JPH02180805A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JPH02180805A
JPH02180805A JP33535388A JP33535388A JPH02180805A JP H02180805 A JPH02180805 A JP H02180805A JP 33535388 A JP33535388 A JP 33535388A JP 33535388 A JP33535388 A JP 33535388A JP H02180805 A JPH02180805 A JP H02180805A
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威 柳田
Kuniko Iwamura
岩村 邦子
Haku Matsuda
松田 伯
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 請 項1および2記載の発明 本発明は透明性および使用性に優れた固型ないし半固型
状の皮膚外用剤に関するものである。さらに詳しくはメ
チルフェニルポリシロキサンとN−ラウロイル−し−グ
ルタミン酸ジブチルアミドを配合することにより得られ
る透明性および使用性に優れた固型ないしは半固型状の
皮膚外用剤、および12−ヒドロキシステアリン酸を加
えることにより使用性を損ねることなく硬度を上昇させ
、驚くべきことに、12−ヒドロキシステアリン酸の添
加によりさらに透明性さえも上昇する皮膚外用剤に関す
るものである。
請求項3および4記載の 本発明は、透明性、使用性、および紫外線防止効果に優
れた固型ないしは半固型状の皮膚外用剤に関するもので
ある。さらに詳しくはメチルフェニルポリシロキサンと
N−ラウロイル−し−グルタミン酸ジブチルアミドおよ
び紫外線吸収剤を配合することにより得られる透明性、
使用性、紫外線防止効果に優れた皮膚外用剤、および1
2−ヒドロキシステアリン酸を加えることにより使用性
、紫外線防止効果を損ねることなく硬度を上昇させ、驚
くべきことに、12−ヒドロキシステアリン酸の添加に
よりさらに透明性さえも上昇する皮膚外用剤に関するも
のである。
[従来の技術] 請求項1および2記載の発明 従来、透明性のある皮膚外用剤としては液状のものが主
流であったが、これらのものは使用が簡便である反面、
使用時のたれ落ち等の欠点があった。たれ落ち等の問題
のない剤型としては固型ないし半固型状の皮膚外用剤が
有利であり、それらの剤型のものは携帯にも便利であり
、市場で好まれる傾向にあるが、固型ないし半固型状の
剤型とするためにはワックス等の固化剤を配合したり、
乳化せしめて固化する等の手法があるが、いずれの場合
も透明性を維持したまま固化することは不可能であった
前述の透明性悪化に加え、ワックスなどの固化剤を配合
した場合にはそのワックスのために使用時ののびが重く
なり、使用性的に好ましくないものとなる。
乳化などの手法により固化させる場合でも若干量の高級
アルコールなどが必須であり、それらの成分のためにの
びが重くなってしまうなどの使用性悪化の問題もあった
請求項3および4記載の発明 従来、紫外線防止効果を目的とする皮膚外用剤は、1)
粉末による遮蔽作用を利用して紫外線防止能を訴求する
もの、2)紫外線吸収剤配合により紫外線防止能を訴求
するもの、および1)、2)を併用するものに分類され
ていた。しかしながら1)の場合および1)、2)併用
の場合、液状、固型状、半固型状の剤型にかかわらず、
当然粉末による光散乱のために透明性のないものとなり
、2)の場合には透明性のあるものは液状のもののみに
限られ、固型ないし半固型状の場合には固化せしめるた
めの成分、すなわち固化剤としてのワックスや乳化成分
の影響を受け、透明性のないものとなっていた。
前述の透明性悪化に加え、ワックスなどの固化剤を配合
した場合にはそのワックスのために使用時ののびが重く
なり、使用性的に好ましくないものとなる。
乳化などの手法により固化させる場合でも若干量の高級
