JPH02181524A

JPH02181524A - 帯域切替フィルタ回路

Info

Publication number: JPH02181524A
Application number: JP64000109A
Authority: JP
Inventors: Hideki Oto; 大戸　秀起
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-01-05
Filing date: 1989-01-05
Publication date: 1990-07-16
Also published as: GB2228383B; GB2228383A; GB9000168D0; US5170498A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は２周波数特性の異なるフィルタを直列接続し
て１通過信号の帯域を切替えるようにした帯域切替フィ
ルタ回路に係り１例えば衛星放送受信装置における第２
コンバータのバンドパスフィルタとして適する。

（従来の技術）ＩＩＩ放送の受信システムは、第４図ａに示すように構
成される。即ら、屋外パラボラアンテナで受波した信号
は、同アンテナに取付けた第１コンバータ１によって１
〜１．５［ＭＨｚｌの信号に群変換される。第２コンバ
ータ２は、前記第１コンバータ１からの信号をＩＦ周波
数（例えば１４０　Ｍ　Ｈｚ）に変換してＦＭＩ１１回
路３に供給し、ＦＭ復調回路３は、復調出力をそれぞれ
映像回路４と音声回路５に導く。そして回路４．５より
、それぞれの信号を出力端子６．７に導出するようにな
っている。

第４図すは、第２コンバータ２の構成を分解した図であ
り、入力端子８に導かれる１〜１．５［ＭＨｚｌの信号
は、プリアンプ９にて増幅され。

混合回路１０と局部発娠回路１１による周波数変換部で
ＩＦ周波数に変換される。このＩＦ倍信号、アンプ１２
を介し、バンドパスフィルタ１３に入力して。

国内の場合２７［Ｍ）（ｚｌの信号に帯域制限される。

ところで、衛星放送のように、放送フォーマットの決ま
った信号を受信するには、上記バンドパスフィルタの帯
域幅は固定で良いが１通信衛星等からの信号を受信する
場合は、それぞれの諸元に合った帯域幅を設定するのが
好ましい。

第５図に従来の帯域切替フィルタ回路を示す。

同図中、Ｐｌは入力端子、Ｐ２は出力端子であり。

これら入力端子Ｐ１と出力端子８２間に、並列の関係を
有してバンドパスフィルタ２１．２２が接続されている
。この場合、バンドパスフィルタ２１．２２には、それ
ぞれの入出力端側にカソードを向けたビンダイオードＤ
Ｉ　、Ｄ２及び［］３　、　［）４が接続されている。

トランジスタ２３．２４は、これらバンドパスフィルタ
２１．２２の動作を切替制御するスイッチング素子であ
る。トランジスタ２３は、ＮＰＮタイプであり、正の電
圧を供給する電圧源端子Ｐ３にコレクタが接続され、ベ
ースには制御端子Ｐ４からの帯域幅切替信号ＳＷが印加
され、エミッタに現われる電圧をそれぞれ前記ビンダイ
オードＤＩ　、　Ｄ２のアノードに印加している。また
、トランジスタ２４は、ＰＮＰタイプであり、ベース・
エミッタ間が前記電圧源端子Ｐ３と制御端子Ｐ４との間
に接続され、コレクタに現われる電圧を前記ビンダイオ
ードＤ３　、Ｄ４のアノードに印加している。

このような構成によれば、バンドパスフィルタ２１と２
２の帯域幅を異ならせることによって、必要な周波数特
性を設定することができる。

しかし、このような構成では、各バンドパスフィルタ２
１．２２に、それぞれ高性能さが要求される。

即ち、バンドパスフィルタに求められる性能としては。

■通過帯域内の特性が優れていること。

■阻止帯域の減衰が十分骨られること。

の２点が重要である。このため、第５図のような構成を
採用する場合は、各バンドパスフィルタ２１゜２２は、
上記■、■の性能を十分満足するものでなければならな
い。特に■項目に付いては、その要求数値によって使用
する素子に違いがあり、高性能フィルタを２段持つこと
は、コスト的にも不経済である。

また、第５図のような回路は、バンドパスフィルタ２１
．２２に対応してそれぞれスイッチング用トランジスタ
２３．２４を用いており、複雑な構成になってしまう。

（発明が解決しようとする課題）以上説明したように、従来の帯域幅切替フィルタ回路は
、それぞれの周波数特性を持つフィルタを別々に設け、
これらのフィルタを受信時に切替えていた。このため、
各フィルタは、それぞれ十分な性能が要求され９通過帯
域内特性及び阻止特性の優れた設計を行わなければなら
なかった。

