JPH021807A - 光学機器におけるレンズ位置制御装置 - Google Patents

光学機器におけるレンズ位置制御装置

Info

Publication number
JPH021807A
JPH021807A JP14207988A JP14207988A JPH021807A JP H021807 A JPH021807 A JP H021807A JP 14207988 A JP14207988 A JP 14207988A JP 14207988 A JP14207988 A JP 14207988A JP H021807 A JPH021807 A JP H021807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
lens group
information
movement
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14207988A
Other languages
English (en)
Inventor
Katahide Hirasawa
平沢 方秀
Hiroshi Suda
浩史 須田
Naoya Kaneda
直也 金田
Hiroyuki Wada
宏之 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP14207988A priority Critical patent/JPH021807A/ja
Publication of JPH021807A publication Critical patent/JPH021807A/ja
Priority to US07/913,983 priority patent/US5200860A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカメラや観測機器等の光学機器におけるレンズ
位置制御装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、ビデオカメラに搭載されているズームレンズは第
9図に示されるように4群のレンズ群から構成されてい
るものが一般的であった。
第9図において、1はレンズ鏡胴の先端に配置された焦
点合わせの為の1群レンズF、2は変倍を行うためのバ
リエータレンズである2群レンズV、3は変倍動作後に
焦点を正しく結ばせるためのコンベンセータレンズであ
る3群レンズC,4は結像させるためのリレーレンズで
ある4群レンズR1である。なお、第7図は該ズームレ
ンズの焦点距離がワイド端(最短)状態であり、且つω
距離の被写体に合焦している図であり、以下、各レンズ
群の動き方の説明の為に、ここではこの状態の1群レン
ズF、2群レンズ■及び3群レンズCの位置をそれぞれ
零(0)位置と考えることとする。
第10図乃至第12図は該ズームレンズにおいて、各レ
ンズ群F〜Rの位置変化と該ズームレンズの焦点距離も
しくは被写体距離との関係を示したものである。以下に
は、これらの図を参照して該ズームレンズの特性を説明
する。
第10図(a)は第2群レンズ■を光軸に沿って移動さ
せた位置を横軸にとり、該ズームレンズの焦点距離fを
縦軸にとって第2群レンズ■を移動させた時に焦点距離
rがどのように変化するかを示したグラフである。なお
、Wは該ズームレンズの焦点距離が最も短くなったワイ
ド状態を表わし、Tは該ズームレンズの焦点距離が最も
長くなったテレ状態を表わす。
第10図(b)は3群レンズCの光軸方向の位置を横軸
にとり、縦軸に該ズームレンズの焦点距Jiff fを
とって第3群レンズCの位置の変化に対する焦点距離f
の変化を表わしたグラフである。
第11図は被写体までの距離(メートル)の逆数を横軸
にとり、縦軸には第1群レンズFを光軸方向に沿って前
方移動させた時の位置をとって第1群レンズFの位置の
変化に対する被写体距離の変化を示した図である。
第12図は第1群レンズFを光軸方向に沿って前方移動
させた時の位置を縦軸にとり、横軸に該ズームレンズの
焦点距1)iff fをとって第ルンズ群の位置と焦点
距離fとの関係を示すとともに被写体までの距離が1m
、2m、3m、o。
の各場合について第ルンズ群Fの位置を例示したグラフ
である。
以上の各図から、公知のズームレンズには次のような特
性のあることがわかる。すなわち、第11図及び第12
図から明らかであるように、被写体距離が変らない場合
にはズーミングを行って焦点距離を変化させた時にも第
1群レンズFを8勅させる必要がないため第2群レンズ
Vと第3群レンズCとを第10図の特性に従って連動さ
せればよいので各レンズの位置制御が比較的簡単であり
、その位置制御をカム等の機械的制御機構で行うことが
できるという長所がある。
第13図は公知のズームレンズの2群レンズ2(バリエ
ータレンズ)と3群レンズ3(コンベンセータレンズ)