アルコールなどが必須であり、それらの成分のためにの
びが重くなってしまうなどの使用性悪化の問題もあった
[発明が解決しようとする課題] 請求 1および2記載の発明 従来の技術において透明性を維持しつつ、たれ落ちせず
、のびの重さなどの使用性に問題のない固型ないし半固
型状の皮膚外用剤を得ることは困難であり、紫外線防止
効果を付与することも困難であった。
本発明者はかかる事情に鑑み鋭意研究の結果、メチルフ
ェニルポリシロキサンとN−ラウロ−イル−L−グルタ
ミン酸ジブチルアミドを配合すれば優れた透明性を持ち
、ある程度の硬度を持つ固型ないしは半固型状でありな
がら使用時ののびが軽く使用性に(量れた固型ないし半
固型状の皮膚外用剤が得られることを見出し、加えて上
記二成分とともに12−ヒドロキシステアリン酸を配合
すれば使用性を損ねることなく硬度を上昇させ、さらに
は透明性さえもが向上した固型ないし半固型状の皮膚外
用剤が得られることを見出し本発明を完成するに至った
請求項3および4記載の発明 従来の技術において透明性を維持しつつ、たれ落ちせず
、のびの重さなどの使用性に問題のない固型ないし半固
型状の皮膚外用剤を得ることは困難であり、紫外線防止
効果を付与することも困難であった。
本発明者はかかる事情に鑑み鋭意研究の結果、メチルフ
ェニルポリシロキサンとN−ラウロイル−し−グルタミ
ン酸ジブチルアミドを配合すれば優れた透明性を持ち、
ある程度の硬度を持つ固型ないしは半固型状でありなが
ら使用時ののびが軽く使用性に優れた固型ないし半固型
状の皮膚外用剤が得られることを見出した。さらに警く
べきことに、メチルフェニルポリシロキサンが紫外線吸
収剤の良溶媒であることに着目し、メチルフェニルポリ
シロキサンとN−ラウロイル−し−グルタミン酸ジブチ
ルアミドと紫外線吸収剤を配合すれば、優れた使用性を
維持しつつ一層透明性を向上させ紫外線防止効果さえも
兼ね備えた固型ないし半固型状の皮膚外用剤が得られる
ことを見出し、加えて上記二成分とともに12−ヒドロ
キシステアリン酸を配合すれば使用性、紫外線防止効果
を損ねることなく硬度を上昇させ、さらには透明性さえ
もが向上した固型ないし半固型状の皮膚外用剤が得られ
ることを見出し本発明を完成するに至った。
[課題を解決するための手段コ 請求項1および2記載の 明 すなわち本発明はメチルフェニルポリシロキサンとN−
ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチルアミドを配合す
ることにより得られる透明性および使用性に優れた固型
ないし半固型状の皮膚外用剤、および12−ヒドロキシ
ステアリン酸を加えることにより使用性を損ねることな
く硬度を上昇させ、さらに透明性さえもが向上した固型
ないし半固型状の皮膚外用剤に関するものである。
以下本発明の構成について詳述する。
本発明において用いられるメチルフェニルポリシロキサ
ンは通常メチルフェニルシリコン油として市販されてい
るものが利用できる。
たとえば東芝シリコーン■よりTSF−433,TSF
−437、トーレ・シリコーン■より5H−550,5
H−556、信越化学工業■よりシリコーンKF−50
、にF−54、にF−56、にF−57、等の商品名で
上布されているものが例示され、これらのものの一種ま
たは二種以上を本発明に係る皮膚外用剤に配合する。
N−ラウロイル−し−グルタミン酸ジブチルアミドとし
ては味の素■よりGP−1の商品名で市販されているも
のが例示される。
また12−ヒドロキシステアリン酸としてはヒマシ油由
来のリシルシン酸を水素添加処理したものが入手しやす
く、通常皮膚外用剤用基剤として市販されているものが
利用できる。
本発明にかかる効果を発揮するために皮膚外用剤に配合
されるメチルフェニルポリシロキサンの量は主基剤とな
るために特に制限はないが、当然ながらその量が著しく
少ない場合は他の構成成分すなわちN−ラウロイル−し
−グルタミン酸ジブチルアミドおよび12−ヒドロキシ
ステアリン酸などを充分に溶解できなくなり好ましくな
い。
N−ラウロイル−し−グルタミン酸ジブチルアミドの量
