JP2005534631A - 脂質を有する調製品 - Google Patents

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Abstract

脂質を有する調製品であって、特に、扱いやすいペースト状のものであって、化粧品、特に、皮膚、唇および瞼を彩色し、見栄えを良くするための仕上げ化粧品への使用に適したものについて記載している。適切な添加剤を加えることにより、リップグロス、唇の保護用リップスティックのための定着剤、スキンケアファンデーション、または日焼け止め剤としての使用にも適している。そのような脂質を有する調製品は、水不含状態である。そのような調製品は、ろう類、ラノリンおよびラノリン誘導体類を含まない。そのような調製品は、少なくとも2種類の油類、すなわち、直鎖長鎖エステルおよび液体ポリブテンの混合物から構成され、水素化トリグリセリド類ならびに微粉砕された固体物質(シリカ、ベントナイトもしくはヘクトライトなど)を添加することによってペースト状にすることができる。本調製品は、色素剤および適切な化粧活性物質を追有することができる。そのような調製品を調製する過程についても記載している。

Description

本発明は、脂質を有する調製品、特に、扱いやすいペースト状のものに関し、ここで、そのようなペーストとは、化粧品としての使用、特に、皮膚、唇およびまぶたを彩色し、見栄えを良くするための仕上げ化粧品分野に適したものである。そのようなものの例としては、口紅、ほお紅、メーキャップまたはアイシャドーなどが挙げられる。それらはまた、リップグロス、唇用定着剤(fixing agent)、スキンケアファンデーション、または太陽光線保護剤としても使用することができる。脂質を有するそのような調製品は、特に、水不含状態である。
本明細書に従う調製品は、通常、脂肪類、油類、油溶性植物抽出物などの油脂類、ならびに、長鎖脂肪酸類およびろう類への媒剤を含む。
さらに、そのような調製品は、細かく砕いた賦形剤および色素剤を含む固相を含有する。日焼け防止剤(sun protection agents)には、いわゆるナノピグメントと呼ばれる微粉砕した顔料を用いることがあるが、その平均粒子径は5〜25nmであり、皮膚上では透明であり、発色しない。そのような顔料の例としては、二酸化ケイ素、二酸化チタンおよび酸化亜鉛などが挙げられる。
そのような調製品の短所は、通常それらを塗布する皮膚または唇などから、コップ、グラス、衣類または皮膚の別の場所などのその他のものの表面へ色移りすることである。それらは、着色痕または油膜としてあとに残る。故に、そのような製品は、それらを塗布する基本表面への付着が不十分であるため、棒状口紅(リップスティック)、ほお紅、メーキャップ、アイシャドー、ならびに日焼け防止剤を定期的に塗り直す必要がある。一般的に、油性の構成成分は皮膚上でののびが非常に良いので、顔料は、はじめにのせた部分において少しずつ油相から周囲の皮膚の細かいしわやひだに移動し、それによって全体的な視覚的印象が大いにごまかされる。
過去おいては、リップスティックおよび口紅に関して、いわゆる「ブロモ酸類(bromo acids)」染料を使用するという試みは、消失しようとしていた。ブロモ酸類は、実質的に皮膚上に蓄積する。皮膚のpHを変化させることにより、このような染料は、それぞれ別異の予測できない陰影を与え、さらに、着色効果が何日間も持続したが、そのような開発経路は、再びすぐに中断さてしまった。
化粧品類にシリコーン油およびシリコーン樹脂を使用することが見出されてから、皮膚への吸着性を向上させ、従って、それらを使用した仕上げ用調製品の持続性を向上させる試みがなされた。故に、1977年頃から、アイシャドーペンシルおよびリップスティックは、注入可能な容器に流し込んだ芯状の形状で知られている。ここで、そのような容器内には、特に、フェニルトリメチコン(phenyl trimethicone)(不揮発性シリコーン油)およびシクロメチコン(cyclpmehicone)(揮発性シリコーン油)を含む脂質相が充填されている。続いて、シクロメチコンを唯一のシリコーン組成物として含む同様の調製品がつくられた。それらは、見かけ上堅固な構造を有しているが、そのような鉛筆状用品は、ペースト状用品と同様に、なめらかに、かつのびよく皮膚に塗布することができた。揮発性シリコーンが蒸発した後、皮膚上には柔らかい柔軟性フィルムが残るが、これは、付着性が非常に良好であり、はじめにつけた場所から周囲への移動量が最小限であった。ペースト状調製品に使用する2種のシリコーン油の混合の原則については、例えば、特許文献1にも記載されている。
