JPH02180386A - 給湯機用三方弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は給湯機用の三方弁に関する。

（従来の技術） 従来の三方弁は、一般に、流入専用ポート１つと、流出
専用ポート２つを有し、流入専用ポートから流入する流
体を流出専用ポートのいずれか一方へ選択的に流すか双
方へ分配して流す構造になつでいる。

即ち、斯る従来の三方弁は一方から流入した流体をニガ
又はその一方に流ツことはできても、ニガから流体を流
入させて残りの一方へ流すような使い方はできない。

また、従来の三方弁は流出側のポート全開仝ｎするだけ
の構造であり、流量を調整することはできない。

従って、斯る従来の三方弁を給湯機に用いる場合、１つ
の熱回路からの出湯を三方弁により例え。

ば風呂と給湯栓に切換若しくは同時に給湯することは可
能であっても、能力オーバー時の流ｍのカットまではで
きず、別途水量バルブを設ける必要がある。

また、給湯機の能力（号数）を大きくするために熱回路
を２つ設け、この２つの熱回路からの出湯を三方弁によ
り合流させて風呂なり、給湯栓なりに選択的に供給づる
ことはできない。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので
、上記従来の三方弁のように１つのポートから流入する
流体を２つのポートの一方若しくは双方に流すことがで
きるのは勿論、２つのポートから同時に流体を導入して
これを残された１つのポートへ流すこともでき、しかも
流ｍの調整も可能な、給湯機用として便利な三方弁を提
供することを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明の三方弁においては、
流入専用の１つのポートと、流入及び流出用に兼用可能
な２つのポートを有するシリンダー状の本体、本体内腔
に挿入されてモーターにより回転駆動され、上記流入・
流出兼用ポートの一方を１ｍ閉する開閉手段と、流入専
用ポートの通水面積を可変し流入量を調整する流■調整
手段を有する弁体を備えるものである。

（作用） 本発明の上記構成によれば、流入専用ポートからのみ流
体を流入させるときには流入・流出兼用ポートの一方を
開閉することにより、流入する流体を他方の流入・流出
兼用ポートのみから選択的に流したり、２つの流入・流
出兼用ポートから同時に流すことができ、流入専用ポー
トと一方の流入・流出兼用ボー１〜から同時に流体を流
入させるときには両方のポートから流入する流体を合わ
せて残る一方の流入・流出兼用ポートから流出さＶるこ
とかできる。

また、流入専用ポート側から供給される流量は流１調整
手段により調整可能であり、流入・流出兼用ポート側か
ら供給される流量は該ポート上流に同じ構造の三方弁を
接続し、この接続した三方弁側の流ｍ調整手段を用いて
流１１１！ｉ！することにより調整が可能となる。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。

図中（１）は三方弁（１０）の本体で、軸方向−端を開
放した断面円形の内腔（２）を有するシリンダー状に形
成し、上記内腔（２）に円筒状の弁体（３）を回転自在
に挿入配備する。

また、上記本体（１）には流入専用のポートを１つ（以
下Ａポート（Ａ）と云う）と、流入用と流出用に兼用可
能なポートを２つ（以下Ｂポート（Ｂ）、Ｃポート（Ｃ
）と云う）設け、Ａポート（Ａ）とＢポート（Ｂ）を夫
々内腔（２）周壁に直接円孔状に開口せしめて内腔（２
）に連絡ざＶると共にＣポート（Ｃ）を内腔（２）底部
に内腔（２）と同軸に開口せしめて内腔（２）に連絡さ
せる。

弁体（３）は軸方向一端を開放し、他端をｍｔａした円
筒状に形成して、内腔（２）内に回転自在に挿入し、そ
の開放端をＣポート（Ｃ）に同軸状に対応せしめると共
に閉鎖端に突設した弁軸（５）を軸受（６）及びシール
部材（７）を介して内腔（２）の開口（８）から本体（
１）外方へ突出させ、これを駆動用モーター（４）の回
転軸に連結する。

