JPH02180880A - 新規モルホリン誘導体 - Google Patents

新規モルホリン誘導体

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JPH02180880A
JPH02180880A JP33310388A JP33310388A JPH02180880A JP H02180880 A JPH02180880 A JP H02180880A JP 33310388 A JP33310388 A JP 33310388A JP 33310388 A JP33310388 A JP 33310388A JP H02180880 A JPH02180880 A JP H02180880A
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JP
Japan
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morpholine
oxymethyl
compound
cerebral
formula
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Pending
Application number
JP33310388A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsui
博 松井
Naoharu Kamiya
尚治 神谷
Akihisa Yoshimi
彰久 吉見
Toshika Karaki
唐木 利香
Kenichi Nishimura
憲一 西村
Senji Kakeya
掛谷 宣治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoto Pharmaceutical Industries Ltd
Original Assignee
Kyoto Pharmaceutical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医薬として有用な新規モルホリン誘導体および
その酸付加塩に関する。
〔従来技術] 置換フェノキシメチルモルホリン誘導体は低酸素状態に
よる脳障害に対する防護作用や記憶力増強作用等を有す
ることが知られている。しかしながらこれらの誘導体の
創製および薬理学的研究はまだ十分とは言い難いのが実
情である。
〔発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は極めて優れた薬理活性、即ちKCN誘発
昏睡に対する抑制作用、抗低酸素作用、学習障害改善作
用、脳波賦活作用、記憶力増強作用等の脳機能改善作用
、過酸化脂質生成抑制作用、血小板凝集抑制作用等の擾
れた作用を有し、かつ低毒性の新規モルホリン誘導体お
よびその酸付加塩を堤供することである。
(問題点を解決する為の手段) 本発明の対象である新規モルホリン誘導体およびその酸
付加塩は一般式 %式% (式中、R1およびR1は同一または異なって水素、低
級アルキル、アルケニル、アラルキル、アルコキシカル
ボニルまたはアシルを意味する)で示され、インドリン
骨格がさらに置換基を有していてもよいモルホリン誘導
体〔以下、モルホリン誘導体(1)という〕およびその
酸付加塩である。
本明細書において、各基は各々以下の意味を有する。
低級アルキルは鎖状(直鎖状または分枝鎮状のいずれで
もよい)、環状のいずれでもよく、具体的にはメチル、
エチル、n−プロピル、1so−プロピル、n−ブチル
、1so−ブチル等の炭素数1〜4の鎖状アルキル、シ
クロプロピル、シクロプロピルメチル等の炭素数3〜4
の環状アルキルまたは環状アルキル置換−鎖状アルキル
が好ましい。
アルケニルとしてはアリル、ビニル、is。
プロペニル、ブテニル等の炭素数1〜4のものが挙げら
れる。
アラルキルとしては、具体的にはベンジル、p−メトキ
シベンジルが挙げられる。
アルコキシカルボニルのアルコキシとしてはメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、1so−プロポキシ、ブトキシ
、LerL−ブトキシ等の炭素数1〜4のアルコキシが
好ましい。
アシルとしては脂肪族アシル、芳香族アシルの何れでも
よい。アシルの好適な具体例としては、例えばホルミル
、アセチル、プロピオニル、ブチリル等の炭素数1〜4
の脂肪族アシル(特に、アルカノイル)、ベンゾイル、
フェニルアセチル、シンナモイル等の炭素数7〜IOの
芳香族アシルが例示される。
ハロゲンとしては塩素、臭素、フッ素が例示される。