としては求める皮膚外用剤の透明性、使用性、および硬
さに応じて適宜選択されるが、好ましくは0.1〜lO
%である。0.1%未満の水準では本発明にかかる効果
を発揮しにくく、また10%を超えると自身の溶解度を
上回り溶解困難になり好ましくない。
12−ヒドロキシステアリン酸の量としては求める皮膚
外用剤の透明性、使用性、および硬さに応じて適宜選択
されるが、好ましくは0.1〜20%である。0.1%
未満の水準では本発明にかかる効果を発揮しにくく、ま
た、20%を超えると自身の溶解度を上回り溶解困難に
なり好ましくない。
本発明に係る皮膚外用剤の応用例としては、透明クリー
ム、クレンジングゲル、口紅、リップクリーム、アイリ
ンクルスティック、固型サンオイル、サンスクリーンス
ティックなど通常の皮膚外用剤があげられる。
また本発明に係る皮膚外用剤には通常皮膚外用剤を修飾
する目的で配合される物質、すなわち他の油分、酸化防
止剤、香料、色素などや、他の効果成分、すなわち清涼
剤、抗炎症剤、皮膚賦活剤、血行促進剤、エモリエント
剤、殺菌剤、美白剤などが併用できることは言うまでも
ない。
請求項3および4記載の発明 未発明はメチルフェニルポリシロキサンとN−ラウロイ
ル−し−グルタミン酸ジブチルアミドと紫外線吸収剤を
配合した、透明性、使用性、および紫外線防止効果に優
れた固型ないし半固型状の皮膚外用剤、および12−ヒ
ドロキシステアリン酸を加えることにより使用性、紫外
線防止効果を損ねることなく硬度を上昇させ、さらに透
明性さえもが向上した固型ないし半固型状の皮膚外用剤
に関するものである。
以下本発明の構成について詳述する。
本発明において用いられるメチルフェニルポリシロキサ
ンは通常メチルフェニルシリコン油として市販されてい
るものが利用できる。
たとえば東芝シリコーン■よりTSF−433,TSF
−437、トーレ・シリコーン■より5H−550,5
H−556、信越化学工業■よりシリコーンにF−50
,にF−54、KF−5+i、にF−57、等の商品名
で上市されているものが例示され、これらのものの一種
または二種以上を本発明に係る皮膚外用剤に配合する。
N−ラウロイル−し−グルタミン酸ジブチルアミドとし
ては味の素■よりGP−1の商品名で上市されているも
のが例示される。
紫外線吸収剤としてはバラアミノ安息香酸、N、N’ 
−ジメチルアミノ安息香酸オクチルエステル、などの安
息香酸系紫外線吸収剤、フェニルサリシレート、ベンジ
ルサリシレートなどのサリチル酸系紫外線吸収剤、オク
チルシンナメート、2−エチルへキシル−P−メトキシ
シンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイ
ルージバラメトキシシンナメートなどのケイ皮酸系紫外
線吸収剤、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン、4−フェニルベンゾフェノンなどのベンゾフェノン
系紫外線吸収剤、4−メトキシ−4°−t−ブチルジベ
ンゾイルメタンなどのジベンゾイルメタン系紫外線吸収
剤などが有名であり基剤であるメチルフェニルポリシロ
キサンに熔解する性質のものであれば利用できる。これ
らの紫外線吸収剤の一種または二種以上を本発明に係る
皮膚外用剤に配合する。
また12−ヒドロキシステアリン酸としてはとマシ油由
来のリシルシン酸を水素添加処理したものが入手しやす
く、通常皮膚外用剤用基剤として市販されているものが
利用できる。
本発明にかかる効果を発揮するために皮膚外用剤に配合
されるメチルフェニルポリシロキサンの量は主基剤とな
るために特に制限はないが、当然ながらその量が著しく
少ない場合は他の構成成分すなわちN−ラウロイル−し
−グルタミン酸ジブチルアミドおよび12−ヒドロキシ
ステアリン酸、紫外線吸収剤などを充分に溶解できなく
なり好ましくない。
N−ラウロイル−し−グルタミン酸ジブチルアミドの量
としては求める皮膚外用剤の透明性、使用性、および硬
さに応じて適宜選択されるが、好ましくは0.1〜10
%である。0.1%未満の水準では本発明にかかる効果