との連動機構を示した図である。同図において、5は2
群レンズ2を保持している2群レンズ保持枠、6は3群
レンズ3を保持している3群レンズ保持枠、7及び8は
該レンズ保持枠5及び6を光軸に沿りて案内するガイド
バー 9は該レンズ保持枠5及び6に突設されたビン5
a及び6aを挿入するカム溝9a及び9bが周面に穿設
されているカム筒、10はカム筒の外周に嵌装されると
ともにレンズ鏡胴などの静止部材に固定された固定筒、
11はカム筒9に連結部11aで固定されるとともに固
定筒10の外周面に対して相対回転のみ可能に嵌装され
たズーム操作環である。
ズーミング時にズーム操作環11が回転されるとカム筒
9も回転され、その結果、カム溝9a内でのピン5aの
相対位置とカム溝9b内でのピン6aの相対位置とが変
化するため2群レンズ保持枠5と3群レンズ保持枠6が
それぞれ光軸方向に沿って相対穆勤されることになる。
しかしながらカム筒を用いる従来公知の制御機構は該カ
ム筒の嵌合精度やカム溝の加工精度等を極めて高精度に
しなければならないので製造コストが高価であるという
短所もあった。
しかも、第11図及び第12図から明らかなように、従
来のズームレンズでは至近距離(たとえば1m以下の)
の被写体にピントを合せるためには1群レンズ1の繰り
出し二を距離の逆数に比例して大きくしなけれはならず
、レンズ直前にピントを合わせるには無限に近い量だけ
縁り出さなけばならないので至近距離での撮影が不可能
であるという重大な欠点があった。
それ故、最近では、1群レンズ1を移動させないでピン
ト合せを行うことができる所謂インナーフォーカスタイ
プのズームレンズが提案されている。
このズームレンズの一例は第14図に示すように、1群
レンズ1と2群レンズ2を有しているが、従来のコンベ
ンセータに相当する3群レンズがない。このズームレン
ズでは、1群レンズ1と4群レンズの前方レンズ4A 
(R)とが非移動レンズとして構成される一方、2群レ
ンズ2のバリエータは第9図の公知のズームレンズと同
様に焦点距離変更の際に移動されるように構成されてい
る。また、リレーレンズ群4の後方レンズ4B(RR)
は従来のズームレンズのコンペンセータレンズと同様に
焦点調節と補正とを行う機能を有しており 該レンズ4
Bが従来のコンペンセータレンズと同様に光軸に沿って
移動されることによって焦点調節と補正とが行われる。
また、インナーフォーカスタイプのズームレンズの別の
構成例としては第17図の様な例が挙げられる。この場
合には4群構成で第2群レンズ2が間借機能を有するこ
とは第9図の従来の4群ズームと同様である。しかしな
がら第9図と比べて異なっているのは第1群1が固定の
鏡層101に取付き固定されていることである。
この為、従来補正の働きのみをしていた第3群レンズ3
が焦点合せの機能をも兼用することとなる。
この様なレンズ構成を有するズームレンズでは1群レン
ズ1を移動させない構造であるため、極めて至近距離の
被写体にもピントを合わせること−ができるが、移動レ
ンズである2群レンズ2と第14図のリレー後方レンズ
4B又は17図の場合の3群レンズ3との相対位置関係
が極めて複雑であるため、第13図の如きカム機構等の
簡単な制御機構では2群レンズ2と第14図のリレー後
方レンズ4B又は第17図の3群レンズ3とを制御する
ことができず、従フて、第14図又は第17図に示した
レンズ構成のズームレンズを実用化することは機械的機
構のみではきわめて困難であった。
第15図は第14図のズームレンズにおける2群レンズ
(V)の位置を横軸にとり、縦軸にリレー後方レンズ4
B(RR)の位置をとって被写体距離毎に両レンズの相
対位置関係を表したグラフであり、第15図から明らか
なように、両レンズの相対的位置関係は被写体の距離が
(1)、3m、1m、 0.5m、 0.2m 、 0
.01mのように変化するにつれて変化するため、両レ
ンズをカム等の簡単な制御機構によって制御することは
不可能であることがわかる。
しかるに最近では焦点面に正しく像が結ばれているか否
かの検出結果に応じてリレー後方レンズ4Bのみを2群
レンズ2に対して制御するという制御方法を採用するこ
とにより第14図のズームレンズを実用化しようとする
提案が行われ、また、この提案に基いて開発された商品
も発表されている。
第16図(A)は該提案乃至商品において採用されてい
るレンズ位置制御方法及びレンズ構成を図示した概略図
であり、1は1群レンズ、2は2群レンズ、4Aはリレ
ーレンズの前方レンズ、4Bはリレーレンズの後方レン
ズ、12は焦点面における結像検出手段、13は合焦検
出及び合焦制御のための合焦制御(AF)回路、14は
AF回路13により制御されてリレー後方レンズ4Bの
位置決め及び駆動を行う駆動手段である。
第16図(B)〜第16図(D)は自動焦点調節装置の
一例を示すものである。第16図(B)において、17