アルコキシとしてはメトキシ、エトキシ、プロポキシ等
の炭素数1〜4の飽和アルコキシおよびアリルオキシ等
の炭素数2〜5の不飽和アルコキシが挙げられる。
本発明のモルホリン誘導体(+)およびその酸付加塩は
一般式(1)において、そのインドリン骨格がさらに置
換基を有していてもよい化合物をも包含するものである
が、当該置換基としては、例えばハロゲン、低級アルキ
ル、アミノ、ヒドロキシ、アルコキシ等が例示され、当
該置換基を存する場合にはインドリン骨格に対して1〜
3個、特に1個置換されていることが好ましい、なお、
以下の記載において、−服代(II)、(IV)、(■
)、(■)、(X)、(XI)等のようにその式中にイ
ンドリン骨格を有するものは、いずれもそのインドリン
骨格が上記の如き置換基を有していてもよい。
また、本発明のモルホリン誘導体(Nおよびその酸付加
塩は、−服代(1)中のモルホリン骨格の2位の不斉炭
素に関して光学異性体が存在するが、当該各光学活性体
も本発明に包含される。
本発明のモルホリン誘導体(1)およびその酸付加塩は
極めて強い薬理活性を有するものである。
特に、−服代(1)中、R1およびRtが同一または異
なって、水素、低級アルキルまたはアルコキシカルボニ
ルであり、インドリン骨格が無置換であるか、またはハ
ロゲン、ヒドロキシまたは低級アルコキシで置換された
モルホリン誘導体(1)およびその酸付加塩はより顕著
な活性を有するので、特に好ましい化合物である。
本発明モルホリン誘導体(r)およびその酸付加塩とし
ては、たとえば以下のような化合物が挙げられる。
・2−((4−インドリニル)オキシメチル1モルホリ
ン ・4−アセチル−2−((4−インドリニル)オキシメ
チル1モルホリン ・2−((1−エチルインドリン−4−イル)オキシメ
チル1モルホリン ・4−アセチル−2−((1−エチルインドリン−4−
イル)オキシメチル3モルホリン・2−((1−プロピ
ルインドリン−4−イル)オキシメチル3モルホリン ・2−((1−メチルインドリン−4−イル)オキシメ
チル3モルホリン ・4−メチル−2−((1−エチルインドリン−4−イ
ル)オキシメチル1モルホリン ・2−((1−アセチルインドリン−4−イル)オキシ
メチル3モルホリン ・2−((1−アリルインドリン−4−イル)オキシメ
チル3モルホリン ・2−((1−イソプロピルインドリン−4−イル)オ
キシメチル1モルホリン ・2−((1−ベンジルインドリン−4−イル)オキシ
メチル1モルホリン ・2−[(1−エトキシカルボニルインドリン−4−イ
ル)オキシメチル1モルホリン ・4−ベンジル−2−((1−エチルインドリン−4−
イル)オキシメチル3モルホリン・4−ベンジル−2−
((4−インドリニル)オキシメチル1モルホリン ・2−(’(1−エチル−5−メトキシインドリン−4
−イル)オキシメチル3モルホリン・2− ((+−エ
チル−5−フルオロインドリン−4−イル)オキシメチ
ル3モルホリン・2−((1−エチルインドリン−5−
イル)オキシメチル1モルホリン ・2−((1−エチルインドリン−7−イル)オキシメ
チル3モルホリン ・2−((1−エチル−5−メトキシ−7−イル)オキ
シメチル3モルホリン ・、2−((1−エチル−5−フルオロ−7−イル)オ
キシメチル3モルホリン ・2−((1−エチル−5−ヒドロキシ−4−イル)オ
キシメチル3モルホリン ・2−((1−エチル−5−メチル−4−イル)オキシ
メチル1モルホリン およびこれらの酸付加塩。
本発明のモルホリン誘導体(1)およびその酸付加塩は
、たとえば次の方法により製造される。
方法l 一般式 (式中、R1は前記と同意義) で表わされる化合物(II)と−触式 %式%([[) (式中、Zはアルコールと反応性の基を示し、R1は前
記と同意義) で表わされる化合物(1)とを、好ましくは塩基の存在
下に反応させる方法。
Zに関してアルコールと反応性の店とはハロゲン、アル
カンスルホニルオキシ、アレンスルホニルオキシであり
、具体的にはヒドロキシスルホニルオキシ、エタンスル
ホニルオキシ、メタンスルホニルオキシ、P−)ルエン
スルホニルオキシが挙げられる。
塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルア
ミン等が挙げられる。
当該反応は適当な溶媒の存在下に好適に進行する。溶媒
は本反応を阻害しないものであればよく、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパツール、インブタノール、エ
チレングリコール等のアルカノール類、エチルエーテル