尚、図示していないが、弁体（３）外周面と内腔（２）
周壁面との間は必要に応じて適当なシール材を介してシ
ールする。

また上記弁体（３）には１ｆｒｉ調整手段（ａ）と、開
閉手段（ｂ）を設ける。

流ｍ調整手段（ａ）は弁体（３）がその回転によりＡポ
ート（Ａ）に対応する部分の弁体周面部を、開閉手段（
ｂ）はＢボーｔ−（Ｂ）に対応する部分の弁体周面部を
夫々切欠いて形成する。

流量調整手段（ａ＞は全開部（ａｌ）と、該全開部（ａ
ｌ）の両端に連続して形成された２つの比例帯部（ａｚ
　）（ａ２’　）とにより、図示の形状に形成されて弁
体（３）の周方向に延びている。

即ち流ｍ調整手段（ａ）は、全開部（ａｌ）をＡポート
（Ａ）の内腔側間口の径と同寸法の幅を有する長方形に
形成し、比例帯部（ａ＋　Ｈａ２）をＡポート（Ａ）の
上記間口と同径の半円形状ぐその円弧中心部を嘴状に突
出せしめた形状に形成する。

一方、開閉手段（ｂ）は、Ｂポート（Ｂ）の内腔側開口
の径と同寸法の幅を有して弁体（３）の周方向に延びる
長方形に形成する。

そして、上記流ｈ１調整手段（ａ）と開閉手段（ｂ）は
、８Ｉｍ調整手段（ａ）がその−側の比例帯部（ａｌ）
の端部においてのみＡポート（△）の内腔側開口に僅か
に対応して、流■を最小に締った状態では開閉手段（１
））の切欠がＢポート（Ｂ）の内腔側開口には全く対応
せずに８ポート（Ｂ）か開かず、弁体（３）が回転して
流量調整手段（ａ）のＡポート〈Ａ）との対応部が仝開
部（ａｌ）を経て他側の比例帯部（ａｌ　’　）の端部
に移動し、再び流ｆｊｔが最小に締られた状態では開１
１１手段（ｂ）の切欠がＢポート（Ｂ）全体との対応状
態を経て未だＢポート（Ｂ）に対応して８ポート（Ｂ）
が聞いているような関係に夫々の角度。

位置及び大きさを決定する。

而して、斯る三方弁（１０）は、例えば第３図に示すよ
うに２つの熱回路（２１）（２２＞を並列に接続し、か
つ給湯栓への給湯系（２３）と風呂への給湯系〈２４）
を有する給湯機（２０）の各給湯系分岐部に介設して使
用する。

斯る使用態様を第３図に基づいて説明すると、給湯１１
（２０）は２つの熱回路、即ち第１熱回路（２１）と第
２熱回路（２２）を並列に接続し、第１熱回路側給湯管
路（２５）と第２熱回路側給湯管路（２６）の接続部よ
り下流側の給湯管路（２７）により給湯栓への給湯系（
２３）を構成すると共に上記接続部より上流側の第２熱
回路側給湿管路（２６）中途部から分岐せしめた給湯管
路（２８）により風呂への給湯系（２４）を構成する。

本発明の三方弁（１０）は第１熱回路側給湯管路（２５
）と第２熱回路側給渇管路（２６）の接続部、及び第２
熱回路側給潟管路（２６）と風呂への給湯系（２４）を
構成する給湯管路（２８）との接続部に夫々介設し、前
者（第１三方弁（１０−１＞という）はＡポート（Ａ＞
に第１熱回路側給潟管路（２５）を、Ｂポート（Ｂ）に
第２熱回路側給湯管路（２６）を、Ｃポート（Ｃ）に給
湯栓用給温系（２３）を構成す°る給湯管（２１）を夫
々接続し、後者（第２三方弁（１０−２）という）はＡ
ポート（Ａ）に第２熱回路側給湯管路（２６）の上流側
を、Ｃポート（Ｃ）にその下流側を、Ｂポート（Ｂ）に
風呂用給湯系（２４）を構成づる給湯管路（２８）を夫
々接続する。

そして給湯栓のみへの単独給湯の場合には、第１三方弁
（１０−１）はＢポート（Ｂ）を開き、第２三方弁（１
０−２）はＢポートＢを閉じる。これにより第１熱回路
（２１）の潟及び第２熱回路（２２）の潟はいずれも給
湯栓用給温系（２３）に流れる。