欧州特許第756864号明細書
シリコーン油を含むそのような調製品に関して、付着性と持続性という優れた効果があるにもかかわらず、そのような調製品は、一部の敏感な使用者が目の近傍に使用した場合に好ましくない反応を引き起こす可能性がある。さらに特定すると、ごく少量のシリコーン油が目または結膜嚢に入った場合でも、水晶体上に油膜ができ、「風やけ作用(wind burn effect)」と称される不快な炎症を引き起こす。
故に、本発明の目的は、脂質を有する調製品を提供することであり、特に、扱いやすいペースト状のものであり、それらは、化粧品、特に、皮膚、唇および瞼に色を添え、見かけを良くするための仕上げ化粧品に適しており、容易につけることができ、付着性が良く、長時間持続し、さらに、最初につけた場所から周囲へのにじみが全くない、もしくは最小限である。さらに本発明は、目の近傍における悪影響を避けることを目的として、シリコーン油またはシリコーン誘導体を実質的に含まない調製品を提供しようとするものである。またさらに本発明は、多様な保存温度における保存期間中でも安定であり、とりわけ、長期保存後にシネレシスを起こさない調製品を提供しようとするものであり、そのような温度差は、さまざまな輸送経路、および使用者側において生じる。加えて、本発明の調製品は、粘度が1.5〜12mPa・sであり、これは、比較的長期の保存期間後も実質的に変化しない。ここで、本明細書において使用している保存期間とは、小売店への輸送から顧客が消費するまでの期間をさす。故に、本発明の調製品は、現在の製品と比較して、なめらかに、のびよくつけることができ、唇の上でこわばることなく、また唇を乾燥させることがなく、皮膚にしっかりと持続的に付着して、ものや衣類、または皮膚の他の領域にできる限り移らず、さらに、目の近傍において炎症を起こさない。
本発明の目的は、好ましくは、ろう類、ラノリンおよびラノリン誘導体を含まない調製品を提供することによって達成された。そのような調製品は脂質相を含み、これは、長鎖脂肪酸と長鎖脂肪アルコールとを反応させることによって得られたエステルを液体ポリブテンと組み合わせた混合物を含むことを特徴とし、ここで、該液体ポリブテンの分子量は1500〜4500Daであり、好ましくは2200〜3200Daであり、粘度は、100℃において3500〜5000mPa・s、または40℃において18000mPa・sである。
驚くべきことに、長鎖エステルと液体ポリブテンとの組合せにより、皮膚への塗布性および付着性が良く、皮膚の他の場所または接触したものへ移ることがない組成物が提供されることがわかった。長鎖エステルと液体ポリブテンとの組合せは、本発明に従う調製品の基本構成要素である。さらに、本発明の調製品は、通常含有されている構成成分を既知の濃度で含むこともあるが、それらには、ろう類、ラノリンおよびラノリン誘導体類を使用する必要なく、所望する特性を得る。
本発明に従う調製品における重要な構成成分のひとつは、長鎖脂肪酸と長鎖脂肪アルコールとの反応によって得られたエステルである。長鎖脂肪酸は、直鎖、飽和またはひとつもしくは複数の不飽和結合を有する脂肪酸であって、炭素数は14〜36個であり、好ましくは18〜26個である。使用した長鎖脂肪アルコールは、直鎖、不飽和またはひとつもしくは複数の不飽和結合を有する脂肪アルコールであって、炭素数は16〜36個であり、好ましくは18〜26個である。本発明に従う好ましいエステルの例としては、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸、エルカ酸、エイコサン酸、エイコセン酸(eicosenic acid)、リノレン酸、ネルボン酸もしくはメリシン酸(melissinic acid)とオレイルアルコール、ベヘニルアルコール、リグノセリルアルコール、セリルアルコールもしくはミリシルアルコールとのエステルなどが挙げられる。Buxus chinensis(ホホバオイル)または市販されているそれらの合成代替品も使用に適している。