、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルモノメチルエーテル等のエーテル類、水、ピリジン、
N、 Nジメチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセ
トアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル等が
挙げられる。
反応温度は通常−1O〜150°C程度、好ましくは0
−120°C程度である0反応時間は反応が完結するま
で、通常0.5〜15時間である。
原料化合物である化合物(II)は、例えば次のように
して製造できる。
−服代 (式中、R1は前記と同意義) で表わされる化合物(IV)と式 で表わされる化合物とを水酸化ナトリウム、水酸化カル
シウム、炭酸ナトリウム、ピリジン、トリエチルアミン
等の塩基の存在下で反応させる方法。
当該反応は適当な溶媒の存在下に好適に進行する。溶媒
は本反応を阻害しないものであればよく、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパツール、イソプロパツール、
N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、水等
が挙げられる0反応温度は通常−10−150’C程度
、好ましくはO〜100 ’C程度である。
方法2 化合物(TV)と−服代 〔式中、Xはハロゲン原子または−OS O,r?’(
式中、R1はアリール基または低級アルキルを意味する
)を意味し、R2は前記と同意義)〕で表わされる化合
物(V)とを水酸化ナトリウム、水酸化カルシウム、炭
酸ナトリウム、ピリジン、トリエチルアミン、水素化ナ
トリウム等の塩基の存在下で反応させる方法。
当該反応は適当な溶媒の存在下に好適に進行する。溶媒
は本反応を阻害しないものであればよく、例えばメタノ
ール、エタノール、プロパツール、イソプロパツール、
N、N−ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、水等
が挙げられる0反応温度は通常−10〜150°C程度
、好ましくはO〜100°C程度である。
原料化合物(V)は公知であるか、あるいは公知の方法
〔たとえばLofLu3. F、 5ynth、 Co
smun。
1980、10(1)、 59−73 (Eng、))
に準じて製造できる。
方法3 方法lまたは2に準じて一般式 (式中、R1は前記と同意義) で表わされる化合物(Vl)から製造した一般式(式中
、R1およびR意は前記と同意義)で表わされる化合物
(■)を適当な還元剤を用いて還元する方法。
好ましい還元剤としてはピリジン中、水素化ホウ素ナト
リウムと塩化アルミニウム、酢酸中水素化ホウ素ナトリ
ウム、酢酸中シアン化水素化ホウ素ナトリウム、トリフ
ルオロ酢酸中ジポラン、塩酸エタノール中ピリジンーボ
ラン等が例示され、またギ酸中パラジウムー炭素を用い
た水素添加等の還元方法が例示される。
方法4 方法l、2あるいは3に準じて、−服代/ (R’はホルミル、ベンジル、アセチル、tert−ブ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル等の一般的にア
ミンの保護基となりうる基を意味し、Zは前記と同意義
) で表わされる化合物(■)、−服代 (式中、XおよびR4は前記と同意義)で表わされる化
合物(■)、または−服代(式中、R1およびR4は前
記と同意義)で表わされる化合物(X)から製造された
一般式(式中、R1およびR4は前記と同意義)で表わ
される化合物(xi)を適当な条件下で脱保護し、次い
でN−アルキル化、N−アシル化等により製造する方法
脱保護は濃塩酸、塩酸エタノール、トリフルオロ酢酸、
ギ酸等の酸性条件下、またアルコール中あるいは水中で
水酸化ナトリウム、水酸化カリウ°ム等を用いたアルカ
リ条件下で実施できる。
N−アルキル化はアルキルハライド等を用い、アセトン
、アルコール類、テトラヒドロフラン、N、N−ジメチ
ルホルムアミド等の溶媒中で0〜110°Cの温度範囲
で実施できる。また、炭酸カリウム、ピリジン、トリエ
チルアミン等の塩基を用いることもできる。
N−アシル化はアシルハライド等を用い、ピリジン、ア
セトン、テトラヒドロフラン、N、N−ジメチルホルム
アミド等の溶媒中でO〜110”Cの温度範囲で実施で
きる。また炭酸カリウム、ピリジン、トリエチルアミン
等の塩基を用いることもできる。
モルホリン誘導体(1)の酸付加塩は自体公知の手段に
よって製造することができ、当該酸付加塩は自体公知の