はビデオカメラの全画面領域を示し、18はその中で測
距の為に信号を取り出す範囲を示し、又19は実際に被
写体が有するコントラストであるとする。第16図(C
)において、(a)がこのコントラスト部分であるとす
ると、(b)はY信号出力であり、(C)はY信号の微
分値を示し、(d)はその絶対値、(e)はピークホー
ルドを行なった信号であり、ここで、高さAがピントの
合っている度合(以下ボケ評価値と称す)を示している
。第16図(D)は縦軸に第9図の1群レンズ1又は第
14図のレンズ4Bのレンズ位置をとり縦軸にボケ評価
値Aをとフたもので、ピークの位置Bで合焦が実現する
なお、別の改善した方式として、特開昭62−2981
10号、特開昭62−284316号等が提案され゛て
いる。これは、バリエータレンズと、コンベンセータ及
びフォーカス機能を兼用するレンズの位置情報もしくは
、バリエータレンズと距離操作部材(距離環)の位置情
報に応じて、バリエータレンズの所定移動量に対応する
コンベンセータ及びフォーカス機能を兼用するレンズ(
以下、兼用レンズと称す)の単位移動量をメモリーして
おき、バリエータレンズの所定量り勅の度にメモリーさ
れた該単位移動量に基づき兼用レンズの移動を制御する
ようにしたものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、第16図(A)に示した公知のズームレンズ
及びレンズ位置制御方式では、結像検出手段12からA
F回路13への入力信号の精度及び速度が高ければ結像
面に生じる映像にボケや歪みが生じることはないが、実
際には測距サイクル等の応答遅れ等によってリレー後方
レンズ4Bの制御精度が低くなる可能性が非常に高いの
で、大きなボケを生じやすいという重大な欠点があった
また、上述改善した方式においては、バリエータレンズ
の所定量のfJ動を検出することが前提となる為、高精
度な上記兼用レンズの移動を得るためにはバリエータレ
ンズの移動量を極めて細くしていく必要があり、更にほ
この兼用レンズの8勤速度を高速にしないこと、発生し
たボケを補正するにかなりの時間を要することが懸念さ
れる。
従って、本発明の目的は、測距サイクル等の応答遅れが
あっても、大きなボケを発生させないと共に、バリエー
タの位置の検出をさほど細かくしなくても大きなボケを
発生することがないズームレンズを構成することのでき
るレンズ位置制御装置を提供することにあり、特に変倍
時の補正及び焦点合せの作用を行なわせるレンズ群の不
要な動作をなくして合焦の誤動作を防ぐレンズ位置制御
装置を提供するものである。
[課題を解決するための手段及び作用コ本発明のレンズ
位置制御装置は、光軸に沿って穆勤して変倍作用を行な
わせる第1のレンズ群と、変倍時の補正及び焦点合わせ
の作用を行なわせる第2のレンズ群と、該第1のレンズ
群の位置及び第2のレンズ群の位置を夫々検出するレン
ズ群位置検出手段と、変倍操作の検出に伴い、該第1及
び第2のレンズ群の位置及び速度等を合焦検出手段から
の情報により得られる合焦の程度に基づき制御する駆動
制御手段とを備え、該駆動制御手段は、該第1及び第2
のレンズ群の位置情報及び該第1のレンズ群の6動速度
情報に応じて複数の第2のレンズ群の第3動制御情報を
記憶する第2のレンズ群移動情報記憶部と、該第2のレ
ンズ群オjiIll情報記憶部に記憶されている穆勤制
御情報を読み出して該第1のレンズ群と略同時に該第2
のレンズ群の駆動を実行すると共に、連続して読み出さ
れる該第2のレンズ群の2つの移動制御情報間にレンズ
挙動の情報が相反することを検出すると、読み出した移
動制御情報とは別の制御情報で該第2のレンズ群を駆動
制御する第2のレンズ群駆動制御部とを有することを特
徴とするものである。
[実 施 例] 以下本発明装置を図面に示す実施例に基づいて詳細に説
明する。
実施例1 第1図は本発明によるレンズ位置制御装置の実施例1を
適用したズームレンズ鏡筒の断面図を示している。
図中、1,2.4A、4Bは既に第14図において説明
したレンズ群である。1群レンズ1は、鏡枠103に固
定され、固定鏡筒102との間でレンズ位置を最適位置
をとるようネジ嵌・合し、調整後ビス104にて固定さ
れる。バリエータ2はバリエータ移ij[105に固定
され、バー108を案内にスラスト方向(光軸方向)に
移動する。ここでバー108は図の様に外周にあるリー
ドを持ったV講が加工してあり、不図示のボールを、バ
リエータ移動環に固定された不図示の板バネによってこ
のV溝に圧接することにより位置が決まると共に、第2
図に示すズームモーター140によりバー108を回転
させることで、その位置を変えることが出来る。また、
この移動環にはブラシ107が取付けてあり、エンコー
ダー基板106 との間で摺動することによりバリエー
タ・エンコーダーを構成している。
109はiGメーターであり羽根111を駆動すること