長鎖エステルは、調製品の重量に対して10〜65重量%、好ましくは20〜45%の割合で使用する。
内部構造を向上させることを目的として、水素化した植物油を添加するが、このような操作が好ましい。そのような水素化植物油の例としては、水素化綿実油、水素化ヒマシ油、水素化植物油、水素化菜種油または水素化ココグリセリド類(coco-glycerides)などが挙げられる。さらに、粘度を上げ、より広範な温度範囲における安定性を得ることを目的として、シリカ(無定形ケイ酸)、ベントナイト、ヘクトライト(hectorite)、モンモリロン石などを添加することができる。さらに、化粧品に通常使用されている添加物、例えば、保存料、抗酸化剤、香料、ビタミン類、日焼け止め用フィルター類(sunscreen filters)などを加えることもできる。これらの物質は、通常知られている量を使用する。保存料の例としては、メチルパラベンおよびプロピルパラベンなどのパラベン類が挙げられる。抗酸化剤およびビタミン類の例としては、トコフェロールおよびアスコルビン酸パルミテートがそれぞれ挙げられる。
本発明に従うその他の必須構成成分としては、液体ポリブテンがある。使用する液体ポリブテンは、ポリマーとして知られているものであり、それらの分子量は、流動可能な範囲である。そのような場合の分子量の範囲は、通常、1500〜4000Daである。好ましくは、分子量の範囲が2200〜3200Daであるポリブテンを使用する。従って、調製品は、塗布に適した粘度を有し、その値は100℃において3500〜5000mPa・s、または、40℃において18000mPa・s以上でなければならない。粘度は既知の方法で測定し、例えば、プレートの直径が2cmであり、プレートの隙間が400μmであるようなプレート/プレート測定系において、剪断速度勾配を628s-1として測定する。
長鎖エステルとポリブテンの含量は、それぞれ、10〜65重量%であり、好ましくは、20〜45重量%であり、色素剤を含む調製品の場合には、それらの量比は2:1〜1:2である。水素化植物油を含む場合には、その含量は0.5〜10重量%であり、好ましくは、1.5〜5.5重量%である。シリカ(無定形ケイ酸)、ベントナイト、ヘクトライト、モンモリロン石などの安定剤を含む場合には、その含量は一般的に0.3〜8重量%であり、好ましくは1〜5重量%である。
上述の固相は、賦形剤を含有することができ、例えば、タルク(滑石)、カオリン、デンプンおよび修飾デンプン、ポリテトラフルオロエチレン粉末(テフロン)、ナイロン粉末、窒化ホウ素、不溶性金属塩(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸亜鉛など)、ならびに、無機もしくは有機顔料などが挙げられる。顔料の例としては、以下のものが挙げられる:二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄類、酸化クロム、水酸化クロム、群青、ベルリンブルー、雲母、真珠様光沢剤(二酸化チタンで被覆した雲母、二酸化チタンおよび金属酸化物で被覆した着色雲母、塩化酸化ビスマス、塩化酸化ビスマス被覆など)、薄片状の金属粉末(アルミニウム、真鍮、青銅、銅、銀、金など)、ならびに、有機着色剤にアルミニウム、バリウム、カルシウムもしくはストロンチウムを加えて作ったレーキなど。これらは例として挙げたものであり、これらに限定されるわけではない。これらの添加剤は、各国家または各地域の化粧品に関する法律によって認可されたことを条件に導入される。それらの使用量についても、化粧品に関する法律によって承認された最大量を限度とする。顔料の含有量については、0〜25重量%の範囲であり、好ましくは、5〜20重量%の範囲であり、特に好ましくは、8〜15重量%の範囲である。
