JPH02182784A - 有色炎固形燃料の製造方法 - Google Patents

有色炎固形燃料の製造方法

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JPH02182784A
JPH02182784A JP1003368A JP336889A JPH02182784A JP H02182784 A JPH02182784 A JP H02182784A JP 1003368 A JP1003368 A JP 1003368A JP 336889 A JP336889 A JP 336889A JP H02182784 A JPH02182784 A JP H02182784A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ロウツク等のように所定時間炎を継続して
灯すことができるように構成された固形燃料の製造方法
に関し、特に、該ロウツク等により灯される炎全体の色
が、自然状態における燃焼の際生じる炎の色であるオレ
ンジ色とは異なる緑青色や赤紅色等の有色炎となるとと
もに該燃焼の際に煙りが出ないように構成された新規な
有色炎固形燃料の製造方法に関する。
(従来の技術および従来の問題点) 従来、結婚式やパーティ−等をホテルの室内等において
行う場合に、該結婚式等のめでたい雰囲気を盛り上げた
り、厳粛な雰囲気を作り出すためにロウツクに炎を灯す
ことがよ(行われる。
このような場合に使用される従来のロウツクにおいては
、該ロウツク自体を赤色や緑色に着色することにより、
これらの雰囲気作りの一助となすことが行われていたが
、該外見を着色されたロウツクにより灯される炎自体の
色は、ロウツクの外見がどのような色の場合においても
、その炎は炎全体の色が自然状態における燃焼の際生じ
る炎の色であるオレンジ色のみであり、炎自体の色を各
種に変化させることにより該ロウツクが使用される場所
に適合した有色の炎を作りだし、これにより結婚式等の
めでたい雰囲気をより盛り上げる等、を行うことはでき
ないという問題点があった。
さらに、ロウツクを燃焼させた場合には、煙りが発生す
るため、多量のロウツクを室内で灯すことはできないと
いう問題点があった。
また、スキー場等の屋外において、たいまつ等に火を付
けることにより、該たいまつの炎により各種の演出を行
ったりする場合があるが、このような場合においても該
炎の色は、自然状態における燃焼の際生じる炎の色であ
るオレンジ色のみであるために、炎自体の色を各種に変
化させることができず、該たいまつが使用される場所に
適合した有色の炎を作りだすことができないという問題
点があった。
さらに、このようにスキー場等の屋外において、たいま
つ等に火を付けることにより炎を発生させた場合には、
たいまつが燃える際に煙りが多量に発生することになり
、風がない場合等においては、その煙りにより、たいま
つの炎がぼやけてしまうという問題点があった。
(発明の目的) この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
って、灯される炎全体の色を自然状態における燃焼の際
生じる炎の色であるオレンジ色ではない緑青色や赤紅色
等として所定時間継続して灯すことができ、また、該炎
の燃焼を行う際に煙りが出ないような有色炎の燃焼をお
こなう固形燃料の裂、遣方法を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) この発明は、ジベンヂリデンソルビトール、セルロース
エステル、エチレングリコール、メチルアルコールを混
合させ加熱溶解を行った後、塩化第二銅を添加し、その