手段によって遊離のモルホリン誘導体(1)とすること
ができる。
本発明のモルホリン誘導体(夏)の酸付加塩としては薬
理的に許容され、毒性の少ないものであれば特に制限は
なく、例えば無機酸塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩
、リン酸塩、硫酸塩)、を機酸塩(例えば、酢酸塩、コ
ハク酸塩、マレイン酸塩、フマール酸塩、リンゴ酸塩、
酒石酸塩、メタンスルホン酸塩)等が挙げられる。
か(して得られたモルホリン誘導体(1)およびその酸
付加塩は自体公知の分M着製手段、例えば濃縮、抽出、
クロマトグラフィ、再沈澱、再結晶等の手段を用いるこ
とによって任意の純度のものとして採取することができ
る。
〔作用・効果〕
本発明のモルホリン誘導体(1)およびその酸付加塩は
KCN誘発昏睡に対して抑制作用が強く、また脳内過酸
化脂質生成抑制作用及び血小板凝集抑制作用等を有する
。また低酸素状態による脳障害に対する防護作用を有す
る。
従って、本発明のモルホリン誘導体(1)およびその酸
付加塩は記憶力増強作用をはじめとする脳機能改善作用
、脳梗塞、脳出血または脳静脈血栓等による後遺症の改
善作用を有し、しかも低毒性である。よって本発明のモ
ルホリン誘導体([)およびその酸付加塩はヒト、ウマ
、イヌ、ネコ、マウス、ラット等の哺乳動物等に対する
脳機能障害等の治療薬、予防薬等として有用である。
本発明のモルホリン誘導体(1)およびその酸付加塩は
公知の方法で通常の配合剤と共に、例えば錠剤、糖衣剤
、カプセル剤、顆粒剤、散剤、坐剤または注射剤等の形
態に製剤化されて、経口的または非経口的に投与できる
。投与量は、疾患の種類、症状、体重、年令、性別等に
よって変わりうるちのであり、例えば脳梗塞後遺症、脳
出血後後−遺症、脳動脈硬化症に伴う意欲低下、情緒障
害、言語障害の治療に対しては成人1日あたり通常1〜
50011gである。
以下にモルホリン誘導体(1)およびその酸付加塩の有
効性を示す薬理試験の結果を示す。
〔実験例・実施例〕
実験例I  KCN誘発昏睡に対する作用1群10匹の
5i!!I令雄性マウスを使用した。被験化合物(実施
例番号で示す)を蒸留水に溶解し、10■/kgおよび
(30■/kgの投与量でマウスに経口投与した。被験
化合物投与後30分に非致死量のKCN (1,811
+g/kgまたは1.9■/kg)を尾静脈に静注し゛
、正向反射回復までの時間(昏睡時間、秒)を測定した
。なお、対照群として蒸留水のみを投与した群を設けた
測定結果を、それぞれ表1および表2に示した。
〔以下余白〕
実験例2 ラット脳過酸化脂質生成抑制作用(試験方法
) 体重的300gのjcl−5D系ラツト雄性ラツトにベ
ントパルビタールナトリウム100■/ kg + 0
腔内投与し、麻酔上放血致死させ、大脳を摘出した。こ
れを氷冷した生理食塩水で洗い、かるく水分をぬぐって
秤量し、重量の5倍量の50mMリン酸−生理食塩水緩
衝液(pH7,4)を加え、水冷下に超分散機にてホモ
ジネートし、4°Cにて1300.10分間遠心した。
この上清を先の緩衝液で5倍希釈し、これを測定用のホ
モジネート液とした。
被験化合物を1/100容量加えたホモジネート液を3
7°Cで30分間インキュベートし、生成する過酸化脂
質量をMDA (マロンジアルデヒド)産生量として測
定した。なお、MDAの定量は、Ss+ith らの変
法により行い、TBA (チオバルビッール酸)反応生
成物の532nmにおける吸光度を測定した。
測定結果は表3に示した通りである。
〔余白〕
表3 被検化合物 10−” 10−’M 実施例1 の化合物 9.77  9.32  7.70 (100)  (95,4)  (78,8)0.38 (3,9) 実施例8 の化合物 9.78  9.30  8.83 (100)  (95,1)  (90,3)5.13 (52,5) 実施例11 の化合物 9.98  9.68  9.78  9.47(10
0)  (97,0)  (98,0)   (94,
9)実施例16 の化合物 9.58  9.45  5.70  0゜03(10
0)  (98,6)  (59,5)   (0,3
)実施例1 2−((1−エチルインドリン−4−イル)オキシメチ
ル1モルホリン・マレイン酸塩の合成水4.5−および
水酸化ナトリウム3.6gを溶解した後、硫酸水素2−
アミノエチル12.7 gを加え25℃で1時間攪拌す
る。この溶液に1−((1−ニチルインドリンー4−イ
ル)オキシ〕−2゜3−エポキシプロパン9.14 g
をエタノール40−に溶かした溶液を加え25°Cで2
日間攪拌する。
この反応液に水酸化ナトリウム6.3gを水4dに溶解