さらに本発明は、液体トリグリセリド類を含まない、脂質を有する調製品に関する。好ましくは、融点が30〜90℃の範囲である固体の水素化グリセリド類のみを使用する。そのようなものの例としては、以下のものが挙げられる:水素化綿実油、水素化ココグリセリド類、水素化ヒマシ油、水素化菜種油および水素化植物油など。原料は、当業者において既知である「INCI名」を用いて確認することができる。水素化トリグリセリド類、特に、水素化植物油を用いる場合には、添加量は、調製品の重量に対して0.5〜10重量%であることが好ましく、特に好ましくは、1.5〜5.5重量%である。
本発明に従う調製品においては、ラノリンまたはラノリン誘導体類を使用しないのと同様に、天然または合成ろう類を使用しないことが可能である。ここで、ろう類とは、植物性、動物性および/もしくは合成ろう類、ならびに/またはそれらの代用品をさし、滴点は40〜130℃である。保存期間中に、ろう類は調製品中で微結晶およびごく少量の結晶構造を形成し、それによって粘度が変化する可能性がある。これは明らかに可逆性であるが、消費者の目にとまる。ラノリンおよびラノリン誘導体類は、少なくともある程度顕著な自己乳化性を有するため、皮膚の水分と共に自発的にW/Oエマルジョンを形成し、これが、皮膚への付着性および持続性に悪影響を及ぼすことになる。
好ましい実施態様においては、脂質を有する調製品は、水不含であり、扱いやすいペースト状である。そのような水不含の扱いやすいペーストの動力学的粘度は、好ましくは1.5〜12mPa・sであり、ここで、動力学的粘度は上述に従って測定することができる。
本発明は、皮膚、半粘膜性膜、または粘膜近傍(例えば、目の周囲など)に塗布し、脂質を有する扱いやすい調製品に関する。本明細書においては特に、唇が半粘膜であると判断する。本明細書においては、唇の彩色用もしくは保護用調製品、唇の光沢を増すための調製品(特に、リップグロス)、リップスティック定着用の調製品、皮膚の彩色用もしくは保護用の調製品(例えば、メーキャップ、ほお紅、しみもしくは酒さを目立たなくするためのカムフラージュ、コンシーラーなど)、また、別異の太陽光線保護指数(SPF)を有し、いわゆる日焼け止め(sun blocks)と呼ばれる皮膚保護製品などを例として言及している。ここで、日焼け止めには、非常に細かく粉砕したナノピグメントを用いたもの、または、鮮やかに着色され、顔料をより多く含むものがあるが、そのような調製品は、サーファーやウインドサーファーにはボディーペイントとして知られている。
本発明の調製品は、色素剤を添加せずに製造することもでき、また、いわゆる化粧用活性物質(cosmetic active substances)を追有することができる。そのような調製品をリップグロスまたは定着剤として使用する場合には、リップスティックを塗った上から使用する。非着色調製品が光保護フィルターを含む場合には、それらを唇の防護剤および保護剤として使用することができる。身体の皮膚とは異なり、唇の皮膚は色素を含まない。UV-A波およびUV-B波に対して十分な保護をすることができる、適切な油溶性光フィルター物質は、当業者において多数知られており、また、EU、日本、アメリカ合衆国などの各国家および各地域の法律によって規制されており、ドイツにおいては、例えば、化粧品に関する法律の規則3bの追補7などが挙げられ、本明細書中にそのような物質を全て列挙しているわけではない。故に、そのような物質の例として、UV-Bフィルター物質としてイソアミルp−メトキシシンナメート、およびUV-Aフィルター物質として4−メチルベンジリデンカンファーを挙げるにとどめておく。
本発明に従う調製品は、容易かつ均一に塗布し、塗り広げることができる、柔らかく扱いやすいペースト状である。そのような調製品は、上述した皮膚部分においてつけ心地が良く、付着性が良好であり、また、一日中乾燥せず、持続するような層を形成する。そのような調製品は、使用者において既知の方法、例えば、適切な化粧落とし剤もしくは布を使用する、または、上質な石けんもしくは適切な緩和な界面活性剤を用いて洗い流すなどによって皮膚から除去することができる。そのような調製品は、ボトル(可能であればスパチュラを添付)、ポットもしくはチューブなどの適切な容器に、既知の方法で充填することができ、さらに、使用者がそのような容器から取り出すことができる。しかしながら、衛生状態が向上したことから、いわゆるディスペンサー機構と呼ばれる適切なアプリケーター装置に充填し、そこから使用することもできる。アプリケーターデバイスは、例えば、米国特許第6,238,117号または米国特許第6,309,128号の各明細書などに記載されたものが知られており、そのようなデバイスは、非常に正確に微量計量することができるため、唇や目などの部分の塗布に必要な少量の使用が実現できる。