また、１つのフィルタに１つのスイッチング用トランジ
スタを接続して、切替制御しているため。

スイッチング回路が複雑化する欠点があった。

この発明は上記問題点を除去し、特性の緩やかなフィル
タを用いても周波数特性を損なうこと無く、かつスイッ
チング回路を簡略化した帯域切替フィルタ回路の提供を
目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）この発明は、入力端子と、この入力端子から入力した信
号に所定の周波数特性でフィルタリングを行う第１のフ
ィルタと、この第１のフィルタを通過した信号に該第１
のフィルタより狭帯域特性でフィルタリングを行う第２
のフィルタとを具備し、これれら第１．第２のフィルタ
からの出力のいずれを選択するかを切替えるスイッチン
グ回路を設けたことを特徴とする。

（作用）このような構成によれば、帯域を狭くする時は、信号が
第１のフィルタと第２のフィルタを通るように２つのフ
ィルタを動作させ、帯域を広くする時は、第１のフィル
タの出力をダイオードでバイパスして出力する。この場
合、第１のフィルタとして特性の優れたものを使用し、
第２のフィルタとして特性の緩やかなものを使用する。

そして、帯域を狭（する時は、第１のフィルタにて阻止
特性を稼ぐ。これにより、第２のフィルタでも十分な帯
域特性を実現する。

また、第２のフィルタを動作させるか否かを制御するト
ランジスタの出力電圧に基づいてダイオードをオンオフ
可能にしたので、スイッチング回路の構成が簡潔になる
。

（実施例）第１図はこの発明に係る帯域切替フィルタ回路の一実施
例を示す回路図である。

第１図において、入力端子３０には、ＩＦ周波数に変換
された信号が供給される。このＩＦ信号は。

弾性表面波素子を用いた第１のフィルタ３１を介してト
ランジスタ３３ａで構成した第１のアンプ３３に導かれ
る。第１のフィルタ３１は、　３　［ｄＢｌの帯域幅が
３２．［ＭＨｚｌのバンドパスフィルタを成し。

第１のアンプ３３は電圧源端子４６からの１２［Ｖ］雷
電圧よって動作する。

前記電圧源端子４６と接地点との間には、バイアス回路
を成す直列抵抗４２．４３が接続されている。

前記第１のアンプ３３の出力は、同じく弾性表面波素子
にて構成した第２のフィルタ３２を介してトランジスタ
３４で構成した第２のアンプ３４に供給される。第２の
フィルタ３２は、　３　［ｄＢ］帯域幅が２７［ＭＨｚ
ｌのバンドパスフィルタを成し、第２のアンプ３４は、
ＰＮＰタイプを用いたスイッチングトランジスタ３５の
コレクタ・エミッタ通路を介し。

抵抗３７を介して電圧源端子４６に接続されている。

スイッチングトランジスタ３５のベースには、抵抗４８
を介して制御端子３８からの帯域幅切替信号ＳＷが印加
される。

また、前記第１のアンプ３３の出力端子である抵抗４２
と４３の接続点４４と第２のアンプ３４の出力端子４５
との間には、ダイオード３６及びコンデンサ４０の直列
回路が接続されている。そして、この直列回路の接続点
は、コイル４７を介して前記スイッチングトランジスタ
３５のエミッタに接続されている。

尚、ダイオード３６は、カソードが前記直列抵抗４２゜
４３の接続点４４に接続され、アノードがコイル４７に
接続されている。

実施例は以上のように構成され１次に作用を説明する。

広い帯域に切　える場合バンドパル特性を３２［ＭＨ７］に広くする時は。

第１のアンプの３３の出力を出力端子４５に直接導く。

即ち、この場合は、切替信号ＳＷがオーブン状態になっ
ており、いずれのレベルの電圧も掛からない。これによ
り、スイッチングトランジスタ３５は。

オフ状態となり、電圧源端子４６からの電圧が第２のア
ンプ３４に供給されないため、第２のアンプ３４は信号
を増幅しない。一方、トランジスタ３５がオフであれば
、エミッタの電位は、電圧源端子４６の電圧と略等しく
なる。また、接続点４４の電圧は。