を発揮しにくく、また10%を超えると自身の溶解度を
上回り溶解困難になり好ましくない。
本発明に従って皮膚外用剤に配合される紫外線吸収剤の
量としては期待する紫外線防止効果に応じて適宜選択さ
れる。好ましくは0.1〜20%であり、0.1%未満
の水準では紫外線防止効果を発揮しにくく、20%を超
える場合には溶解困難になり好ましくない。ただし、液
状を呈する紫外線吸収剤のように溶解の問題がないもの
の場合の上限はこの限りではない。
12−ヒドロキシステアリン酸の量としては求める皮膚
外用剤の透明性、使用性、および硬さに応じて適宜選択
されるが、好ましくは0.1〜20%である。Q、1%
未満の水準では本発明にかかる効果を発揮しにくく、ま
た、20%を超えると自身の溶解度を上回り溶解困難に
なり好ましくない。
本発明に係る皮膚外用剤の応用例としては、透明クリー
ム、クレンジングゲル、口紅、リップクリーム、アイリ
ンクルスティック、固型サンオイル、サンスクリーンス
ティックなど通常の皮膚外用剤があげられる。
また本発明に係る皮膚外用剤には通常皮膚外用剤を修飾
する目的で配合される物質、すなわち他の油分、酸化防
止剤、香料、色素などや、他の効果成分、すなわち清涼
剤、抗炎症剤、皮膚賦活剤、血行促進剤、エモリエント
剤、殺菌剤、美白剤などが併用できることは言うまでも
ない。
[実施例] 次に実施例および比較例により本発明とその効果につい
て詳述するが、本発明はこれにより限定されるものでは
ない。
(実施例1) 本実施例は、請求項1に記載の発明に係る実施例である
表1に示す組成および組成割合でメチルフェニルポリシ
ロキサンとN−ラウロイル−し−グルタミン酸とを加熱
溶解して均一に混合した後、容器に流し込み試料を作製
した。
このように作製した試料につき透明性および硬度を評価
した。
なお、透明性および硬度は次の方法により評価した。
く透明性判定〉 試料を加熱溶解したのち直径5cmの透明ガラス容器に
深さ3cmになる量だけ流し込み、室温まで冷却後肉眼
比較判定により、透明性を評価した。
評価基準は、 ◎:透透明性力て良好 O1透明性良好 Δ::明性普通 x:i3!明性悪い 〈硬度測定法〉 カートステンションメーター(?主)により以1の条件
によりrfflJ定を行った。
荷m:200g、800g 感圧ith:8mmφ、3mmφ 測定i品度:25℃ (注)最新化粧品化学、薬事日報社、第461頁以上の
結果を表1に示す。
表1 表1の実施例1で表わされるように、メチルフェニルポ
リシロキサンとN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブ
チルアミドの組合わせにおいてのみ透明性のある固型の
皮膚外用剤が得られた。
これは本発明の請求項1に係る効果である。
比較例1〜4は、固化するものの、いずれも透明性がな
かった。
(実施例2〜4) 実施例2〜4は本発明の請求項1にしたがってN−ラウ
ロイル−し−グルタミン酸ジブチルアミドを1ないし1
0%配合した場合の例であり、これに対して比較例5お
よび6は固化剤として固型パラフィンあるいはマイクロ
クリスタリンワックスをもちいて固化させた例である。
実施例1と同様に試料を作製し、実施例1と同様に透明
性および硬度を評価した。なお、表2に示す比較例5〜
6についても同様の評価を行った。
また、本例では以下の方法により使用性(のびの重さ)
を評価した。
く使用性評価〉 専門美容技術者10名が試料を使用し、のびの重さにつ
いて各試料を5点法で採点し、のびの軽いものほど点数
を大きくし、その平均値により評価する。
平均値4.0以上       判定◎平均値4.0未
満3.0以上  判定○平均値30未満2.0以上  
判定△ 平均値2.0未満       判定×以上の結果を表
2に示す。
表2 表1に示すように、透明性の比較においては実施例2〜
4が透明性に優れているのに対して、比較例5および6
は透明性がなかフた。
使用性的には比較例5および6が固化剤のワックスのた
めにのびの重いものとなっているが、実施例はいずれも
のびが軽く使用性に優れていた。