した液を加え1.5時間還流する。冷後、酢酸エチルと
水を加え、有機層を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥する
。減圧下に溶媒を留去し、残香をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー〔展開溶媒:クロロホルム−メタノール
(51))で精製すると油状物の2−((1−エチルイ
ンドリン−4−イル)オキシメチル1モルホリン1.9
gが得られる。この油状物を99,5%エタノール26
dに溶解しマレイン酸0.83 gを加え熱時溶解する
析出した結晶を99.5%エタノールより再結晶すると
融点142℃の標題化合物が得られる。得られた化合物
の物性は以下のとおりである。
I R(Nujol、 cm −’) 2800〜23
50.1660〜1620’ HN M R(DMSO
−Di、δ値)1.08 (3L  t、  J−7H
2,−CII通h)実施例2 4  (tert−ブトキシカルボニル)−2−((1
−エチルインドリン−4−イル)オキシメチル1モルホ
リンの合成 ■−エチルー4−ヒドロキシインドリン10gをジメチ
ルホルムアミド100jdに溶解し、25°CにてK 
OH3,8gを加え1時間攪拌する0次いで(4−(L
ert−ブトキシカルボニル)モルホリン−2−イルコ
メチル p−トルエンスルホネート25gを加え75℃
で1時間攪拌する。酢酸エチルと水を加えて抽出し、酢
酸エチル層を硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を減圧下
、留去した後残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー法〔展開溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1
))で 精製すると油状物14.9 gが得られる。得
られた化合物の物性は以下のとおりである。
J R(Neat、 c−弓) 1700.1610’
 HN M R(CDCIs、δ値)1、15 (38
,t、 J=7Hz、 Cl1gすし)1.48 (9
8,s、 −C(CI、)+)3、10 (2H,q、
J=711z、 >N−臘CIh)2、(io〜4.3
0 (13H,m、  インドリン、モルホリン、2−
((1−プロピルインドリン−4−イル)オキシメチル
)モルホリン・マレイン酸塩の合成4  (tert−
ブトキシカルボニル)−2−((110ピルインドリン
−4−イル)オキシメチル〕モルホリン1.9gを99
.5%エタノールに溶解し、5°Cにてl0N−HC/
!エタノール溶液15jdを加える。25℃で1時間攪
拌後エタノールを留去しクロロホルムおよび2N−Na
OH100mを加え、有機層を水洗する。硫酸ナトリウ
ムで乾燥後クロロホルムを留去し、得られた油状物を9
9.5%エタノールに溶解し、マレイン酸580■を加
える。析出した結晶を99.5%エタノールに溶解し、
マレイン酸580■を加える。析出した結晶を99.5
%エタノールで再結すると、融点136°Cの標題化合
物1.31gが得られる。得られた化合物の物性は以下
のとおりである。
I R(Nujol、 am −’) 2750〜24
00.1680〜16201 H−N M R(DMS
O−D&、  6 (a)0.92 (311,t、 
J=6Hz、 −CIlxCHg山)8CC(h− 7,0〜12.0  (3H,br、  >NH,−C
OtH)実施例4 4−(tert−ブトキシカルボニル) −2−((4
−インドリニル)オキシメチル)モルホリンの合成 4−(tert−ブトキシカルボニル)−2−((1−
アセチルインドリン−4−イル)オキシメチル1モルホ
リン1.51 gを99.5%エタノール28dに溶解
し、水7I11に溶解したKOH4,4gを加え5時間
還流する。6後酢酸エチルと水を加え、分離した有機層
を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥する。減圧下に溶媒を
留去し、残金をシリカゲルカラムクロマトグラフィー〔
展開溶媒:n−ヘキサン−酢酸エチル(11))で精製
すると油状物の標題化合物1.31gが得られる。得ら
れた化合物の物性は以下のとおりである。
[R(CHCIs、 ca+ −’> 3400.16
90.1610’ HN M R(CDCIs、δ値)
1.48  (9H,s、−C(CHz)s)2.60
〜4.20 (1311,m、  インドリン、モルホ
リン。
I R(Neat、  cra −’)  1700.