により絞り口径を制御している。レンズ群4Aは鏡胴1
18に固定されている。
一方、リレー後方レンズ群(RR)4Bは穆!lI3]
117に取付けてあり、9勅J]117は内側にメネジ
加工を施した光軸方向に延びるスリーブ115が一体に
設けられており、このスリーブ115は光軸方向への9
勅が不能で且つ光軸回りの回転が可能な外周にオネジ加
工を施した駆動軸114に螺合している。この駆動軸1
14は一端部に駆動軸プーリー113aを有し、ステッ
プモーター112のプーリー113bとの間に掛は回さ
れるVベルト120を介して回転駆動力が伝達される。
すなわち、ステップモーター112を回転させることに
より、駆動軸114が回転し、スリーブ115が螺出、
螺入してリレー後方レンズ4Bの光軸方向の位置を変え
ることができることになる。
ここで、例えばスリーブ115のネジのピッチを0.3
5+nm、駆動釉プーリー113aとプーリー113b
との比を2.ステップモーター112の1パルス入力当
たりの回転角を18度とした場合、ステップモーター1
12に1パルス入力すると、レンズ群4Bは8.75μ
m光軸方向に移動することとなるが、レンズ群4Bの移
動による焦点面であるところの撮像素子129への効き
量を1.0程度に設定しておけば、合焦時から1パルス
分レンズ群4Bがずれても発生する錯乱円は10μm程
度であり、この程度の精度であれば充分な合焦精度が得
られる。
本実施例は、コンベンセータとフォーカスの機能を兼用
するレンズ群4Bの位置検出の為に、ステップモーター
112の入力パルス数を用いるものであるが、カメラの
電源オン又はオフに際して、レンズ群4Bをある所定の
O番地に移動させておく必要があり、本実施例では移動
環117の後端部分122が0番地調整カム121と当
たる位置を0番地とする様構成しである。
そして、このように構成されたズームレンズ系における
、2群レンズ2(以下にはVと記載する)の位置とリレ
ー後方レンズ群4B(以下にはRRと記載する)の位置
との相対関係は、被写体距離に応じて第5図の図表に示
す如く表わされる。
第5図において、RRの位置とVの位置とをそれぞれ位
置検出手段で検出した点がP、であったとし、このズー
ムレンズを制御する合焦制御手段における測距サイクル
がt、であったとする。そして、■のり勅が行われたと
同時に測距サイクルが開始されたと仮定すると次の測距
結果が出るまでの間に■とRRとの位置関係は点P2に
まで変化すると考えられる。
これに対して、■の8勤と同時にRRを移動させると、
例えば測距による補正が行われなくともVとRRとの相
対位置関係は点P3で表わされる値となり、その結果、
理想の点P4とのずれはd2となる。このP、〜P4の
焦点距離でのVの焦点面への効き量をたとえば1.0で
表わした場合、この時のFナンバーをFとすると、発生
する錯乱円の径は点P4ではゼロ、点P3ではd2/F
、点P2でd、/F、となる。ここで、d、=5d2と
仮定すると、点P2及びP4におけごボケは錯乱円で5
倍の差となって現れる。この動きは被写体距離に変化が
ないという前提の下に求められているものの、ズーム中
のボケの発生率の改善には多大な効果がある。
しかしながら、この考えを理想的に実現するためには■
とRRの位置を正確に求めて点P。
を求め、点P+を通る特性曲線を正しく予測した上で必
要なRRの移動速度を算出することが必要となるため、
大規模な演算を要することになり、その結果、大規模な
演算回路を必要とすることになって合焦制御手段のコス
トが高価になるという問題が生じてくる。
そこで、本発明では第5図に示したマツプを必要精度に
応じてV方向及びRR力方向両方向で分割し、それぞれ
の領域で代表の速度を第2図に示す後記の速度データメ
モリー131内に覚え込ませておくという方法を採用し
ている。
第6図は第5図のマツプ内を領域分割した例を示したも
のである。この分割例ではVの8勤を均等分割する一方
、RR力方向Vの一つの領域内を通る■と至近の軌跡の
傾きの差を目標とする被写界深度で割った数で分割して
いる。
第7図は、第6図のa及びbの領域内でVとRRとの相
対位置曲線からRRの移動速度などを求める方法を説明
するための図である。
第7図において、23を点P、を通る被写体距離一定の
場合の相対位置曲線とし、曲線20及び21を夫々の領
域におけるレンズ移動の傾きとしくなお、バリエータの
移動速度が一定である時にはRRの移動速度と考えても
よい)、AFからのフィードバックなしに点P、から■
及びRRが動く場合には、領域すにある間は点P5を通
り曲線21に平行な軌跡で動き、領域aでは曲線20と
平行に動くので軌跡としては22のようになり、理想的
軌跡23と軌跡22とのズレが誤差となる。この場合軌
跡22は理想的軌跡23、すなわち実際の被写体距離よ
りも遠方側で合焦する、所謂後ビンと称する状態にあり