特に、実施例4と、比較例5および6とを比較した場合
、実施例4は、硬度的には比較例5および6よりもあき
らかに固いにもかかわれず、比較例5および6よりもの
びの重さは軽かった。これは本発明の請求項1にしたが
ってN−ラウロイル−し−グルタミン酸ジブチルアミド
を配合した効果である。
(実施例5.6) 実施例5〜6は請求項2に従ってN−ラウロイル−し−
グルタミン酸ジブチルアミドと12−ヒドロキシステア
リン酸を併用した例であり、比較例7はN−ラウロイル
−し−グルタミン酸ジブチルアミドのみを配合した場合
(なお、この例は、請求項1に係る発明の実施例である
がここでは請求項2に係る発明に対する比較例として示
す)、比較例8は12−ヒドロキシステアリン酸のみを
配合した場合、比較例9はワックスにより固化せしめた
場合の例である。
表3に示す組成および組成割合で実施例1と同様に試料
を作製し、実施例2〜4と同様に硬度(ただし、本例で
は荷重を800g、感圧軸3mmφとした)、透明性お
よび使用性を評価した。
その結果を表3に示す。
表3 表3に示すように、実施例5.6は比較例7゜8よりも
透明性に優れ、硬度の値も上昇したやや固めの固型皮膚
外用剤が得られた。硬度が高いにもかかわらず使用性す
なわちのびの重さについては実施例5.6の方が比較例
8よりも優れていた。
比較例9は実施例5.6と同水準の硬度を持つように固
型パラフィンで固化させているが、透明性がなく、使用
性に関してものびが重く好ましくない。
実施例5.6の優れた使用性、透明性は、本発明の請求
項2に従ってN−ラウロイル−L−グルタミン酸ジブチ
ルアミドと12−ヒドロキシステアリン酸を併用した効
果である。
(実施例7〜10) 実施例7は本発明の請求項3に従ってN−ラウロイル−
L−グルタミン酸ジブチルアミドと紫外線吸収剤を併用
した例である。
実施例8〜10は請求項4に従ってN−ラウロイル−し
−グルタミン酸ジブチルアミド、12−ヒドロキシステ
アリン酸、および紫外線吸収剤を配合した゛場合の例で
ある。
実施例5,6と同様に、試料の作製および硬度、透明性
および使用性の評価を行なった。
また、本例では、次の方法により紫外線吸収効果を測定
した。
く紫外線吸収効果測定方法〉 実施例の試料0.3gをヒト背部の5X5cmに塗布す
る。そののち塗布部位にあらかじめ測定した最小紅斑発
現量の1.5倍の紫外線を人工光源により照射し、24
時間後に紅斑に関して肉眼判定する。
評価は紅斑が発現したものは×とし、紅斑発現をほぼ抑
制したものは○、紅斑を全く肥めないものを◎とした。
以上の結果を表4に示す。
表4 実施例7は、比較例10(なお□、比較例10は、請求
項1に係る発明の実施例であるがここでは請求項3およ
び4に係る発明に対する比較例として示す)よりも透明
性が向上し、優れた使用性を維持しつつ紫外線吸収効果
も兼ね備えるものである。これは本発明の請求項3に係
る効果であり画期的なことである。
比較例11は12−ヒドロキシステアリン酸のみを配合
した場合の例であり、実施例8よりも硬度が低いにもか
かわらず使用性は劣り、また透明性もない。
実施例9〜10はN−ラウロイル−し−グルタミン酸ジ
ブチルアミドと12−ヒドロキシステアリン酸および紫
外線吸収剤の配合量が比較約5いために透明性は実施例
7あるいは実施例8よりも少なく、のびの重さも実施例
7.8程ではないものの紫外線吸収効果は上昇した例で
ある。
比較例12は固型パラフィンにより固化せしめたため透
明性が悪く、硬度的には実施例8〜10よりも低いにも
かかわらずのびが重く、使用性も好ましくないものであ
フた。
実施例7〜10の優れた使用性、透明性、紫外線防止効
果は、本発明の請求項3および4に従ってN−ラウロイ
ル−し−グルタミン酸ジブチルアミド、12−とドロキ
システアリン酸、紫外線吸収剤を配合した効果である。
(実施例11) 請求項1該当 本例は、請求項1に記載の発明に係る実施例であり、ク
レンジングゲルの場合を示している。
以下の各成分を加熱溶解して均一に混合した後、容器に
流し込み冷却し、クレンジングゲルクレンジングゲルを
作製した。