 1610’ HN M R(CDCIs、  δイぼ
I)1.48  (9H,s、  −C(CIl+)p
)2.60〜4.30 (15H,s、  インドリン
、モルホリン。
4−(tert−ブトキシカルボニル)−2−((1−
アリルインドリン−4−イル)オキシメチル1モルホリ
ンの合成 4− (tert−ブトキシカルボニル)−2−[(4
−インドリニル)オキシメチル1モルホリン815■を
メタノール5dに溶解し、炭酸カリウム687■および
アリルブロマイド4421gを加え25℃で5時間撹拌
する。反応液にCI(Cl sおよび水を加え、分離し
た有機層を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥する。減圧下
に溶媒を留去し、残金をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー〔展開溶媒:n−ヘキサン:酢酸エチル(3:1
))で精製すると油状物450■が得られる。得られた
化合物の物性は以下のとおりである。
2−((4−インドリニル)オキシメチル1モルホリン
・2塩酸塩の合成 4−(tert−ブトキシカルボニル) −2−((4
−インドリニル)オキシメチル1モルホリン1.35g
を99.5%エタノール8−に溶解し、5°Cにて1O
N−HC/!・エタノール溶液12dを加え25”C1
時間攪拌する。析出した結晶を99.5%エタノールで
再結晶すると、融点237°Cの標題化合物750■が
得られる。得られた化合物の物性は以下のとおりである
I R(Nujol、 cyI−’) 2800〜20
00.1590’ H−N M R(DMSO−D、、
δ値)2.60〜4.50 (13L s、 モルホリ
ン、インドリン。
−0q1べ對) 6.80〜7.50 (3H,鋼、 フェニル)9.8
0 (4H,br、 >NH,HCI)実施例7 4−メチル−2〔(1−エチルインドリン−4−イル)
オキシメチル3モルホリン・マレイン酸塩の合成 2((1−エチルインドリン−4−イル)オキシメチル
3モルホリン680mgをアセトン13mに溶解し、炭
酸カリウム537gおよびヨウ化メチル480■を加え
、25°Cで3時間撹拌する。
沈澱物を濾別し濾液を濃縮、得られた油状物450■を
99.5%エタノール5dに溶解し、マレイン酸180
11gを加える。加熱して溶解した後、イソプロピルエ
ーテル5dを加え放置、析出した結晶をエタノール−イ
ソプロピルエーテルで再結すると融点106°Cの標題
化合物43011gが得られる。
得られた化合物の物性は以下のとおりである。
I R(Nujol、  c+s −’)  3450
. 2500〜2000. 1690H−NMR(口M
SO−Di、  δイル)1.08 (3H,L、  
J=7Hz、  −CHtQh)4−アセチル−2−(
(1−エチルインドリン−4−イル)オキシメチル)モ
ルホリン・塩酸塩の合成 2−((1−エチルインドリン−4−イル)オキシメチ
ル3モルホリン760mgをピリジン1〇−に溶解し、
無水酢酸1.0−を加え25°Cにて1時間攪拌する。
溶媒を減圧下、留去後、酢酸エチルを加え、飽和重曹水
および飽和食塩水で洗浄する。
硫酸ナトリウムで乾燥後溶媒を留去し、得られた残香を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー〔展開溶媒:酢酸
エチル〕で精製すると油状物660■が得られる。この
油状物をエタノール2Idに溶かしl0N−H(lエタ
ノール溶液0.12を加えた後、ジエチルエーテル2m
を加え放置する。析出した結晶をエタノール−エーテル
より再結晶すると融点168℃の標題化合物が得られる
。得られた化合物の物性は以下のとおりである。
l R(Nujol、 cm −’) 2600〜19
00.1650’ HN M R(DMSO−D&、δ
値)1.21 (3H,t、 J=7Hz、 −CH2
山)2.02 (3)I、 s、 −COCH3)3.