本発明に従う調製品は、ふたのできるボトル、ポットまたはチューブへの充填が非常に容易に行えるような粘稠度を有する。そのような調製品は、いわゆるディスペンサー機構での使用に特に適している。故に、本発明の目的は、本発明に従う脂質を有する調製品をふたのできるボトル、ポットもしくはチューブに充填する使用法、および、特にいわゆるディスペンサー機構用の充填物としての使用法にも関する。
本発明に従う調製品については、以下の実施例に詳細に記載しているが、これらは本発明を限定するものではない。使用量については全て、調製品の総重量に対する重量%で示している。
実施例1−ペースト状口紅(pasty lip rouge)
Buxus chinensis 39.500
ポリブテン 33.300
顔料 18.000
水素化綿実油 4.000
シリカ 3.500
トコフェロール 0.850
香料 0.300
メチルパラベン 0.200
プロピルパラベン 0.150
アスコルビルパルミテート 0.200
アンカー型攪拌器とギアリングホモジナイザーを備えた適切な均質機にBuxus chinensis、ポリブテンおよび水素化綿実油を入れ、約80℃に加熱することによって製造した。次に、シリカを振り入れ、ホモジナイザーを用いて分散させた。続いて顔料を加え、顔料の全ての凝集塊を破壊するために、高剪断力下において混合物を均質化した。次に、混合物を減圧することによって脱気した。温度が高いうちに保存料および抗酸化剤を添加した後、短時間均質化を行った。攪拌器で撹拌しながら、混合物の温度を約40〜50℃まで下げた。この温度の状態でトコフェロールおよび香料を添加した。撹拌器で撹拌しながら、さらに温度を約35℃まで下げた。ペースト状になった混合物を充填容器に移し、周囲温度まで温度を下げた(温度測定はしていない)。調製品について品質保証検査を行い、合格した後に、充填機または填込み機上の適切な容器に調製品を入れた。このような操作により、粘度が4500mPa・sである扱いやすい柔らかなペーストが得られた。
実施例2−クリーム状アイシャドー
Buxus chinensis 45.000
ポリブテン 27.750
顔料 9.000
雲母(および)二酸化チタン 10.000
水素化綿実油 4.000
シリカ 3.000
トコフェロール 0.500
香料 0.200
メチルパラベン 0.200
プロピルパラベン 0.150
アスコルビルパルミテート 0.200
製造は実施例1と同様に行ったが、本実施例においては、約80℃において油相に最初に着色剤を加え、同様に均質化し、その後、真珠様光沢剤を加えて、再度短時間均質化した。その後、撹拌しながら温度を下げ、45〜50℃において、香料およびトコフェロールを加えた。その後の操作は上述の通りである。これにより、粘度が3600mPa・sである、美しい真珠様光沢を有する柔らかく扱いやすいペーストが得られた。
実施例3−リップグロス
Buxus chinensis 41.000
ポリブテン 47.800
水素化綿実油 4.000
シリカ 3.000
イソアミルp−メトキシシンナメート 2.000
4−メチルベンジリデンカンファー 1.000
トコフェロール 0.900
香料 0.250
メチルパラベン 0.200
プロピルパラベン 0.150
アスコルビルパルミテート 0.200
製造は、上述の工程と同様に行い、ここで、約45〜50℃において、トコフェロールおよび香料と共に光フィルター物質を添加した。得られた調製品は、粘度が2400mPa・sの無色透明で非常に柔らかいペースト状であった。
実施例4−サーファー用日焼け止め剤
Buxus chinensis 40.000
ポリブテン 29.500
二酸化チタン(ナノピグメント) 10.000
酸化鉄類(赤および黄) 5.000
水素化綿実油 4.000
シリカ 3.500
イソアミルp−メトキシシンナメート 3.500