(組成) メチルフェニルポリシロキサン 絹製オリーブ油          10.0胃を零流
動パラフィン           5,Owt%N−
ラウロイル−し− グルタミン酸ジブチルアミド   1.0胃tXビタミ
ンE              0.2wt%;実施
例11は半固型状のクレンジングゲル(を先浄料)であ
り、透明性に1量れ、使用時ののびが軽いために皮膚に
負担を与えにくい優れた皮膚外用剤であった。
(実施例12) 請求項2該当 次の各成分を加熱溶解して均一に混合した後、容器に流
し込み冷却し、エモリエントオイルゲルを作製した。
(組成) メチルフェニルポリシロキサン  89.2wt96ジ
メチルボリシロキサン     10.Owt堀N−ラ
ウロイル−し− グルタミン酸ジブチルアミド   0.1胃tX12−
ヒドロキシステアリン酸    0.1wt零ビタミン
Eアセテート        0.5胃を電油溶性ビタ
ミンD20.1wto4 実施例12は半固型状のエモリエントオイルゲルであり
、透明性に優れ、のびの軽いライトな感覚の皮膚外用剤
であった。
(実施例13) 請求項3該当 次の各成分を加熱溶解して均一に混合した後、容器に流
し込み冷却し、口紅を作製した。
(組成) メチルフェニルポリシロキサン  66.5wt!I;
液状ラノリン           10.O*t〜グ
リセリル−トリー 2エチルヘキサノエート    10.0胃を零N−ラ
ウロイル−し− グルタミン酸ジブチルアミド   8.0wt96グリ
セリルモノー2−エチルヘキサノイルージバラメトキシ
シンナメート  5,0胃1a44−メトキシ−4° 
−1− ブチルジベンゾイルメタン    0,5油溶性染料 
           適量実施例13は、のびが軽く
使用性に優れ、紫外線吸収効果もある透明口紅であた。
(実施例14) 請求項4該当 次の各成分を加熱溶解して均一に混合した後、容器に流
し込み冷却し、固形のサンスクリーンスティックを作製
した。
(組成) メチルフェニルポリシロキサン  75.Owttグリ
セリル−トリー 2エチルヘキサノエート    10.0wt94N−
ラウロイル−し− グルタミン酸ジブチルアミド   3.0胃を零12−
ヒドロキシステアリン酸    2.0胃t96グリセ
リルモノー2−エチルヘキサノイルージバラメトキシシ
ンナメート   3.0胃し*4−メトキシ−4° −
1− プチルジベンソ゛イルメタン    2.0胃t*N、
N’ −ジメチルアミン 安息香酸オクチルエステル    5.Owt!に実施
例14は、固型のサンスクリーンスティックであり、透
明性に優れ、のびが軽く紫外線吸収効果もあった。
[発明の効果コ 請  1および2記載の 請求項1および2記載の皮膚外用剤は、透明性に優れ、
使用時ののびが軽い優れた使用性の固型ないし半固型状
の製剤である。
請求項3および4記載の 明 請求項3および4記載の皮膚外用剤は、透明性に(量れ
、使用時ののびが軽い優れた使用性の紫外線防止効果の
ある固型ないし半固型状の製剤である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メチルフェニルポリシロキサンと、N−ラウロイ
    ル−L−グルタミン酸ジブチルアミドを配合したことを
    特徴とする皮膚外用剤。
  2. (2)メチルフェニルポリシロキサンと、N−ラウロイ
    ル−L−グルタミン酸ジブチルアミドとともに12−ヒ
    ドロキシステアリン酸を配合したことを特徴とする皮膚
    外用剤。
  3. (3)メチルフェニルポリシロキサンとN−ラウロイル
    −L−グルタミン酸ジブチルアミドとともに紫外線吸収
    剤を配合したことを特徴とする皮膚外用剤。
  4. (4)メチルフェニルポリシロキサンとN−ラウロイル
    −L−グルタミン酸ジブチルアミドと紫外線吸収剤とと
    もに12−ヒドロキシステアリン酸を配合したことを特
    徴とする皮膚外用剤。
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