35 (2H1q、J・7Hz、 >N−,1jjlc
Ih)2.70〜4.60 (13H,m、  インド
リン、モルホリン。
OCH!−) 6.65〜7.45 (3L ex、  フェニル)8
.70 (III  br、 HCI)実施例9 2−((1−エチルインドリン−4−イル)オキシメチ
ル3モルホリンの合成 4−(tert−ブトキシカルボニル)−2−((1−
エチルインドール−4−イル)オキシメチル3モルホリ
ン500■をピリジン12dに溶かし、水素化ホウ素ナ
トリウム300■を加え一5°Cにて塩化アルミラム6
40■を加える。5°Cで3時間、25°Cで12時間
撹拌した後、反応液に氷水100Idを性別しベンゼン
で抽出する。飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウムで乾
燥、溶媒を留去し、残香に6N−塩酸15dを加え25
°Cで12時間、50°Cで0.5時間撹拌する0反応
液に2N水酸化ナトリウムを加えてアルカリ性にし、ク
ロロホルムで抽出、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。fJ媒を留去し、得られた油状物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー〔展開溶媒:クロロホ
ルム−メタノール(5:1))で精製すると油状物の標
題化合物350mgが得られる。得られた化合物の物性
は以下のとおりである。
I R(Neat、 cm −’) 3320.161
5’ HN M R(CDCh、δ値) 1.16 (3H,t、 J−7Hz、  −CH*山
)上記実施例1〜9と同様にして以下の化合物を製造す
る。
・2−((1−エチル−5−メトキシインドリン−4−
イル)オキシメチル1モルホリン・2−((1−エチル
−5−フルオロインドリン−4−イル)オキシメチル3
モルホリン・2−((1−エチルインドリン−5−イル
)オキシメチル3モルホリン ・2−((1−エチルインドリン−7−イル)オキシメ
チル3モルホリン ・2−((1−エチル−5−メトキシ−7−イル)オキ
シメチル3モルホリン ・2−((1−エチル−5−フルオロ−7−イル)オキ
シメチル1モルホリン ・・2−((1−エチル−5−ヒドロキシ−4−イル)
オキシメチル3モルホリン ・2−[(1−エチル−5−メチル−4−イル)オキシ
メチル1モルホリン ・4−エトキシカルボニル−2−((5−インドリニル
)オキシメチル3モルホリン ・4−メチル−2−((5−インドリニル)オキシメチ
ル3モルホリン 当該化合物の物性および構造は下記の表4〜6に示した
通りである。
〔以下余白〕
製剤例1 実施例1の化合物        20II1g乳糖 
              70■デンプン    
         25■タルク          
     4I1gステアリン酸マグネシウム    
 111Ig以上の成分を混合し、顆粒化した後、常法
により打錠して1錠120mgの錠剤を特徴する特許出
願人 京都薬品工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1およびR^2は同一または異なって水素
    、低級アルキル、アルケニル、アラルキル、アルコキシ
    カルボニルまたはアシルを意味する)で示され、インド
    リン骨格がさらに置換基を有していてもよいモルホリン
    誘導体またはその酸付加塩。
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