4−メチルベンジリデンカンファー 2.500
トコフェロール 1.200
香料 0.250
メチルパラベン 0.200
プロピルパラベン 0.150
アスコルビルパルミテート 0.200
製造は、実施例1に記載の工程に従って行った。得られた調製品は、粘度が3800mPa・sの赤橙色の柔らかいペースト状であった。この調製品の日焼け止め効果指数(SPF)は25以上であった。

Claims (31)

  1. 脂質を有する調製品であって、特に化粧品として使用し、直鎖長鎖飽和または一もしくは複数不飽和の脂肪酸と直鎖長鎖飽和または一もしくは複数不飽和の脂肪アルコールあるいはろうアルコールとのエステル、ならびに液体ポリブテンの混合物を含むことを特徴とする調製品。
  2. 上記直鎖長鎖エステルが、炭素数が14〜36個である直鎖長鎖飽和または一もしくは複数不飽和の脂肪酸と、炭素数が16〜36個の直鎖長鎖飽和または一もしくは複数不飽和の脂肪アルコールあるいはろうアルコールとの反応から得られることを特徴とする請求項1記載の脂質を有する調製品。
  3. 上記直鎖長鎖エステルが、Buxus Chinensis(ホホバオイル)または市販されているそれらの合成代替品であることを特徴とする請求項1または2記載の脂質を有する調製品。
  4. 上記ポリブテンは、分子量が1500〜4500Da、好ましくは2200〜3200Daであり、粘度が100℃において3500〜5000mPa・s、または40℃において18000mPa・s以上であることを特徴とする請求項1記載の脂質を有する調製品。
  5. 水素化植物油を追有することを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  6. 安定剤、色素剤および/または少なくともひとつの光保護剤を追有することを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  7. 賦形剤、保存料、抗酸化剤および香料などのさらなる添加剤を追有することを特徴とする請求項1から6いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  8. 滴点が40〜130℃である植物性、動物性もしくは合成ろう類および/またはそれらの代替品、および/またはラノリンおよびそれらの誘導体類を含まないことを特徴とする請求項1から7いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  9. 皮膚、唇および瞼を保護し、彩色して見栄えを良くするための仕上げ化粧品に適していることを特徴とする請求項1から8いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  10. 紅、口紅、メーキャップ、カムフラージュまたはコンシーラーであることを特徴とする請求項9記載の脂質を有する調製品。
  11. 唇の保護剤、唇用定着剤、保護用ファンデーション、皮膚保護剤または日焼け防止剤であることを特徴とする請求項9記載の脂質を有する調製品。
  12. 水不含状態であることを特徴とする請求項1から11いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  13. 水不含の扱いやすいペースト状であることを特徴とする請求項12記載の脂質を有する調製品。
  14. 上記の水不含の扱いやすいペーストの動力学的粘度が1.5〜12Pasの範囲であることを特徴とする請求項13記載の脂質を有する調製品。
  15. 上記の水不含の扱いやすいペーストの動力学的粘度は、プレートの直径が2cmであり、プレートの隙間が400μmであるようなプレート/プレート測定系において、剪断速度勾配を628s-1として測定することを特徴とする請求項14記載の脂質を有する調製品。