、1測距サイクル中において非合焦であると判定されれ
ば、例えばVの移動速度を一定とすると、RRを理想的
軌跡23に近づけるのに、FLRを被写体側に向は移動
速度を速くすれば良いことになり、逆に実際の被写体距
離よりも前方側で合焦する、所謂前ビンと称する状態に
ある場合には、RRを結像素子129側に向けて移動速
度させれば合焦状態に近づけることができることになる
非合焦と判定された場合におけるRRの代表速度の補正
は、例えば代表速度を増加又は減少させ、合焦状態に近
づく傾向にあればその補正速度で合焦するまで駆動し、
逆に非合焦状態の割合が増加する傾向にあると代表速度
の補正を逆にするトライアンドエラ一方式等が採用され
る。
ところで、RRは第5図に示す如く、被写体距離によっ
てはズーム操作領域の途中で移動方向が逆転する場合が
あり、第6図及び第19図は夫々広角側から望遠側への
ズーム操作を行なう場合の分割領域における代表速度の
ベクトルを示している。
この場合、第6図では隣接する領域工及びIIにおける
代表速度の向きが逆向きであり、又第19図では隣接す
る領域I11及びIV%V及びVT、■及び■における
代表速度の向きが夫々逆向きであることから、RRがこ
の隣接する2つの領域I及びII、II+及びIV、V
及びV[、VII及び■)境界に存在すると、RRの位
置の僅かな変動によって境界を挟んだ双方の領域に入り
込んで不要な振動運動を起し易(なり、特に絶対値が大
きく、向きの異なる代表速度の設定された領域が隣接し
た場合には、その境界でRRが大きく撮動して自動焦点
調節(AF)システムの誤動作を招き易くなる。
本発明はこのようなRRの駆動方向が急瞬に変化するこ
とを防ぎ、レンズ8勅の誤動作をなくして安定したレン
ズ8勅を確保できるようにしたもので、隣接する領域の
代表速度の向きが異なる場合には、第3図中に符合0で
示すように、その間においてRRの移動を停止させるよ
うにしたものである。
なお、領域分割の基本的方法としては、第6図に示す方
法以外に、第8図に示す領域分割の方法であってもよい
。本図では横軸を理想的な軌跡の直線近似とのズレを考
慮した区切ってあり、従って、ワイド寄りの領域ではバ
リエータ駆動方向の長さが長くなっている。本図を用い
て前記のようにレンズ位置制御を行った場合には第6図
を用いた場合よりは精度が劣るものの殆んど大差のない
結果を得ることができた。
さらに、第6図、第8図の領域分割例は発明者の検討に
よれば6倍クラスの標準的ズームに採用しても充分な精
度が得られる。一般に、T−Wのバリエータの移動量は
20mm前後であるので、バリエータエンコーダーの1
ゾーンの長さは第6図の例でも1 mm前後でよいこと
になる。
したがって本実施例では従来例に比べてバリエータエン
コーダーの分割精度がラフでよいという利点がある。
第2図は、第1図と組合せるべき制御回路の回路図を示
している。
この制御回路は、カメラのメインスイッチ(SW)14
2をオンすると、パワーオンリセット回路143からの
リセット信号がCPU130に入力され、ステップモー
ター駆動パルス出力部137にRRを実使用範囲外の初
期リセット位置から0番地にリセットのために所定数の
パルスの出力を指示し、ステップモータードライバ13
8を介してステップモーター112を駆動し、O番地の
リセットか行なわれる。
141はズーム操作検出部であり、ズームスイッチ(T
、W)141の操作が行なわれると、T操作信号又はW
操作信号がCPU 130に伝達され、ズームモーター
ドライバー139を介しズームモーター140が駆動さ
れ、同時にステップモータードライバー138を介して
ステップモーター112が駆動される。CPU 130
ではズームスイッチ(T、W)141の操作が行なわれ
たことかトリガーとなり、バリエータレンズ2の位置を
前述のブラシ107及び基板106を用いて検出し、ズ
ームエンコーダー読み取り回路134を介してバリエー
タレンズ位置情報をCPU 130へ伝達する。また、
ステップモーター112が0番地のリセット位置から何
パルスの位置にあるのかをステップモーター駆動パルス
カウント回路136によりカウントし、RRの絶対位置
情報をCPII 130に伝達する。CPU 130は
この2つのレンズ位置情報と、例えば第6図又は第8図
に示すようなデーゾをメモリーした領域データメモリ1
33との数値の比較からVとRRとの光軸方向における
絶対位置の存在する領域を判別し、代表速度データをメ
モリーした速度データメモリー131から各領域毎に決
められている領域代表速度を読み出す。
141はズーム操作検出部であるズームスイッチ(T、
W)で、ズーム操作がワイドからテレ方向か、テレから
ワイド方向かに応じて方向データメモリー132からス
テップモーター112の回転方向がCPU 130に読
み込まれる。CPU130では、これらのデータメモリ
ーから読み出した内容と、AF装置135より読み込ん