後急速冷却を行い固化させる方法により緑青炎の固形燃
料を製造することにより上記目的を達成するものである
また、この発明は、ジベンヂリデンソルピトール、セル
ロースエステル、エチレングリコール、メチルアルコー
ル、塩化ストロンチウムを混合させ加熱溶解を行った後
、急速冷却を行い固化させる方法により赤紅炎の固形燃
料を製造することにより上記目的を達成するものである
(作用) 請求項1に記載した発明および請求項2に記載した発明
ともに、ジベンヂリデンソルビトール、セルロースエス
テル、エチレングリコール、メチルアルコールを混合さ
せ加熱溶解を行っているため、メチルアルコールを主原
料とする固形燃料となり、このため、その炎はメチルア
ルコール燃焼の炎となって、燃焼の際に煙りが発生する
ことがなく室内においても安心して使用することができ
、屋外で使用しても煙りにより炎が見えなくなることが
ない。
また、この発明の製造方法により製造された固形燃料の
中には塩化第二銅が添加されているため、該塩化第二銅
の炎色反応により炎が緑青色となり、灯される炎全体の
色を自然状態における燃焼の際生じる炎の色であるオレ
ンジ色とは異なる緑青の炎として所定時間継続して灯す
ことができる。
さらに、請求項2の製造方法により製造された固形燃料
の中には塩化ストロンチウムが添加されているため、該
塩化ストロンチウムの炎色反応により炎が赤紅色となり
、灯される炎全体の色を自然状態における燃焼の除虫じ
る炎の色であるオレンジ色とは異なる赤紅色の炎として
所定時間継続して灯すことができる。
(実施例) 以下本発明請求項1の緑青炎の固形燃料の製造方法の実
施例を詳細に説明する。
この実施例は、ジベンヂリデンソルビトール、セルロー
スエステル、エチレングリコール、メチルアルコールを
混合させ加熱溶解を行った後、塩化第二銅を添加し、そ
の後急速冷却を行い固化させる方法により緑青炎の固形
燃料を製造する方法である。
前記ジベンヂリデンンルビトール、セルロースエステル
、エチレングリフール、メチルアルコールの混合を行う
場合の混合割合は、対メチルアルコール濃度が、ゲル化
材であるジベンヂリデンソルビトールが1.0〜3.0
w1%、助材であるセルロースエステルが0.5〜1.
0w1%、高分子の助材であるエチレングリコールが3
,0〜5.Qwt%となるようにして混合を行う。
また、この混合の際には、混合を容易にするために、ま
ず助材であるセルロースエステルとエチレングリコール
がメチルアルコールに十分溶解されたことを目視で確認
した後にゲル化材であるジベンヂリデンソルビトールを
混入させることによりおこなう。
尚、前記エチレングリコールのかわりにグリセリンを使
用してもよい。
つぎに、このような割合で混合されたジベンヂリデンソ
ルビトール、セルロースエステル、エチレングリコール
、メチルアルコールをメチルアルコールの沸点である6
4°C以上に加熱させることにより溶解を行う。
尚、この加熱温度は65℃〜69°Cが望ましい。
このようにして加熱を行い溶解を目視で確認した後、加
熱を停止し、突沸防止のためメチルアルコールの沸点以
下まで静置により温度を下げる。
つぎに、該溶解されたジベンヂリデンソルビトール、セ
ルロースエステル、エチレングリコール、メチルアルコ
ールの混合物ヲ、ゲル化容器に入れ、目視により該混合
物がゲル化寸前になるまで水冷する。
尚、本出願人の実験によると該混合物が25℃〜35℃
程度になるまで水冷をおこなうとゲル化寸前の状態とな
る。
つぎに、このようにしてゲル化寸前の状態とされたジベ
ンヂリデンソルビトール、セルロースエステル、エチレ
ングリコール、メチルアルコールの混合物に、緑青の炎
とするための炎色材である塩化第二銅の添加を行い、目