風呂のみへの単独給湯の場合には、第１．第２三方弁（
１Ｏ−１）（１０−２）はいずれもＢポート（Ｂ）を開
放する。これにより第１．第２熱回路（２１）（２２）
の潟はいずれも風呂用給湯系（２４）に流れる。

また、給湯栓及び風呂への同時給湯の場合には第１三方
弁（１Ｏ−１）のＢポート（８）をｆｆｌ　ｆｆｉ　Ｌ
、、、第２三方弁（１０−２）のＢポート（Ｂ）を開放
する。

これにより第１熱回路（２１）の潟は給湯栓用給温系（
２３）に、第２熱回路（２２）の潟は風呂用給湯系（２
４）に夫々流れる。

一方、要求熱負荷が給湯機（２０）の能力をオーバーし
たときには第１．第２三方弁（１Ｏ−１１（１０−２）
のいずれか一方、又は双方の弁体（３）を回転さ往流ｍ
調整手段（ａ）の比例帯部（ａｌ）により流量を絞り、
要求熱負荷を能力範囲内に収める。

尚、第３図における（Ｔｃ）は給水温度センサー（ＴＩ
）は給湯温度センサー　（ＦＳＩ　）（ＦＳ２　）は水
ｔｔ＝ンサー　（ＦＳＩＩＩ）は水流スイッチであり、
いずれも給湯機制御のための外部データーを検出するも
のである。また（ＶＢ）及び（２９）は夫々逆流防止用
のバキュームブレーカ−と逆止弁である。

上記第３図においては説明の都合上、第１三方弁（１０
−１）と第２三方弁（１０−２）を別々に配設して管路
で連絡した状態で示したが、第４図に示すように第１．
第２三方弁（１Ｏ−１）（１０−２）を一体の構造とな
すことも可能である。

この場合には第１三方弁（１０−１）の８ポート（Ｂ）
と第２三方弁（１０−２）のＣポート（Ｃ）が本体（１
）内部において連絡することになる。

（効果） 本発明は上記のように構成したので、流入・流出兼用の
ポートの１つを開閉することにより、流入専用のポート
から流入する流体を他の２つのポートの一方若しくは双
方に流量ことも、流入専用のポートと流入・流出兼用の
ポートの１つから同時に流体を導入して、これを合流さ
せ残る１つのポートへ流すこともできる。

また流入専用ポートの通水面積を可変する流量調整手段
を漏えるので、この三方弁を介設する管路を流れる流体
の流ｍを調整することもできる。

従って、例えば給湯機において２つの熱回路を並列に接
続し、給湯管路相互の接続部より下流を給湯栓への給湯
系とな寸と共に上記接続部より上流側の給温管路から風
呂への給湯系を分岐せしめるようになし、上記給湯管路
相互の接続部及び風呂への給湯系分岐部に夫々本発明三
方弁を介装することにより、２つの熱回路からの潟を合
流させて給湯栓又は風呂へ選択的に給湯させたり、２つ
の熱回路からの潟を各別かつ同時に給湯栓及び風呂に給
湯させることができ、異なる温度で２箇所への同時給湯
を可能にづることができると共に別途に水昂バルブを設
けなくても能力オーバー時のａｌｌカットをも可能に覆
ることができる。

従って、給湯機用の三方弁として極めて有益かつ便利な
三方弁を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す三方弁の断面図、第２
図は流量調整手段を構成する弁体の切欠の展開図、第３
図は本発明三方弁を給湿機に用いた例を示す給湯機の概
略構成図、第４図は第３図における２つの三方弁を一体
に構成する場合の一例をポラ断面図である。 １：本体　　　　　　２：内腔 ３：弁体　　　　　　４：モーター Ａ：流入専用ポート（Ａポート） Ｂ、Ｃ：流入・流出兼用ポート （Ｂポート、Ｃポート） ａ：流量調整手段 ｂ：開閉手段 耳１　［） 第３凶 ＠２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 流入専用の１つのポートと、流入及び流出用に兼用可能
   な２つのポートを有するシリンダー状の本体、本体内腔
   に挿入されてモーターにより回転駆動され、上記流入・
   流出兼用ポートの一方を開閉する開閉手段と、流入専用
   ポートの通水面積を可変し流量を調整する流量調整手段
   を有する弁体からなる給湯機用三方弁。