電圧源端子４６の電圧より低く、このため、ダイオード
３６の両端に所定の電位差が生じて、ダイオード３６は
オンする。これにより、第１のアンプ３３からの３２［
ＭＨｚｌの信号は、ダイオード３６及びコンデンサ４０
を介して出力端子４５に導出される。

狭い帯域に切替える場合次に、切替信号ＳＷが接地点レベルを呈すると。

トランジスタ３５は、オンする。トランジスタ３５がオ
ンすると、コレクタ・エミッタ通路を介して電流が流れ
、第２のアンプ３４に［１ｆｆｉ圧が印加される。これ
により、第１のアンプ３３からの信号は。

第２のフィルタ３２による帯域制限を受け、更に第２の
アンプ３４を通って出力端子４５に導出することになる
。

一方、ダイオード３６は、トランジスタ３５がオンする
と、抵抗３７の電圧降下で、トランジスタ３５がオフし
ている時よりアノード電位が下がる。このため、ダイオ
ード３６はオフして、第１のアンプ３３からの信号のバ
イパス作用はしなくなる。

このように、広い帯域にする場合は、第１のフィルタ３
１の特性を利用し、狭い帯域にする場合は。

信号を第１のフィルタ３１と第２のフィルタ３２に通す
ことにより、最終的には第２のフィルタ３２の特性によ
る出力を得るわけである。

また、スイッチングトランジスタ３５をオンオフ動作す
ることに応答して、バイパス用のダイオード３６をオン
オフすることができ、従来のように。

２つのスイッチングトランジスタを用いなくとも。

特性切替を行うことができる。

ここで、実施例では、第２のフィルタ３２として。

弾性表面波素子のように、第１のフィルタ３１と同様の
フィルタ特性の良質な素子を用いたが、第２図に示すよ
うに、第１のフィルタ３１の特性が、５１に示すように
阻止帯域特性が優れていれば、第２のフィルタ３２の特
性は、５２に示すように、５１より良質でないものでも
良い。従って、第１のフィルタ３１として高性能素子を
用いれば、第２のフィルタ３２は、要求される特性が厳
しくなく、設計が容易になる。

第３図は第２のフィルタ３２をＬＣフィルタによって構
成したものであり、第１図の実施例と同じ素子には同一
の符号を付す、Ｉ！］ち、第３図における入力端子は、
第１図の抵抗４２と４３の接続点４４に相当する。この
端子４４からの信号は、ビンダイオード４９を介して１
０回路による第２のフィルタ３２に入る。そして、第２
のフィルタ３２の出力は、ビンダイオード５０を介して
出力端子４５に導出される。

この場合、ビンダイオード４９．５０は、スイッチング
トランジスタ３５のコレクタ電圧によりオンオフ制御を
受ける。

このような実施例では、ビンダイオード４９．５０がオ
ンする時の電流が、スイッチングダイオード３６がオン
する時の電流より大きくなるようにすれば、第１図の実
施例と同様の動作で帯域幅を切替えることができる。

また、フィルタは更に数段直列に接続して、同様のスイ
ッチング回路を構成することにより、更に切替の数をふ
やすことができる。

［発明の効果］以上説明したようにこの発明によれば、帯域の広い１つ
のフィルタだけを良質な特性にすることによって、いず
れの帯域でも十分な特性を達成し。

定コストで特性を良質にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る帯域切替フィルタ回路の一実施
例を示す回路図、第２図はこの発明に用いたフィルタの
特性を比較して示す周波数特性図、第３図は他の実施例
を示す回路図、第４図は衛星放送受信システムを説明す
るブロック図、第５図は従来の帯域切替フィルタ回路を
示す回路図である。３１・・・第１のフィルタ、　３２−・・第２のフィル
タ、３３・・・第１のアンプ、３４・・・第２のアンプ
、３５・・・スイッチングトランジスタ、３６・・・ダ
イオード。代理人　　　弁理士　　則　近　憲　体間　　　　　　
　　　　宇　　　治　　　弘第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】入力端子と、この入力端子から入力した信号に所定の周
波数特性でフィルタリングを行う第１のフィルタと、この第１のフィルタを通過した信号に該第１のフィルタ
より狭帯域特性でフィルタリングを行う第２のフィルタ
と、これら第１、第２のフィルタからの出力のいずれを選択
するかを切替えるスイッチング回路とを具備したことを
特徴とする帯域切替フィルタ回路。