  16. 色素剤を含む調製品における直鎖長鎖エステルおよび液体ポリブテンの含有量は、それぞれ10重量%〜65重量%であり、好ましくは20重量%〜45重量%であり、このとき、両者の量比は2:1〜1:2であることを特徴とする請求項1から15いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  17. 融点が30〜90℃である固体水素化トリグリセリド類を含むことを特徴とする請求項1から16いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  18. 上記固体水素化トリグリセリド類が、融点が30〜90℃である水素化植物性油であることを特徴とする請求項1から17いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  19. 水素化植物油の含有量が0.5〜10重量%、好ましくは1.5〜5.5重量%であることを特徴とする請求項1から18いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  20. 安定剤としてシリカ、ベントナイト、ヘクトライト、モンモリロン石またはそれらの混合物を含むことを特徴とする請求項1から19いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  21. シリカ、ベントナイト、ヘクトライト、モンモリロン石またはそれらの混合物の含有量が0.3〜8重量%、好ましくは1〜5重量%であることを特徴とする請求項20記載の脂質を有する調製品。
  22. 賦形剤、無機性顔料、有機性顔料またはそれらの混合物を含む固相を追有することを特徴とする請求項1から21いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  23. 上記賦形剤が、タルク、カオリン、デンプン、修飾デンプン、ポリテトラフルオロエチレン粉末、ナイロン粉末、窒化ホウ素、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸亜鉛またはそれらの混合物であることを特徴とする請求項22記載の脂質を有する調製品。
  24. 上記無機性顔料が、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄類、酸化クロム、水酸化クロム、群青、ベルリンブルー、雲母、二酸化チタンで被覆した雲母、二酸化チタンおよび金属酸化物類で被覆した雲母、塩化酸化ビスマス、塩化酸化ビスマス被覆、ならびに、アルミニウム、真鍮、青銅、銅、銀、金もしくはそれらの混合物の薄片状の金属粉末であることを特徴とする請求項22記載の脂質を有する調製品。
  25. 上記有機性顔料が、有機色素剤とアルミニウム、バリウム、カルシウム、ストロンチウム、ジルコニウムおよびそれらの混合物とのレーキを含むことを特徴とする請求項22記載の脂質を有する調製品。
  26. 顔料の重量比が、0.1〜25重量%、好ましくは5〜20重量%、特に好ましくは8〜15重量%であることを特徴とする請求項24または25記載の脂質を有する調製品。
  27. 太陽光線保護剤として使用する場合には、粒子径が5〜25nmのナノピグメントと呼ばれる状態の二酸化チタンおよび/または酸化亜鉛を含むことを特徴とする請求項1から26いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  28. ナノピグメントと共に、各国家および各地域の法律に適合した、通常、油可溶性のUV-A波およびUV-B波の光フィルター物質とを組み合わせて含有することを特徴とする請求項27記載の脂質を有する調製品。
  29. 好ましくは、UV-A波およびUV-B波の光フィルター物質として、4−メチルベンジリデンカンファーおよびイソアミルp−メトキシシンナメートをナノピグメントと組み合わせて含有することを特徴とする請求項28記載の脂質を有する調製品。
  30. ふたのできるボトル、ポットまたはチューブに充填することができる状態であることを特徴とする請求項1から29いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
  31. ふたのできる、いわゆるディスペンサー機構に充填した状態であることを特徴とする請求項1から24いずれか1項記載の脂質を有する調製品。
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