だボケ情報とからレンズ群4B駆動の為のステップモー
ター112の駆動方向と速度を決定すると共に、ズーム
スイッチ(T、W)の操作結果に応じてバリエータレン
ズ駆動用のモーター140の駆動方向を決定する。この
後、2つのモーターが、はぼ同時に動くように、ステッ
プモーター駆動パルス出力回路137への出力と、ズー
ムモータードライバー139への出力を行なうものであ
る。
第4図は上記したCPU 130の動作手順を説明する
為のフローチャートである。なお、ズーム操作中におい
ても測距動作が所定の周期で行なわれ、非合焦時には前
述したような補正方式等により代表速度の補正が行なわ
れものであるが、本発明はこの点に特徴を有するもので
はないので、このフローチャートは代表速度の取り扱い
のみを記述している。
ステップ601で、ビデオカメラ等本発明か実施された
レンズをI菩載する機器の電!原がONされて、プログ
ラムの実行が宣言されると、ステップ602でズームモ
ードか否かの判別が行なわれ、ズームモードでなければ
ステップ614において通常の測距を行なう通常AFモ
ードが行なわれ、ズームモートであればステップ603
に進む。
ステップ603では、ズームエンコーダー及びステップ
モーターのパルスにより、バリエータレンズ2とコンペ
及びフォーカスを兼用するレンズ群(RRレンズ)4B
の位置を検出する。
この結果に基きステップ604にて、領域データメモリ
ーから第5図に示すマツプ内で(V。
RR)の点が属している領域を検出し、ステップ605
で、この領域に対応して速度データーメモリーより領域
代表速度v11を読み取り、またステップ606でその
領域代表速度Vnの向きDnを読み取る。なお、この領
域代表速度は、mm/sec等のデイメンジョンの他入
力パルス間隔としてメモリーされていてもよい。さらに
ステップ607において1回前に実行された本プログラ
ムにおける領域代表速度の向きり。oldを読み取る。
そして、ステップ608で今回読み取った領域代表速度
の向きDnが移動速度τである停止状態であるか否かの
判断を行なう。
ここで、領域代表速度の向きDnが停止であればステッ
プ612において、RRを領域代表速度v11及び向き
り。で駆動することになるが、実際は領域代表速度V。
が零であるので、RRは移動が停止された状態にある。
そしてステップ613において今回の領域代表速度の向
きり。
をり。= D 、oldとしてレジスタに記憶する。
また、ステップ608において領域代表速度の向きDn
が停止でなければ、ステップ609において前回の領域
代表速度の向きD noldが停止状態であるか否かを
判別し、停止状態であればステップ612に進み、RR
を今回の領域代表速度vnで所定の向ぎに駆動させ、そ
の向きのデータをステップ613において記憶する。
また、ステップ609において前回の領域代表速度の向
きり。oldが停止状態でなければ、ステップ615に
おいて、前回の領域代表速度の向きり、、oldと今回
の領域代表速度の向きDnとが同じ向きであるか否かを
判別し、同じ向きであればステップ612,613を実
行し、否であればステップ610においてRRレンズの
移動を停止させ、さらにステップ611においてレジス
タ1) noldに停止を記憶させる。
すなわち、今回の領域代表速度の向きと前回の領域代表
速度の向きとが異なるということは、第3図に示すよう
に、隣接する領域において、夫々の代表速度の向きが異
なる場合と言えるので、このような場合に−HRRの駆
動を停止させ、RRが振動運動するのを防止するもので
あり、また領域代表速度の向とが停止(領域代表速度が
$)に設定されている場合もあるために、隣接する領域
の領域代表速度V。が駆動から停止、又は停止から駆動
の場合はそのままの情報でRRの駆動を行なう。
ここで、ステップ611におけるRRの停止はプログラ
ムの1実行時間のみであるが、例えばRRの振動運動の
防止のために一度停止したら、RRの代表速度の値■が
変化するまでRRを停止させておくことも可能で、この
場合は、第18図に示すように、ステップ801〜ステ
ツプ804を追加すれば良い。
すなわち、ステップ801でステップ605において読
み取った代表速度の値Vを旧代表速度レジスタV ol
dに記憶し、ステップ802において新たに代表速度を
読み取り、これをステップ803で新代表速度レジスタ
V newに記憶し、ステップ804において、旧代表
速度レジスタV oldの値と新代表速度レジスタv 
newの値とが異なるまでこのプログラムのルーチンが
保持される。
なお、上記した実施例では、RRの向きが異なったこと
を検出してRRの移動を停止するようにしているが、例
えば第19図の領域III及びIV、■及びv■、■及
び■の境界の(V、RR)座標等のRRが振動運動を起
し易い境界の座標を記憶しておき、その境界りにRRが
存在することを検知するとRRの駆動を停止するように