視により全体が十分混合されるまで混合をおこなう。
この工程における塩化第二銅の混合割合は、対メチルア
ルコール濃度が、1.0〜5,0w1%となるようにす
る。
また、この塩化第二銅の添加を行う前に、塩化第二銅に
含まれている2分子の結晶水を除去させゲル化を容易に
するために、110°Cに加熱することにより脱水させ
無水塩化第二銅とし、その後常温まで冷却させておく。
尚、この2分子の結晶水の脱水は、前記無水塩化第二銅
が再度空気中の水分を吸収してしまうことを防止するた
めに、前記混合物への添加直前に行う。
また、該製法における製造の合理化工程として、該塩化
第二銅に含まれている2分子の結晶水の脱水を省略する
ことも可能である。
さらに、前記塩化第二銅に含まれている2分子の結晶水
の脱水を行う場合にはデオライトを使用してもよい。
っぎに、ジベンヂリデンソルビトール、セルロースエス
テル、エチレングリコール、メチルアルコール、塩化第
二銅の混合物が入れられたゲル化容器をあらかじめドラ
イアイスとメタノールにより冷却させておいた冷却槽の
中に入れることにより急速に冷却を行う。
さらに、該冷却された混合物を風乾させることにより緑
青炎の固形燃料の製造が終了する。
次に、本発明請求項2の赤紅炎の固形燃料の製造方法の
実施例を詳細に説明する。
この実施例は、ジベンヂリデンソルビトール、セルロー
スエステル、エチレングリコール、メチルアルコール、
塩化ストロンチウムを混合させ加熱溶解を行った後、急
速冷却を行い固化させることにより赤紅炎の固形燃料を
製造する方法である。
前記シヘンヂリデンソルビトール、セルロースエステル
、エチレングリコール、メチルアルコール、塩化ストロ
ンチウムの混合ヲ行う場合の混合割合は、対メチルアル
コール濃度が、ゲル化材であるジベンヂリデンソルビト
ールが1.0〜3.Qwt%、助材であるセルロースエ
ステルが0.5〜1.Qw t%、高分子の助材である
エチレングリコールが3.0〜5.0wt%、炎色材で
ある塩化ストロンチウムが1.0〜5.Qwt%となる
ようにして混合を行う。
また、この混合の際には、まず助材であるセルロースエ
ステルとエチレングリコールがメチルアルコールに十分
溶解されたことを目視で確認した後に、ゲル化材である
ジベンヂリデンソルビトールと赤紙の炎とするための炎
色材である塩化ストロンチウムを混合させることにより
おこなう。
尚、前記エチレングリコールのかわりにグリセリンを使
用してもよい。
つぎに、このような割合で混合されたジベンヂリデンソ
ルビトール、セルロースエステル、エチレングリコール
、メチルアルコール、塩化ストロンチウムをメチルアル
コールの沸点である64°C以上に加熱させることによ
り溶解を行う。
尚、この加熱温度は65℃〜69℃が望ましい。
このようにして加熱を行い溶解を目視で確認した後、加
熱を停止し、突沸防止のためメチルアルコールの沸点以
下まで静置して温度を下げる。
つぎに、該溶解されたジベンヂリデンソルビトール、セ
ルロースエステル、エチレングリコール、メチルアルコ
ール、塩化ス、トロンチウ・ムの混合物を、ゲル化容器
に入れる。
つぎに、該ゲル化容器をあらかじめドライアイスとメタ
ノールにより冷却させておいた冷却槽の中に入れること
により急速に冷却を行う。
さらに、該冷却された混合物を風乾させることにより赤
紅炎の固形燃料の製造が終了する。
次に、本発明請求項2の赤紅炎の固形燃料の他の製造方
法を詳細に説明する。
まず、対メチルアルコール濃度が、ゲル化材であるジベ
ンヂリデンソルビトールが1.0〜3.Qwt%、助材
であるセルロースエステルが0.5〜1.Qwt%、高
分子の助材であるエチレングリコールカ3 、0〜5.
