と粒子・(40a
)の列の形成が段階的し:現れるとしたが、実際にはこ
の二つの反応は電圧1秒の間に起こるので、はとんど同
時に起こっているどいつでよい。電圧を除去すればもは
り電荷の3)・離は起こらなくなり。
るが1.正電荷と負電荷の総和は零で中性になっている
6電極<4V)(42)間に電1j・ν”が印加される
と、第4図(b)に示すように、正極(41)には正の
電荷が流れ込む一方、負極(42)には負の電荷が流れ
込む。この状態になると、粒子(40a)内の電荷は正
極(41)に近い側に負電荷が、9J極(42)に近い
側に正電荷が移動する2電荷が移動・配列した後1粒子
(40a)は第4図(0に示すJ、うに、粒子(40a
)はそれぞれ正と負に帯電した側を互いに接合して鎖状
に連結するので1.分散媒中の電y♂、も鎖状に粒子(
40a)が連結した部分とそれ以外の部分とで異なるよ
うになる。第4図1・ば、電荷の移動と粒子・(40a
)の列の形成が段階的し:現れるとしたが、実際にはこ
の二つの反応は電圧1秒の間に起こるので、はとんど同
時に起こっているどいつでよい。電圧を除去すればもは
り電荷の3)・離は起こらなくなり。
流体は流動性を回復するので、かくはん損失が増加する
ことはない、 電圧が印加された状態で1粒子(40a)が作る鎖に第
4図(d)に示すようにせん断力Fが加わると、例え粒
子(40a)同士が引張られて若干前れたとL7、ても
、電荷には引力が作用する。その引力がER原流体40
)の粘性を生成する源であり、せん断抵抗となる。電極
(41)(42)に印加する電圧の大きさは。
ことはない、 電圧が印加された状態で1粒子(40a)が作る鎖に第
4図(d)に示すようにせん断力Fが加わると、例え粒
子(40a)同士が引張られて若干前れたとL7、ても
、電荷には引力が作用する。その引力がER原流体40
)の粘性を生成する源であり、せん断抵抗となる。電極
(41)(42)に印加する電圧の大きさは。
粒子(40a)を動く電荷の量によって決定される。
したがって、これはせん断抵抗の大きさに比例すること
になる、もし、粒子(40a)の鎖がその引力の強さ以
上の力で引張られると、鎖は分裂してしまう。そして、
再び鎖を形成しようとし、また分裂するという動作を繰
り返す、ER原流体40)はある限度以」二のせん断応
力が加わると、固体状から液体状に戻るビンガム塑性効
果を示す。このせん断応力の限度である降伏強さは1粒
子鎖の再形成と分裂の周期が平衡に達するときを示して
いる。
になる、もし、粒子(40a)の鎖がその引力の強さ以
上の力で引張られると、鎖は分裂してしまう。そして、
再び鎖を形成しようとし、また分裂するという動作を繰
り返す、ER原流体40)はある限度以」二のせん断応
力が加わると、固体状から液体状に戻るビンガム塑性効
果を示す。このせん断応力の限度である降伏強さは1粒
子鎖の再形成と分裂の周期が平衡に達するときを示して
いる。
第S】図はシリカゲルを分散媒に用いたときの電圧と降
伏強さ及び電圧と電流密度の関係を示す。
伏強さ及び電圧と電流密度の関係を示す。
分散媒の濃度は電界が作用していないときのER原流体
40)の粘性だけに影響を与えたのではなく。
40)の粘性だけに影響を与えたのではなく。
降伏強さや電流密度を制御する重要な因子である。
E L?、流体(40)の分散媒は、良好な絶縁性を持
ち。
ち。
また接触する分散媒との適合性が良くなければならない
。現在利用されている分散媒は1通惰゛シリコンオイル
、鉱油、塩化パラフィン等である。
。現在利用されている分散媒は1通惰゛シリコンオイル
、鉱油、塩化パラフィン等である。
[発明の効果j
以上説明し力どおり、τの発明では、歯車の潤滑剤とし
てER流体分用い、歯車の歯当りが切り換わるときを検
出して、ER原流体電界をl’411加するようにした
ので、ER原流体粘性が増加し、歯車のバックラッシに
よるかごの乗心地を損うことが防止でき、通常時は粘性
が低く、かくはん損失の増加をなくすことができる効果
がある。
てER流体分用い、歯車の歯当りが切り換わるときを検
出して、ER原流体電界をl’411加するようにした
ので、ER原流体粘性が増加し、歯車のバックラッシに
よるかごの乗心地を損うことが防止でき、通常時は粘性
が低く、かくはん損失の増加をなくすことができる効果
がある。
第1図〜第5図はこの発明によるエレベータ−の減速装
置の一実施例を示す図で、第1図は第6図の減速装置の
横断面図、第2図は工1./ベーター装置の構成図、第
3 IP′iは歯当り検出回路図、第4図はER原流体
動作M理図、第F;図はER原流体特性曲線図、第6図
はこの発明及び従来のエレベータ−の装置の構成図、第
7図は従来の工L/ベーターの減速装置を示す横断面図
。第8図は各部波形図、第9図は第8図の要部拡大波形
図である。 図中、(7)は直流電動機、(11)は減速装置、(I
IB) (110) (] 1B) (LIG) ([
11) (IIJ)はけずば歯車、(12)は駆動横取