してもよい。
また、上記した実施例においては、レンズタイプとして
第14図に示したタイプのものについて説明したが、第
17図のようなレンズタイプ等でも実施可能である。
[発明の効果] 本発明によれば、変倍を行なわせる第1のレンズ群の移
動に合わせて補正及び焦点合わせを兼用する第2のレン
ズ群を略同時に8勤させることができ、変倍時のボケ発
生の低減及び変倍速度も速くでき、特に第2のレンズ群
が相反する挙動を生じるような制御位置に存在した場合
でも、急瞬なバタツキによる誤動作を回避するように第
2レンズ群の移動を制御するので、第2のレンズ群が誤
った情報で駆動されることを未然に防げ、確実に合焦さ
せることができるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光学機器におけるレンズ位置制御
装置の一実施例のズームレンズの断面図、第2図は第1
図のズームレンズを駆動制御する制御装置の回路図、第
3図は本発明を説明するための図、第4図は本発明装置
を実施するための光学機器(第1図、第2図)において
実施されるプログラムのフローチャート、第5図は本発
明が実施される光学機器としてのズームレンズにおいて
2つの可動レンズの相対的位置関係を被写体距離毎に表
示するとともに本発明の詳細な説明するために用いられ
るマツプ、第6図は第5図を本発明の原理に従って分割
した図、第7図は第6図の一部を拡大して制御方式の原
理を説明した図、第8図は第6図と同様に本発明の原理
に従って別の分割方法で第5図を分割した図、第9図は
本発明を適用し得ない従来の慣用的なズームレンズのレ
ンズ構成を示した図、第10図(a)及び(b)は前記
の慣用的ズームレンズにおけるバリエータレンズの移動
特性とコンベンセータレンズの移動特性とを示した図、
第11図及び第12図は第9図の慣用的なズームレンズ
における第1群レンズの位置と被写体距離との関係を示
した図、第13図は第9図のズームレンズにおいてバリ
エータレンズとコンベンセータレンズとの連動を行なわ
せるために採用されている機械的制御機構を示した図、
第14図は本発明の適用対象となるズームレンズのレン
ズ構成を示した図、第15図は第14図に示したズーム
レンズにおいてバリエータレンズ(V)とリレー後方レ
ンズ(RR)との相対的位置関係を被写体圧1llI毎
に表示した図、第16図(A)は第14図に示したズー
ムレンズを制御するための公知の制御方式を示した概略
図、第16図CB)〜(D)はAF原理の説明図、第1
7図は他のズームレンズのレンズ構成を示した図、第1
8図は他の実施例のフローチャート、第19図はリレー
後方レンズの駆動方向の1例を示す図である。 1・・・第1群レンズ  2・・・第2群レンズ3・・
・第3群レンズ  4・・・第4群レンズ4A・・・リ
レー前方レンズ 4B・・・リレー後方レンズ 第1図 第3図 ズームレンズ位置V ete 第4図 第6図 第9図 第10図 第11図 第12図 第13図 第15図 第16図(A) 第16図(B) 第16図(C) 第17図 第19図 ズームレンズ位置■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 光軸に沿って移動して変倍作用を行なわせる第1の
    レンズ群と、変倍時の補正及び焦点合わせの作用を行な
    わせる第2のレンズ群と、該第1のレンズ群の位置及び
    第2のレンズ群の位置を夫々検出するレンズ群位置検出
    手段と、変倍操作の検出に伴い、該第1及び第2のレン
    ズ群の位置及び速度等を合焦検出手段からの情報により
    得られる合焦の程度に基づき制御する駆動制御手段とを
    備え、 該駆動制御手段は、該第1及び第2のレンズ群の位置情
    報及び該第1のレンズ群の移動速度情報に応じて複数の
    第2のレンズ群の移動制御情報を記憶する第2のレンズ
    群移動情報記憶部と、該第2のレンズ群移動情報記憶部
    に記憶されている移動制御情報を読み出して該第1のレ
    ンズ群と略同時に該第2のレンズ群の駆動を実行すると
    共に、連続して読み出される該第2のレンズ群の2つの
    移動制御情報間にレンズ挙動の情報が相反することを検
    出すると、読み出した移動制御情報とは別の制御情報で
    該第2のレンズ群を駆動制御する第2のレンズ群駆動制
    御部とを有することを特徴とする光学機器におけるレン
    ズ位置制御装置。 2 前記駆動制御手段の第2のレンズ群駆動制御部は、
    第2のレンズ群移動情報記憶部に記憶されている移動制
    御情報中、隣接する移動情報間でレンズ挙動の情報が相
    反する境界を記憶し、この記憶した境界に第2のレンズ
    群が位置したことを検出すると、読み出した移動制御情