0wt%となるようにして混合を行う。
つぎに、このような割合で混合されたジベンヂリデンソ
ルビトール、セルロースエステル、エチレングリコール
、メチルアルコールをメチルアルコールの沸点である6
4℃以上に加熱させることにより溶解を行う。
尚、この加熱温度は65℃〜69℃が望ましい。
このようにして加熱を行い溶解を目視で確認した後、加
熱を停止し、突沸防止のためメチルアルコールの沸点以
下まで静置により温度を下げる。
つぎに、該溶解されたジベンヂリデンソルビトール、セ
ルロースエステル、エチレングリコール、メチルアルコ
ールの混合物を、ゲル化容器に入れ、目視により該混合
物がゲル化寸前になるまで水冷する。
尚、本出願人の実験によると該混合物が25°C〜35
°C程度になるまで水冷をおこなうとゲル化寸前の状態
となる。
つぎに、このようにしてゲル化寸前の状態とされたジベ
ンヂリデンソルビトール、セルロースエステル、エチレ
ングリコール、メチルアルコールの混合物に、赤経の炎
とするための炎色材である塩化ストロンチウムの添加を
行い、目視により全体が十分混合されるまで混合をおこ
なう。
この工程における塩化ストロンチウムの混合割合は、対
メチルアルコール濃度が、1.0〜5.Qwt%となる
ようにする。
また、この塩化ストロンチウムの添加を行う前に、塩化
ストロンチウムに含まれている6分子の結晶水を、ゲル
化を容易にするために、200°Cに加熱することによ
り脱水させ無水塩化ストロンチウムとし、その後常温ま
で冷却させておく。
尚、この6分子の結晶水の脱水は、該無水塩化ストロン
チウムが再度空気中の水分を吸収してしまうことを防止
するために、前記混合物への添加直前に行う。
また、該製法における製造の合理化工程として、該塩化
ストロンチウムに含まれている6分子の結晶水の除去を
省略することも可能である。
さらに、前記塩化ストロンチウムに含まれている6分子
の結晶水の脱水を行う場合にはデオライトを使用しても
よい。
つぎに、ジベンヂリデンソルビトール、セルロースエス
テル、エチレングリコール、メチルアルコール、塩化ス
トロンチウムの混合物が入れられたゲル化容器をあらか
じめドライアイスとメタノールにより冷却させておいた
冷却槽の中に入れることにより急速に冷却を行う。
さらに、該冷却された混合物を風乾させることにより赤
経の炎の固形燃料の製造が終了する。
尚、上記実施例において形成される有色炎の固形燃料の
形状はゲル化容器の形状を変えることにより自在とする
ことができる。
(発明の効果) ■請求項1に記載した発明および請求項2に記載した発
明ともに、ジベンヂリデンソルビトール、セルロースエ
ステル、エチレングリコール、メチルアルコールを混合
させ加熱溶解を行っているため、メチルアルコールを主
原料とする有色炎固形燃料となり、このため、該有色炎
固形燃料の燃焼はメチルアルコールの燃焼となるため、
その炎から煙りが発生することがなく室内においても煙
りを出さずに安心して使用することができ、また、屋外
において使用しても煙りにより炎が見えなくなることが
ないという優れた効果を有する。
■また、請求項1に記載した発明の製造方法により製造
された有色炎固形燃料の中には塩化第二銅が添加されて
いるため、該塩化第二銅の炎色反応により炎が緑青色と
なり、所定時間継続して灯される炎全体の色を緑青色の
炎とすることができ、結婚式やパーチー等における用途
を無限に広げることが出来るという優れた効果を有する
■さらに、請求項2に記載した発明の製造方法により製
造された有色炎固形燃料の中には塩化ストロンチウムが
添加されているため、該塩化ストロンチウムの炎色反応
により炎が赤紅色となり、所定時間継続して灯される炎
全体の色を赤紅色の炎とすることができ、結婚式やバー
チ−等における用途を無限に広げることが出来るという
優れた効果を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジベンヂリデンソルビトール、セルロースエステ
    ル、エチレングリコール、メチルア ルコールを混合させ加熱溶解を行った後、 塩化第二銅を添加し、その後急速冷却を行 い固化させることにより製造することを特 徴とする緑青炎固形燃料の製造方法。
  2. (2)ジベンヂリデンソルビトール、セルロースエステ
    ル、エチレングリコール、メチルア ルコール、塩化ストロンチウムを混合させ 加熱溶解を行った後、急速冷却を行い固化 させることにより製造することを特徴とす る赤紅炎固形燃料の製造方法。
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