、(35)は歯当り検出器(速度差検出リレー)、(3
5a)は電圧印加手段(速度差検出リレー接点)、 (
40)は電界応動粘性体(ER流体)、(41)(42
)は電圧印加手段(電極)、 (43)は電源である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。
置の一実施例を示す図で、第1図は第6図の減速装置の
横断面図、第2図は工1./ベーター装置の構成図、第
3 IP′iは歯当り検出回路図、第4図はER原流体
動作M理図、第F;図はER原流体特性曲線図、第6図
はこの発明及び従来のエレベータ−の装置の構成図、第
7図は従来の工L/ベーターの減速装置を示す横断面図
。第8図は各部波形図、第9図は第8図の要部拡大波形
図である。 図中、(7)は直流電動機、(11)は減速装置、(I
IB) (110) (] 1B) (LIG) ([
11) (IIJ)はけずば歯車、(12)は駆動横取
、(35)は歯当り検出器(速度差検出リレー)、(3
5a)は電圧印加手段(速度差検出リレー接点)、 (
40)は電界応動粘性体(ER流体)、(41)(42
)は電圧印加手段(電極)、 (43)は電源である。 なお、図中同一符号は同一部分を示す。
Claims (1)
- 歯車のかみ合いにより電動機の回転を減速して駆動綱
車に伝達するものにおいて、上記歯車の潤滑材として電
界の強さに対応して粘性が変化する電界応動粘性体を用
い、上記歯車の歯当りが切り換わるとき動作する歯当り
検出器と、この歯当り検出器が動作すると上記電界応動
粘性体に電界を印加する電圧印加手段とを備えたことを
特徴とするエレベーターの減速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63164383A JPH0218283A (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | エレベーターの減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63164383A JPH0218283A (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | エレベーターの減速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218283A true JPH0218283A (ja) | 1990-01-22 |
Family
ID=15792085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63164383A Pending JPH0218283A (ja) | 1988-07-01 | 1988-07-01 | エレベーターの減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0218283A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5142604A (en) * | 1990-03-22 | 1992-08-25 | Gold Star Co., Ltd. | System and method for picture interphone using camcorder and TV |
JP2011041995A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Honda Motor Co Ltd | ロボット、2足歩行ロボット及びこれらの制御方法 |
CN102838013A (zh) * | 2012-09-11 | 2012-12-26 | 广州市京龙工程机械有限公司 | 一种储能型施工升降机 |
-
1988
- 1988-07-01 JP JP63164383A patent/JPH0218283A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5142604A (en) * | 1990-03-22 | 1992-08-25 | Gold Star Co., Ltd. | System and method for picture interphone using camcorder and TV |
JP2011041995A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Honda Motor Co Ltd | ロボット、2足歩行ロボット及びこれらの制御方法 |
CN102838013A (zh) * | 2012-09-11 | 2012-12-26 | 广州市京龙工程机械有限公司 | 一种储能型施工升降机 |
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