    報とは別の制御情報で該第2のレンズ群を駆動制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学機器におけるレ
    ンズ位置制御装置。 3 前記駆動制御手段は前記第1のレンズ群を一定速度
    で駆動制御することを特徴とする請求項1又は2に記載
    の光学機器におけるレンズ位置制御装置。
JP14207988A 1988-06-09 1988-06-09 光学機器におけるレンズ位置制御装置 Pending JPH021807A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14207988A JPH021807A (ja) 1988-06-09 1988-06-09 光学機器におけるレンズ位置制御装置
US07/913,983 US5200860A (en) 1988-06-09 1992-07-16 Lens position control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14207988A JPH021807A (ja) 1988-06-09 1988-06-09 光学機器におけるレンズ位置制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH021807A true JPH021807A (ja) 1990-01-08

Family

ID=15306949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14207988A Pending JPH021807A (ja) 1988-06-09 1988-06-09 光学機器におけるレンズ位置制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH021807A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0419606A (ja) * 1990-05-14 1992-01-23 Canon Inc レンズ駆動装置
JPH04134307A (ja) * 1990-09-26 1992-05-08 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラのズーム駆動装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0419606A (ja) * 1990-05-14 1992-01-23 Canon Inc レンズ駆動装置
JPH04134307A (ja) * 1990-09-26 1992-05-08 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラのズーム駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4920369A (en) Lens position control device
US5200860A (en) Lens position control device
JP2505192B2 (ja) ズ−ム機構
US6115552A (en) Lens device and optical apparatus
JP5995521B2 (ja) レンズ鏡筒およびカメラシステム
JP3397497B2 (ja) レンズ位置制御装置及びそれを用いた光学機器
JP3576683B2 (ja) ズームレンズ
US4975724A (en) Lens position control device
JP2790812B2 (ja) レンズ位置制御方法及び光学機器
JP2773310B2 (ja) ピント調整手段を有したズームレンズ
JPH021807A (ja) 光学機器におけるレンズ位置制御装置
JPH01280709A (ja) 光学機器におけるレンズ位置制御装置
JP2548307B2 (ja) 光学機器におけるレンズ位置制御装置
JP2795439B2 (ja) 光学機器
US5477298A (en) Camera
JPH05107440A (ja) 光学機器
JPH021806A (ja) 光学機器におけるレンズ位置制御装置
JPH03200907A (ja) ズームレンズ
JPH01316713A (ja) 光学機器におけるレンズ位置制御装置
JPH04253014A (ja) フォーカス駆動装置
JP3083993B2 (ja) 光学機器
US6272288B1 (en) Vibration correction system for a camera
JPH04190208A (ja) 自動合焦装置
JPH04285905A (ja) ズームレンズのレンズ位置制御装置
JPH023005A (ja) 光学機器におけるレンズ位置制御装置